JP2007206837A - 本人確認システムおよび本人確認方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を行うこと。
【解決手段】本人確認システム3において、計数機60が、獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者5の顔画像を取得し、該取得した計数依頼者5の顔画像を計数レシート100に格納し、景品管理装置70が、景品交換依頼者6から景品交換依頼を受け付けたならば、計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を取り出し、該取り出した計数依頼者5の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、計数情報が関連付けられた計数情報記録媒体と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システムおよび本人確認方法に関する。
従来より、パチンコ遊技やパチスロ遊技などの遊技を提供する遊技店において、遊技客が遊技を終了するためには、遊技で獲得した獲得玉/獲得メダルを計数し、該計数した獲得玉/獲得メダルを所望の景品に交換する景品交換サービスを受ける必要がある。
かかる遊技店では、景品交換を行う景品カウンタまで獲得玉/獲得メダルを持ち運ぶ不便を解消するために、獲得玉/獲得メダルを計数し、計数した獲得玉/獲得メダルの数量が関連付けられた計数レシートを計数依頼者に発行する計数機と、この計数レシートに関連付けられた獲得玉/獲得メダルの数量を上限として、獲得玉/獲得メダルを所望の景品に交換する景品交換処理を行う景品管理装置とからなる景品交換システムが広く導入されている。
ここで、かかる「景品交換サービス」を提供する遊技店では、盗難計数レシートを景品交換する不正行為を防止するために、景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う必要がある。
例えば、特許文献1では、計数レシートに一意に採番されたレシート番号に計数機および計数機周辺の撮像画像を対応付けて管理装置で記憶管理し、計数レシートとともに景品交換依頼を受け付けた場合に、当該計数レシートのレシート番号に対応付けられた撮像画像を景品管理装置に表示する遊技場用の監視装置が開示されている。
特開平8−191943号公報
しかしながら、上記した従来技術(特許文献1)では、管理装置がデータサイズの大きな画像データを一元的に記憶管理する必要があるため、管理装置の記憶容量を圧迫するという問題点があった。
さらに、上記の従来技術では、景品管理装置で景品交換依頼を受け付ける度に、管理装置から景品管理装置に画像データの転送が行われるので、店内通信網に多大な負荷をかけるという問題も生じる。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を行うことができる本人確認システムおよび本人確認方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係る本人確認システムは、計数情報が関連付けられた計数情報記録媒体と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システムであって、前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の生体情報を前記計数情報記録媒体に格納する生体情報格納手段と、前記景品交換依頼者から景品交換依頼を受け付けたならば、前記計数情報記録媒体から計数依頼者の生体情報を取り出す生体情報取出手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る本人確認システムは、上記の発明において、前記生体情報取得手段は、前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の顔画像を取得し、前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の顔画像を前記計数情報記録媒体に格納し、前記生体情報取出手段によって計数情報記録媒体から取り出された計数依頼者の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援する本人確認支援手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る本人確認システムは、上記の発明において、前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の顔画像をICカード化された計数情報記録媒体に格納することを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る本人確認システムは、上記の発明において、前記生体情報取得手段は、前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者画像の特徴量を取得し、前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者画像の特徴量を前記計数情報記録媒体に格納し、前記生体情報取出手段によって計数情報記録媒体から取り出された計数依頼者画像の特徴量と、当該景品交換依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ景品交換依頼者画像の特徴量との類似度に基づいて本人確認を行う本人確認処理手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る本人確認システムは、上記の発明において、前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者画像の特徴量を前記計数情報記録媒体に格納する符号方式として2次元バーコードを用いることを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る本人確認方法は、計数情報が関連付けられた計数情報記録媒体と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認方法であって、前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の生体情報を取得する生体情報取得工程と、前記生体情報取得工程によって取得された計数依頼者の生