JP2007212646A - 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子写真装置に使用される、感光体に圧接しトナーを可視化する現像ローラにおいて、均一なトナーの担持搬送性を有する現像ローラを安価に得ることである。
【解決手段】 本発明の現像ローラは、軸芯体上にリング形状の塗工ヘッドを用いて、未硬化状態では流動性を有する液状ゴム材料を被覆し、硬化することにより形成され、かつ該弾性層に含有する粒子が、体積平均粒子径5〜500μmの球状粒子であり、該球状粒子の加熱冷却後の体積収縮率が、弾性層を形成する液状ゴム材料を加熱硬化した後の体積収縮率よりも小さいことを特徴とするものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は電子写真装置に使用される現像ローラおよびその製造方法に関する。詳しくは、成型金型を使用せずに弾性体を設ける製造方法であり、現像ローラ表面に凹凸形状を有するものである。
電子写真方式を用いたプリンター(画像形成装置)においては、静電潜像担持体である感光ドラムが帯電部材により均一に帯電され、レーザー等により静電潜像を形成する。次に現像容器内のトナーが、トナー塗布部材及び現像剤量規制部材により適正電荷で均一に現像ローラ上に塗布され、感光ドラムと現像ローラとの接触部でトナーの現像が行われる。その後感光ドラム上のトナーは、転写ローラにより記録紙に転写され、定着装置により定着されることにより、画像として出力されることとなる。また、感光ドラム上に残留したトナーはクリーニングブレードによって除かれ、一連のプロセスが完了する。
画像形成装置において、例えば現像ローラの場合、常時感光ドラム及び現像剤量規制部材に圧接された状態にあり、現像を行う際には現像ローラと感光ドラム、現像ローラと現像剤量規制部材の間にトナーが介在して圧接している。感光ドラムに現像されないトナーは、トナー塗布部材によって剥ぎ取られ再度現像容器内に戻り、容器内で攪拌され再びトナー塗布部材によって現像ローラ上に搬送される。これらの工程を繰り返すうちにトナーは大きなストレスを受けるという結果になる。そこで、トナーへのストレスを軽減するという目的から、現像ローラは低硬度の弾性体からなる材料で構成されている。また、電圧を印加してトナー像を感光体上に形成するために、均一な導電性や耐リーク性が求められる。更には適切なトナー量を搬送するために、現像ローラ表面に適度な表面粗さを有することが必要となる。そこで特許文献1の現像ローラにおいては、弾性層の外周に添加剤を含有した表面層を設けることにより、表面粗さを得ている。しかしながら、表面層を設けることなく、弾性層表面に所望の粗さを有することが可能となれば、より安価な製造手段が達成できる。ここで弾性層表面に粗さを形成する手段として、例えば、特許文献2の現像ローラでは、型内面に凹凸形状を有する型を用いて凹凸面を有する弾性層を作製している。また、特許文献3の現像ロ−ラにおいては、外周近傍に無機化合物粒子を含有することにより、トナー搬送性に優れた性能を得ている。
特開平11−065265号公報 特開平10−254235号公報 特開2001−34057号公報
しかしながら、感光ドラムに均一に圧接するために、弾性層表面には柔軟性が必要であり、弾性層の材料自体で凹凸形状を形成した場合には、トナーを規制する規制部材との接触により凸部が潰れてしまい、トナーを現像ローラ表面上に担持搬送できないという課題がある。また、外周近傍に無機化合物粒子を含有する場合には、粒子とトナーの摺擦によるトナーの劣化や、長期使用における粒子の欠落による画像ムラの発生が問題となる場合がある。その他公知な手段として、押し出し成型により作製したロールを研磨することにより表面の粗面化を制御することも可能であるが、近年の高画質現像を達成するためには表面の研磨ムラが画像に現れるという問題がある。つまり弾性層の表面粗さ形成においては、粒子の存在による凹凸であると同時に、ゴム材料中に粒子が内包している構成が望ましいことが明らかとなった。
したがって、本発明の目的は、画像形成装置に使用される、感光ドラムに圧接しトナーを可視化する現像ローラにおいて、均一なトナーの担持搬送性を有する現像ローラを安価に得ることである。
上記目的を達成するために本発明は、軸芯体上に粒子を含有する弾性層を設けた現像ローラにおいて、該現像ローラを構成する弾性層が、軸芯体上にリング形状の塗工ヘッドを用いて、未硬化状態では流動性を有する液状ゴム材料を被覆し、硬化することにより形成され、かつ該弾性層に含有する粒子が、体積平均粒子径5〜500μmの球状粒子であり、該球状粒子の加熱冷却後の体積収縮率が、弾性層を形成する液状ゴム材料を加熱硬化した後の体積収縮率よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明によれば、球状粒子を含有した液状ゴム材料を、金型を用いずにリング形状の塗工ヘッドを用いて被覆し、加熱硬化することにより、型内面を転写することなく、ゴム材料の硬化収縮により含有した粒子が凸部を形成し、表面がゴム材料で覆われた好ましい粗さ形態を得ることができる。
