JP2007211358A - Cooling device of air jet loom - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エアジェットルームにおける熱発生源を緯入れ用供給エアにより冷却する装置に関する。 The present invention relates to an apparatus for cooling a heat generation source in an air jet loom with a weft supply air.
特許文献1で開示された従来技術では、エアジェットルームにおける冷却装置が開示されており、緯入れ用タンデムノズル13に隣接して回転出力装置としてのステッピングモータ24が近接配置され、6面体形状をしたステッピングモータ24のボディ242の側壁面243がタンデムノズル13のノズルボディ15の側壁面154に面接触されている。ステッピングモータ24のロータ軸241には可動体26が止着され、可動体26は回転されることにより緯糸Yの経路を直線形状の第1経路より、屈曲形状の第2経路へ変更する。緯入れ終了時に緯糸Yは屈曲形状の第2経路へ移行されることにより、制動作用を受け緯入れ速度を減速させる。
In the prior art disclosed in
通電時にステッピングモータ24で発生する熱の一部は、面接触されているボディ242の側壁面243よりノズルボディ15の側壁面154を経由してノズルボディ15に伝わる。ノズルボディ15に伝わった熱の一部は、緯入れ毎に生じるタンデムノズル13内のエア流により放熱されることにより、ステッピングモータ24の冷却効果が高まるとしている。
しかし、特許文献1で開示された技術では、緯入れ用ノズルに隣接して配置されている緯糸制動用装置のモータ冷却にしか利用できず、織機における他の熱発生源の冷却には利用できない問題がある。
更に、複数の緯入れ用ノズルを備えた多色織り織機の場合には、ノズル毎に備えられた緯糸制動用モータの通電サイクルが異なり、緯糸制動用モータからの排熱量が変化する。このような排熱量変動は、緯入れ用ノズルから噴射されるエア流の圧力変動を招き、緯入れ性能に悪影響を及ぼす恐れがある。
However, the technique disclosed in
Furthermore, in the case of a multicolor weaving loom having a plurality of weft insertion nozzles, the energization cycle of the weft braking motor provided for each nozzle is different, and the amount of heat exhausted from the weft braking motor changes. Such a variation in the amount of exhaust heat causes a pressure variation in the air flow injected from the weft insertion nozzle, which may adversely affect the weft insertion performance.
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、織機の熱発生源を冷却でき、かつ安定した緯入れ性能を確保することができるエアジェットルームにおける冷却装置の提供にある。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a cooling device in an air jet loom that can cool a heat generation source of a loom and can ensure stable weft insertion performance. It is in.
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、緯入れ用ノズルとエア供給源とを接続するエア配管を備え、前記エア配管内にエア供給源から供給されるエアの圧力を緯入れに適した圧力に調整するレギュレータ、前記レギュレータにより調整された圧力のエアを貯留するエアタンク、前記エアタンクに貯留されたエアの前記緯入れ用ノズルへの供給を制御する開閉弁を順次配置したエアジェットルームにおいて、前記開閉弁よりも上流側の前記エア配管内を流れるエアと、織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行うことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エア配管内を流れるエアと織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換が行われるので、熱発生源の熱がエアの方に伝わり、熱発生源を冷却することができる。緯入れ用供給エアを使用して熱発生源の冷却が可能となり、冷却のために新たにファンなどを設けなくとも良い。
さらに、開閉弁よりも上流のエア配管は開閉弁が閉じられている状態では閉配管(大気に開放されていない配管部分)を形成するので、この閉配管内にあるエアに熱が伝わり温度上昇すると、エアの圧力が上昇する。開閉弁が閉じられることで形成される閉配管内部のエアの圧力は、エア供給源から供給されるエアの圧力を緯入れに適した圧力に調整するレギュレータにより一定圧力に制御可能である。従って、一定圧力に制御されたエアを緯入れ用ノズルに供給することが可能となり、熱発生源において排熱量変動が発生しても緯入れ性能には影響を与えず、安定したエア供給が可能となる。そして、供給エアの圧力が高められているので、緯入れの推進力がアップし高速運転が可能となる。
In order to achieve the above object, an invention according to
According to the invention of
In addition, the air piping upstream of the on / off valve forms a closed pipe (a pipe portion that is not open to the atmosphere) when the on / off valve is closed, so that heat is transferred to the air in the closed pipe and the temperature rises. Then, the pressure of air rises. The pressure of the air inside the closed pipe formed by closing the on-off valve can be controlled to a constant pressure by a regulator that adjusts the pressure of the air supplied from the air supply source to a pressure suitable for weft insertion. Accordingly, it is possible to supply air controlled to a constant pressure to the weft insertion nozzle, and even if fluctuations in the amount of exhaust heat occur in the heat generation source, the weft insertion performance is not affected and stable air supply is possible. It becomes. And since the pressure of supply air is raised, the driving force of weft insertion improves and high-speed driving | operation is attained.