体情報を前記計数情報記録媒体に格納する生体情報格納工程と、前記景品交換依頼者から景品交換依頼を受け付けたならば、前記計数情報記録媒体から計数依頼者の生体情報を取り出す生体情報取出工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の生体情報を取得し、該取得した計数依頼者の生体情報を計数情報記録媒体に格納し、景品交換依頼者から景品交換依頼を受け付けたならば、計数情報記録媒体から計数依頼者の生体情報を取り出すこととしたので、データサイズの大きな画像データを管理装置に記憶管理させずとも、本人確認に必要な計数依頼者の生体情報を景品管理装置側で入手させることができ、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を行うことが可能な本人確認システムおよび本人確認方法が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の顔画像を取得し、該取得した計数依頼者の顔画像を計数情報記録媒体に格納し、計数情報記録媒体から取り出した計数依頼者の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することとしたので、データサイズの大きな画像データを管理装置に記憶管理させることを不要化するとともに、景品交換依頼者が計数依頼者本人であるか否かを遊技店の従業員に容易に確認させることができ、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を確実に行うことが可能な本人確認システムが得られるという効果が得られる。
また、本発明によれば、計数依頼者の顔画像をICカード化された計数情報記録媒体に格納することとしたので、画像データを記録するための記録容量を確保するとともに、計数情報記録媒体を再利用することが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者画像の特徴量を取得し、該取得した計数依頼者画像の特徴量を計数情報記録媒体に格納し、この計数情報記録媒体から取り出した計数依頼者画像の特徴量と、当該景品交換依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ景品交換依頼者画像の特徴量との類似度に基づいて本人確認を行うこととしたので、過度にデータサイズの大きな照合用生体情報を計数情報記録媒体に格納せずとも本人確認を行うことができ、本人確認を効率良く行うことが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、計数依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者画像の特徴量を計数情報記録媒体に格納する符号方式として2次元バーコードを用いることとしたので、計数情報を関連付けて記録するのが限度であった従来のバーコード方式に比較してデータサイズが大きい画像データの特徴量を計数情報記録媒体に記録することが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
以下の添付図面を参照して、本発明に係る本人確認システム(本人確認方法)の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る本人確認システムを実施例1〜2として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を実施例3として説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る資金管理システムの概要および特徴、システムを構成する各装置の構成および処理の流れを順に説明する。なお、本実施例1では、本発明をパチンコ遊技を対象とする遊技システムに適用することとする。
[概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1および図2を用いて、実施例1に係る本人確認システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る遊技システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、実施例1に係る本人確認システムの概要および特徴を説明するための概念図である。
図1に示すように、遊技店内に設置される遊技システム1は、ターミナルコントローラ(以下、T/Cと称す。)10を中心にして、カード精算機20、「島」と呼ばれるグループごとに設けられた島コントローラ30、計数機60、景品管理装置70が接続された構成となる。さらに、島コントローラ30には、各島に設置された複数の遊技機(パチンコ機)40それぞれに併設された台間機(貸出処理機)50が接続されており、景品管理装置70には、特殊景品の払出しを行う景品払出機80が接続されている。なお、T/C10は、上記の従来技術で言う「管理装置」に相当する。
この遊技システム1では、従来から用いられている会員カードMC(会員登録を行った遊技者(会員)に対して遊技店から発行され、発行店の識別情報や会員コードなどの会員識別情報が記憶される)や、プリペイドカードPC(カード発行機60により遊技者に対して発行され、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行額、カード種別などが記録される)を記録媒体として用いることができる。
精算機20は、プリペイドカードPCや会員カードMCに価値付けられた度数の残数(以下、残度数という)を現金で払戻すことを主機能とするものである。また、パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技客が遊技を行う装置である。
貸出処理機50は、現金(低額紙幣や小額硬貨を除く硬貨)或いはプリペイドカードPCや会員カードMCなどの記録媒体に価値付けられた度数の残数(以下、残度数という)と引き換えにパチンコ玉を貸し出す貸出し処理を主機能とするものであり、遊技店に設置された複数のパチンコ機40それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機40の相互間に挟まれる形で設置してある。