以上説明したように、本発明の現像ローラの製造方法においては、表面層で所望の粗さ形成をしなくとも、均一なトナーの担持搬送性を有する現像ローラを安価に得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の塗工方法が適用された装置を示す概略図である。
一例を示すと本実施形態の塗工装置では、図1に示すように架台1の上に略垂直にコラム2が取り付けられ、さらに架台1とコラム2の上部に精密ボールネジ3が略垂直に取り付けられている。14はリニアガイドであり精密ボールネジ3と平行に2本がコラム2上に取り付けている。
LMガイド4はリニアガイド14と精密ボールネジ3と連結し、サーボモータ5よりプーリ6を介して回転運動が伝達され昇降できるようになっている。
コラム2には円筒状の軸芯体101の外周面に塗布液を吐出するリング形状の塗工ヘッド8が取り付けられている。
さらにLMガイド3上にブラケット7が取り付けられブラケット7には、ローラの軸芯体101を保持し固定するワーク下保持軸9が略垂直に取り付けられ、また逆側のローラの軸芯体101を保持するワーク上保持軸10の中心軸がブラケット7の上部に取り付けられ、ワーク上保持軸はワーク下保持軸9に対向して略同芯になるように配置して軸芯体を保持している。さらにリング形状の塗工ヘッド8の中心軸はワーク下保持軸9とワーク上保持軸10の移動方向と平行となるようにそれぞれに支持され、また、ワーク下保持軸9およびワーク上保持軸10が昇降移動時において塗工ヘッド8の内側に開口した環状スリットに成っている吐出口の中心軸とワーク下保持軸9およびワーク上保持軸10の中心軸が略同芯になるように調節してある。このような構成により塗工ヘッド8の環状スリットに成っている吐出口の中心軸を軸芯体の中心軸に略同芯に合わせることができリング形状の塗工ヘッドの内周面と前記軸芯体101の外周面との間に均一な隙間が形成される。
また、塗布液の供給口11は、塗布液搬送用の配管12を介して材料供給弁13に接続されている。材料供給弁13は、その手前に混合ミキサー、材料供給ポンプ、材料定量吐出装置、材料タンク等を備え、定量(単位時間当たりの量が一定)の塗布液を吐出可能なモノとしている。
図2は本発明の現像ローラの一つの実施形態の概略を示すもので、(a)は現像ローラの軸線に沿った概略断面図、(b)は現像ローラ表面近傍の断面図である。
図2(a)に示す形態の現像ローラは軸芯体101上に弾性層102を形成したものである。また、図2(b)に示す形態の表面近傍の拡大図は、弾性層を形成する硬化した液状ゴム材料103の中に添加された球状粒子104の存在状態を模式的に表すものである。
軸芯体101は、例えば、炭素鋼合金表面に5μm厚さの工業ニッケルメッキを施した円柱である。導電性軸芯体1を構成する材料としては他にも、たとえば鉄、アルミニウム、チタン、銅およびニッケル等の合金やこれらの金属を含むステンレス、ジュラルミン、真鍮及び青銅等の合金、さらにカーボンブラックや炭素繊維をプラスチックで固めた複合材料等の剛直で導電性を示す公知の材料を使用することも出来る。また、形状としては、円柱状のほかに中心部分を空洞とした円筒形状とすることもできる。軸芯体の外径は、外径4〜10mmが好ましい。
弾性層102は、種々の液状ゴム材料を用いることができる。具体的には、ジエン系ゴム、シリコーンゴム、多硫化ゴム、ウレタンゴム等のゴム材料から、他の成分を加えて成形して被覆層とした際、所望の機械物性を与える限り、これらのゴム材料を単独であるいは2種以上を混合して用いることもできる。特に材料の圧縮永久歪み特性を考慮すると、シリコーンゴム、ウレタンゴムが好ましく、厚みは1〜6mmが好ましい。
液状シリコーンゴムとしては、加工性に優れている、硬化反応に伴う副生成物の発生がないため寸法安定性が良好である、硬化後の物性が安定している等の理由から、付加反応架橋型液状シリコーンゴムが好ましい。
液状シリコーンゴムは、例えば式1で表されるオルガノポリシロキサン、および式2で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを含み、さらに触媒や他の添加物を適宜含む組成物である。
Figure 2007212646
オルガノポリシロキサンはシリコーンゴム原料のベースポリマーである。加工特性および得られるシリコーンゴム組成物の特性等の観点から、オルガノポリシロキサンの分子量は1万以上100万以下が好ましく、平均分子量は5万以上70万以下が好ましい。
上記オルガノポリシロキサンのアルケニル基は、オルガノハイドロジェンポリシロキサンの活性水素と反応して架橋点を形成する部位であり、その種類は特に限定されないが、活性水素との反応性が高い等の理由から、ビニル基およびアリル基の少なくとも一方であることが好ましく、ビニル基が特に好ましい。
Figure 2007212646
オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、硬化工程における付加反応の架橋剤の働きをするもので、一分子中のケイ素原子結合水素原子の数は2コ以上であり、硬化反応を最適に行わせるために、3個以上のポリマーが好ましい。ポリオルガノハイドロジェンシロキサンの分子量に特に制限は無く、例えば1000から10000まで含まれるが、硬化反応を適切に行わせるために、比較的低分子量(1000以上5000以下)が好ましい。
