JP2007206946A - 多重化システム - Google Patents

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Yuji Takabayashi
祐二 高林
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Abstract

【課題】汎用OS上で稼動するJava(登録商標)アプリケーション等の非同期で実行されるソフトウェアを、OSに特別な仕組みを組み込まずに構築可能な多重化システムを実現する。
【解決手段】制御側のコンピュータと待機側のコンピュータとからなる多重化システムにおいて、制御側のコンピュータのファイル等値化手段は、制御側のコンピュータのファイルへの書き込み内容を、制御側のコンピュータの補助記憶手段に書き込み、待機側のコンピュータのファイル等値化手段は、制御側のコンピュータのファイル等値化手段から渡されるファイル書き込み内容を、待機側のコンピュータの補助記憶手段に書き込み、制御側のコンピュータは実行させ、待機側のコンピュータは実行させず、前記待機側のコンピュータが制御側に切り換えられる場合には、新たに制御側となるコンピュータは、補助記憶手段の保持データを初期データとして起動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェアが実装されたコンピュータが多重化され、1つのコンピュータが制御側に、他のコンピュータが待機側になる多重化システムに関するものである。本発明は、制御側のソフトウェア及び待機側のソフトウェアが、Java(登録商標)実行環境で稼動する場合の多重化に有効的に適用できる。
図4は、特許文献1に開示されている技術に基づく二重化制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。1は制御側コンピュータ、2は待機側コンピュータである。
3は、これらコンピュータに選択的に接続されるI/Oデバイス、4は、このI/Oデバイスを介して制御されるプラント機器である。図示されていないが、制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2は、制御バス等の通信バスを介して接続され、二重化に必要な処理を実行するための通信を行なう。
制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2を横断する領域Pは、制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2の二重化対象領域である。同様に、制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2を横断する領域Qは、制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2の二重化対象外の領域である。
二重化対象領域Pにおいて、10は制御側コンピュータ1に実装された制御ソフトウェア、20は待機側コンピュータ2に実装された制御ソフトウェアである。30は制御側コンピュータ1に実装されたI/Oドライバ、40は待機側コンピュータ2に実装されたI/Oドライバである。
制御ソフトウェア10は、制御タスクAを実行するソフトウェア11及び制御タスクBを実行するソフトウェア12並びにこれらソフトウェアの入出力機能を持つI/Oバッファ13を備える。
同様に、制御ソフトウェア20は、制御タスクAを実行するソフトウェア21及び制御タスクBを実行するソフトウェア22並びにこれらソフトウェアの入出力機能を持つI/Oバッファ23を備える。
制御側コンピュータ1側で制御タスクAを実行するソフトウェア11と、待機側コンピュータ2側で制御タスクAを実行するソフトウェア21は、全く同一のプログラム(OS及びアプリケーション)が夫々のCPUモジュールで実行され、両者が互いに同期をとって並列実行される。制御タスクBを実行するソフトウェア12と、制御タスクBを実行するソフトウェア22も同様である。
定常の制御状態では、制御側コンピュータ1側のI/Oバッファ13のみがI/Oドライバ30と通信し、I/Oデバイス3を介してプラント機器4を制御すると共に、待機側のI/Oバッファ23にI/Oバッファ13の入力情報を送り、データの等値化を実行する。待機側のI/Oバッファ23とI/Oドライバ40の通信並びにI/Oドライバ40とI/Oデバイス3との通信は切り離されている。
図5は、制御タスクの同期動作を説明するシーケンス図である。(A)は制御側のI/Oバッファ13のI/O入出力のシーケンス、(B)は待機側のI/Oバッファ23のI/O入出力のシーケンスを示しており、制御側のI/Oバッファ13は、I/O入力とI/O出力のシーケンスで待機側と待ち合わせを実行し、制御タスクの同期実行を実現している。
このような待ち合わせシーケンスによる同期実行環境によって、制御側コンピュータ1に異常が発生した際でも、制御に全く影響を与えることなく、完全に制御を継続した状態で瞬時に待機側コンピュータ2に制御権を移行させる切り換えが実現できる。切り換え処理の詳細については、特許文献1に開示されている。
