JP2007206591A - 光源装置およびプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】発光安定性を向上させ長寿命化を図った光源装置および光源装置を備えたプロジェクタを提供することである。
【解決手段】光源装置10は、マイクロ波100aを放射するマイクロ波発生部100と、マイクロ波100aにより発光し光束を射出する発光部500とを備え、発光部500は、マイクロ波100aを透過させ光束500aを略一定方向に反射させる光束反射面531を有するリフレクタ530と、マイクロ波100aを反射させ所定の部位に収束させるマイクロ波反射面521を有する反射器520と、発光物質が封入された発光領域511を有し所定の部位としての発光領域511の略中心部512において発光し光束500aを放射する発光管510と、発光管510の発光領域511の略中心部512に磁場を集中させるように磁場を発生させ、プラズマを略中心部512に集中させる磁場発生部としての磁石540とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光束を射出する光源装置および光源装置を備えたプロジェクタに関する。
従来、プロジェクタは、映像投写装置として会議でのプレゼンテーション用や家庭におけるホームシアター用など各方面に利用されている。このようなプロジェクタに使用される光源装置は、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されているように、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、及び高圧水銀ランプなどの電極を有する放電式ランプが主に用いられている。
特開2001−272726号公報 特開2001−356412号公報
しかしながら、上述した従来の放電式ランプのように電極を用いた光源装置は、連続使用に伴う経年変化により、電極先端部の消耗や変形が進み、放電時にアークスポットが移動してアークジャンプが生じ易くなり、放電が不安定となり、発光管内部での発光が不安定となり、発光ムラが発生していた。その結果、スクリーン上での投写映像に照度変動(チラツキ)という現象が発生していた。また、電極物質の蒸発により電極物質が発光管の内壁に付着して黒化する現象や、発光管の部分的な温度上昇により発光管の内壁の一部が白濁して失透する現象などが発生していた。これらの現象などにより、電極を用いた光源装置は、ランプ寿命が低下してしまうという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、発光安定性を向上させ長寿命化を図った光源装置および光源装置を備えたプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の光源装置は、マイクロ波を放射するマイクロ波発生部と、マイクロ波発生部から放射されたマイクロ波により発光し光束を射出する発光部とを備え、発光部は、マイクロ波発生部を背面側に配置し、マイクロ波発生部から放射されたマイクロ波を透過させると共に入射する光束を略一定方向に反射させる光束反射面を有するリフレクタと、リフレクタを透過したマイクロ波を反射させて所定の部位に収束させるマイクロ波反射面を有する反射器と、反射器のマイクロ波反射面で反射されたマイクロ波によって発光する発光物質が封入された発光領域を有し、所定の部位としての発光領域の略中心部において、マイクロ波反射面で反射されたマイクロ波により発光領域の略中心部が発光し、発光によりリフレクタに入射する光束を放射する発光管と、リフレクタの外側に配置され、発光管の発光領域の略中心部に磁場を集中させるように磁場を発生させ、マイクロ波により励起されるプラズマを略中心部に集中させる磁場発生部とを備えることを特徴とする。
このような光源装置によれば、リフレクタの背面側に配置されるマイクロ波発生部から放射したマイクロ波を、反射器のマイクロ波反射面によって反射して発光管の発光領域の略中心部に収束させる。そして、収束させたマイクロ波によって発光管に封入された発光物質が、励起(及び電離)されてプラズマ発光する。また、リフレクタの外側に配置される磁場発生部により、発光管の発光領域の略中心部に磁場を集中させることにより、プラズマが中心部に更に集中させられて発光する。この発光により、光束が発光管を介して放射される。放射された光束は、リフレクタの光束反射面に入射して略一定方向に反射され、光束が発光部から射出される。
これにより、電極を用いる放電式ランプのような従来の光源装置に対して、本発明の光源装置は、電極を用いずにマイクロ波を用いて発光管を発光させ、光束を射出するため、電極の消耗や変形がなくなる。従って、放電式ランプを用いた光源装置に比べ、光源装置の長寿命化を図ることが可能となる。
また、マイクロ波を発光管の発光領域の略中心部に収束させ、発光物質を励起(及び電離)させプラズマ発光させる。また、磁場発生部により、発光管の発光領域の略中心部に磁場を集中させることにより、プラズマが中心部に更に集中させられて発光する。これらにより、発光管内部で発光が不安定になり発光ムラが発生することを防止でき、発光安定性が向上する。
この構成により、発光管の中心部にプラズマが集中させられて発光し、発光部分がいわゆる点光源に近づくため、発光効率が高く全方向に配光性が向上した光束を発光管の外部に放射することができる。
上記光源装置において、磁場発生部は、永久磁石または電磁石で構成されていることが好ましい。
このような光源装置によれば、磁場発生部が、永久磁石または電磁石で構成されているため、発光管の発光領域の略中心部に磁場を集中させ、プラズマを中心部に更に集中させることができ発光させることができる。
上記光源装置において、永久磁石または電磁石は、リング状に形成されていることが好ましい。
このような光源装置によれば、永久磁石または電磁石は、リング状に形成されているため、効率的にプラズマを中心部に集中させることができ発光させることができる。
上記光源装置において、反射器の有するマイクロ波反射面は導電性材料で構成されるとともに、マイクロ波の波長の1/4波長以下の口径を有する孔部を複数備えて構成されているか、または孔部を有さずに構成されていることが好ましい。
このような光源装置によれば、反射器が、マイクロ波反射面は導電性材料で構成され、孔部を有さず構成される場合は、マイクロ波を確実に反射させることができる。また、反射器が、マイクロ波反射面は導電性材料で構成され、マイクロ波の波長の1/4波長以下の口径を有する孔部を複数備えている場合は、マイクロ波を確実に反射させることができると共に、複数の孔部を介してリフレクタの光束反射面で反射した光束を通過させて射出することができる。
上記光源装置において、マイクロ波発生部から放射されるマイクロ波が、略平面波の場合、マイクロ波反射面は、放物面形状または球面形状を有することが好ましい。
このような光源装置によれば、マイクロ波が略平面波として放射される場合、マイクロ波反射面が放物面形状または球面形状を有していることにより、マイクロ波を発散させることなく反射させ、反射したマイクロ波を発光管の略中心部に効率的に収束させることができる。
上記光源装置において、マイクロ波発生部から放射されるマイクロ波が、略球面波の場合、マイクロ波反射面は、楕円面形状を有することが好ましい。
このような光源装置によれば、マイクロ波が略球面波として放射される場合、マイクロ波反射面が楕円面形状を有していることにより、マイクロ波を発散させることなく反射させ、反射したマイクロ波を発光管の略中心部に効率的に収束させることができる。この場合、マイクロ波を放射する仮想放射中心点を楕円面の一方の焦点とし、発光管中心をもう一方の楕円面の焦点とすることが好ましい。
上記光源装置において、発光管の前記発光領域は、球形状を有することが好ましい。
このような光源装置によれば、発光管の発光領域の中心部で発光する光束を発光管の外部に無用な屈折をさせずに均等に放射させることができる。
上記光源装置において、発光管は、石英、透明サファイア、または透光性セラミックのいずれかにより形成されることが好ましい。
このような光源装置によれば、発光管が石英、透明サファイア、または透光性セラミックのいずれかにより形成されることで、発光管の光透過率や耐熱性を向上させることができる。
上記光源装置において、発光部は、発光管をリフレクタに固定する支持部を有することが好ましい。
このような光源装置によれば、発光部の有する支持部により発光管をリフレクタに固定するため、発光管を所定の位置で安定させて固定できる。これにより、発光した光束をリフレクタの光束反射面で確実に反射できる。また、このような構成により、シンプルな構成でコンパクトな光源装置を実現できる。
上記光源装置において、リフレクタの光束反射面は、マイクロ波を透過し、光束を反射する誘電体多層膜により形成されていることが好ましい。
このような光源装置によれば、マイクロ波発生部から放射されたマイクロ波は、リフレクタの光束反射面を透過し、また、発光管から放射された光束は、光束反射面で反射する。従って、このような光束反射面を有する光源装置は、マイクロ波の出力レベルを低下させずに、発光管を発光させることができ、また、発光管から放射された光束を輝度低下させずに反射させることができる。また、誘電体多層膜は、可視光領域の光束を反射させ、赤外領域の光束は透過させることでも良い。
上記光源装置において、マイクロ波発生部は、高周波信号を出力する固体高周波発振部と、固体高周波発振部から出力された高周波信号をマイクロ波として放射する導波部とを備え、固体高周波発振部は、高周波信号を発生する弾性表面波発振器と、弾性表面波発振器により発生した高周波信号を増幅する増幅器とを備えることが好ましい。
このような光源装置によれば、固体高周波発振部において、弾性表面波発振器から高周波信号を発生させ、増幅器によって高周波信号を増幅する。そして、導波部において、増幅された高周波信号をマイクロ波として放射する。これにより、マイクロ波によって発光管を発光させることが可能となる。