請求項2記載の発明は、請求項1記載のエアジェットルームにおける冷却装置において、前記レギュレータよりも上流側の前記エア配管内を流れるエアと前記熱発生源との間で熱交換を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、レギュレータよりも上流側で熱発生源との間で熱交換が行われるので、レギュレータ上流の配管部での圧力変動がエアタンク内の緯入れ用エアに波及することが確実に防止される。
According to a second aspect of the present invention, in the cooling device in the air jet loom according to the first aspect, heat exchange is performed between the air flowing in the air pipe upstream of the regulator and the heat generation source. Features.
According to the second aspect of the present invention, heat is exchanged with the heat generation source on the upstream side of the regulator, so that the pressure fluctuation in the piping section upstream of the regulator spreads to the weft insertion air in the air tank. Is reliably prevented.
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のエアジェットルームにおける冷却装置において、前記熱発生源の周囲にジャケットを設け、前記エア配管内を流れるエアを該ジャケット内に流通させることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、熱発生源の周囲にジャケットが設けられているので、熱発生源より発生する熱を周囲に拡散させることなく、ジャケット内に流通させられたエアに確実に伝えることが可能となり、熱発生源の冷却効率を高めることができる。
According to a third aspect of the present invention, in the cooling device in the air jet loom according to the first or second aspect, a jacket is provided around the heat generation source, and the air flowing in the air pipe is circulated in the jacket. Features.
According to the invention described in claim 3, since the jacket is provided around the heat generation source, the heat generated from the heat generation source is reliably diffused to the air circulated in the jacket without being diffused to the surroundings. This makes it possible to increase the cooling efficiency of the heat generation source.
請求項4記載の発明は、請求項1記載のエアジェットルームにおける冷却装置において、前記熱発生源と前記エア配管内のエアの間にヒートポンプを介在させ、前記熱発生源と前記エア配管内のエアとを熱的に接続したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、熱発生源にて発生した熱をヒートポンプでエア配管内のエアに確実に伝達可能となり、熱発生源の冷却を確実に行うことができる。さらに、熱交換のためにエア配管の配管長を長くする必要がないので、配管抵抗が少なくて済む。
According to a fourth aspect of the present invention, in the cooling apparatus for an air jet loom according to the first aspect, a heat pump is interposed between the heat generation source and the air in the air pipe, and the heat generation source and the air pipe It is characterized by being thermally connected to air.
According to the fourth aspect of the present invention, the heat generated by the heat generation source can be reliably transmitted to the air in the air pipe by the heat pump, and the heat generation source can be reliably cooled. Furthermore, since it is not necessary to increase the length of the air piping for heat exchange, the piping resistance can be reduced.
本発明によれば、織機の熱発生源と緯入れ用エアとの間で熱交換を行うことにより熱発生源を冷却することができ、かつ安定した緯入れ性能を確保することができる。 According to the present invention, the heat generation source can be cooled by exchanging heat between the heat generation source of the loom and the weft insertion air, and stable weft insertion performance can be ensured.