図4に戻り、制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2を横断する領域Qで示す二重化対象外の領域では、制御側と待機側で互いに非同期動作している複数のアプリケーションがあり、これらアプリケーションは二重化対象外とされている。
これらアプリケーションの内、50及び60は、制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2内に構築されたJava(登録商標)実行環境であり、このJava(登録商標)実行環境における仮想マシンであるJava(登録商標) VM上でアプリケーションJava(登録商標) APが稼動している。
このように、従来の制御システムでは、市販の汎用OS上で二重化を実現するために、同期実行が可能な制御ソフトウェアのみを二重化の対象とし、Java(登録商標)実行環境を含む他のアプリケーションを二重化の対象外としている。
特開2003−36101号公報
特開平7−36720号公報
従来の制御システムでは、次のような問題点がる。
(1)Java(登録商標)実行環境をはじめとする、制御ソフトウェア以外のアプリケーションでは、同期ポイントが存在しないため、制御ソフトウェアのような完全な同期実行はできない。従って、市販のJava(登録商標) VMを従来システムにそのまま適用することはできず、Java(登録商標) VMに対し高度な二重化制御の仕組みを組み込む必要がある。
(2)従来システムのように、両コンピュータで同一ソフトを同時実行する方式では、一方のコンピュータがダウンした状態から元の二重化状態に復帰させるためにはAPC(All Program Copy)処理が必要となる。
(3)APC処理では、基本的に制御を実行していた側のコンピュータの全メモリ内容を待機していた側のコンピュータにコピーする必要があるが、Java(登録商標)実行環境に対し、そのままAPC処理を行うと以下の問題が発生する。
(4)Java(登録商標)実行環境は多くのメモリ(一般的に32Mbyte程度は必要)を必要とするため、これらのメモリを待機側のコンピュータにコピーするには時間がかかる。APC処理中は全機能を停止する必要があるため、Java(登録商標)実行環境をAPC処理対象とすることにより、制御機能に対し大きな影響(制御が一時的に停止する)を及ぼしてしまう。
(5)APC処理完了直後の待機側コンピュータの状態は、制御の状態そのもののため、ネットワークのコンフィギュレーション(IPアドレス等)やファイルシステムの再コンフィギュレーション処理が必要になる。しかしながら、Java(登録商標) VMは、OSに限りなく近い機能のため、ネットワーク、補助記憶手段をはじめとするハードウェアへの依存度が強いコンポーネントであり、これらのコンフィギュレーションに対するオンライン変更に耐えられないのが実情である。
(6)特許文献2に開示されているように、OS部で全ての二重化機能を実現し、アプリケーション層では二重化を意識しない構成とした場合には、すべてのアプリケーションを二重化対象とすることが可能であるが、この場合には以下の制約が生じ、実現は困難となる。
(7)特殊なハードウェア及びOSが必要となり、OS部には高度な二重化処理の組込みが必要となる。従って、市販の汎用OSでの対応は不可能であり、メーカ異存の専用OSしか選択の余地がなくなる。
(8)Java(登録商標) 実行環境のような高度なミドルウェアは、市販品を購入して使用するのが一般的であり、これをメーカ依存の専用OSにポーティングすることは非常に困難かつ膨大な投資が必要となる。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、汎用のOS上で稼動している、Java(登録商標) アプリケーション等の非同期で実行されているソフトウェアを、OSに特別な仕組みを組み込む必要なしに構築可能な多重化システムの実現を目的としている。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)ソフトウェアが実装されたコンピュータが多重化され、1つのコンピュータが制御側に、他のコンピュータが待機側になる多重化システムにおいて、
各コンピュータは、ファイル等値化手段及び補助記憶手段を有し、
制御側のコンピュータにあるファイル等値化手段は、制御側のコンピュータにあるソフトウェアのファイルへの書き込み内容を、制御側のコンピュータの補助記憶手段に書き込み、
待機側のコンピュータにあるファイル等値化手段は、制御側のコンピュータにあるファイル等値化手段から渡されるファイル書き込み内容を、待機側のコンピュータの補助記憶手段に書き込み、
制御側のコンピュータのソフトウェアは実行させ、待機側のコンピュータのソフトウェアは実行させず、
前記待機側のコンピュータが制御側に切り換えられる場合には、新たに制御側となるコンピュータにあるソフトウェアは、補助記憶手段の保持データを初期データとして起動されることを特徴とする多重化システム。
(2)前記制御側のコンピュータに実装されたソフトウェアと、前記待機側のコンピュータに実装されたソフトウェアとは、互いに非同期で動作していることを特徴とする(1)に記載の多重化システム