上記光源装置において、弾性表面波発振器は弾性表面波共振子を有し、弾性表面波共振子は、ダイヤモンド単結晶層または多結晶ダイヤモンドに近い弾性定数を持つ硬質炭素膜の上に積層された薄膜圧電体層と、薄膜圧電体層の上に形成されたIDT(Interdigital Transducer)電極(櫛形電極)と、IDT電極の上に積層された酸化珪素膜とを備えることが好ましい。
このような光源装置によれば、弾性表面波共振子を用いてマイクロ波を発生させることが可能になる。また、弾性表面波共振子は、ダイヤモンドを用いた基板を使用しているので、弾性表面波の伝達速度を高速化することができ、より高い周波数まで発振させることが可能になる。また、他の基板材料と比較して弾性表面波共振子の電極幅を広くすることができるため、耐電力特性を向上させることができる。また、上記積層構造により、温度変動に対する周波数変動を小さくすることができるため、周波数温度特性が向上し、温度変動に起因する弾性表面波発振器の周波数変動を抑制することができ、マイクロ波出力を安定化させることができる。これにより、光源装置は、発光管内で安定して発光物質を発光させることが可能となり、安定した輝度を維持して光束を射出することが可能となる。
上記光源装置において、マイクロ波の漏洩を防止する遮蔽部を備え、遮蔽部は、マイクロ波発生部と発光部とを収容していることが好ましい。
このような光源装置によれば、遮断部が、マイクロ波発生部から放射したマイクロ波及び反射器等により反射したマイクロ波が、光源装置から外部へ漏洩することを防止する。これにより、ISM(Industrial Scientific and Medical equipment)帯で使用されているBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Home RF、WLAN等の無線通信機器および医療機器などを含む電子機器や人体などに対する悪影響を防止することができ、安全な光源装置を提供できる。
上述した目的を達成するために、本発明のプロジェクタは、上述したいずれかの光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調部と、光変調部により形成された光学像を投写する投写部とを備えることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、上述したいずれかの光源装置を備え、光源装置から射出された光束を光変調部で画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投写部により形成された光学像を投写する。これにより、上述した光源装置の効果を併せ持ったプロジェクタを提供することができる。特に、マイクロ波を用いる光源装置を備えたことにより、従来の放電式ランプを用いる光源装置を備えたプロジェクタと比較して、光源装置の発光安定性が向上することにより、発光ムラが低減され、その結果、スクリーン上での投写映像の照度変動(チラツキ)という現象を低減でき、また、長寿命化を図ることが可能となるプロジェクタを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光源装置をプロジェクタに適用した場合のプロジェクタの光学系の構成を示すブロック図である。図1を用いて、プロジェクタ1の光学系5の構成および動作を概略説明する。
図1に示すように、プロジェクタ1の光学系5は、光源装置10と、照明光学系60と、光変調部70と、色合成光学系80と、投写部90とを有して構成されている。また、光源装置10は、マイクロ波発生部100と発光部500とを有して構成される。
マイクロ波発生部100は、マイクロ波を放射する。発光部500は、マイクロ波発生部100から放射されたマイクロ波により発光する。また、照明光学系60は、光源装置10から射出された光束の照度を均一化し、各色光に分離する。光変調部70は、照明光学系60で分離された各色光の光束に対して画像情報に応じて変調して光学像を形成する。色合成光学系80は、照明光学系60で色分離され光変調部70で変調された各色光の光学像を合成する。投写部90は、色合成光学系80で合成された光学像を投写する。なお、光源装置10は、マイクロ波発生部100と発光部500とを後述する遮蔽部としての光源ケース15(図2参照)によりマイクロ波を遮蔽すると共にユニット化して構成される。
図2は、光源装置の構成を示す模式図であり、図2(a)は、光源装置の横方向の概略断面図であり、図2(b)は、(a)のA−A部の概略断面図である。図2を用いて、光源装置10の構成を説明する。
図2に示すように、光源装置10は、マイクロ波発生部100と、発光部500と、マイクロ波発生部100および発光部500を収容する遮蔽部としての光源ケース15とを有して構成される。また、発光部500は、発光管510と、反射器520と、リフレクタ530と、磁場発生部としての磁石540と、支持部550とを有して構成される。なお、図2に示す発光部500は、概略断面図として示している。
マイクロ波発生部100は、リフレクタ530の背面側に配置されている。
発光管510は、石英ガラスで形成される。また、発光管510は、略球形状を有し、内部には、マイクロ波により発光する発光物質を充填した内径略2mmの球形状を有する発光領域511が形成される。なお、発光領域511の内径は、適宜決めることができる。また、発光管510は、発光領域511内部に電極を有しない無電極構造である。
なお、発光管510の形成材料として、本実施形態においては、石英ガラスを用いているが、透明サファイアや、透光性セラミック等の材料を用いても良い。それにより、発光管510の光透過率や耐熱性を向上させることができる。また、発光管510の発光領域511に封入される発光物質として、本実施形態においては、水銀、希ガス及び少量のハロゲンを封入しているが、例えばネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ハロゲン等の希ガスや、これらのガスと共に水銀やナトリウム等の金属や金属化合物等を封入しても良い。
反射器520は、発光管510の前方に配置されている。ここでの前方とは、光学系5を構成する照明光学系60の方向を言う。また、反射器520は、導電性材料である金属部材で形成され、発光管510の外面に相対して、放物面形状の曲面を有するマイクロ波反射面521で構成される。このマイクロ波反射面521によりマイクロ波を反射する。また、マイクロ波反射面521の放物面形状は、発光管510の中心部512が略焦点となるように構成されている。なお、本実施形態の反射器520は、導電性材料である金属部材で形成され、マイクロ波反射面521には孔部を有していない。しかし、マイクロ波の波長の1/4波長以下の口径を有する孔部を複数備えて構成しても良い。また、マイクロ波反射面521の形状は球面形状の曲面を有していても良い。なお、マイクロ波反射面521の形状は収束性の面では、放物面形状の曲面を有することが好ましいが、製造簡易性の面では、球面形状の曲面を有する方が有利である。
リフレクタ530は、石英ガラスで形成され、内面側には、発光管510の外面に相対して、放物面形状の曲面を有する光束反射面531が形成されている。光束反射面531は、マイクロ波を透過し、発光管から入射する光束を反射する誘電体多層膜により構成される。また、光束反射面531の放物面形状は、リフレクタ530の内面側に設置される発光管510の中心部512が2つの焦点の内の一方の略焦点となるように形成されている。また、誘電体多層膜は、可視光領域の光束を反射させ、赤外領域の光束は透過させることでも良い。
磁石540は、図2(a)及び(b)に示すように、リング状に形成された永久磁石で構成されている。詳細には、サマリウム系の希土類磁石で構成されている。また、磁石540は、一端側がN極、他端側がS極で構成されている。そして、リフレクタ530の外側でリフレクタ530を囲み、N極側をリフレクタ530の後方側(マイクロ波発生部100側)に、また、S極側をリフレクタ530の前方側(光学系5を構成する照明光学系60側)にして配置される。また、磁石540は、リング状の形状の中心線(図示省略)を後述する光源装置10の照明光軸Lと一致させ、また、磁石540の両端の端面と平行に二等分する面が発光管510の発光領域511の中心部512に位置するように配置されている。このように形成および配置された磁石540により、発生する磁場を発光管510の発光領域511の中心部512に集中させている。なお、磁極の方向は、逆になるように配置しても良い。
支持部550は、棒状の石英ガラスで形成され、第1支持部551と第2支持部552とで構成される。詳細には、第1支持部551は、一端が発光管510を支持固定し、他端がリフレクタ530に支持固定している。また、第2支持部552は、一端が発光管510を支持固定し、他端が反射器520を支持固定している。これにより、発光管510と反射器520とは、リフレクタ530の内面側に所定の位置関係で支持され、内面側に突出した形態で設置され、リフレクタ530と固定される。
光源ケース15は、マイクロ波が光源装置10の外部へ漏洩することにより、人体や周辺の電子機器等に悪影響が起きるのを防止するために設置されている。このため、光源ケース15は、マイクロ波を遮蔽する導電性材料である金属部材を用いて形成されている。また、光源ケース15において、光学系5を構成する照明光学系60に光束が射出される領域は、光束を通過させる性能が高く、且つマイクロ波を遮蔽する構成であることが好ましい。また、光源ケース15は、マイクロ波発生部100と発光部500とを収容する。本実施形態では、光源ケース15により、光源装置10からマイクロ波が漏洩することを防止している。
なお、光源ケース15を形成する金属部材は、マイクロ波の波長の1/4波長以下の口径を有するような、網目状に編んだものや複数の孔を有するように形成されていても良い。また、光源ケース15は、光束を通過させ、マイクロ波を遮蔽する構成をとることができるのであれば、他の部材を用いても良い。