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図2に基づいて説明する。
図1に示されるように、織機における緯入れ用ノズルはメインノズル13とサブノズル14、15、16より構成されており、メインノズル13は第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bより構成され、それぞれ直列に配列されている。又、サブノズル14、15、16は複数の(この場合には4本)ノズル群より形成されており、スレイ17上に緯入れ方向に配設されている。
メインノズル13の側方には、緯糸Yを供給するための給糸部11及び供給された緯糸Yを所定の長さに貯留するための緯糸測長貯留装置12が配設されている。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the weft insertion nozzle in the loom is composed of a
At the side of the
エア供給源30側より第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bに至るエア配管18内に、エア配管18内を流れる供給エアと織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行う熱交換部29、エアフィルタ28、エアタンク21へ蓄えられるエアの圧力を調整するレギュレータ22、レギュレータ22により圧力調整されたエアを貯留する緯入れメインノズル用エアタンク21及び第1、第2緯入れノズル13a、13b用開閉弁19、20が順次配置されている。
In the
一方、エア配管18は熱交換部29の下流において分岐し、サブノズル14、15、16に至るまでにエアタンク26へ蓄えられるエアの圧力を調整するレギュレータ27、圧力調整されたエアを貯留する緯入れサブノズル用エアタンク26及びサブノズル14、15、16用開閉弁23、24、25が順次配置されている。エア配管18は、レギュレータ22、27より上流側の配管部18aと、レギュレータ22、27から開閉弁19、20、23、24、25とを接続する配管部18bと、開閉弁19、20、23、24、25とメインノズル13、サブノズル14、15、16を接続する配管部18cとからなる。
On the other hand, the
図2に示されるように、電子開口装置の駆動ボックス31が織機のサイドフレーム35の外側面に取り付けられており、駆動ボックス31より複数のクランクロッド36が織機本体側に突出し、このクランクロッド36は図示しないリンク機構を介して綜絖枠に接続されている。
熱交換部29は、電子開口装置の駆動ボックス31に設けられており、駆動ボックス31には、織機の機能部品を構成する熱発生源としての複数の開口駆動モータ32が取り付けられている。そして、開口駆動モータ32の周囲には、ジャケット33が開口駆動モータ32の周辺部を覆うように装着されている。開口駆動モータ32の周辺部とジャケット33の間には空間部34が形成されており、この空間部34はエア通路を形成している。
As shown in FIG. 2, the
The
上部の4個の開口駆動モータ32の周辺部に形成されている空間部34と、下部の4個の開口駆動モータ32の周辺部に形成されている空間部34とは一方の端部で連結パイプ37により連結され、他方の端部がエア供給源30及びレギュレータ22、27とそれぞれ接続されている。エア供給源30より供給されたエアは、空間部34を流通することにより開口駆動モータ32の周辺部とエアとの間で熱交換が行われ、開口駆動モータ32の周辺部より熱が奪われる。即ち、開口駆動モータ32の駆動により開口駆動モータ32は発熱し周辺部が熱くなる。この熱の一部は、空間部34を流通するエアにより奪われることにより、開口駆動モータ32の冷却を可能としている。
The
ここで、エア供給源30より、圧力P1、体積V1、温度(絶対温度)T1のエアが供給されるとして、織機の熱発生源としての開口駆動モータ32を通過することにより熱交換が行われ、供給エアは開口駆動モータ32の熱を奪い、温度上昇する。この時、通過後のエアを、圧力P2、体積V2、温度(絶対温度)T2とすると、気体の状態方程式より次の式が成り立つ。
P1・V1/T1=P2・V2/T2
ここで、エアは外気と遮断された閉配管内にあり、V1=V2でT1<T2なので、
P1<P2となり、熱交換後のエアの圧力P2は上昇する。
温度と圧力の上昇した供給エアは、図1に示されるように、レギュレータ22により緯入れメインノズル用エアとして圧力Pm(Pm<P2)に調圧されエアタンク21に貯留されると共に、レギュレータ27により緯入れサブノズル用エアとして圧力Ps(Ps<P2)に調圧されエアタンク26に貯留される。
Here, assuming that air of pressure P1, volume V1, and temperature (absolute temperature) T1 is supplied from the
P1 / V1 / T1 = P2 / V2 / T2
Here, air is in a closed pipe that is blocked from outside air, and V1 = V2 and T1 <T2, so
P1 <P2, and the air pressure P2 after heat exchange increases.