計数機60は、遊技客によって獲得された獲得玉数を計数し、計数した獲得玉数が関連付けられた計数レシートを発行することを主機能とするものである。景品管理装置70は、計数レシートに関連付けられた獲得玉数を上限として、獲得玉を所望の景品に交換する景品交換処理を主として行う装置である。なお、この計数レシートとは、獲得玉そのものを景品カウンタに持ち込ませる代わりに、遊技客が計数値分のパチンコ玉を獲得した事実を景品カウンタに持ち込ませるための獲得玉領収証であり、遊技客が獲得した玉/メダルを計数機で計数した時に獲得玉と引き換えに発行される。
このような遊技システム1内には、図2に示すように、計数情報が関連付けられた計数情報記録媒体(以下、適宜、計数レシートと言う。)100と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者6が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者5と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システム3が設けられる。なお、かかる「計数情報」とは、少なくとも獲得遊技媒体数を含む情報を指し、この獲得遊技媒体数の他には、計数時刻、計数係員などの情報を含んでいる。
ここで、実施例1に係る本人確認システム3は、獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者5の顔画像を取得し、該取得した計数依頼者5の顔画像を計数レシート100に格納し、景品交換依頼者6から景品交換依頼を受け付けたならば、計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を取り出し、該取り出した計数依頼者5の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援する点に主たる特徴があり、かかる一連の処理によって、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を行うことができるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、計数機10は、獲得玉の計数時に計数依頼者5の顔画像を取得し、該取得した計数依頼者5の顔画像を計数レシート100そのものに格納することで、データサイズの大きな画像データを管理装置(T/C)10に記憶管理させることを不要化するとともに、計数依頼者5の顔画像を計数機会ごとに分散して管理することができるようにしている。
また、景品管理装置70では、景品交換依頼者6から景品交換依頼を受け付けたならば、計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を取り出し、該取り出した計数依頼者5の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することで、景品交換依頼者6が計数依頼者5本人であるか否かを遊技店の従業員7に容易に確認させることができるようにしている。
例えば、図2に示す例で言えば、従業員7は、計数依頼者5の顔画像と景品交換依頼者の顔を目視で比較することで、景品交換依頼者が景品交換依頼者6aであれば、計数依頼者5本人であり、景品交換依頼者6bであれば、計数依頼者5本人ではない第三者であると容易に確認することができる。
したがって、上記した従来技術の例で言えば、データサイズの大きな画像データを管理装置に一元的に記憶管理させることで、管理装置の記憶容量を圧迫するのではなく、計数依頼者5の顔画像を計数レシート100そのものに格納することで、データサイズの大きな画像データを管理装置(T/C)10に記憶管理させることを不要化し、次いで、計数レシート100から取り出した計数依頼者5の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することで、景品交換依頼者6が計数依頼者5本人であるか否かを遊技店の従業員7に容易に確認させることができ、上記した主たる特徴のように、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を確実に行うことが可能になる。
また、実施例1に係る本人確認システム3によれば、計数依頼者5が計数レシート100を紛失してしまった場合でも、従業員7が計数レシート100の所有者である計数依頼者5を顔画像から容易に特定することができる。
さらに、実施例1に係る本人確認システム3によれば、景品管理装置70で景品交換依頼を受け付ける度に、管理装置10から景品管理装置70に画像データ(顔画像)の転送を行う必要がないので、店内通信網に多大な負荷をかけることもなくなる。
[本人確認システムの構成]
続いて、実施例1に係る本人確認システムを構成する各装置の構成を説明する。なお、ここでは、(1)計数機60の構成を説明した後に、(2)景品管理装置70の構成を説明する。
(1)計数機の構成
図3は、実施例1に係る計数機の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この計数機60は、タッチパネル61と、カード読取部62と、カメラ63と、シャッタ64と、シャッタ機構部64aと、計数部65と、計数レシート発行部66と、通信制御部67と、記憶部68と、制御部69とを備える。
このうち、タッチパネル61は、液晶パネルやディスプレイなど表示デバイスで構成された表示入力手段である。例えば、計数部65で計数されたパチンコ玉の数量を表示したり、計数部65に対するパチンコ玉の計数終了指示の入力を受け付けたりする。
カード読取部62は、従業員カードおよび会員カードなどの各種カードに記録された情報の読取処理を行うものである。例えば、従業員カードから「従業員ID」を読み取ったり、会員カードから「会員ID」を読み取ったりする。
カメラ63は、画像を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の画像撮像装置である。具体的には、生体情報取得部69aから撮像指示を受け付けた場合に、計数依頼者5の顔画像を撮像する。
シャッタ機構部64aは、計数部65の遊技媒体投入口に設けられたシャッタ64の開閉制御を行う機構部である。具体的には、生体情報取得部69aからシャッタ開放指示を受け付けた場合にシャッタ64を開放する。
計数部65は、遊技者によって獲得された獲得玉を計数する処理部である。具体的には、シャッタ機構部64aによってシャッタ64が開放され、獲得玉が投入されたならば、投入された獲得玉を計数する。
