JP2007203123A - 人又は畜産の排泄物処理装置 - Google Patents

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照夫 金子
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Abstract

【課題】 従来の排泄物の処理装置では、環境や温度の違いにより、安定した処理ができず、処理した水を再利用することは考えられなかった。
【解決手段】 本発明では環境に悪影響を与えず、しかも凝集能力の優れている凝集剤を使用して、人や畜産物の排泄物を処理し、処理後の水を便器や養豚場の洗浄水として再利用するこことしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人又は畜産の排泄物処理装置に関する。
畜産の排泄物処理装置として、特開2001−025782号に「高濃度排水の微生物処理方法及び装置」や特開2005−066528号に「畜産排水の処理方法およびその装置」等の技術が示されている。これらの技術は共に微生物を利用した技術である。微生物による排泄物の処理は、微生物が繁殖する環境を整えるだけで排泄物の処理を行うから、処理後の水や汚泥に余計な薬剤が含まれることがなく安全である。
微生物による排泄物の処理は温度等の環境の大きく左右される。夏と冬では処理速度は異なり、排泄物の負荷、つまりBODや浮遊物質の値によっても処理速度は変化する。微生物についてはまだ理解されていない部分が多く、時には微生物が全滅し排泄物の処理が行うことが出来ないという不測の事態を招くこともある。結局微生物による排泄物処理装置は、安定性を欠くという重大な欠陥を克服できないのが現在の技術レベルなのである。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、環境が変化しても、負荷に変動が生じても安定した人や畜産の排泄物処理装置を提供することとし、処理後の水を再利用することを目的としている。
前記目的のために本発明では、人又畜産の排泄物を細かくする粉砕装置と、細かく粉砕した排泄物と凝集剤とを混合する攪拌装置と、凝集剤の働きにより形成されたフロックに付着し浮力を与える微小な気泡の発生装置と、フロックと液体とを分ける分離装置と、分離したフロックから水分を除去する乾燥装置と、分離した液体を便器、又は畜舎の洗浄水として利用することとしている。
洗浄水を繰り返し使用することが可能となって、水の使用量を少なくすることが出来るので、下水の設備がない所でも水洗便所を設置することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を使用し、詳細に説明をする。図1にはこの排泄物の処理装置の全体システム図が示されている。排泄物タンク1は、養豚場等から集められた畜産の排泄物を溜めておく場所であり、便器2は人が排泄する場所である。投入機3は凝集剤を粉砕装置に送るものである。粉砕装置14は排泄物を細かく砕き、攪拌装置13は、凝集剤と排泄物とを攪拌する。浮上装置12はミクロン単位の気泡を浮遊物質に付着させ、浮上させる。分離装置11は排泄物と水とを分け、ここで分けられた排泄物は乾燥装置10により乾燥される。水は液体回収装置17に送られタンク16に溜めておく事となる。タンク16に溜まった水はポンプ19により、便器2の洗浄又は養豚場20の洗浄に使用される。オゾン発生器4は臭いが発生する場所に送り、脱臭するために使用される。エアーポンプ15は、必要とする場所に空気を送り込むためのものである
前記したように構成された人又は畜産の排泄物処理装置の動作について説明をする。排泄物タンク1に溜められた畜産物の排泄物は配管22を介して、粉砕装置14に送られる。人の排泄物も同様に配管6を介して粉砕装置14に送られ、ここで排泄物は細かく粉砕される。畜産排泄物の中には、糞尿だけでなく、藁などが含まれており、人の場合はトイレットペーパーが混入している。これらは大きくそのままの大きさだと処理し難くなるので、ここで細かくすることとしているのである。この粉砕装置14には投入機3から凝集剤が投入される。細かく砕かれた排泄物は攪拌装置13に配管24を通って送られ、ここで凝集剤と排泄物とは混合される。攪拌装置13にはエアーポンプ5から送られてきた空気が送られる。攪拌装置13に空気が送られると、排泄物と空気と凝集剤とが混合され、より攪拌の度合いが高まる。攪拌装置13に送られた排泄物は再び粉砕装置14に配管25を通って粉砕装置14に送り返される物もある。
この排泄物処理装置で使用する凝集剤は、貝化石を主成分とする天然のものであり、高分子凝集剤のように環境に悪影響を及ぼす恐れはない。商品名「エコナイト」として販売されているものであり、この凝集剤の優れている点は、凝集能力が高く、脱水性が良いことである。汚れている水に通常の凝集剤を混入し攪拌した場合、汚染物質は凝集されても、水には色が残る。しかし「エコナイト」を使用した場合、水がほとんど透明となるのである。また、凝集された汚染物質もべとつかず、さらさらしている。
凝集剤と細かく砕かれた排泄物とが充分に攪拌されると、凝集剤の働きにより、汚染物質の小さな塊であるフロックが形成され、これが浮上装置12に配管26を通過し送られる。この浮上装置12は、ミクロン単位の気泡を発生する気泡発生機を備えており、この微小な気泡を浮上装置12の下から送り込む。浮上装置12に送り込まれた気泡は上昇するが、このとき汚染物質の塊であるフロックに付着し、フロックに浮力を与えるのである。気泡により浮力が与えられたフロックは浮上し、水面まで浮上する。
分離装置11では汚染物質であるフロックと液体とを分離する。濾過や遠心分離等種々の方法があり、どの方法でも良いが「エコナイト」を使用して作られたフロックは、べとつかず脱水性に優れているので、通常のフィルターによる濾過で充分である。
分離装置11で分離されたフロックは配管28を通って乾燥装置10に送られる。この装置10ではエアーポンプが配管9を介して送られてきた空気を送りこむことにより、フロックを乾燥させる。乾燥終了後のフロックの水分は大体60%となり、触ってもべとつくことはない。乾燥装置10に送られる空気にはオゾンが混合されており、これにより乾燥時に発生する臭気を脱臭することとしている。
分離装置11で分離された水は、液体回収装置17に配管18を介しておくられる。この水は濁りや色がほとんど付いておらず、透明と言っていいほど澄んでいる。この水はタンク16に送られここに蓄えられる。
前記したように、分離装置11で分離された水は、濁りや着色されていない。従ってこの水は、便器6や養豚場を洗浄するのに充分使用することができる。そこで便器2や養豚場20の洗浄するときには、ポンプ19を駆動させ、水を再利用することとしたのである。
・・人又は畜産排泄物の処理装置のシステム図
符号の説明
1・・排泄物タンク
2・・便器
3・・投入機
4・・オゾン発生機
10・・乾燥装置
11・・分離装置
12・・浮上装置
13・・攪拌装置
14・・粉砕装置
15・・エアーポンプ
16・・タンク
17・・液体回収装置
19・・ポンプ
20・・養豚場

Claims (1)

  1. 人又は畜産の排泄物を細かくする粉砕装置と、凝集剤と排泄物とを混合する攪拌装置と、凝集剤の働きにより形成された排泄物のフロックに付着させこれらに浮力を与える微小な気泡の発生装置と、排泄物と液体とを分ける分離装置と、分離された排泄物から水分を除去する乾燥装置と、分離された液体を便器の洗浄水又は畜産場の洗浄水として利用することを特徴とする人又は畜産の排泄物の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119374A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Panasonic Corp 排水の処理装置および排水の処理方法

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