液状シリコーンゴムは、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンの架橋触媒として、例えば、塩化白金酸六水和物を含むことができる。また架橋触媒として、ヒドロシリル化反応において触媒作用を示す遷移金属化合物も使用できる。その具体例としては、Fe(CO)5、Co(CO)8、RuCl3、IrCl3、〔(オレフィン)PtCl22、ビニル基含有ポリシロキサン−Pt錯体、H2PtCl6・6H2O、L2Ni(オレフィン)、L4Pd、L4Pt、L2NiCl2(但し、L=PPh3若しくはPR’3、ここでPはリン、Phはフェニル基、R’はアルキル基を示す)を挙げることができる。その中でも、好ましくは白金、パラジウム、ロジウム系遷移金属化合物触媒である。
上記触媒の配合量は、白金系金属化合物触媒の場合、液状シリコーンゴム(各種配合物を含む)中、白金として1質量ppm以上100質量ppm以下が好ましいが、この範囲に限定されることはなく、目標とする可使時間、硬化時間、製品形状等により適宜選択される。
また液状シリコーンゴムは、硬化反応遅延剤として1−エチニル−シクロヘキサノール、フェニルブチノール等の不飽和アルコールを含むことができる。硬化反応遅延剤の配合量としては、オルガノポリシロキサン100質量部に対して例えば0.05〜0.5質量部の範囲で、目標とする可使時間、硬化時間、製品形状により適宜選択できる。
液状ゴムのT10、T90を調整するために、上記触媒および硬化反応遅延剤の種類と量を調整することが有効である。
次に液状ウレタンゴムとしてはイソシアネート化合物とポリオール化合物の反応から得られる。
イソシアネート化合物として、ジフェニルメタン‐4,4’‐ジイソシアネート、1,5‐ナフタレンジイソシアネート、3,3’‐ジメチルビフェニル‐4,4’‐ジイソシアネート、4,4’‐ジシクロへキシルメタンジイソシアネート、p‐フェニレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、カルボジイミド変性MDI、キシリレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートなどを用いることができる。また、これらの混合物を用いることもでき、その混合割合はいかなる割合でもよい。
ポリオール化合物としては、2価のポリオール(ジオール)として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4‐ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4‐シクロヘキサンジオール、1,4‐シクロヘキサンジメタノール、キシレングリコール、トリエチレングリコールなどをあげることができ、また、3価以上のポリオールとして、1,1,1‐トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなどをあげることができる。更に、ジオール、トリオールなどに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドを付加した高分子量のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイド‐プロピレンオキサイドブロックグリコールなどのポリオールも使用可能である。また、これらの混合物を用いることもでき、その混合割合はいかなる割合でもよい。
また、上記液状ゴム材料に、導電剤として有機金属塩などのイオン導電性をもつ化合物や、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、銅、錫、ステンレス鋼などの各種導電性金属または合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化チタン、酸化錫―酸化アンチモン固溶体、酸化錫―酸化インジウム固溶体などの各種導電性金属酸化物、これらの導電性材料で被覆された絶縁性物質などの微粉末を用いることができ、その添加量によって材料の体積抵抗のみならず、体積収縮率も制御することが可能である。また、非導電性充填剤としては、珪藻土、石英粉末、乾式シリカ、湿式シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミノケイ酸、炭酸カルシウム等を挙げることができ、これらも同様に材料の体積収縮率を所望の値にコントロールするのに適宜用いることができる。ここで、導電剤と充填剤を合わせた微粉末の添加量は、液状ゴム材料100質量部に対し10〜60質量部が好ましい。添加量を上記範囲とすることで、原料状態から加熱硬化後の体積収縮率を1〜10%程度に制御できる。