(3)異常であった待機側のコンピュータが制御側に復帰する場合には、現在制御側のコンピュータのメモリ内容を制御側に復帰するコンピュータにコピーするAPC処理を実行後に、制御側に復帰するコンピュータのソフトウェアを起動することを特徴とする(1)又は(2)に記載の多重化システム。
(4)前記ソフトウェアは、Java(登録商標)実行環境で稼動するソフトウェアであることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の多重化システム。
(5)前記制御側のコンピュータと前記待機側のコンピュータとの間で同期関係を持って稼動する制御ソフトウェアに夫々アクセスするデータアクセス手段を各コンピュータが備え、
前記制御側のコンピュータにあるソフトウェアは、前記制御側のコンピュータにあるデータアクセス手段へのアクセスデータを、前記待機側のコンピュータにあるデータアクセス手段に渡して等値化を実行することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の多重化システム。
(6)前記制御側のコンピュータ及び前記待機側のコンピュータにあるソフトウェアは、汎用通信ネットワークを介して前記制御側のコンピュータ及び前記待機側のコンピュータに接続されたユーザコンピュータと通信することを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の多重化システム。
(7)前記制御側のコンピュータ及び前記待機側のコンピュータは、入出力デバイスを介して選択的にプラントの機器を制御することを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載の多重化システム。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
(1)市販のJava(登録商標) VMおよびJava(登録商標)アプリケーションに手を加えることなく実装して二重化システムを実現できる。
(2)既存の二重化制御システムにそのまま適用可能で、制御機能の二重化性能(切替時間や復帰時間)に影響を与えない。
(3)ハードウェア、OS及びJava(登録商標) VM に依存しないJava(登録商標)実行環境での二重化が可能であり、市販のOSやJava(登録商標) VMに対して簡単に適用できる。
(4)Java(登録商標)のファイルアクセスに対し、両コンピュータにファイルを等値化する機能を有し、ファイル操作に関するJava(登録商標)の継続性を保証できる。
(5)制御システム以外の汎用コンピュータによる二重化システムにも適用可能である。更に、Java(登録商標)以外のアプリケーションプラットフォームに対しても適用可能である。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は、本発明を適用した二重化システムの一実施形態を示す機能ブロック図である。図4で説明した従来の二重化システムと同一要素には同一符号を付し、説明を省略する。以下、本発明の特徴部につき説明する。
図1の実施形態は、図4で説明した制御ソフトウェア10及び制御ソフトウェア20の二重化システムを土台として、Java(登録商標)実行環境の二重化機能をアドオンした形態となっている。
制御側コンピュータ1において、実線のブロック100は、制御側に実装されたJava(登録商標)実行環境であり、制御側コンピュータ1のOSに依存するJava(登録商標) VM上で稼動する複数のJava(登録商標) APよりなる。
同様に、待機側コンピュータ2において、点線のブロック200は、待機側に実装されたJava(登録商標)実行環境であり、制御側コンピュータ2のOSに依存するJava(登録商標) VM上で稼動する複数のJava(登録商標) APよりなる。
従来システムから継承される制御ソフトウェア10及び20に関しては、基本的に全く同一のソフトウェアを両側のコンピュータで同期を取りながら並列実行することで、一方のコンピュータに故障が発生しても、完全に処理を継続した状態で他方のコンピュータへの切換えが可能となっている。
Java(登録商標)実行環境100及び200については、汎用のOS下では、前述のように完全な継続実行を行うことが困難なことから、本発明では、コンピュータの切り換えが発生した際には、初期スタートを実行する切り換え形態をとる。従って、図示の定常制御状態では、制御側コンピュータ1のJava(登録商標)実行環境100のみが動作状態におかれ、待機側コンピュータ2のJava(登録商標)実行環境200は不動作状態におかれている。
制御側で動作しているJava(登録商標)実行環境100のJava(登録商標) APは、Ethernet(登録商標)5を介して制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2に接続されているFTPサーバ6、Mailサーバ7、操作監視用PC8と通信して所定のアプリケーションを実行する。
FTPサーバ6は、Loggingファイルの収集やConfigurationのロードを実行する。Mailサーバ7は、Alarm通知のMail受信や操作指令のMail送信を実行する。操作監視用PC8は、ブラウザによる制御データやAlarmの監視を実行する。