次に、図2を用いて、光源装置10の動作をマイクロ波および光束の進行方向を含めて説明する。
マイクロ波発生部100は、高周波信号を生成しマイクロ波100a(図中の破線矢印で進行方向を示す)として、発光部500を構成する反射器520へ向けて放射する(マイクロ波発生部100の詳細については後述する)。放射されるマイクロ波100aは、略平面波であり、リフレクタ530の光束反射面531を透過し、反射器520に進行する。反射器520に到達したマイクロ波100aは、マイクロ波反射面521により反射される。反射されたマイクロ波100bは、発光管510の有する発光領域511の中心部512に収束する。中心部512に収束されたマイクロ波100bにより、中心部512の領域において、発光領域511に封入される発光物質が励起(及び電離)されプラズマ発光する。
このとき、磁石540により発生する磁場を発光管510の発光領域511の中心部512に集中させているため、プラズマが中心部512に更に集中させられることになる。それにより、発光領域511の中心部512でプラズマ発光することになり、点光源に近くなる。
このようなプラズマ発光により、光束500a(図中の実線矢印で進行方向を示す)が発光管510を介して発光管510の外部に放射される。放射された光束500aは、リフレクタ530の光束反射面531に入射する。光束反射面531に入射した光束500aは、略一定方向に反射される。本実施形態では、略一定方向とは、照明光軸L(一点鎖線で図示)に略平行となる方向である。このように反射された光束500bは、前方の光源ケース15を透過することで、光源装置10から光束500bが射出される。光源装置10から射出された光束500bは、光学系5を構成する照明光学系60の第1レンズアレイ611に入射する。
なお、マイクロ波発生部100と発光部500とを収容している光源ケース15は、マイクロ波発生部100から放射したマイクロ波100a、反射器520により反射したマイクロ波100bおよびその他の構成部分で反射したマイクロ波などが、光源装置10から外部へ漏洩することを防止している。
図3は、マイクロ波発生部の概略構成を示すブロック図である。図3を用いて、マイクロ波発生部100の構成及び動作を説明する。
図3に示すように、マイクロ波発生部100は、高周波信号を出力する固体高周波発振部110と、固体高周波発振部110から出力された高周波信号をマイクロ波として放射する導波部150とで構成されている。
固体高周波発振部110は、電源111と、固体高周波発振器200である弾性表面波(Surface Acoustic Wave:SAW)発振器201としてのダイヤモンドSAW発振器202と、増幅器としての第1増幅器112とを有して構成される。導波部150は、アンテナ151と安全器としてのアイソレータ152とを有して構成される。
固体高周波発振部110を詳細に説明する。
電源111は、ダイヤモンドSAW発振器202と第1増幅器112とに電力を供給している。本実施形態では、固体高周波発振器200である弾性表面波発振器201としてダイヤモンドSAW発振器202を用いている。そして、ダイヤモンドSAW発振器202の後段は、第1増幅器112の前段に接続されている。そして、ダイヤモンドSAW発振器202から出力された高周波信号は、第1増幅器112で増幅された後に出力される。この第1増幅器112から出力される高周波信号が、固体高周波発振部110から出力される高周波信号となる。本実施形態では、固体高周波発振部110から、発光管510内に封入される発光物質を励起して発光させる高周波出力レベルに増幅された2.45GHz帯の高周波信号を出力する。
なお、本実施形態では、弾性表面波発振器201としてダイヤモンドSAW発振器202を用いているため、後述する弾性表面波共振子300としてダイヤモンドSAW共振子310を用いている。
導波部150を詳細に説明する。
導波部150は、固体高周波発振部110から出力された高周波信号を導波してマイクロ波100aとして放射するものであり、マイクロ波100aを放射させるアンテナ151と反射波対策としてアイソレータ152とを備えている。
アンテナ151は、本実施形態では、パッチアンテナとして構成されており、単一指向性を有するマイクロ波を放射する平面アンテナとなっている。このアンテナ151により、略平面波としてのマイクロ波100aを放射することができる。
アイソレータ152は、固体高周波発振部110の第1増幅器112の後段で、アンテナ151との間に設置されている。そのため、アンテナ151からマイクロ波100aを放射した結果として、対象物となる反射器520、発光管510及び光源ケース15などからの反射波が固体高周波発振部110に戻ることを阻止し、第1増幅器112などの故障を防止している。
図4は、固体高周波発振部を構成する固体高周波発振器の概略構成を示すブロック図である。図4を用いて固体高周波発振器200の構成および動作を説明する。
固体高周波発振器200(本実施形態では、弾性表面波発振器201としてのダイヤモンドSAW発振器202)は、移相回路210、弾性表面波共振子300としてのダイヤモンドSAW共振子310、第2増幅器220および電力分配器230でループ回路240を構成し、電力分配器230の一方の出力側にバッファ回路250を接続した構成となっている。移相回路210は、電源111から制御電圧を入力してループ回路240の位相を可変させるものである。これら各ブロックは、一定の特性インピーダンス、例えば50ohmに全て整合接続されている。なお、ダイヤモンドSAW共振子310は、第2増幅器220が飽和状態となる入力電圧が供給されるように第2増幅器220の入力側に接続することができる。
これにより、ダイヤモンドSAW共振子310を用いてGHz帯での高周波信号をダイレクト発振させることが可能となる。また、整合を保ったまま第2増幅器220の出力パワーを電力分配器230からバッファ回路250を介して外部に出力することができる。また、この回路構成により、ダイヤモンドSAW共振子310に印加する電力を最小限として連続発振状態を継続することが可能となる。また、移相回路210により、高周波信号に周波数変調をかけることが可能となり、発光管510に対して、マイクロ波周波数を可変・調整することが可能になる。なお、本実施形態では、ダイヤモンドSAW共振子310は、2.45GHz帯の高周波信号を出力する。また、移相回路210は用いなくても良く、その場合には、固体高周波発振器200はダイヤモンドSAW共振子310の特性により一意的に決まる周波数で発振する固定発振器となる。
図5は、弾性表面波共振子の概略構成を示す断面図である。図5を用いて、弾性表面波共振子300の構造および製造方法を説明する。
図5に示すように、本実施形態では、弾性表面波共振子300としてダイヤモンドSAW共振子310を用いている。ダイヤモンドSAW共振子310は、珪素基板311をベースとして、上面にダイヤモンド単結晶層312が積層される。そして、ダイヤモンド単結晶層312の上面には、薄膜圧電体層313(本実施形態では、酸化亜鉛(ZnO)の薄膜)が積層される。そして、この薄膜圧電体層313の上面には、弾性表面波を励振するIDT電極314が設けられると共に、弾性表面波を反射する反射器電極(図示省略)が設けられている。また、IDT電極314は、互いにかみ合うように配置された1組の櫛形電極で構成されている。そして、IDT電極314、反射器電極および薄膜圧電体層313の上面には、酸化珪素膜315が積層されている。酸化珪素膜315は、動作周波数の温度依存性が、薄膜圧電体層313、IDT電極314、ダイヤモンド単結晶層312と反対の特性を示すことから動作周波数の温度特性改善のために積層している。
なお、ダイヤモンド単結晶層312は、気相合成法により形成される。これ以外に、多結晶ダイヤモンドに近い弾性定数を持つ硬質炭素膜を用いることもできる。また、薄膜圧電体層313は、ZnO以外に、AlN、Pb(Zr,Ti)O2等をスパッタ法や気相合成法などにより形成することができる。
上述したように、弾性表面波共振子300としてのダイヤモンドSAW共振子310は、積層構造をしており、半導体製造における微細加工技術を利用して製造されチップ化されている。また、チップ化された弾性表面波共振子300やその他素子を実装し、固体高周波発振器200を有する固体高周波発振部110が形成され製造される。従って、固体高周波発振部110はサイズが小型なものとなる。
図6は、ダイヤモンドSAW発振器から出力される信号の周波数と強度との関係を示す模式図である。ここで図6の横軸は周波数を示し、縦軸は強度を示している。
上述したダイヤモンドSAW共振子310の構成により、図6に示すように、ダイヤモンドSAW発振器202から出力される信号は、特定周波数f1の高周波信号(GHz帯)のみを出力する。また、急峻なダイレクト発振ができる。本実施形態では、特定周波数f1は、2.45GHz帯の高周波信号を出力する。
図7は、プロジェクタの回路ブロック図である。図7を用いて、プロジェクタ1の回路構成と動作を説明する。
プロジェクタ1は、制御部800、信号変換部810、画像処理部820、液晶パネル駆動部830、操作受付け部840、電源部850、記憶部860およびファン駆動部870などを有して構成される。また、各部は、バスBにより互いに接続されている。そして、光学系5として、光源装置10(マイクロ波発生部100、発光部500)、光変調部70および投写部90などが構成される。
各部の動作を説明する。
信号変換部810は、プロジェクタ1の本体外面に設置される画像入力端子815と接続されている。そして、画像入力端子815に接続された外部の画像信号供給装置(図示省略)から供給される例えばアナログ画像信号を受取る。なお、アナログ画像信号として、例えば、パーソナルコンピュータから出力されたコンピュータ画像を表すRGB信号や、ビデオレコーダやテレビジョン受像機から出力された動画を表すコンポジット画像信号などの画像信号が、画像入力端子815に供給される。そして、信号変換部810は、画像入力端子815から入力したアナログ画像信号をAD変換して、デジタル画像信号として画像処理部820に出力する。