As shown in FIG. 1, the supply air whose temperature and pressure have increased is adjusted to a pressure Pm (Pm <P2) as weft insertion main nozzle air by the
以上の構成を持つエアジェットルームにおける冷却装置についてその作用を説明する。
エア供給源30より供給されたエアは、エア配管18の配管部18aを通って、熱交換部29に至る。
開口駆動モータ32の周辺部とジャケット33の間に形成されている空間部34に、供給されたエアが流通することにより、開口駆動モータ32の周辺部とエアとの間で熱交換が行われ、開口駆動モータ32の周辺部より熱が奪われる。
The effect | action is demonstrated about the cooling device in an air jet loom with the above structure.
The air supplied from the
The supplied air flows through the
奪われた熱により、温度と圧力の上昇したエアの一部は、エア配管18の配管部18aを通ってレギュレータ22を通過し、配管部18bの一部を構成するエアタンク21に貯留される。
A part of the air whose temperature and pressure has increased due to the deprived heat passes through the
図示しないヤーンビームから送り出された経糸は綜絖枠によって開口される。図示しない制御装置からの信号により、開閉弁19、20が開動作し、エアタンク21より圧力Pmのエアが第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bに供給され、第1緯入れノズル13a及び第2緯入れノズル13bはエア噴射を行う。
給糸部11と連結された緯糸測長貯留装置12より緯糸Yが第2緯入れノズル13bに引き出され、第1緯入れノズル13aより経糸開口内を緯入れ方向に射出される。
経糸開口内に緯入れされた緯糸Yは、開閉弁23、24、25が順次開閉動作し、エアタンク26より圧力Psのエアをサブノズル14、15、16よりリレー噴射することにより、緯入れ方向に牽引される。緯入れが終了すると、緯糸Yは筬38によって筬打ちされ、織布が形成される。
A warp fed from a yarn beam (not shown) is opened by a heel frame. In response to a signal from a control device (not shown), the on-off
The weft Y is pulled out to the second
When the weft Y is inserted into the warp opening, the open /
この実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置によれば以下の効果を奏する。
(1)開閉弁19、20、23、24、25よりも上流側である配管部18aを流れるエアと織機の機能部品を構成する熱発生源としての開口駆動モータ32との間で熱交換が行われるので、開口駆動モータ32の排熱量変動に伴う配管部18aでのエア圧力の変動はレギュレータ22、27によって調整され、緯入れ性能に悪影響を及ぼすことがなくなる。
(2)レギュレータ22及び27よりも上流側の配管部18aに熱交換部29が設けられ、供給エアと開口駆動モータ32との間で熱交換が行われるので、熱交換により上昇したエアの温度と圧力はレギュレータ22及び27によって適切な緯入れ圧力Pm、Psにそれぞれ調整され、エアタンク21及び26に貯留可能となる。
(3)温度と圧力を高められ一定圧力Pm、Psに制御されたエアを緯入れ用メインノズル13a、13b及びサブノズル14、15、16に供給することが可能となり、緯入れ性能に影響を与えない安定したエア供給が可能となる。又、供給エアの圧力が高められているので、緯入れの推進力がアップし高速運転が可能となる。
(4)開口駆動モータ32の周囲にジャケット33が設けられているので、開口駆動モータ32より発生する熱を周囲に拡散させることなく、ジャケット33内に閉じ込めることができる。そして、開口駆動モータ32の周辺部とジャケット33の間に形成されている空間部34にエア供給源30より供給されたエアを流通させることにより、ジャケット33内に閉じ込められた熱を放熱させることができ、開口駆動モータ32の冷却効率を高めることができる。
(5)エア供給源30からのエアを熱交換なしで、直接緯入れに使用する場合と比較して、空気消費量を削減できる。
The cooling device in the air jet loom according to this embodiment has the following effects.
