JP2007210992A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、高い美白効果を有し、身近な材料で簡単に作ることができ、皮膚に対する安全性の高い皮膚外用剤を提供することにある。
【解決手段】本発明の皮膚外用剤は、枇杷の葉エキスと山椒エキスとを含有することを特徴とするものである。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の皮膚外用剤は、枇杷の葉エキスと山椒エキスとを含有することを特徴とするものである。
【選択図】なし
Description
本発明は、優れた皮膚美白効果を有する皮膚外用剤に関するものである。
皮膚のシミ、ソバカスなどの色素沈着は、一般的には、日光の紫外線が原因となって、メラニンが過剰に生成されて、それが皮膚内に沈着するものと考えられている。しかし、できてしまったシミ、ソバカスを短期間に薄くすることは難しく、特に女性の美容上の悩みの種となっている。
そこで、日焼けによる色素沈着の予防策として、サンスクリーン剤などの紫外線防止剤を皮膚に塗布したり、つばの広い帽子をかぶったりして、メラニン生成の原因となる紫外線を遮光する方法がとられている。しかし、紫外線防止剤は、塗布してから時間が経つと、汗などが原因となって効果が低下してしまうし、帽子をかぶっていても、地面からの反射光があるため、日焼けを完全に防ぐことは困難である。
また、できてしまったシミ、ソバカスを改善する美白用の皮膚外用剤として、ビタミンCまたはその誘導体、プラセンタエキス、ハイドロキノン、グルタチオンなどの薬剤を配合したものが多数提案されている。 (例えば特許文献1参照)。
しかしながら、ビタミンCまたはその誘導体は、シミ、ソバカスの原因であるメラニン生成を抑制する効果はあるが、既にできてしまったシミなどを薄くする効果については十分ではない。
また、プラセンタエキスは、哺乳動物の胎盤から得られるエキスであり、例えば、水溶性プラセンタエキスは、健常な牛または豚の胎盤から除血した後、無菌的に精製水で抽出し、油溶性成分を除去したホルモンを含まないエキスであるが、生成する工程が複雑であり高価である。
さらに、ハイドロキノンは、強力な脱色作用を有するものの、その作用が色素細胞の変性、致死に基づくものであるため、外用を継続すると永久的白斑になるばかりでなく、かぶれ等の皮膚トラブルが発生するなどの危険な副作用があり、安全性の面から化粧品等に配合するには問題がある。
特開2005−336127号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高い美白効果を有し、身近な材料で簡単に作ることができ、皮膚に対する安全性の高い皮膚外用剤を提供することにある。
本発明の皮膚外用剤は、枇杷の葉エキスと山椒エキスとを含有することを特徴とするものである。
なお、本発明の皮膚外用剤には、上記の必須成分のほかに、通常の化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば保湿剤、油剤、紫外線吸収剤、各種ビタミン剤、植物エキス、動物エキス、水、アルコール、増粘剤、防腐剤、抗酸化剤、キレート剤、pH調整剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
さらに、本発明の皮膚外用剤は、例えば、ローション、エッセンス、乳液、クリーム、軟膏、パック、浴用剤、スプレー、洗顔料等、通常皮膚外用剤として用いるものであればよく、特に剤型は限定されない。
本発明の皮膚外用剤は、枇杷の葉エキスと山椒エキスとを含有しているので、枇杷の葉エキスと山椒エキスとの相乗効果によって、シミ、ソバカスに対して優れた美白効果を発揮し、シミ、ソバカスを薄く目立たなくさせることができる。また、誰でも身近な材料で簡単に作ることができる上、皮膚に対する安全性が高い。
以下、本発明にかかる皮膚外用剤の一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の皮膚外用剤は、枇杷の葉エキスと山椒エキスとを含有するもので、例えば、ホワイトリカーによく熟した枇杷の葉を一定期間浸漬して、枇杷の葉エキスをホワイトリカーに浸出させた後、この枇杷の葉エキスを含有する液体に、干したぶどう山椒の皮を一定期間浸漬して、ぶどう山椒エキスを浸出させ、その後、不純物をガーゼや濾紙で濾過して得られる。枇杷の葉は、よく熟したもの、すなわち、若葉よりも成熟した深緑色のしっかりした葉が好ましい。また、山椒は、干して乾燥させたもの、いわゆる乾(ほし)山椒が好ましい。また、山椒の種類は、特に限定されないが、ぶどう山椒が好ましい。さらに、実の皮の部分を用いることが好ましい。また、溶媒としては、ホワイトリカーに限られず、アルコール分がエチルアルコールである他のアルコール類であっても構わない。
そして、シミ、ソバカスのある部位(以下、患部という)を清潔にした後、上記の皮膚外用剤を患部に、例えば1日に1〜2回、定期的に塗布する。すると、枇杷の葉エキスとぶどう山椒エキスの美白作用によって、患部の色は、次第に褐色から薄いピンク色に変化して、日が経つにつれて薄くなり、ほとんど目立たなくなる。また、入手しやすい原料で誰でも容易かつ安価に作ることができる。さらに、美白成分が植物エキスであるので、安全性が高い。
