JP2007210767A - 昇降機保守作業管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客に対して新たな負担を与えることなく、昇降機の保守作業を管理する管理者を支援する昇降機保守作業管理システムを実現する。
【解決手段】保守作業管理システムは、サーバ9内の記憶手段に昇降機の識別情報のリストを含む保守作業管理リストを記憶する。また、作業者端末1とプリンタ3は、昇降機の識別情報と、保守作業後に所定の箇所に顧客によって記入される記入欄と、が記載された保守作業報告書を書類として生成する。スキャナ5は、保守作業報告書10に記載された昇降機の識別情報と顧客による記入とを電子データとして読み込む。そして、管理者端末7は、電子データとして読み込んだ識別情報に基づいて、サーバ9内の記憶手段に記憶された保守作業管理リストにおける作業対象の昇降機を特定して、保守作業管理リストを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降機保守作業管理システムに関し、特に、保守作業後に生成される保守作業報告書に基づいて昇降機の保守作業を管理するための保守作業管理リストを更新する昇降機保守作業管理システムに関する。
ビル等に設置された昇降機の保守作業は、定期的に(又は依頼等に応じて)行われる。また、一般的に、保守作業の管理者(又は管理部門)が管理する昇降機は複数ある。このため、保守作業の管理者は、以下のように、保守作業対象となる昇降機の識別情報等が予めリスト化された保守作業管理リストを用いて保守作業を管理している。
まず、現場の作業者により保守作業が行われた後には、保守作業が行われた昇降機の識別情報や作業結果等が記載された保守作業報告書が書類として生成される。生成された保守作業報告書は、顧客に手渡され(又は郵送され)、顧客により署名又は捺印されたのち、作業者からの社内便や顧客からの返送等により、保守作業の管理者の元に回収される。
次に、保守作業の管理者は、回収された保守作業報告書に顧客による署名又は捺印が有るか否か等を確認し、さらに、保守作業報告書に記載された識別情報が保守作業管理リストにあるか等を確認することにより保守作業対象となった昇降機を特定する。そして、保守作業の管理者は、保守作業管理リスト内で特定された昇降機の欄に作業完了の印を付ける等を行い、その内容を更新して、昇降機の保守作業を管理している。なお、顧客による署名又は捺印を行う手法としては、書類に行う場合の他に電子的に行う場合がある(特許文献1及び2)。
特開2000−123066号公報 特開2004−240675号公報
前述したような保守作業対象となる昇降機の数は極めて多く、保守作業の管理者には、前述したような確認作業が負担となる。一人の管理者で、ひと月に数百から千件程度の確認作業が必要なこともある。
特許文献2に記載されているように、顧客による署名又は捺印を電子化することにより、管理者の負担(保守作業報告書への署名又は捺印の有無の確認等)を軽減させることができる。しかしながら、特許文献1に記載されているような昇降機が設置されたビル等に顧客が不在の場合は、顧客に署名又は捺印を行うための電子機器の使用方法を覚えてもらわなければならず、顧客に新たな負担を与えてしまう。したがって、顧客に対して新たな負担を与えることなく、昇降機の保守作業を管理する管理者を支援する昇降機保守作業管理システムが望まれる。
本発明は、保守作業対象となる昇降機の識別情報のリストを含む保守作業管理リストを記憶する記憶手段と、昇降機の識別情報と保守作業後に所定の箇所に顧客によって記入される記入欄とが記載された保守作業報告書を書類として生成する保守作業報告書生成手段と、保守作業報告書から識別情報を電子情報として読み込むことにより識別データを生成し、かつ、保守作業報告書から記入欄を電子情報として読み込むことにより記入欄データを生成する電子データ生成手段と、保守作業管理リストにおける昇降機の識別情報のリストから、識別データに基づいて作業対象となった昇降機を特定し、その昇降機に対して記入欄データを関連付けて登録することにより保守作業管理リストを更新する保守作業管理リスト更新手段と、を備えることを特徴とする。
このように、昇降機の識別情報と、保守作業後に所定の箇所に顧客によって記入される記入欄と、が記載された保守作業報告書を書類として生成することにより、保守作業報告書を受け取った顧客は、従来の慣習通り、保守作業報告書に必要な事項を記入するだけで良く、新たな負担を受けることがない。なお、所定の箇所は、電子データ生成手段により読み込み可能な箇所であればどこでもよい。