101は制御側のファイル等値化手段であり、Java(登録商標)実行環境100でJava(登録商標)アプリケーションから要求されたファイル編集操作、例えばE-Mailの受信やロギングデータの書込み等のファイル書込み操作が発生した場合に、制御側の補助記憶手段102にファイル書き込みを行う。
同時に、待機側のファイル等値化手段201に同一データを渡し、待機側の補助記憶手段202にファイル書き込みを実行する。これにより、両コンピュータの補助記憶手段の内容が等値化される。
Java(登録商標)アプリケーションがファイル操作を行う場合には、クラスライブラリを経由して実行される。同時に、このクラスライブラリは、ファイル操作を制御側ファイル等値化手段101に通知する役割を果たす。
制御側のファイル等値化手段101は、クラスライブラリから受けたファイル操作要求を待機側コンピュータに通知すると共に、制御側の補助記憶手段102に操作を反映する。待機側コンピュータでは、制御側コンピュータより渡されたファイル操作情報を待機側の補助記憶手段202に反映する。
103及び203は、制御側及び待機側のデータアクセス手段であり、外部の機能が制御ソフトウェア10及び20のデータにアクセスするためのインタフェースである。制御側のデータアクセス手段103は、Java(登録商標)アプリケーションをはじめとする外部機能よりデータ書込み要求を受けると、制御ソフトウェア10にデータ書込み要求を送る。
同時に、待機側のデータアクセス手段203に対して制御ソフトウェア20への書込み要求を行う。これにより、制御ソフトウェアのデータは、両コンピュータで完全に同期して書き込みが行われる。
二重化された制御システムでは、制御側及び待機側コンピュータの自己診断及びハードウェアの診断機能より異常を検出し、自己停止あるいはコンピュータの切り換えを実行する機能を供えている。
待機側コンピュータ2では、制御側コンピュータ1のダウンを検出すると、コンピュータの切り換え処理及び動作を停止していたJava(登録商標)実行環境200の起動処理を実行し、初期スターとさせる。
図2は、切り換え処理直後の制御側コンピュータ1と切り換えにより制御側となる待機側コンピュータ2との関係を示す機能ブロック図である。ダウンした制御側コンピュータ1と待機側コンピュータ2の通信関係は絶たれ、待機側コンピュータ2は、シングルコンピュータの動作状態となる。
Ethernet(登録商標)5を介した外部機器との通信は、待機側コンピュータ2側に移る。更に、I/Oデバイス3は、待機側コンピュータのI/Oドライバ40と通信してプラント機器5の制御を実行する。
Java(登録商標)実行環境200の起動処理では、Java(登録商標)実行環境は初期スタートとなるが、制御側コンピュータ1がダウン直前までに行ったファイル書込み操作は、待機側の補助記憶手段202に等値化されているため、待機側コンピュータ2は起動処理を継続することができる。
図2のシングルコンピュータの動作状態から、図1の二重化システムの動作状態に復帰する際には、APC(All Program Copy)処理を行う。APC処理では、全機能を一旦サスペンドし、全メモリ内容を復帰対象のコンピュータ(図1の制御側コンピュータ1)にコピーし、待機側コンピュータ2の補助記憶手段202上のファイルシステム及び主記憶を制御側コンピュータ1に等値化させた後、制御ソフトウェア10及び20の同期実行を開始する。
制御側Java(登録商標)実行環境100は、APC処理の直前に一旦シャットダウンし、制御側コンピュータ1のCPUの主記憶上から消去する。これにより、APC処理完了後に、制御側コンピュータ1でのみJava(登録商標)実行環境100の再起動を行い、定常の二重化動作状態に復帰する。
本発明は、プラント等の制御システムにアドオンした図1の形態のみならず、汎用コンピュータのJava(登録商標)実行環境に対しても適用可能である。図3は、汎用コンピュータを制御側コンピュータ1及び待機側コンピュータ2として使用したJava(登録商標)実行環境の二重化システムの機能ブロック図である。
制御側及び待機側を横断する領域RがJava(登録商標)二重化実行環境である。同じく、領域Sが二重化対象外の汎用アプリケーション実行領域であり、そのまま動作させる。Java(登録商標)二重化実行環境の構成及び動作は、図1で説明した構成及び動作と同一である。
この実施形態の特徴は、2台の汎用コンピュータで実現が可能であり、Java(登録商標)以外の機能には一切手を入れることなく、通常のコンピュータとして動作させることができる。つまり、汎用のOS及びアプリケーションをそのまま使用することが可能である。
従って、Java(登録商標)実行環境にのみ本発明の二重化機能をポーティングすることで、汎用コンピュータ2台によるJava(登録商標)の二重化環境を実現することが可能となる。更に、制御側と待機側の通信には汎用のEthernet(登録商標)を使用することで、特別な仕組みは一切不要である。このEthernet(登録商標)を使用して、コンピュータ間の健全性診断を行い、異常検出時には切り換え処理を実行することができる。