次に、弾性層表面の粗さを形成する目的で添加する球状粒子は、球状であれば特に限定されるものではないが、平均粒子径5〜500μmの球状粒子、例えばウレタン粒子、ナイロン粒子、アクリル粒子、スチレン粒子、フェノール粒子などの樹脂粒子や、シリコン粒子、ジルコニアボール、アルミナボール等の無機粒子などを用いることができる。平均粒子径が5μm未満であると弾性層表面に所望の凹凸が形成できず、トナーの搬送量が不足するために、画像濃度が不足するという問題が生じる。また平均粒子径が500μmを超えると、得られた現像ローラ表面の凹凸間隔が大きくなり、現像ローラ上のトナーコート状態に疎密が生じ、その結果、画像にがさつきが発生するために問題がある。球状粒子の平均粒子径は、更に好ましくは50〜200μmである。球状粒子の加熱冷却後の体積収縮率(例えば液状ゴム材料の硬化条件前後での平均粒子径の減少分)は、無機粒子、樹脂粒子共にほぼ0%と見なせるために、液状ゴム材料の加熱硬化後の体積収縮率を選択することにより、任意の表面粗さを得ることが可能となる。つまり、液状ゴム材料の加熱硬化による収縮過程で、球状粒子が相対的に隆起し結果的に表面に粗さが形成されることとなる。液状ゴム材料の体積収縮率が1%未満であると、弾性層表面に凹凸が形成されず、また10%を超える場合には、弾性層の厚さ精度を得にくいという問題がある。更には、より安定した画像濃度と弾性層の厚さ精度を得るために、体積収縮率は3〜8%がより好ましい。
微粉末状の導電剤や充填剤、更には球状粒子を分散させる手段としては、従来から利用される手段、例えば、ロールニーダー、バンバリーミキサー、ロールミル、サンドグラインダーなどを適宜利用すればよい。
ゴム材料の体積収縮率の測定については、100mm四方、厚み3mmの金型を用いて140℃で20分加熱しシートを成型した後、室温(25℃)まで冷却した際の、ゴムシートの厚さをマイクロゲージを用いて9点測定し、その平均値をxとした時に、以下の式(3)
ゴム材料の体積収縮率(%)=(3−x)/3×100・・・式3
により求めることができる。
以上により得られた弾性層の表面粗さは、接触式粗さ計を用いた場合に触針の跳ね等により正確な測定が困難であるために、非接触表面粗さ計(NewView5010:Zygo社製)を用いて測定した。対物レンズ50倍、エリア面積0.1mm四方、スキャン高さ200μmで、面積あたりの中心線平均粗さRaを求めた。Raは0.1〜10μmが好ましい。0.1μm未満であると、トナーの搬送性が満足できず、また、10μmを超えるとトナーの搬送量が多くなりすぎるため問題がある。
ここで、本発明による現像ローラの製造方法については、安価である弾性層のみの構成を開示するが、求められる現像ローラの耐久性等を考慮して、適宜表面層を設けることも可能である。
図3は、本発明の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
潜像担持体としての感光ドラム21が矢印A方向に回転し、感光ドラム21を帯電処理するための帯電部材22によって一様に帯電され、感光ドラム21に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザー光23により、その表面に静電潜像が形成される。上記静電潜像は、感光ドラム21に対して近接配置され、画像形成装置本体に対し着脱可能なプロセスカートリッジに保持される現像装置24によってトナーを付与されることにより現像され、トナー像として可視化される。
現像は露光部にトナー像を形成するいわゆる反転現像を行っている。可視化された感光ドラム21上のトナー像は、転写部材である転写ローラ29によって記録媒体である紙33に転写される。トナー像を転写された紙33は、定着装置32により定着処理され、装置外に排紙されプリント動作が終了する。
一方、転写されずに感光ドラム上21上に残存した転写残トナーは、感光体表面をクリーニングするためのクリーニング部材であるクリーニングブレード30により掻き取られ廃トナー容器31に収納され、クリーニングされた感光ドラム21は上述作用を繰り返し行う。
現像装置24は、一成分現像剤として非磁性トナー28を収容した現像容器34と、現像容器34内の長手方向に延在する開口部に位置し感光ドラム21と対向設置された現像剤担持体としての現像ローラ25とを備え、感光ドラム21上の静電潜像を現像して可視化するようになっている。またプロセスカートリッジは、現像装置と、潜像担持体、帯電部材、クリーニング部材および転写部材の少なくとも一つとを有し、これらが一体的に保持されてなるものであり、画像形成装置に着脱可能に設けられる。
尚、現像ローラ25は感光ドラム21と当接幅をもって接触している。現像装置24においては、トナー塗布部材26が、現像容器34内で、現像剤量規制部材である弾性ブレード27の現像ローラ25表面との当接部に対し現像ローラ25回転方向上流側に当接され、かつ、回転可能に支持されている。
トナー塗布部材26の構造としては、発泡骨格状スポンジ構造や軸芯体上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファーブラシ構造のものが、現像ローラ25へのトナー28供給および未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましい。例えば、軸芯体上にポリウレタンフォームを設けた直径16mmの弾性ローラを用いることができる。
このトナー塗布部材26の現像ローラ25に対する当接幅としては、1〜8mmが好ましく、また、現像ローラ25に対してその当接部において相対速度をもたせることが好ましく、例えば、当接幅を3mmに設定し、トナー塗布部材26の周速として現像動作時に50mm/s(現像ローラ25との相対速度は130mm/s)となるように駆動手段(図示せず)により所定タイミングで回転駆動させることができる。