計数レシート発行部66は、計数情報と対応付けられたレシート識別情報および計数依頼者5の顔画像を記録した計数レシート(計数情報記録媒体)100を発行する処理部である。具体的には、生体情報格納部69bから計数情報の書込指示を受け付けて、計数部65によって計数された獲得玉数を含む計数情報と対応付けられたレシートIDを内部に貯留したICカードに書き込み、生体情報格納部69bから計数依頼者5の顔画像の書込指示を受け付けて、計数依頼者5の顔画像をICカードに書き込み、その後に、これらの情報を書き込んだICカードを計数レシート100として発行する。なお、本実施例1では、計数レシートに記録した記録データを改ざんするなどの不正行為を防止する観点から、計数レシート100には、計数情報そのものを記録せず、レシートIDのみを記録し、T/C10で計数情報を記憶管理する構成を採用することとする。また、かかる計数情報とは、「獲得玉数」の他、「計数時刻」および計数従業員の「従業員ID」などの情報を指す。
また、本実施例1では、計数情報の他、データサイズが大きい顔画像情報を計数レシートに記録する必要があるので、記録媒体としてICカードを採用する。このように、計数依頼者の顔画像情報をICカード化された計数レシート100に格納することとしたのは、画像データを記録するための容量を確保するとともに、計数レシートの再利用を可能にするためである。
通信制御IF部67は、各種装置(例えば、T/C10や景品管理装置70などの装置)との間で各種通信の制御を行う処理部である。記憶部68は、各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)である。
制御部69は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、生体情報取得部69aと、生体情報格納部69bとを備える。
このうち、生体情報取得部69aは、獲得玉の計数時に計数依頼者5の顔画像を取得する処理部である。具体的には、カード読取部62によって従業員カードに記録された「従業員ID」が読み取られた場合に、カメラ63に対して撮像指示を行って計数依頼者5の顔画像を撮像させ、該撮像させた計数依頼者5の顔画像を取得する。
生体情報格納部69bは、生体情報取得部69aによって取得された計数依頼者5の顔画像を計数レシート100に格納する処理部である。具体的には、計数部65によるパチンコ玉の計数処理が終了したならば、計数レシート発行部66に対して獲得玉数および従業員IDを含む計数情報と対応付けられたレシートIDをICカードに書き込むように指示し、その後に、生体情報取得部69aによって取得された計数依頼者5の顔画像をさらに書き込むように指示する。
このように、計数依頼者5の顔画像を計数レシート100そのものに格納することで、データサイズの大きな画像データを管理装置(T/C)10に記憶管理させることを不要化することができる。
(2)景品管理装置の構成
図4は、実施例1に係る景品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この景品管理装置70は、遊技客用タッチパネル71と、従業員用タッチパネル72と、ICカード読取/書込部73と、通信制御IF部74と、記憶部75と、制御部76とを備える。
このうち、遊技客用タッチパネル71は、液晶パネルやディスプレイなど表示デバイスで構成された遊技者用の表示入力手段である。例えば、計数レシート100に関連付けられた獲得玉数を表示する。
従業員用タッチパネル72は、液晶パネルやディスプレイなど表示デバイスで構成された従業員用の表示入力手段である。例えば、計数レシート100から読み取られた獲得玉数や計数依頼者5の顔画像などを表示する。なお、従業員用タッチパネル72では、遊技客用タッチパネル71で行われる各種操作に対して従業員による介入操作を行うことができるように構成しても良い。
ICカード読取/書込部73は、ICカードに対して読取処理/書込処理を行う処理部である。具体的には、景品交換処理部76aからレシートIDの読取指示を受け付けた場合には、計数レシート100からレシートIDを読み取り、生体情報取出部76bから顔画像の読取指示を受け付けた場合には、計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を読み取る。
通信制御IF部74は、各種装置(例えば、T/C10、計数機60や景品払出機80などの装置)との間で各種通信の制御を行う処理部である。記憶部75は、各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)である。
制御部76は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、景品交換処理部76aと、生体情報取出部76bと、本人確認支援部76cとを備える。
このうち、景品交換処理部76aは、計数レシート100に関連付けられた獲得玉数を上限として、獲得玉を所望の景品に交換する景品交換処理を行う処理部である。具体的には、従業員による計数レシート100の読取操作を受け付けたならば、ICカード読取/書込部73を通じて計数レシート100からレシートIDを取込み、該取込んだレシートIDに対応する計数情報をT/C10から取得する。
その後、景品交換処理部76aは、従業員用タッチパネル72を介して計数依頼者本人である旨の確認入力を受け付けたならば、遊技客用タッチパネル71または従業員用タッチパネル72を介して選択を受け付けた景品を払出すように制御する。具体的には、選択された景品の中に特殊景品が含まれるならば、該特殊景品の払出し指示を景品払出機80に行い、また、選択された景品の中に特殊景品以外の他の景品の選択が含まれるならば、他の景品の払出しを従業員に促す報知を従業員タッチパネル72を通じて行う。
生体情報取出部76bは、計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を取り出す処理部である。具体的には、景品交換処理部76aによって計数情報が取得された後に、ICカード読取/書込部73を通じて計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を取り出す。
本人確認支援部76cは、生体情報取出部76bによって計数レシート100から取り出された計数依頼者5の顔画像を従業員用タッチパネル72に表示するように制御する処理部である。
[各種処理の手順]
次に、本実施例1に係る本人確認システムの各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、計数機60によって行われる(1)計数レシート発行処理を説明した後に、景品管理装置70によって行われる(2)本人確認支援処理を説明する。