(実施例)
以下、本発明にかかる実施例について説明する。
ホワイトリカー(アルコール分35度)1.8リットルに対して、よく熟した枇杷の葉450g程度の割合で、ホワイトリカーと枇杷の葉とを広口瓶などに収容し、枇杷の葉が液面から出ないように重石を載せた後、液が空気に触れないように硬く蓋をした状態で、20日程度放置した。
ホワイトリカーに枇杷の葉の成分が浸出して、液体の色が黄色っぽくなったら、枇杷の葉を取り除き、枇杷の葉エキスを含有する液体1リットルに対して、干して乾燥させたぶどう山椒の皮を100〜150gの範囲で入れて、液が空気に触れないように硬く蓋をした状態で、20日程度放置した。
その後、ぶどう山椒と、その他不純物を濾過して取り除き、殺菌済みのガラス瓶などに入れて、栓をして冷暗所で保管した。このようにすれば、長期間保存することができる。
以下、本発明にかかる実施例について説明する。
ホワイトリカー(アルコール分35度)1.8リットルに対して、よく熟した枇杷の葉450g程度の割合で、ホワイトリカーと枇杷の葉とを広口瓶などに収容し、枇杷の葉が液面から出ないように重石を載せた後、液が空気に触れないように硬く蓋をした状態で、20日程度放置した。
ホワイトリカーに枇杷の葉の成分が浸出して、液体の色が黄色っぽくなったら、枇杷の葉を取り除き、枇杷の葉エキスを含有する液体1リットルに対して、干して乾燥させたぶどう山椒の皮を100〜150gの範囲で入れて、液が空気に触れないように硬く蓋をした状態で、20日程度放置した。
その後、ぶどう山椒と、その他不純物を濾過して取り除き、殺菌済みのガラス瓶などに入れて、栓をして冷暗所で保管した。このようにすれば、長期間保存することができる。
(結果)
患部を清潔にした後、上記実施例の皮膚外用剤を、1日に1〜2回、定期的に塗布したところ、患部の色の濃さによって、効果が出るまでの日にちに差があるものの、次第に褐色から薄いピンク色に変化した。また、皮膚への刺激もなく、使用感にも優れていた。そして、約半年後には、目に見えて美白効果が分かるようになってきた。
患部を清潔にした後、上記実施例の皮膚外用剤を、1日に1〜2回、定期的に塗布したところ、患部の色の濃さによって、効果が出るまでの日にちに差があるものの、次第に褐色から薄いピンク色に変化した。また、皮膚への刺激もなく、使用感にも優れていた。そして、約半年後には、目に見えて美白効果が分かるようになってきた。
Claims (1)
- 枇杷の葉エキスと山椒エキスとを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006202729A JP2007210992A (ja) | 2006-01-11 | 2006-07-26 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003255 | 2006-01-11 | ||
JP2006202729A JP2007210992A (ja) | 2006-01-11 | 2006-07-26 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007210992A true JP2007210992A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38489745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006202729A Pending JP2007210992A (ja) | 2006-01-11 | 2006-07-26 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007210992A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019077643A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 日本メナード化粧品株式会社 | Wnt発現抑制剤 |
JP2020073609A (ja) * | 2015-09-03 | 2020-05-14 | 丸善製薬株式会社 | Dkk1発現促進剤および美白剤 |
-
2006
- 2006-07-26 JP JP2006202729A patent/JP2007210992A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020073609A (ja) * | 2015-09-03 | 2020-05-14 | 丸善製薬株式会社 | Dkk1発現促進剤および美白剤 |
JP2019077643A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 日本メナード化粧品株式会社 | Wnt発現抑制剤 |
JP7219942B2 (ja) | 2017-10-25 | 2023-02-09 | 日本メナード化粧品株式会社 | Wnt発現抑制剤 |
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