画像処理部820は、入力したデジタル画像信号を後述する光変調部70を構成する液晶パネル71(図8に図示)で表示するのに適した信号とするために、画像データを画像メモリ(図示省略)に書き込み、所定の条件で読み出すなどの画像処理を施した後、再度アナログ画像信号に変換して画像信号として液晶パネル駆動部830に出力する。また、画像処理とは、画像信号で表される画像を拡大および縮小することにより液晶パネル71の持つ解像度に合わせるスケーリング処理や、画像信号の有する階調値を液晶パネル71で表示するのに適した階調値に変換するγ補正処理などが含まれる。なお、このような画像処理部820によるスケーリング処理およびγ補正処理などの画像処理は、記憶部860に記憶されている画像処理手順を規定したファームウエアを実行することにより行われる。
液晶パネル駆動部830は、画像処理部820から出力した画像信号と、画像信号に基づく駆動電圧などを液晶パネル71に供給し駆動する。
制御部800は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスBを介して、各部と信号の送受信を行い、プロジェクタ1の動作を統括制御する。
記憶部860は、例えば、プロジェクタ1を起動させる場合の処理の手順と内容を指示する起動プログラムなど、プロジェクタ1の動作を指示および制御するための様々な制御プログラムや、ファームウエア、および付随するデータが記憶されている。
操作受付け部840は、プロジェクタ1の本体外面に設置される操作部841またはリモコン842に対し、使用者が操作を行うと、その操作入力を受付け、各種動作のトリガとなる操作信号を制御部800に出力する。
ファン駆動部870は、制御部800からのファン駆動コマンドに従い、駆動回路(図示省略)によりファン875を駆動(回転)させる。また、ファン875は、プロジェクタ1の内部に複数設置され、回転することにより、プロジェクタ1の外部から外気を吸気して、空気の流れを起し、発光部500、光変調部70および電源部850などで発生する熱を放熱させて、温まった空気をプロジェクタ1の外部に排気することにより発熱する各部を冷却している。
電源部850は、外部電源880からの交流電力をプラグから導き、内蔵するAC/DC変換部(いずれも図示省略)で変圧、整流および平滑などの処理を行い、安定化させた直流電圧をプロジェクタ1の各部に供給する。
光源装置10のマイクロ波発生部100は、制御部800からの制御コマンドに従い、発光部500を発光(点灯)および非発光(消灯)を行う。
図8は、図1に示したプロジェクタの光学系における構成部の構造を示す模式図である。図8を用いて、プロジェクタ1の光学系5の構造および動作を説明する。
光学系5は、図1で記述したように、光源装置10と照明光学系60と光変調部70と色合成光学系80と投写部90とから構成される。そして、光源装置10から射出された光束を光変調部70で画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投写部90を介して、形成した光学像をスクリーンS(図7に図示)上に投写するものである。
なお、光源装置10において、マイクロ波発生部100および発光部500により、光束500bを射出するまでの構成および動作に関しては、図2を用いて説明しているため、ここでは、光源装置10から光束500bが射出された以降の光学系5の構成および動作を説明する。
光学系5は、図8に示すように、光源装置10に加えて、照明光学系60と、光変調部70と、色合成光学系80と、投写部90を構成する投写レンズ91とから構成される。また、照明光学系60は、インテグレータ照明光学系61、色分離光学系62およびリレー光学系63から構成される。
また、光学部品用筐体65により、光源装置10と照明光学系60と光変調部70と色合成光学系80とを構成する各部品が収容され、一体にユニット化されている。なお、本実施形態での光学系5を構成する照明光学系60は、使用する光学系により、適宜変更や省略など行うことができる。
照明光学系60を構成するインテグレータ照明光学系61は、光源装置10から射出された光束を照明光軸L(一点鎖線で図示)に直交する面内における照度を均一にするための光学系である。このインテグレータ照明光学系61は、光源装置10、第1レンズアレイ611、第2レンズアレイ612、偏光変換素子613、および重畳レンズ614を備えて構成される。
第1レンズアレイ611は、照明光軸L方向から見て略矩形形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源装置10から射出された光束を部分光束に分割し、照明光軸Lに沿った方向に射出する。
第2レンズアレイ612は、第1レンズアレイ611と略同様の構成であり、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有する。この第2レンズアレイ612は、重畳レンズ614とともに、第1レンズアレイ611の各小レンズの像を後述する液晶パネル71上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子613は、第1レンズアレイ611および第2レンズアレイ612により分割された各部分光束の偏光方向を略一方向の偏光光束に変換する(揃える)光学素子である。本実施形態での偏光変換素子613は、照明光軸Lに対して傾斜配置される偏光分離膜(図示省略)および反射膜(図示省略)を交互に配列した構成を備えている。偏光分離膜は、各部分光束に含まれるP偏光光束およびS偏光光束のうち、一方の偏光光束を透過し、他方の偏光光束を反射する。反射された他方の偏光光束は、反射膜によって曲折され、一方の偏光光束の射出方向、すなわち照明光軸Lに沿った方向に射出される。射出された偏光光束は、偏光変換素子613の光束射出面(図示省略)に配設される位相差板(図示省略)によって偏光変換され、ほぼ全ての偏光光束の偏光方向が一方向の偏光光束として揃えられる。
偏光光束を変調するタイプの液晶パネル71を用いたプロジェクタ1では、一方向の偏光光束しか利用できないため、ランダムな方向の偏光光束を放射する発光管510からの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子613を用いることにより、発光管510から放射され光源装置10から射出された光束を略一方向の偏光光束に変換することにより、光変調部70における光の利用効率を高めている。
重畳レンズ614は、偏光変換素子613によって略一方向の偏光光束に変換された複数の部分光束を集光して光変調部70の後述する3つの液晶パネル71の画像形成領域上に重畳させる光学素子である。この重畳レンズ614から射出された光束は、色分離光学系62に射出される。
色分離光学系62は、2枚のダイクロイックミラー621,622と、反射ミラー623とを備える。インテグレータ照明光学系61から射出された複数の部分光束は、2枚のダイクロイックミラー621,622により赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離される。
リレー光学系63は、入射側レンズ631と、一対のリレーレンズ633と、反射ミラー632,635とを備えている。このリレー光学系63は、本実施形態では、色分離光学系62で分離された色光である青色光を光変調部70の後述する青色光用の液晶パネル71Bまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系62のダイクロイックミラー621では、インテグレータ照明光学系61から射出された光束のうち、緑色光成分と青色光成分とを透過し、赤色光成分は反射する。ダイクロイックミラー621によって反射した赤色光は、反射ミラー623で反射し、フィールドレンズ619を通って、赤色光用の液晶パネル71Rに到達する。このフィールドレンズ619は、第2レンズアレイ612から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。青色光および緑色光用の液晶パネル71B,71Gの光入射側に設けられたフィールドレンズ619も同様である。
また、ダイクロイックミラー621を透過した青色光と緑色光のうち、緑色光は、ダイクロイックミラー622によって反射し、フィールドレンズ619を通って、緑色光用の液晶パネル71Gに到達する。一方、青色光は、ダイクロイックミラー622を透過してリレー光学系63を通り、さらにフィールドレンズ619を通って、青色光用の液晶パネル71Bに到達する。なお、青色光にリレー光学系63が用いられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ631に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ619に伝えるためである。なお、リレー光学系63には、3つの色光のうちの青色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、赤色光を通す構成としても良い。
光変調部70は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成する。この光変調部70は、色分離光学系62で分離された各色光が入射される3つの入射偏光板72(赤色光用を赤色光入射偏光板72R、緑色光用を緑色光入射偏光板72G、青色光用を青色光入射偏光板72Bとする)を備える。また、各入射偏光板72の後段に設置される光変調装置としての3つの液晶パネル71(赤色光用を赤色光液晶パネル71R、緑色光用を緑色光液晶パネル71G、青色光用を青色光液晶パネル71Bとする)を備える。また、各液晶パネル71の後段に設置される3つの射出偏光板73(赤色光用を赤色光射出偏光板73R、緑色光用を緑色光射出偏光板73G、青色光用を青色光射出偏光板73Bとする)とを備える。