(1)計数レシート発行処理
図5は、実施例1に係る計数レシート発行処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、カード読取部62によって従業員カードに記録された「従業員ID」が読み取られた場合(ステップS501肯定)に、生体情報取得部69aは、カメラ63に対して撮像指示を行って計数依頼者5の顔画像を撮像させ、該撮像させた計数依頼者5の顔画像を取得する(ステップS502)。
続いて、生体情報取得部69aは、シャッタ機構部64aに対してシャッタ開放指示を行ってシャッタ64を開放し(ステップS503)、計数部65は、遊技客によって投入されたパチンコ玉を計数する(ステップS504)。
計数処理終了後に、生体情報格納部69bは、計数レシート発行部66に対して計数情報と対応付けられたレシートIDを書き込むように指示して、計数レシート発行部66内部に貯留されたICカードにレシートIDを書き込ませる(ステップS505)。
そして、生体情報格納部69bは、計数レシート発行部66に対して計数依頼者5の顔画像を書き込むように指示して、計数レシート発行部66内部のICカードに計数依頼者5の顔画像をさらに書き込ませる(ステップS506)。
その後、計数レシート発行部66は、これらの情報、すなわちレシートIDおよび計数依頼者5の顔画像が書き込まれたICカードを計数レシート100として発行し(ステップS507)、処理を終了する。
(2)本人確認支援処理
図6は、実施例1に係る本人確認支援処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、従業員による計数レシート100の読取操作を受け付けたならば(ステップS601)、景品交換処理部76aは、ICカード読取/書込部73を通じて計数レシート100からレシートIDを取込み(ステップS602)、該取込んだレシートIDに対応する計数情報をT/C10から取得する(ステップS603)。
続いて、生体情報取出部76bは、ICカード読取/書込部73を通じて計数レシート100から計数依頼者5の顔画像を取り出し、本人確認支援部76cは、計数レシート100から取り出された計数依頼者5の顔画像を従業員用タッチパネル72に表示し(ステップS605)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1に係る本人確認システムによれば、データサイズの大きな画像データを管理装置(T/C)10に記憶管理させることを不要化しつつ、景品交換依頼者6が計数依頼者5本人であるか否かを遊技店の従業員7に容易に確認させることができるように構成したので、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を確実に行うことが可能になる。
次に、実施例2に係る本人確認システムを説明する。以下の実施例2では、実施例2に係る本人確認システムの概要および特徴、システムを構成する各装置の構成および処理の流れを順に説明する。
[概要および特徴(実施例2)]
まず最初に、図7を用いて、実施例2に係る本人確認システムの概要および特徴を説明する。図7は、実施例2に係る本人確認システムの概要および特徴を説明するための概念図である。
同図に示すように、実施例2に係る本人確認システム1は、実施例1と同様に、計数情報が関連付けられた計数レシート200と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者6が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者5と同一人物であるか否かの本人確認を行うものである。
ここで、実施例2に係る本人確認システム3は、獲得玉の計数時に計数依頼者5の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者5の顔画像の特徴量を取得し、該取得した計数依頼者5の顔画像の特徴量を計数レシート200に格納し、この計数レシート200から取り出された計数依頼者5の顔画像の特徴量と、当該景品交換依頼者6の身体の所定の部位を取り込んだ景品交換依頼者6の顔画像の特徴量との類似度に基づいて本人確認を行う点に主たる特徴があり、かかる一連の処理によって、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を行うことができるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、計数機60は、獲得玉の計数時に計数依頼者5の顔画像を撮像し、該撮像した計数依頼者5の顔画像と平均顔画像から計数依頼者5の顔画像の特徴量を取得(抽出)し、該取得した計数依頼者5の顔画像の特徴量を計数レシート200に格納することで、データサイズの大きな画像データを管理装置(T/C)10に記憶管理させることを不要化するとともに、計数依頼者5の顔画像の特徴量を計数機会ごとに分散して管理することができるようにしている。なお、かかる「平均顔画像」とは、複数の顔画像を混ぜ合わせ、顔の特徴を平均化した顔画像であり、言い換えれば、合成に用いた顔画像が持つ個人特徴を消去し、共通に持つ特徴を具現化した画像と言える。
さらに、実施例2に係る本人確認システム3は、実施例1のように、計数依頼者5の顔画像そのものを格納するのではなく、計数依頼者5の顔画像の特徴量を格納することで、計数レシートに記録する情報量を効果的に低減することができるようにしている。
また、景品管理装置70では、景品交換依頼者6から景品交換依頼を受け付けたならば、景品交換依頼者6の顔画像を撮像し、該撮像した景品交換依頼者6の顔画像と平均顔画像から景品交換依頼者6の顔画像の特徴量を取得(抽出)し、該取得した景品交換依頼者6の顔画像の特徴量と、計数レシート200から取り出された計数依頼者5の画像の特徴量との類似度の大小に基づいて景品交換依頼者6の顔画像と計数依頼者5の顔画像の照合を行うことで、過度に情報量の大きな照合用生体情報を計数レシート200に格納せずとも本人確認を行うことができるようにしている。
例えば、図7に示す例で言えば、計数依頼者5の顔画像の特徴量と景品交換依頼者6aまたは6bの顔画像の特徴量を比較することで、景品交換依頼者が景品交換依頼者6aであれば、計数依頼者5本人であり、景品交換依頼者6bであれば、計数依頼者5本人ではない第三者であると確認することができる。