さらに、本発明の現像ローラを得るための実施例を比較例とともに説明する。また、本発明の実施例および比較例による現像ローラを適用した装置の画像評価についても述べる。
〔弾性層ゴム材料〕
弾性層の形成には液状のシリコーンゴムを用いた。液状シリコーンゴムは、両末端がビニル基で置換されたジメチルポリシロキサン(以下、ジメチルポリシロキサン)に、充填剤としてシリカ粉末、カーボンブラック、球状粒子を配合し、プラネタリーミキサー(二軸脱法ミキサーACM−5LVT型:株式会社小平製作所製)を用いて、原料総仕込み量1kg、混合時の回転数200rpmで30分混合した後、ジメチルポリシロキサン100質量部に対して、塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液(白金含有量3質量%)0.02部を加えて混合し混合物Aとした。次に、ジメチルポリシロキサンに充填剤としてシリカ粉末、カーボンブラック、球状粒子を配合し、混合物Aと同様、プラネタリーミキサーを用いて混合した後、粘度10cpsのオルガノハイドロジェンポリシロキサン(SiH含有量1質量%)1.5質量部を加えて混合し、混合物Bとした。得られた混合物A、混合物Bを、それぞれリングコート機に付随の2つの原料タンクにセットし、圧送ポンプを使用してスタチックミキサーに送り出し混合物Aと混合物Bを1:1の比率で混合した。
〔製造方法〕
本発明の現像ローラの製造方法について詳細に説明する。まず、外径6mmの軸芯体には鉄表面に化学ニッケルメッキを施したものを使用し、表面にはシリコーンゴムとの接着性を向上させる目的で、プライマーを塗布(DY39−051:東レダウコーニングシリコーン社製)し、電気炉で150度、30分の熱処理を行った。プライマー処理後の軸芯体(ワーク)をリングコート機ワーク保持軸部に配置し、上保持軸10と下保持軸でクランプする。つぎに、ワークが塗工開始位置まで下降して停止する。
ワークが上昇速度10mm/secで上昇開始するのと同時に、内径12mmのリング塗工ヘッドから2100mm3/secの吐出量で材料が吐出し、ワークの周囲に厚み3mm、長さ約250mmの液状ゴム材料層を形成した。次に、塗工後のワークを水平にした状態で30rpmで回転させ、赤外線ヒータ(ハイベック社製HYL25:ワークヒータ距離60mm、出力780W)で4分間加熱硬化させて弾性層を成形した。
また、弾性層形成時の赤外線を照射したのち、シリコーンゴム弾性層の硬化後の物性を安定させ、シリコーンゴム弾性層中の反応残渣及び未反応低分子分を除去する等を目的として、電気炉で200℃4時間の熱処理をした。
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 5質量部
なお、デンカブラックは登録商標である。
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 5質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径500μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 5質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 5質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径500μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 50質量部
ポリスチレン樹脂粒子(平均粒子径5μm:綜研化学製ケミスノーSX−500H) 50質量部
なお、ケミスノーは登録商標である。
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 50質量部
ポリスチレン樹脂粒子(平均粒子径5μm:綜研化学製ケミスノーSX−500H) 50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 5質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 30質量部
球状フェノール樹脂硬化物(平均粒子径100μm:住友ベークライト製
PR−ACS−100) 50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 5質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 30質量部
球状フェノール樹脂硬化物(平均粒子径100μm:住友ベークライト製PR−ACS−100) 50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 10質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径200μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 10質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径200μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 40質量部