液晶パネル71(71R,71G,71B)は、例えば、ポリシリコンTFT(Thin Film Transistor)をスイッチング素子として用いたものであり、対向配置される一対の透明基板内に液晶が密封封入されている。そして、この液晶パネル71は、入射偏光板72を介して入射する光束を画像情報に応じて変調して射出する。
入射偏光板72は、色分離光学系62で分離された各色光のうち、一方向の偏光光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイアガラス等の基板に偏光膜が貼付されたものである。また、射出偏光板73も、入射偏光板72と略同様に構成され、液晶パネル71から射出された光束のうち、所定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、透過させる偏光光束の偏光軸は、入射偏光板72において透過させる偏光光束の偏光軸に対して直交するように設定されている。
色合成光学系80は、1つのクロスダイクロイックプリズム81を備える。クロスダイクロイックプリズム81は、射出偏光板73から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム81は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなしている。そして、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、界面に沿って誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の誘電体多層膜は、青色光を反射するものであり、赤色光及び青色光は対応する誘電体多層膜によって反射され曲折される。また、緑色光は双方の誘電体多層膜を透過する。
これにより、赤色光及び青色光の進行方向を緑色光の進行方向に揃えることができ、3つの色光が合成される。クロスダイクロイックプリズム81によって合成された色光は、投写部90を構成する投写レンズ91の方向に射出される。そして、クロスダイクロイックプリズム81から射出された映像光は、投写レンズ91により、スクリーンS上に投写される。
なお、上述した液晶パネル71(71R,71G,71B)、射出偏光板73(73R,73G,73B)およびクロスダイクロイックプリズム81は、一体となるようにユニット化されている。
上述した、第1実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の光源装置10によれば、リフレクタ530の背面側に配置されるマイクロ波発生部100から放射した略平面波のマイクロ波100aを、反射器520のマイクロ波反射面521によって反射して発光管510の発光領域511の中心部512に収束させる。そして、収束させたマイクロ波100bによって発光管510に封入された発光物質が、励起(及び電離)されて中心部512の領域でプラズマ発光する。また、リフレクタ530の外側に配置される磁場発生部としての磁石540により、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させることにより、プラズマが中心部512に更に集中させられて発光する。この発光により、光束500aが発光管510を介して放射される。放射された光束500aは、リフレクタ530の光束反射面531に入射して、略一定方向となる照明光軸Lに略平行な光束500bとして反射され、光束500bが発光部500から射出される。
これにより、電極を用いる放電式ランプのような従来の光源装置に対して、本実施形態の光源装置10は、電極を用いずにマイクロ波100aを用いて発光管510の発光領域511の中心部512を発光させ、光束500aを射出するため、電極の消耗や変形がなくなる。従って、放電式ランプを用いた光源装置に比べ、光源装置10の長寿命化を図ることが可能となる。
また、マイクロ波100bを発光管510の発光領域511の中心部512に収束させ、発光物質を励起(及び電離)させ中心部512の領域をプラズマ発光させる。また、磁石540により、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させることにより、プラズマが中心部512に更に集中させられて発光する。これらにより、発光管510内部で発光が不安定になり発光ムラが発生することを防止でき、発光安定性が向上する。
この構成により、発光領域511の中心部512にプラズマが集中させられて発光し、発光部分がいわゆる点光源に近づくため、発光効率が高く、全方向に対して配光性が向上した光束500aを発光管510の外部に放射することができる。
また、本実施形態のプロジェクタ1は、マイクロ波100aを用いる光源装置10を備えたことにより、従来の放電式ランプを用いる光源装置を備えたプロジェクタと比較して、光源装置10の発光安定性が向上することにより、発光ムラが低減され、その結果、スクリーン上での投写映像の照度変動(チラツキ)という現象を低減でき、また、長寿命化を図ることが可能となるプロジェクタ1を提供することができる。
(2)本実施形態の光源装置10によれば、光源装置10の磁場発生部としての磁石540は、永久磁石で構成されている。これにより、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させ、プラズマを中心部512に更に集中させることができ発光させることができる。
(3)本実施形態の光源装置10によれば、磁石540は、リング状に形成されており、リング状形状の中心線を照明光軸Lと一致させ、また、磁石540の両端の端面と平行に二等分する面が発光管510の発光領域511の中心部512に位置するように配置させることにより、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させている。これにより、効率的にプラズマを発光領域511の中心部512に集中させることができ発光させることができる。
(4)本実施形態の光源装置10によれば、反射器520の有するマイクロ波反射面521は導電性材料である金属部材を用いて、曲面には孔部を有さず構成されている。従って、マイクロ波反射面521において、マイクロ波発生部100から放射されたマイクロ波100aを確実に反射させることができる。
(5)本実施形態の光源装置10によれば、マイクロ波発生部100から放射されるマイクロ波100aは、略平面波であり、また、マイクロ波反射面521は、放物面形状の曲面を有している。これにより、略平面波としてマイクロ波100aが放射される場合、マイクロ波100aを発散させることなくマイクロ波反射面521で反射させ、反射したマイクロ波100bを発光管510の中心部512に効率的に収束させることができる。それにより、発光管510の発光領域511に封入される発光物質を効率的に励起させ発光させることができる。このような光源装置10を用いたプロジェクタ1は、スクリーンS上での投写映像に輝度ムラがなくなり、投写映像の品質を向上できる。
(6)本実施形態の光源装置10によれば、発光管510の発光領域511は、球形状を有している。これにより、発光管510の発光領域511の中心部512で発光する光束を発光管510の外部に無用な屈折をさせずに均等に放射させることができる。
(7)本実施形態の光源装置10によれば、発光部500は、支持部550を有して発光管510と反射器520とをリフレクタ530に支持固定している。これにより、発光管510と反射器520を安定させて支持固定できる発光部500となる。このような構成により、シンプルな構成でコンパクトな光源装置10を実現できる。また、このような光源装置10を用いるプロジェクタ1は、小型化が可能となる。
(8)本実施形態の光源装置10によれば、リフレクタ530の光束反射面531は、マイクロ波100aを透過し、光束500aを反射する誘電体多層膜により形成される。それにより、リフレクタ530の背面側に配置されるマイクロ波発生部100からのマイクロ波100aを透過させ、発光管510から放射された光束500aを光束反射面531で反射する。従って、このような光束反射面531を有する光源装置10は、マイクロ波100aの出力レベルを低下させずに、発光管510を発光させることができ、また、発光管510から放射された光束500aを輝度低下させずに反射させることができる。
(9)本実施形態の光源装置10によれば、遮蔽部としての光源ケース15は、マイクロ波発生部100と発光部500とを収容している。そして、光源ケース15は、マイクロ波発生部100から発生したマイクロ波100aおよび反射器520のマイクロ波反射面521等により反射したマイクロ波100bなどを、光源装置10の外部へ漏洩するのを防止している。これにより、ISM帯で使用されているBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Home RF、WLAN等の無線通信機器および医療機器などを含む電子機器や人体などに対する悪影響を防止することができ、安全な光源装置10を提供できる。また、このような光源装置10を用いることで安全なプロジェクタ1を提供できる。
(10)本実施形態の光源装置10によれば、弾性表面波共振子300は、ダイヤモンド単結晶層312(または、多結晶ダイヤモンドに近い弾性定数を持つ硬質炭素膜の上に積層された薄膜圧電体層)、薄膜圧電体層313、IDT電極314及び酸化珪素膜315の積層構造となっている。これにより、弾性表面波の伝達速度を高速化することができ、より高い周波数まで発振させることが可能となる。そして、他の基板材料と比較して弾性表面波共振子300の電極幅を広くすることができるため、耐電力特性を向上させることができる。
また、弾性表面波共振子300の積層構造により、温度変動に対する周波数変動を小さくすることができるため、周波数温度特性が向上する。そして、温度変動に起因する弾性表面波発振器201の周波数変動を抑制することができ、マイクロ波出力を安定化させることができる。これにより、発光管510内で安定して発光物質を発光させることが可能な光源装置10となる。従って、このような光源装置10を用いるプロジェクタ1は、安定した輝度を維持して投写することが可能となる。