(1) Heat exchange is performed between the air flowing through the
(2) Since the
(3) It is possible to supply air that is increased in temperature and pressure and controlled to constant pressures Pm and Ps to the
(4) Since the
(5) Air consumption can be reduced as compared with the case where the air from the
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。
この実施形態では、第1の実施形態における熱交換のやり方を変更したものである。
従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In this embodiment, the heat exchange method in the first embodiment is changed.
Therefore, here, for convenience of explanation, a part of the reference numerals used in the previous explanation is used in common, the explanation of the common configuration is omitted, and only the changed part is explained.
図3に示されるように、この実施形態では織機の熱発生源としての開口駆動モータ32とエアタンク26内のエアとは、ヒートポンプ40を介して熱的に接続されている。ヒートポンプ40は、熱発生源との間で熱交換を行い熱発生源の熱を奪う吸熱部41と、奪った熱をエアタンク26内の供給エアに伝え供給エアとの間で熱交換を行う放熱部42とより構成されており、ヒートポンプ40内を循環する熱交換媒体としては流体が用いられている。即ち、ヒートポンプ40内を循環する熱交換媒体により、吸熱部41にて熱発生源としての開口駆動モータ32より熱を吸熱し、放熱部42にて供給エアに熱を伝達し放熱を行う。
As shown in FIG. 3, in this embodiment, the
従って、吸熱部41においては、開口駆動モータ32より熱が奪われることにより開口駆動モータ32は冷却される。又、放熱部42においては、奪われた熱が供給エアに伝達されることによりエアタンク26内のエアは温度と圧力が上昇する。
熱交換により上昇したエアタンク26内のエアの温度と圧力は、レギュレータ27に、エアタンク26内のエア圧力を減圧させるリリーフ弁機能を持たせることによって適切な緯入れ圧力Psに調整される。
Therefore, in the
The temperature and pressure of the air in the
この実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置によれば以下の効果を奏する。
(1)エアタンク26内のエアと織機の熱発生源としての開口駆動モータ32との間をヒートポンプ40にて連結し、ヒートポンプ40内を循環する熱交換媒体により、吸熱部41にて開口駆動モータ32より熱を吸熱し、放熱部42にて供給エアに熱を伝達し放熱を行うので、開口駆動モータ32を冷却することができる。開口駆動モータ32の排熱量変動に伴う配管部18bの一部としてのエアタンク26内のエア圧力の変動はレギュレータ27によって調整され、緯入れ性能に悪影響を及ぼすことがなくなる。
(2)開口駆動モータ32よりの熱により温度と圧力を高められ一定圧力Psに制御されたエアを緯入れ用サブノズル14、15、16に供給することが可能となり、緯入れ性能に影響を与えない安定したエア供給が可能となる。又、供給エアの圧力が高められているので、緯入れ方向の牽引力がアップし高速運転が可能となる。
(3)エア供給源30からのエアを熱交換なしで、直接緯入れに使用する場合と比較して、空気消費量を削減できる。
(4)第1の実施形態に比べて、熱交換のためにエア配管18の配管長を増大させる必要が無くなるため、配管抵抗の増大が発生しない。
The cooling device in the air jet loom according to this embodiment has the following effects.
(1) The air in the
(2) It becomes possible to supply the sub-nozzles 14, 15, 16 for weft insertion with the temperature and pressure increased by the heat from the
(3) The air consumption can be reduced as compared with the case where the air from the
(4) Compared to the first embodiment, it is not necessary to increase the length of the
(第3の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。
この実施形態では、第1の実施形態における熱交換部の個所を増やしたものである。
従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
(Third embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In this embodiment, the number of the heat exchanging portions in the first embodiment is increased.