したがって、実施例2に係る本人確認システム3によれば、計数依頼者5の顔画像の特徴量を計数レシート200に格納することで、データサイズの大きな画像データを管理装置(T/C)10に記憶管理させることを不要化し、次いで、計数依頼者5の顔画像の特徴量と景品交換依頼者6の顔画像の特徴量との類似度の大小に基づいて本人確認を行うことで、過度に情報量の大きな照合用生体情報を計数レシート200に格納せずとも本人確認を行うことができ、上記した主たる特徴のように、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を効率良く行うことが可能になる。
[本人確認システムの構成]
続いて、実施例2に係る本人確認システムの構成を説明する。なお、ここでは、実施例1と重複する説明を省略し、実施例1に係る本人確認システムの構成または機能と差異が存在する点を説明する。
ここで、本実施例2に係る本人確認システム3では、実施例1に比較して、計数依頼者5の生体情報として、計数依頼者5の顔画像そのものではなく、平均顔画像を用いて抽出した計数依頼者顔画像の特徴量を取り扱う点が相違する。
そこで、以下では、本実施例2で顔画像の特徴量を取り扱うことによって実施例1と差異が生じる構成および機能を計数機、景品管理装置の順で説明する。
まず最初に、本実施例2に係る計数機と実施例1に係る計数機の相違点を説明する。図8は、実施例2に係る計数機の構成を示す機能ブロック図である。この図8および図3に示すように、本実施例2に係る計数機は、実施例1と比較して、計数依頼者5の顔画像の特徴量を取得(抽出)するために記憶部68に平均顔画像68aを記憶している点が主として相違する。
この相違点について具体的に説明すると、生体情報取得部69aは、カメラ63に対して撮像指示を行って計数依頼者5の顔画像を撮像させ、該撮像させた計数依頼者5の顔画像を取得した後に、このようにして取得した計数依頼者5の顔画像と記憶部68に記憶された平均顔画像68aから計数依頼者5の顔画像の特徴量を取得(抽出)する。
より詳細には、生体情報取得部69aは、計数依頼者5の顔画像上のサンプル点(すなわち、「目」、「鼻」や「口」などの個人特性が出現しやすい点)の特徴ベクトルと、複数の顔画像を合成することによって個人特性が消去された平均顔画像68a上のサンプル点の特徴ベクトルとを各サンプル点ごとに突合して、計数依頼者5の顔画像上の各サンプル点ごとの特徴量、すなわち平均顔画像68aに対する計数依頼者5の顔画像の逸脱具合を抽出する。なお、この「特徴ベクトル」とは、サンプル点周辺における局所的な領域での画素の濃淡値やその濃淡値の変化率などの特徴の集まりを実要素からなるベクトルとして表したものを指し、また、「特徴量」とは、平均顔画像68a上のサンプル点の特徴ベクトルに対する計数依頼者5の顔画像上のサンプル点の特徴ベクトルの相関値を指す。
なお、実施例2では、複数のサンプル点の特徴量を抽出することとしたが、必ずしも複数のサンプル点の特徴量を抽出する必要はなく、少なくとも一つのサンプル点の特徴量を抽出して景品交換依頼者6の顔画像上の同一サンプル点の特徴量と比較して本人確認を行うようにしても一定の照合精度を得ることができる。
生体情報格納部69bは、計数部65によるパチンコ玉の計数処理が終了したならば、計数レシート発行部66に対して計数情報と対応付けられたレシートIDを紙レシートにバーコード印字するように指示し、その後に、生体情報取得部69aによって取得された計数依頼者5の顔画像の特徴量をさらに二次元バーコード印字するように指示する。なお、「二次元バーコード」とは、白と黒の点や線を縦横に複雑に組み合わせて表示する符号であり、縦横の二つの方向に情報を記録するため、従来のバーコードに比較して小さなスペースに多くの情報を盛り込むことができる。
なお、本実施例2では、計数依頼者5の顔画像の特徴量を計数レシート200に格納する符号方式として2次元バーコードを用いることで、計数情報と対応したレシートIDを記録するのが限度であった従来のバーコード方式に比較してデータサイズが大きい画像データの特徴量を記録することができるので、既存の計数機(または計数機と別体のレシート発行機)が有する印字機能で発行可能な紙レシートを計数情報記録媒体として用いる。
次に、本実施例2に係る景品管理装置と実施例1に係る景品管理装置の相違点を説明する。図9は、実施例2に係る景品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。
図9および図4に示すように、本実施例2に係る景品管理装置は、実施例1と比較して、景品交換依頼者6の顔画像の特徴量を取得(抽出)するために記憶部75に平均顔画像68aを記憶している点と、計数依頼者5および景品交換依頼者6の両者の顔画像の特徴量を用いて本人確認を行う本人確認処理部76dを本人確認支援部76cに代えて備える点が主として相違し、さらに、計数レシート200に記録されたバーコード情報を読み取るためのバーコードリーダ77と、景品交換依頼者6の顔画像を撮像するためのカメラ78とを備える点も相違する。
これらの相違点を具体的に説明すると、生体情報取出部76bは、景品交換処理部76aによって計数情報が取得された後に、バーコードリーダ77を通じて計数レシート200から計数依頼者5の顔画像の特徴量を取り出す。
その後、本人確認処理部76dは、計数機60の生体情報取得部69aと同様に、カメラ78に対して撮像指示を行って景品交換依頼者6の顔画像を撮像させ、該撮像させた景品交換依頼者6の顔画像を取得した後に、この景品交換依頼者6の顔画像と記憶部75に記憶された平均顔画像68aから景品交換依頼者6の顔画像の特徴量を取得(抽出)する。なお、本実施例2では、計数機60および景品管理装置70で保持される平均顔画像が同一顔画像である実施例について説明するが、両者の平均顔画像における顔の特徴が十分に平均化されていればよく、必ずしも同一の平均顔画像を用いる必要はない。
ここで、本人確認処理部76dは、このようにして取得した景品交換依頼者6の顔画像の特徴量と、生体情報取出部76bによって計数レシート200から取り出された計数依頼者5の顔画像の特徴量との類似度に基づいて景品交換依頼者6の顔画像と計数依頼者5の顔画像の照合を行う。
より詳細には、景品交換依頼者6の顔画像上の各サンプル点(すなわち、「目」、「鼻」や「口」などの個人特性が出現しやすい点)の特徴量と、計数依頼者5の顔画像上の各サンプル点(すなわち、「目」、「鼻」や「口」などの個人特性が出現しやすい点)の特徴量とを比較してサンプル点ごとの特徴量の相関値を算出し、該算出したサンプル点ごとの特徴量の相関値の平均値を類似度とし、この類似度が閾値以内であるか否かで景品交換依頼者6が計数依頼者5本人であるか否かの本人確認を行う。