(11)本実施形態のプロジェクタ1によれば、ダイヤモンドSAW共振子310は、積層構造をしており、半導体製造における微細加工技術を利用して製造されているため、共振子毎の共振周波数のバラツキが無くなる。また、ダイヤモンドSAW共振子310は、移相回路210から信号を入力すると直ちに基板に弾性表面波を励起して、この弾性表面波の周波数に応じた高周波信号(本実施形態では2.45GHz帯)を出力する。よって、弾性表面波共振子300を備えた固体高周波発振部110から、電源投入すると直ちに高周波信号を出力することができるため、直ちに導波部150のアンテナ151からマイクロ波100aを放射でき、直ちに発光管510を発光させることができる。従って、プロジェクタ1は、電源投入すると、発光管510が直ちに発光し、光変調部70で形成された光学像を直ちに投写することができる。従来の高圧水銀ランプなどの放電ランプを用いた場合には、プロジェクタの電源を投入しても、放電ランプの特性上、徐々に発光して輝度が上がるため、所定の輝度に達するまでには、数分かかっていた。しかし、本発明のマイクロ波を用いたプロジェクタ1においては、プロジェクタ1の電源を投入すると、直ちに所定の輝度となる発光を行うことができるため、待つことなくプロジェクタ1を使用でき、プロジェクタ1の利便性が向上する。
また、従来の高圧水銀ランプなどの放電ランプを用いるプロジェクタの場合、放電ランプを発光させるために、電源となるバラスト等が必要であり、例えば300W程度の電力を供給するには、プロジェクタ1の電源部850と略同等の大きさ(体積)が必要なため、プロジェクタの小型化のネックとなっていた。これに対し、本発明のプロジェクタ1によれば、固体高周波発振部110ではバラストが不要となるため、プロジェクタ1の小型化が図れる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図である。図9および図2を用いて、本発明の第2実施形態(本実施形態)での光源装置11と、前述した第1実施形態での光源装置10との異なるところを説明する。
本実施形態が、第1実施形態と異なるところは、第1実施形態での光源装置10を構成する発光部500の磁石540が永久磁石で構成されているのに対して、本実施形態での光源装置11を構成する発光部501の磁石560は、電磁石で構成されているところである。詳細には、電磁石は、金属材料に銅線を巻きつけたソレノイドコイルとして形成されている。なお、ソレノイドコイルを電磁石として動作させるために、図7に図示した回路ブロックに、電磁石制御部890や電流供給部895などを追加して構成されている。その他の構成は、第1実施形態と同様となる。なお、第1実施形態と同様の構成部に関しては、第1実施形態と同様の符号を付記している。
なお、磁石560は、第1実施形態の磁石540と同様に、リング状をなし、リフレクタ530の外側に配置され、リング状の形状の中心線(図示省略)を光源装置11の照明光軸Lと一致させ、また、磁石560の両端の端面と平行に二等分する面が発光管510の発光領域511の中心部512に位置するように配置されている。このように形成および配置された磁石560により、発生する磁場を発光管510の発光領域511の中心部512に集中させている。
図9を用いて、磁石560が、磁場を発生させるまでの動作を説明する。
制御部800(図7に図示)により、光源装置11を点灯(発光)させるための信号が電磁石制御部890に入力すると、電磁石制御部890は、電流供給部895に所定の電流を出力させるための信号を出力する。その信号により、電流供給部895は、磁石560に対して、所定の電流を出力する。この動作により、磁石560は磁場を発生させる。
また、磁石560の磁場の大きさは、磁石560を構成するソレノイドコイルに印加する電流によって可変することができる。そのため、電磁石制御部890は、電磁石制御部890内部の記憶部(図示省略)に記憶される、電流のテーブルにより、必要とする磁場の大きさに対応させて、印加する電流値を選択し、電流供給部895を駆動させることができる。
なお、光源装置11の動作やマイクロ波100a,100b及び光束501a,501b(第1実施形態での光束500a,500bに対応する)の進行方向などは、第1実施形態での動作と同様のため説明は省略する。
上述した、第2実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の光源装置11によれば、磁場発生部としての磁石560は、ソレノイドコイルを用いた電磁石として構成されている。これにより、発光管510の発光領域511の略中心部512に磁場を集中させ、プラズマを中心部512に集中させることができ発光させることができる。
(2)本実施形態の光源装置11によれば、磁石560は、リング状に形成されており、リング状形状の中心線を照明光軸Lと一致させ、また、磁石560の両端の端面と平行に二等分する面が発光管510の発光領域511の中心部512に位置するように配置させることにより、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させている。これにより、効率的にプラズマを発光領域511の中心部512に集中させることができ発光させることができる。
(3)本実施形態の光源装置11によれば、上述した効果(1)、(2)の他に、第1実施形態で記述する同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図である。図10および図2を用いて、本発明の第3実施形態(本実施形態)での光源装置12と、前述した第1実施形態での光源装置10との異なるところを説明する。
本実施形態が、第1実施形態と異なるところは、第1実施形態での光源装置10を構成するマイクロ波発生部100から放射されるマイクロ波100aが略平面波であるのに対して、本実施形態での光源装置12を構成するマイクロ波発生部101から放射されるマイクロ波101aは、略球面波であるところである。本実施形態でのマイクロ波発生部101を構成する導波部のアンテナは、無指向性のダイポールアンテナ(図示省略)を用いている。
他の異なるところは、第1実施形態での光源装置10を構成する発光部500の反射器520は、略平面波となるマイクロ波100aを反射させるために、放物面形状の曲面を有するマイクロ波反射面521を有しているのに対して、本実施形態での光源装置12を構成する発光部502の反射器570は、略球面波のマイクロ波101aを反射させるために、楕円面形状の曲面を有するマイクロ波反射面571を有しているところである。上述した点が第1実施形態と異なるところであり、その他の構成は、第1実施形態と同様となる。なお、第1実施形態と同様の構成部に関しては、第1実施形態と同様の符号を付記している。また、この場合、マイクロ波101aを放射する仮想放射中心点を楕円面形状の曲面を有するマイクロ波反射面571の一方の焦点、発光管510の中心部512をもう一方のマイクロ波反射面571の焦点とすることが好ましい。
次に、図10を用いて、光源装置12の動作をマイクロ波および光束の進行方向を含めて説明する。
マイクロ波発生部101から放射された略球面波のマイクロ波101a(図中の破線矢印で進行方向を示す)は、発光部502に入射してリフレクタ530の光束反射面531を透過し、反射器570に進行する。反射器570に到達したマイクロ波101aは、楕円面形状の曲面を有するマイクロ波反射面571により反射される。反射されたマイクロ波101bは、発光管510の中心部512に収束する。中心部512に収束されたマイクロ波101bにより、発光領域511の中心部512の領域において、発光領域511に封入される発光物質が励起(及び電離)されプラズマ発光する。
このとき、磁石540により発生する磁場を発光管510の発光領域511の中心部512に集中させているため、プラズマが中心部512に更に集中させられることになる。それにより、発光領域511の中心部512でプラズマ発光することになり、点光源に近くなる。
このようなプラズマ発光により、光束502a(図中の実線矢印で進行方向を示す)が発光管510を介して発光管510の外部に放射される。放射された光束502aは、リフレクタ530の光束反射面531に入射する。光束反射面531に入射した光束502aは、略一定方向に反射される。本実施形態では、略一定方向とは、照明光軸L(一点鎖線で図示)に略平行となる方向である。このように反射された光束502bは、前方の光源ケース15を透過することで、光源装置12から光束502bが射出される。光源装置12から射出された光束502bは、光学系5を構成する照明光学系60の第1レンズアレイ611に入射する。
上述した、第3実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の光源装置12によれば、リフレクタ530の背面側に配置されるマイクロ波発生部101から放射した略球面波のマイクロ波101aを、反射器570のマイクロ波反射面571によって反射して発光管510の発光領域511の中心部512に収束させる。そして、収束させたマイクロ波101bによって発光管510に封入された発光物質が、励起(及び電離)されて中心部512の領域でプラズマ発光する。また、リフレクタ530の外側に配置される磁場発生部としての磁石540により、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させることにより、プラズマが中心部512に更に集中させられて発光する。この発光により、光束502aが発光管510を介して放射される。放射された光束502aは、リフレクタ530の光束反射面531に入射して、略一定方向となる照明光軸Lに略平行な光束502bとして反射され、光束502bが発光部502から射出される。