Therefore, here, for convenience of explanation, a part of the reference numerals used in the previous explanation is used in common, the explanation of the common configuration is omitted, and only the changed part is explained.
図4に示されるように、この実施形態ではエア供給源30より熱交換部29に至るエア配管18の一部を分岐してエア配管51を形成し、このエア配管51内に別の熱交換部50を設けたものである。エア配管51の分岐点をS1とし、合流点をS2とする。
熱交換部29では、開口駆動モータ32と供給エアとの間で熱交換が行われ、開口駆動モータ32で発生する熱が供給エアの方に伝わり、開口駆動モータ32の冷却が行われる。一方、エア配管51の方に設けられている熱交換部50においては、織機の他の熱発生源と供給エアとの間にて熱交換が行われ、他の熱発生源の冷却が行われる。
As shown in FIG. 4, in this embodiment, a part of the
In the
ここで、例えば他の熱発生源を織機のメイン駆動モータとすると、開口駆動モータ32の場合と同様にメイン駆動モータの周辺部をジャケットで覆い、ジャケットとメイン駆動モータの周辺部との間に空間部を形成し、該空間部に供給エアを流通させる。メイン駆動モータで発生する熱は、空間部を流通する供給エアにより奪われて、メイン駆動モータの冷却が行われる。
開口駆動モータ32を通過することにより温度上昇した供給エアと、メイン駆動モータを通過することにより温度上昇した供給エアは、エア配管18内のS2点で合流し、エア配管18の下流側に設置されているエアタンク21及び26に所定の圧力に調圧された上で貯留される。
Here, for example, when the other heat generation source is the main drive motor of the loom, the periphery of the main drive motor is covered with a jacket as in the case of the
The supply air whose temperature has risen by passing through the
この実施形態に係るエアジェットルームにおける冷却装置によれば以下の効果を奏する。
尚、第1実施形態の(3)、(5)の効果は共通なので省略し、それ以外の効果を記す。
(1)エア供給源30より熱交換部29に至るエア配管18の一部を分岐してエア配管51を形成し、このエア配管51内に別の熱交換部50を設けることにより、熱交換部29においては、開口駆動モータ32を冷却することができ、熱交換部50においては、別の熱発生源としてのメイン駆動モータの冷却を行うことができる。緯入れ用供給エアを利用して複数の熱発生源の冷却が同時に行えるので、冷却のために新たにファンなどを設けなくとも良く、装置の大型化を防止でき簡略化を図れる。
(2)レギュレータ22及び27よりも上流側に熱交換部29及び50が設けられ、供給エアと開口駆動モータ32及びメイン駆動モータとの間で熱交換が行われるので、熱交換により上昇したエアの温度と圧力はレギュレータ22及び27によって適切な緯入れ圧力Pm、Psにそれぞれ調整され、エアタンク21及び26に貯留可能となる。
(3)開口駆動モータ32及びメイン駆動モータの周囲にジャケットが設けられているので、開口駆動モータ32及びメイン駆動モータより発生する熱を周囲に拡散させることなく、ジャケット内に閉じ込めることができる。そして、開口駆動モータ32及びメイン駆動モータの周辺部とジャケットの間に形成されている空間部にエア供給源30より供給されたエアをそれぞれ流通させることにより、ジャケット内に閉じ込められた熱を放熱させることができ、開口駆動モータ32及びメイン駆動モータの冷却効率を高めることができる。
The cooling device in the air jet loom according to this embodiment has the following effects.
Since the effects (3) and (5) of the first embodiment are common, they are omitted and the other effects are described.