このように、景品交換依頼者6の顔画像の特徴量と、計数依頼者5の画像の特徴量とを比較して景品交換依頼者6の顔画像と計数依頼者5の顔画像の照合を行うことで、過度に情報量の大きな照合用生体情報を計数レシート200に格納せずとも本人確認を行うことができるようにしている。
[各種処理の手順]
続いて、実施例2に係る本人確認システムの各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、計数機60によって行われる(1)計数レシート発行処理を説明した後に、景品管理装置70によって行われる(2)本人確認処理を説明する。
(1)計数レシート発行処理
図10は、実施例2に係る計数レシート発行処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、カード読取部62を通じて従業員カードに記録された「従業員ID」が読み取った場合(ステップS1001肯定)に、生体情報取得部69aは、カメラ63に対して撮像指示を行って計数依頼者5の顔画像を撮像させ(ステップS1002)、該撮像させた計数依頼者5の顔画像を取得した後に、このようにして取得した計数依頼者5の顔画像と記憶部68に記憶された平均顔画像68aから計数依頼者5の顔画像の特徴量を取得(抽出)する(ステップS1003)。
続いて、生体情報取得部69aは、シャッタ機構部64aに対してシャッタ開放指示を行ってシャッタ64を開放し(ステップS1004)、計数部65は、遊技客によって投入されたパチンコ玉を計数する(ステップS1005)。
計数処理終了後に、生体情報格納部69bは、計数レシート発行部66に対して計数情報と対応付けられたレシートIDをバーコード印字するように指示して、計数レシート発行部66内部に保持された紙レシートにレシートIDを書き込ませる(ステップS1006)。
そして、生体情報格納部69bは、生体情報取得部69aによって取得された計数依頼者5の顔画像の特徴量を二次元バーコード印字するように指示して、計数レシート発行部66内部の紙レシートに計数依頼者5の顔画像の特徴量をさらに書き込ませる(ステップS1007)。
その後、計数レシート発行部66は、これらの情報、すなわちレシートIDおよび計数依頼者5の顔画像の特徴量が書き込まれた紙レシートを計数レシート200として発行し(ステップS1008)、処理を終了する。
(2)本人確認処理
図11は、実施例2に係る本人確認処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、従業員による計数レシート200の読取操作を受け付けたならば(ステップS1101)、景品交換処理部76aは、バーコードリーダ77を通じて計数レシート200からレシートIDを取込み(ステップS1102)、該取込んだレシートIDに対応する計数情報をT/C10から取得する(ステップS1103)。
続いて、生体情報取出部76bによってバーコードリーダ77を通じて計数レシート200から計数依頼者5の顔画像の特徴量が取り出された後(ステップS1104)に、本人確認処理部76dは、カメラ78に対して撮像指示を行って景品交換依頼者6の顔画像を撮像させ(ステップS1105)、該撮像させた景品交換依頼者6の顔画像を取得し、該取得した景品交換依頼者6の顔画像と記憶部75に記憶された平均顔画像68aから景品交換依頼者6の顔画像の特徴量を取得(抽出)する(ステップS1106)。
ここで、本人確認処理部76dは、このようにして取得した景品交換依頼者6の顔画像の特徴量と、生体情報取出部76bによって計数レシート200から取り出された計数依頼者5の画像の特徴量との類似度に基づいて景品交換依頼者6の顔画像と計数依頼者5の顔画像の照合を行う(ステップS1107)。
この時、本人確認処理部76dによって景品交換依頼者6が計数依頼者5本人であると確認された場合(ステップS1108肯定)には、景品交換処理部76aは、遊技客用タッチパネル71または従業員用タッチパネル72を介して景品の選択を受け付ける(ステップS1109)。
その後、景品交換処理部76aは、選択を受け付けた景品を払出すように制御し(ステップS1110)、処理を終了する。具体的には、選択された景品の中に特殊景品が含まれるならば、該特殊景品の払出し指示を景品払出機80に行い、また、選択された景品の中に特殊景品以外の他の景品の選択が含まれるならば、他の景品の払出しを従業員に促す報知を従業員タッチパネル72を通じて行う。
一方、本人確認処理部76dによって景品交換依頼者6が計数依頼者5本人であると確認された場合(ステップS1108否定)には、本人確認処理部76dは、従業員対応を要する旨の報知を従業員用タッチパネル72を通じて行い(ステップS1111)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例2に係る本人確認システム3によれば、計数依頼者顔画像の特徴量を計数レシート200に格納し、この計数レシート200から取り出した計数依頼者5の顔画像の特徴量と景品交換依頼者6の顔画像の特徴量との類似度に基づいて本人確認を行うように構成したので、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を効率良く行うことが可能になる。
さらに、本実施例2に係る本人確認システム3によれば、計数レシート200に計数依頼者5の顔画像の特徴量を格納するよう構成したので、計数レシートに記録する情報量を効果的に低減することが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、実施例1では、画像データを計数レシートに格納する実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、身体の特徴(例えば、顔が丸い、髪が長い)に関するテキストデータを計数レシートに格納するようにしても良い。
また、本発明では、計数レシートに情報そのものを格納するのではなく、画像データや身体の特徴(例えば、顔が丸い、髪が長い)に関するテキストデータを計数レシート(紙レシート)に印字するようにしても良い。
なお、実施例1および実施例2では、計数依頼者5の生体情報として顔部分の生体情報を用いる実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の部位の生体情報、例えば指紋、声紋、手のひら静脈などの情報を用いた場合でも本発明を同様に適用することができる。