このように、放射されるマイクロ波として略球面波のマイクロ波101aを使用する場合であっても、第1実施形態での略平面波のマイクロ波100aを使用する場合と同様に、発光部502で光束502aを発光させ、光源装置12から光束502bを射出させることができる。
また、電極を用いる放電式ランプのような従来の光源装置に対して、本実施形態の光源装置12は、電極を用いずにマイクロ波101aを用いて発光管510の発光領域511の中心部512を発光させ、光束502aを射出するため、電極の消耗や変形がなくなる。従って、放電式ランプを用いた光源装置に比べ、光源装置12の長寿命化を図ることが可能となる。
また、マイクロ波101bを発光管510の発光領域511の中心部512に収束させ、発光物質を励起(及び電離)させ中心部512の領域をプラズマ発光させる。また、磁石540により、発光管510の発光領域511の中心部512に磁場を集中させることにより、プラズマが中心部512に更に集中させられて発光する。これらにより、発光管510内部で発光が不安定になり発光ムラが発生することを防止でき、発光安定性が向上する。
この構成により、発光領域511の中心部512にプラズマが集中させられて発光し、発光部分がいわゆる点光源に近づくため、発光効率が高く、全方向に対して配光性が向上した光束502aを発光管510の外部に放射することができる。
また、本実施形態を採用するプロジェクタは、マイクロ波101aを用いる光源装置12を備えたことにより、従来の放電式ランプを用いる光源装置を備えたプロジェクタと比較して、光源装置12の発光安定性が向上することにより、発光ムラが低減され、その結果、スクリーン上での投写映像の照度変動(チラツキ)という現象を低減でき、また、長寿命化を図ることが可能となるプロジェクタを提供することができる。
(2)本実施形態の光源装置12によれば、上述した効果(1)の他に、第1実施形態で記述する同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
図11は、本発明の第4実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図である。図11および図2を用いて、本発明の第4実施形態(本実施形態)での光源装置13と、前述した第1実施形態での光源装置10との異なるところを説明する。
本実施形態が、第1実施形態と異なるところは、第1実施形態での光源装置10を構成する発光部500のリフレクタ530の光束反射面531は、放物面形状の曲面を有しているが、本実施形態での光源装置13を構成する発光部503のリフレクタ580の光束反射面581は、楕円面形状の曲面を有しているところである。
また、異なるところは、第1実施形態において、光束反射面531で反射され、光源装置10から射出された光束500bは、光学系5を構成する照明光学系60の第1レンズアレイ611に入射していたが、本実施形態においては、光束反射面581で反射され、光源装置13から射出される光束503bは、光学系5を構成する照明光学系60の第1レンズアレイ611Aに入射する前に、凹面形状の曲面616を有する平行化レンズ615に入射することである。上述した点が第1実施形態と異なるところであり、その他の構成は、第1実施形態と同様となる。なお、第1実施形態と同様の構成部に関しては、第1実施形態と同様の符号を付記している。
次に、図11を用いて、光源装置13の動作をマイクロ波および光束の進行方向を含めて説明する。
マイクロ波発生部100から放射された略平行波のマイクロ波100a(図中の破線矢印で進行方向を示す)は、発光部503に入射してリフレクタ580の光束反射面581を透過し、反射器520に進行する。反射器520に到達したマイクロ波100aは、放物面形状の曲面を有するマイクロ波反射面521により反射される。反射されたマイクロ波100bは、発光管510の中心部512に収束する。中心部512に収束されたマイクロ波100bにより、中心部512の領域において、発光領域511に封入される発光物質が励起(及び電離)されプラズマ発光する。
このとき、磁石540により発生する磁場を発光管510の発光領域511の中心部512に集中させているため、プラズマが中心部512に更に集中させられることになる。それにより、発光領域511の中心部512でプラズマ発光することになり、点光源に近くなる。
このようなプラズマ発光により、光束503a(図中の実線矢印で進行方向を示す)が発光管510を介して発光管510の外部に放射される。放射された光束503aは、リフレクタ580の光束反射面581に入射する。光束反射面581に入射した光束503aは、略一定方向に反射される。本実施形態では、第1実施形態と異なり、光束反射面581で反射された光束503bは、照明光軸L(一点鎖線で図示)に平行な光束とはならず、照明光軸Lに収束するように所定の角度で一定の方向に反射される。そして、反射された光束503bは、前方の光源ケース15を透過することで、光源装置13から光束503bが射出される。光源装置13から射出された光束503bは、光学系5を構成する照明光学系60の平行化レンズ615の凹面形状の曲面616に入射する。
凹面形状の曲面616を有する平行化レンズ615に入射した光束503bは、平行化レンズ615の内部で照明光軸Lに対して略平行化され、平行化レンズ615の外部に射出される。平行化レンズ615から射出された光束503bは、第1実施形態での第1レンズアレイ611に比べて平面サイズが小さい第1レンズアレイ611Aに入射する。それ以降の光束の進行は、第1実施形態と同様のため省略する。
上述した、第4実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の光源装置13によれば、発光管510で発光し放射された光束503aを楕円面形状の曲面を有する光束反射面581で所定の角度で反射する。反射された光束503bは、平行化レンズ615に入射して、略平行光束として第1レンズアレイ611Aに入射する。このような構成にすることにより、光源装置13としてのサイズは、第1実施形態の光源装置10と略同様であるが、平行化レンズ615を含め、それ以降の光学系5を構成する光学素子のサイズを第1実施形態での光学素子と比べて、小型な光学素子に変更できる。従って、小型な光学系5とすることができる。このような光源装置13をプロジェクタ1に用いることにより、プロジェクタ1本体のサイズを小型にすることができる。
(2)本実施形態の光源装置13によれば、上述した効果(1)の他に、第1実施形態で記述する同様の効果が得られる。
(第5実施形態)
図12は、本発明の第5実施形態に係る光源装置の磁石の構成を示す模式図である。なお、第5実施形態(本実施形態)は、第1実施形態に係る磁場発生部としての磁石540を、別の構成の磁石590に置き換えたところが異なるところである。また、図12は、第1実施形態に係る光源装置10を図示する図2(b)と対比するための図であり、本実施形態の光源装置14を図2(a)として適用した場合のA−A断面部分を示している。
本実施形態の磁石590が第1実施形態での磁石540と異なるところは、第1実施形態の磁石540は、リング状の形状に形成された1つの永久磁石で構成されているのに対し、本実施形態の磁石590は、円弧状の断面形状を有する磁石591を4個使用し、照明光軸L(図12においては、発光管510の中心部512を通り紙面に垂直となる軸)が中心となるように、同心円状に、且つそれぞれを等間隔に配置しているところである。それぞれの磁石591を前述した配置にすることにより、照明光軸L上で、発光管510の中心部512に、磁場を集中させている。それ以外の磁石590に係る配置は、第1実施形態での磁石540と同様であり、光源装置14としての動作も第1実施形態と同様となる。
上述した、第5実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の光源装置14の磁石590の構成であっても、磁場を照明光軸L上で、且つ発光管510の中心部512に集中させることで、マイクロ波により励起されたプラズマを発光管510の中心部512に効率的に集中させて発光させることができる。
(2)本実施形態の光源装置14によれば、上述した効果(1)の他に、第1実施形態で記述する同様の効果が得られる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)第3及び第4実施形態での磁石540は、永久磁石で構成されているが、第2実施形態で用いている電磁石で構成される磁石560に置き換えて用いても良い。
(変形例2)第3及び第4実施形態での磁石540は、リング状の形状に形成した1個の磁石で構成されているが、第5実施形態での4個の磁石591から構成される磁石590に置き換えて用いても良い。
(変形例3)第5実施形態での磁石590は、円弧状の断面形状を有する磁石591を4個使用し、照明光軸L(図12においては、発光管510の中心部512を通り紙面に垂直となる軸)が中心となるように、同心円状に、且つそれぞれを等間隔に配置している。しかし、磁石の形状や数量には限定されず、照明光軸L上で発光管510の中心部512に磁場が集中されるように、磁石の形状や数量や配置などを適宜変更することでも良い。
(変形例4)第2実施形態での磁石560は、リング状に形成された電磁石1個で構成されているが、照明光軸Lで発光管510の中心部512に磁場が集中されるように、複数の電磁石を用いて構成しても良い。
(変形例5)前記実施形態での磁石540,591は、サマリウム系の希土類磁石を用いている。しかし、これに限らず、ネオジ系の希土類磁石を用いても良いし、フェライト磁石やアルニコ磁石を用いても良い。
(変形例6)前記実施形態での反射器520,570の有するマイクロ波反射面521,571は、導電性材料で孔部を有さず構成されている。しかし、これに限らず、マイクロ波の波長の1/4波長以下の口径を有する孔部を複数備えて構成されていても良い。この場合、マイクロ波を確実に反射させることができると共に、複数の孔部を介してリフレクタの光束反射面で反射した光束を通過させて射出することができる。