(1) A part of the
(2)
(3) Since the jacket is provided around the
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 第1〜第3の実施形態では、緯入れメインノズルを2個直列に配列して使用するとして説明したが、単独で使用しても構わない。
○ 第1、第2実施形態では、織機の熱発生源を開口駆動モータとして説明したが、熱発生源を開口駆動モータ以外の、例えば、メイン駆動モータ、緯糸ブレーキモータ、オイルバスなどであっても構わない。
○ 第2実施形態では、織機の熱発生源とサブノズル用エアタンク内の供給エアとをヒートポンプにて連結させ、熱交換を行うとして説明したが、織機の熱発生源とメインノズル用エアタンク内の供給エアとをヒートポンプにて連結させ熱交換を行っても構わない。又、別々の熱発生源とサブノズル用エアタンク及びメインノズル用エアタンクとをヒートポンプにて連結させ、別々に熱交換を行っても構わない。又、エアタンク内の供給エアの代わりに開閉弁よりも上流のエア配管内(例えば開閉弁とエアタンクの間の配管部)の供給エアと織機の熱発生源との間で熱交換を行ってもよい。
○ 第3実施形態では、熱交換部における織機の熱発生源として開口駆動モータ及びメイン駆動モータとして説明したが、それ以外の熱発生源であっても構わない。
○ 第3実施形態では、エア供給源よりのエア配管を分岐させ、分岐させたエア配管内に別の熱交換部を設けるとして説明したが、分岐ルートを2つ以上形成し、それぞれの分岐ルートにそれぞれ別々の熱交換部を設けても構わない。この場合には、織機における複数の熱発生源の冷却を同時に行なわせることができる。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible within the scope of the gist of the invention. For example, the following modifications may be made.
In the first to third embodiments, it has been described that two weft insertion main nozzles are arranged in series, but they may be used alone.
In the first and second embodiments, the heat generation source of the loom is described as an opening drive motor. However, the heat generation source is other than the opening drive motor, for example, a main drive motor, a weft brake motor, an oil bath, etc. It doesn't matter.
In the second embodiment, the heat generation source of the loom and the supply air in the sub-nozzle air tank are connected by a heat pump and heat exchange is performed. However, the heat generation source of the loom and the supply in the air tank for the main nozzle are described. Heat exchange may be performed by connecting air with a heat pump. In addition, separate heat generation sources may be connected to the sub nozzle air tank and the main nozzle air tank by a heat pump, and heat exchange may be performed separately. Also, heat exchange may be performed between the supply air in the air piping upstream of the on-off valve (for example, the piping section between the on-off valve and the air tank) and the heat generation source of the loom instead of the supply air in the air tank. Good.
In the third embodiment, the opening drive motor and the main drive motor have been described as the heat generation source of the loom in the heat exchange unit, but other heat generation sources may be used.
In the third embodiment, it has been described that the air pipe from the air supply source is branched and another heat exchange unit is provided in the branched air pipe. However, two or more branch routes are formed, and each branch route is formed. Each may have a separate heat exchange section. In this case, the plurality of heat generation sources in the loom can be simultaneously cooled.
13 メインノズル
13a 第1緯入れノズル
13b 第2緯入れノズル
14、15、16 サブノズル
18 エア配管
19、20 開閉弁(メインノズル用)
21、26 エアタンク
22、27 レギュレータ
23、24、25 開閉弁(サブノズル用)
29 熱交換部
30 エア供給源
32 開口駆動モータ
13
21, 26
29
Claims (4)
前記開閉弁よりも上流側の前記エア配管内を流れるエアと、織機の機能部品を構成する熱発生源との間で熱交換を行うことを特徴とするエアジェットルームにおける冷却装置。 A regulator for adjusting the pressure of air supplied from the air supply source in the air pipe to a pressure suitable for weft insertion, the air pipe connecting the weft insertion nozzle and the air supply source, and adjusted by the regulator In an air jet room in which an air tank for storing pressure air and an on-off valve for controlling supply of air stored in the air tank to the weft insertion nozzle are sequentially arranged,
A cooling device in an air jet loom, wherein heat exchange is performed between air flowing in the air pipe upstream of the on-off valve and a heat generation source constituting a functional component of the loom.
The air jet according to claim 1, wherein a heat pump is interposed between the heat generation source and air in the air pipe, and the heat generation source and air in the air pipe are thermally connected. Cooling device in the room.
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