ナイロン粒子(平均粒子径50μm:エルフアトケムジャパン製ORGASOL2002 ES5 NAT3) 50質量部
なお、ORGASOLは登録商標である。
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 40質量部
ナイロン粒子(平均粒子径50μm:エルフアトケムジャパン製ORGASOL2002 ES5 NAT3) 50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 5質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 5質量部
ナイロン粒子(平均粒子径5μm:エルフアトケムジャパン製ORGASOL2001 UD NAT2) 50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 5質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 5質量部
ナイロン粒子(平均粒子径5μm:エルフアトケムジャパン製ORGASOL2001 UD NAT2) 50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 50質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径500μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 50質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径500μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 10質量部
ナイロン粒子(平均粒子径50μm:エルフアトケムジャパン製ORGASOL2002 ES5 NAT3) 50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 10質量部
ナイロン粒子(平均粒子径50μm:エルフアトケムジャパン製ORGASOL2002 ES5 NAT3) 50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 40質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径200μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 40質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径200μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
(比較例1)
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 2質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 3質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径650μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 2質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 3質量部
ジルコニア粉砕ボール(平均粒子径650μm:東ソー製YTZボール)
50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
50質量部
(比較例2)
以下の材料を用いて混合物A、混合物Bを作成し、上記の製造方法に従い現像ローラを得た。
<混合物A>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 60質量部
ポリスチレン樹脂粒子(平均粒子径3.5μm:綜研化学製ケミスノーSX−350H) 50質量部
塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液 0.02質量部
<混合物B>
ジメチルポリシロキサン(分子量 Mw=100000) 100質量部
カーボンブラック(電気化学工業製デンカブラック粉状) 10質量部
シリカ(日本シリカ工業製ニプシルLP) 60質量部
ポリスチレン樹脂粒子(平均粒子径3.5μm:綜研化学製ケミスノーSX−350H) 50質量部
オルガノハイドロジェンポリシロキサン 1.5質量部
以上により作製した現像ローラの中心線平均粗さRaを、非接触表面粗さ計NewView5010(Zygo社製)を用いて測定した。