また、このように顧客により記入された保守作業報告書の識別情報と記入欄とは、電子データ生成手段により、電子情報として読み込まれる。このように読み込まれた識別情報(すなわち識別データ)に基づいて、保守作業管理リストにおける昇降機の識別情報のリストから保守作業対象の昇降機を特定し、特定した昇降機に対して記入欄データを関連付けて登録しておくことにより、例えば、保守作業が行われた昇降機と、これから保守作業を行う昇降機と、を分類することができ、管理者の負担を軽減させることができる。なお、識別情報は、保守作業対象となった昇降機を電子的に特定できるものであれば、どのような形態であっても構わない。
また、電子データ生成手段は、保守作業報告書から識別情報としてのコード画像を電子情報として読み込むことによりコード画像データを生成し、このコード画像データをデコードすることにより識別データを生成することが望ましい。
このように識別情報に関連付けられたコード画像を認識することにより、英数字が配列されたシリアルコード等をOCR等で読み取る手法に比べて、識別情報を容易に認識することができる。前述したような、保守作業報告書を顧客に郵送する場合、一時的に顧客の下で管理され書類が汚れたりすることがあるが、識別情報に関連付けられたコード画像さえ認識することができればよいため、このような汚れに対する耐性も向上する。
また、記入欄は、顧客により署名又は捺印される第1記入欄を含み、電子データ生成手段は、保守作業報告書から第1記入欄を電子情報として読み込むことにより第1記入欄データを生成し、保守作業管理リスト更新手段は、特定された昇降機に対して第1記入欄データを関連付けて登録することにより保守作業管理リストを更新することが望ましい。
このように、顧客により署名又は捺印される第1記入欄を電子データとして読み込み、これを特定された昇降機に対して関連付けて登録することにより、保守作業の管理者は、保守作業報告書における署名又は捺印の有無を容易にチェックすることができる。また、署名又は捺印は、顧客による承認を表すものであれば何でも(例えば拇印等であっても)よい。
また、記入欄は、顧客によるコメントが記入される第2記入欄を含み、電子データ生成手段は、保守作業報告書から第2記入欄を電子情報として読み込むことにより第2記入欄データを生成し、保守作業管理リスト更新手段は、特定された昇降機に対して第2記入欄データを関連付けて登録することにより保守作業管理リストを更新することが望ましい。
このように、顧客によるコメントが記入される第2記入欄を電子データとして読み込み、これを特定された昇降機に対して関連付けて登録することにより、保守作業の管理者は、保守作業が行われた昇降機について顧客からコメントがある場合に、そのコメントに容易にアクセスすることができる。
また、電子データ生成手段は、保守作業報告書の全体を電子情報として読み込むことにより作業報告書データを生成し、保守作業管理リスト更新手段は、さらに、特定された昇降機に対して作業報告書データを関連付けて登録することにより保守作業管理リストを更新することが望ましい。
このように、特定された昇降機に対して作業報告書データを関連付けて登録して保守作業管理リストを更新することにより、保守作業報告書を保管する保管場所の確保といった問題を解決することができる。また、リストから容易に電子化された報告書を確認することができる為、過去の報告書を探し出す際の手間も軽減される。
また、記憶手段に記憶された保守作業管理リストの内容を、保守作業を行う作業者が確認するための閲覧装置を備えていることが望ましい。
このような閲覧装置を携帯した作業者は、顧客による署名又は捺印された後に郵送されてきた保守作業報告書に記載された顧客のコメント等を管理者が現場の作業者に伝え忘れたとしても、閲覧装置から保守作業管理リストの内容を閲覧することができるため顧客のコメントを確認することができる。
また、保守作業管理リストに第2記入欄データが登録されているときに、閲覧装置に対して、第2記入欄データがあることを通知する送信手段を備えることが望ましい。
これにより、閲覧装置を携帯する作業者が、保守作業管理リストに登録された顧客のコメントの確認を怠ったとしても、顧客からのコメントがあることを知ることができる。また、送信手段としては、閲覧装置に対して第2記入欄データがあることを示す情報を送信することができるものであれば何でもよい。