以上説明した実施形態では、二重化の対象となる制御側と待機側において非同期で作動するソフトウェアとして、Java(登録商標)実行環境で稼動するソフトウェアを例示したが、本発明の適用対象は、Java(登録商標)実行環境に限定されるものではなく、互いに非同期関係の汎用のアプリケーションプラットフォームに対しても同様の手法を用いて二重化を実現することが可能である。
更に、実施形態では二重化システムを例示したが、待機側コンピュータを複数台備える多重化システムに対しても、本発明を有効に適用することが可能である。
本発明を適用した二重化システムの一実施形態を示す機能ブロック図である。 切り換え処理直後の制御側コンピュータと待機側コンピュータとの関係を示す機能ブロック図である。 汎用コンピュータを制御側コンピュータ及び待機側コンピュータとして使用したJava(登録商標)実行環境の二重化システムの機能ブロック図である。 特許文献1に開示されている技術に基づく二重化システムの構成例を示す機能ブロック図である。 制御タスクの同期動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
1 制御側コンピュータ
2 待機側コンピュータ
3 I/Oデバイス
4 プラント機器
5 Ethernet(登録商標)
6 FTPサーバ
7 Mailサーバ
8 操作監視用PC
10 制御ソフトウェア(制御側)
20 制御ソフトウェア(待機側)
30 I/Oドライバ(制御側)
40 I/Oドライバ(待機側)
100 Java(登録商標)実行環境(制御側)
101 ファイル等値化手段(制御側)
102 補助記憶手段(制御側)
103 データアクセス手段(制御側)
200 Java(登録商標)実行環境(待機側)
201 ファイル等値化手段(待機側)
202 補助記憶手段(待機側)
203 データアクセス手段(待機側)

Claims (7)

  1. ソフトウェアが実装されたコンピュータが多重化され、1つのコンピュータが制御側に、他のコンピュータが待機側になる多重化システムにおいて、
    各コンピュータは、ファイル等値化手段及び補助記憶手段を有し、
    制御側のコンピュータにあるファイル等値化手段は、制御側のコンピュータにあるソフトウェアのファイルへの書き込み内容を、制御側のコンピュータの補助記憶手段に書き込み、
    待機側のコンピュータにあるファイル等値化手段は、制御側のコンピュータにあるファイル等値化手段から渡されるファイル書き込み内容を、待機側のコンピュータの補助記憶手段に書き込み、
    制御側のコンピュータのソフトウェアは実行させ、待機側のコンピュータのソフトウェアは実行させず、
    前記待機側のコンピュータが制御側に切り換えられる場合には、新たに制御側となるコンピュータにあるソフトウェアは、補助記憶手段の保持データを初期データとして起動されることを特徴とする多重化システム。
  2. 前記制御側のコンピュータに実装されたソフトウェアと、前記待機側のコンピュータに実装されたソフトウェアとは、互いに非同期で動作していることを特徴とする請求項1に記載の多重化システム
  3. 異常であった待機側のコンピュータが制御側に復帰する場合には、現在制御側のコンピュータのメモリ内容を制御側に復帰するコンピュータにコピーするAPC処理を実行後に、制御側に復帰するコンピュータのソフトウェアを起動することを特徴とする請求項1又は2に記載の多重化システム。
  4. 前記ソフトウェアは、Java(登録商標)実行環境で稼動するソフトウェアであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多重化システム。
  5. 前記制御側のコンピュータと前記待機側のコンピュータとの間で同期関係を持って稼動する制御ソフトウェアに夫々アクセスするデータアクセス手段を各コンピュータが備え、
    前記制御側のコンピュータにあるソフトウェアは、前記制御側のコンピュータにあるデータアクセス手段へのアクセスデータを、前記待機側のコンピュータにあるデータアクセス手段に渡して等値化を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多重化システム。
  6. 前記制御側のコンピュータ及び前記待機側のコンピュータにあるソフトウェアは、汎用通信ネットワークを介して前記制御側のコンピュータ及び前記待機側のコンピュータに接続されたユーザコンピュータと通信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の多重化システム。
  7. 前記制御側のコンピュータ及び前記待機側のコンピュータは、入出力デバイスを介して選択的にプラントの機器を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の多重化システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294961A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Yokogawa Electric Corp 多重化入出力モジュール

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