(変形例7)前記実施形態でのプロジェクタ1は、光変調装置として液晶パネル71を用いている。しかし、これに限らず、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを使用しても良い。なお、マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)(登録商標)を用いることができる。なお、マイクロミラー型光変調装置を用いた場合には、入射偏光板や射出偏光板などは不要とすることができ、偏光変換素子も不要とすることができる。
(変形例8)前記実施形態での光源装置10〜14は、透過型液晶方式のプロジェクタ1に用いられている。しかし、これに限らず、反射型液晶方式であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式などを採用したプロジェクタに用いられても同様の効果を奏することが可能である。
(変形例9)前記実施形態での光変調部70は、液晶パネル71を3枚使用する3板方式を用いている。しかし、これに限らず、液晶パネルを1枚使用する単板方式を用いても良い。なお、単板方式を用いた場合には、照明光学系60の色分離光学系62や色合成光学系80などは不要とすることができる。
(変形例10)前記実施形態での光源装置10〜14は、外部に設置されるスクリーンSに光学像の投写を行うフロントタイプのプロジェクタ1に適用している。しかし、これに限らず、プロジェクタの内部にスクリーンを有して、そのスクリーンに光学像を投写するリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
(変形例11)前記実施形態でのプロジェクタ1に電圧調整部を設け、固体高周波発振部110の第1増幅器112の増幅度を可変とすることでも良い。このような構成にすることで、マイクロ波の出力パワーを可変できるため、発光管510で発光する光束の輝度を可変できる。従って、投写する映像のシーン(例えば、明るいシーンや暗いシーン)に合わせて、増幅度を調整することにより、プロジェクタ1から投写される映像光の輝度を映像のシーンに合わせて調整を行うことができる。
(変形例12)前記実施形態での光源装置10〜14は、固体高周波発振部110で2.45GHz帯の高周波信号を出力し、導波部のアンテナからマイクロ波として放射している。しかし、これに限らず、弾性表面波共振子300の構成を適宜変更することにより、色々な高周波信号を出力し、マイクロ波として放射して、発光管510を発光させることも可能となる。また、このようにすることで、発光管510に封入する発光物質の種類や発光具合(発光色の具合)に合わせるマイクロ波を放射させることも可能となる。
(変形例13)前記実施形態での光源装置10〜14は、プロジェクタ1の光源として適用している。しかし、これに限らず、小型軽量の光源装置10〜14は、他の光学機器に適用しても良い。また、航空、船舶、車輌などの照明機器や、屋内照明機器などへも好適に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る光源装置をプロジェクタに適用した場合のプロジェクタの光学系の構成を示すブロック図。 光源装置の構成を示す模式図。 マイクロ波発生部の概略構成を示すブロック図。 固体高周波発振部を構成する固体高周波発振器の概略構成を示すブロック図。 弾性表面波共振子の概略構成を示す断面図。 ダイヤモンドSAW発振器から出力される信号の周波数と強度との関係を示す模式図。 プロジェクタの回路ブロック図。 プロジェクタの光学系における構成部の構造を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図。 本発明の第3実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図。 本発明の第4実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図。 本発明の第5実施形態に係る光源装置の磁石の構成を示す模式図。
符号の説明
1…プロジェクタ、5…光学系、10〜14…光源装置、15…遮蔽部としての光源ケース、60…照明光学系、70…光変調部、80…色合成光学系、90…投写部、100,101…マイクロ波発生部、110…固体高周波発振部、111…電源、112…第1増幅器、150…導波部、201…弾性表面波発振器、202…ダイヤモンドSAW発振器、300…弾性表面波共振子、310…ダイヤモンドSAW共振子、311…珪素基板、312…ダイヤモンド単結晶層、313…薄膜圧電体層、314…IDT電極、315…酸化珪素膜、500,501,502,503…発光部、510…発光管、511…発光領域、512…中心部、520,570…反射器、521,571…マイクロ波反射面、530,580…リフレクタ、531,581…光束反射面、540,560,590…磁場発生部としての磁石、550…支持部。

Claims (14)

  1. マイクロ波を放射するマイクロ波発生部と、当該マイクロ波発生部から放射された前記マイクロ波により発光し光束を射出する発光部とを備え、
    前記発光部は、
    前記マイクロ波発生部を背面側に配置し、当該マイクロ波発生部から放射された前記マイクロ波を透過させると共に入射する光束を略一定方向に反射させる光束反射面を有するリフレクタと、
    前記リフレクタを透過した前記マイクロ波を反射させて所定の部位に収束させるマイクロ波反射面を有する反射器と、
    前記反射器の前記マイクロ波反射面で反射された前記マイクロ波によって発光する発光物質が封入された発光領域を有し、前記所定の部位としての前記発光領域の略中心部において、前記マイクロ波反射面で反射された前記マイクロ波により前記発光領域の前記略中心部が発光し、当該発光により前記リフレクタに入射する前記光束を放射する発光管と、
    前記リフレクタの外側に配置され、前記発光管の前記発光領域の前記略中心部に磁場を集中させるように前記磁場を発生させ、前記マイクロ波により励起されるプラズマを前記略中心部に集中させる磁場発生部とを備えることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記磁場発生部は、永久磁石または電磁石で構成されていることを特徴とする光源装置。
  3. 請求項2に記載の光源装置であって、
    前記永久磁石または前記電磁石は、リング状に形成されていることを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記反射器の有する前記マイクロ波反射面は導電性材料で構成されるとともに、前記マイクロ波の波長の1/4波長以下の口径を有する孔部を複数備えて構成されているか、または前記孔部を有さずに構成されていることを特徴とする光源装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記マイクロ波発生部から放射される前記マイクロ波が、略平面波の場合、前記マイクロ波反射面は、放物面形状または球面形状を有することを特徴とする光源装置。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記マイクロ波発生部から放射される前記マイクロ波が、略球面波の場合、前記マイクロ波反射面は、楕円面形状を有することを特徴とする光源装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記発光管の前記発光領域は、球形状を有することを特徴とする光源装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記発光管は、石英、透明サファイア、または透光性セラミックのいずれかにより形成されることを特徴とする光源装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記発光管を前記リフレクタに固定する支持部を有することを特徴とする光源装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記リフレクタの前記光束反射面は、前記マイクロ波を透過し、前記光束を反射する誘電体多層膜により形成されていることを特徴とする光源装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記マイクロ波発生部は、高周波信号を出力する固体高周波発振部と、当該固体高周波発振部から出力された前記高周波信号を前記マイクロ波として放射する導波部とを備え、
    前記固体高周波発振部は、前記高周波信号を発生する弾性表面波発振器と、当該弾性表面波発振器により発生した前記高周波信号を増幅する増幅器とを備えることを特徴とする光源装置。
  12. 請求項11に記載の光源装置であって、
    前記弾性表面波発振器は弾性表面波共振子を有し、
    前記弾性表面波共振子は、ダイヤモンド単結晶層または多結晶ダイヤモンドに近い弾性定数を持つ硬質炭素膜の上に積層された薄膜圧電体層と、当該薄膜圧電体層の上に形成されたIDT電極と、当該IDT電極の上に積層された酸化珪素膜とを備えることを特徴とする光源装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の光源装置であって、
    前記マイクロ波の漏洩を防止する遮蔽部を備え、
    前記遮蔽部は、前記マイクロ波発生部と前記発光部とを収容していることを特徴とする光源装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調部と、
    前記光変調部により形成された前記光学像を投写する投写部とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
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