本発明によれば、顧客に対して新たな負担を与えることなく、昇降機の保守作業を管理する管理者を支援する昇降機保守作業管理システムを実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、昇降機保守作業管理システムは、作業者端末1,プリンタ3,スキャナ5,管理者端末7,サーバ9により構成される。また、これらは、通信路20により接続されている。後述する作業管理テーブル40は、保守作業後に生成される保守作業報告書10により更新される。後述するように保守作業報告書10は顧客に手渡され、記入後に顧客から回収される書類である。
次に、図2を用いて、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムの構成の詳細について説明する。作業者端末1は、送受信部11,表示部13,入力部15,情報処理部17,情報記憶部19を備えている。この作業者端末1は、ワープロソフトがインストールされたPCで構成してもよいが、保守作業報告書10を生成するための専用端末で構成してもよい。なお、作業者端末1は、作業後すぐに(又は作業しつつ)保守作業報告書10の元データを生成するために、携帯できるラップトップPCやPDA等で構成するのが望ましい。
プリンタ3は、作業者端末1で生成された保守作業報告書10の元データを書類に印刷する。このプリンタ3は、顧客に、保守作業後に生成された保守作業報告書10aを作業現場で手渡すために、携帯できるものが望ましいが、顧客のビルに設置されたものであっても構わない。また、保守作業報告書10aを顧客に郵送する場合には、プリンタ3は、作業者の事業所に設置されたものであっても構わない。
スキャナ5は、顧客から回収された保守作業報告書10bを電子的に読み込む。このスキャナ5は、保守作業の管理者の事業所に設置されたものが望ましいが、顧客の元に設置されたものであっても構わない(この場合、通信路20を介してスキャンした電子データを管理者端末7に転送する)。
管理者端末7は、送受信部71,表示部73,入力部75,解析部77,記憶部79を備えている。この管理者端末7は、顧客から回収された保守作業報告書10bに基づいて、昇降機の保守作業を管理するためのものであるため、保守作業の管理者のいる事業所に設置されるのが望ましい。さらに、サーバ9は、作業管理テーブルを記憶する手段を備えている。なお、管理者端末7と、サーバ9と、は統合した構成にしてもよいし、別体で構成してもよい。
また、図3は、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムにおける保守作業報告書(の元データ又は書類)を示す図である。図3に示す保守作業報告書10は、顧客名欄100,作業結果の詳細欄110,作業結果の総合所見欄130,確認印欄150a,コメント欄170a,コード画像欄190が設けられている。
また、作業結果の詳細欄110には、昇降機の識別番号毎に作業項目のチェックリストが設けられている。また、確認印欄150aは、後述する報告書データの解析の際に、顧客により確認されたことを示す署名又は捺印が判別できるよう所定の箇所に設けられる。また、コメント欄170aについても同様に、後述する報告書データの解析の際に、顧客によるコメントの有無が判別できるよう所定の箇所に設けられる。なお、確認印欄150a及びコメント欄170aは、後述するように画像データとして取り込む。このため、保守作業報告書10には、確認印欄150a及びコメント欄170aが正常に読み込まれるように、原点座標となる電子的な印(図示せず)を設けておくのが望ましい。
なお、確認印欄150a及びコメント欄170aに顧客により記入された情報は、後述するように画像データとして取り込まれる。したがって、確認印欄150a及びコメント欄170aは、後述する画像データの取り込みの際には、顧客の記入がはみ出した際のマージンを考慮した確認印欄150b及びコメント欄170bを画像データとして取り込むのが望ましい(これについては後述する)。
さらに、コード画像欄190には、後述するように、顧客名欄100に記載された顧客名,作業結果の詳細欄110に記載された昇降機の識別番号,作業実施日等に基づくコード画像(例えば、QRコード)が設けられる。
図4は、本実施形態に係る作業管理テーブルを示す図である。作業管理テーブル40は、保守担当係,保守担当者,識別番号,郵送対象,作業責任者,作業実施日,報告書回収日,顧客コメントの有無等がデータベース化されている。この作業管理テーブル40は、サーバ9の記憶装置に記憶されており、通信路20を介して、管理者端末7、さらには、作業者端末1から閲覧可能な状態になっている。
次に、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムの動作についてステップ毎に説明する。作業者端末1は、昇降機の保守作業を行った(又は保守作業中の)作業者の入力により保守作業報告書10の元データを生成する。まず、作業者端末1は、保守作業報告書10を表示部13に表示し、昇降機の保守作業を行った(又は保守作業中の)作業者に必要事項の入力を促す。