また、実施例1および実施例2では、カメラ63を計数機60と一体型に構成した実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラ63を別体の外部ユニットとして構成するようにしても良い。
なお、実施例1および実施例2では、本発明をパチンコ遊技を対象とする遊技システムに適用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技を対象として含めた遊技システム、或いはパチスロ遊技のみを対象とする遊技システムであっても同様に本発明を適用することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る本人確認システムおよび本人確認方法は、管理装置の記憶容量を圧迫せずに本人確認を行うことができる本人確認システムおよび本人確認方法に適している。
実施例1に係る遊技システムの概略構成を示すブロック図である。 実施例1に係る本人確認システムの概要および特徴を説明するための概念図である。 実施例1に係る計数機の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る景品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る計数レシート発行処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る本人確認支援処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る本人確認システムの概要および特徴を説明するための概念図である。 実施例2に係る計数機の構成を示す機能ブロック図である。 実施例2に係る景品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例2に係る計数レシート発行処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る本人確認処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 遊技システム
3 本人確認システム
5 計数依頼者
6 6a 6b 景品交換依頼者
7 従業員
10 ターミナルコントローラ(T/C)
20 カード精算機
30 島コントローラ
40 遊技機(パチンコ機)
50 台間機(貸出処理機)
60 計数機
61 タッチパネル
62 カード読取部
63 カメラ
64 シャッタ
64a シャッタ機構部
65 計数部
66 計数レシート発行部
67 通信制御IF部
68 記憶部
68a 平均顔画像
69 制御部
69a 生体情報取得部
69b 生体情報格納部
70 景品管理装置
71 遊技客用タッチパネル
72 従業員用タッチパネル
73 ICカード読取/書込部73
74 通信制御IF部
75 記憶部
76 制御部
76a 景品交換処理部
76b 生体情報取出部
76c 本人確認支援部
76d 本人確認処理部
77 バーコードリーダ
78 カメラ
80 景品払出機

Claims (6)

  1. 計数情報が関連付けられた計数情報記録媒体と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システムであって、
    前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の生体情報を前記計数情報記録媒体に格納する生体情報格納手段と、
    前記景品交換依頼者から景品交換依頼を受け付けたならば、前記計数情報記録媒体から計数依頼者の生体情報を取り出す生体情報取出手段と
    を備えたことを特徴とする本人確認システム。
  2. 前記生体情報取得手段は、前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の顔画像を取得し、
    前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の顔画像を前記計数情報記録媒体に格納し、
    前記生体情報取出手段によって計数情報記録媒体から取り出された計数依頼者の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援する本人確認支援手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の本人確認システム。
  3. 前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の顔画像をICカード化された計数情報記録媒体に格納することを特徴とする請求項2に記載の本人確認システム。
  4. 前記生体情報取得手段は、前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者画像の特徴量を取得し、
    前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者画像の特徴量を前記計数情報記録媒体に格納し、
    前記生体情報取出手段によって計数情報記録媒体から取り出された計数依頼者画像の特徴量と、当該景品交換依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ景品交換依頼者画像の特徴量との類似度に基づいて本人確認を行う本人確認処理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の本人確認システム。
  5. 前記生体情報格納手段は、前記生体情報取得手段によって取得された計数依頼者の身体の所定の部位を取り込んだ計数依頼者画像の特徴量を前記計数情報記録媒体に格納する符号方式として2次元バーコードを用いることを特徴とする請求項4に記載の本人確認システム。
  6. 計数情報が関連付けられた計数情報記録媒体と引き換えに景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認方法であって、
    前記獲得遊技媒体の計数時に計数依頼者の生体情報を取得する生体情報取得工程と、
    前記生体情報取得工程によって取得された計数依頼者の生体情報を前記計数情報記録媒体に格納する生体情報格納工程と、
    前記景品交換依頼者から景品交換依頼を受け付けたならば、前記計数情報記録媒体から計数依頼者の生体情報を取り出す生体情報取出工程と
    を含んだことを特徴とする本人確認方法。
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