次に、現像剤量規制部材として厚さ0.1mmのリン青銅板が取り付けられ、非磁性一成分トナーを収容する現像容器に、得られた現像ローラを組み込み、室温環境下、レーザービームプリンター(Satera LBP5500:キヤノン社製。Sateraは登録商標。)に装着し、ベタ画像を出力した。得られたベタ画像について、マクベス反射濃度計(RD918、グレタグマクベス社製)を用いて画像1枚内で9点測定し、その平均値を画像濃度とした。また、画像のがさつきについては、ベタ画像をビデオマイクロスコープ(VH−8000:キーエンス社製)を用いて対物レンズ倍率450倍にて1mm四方の拡大観察を行い、白抜け部分を円形状に近似し、その外径をもって評価した。以上の結果を表1に示す。
Figure 2007212646
※1 画像濃度について、1.4以上のものを◎、1.3以上1.4未満のものを○、1.3未満のものを△とした。
※2 画像のがさつきについて、白抜け部分の外径がφ0.03mm未満であるものを◎、φ0.03以上0.05mm未満であるものを○、φ0.05mm以上であるものを△とした。
※3 総合判定として、画像濃度とがさつきが高いレベルで両立したものをA、画像濃度とがさつきが両立したものをB、画像濃度とがさつきのどちらかが若干劣るものの、実用上問題ないものをCとした。
表1から明らかなように、実施例1〜9においては適正な画像濃度が得られ、更にがさつきの程度も良好であった。
実施形態の塗工方法が適用された装置の一例を示す概略図である。 本発明の現像ローラの断面図である。 本発明の現像ローラを適用した画像形成装置の一つの実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 架台
2 コラム
3 ボールネジ
4 LMガイド
5 サーボモータ
6 プーリ
7 ブラケット
8 リング形状の塗工ヘッド
9 ワーク下保持軸
10 ワーク上保持軸
11 供給口
12 配管
13 材料供給弁
14 リニアガイド
101 軸芯体
102 弾性層
103 硬化後の液状ゴム材料
104 球状粒子
21 感光ドラム
22 帯電部材
23 レーザー光
24 現像装置
25 現像ローラ
26 トナー塗布部材
27 現像剤量規制部材
28 非磁性トナー(トナー)
29 転写ローラ
30 クリーニングブレード
31 廃トナー容器
32 定着装置
33 紙
34 現像容器

Claims (6)

  1. 軸芯体上に粒子を含有する弾性層を設けた現像ローラにおいて、該現像ローラを構成する弾性層が、軸芯体上にリング形状の塗工ヘッドを用いて、未硬化状態では流動性を有する液状ゴム材料を被覆し、硬化することにより形成され、かつ該弾性層に含有する粒子が、体積平均粒子径5μm以上500μm以下の球状粒子であり、該球状粒子の加熱冷却後の体積収縮率が、弾性層を形成する液状ゴム材料を加熱硬化した後の体積収縮率よりも小さいことを特徴とする現像ローラ。
  2. 弾性層を形成する液状ゴム材料の、加熱硬化した後の体積収縮率が1%以上10%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の現像ローラ。
  3. 弾性層に含有する粒子が、体積平均粒子径50μm以上200μm以下の球状粒子であり、かつ弾性層を形成する液状ゴム材料の加熱硬化した後の体積収縮率が3%以上8%以下であることを特徴とする、請求項1、又は請求項2に記載の現像ローラ。
  4. 弾性層の非接触表面粗さRaが0.1μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像ローラ。
  5. 現像ローラが装着されてなり、該現像ローラの表面にトナーの薄層を形成し、該現像ローラを感光ドラムに接触させて該感光ドラム表面に該トナーを供給することにより該感光ドラム表面に可視画像を形成させる電子写真プロセスカートリッジにおいて、該現像ローラが、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像ローラであることを特徴とする電子写真プロセスカートリッジ。
  6. 現像ローラが装着されてなり、該現像ローラの表面にトナーの薄層を形成し、該現像ローラを感光ドラムに接触させて該感光ドラム表面に該トナーを供給することにより該感光ドラム表面に可視画像を形成させる画像形成装置において、該現像ローラが、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像ローラであることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204361A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Canon Inc 電子写真用弾性ローラの製造
JP2016191768A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 キヤノン株式会社 画像形成方法
US11520249B2 (en) 2021-03-24 2022-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus

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