次に、作業者端末1は、入力部15を介して作業者により入力された、保守担当係,保守担当者,作業責任者,作業実施日と共に、顧客名欄100,作業結果の詳細欄110,作業結果の総合所見欄130の情報を取得する。なお、作業結果の詳細欄110からは、昇降機の識別番号毎の作業結果も取得する。
作業者端末1は、このように取得した入力情報を、情報処理部17(の報告書情報処理部17a)で処理し、これを表示部13に表示すると共に情報記憶部19(の報告書情報記憶部19a)に記憶する。
次に、作業者端末1は、情報記憶部19(の報告書情報記憶部19a)に記憶された(作業結果の詳細欄110における)昇降機の識別番号に基づいて、情報処理部17(のコード画像作成部17b)で、コード画像(例えば、QRコード等)の元データを生成する。
生成されたコード画像の元データは、図3に示すように、保守作業報告書10の所定の箇所に設けられたコード画像欄190に表示されると共に、情報記憶部19(のコード画像記憶部19b)に記憶される。
なお、保守作業報告書10には、(書類には表示されない)連絡事項を関連付けて前述した作業実施日等と同様にコード画像等に盛り込んでおいてもよい(別のコード画像を新たに設けてもよい)。このような連絡事項を、後述する保守作業管理テーブル40に関連付けて登録しておくことにより、例えば、次回以降の保守作業で異なる作業者が保守作業を行ったときにおいても、以前の保守作業の作業者からの連絡事項を容易に把握することができる。
さらに、作業者による入力情報と、それにより生成されたコード画像と、は情報処理部17(の報告書データ生成部17c)で結合され、印刷用の保守作業報告書データが生成される。また、生成された印刷用の保守作業報告書データは、情報記憶部19(の報告書データ記憶部19c)に記憶される。
情報記憶部19(の報告書データ記憶部19c)に記憶された保守作業報告書データは、プリンタ3に転送される(S101)。プリンタ3は、転送された保守作業報告書データに基づいて保守作業報告書10aを印刷する。このように書類として印刷された保守作業報告書10aは、顧客に手渡され(又は郵送され)る(S102)。
顧客に手渡された保守作業報告書10は、作業結果等を確認した顧客による確認のための署名又は捺印が確認印欄150に行われ(場合によっては、コメント欄170にコメントが記入され)る(S103)。
このように顧客によって署名又は捺印された保守作業報告書10bは、保守作業の管理者の元に(作業者からの社内便や郵送等により)回収され、スキャナ5により電子情報として読み込まれ、報告書データが生成される(S104)。
このようにスキャナ5により生成された報告書データは、管理者端末7に転送される(S105)。管理者端末7に転送された報告書データは、管理者端末7の記憶部79(の報告書データ記憶部79a)に記憶される。
管理者端末7の解析部77(の報告書データ解析部77a)は、記憶部79(の報告書データ記憶部79a)に記憶された報告書データから、確認印欄150と、コメント欄170と、コード画像欄190と、の画像を抽出する。また、コード画像欄190から抽出されたコード画像データは、記憶部79(のコード画像記憶部79b)に記憶される。
管理者端末7の解析部77(の報告書データ解析部77a)は、記憶部79(のコード画像記憶部79b)に記憶されたコード画像データをデコードして、昇降機の識別番号(例えば、“A001”)や、作業実施日,保守担当係,保守担当者,作業責任者等を抽出する。
また、管理者端末7の解析部77(の管理テーブル処理部77b)は、サーバ9の記憶部(図示せず)に記憶された(図4に示す)作業管理テーブルを取得する。そして、管理者端末7の解析部77(の管理テーブル処理部77b)は、取得した作業管理テーブルの中から、抽出した昇降機の識別番号(すなわち、“A001”)に該当する昇降機を検索し、作業対象となった昇降機を特定する。
また、管理者端末7の解析部77(の報告書データ解析部77a)は、確認印欄150の画像データである確認印欄データに、顧客による署名又は捺印があるか否かを判定する。なお、顧客による署名又は捺印の判定としては、顧客の署名又は捺印の画像データを予め用意しておき、その画像データと確認印欄データとを照合する手法の他に、確認印欄データがデフォルト値(すなわち、何も記入されていない状態)かそれ以外かを判定する手法等がある。
そして、管理者端末7の解析部77(の管理テーブル処理部77b)は、作業管理テーブル40の中から特定された(識別番号が“A001”の)昇降機に対して、以下のように、前述した記入欄データを関連付けて登録することにより保守作業管理リストを更新する(なお、記入欄データが関連付けられた昇降機に対しては、コード画像データから認識した保守担当係,保守担当者,作業責任者,作業実施日等を登録する)。
すなわち、予め用意した画像データと確認印欄データとを照合する手法の場合は、照合された昇降機についてのみに(例えばフラグ等を付け、このフラグの付いた昇降機のみに)、コード画像データから認識した作業実施日等を登録することにより作業管理テーブル40を更新する。また、確認印欄データがデフォルト値かそれ以外かで判定する手法の場合は、特定された昇降機に、それ以外の(すなわち確認印欄150に何かしら記入された)確認印欄データの画像そのものを(作業実施日等と共に)関連付けて登録することにより作業管理テーブル40を更新する。
これにより、作業管理テーブル40では、保守作業を行った昇降機(すなわち作業実施日等が登録された識別番号が“A001”の昇降機等)と、これから保守作業を行う昇降機(作業実施日等が未登録である識別番号が“J001”の昇降機等)と、が分類される。このように、分類された作業管理テーブルを、管理者端末7(の表示部73)から確認できるようにしておくことにより、保守作業の管理者による管理の負担(特に、保守作業報告書への署名又は捺印の有無の確認や作業対象となった昇降機の特定に係る負担)を軽減させることができる。
さらに、解析部77(の報告書データ解析部77a)は、抽出したコメント欄170からコメントの有無の判定を行う(例えば、コメント欄170bがデフォルト値かそれ以外かを判定する)。解析部77(の報告書データ解析部77a)は、コメントがあると判定したら、記憶部79(の顧客コメント記憶部79c)に一時的にコメント欄データを記憶し、前述した作業管理テーブル40の中から特定された昇降機に、顧客のコメントがあるという情報を関連付けて、作業管理テーブル40を更新する。
このように、更新された作業管理テーブル40を、管理者端末7(の表示部73)から確認できるようにしておくことにより、保守作業の管理者は、顧客から回収された(膨大な量の)保守作業報告書10の中から、コメントがある保守作業報告書だけを容易に特定することができる。
さらに、解析部77(のアラーム情報処理部77c)は、更新した作業管理テーブル40に基づいて、作業者端末1に、保守作業報告書10のコメント欄にコメントがあることを通知する。このような通知は、管理者端末7の送受信部71から送信され、通信路20を介して、作業者端末1の送受信部11で受信され、表示部13等にコメントがあることを示す情報が表示される。したがって、保守作業の管理者から作業者へ顧客からのコメントの伝達漏れを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムは、昇降機の識別情報と保守作業後に所定の箇所に顧客によって記入される記入欄とが記載された保守作業報告書を書類として生成し、これを電子データとして読み込み、記憶手段に記憶された保守作業管理リストにおける昇降機の識別情報のリストから、電子データとして読み込んだ識別情報(すなわち識別データ)に基づいて作業対象の昇降機を特定し、その昇降機に対して記入欄データを関連付けて登録することにより保守作業管理リストを更新する。これにより、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムは、顧客に対して新たな負担を与えることなく、昇降機の保守作業を管理する管理者を支援することができる。
また、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムは、保守作業報告書に基づいて作業報告書データを生成し、特定された昇降機に対して作業報告書データを関連付けて登録する。これにより、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムは、保守作業報告書を書類として保管する場所やコストに係る課題を解消することができる。
さらに、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムは、保守作業報告書に顧客によるコメントが記入される記入欄を含んでおり、この記入欄にコメントがある(すなわち、記入欄データがある)ときに、作業者が携帯する閲覧装置に、コメントがある(すなわち、記入欄データがある)ことを通知する。これにより、本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムは、保守作業の管理者から作業者への伝達漏れを防ぐことができる。
本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムを構成する機器の詳細を示す図である。 本実施形態に係る昇降機保守作業管理システムにおける保守作業報告書(書類又はデータ)を示す図である。 本実施形態に係る作業管理テーブルを示す図である。
符号の説明
1 作業者端末、3 プリンタ、5 スキャナ、7 管理者端末、9 サーバ、10 保守作業報告書、11 送受信部、13 表示部、15 入力部、17 情報処理部、19 情報記憶部、20 通信路、71 送受信部、73 表示部、75 入力部、77 解析部、79 記憶部、100 顧客名欄、110 詳細欄、130 総合所見欄、150 確認印欄、170 コメント欄、190 コード画像欄。

Claims (7)

  1. 保守作業対象となる昇降機の識別情報のリストを含む保守作業管理リストを記憶する記憶手段と、
    昇降機の識別情報と保守作業後に所定の箇所に顧客によって記入される記入欄とが記載された保守作業報告書を書類として生成する保守作業報告書生成手段と、
    前記保守作業報告書から識別情報を電子情報として読み込むことにより識別データを生成し、かつ、前記保守作業報告書から記入欄を電子情報として読み込むことにより記入欄データを生成する電子データ生成手段と、
    前記保守作業管理リストにおける昇降機の識別情報のリストから、前記識別データに基づいて作業対象となった昇降機を特定し、その昇降機に対して前記記入欄データを関連付けて登録することにより前記保守作業管理リストを更新する保守作業管理リスト更新手段と、
    を備えることを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
  2. 請求項1に記載の昇降機保守作業管理システムであって、
    前記電子データ生成手段は、前記保守作業報告書から識別情報としてのコード画像を電子情報として読み込むことによりコード画像データを生成し、このコード画像データをデコードすることにより前記識別データを生成することを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の昇降機保守作業管理システムであって、
    前記記入欄は、顧客により署名又は捺印される第1記入欄を含み、
    前記電子データ生成手段は、前記保守作業報告書から第1記入欄を電子情報として読み込むことにより第1記入欄データを生成し、
    前記保守作業管理リスト更新手段は、前記特定された昇降機に対して前記第1記入欄データを関連付けて登録することにより前記保守作業管理リストを更新することを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された昇降機保守作業管理システムであって、
    前記記入欄は、顧客によるコメントが記入される第2記入欄を含み、
    前記電子データ生成手段は、前記保守作業報告書から第2記入欄を電子情報として読み込むことにより第2記入欄データを生成し、
    前記保守作業管理リスト更新手段は、前記特定された昇降機に対して前記第2記入欄データを関連付けて登録することにより前記保守作業管理リストを更新することを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された昇降機保守作業管理システムであって、
    前記電子データ生成手段は、前記保守作業報告書の全体を電子情報として読み込むことにより作業報告書データを生成し、
    前記保守作業管理リスト更新手段は、さらに、前記特定された昇降機に対して前記作業報告書データを関連付けて登録することにより前記保守作業管理リストを更新することを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の昇降機保守作業管理システムであって、
    前記記憶手段に記憶された保守作業管理リストの内容を、前記保守作業を行う作業者が確認するための閲覧装置を備えていることを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
  7. 請求項6に記載の昇降機保守作業管理システムであって、
    前記保守作業管理リストに第2記入欄データが登録されているときに、前記閲覧装置に対して、第2記入欄データがあることを通知する送信手段を備えることを特徴とする昇降機保守作業管理システム。
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