JP2007202784A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の遊技性を備える遊技機のための好適な演出制御技術を提供する。
【解決手段】遊技球が普通電役入球口に入球すると、第2大入賞口が開放され、次に、第2大入賞口に遊技球が入球したか否かが検出される。遊技球が普通電役入球口に入球すると、遊技球が第2大入賞口に入球するか否かを演出するための基本演出が実行される。第2大入賞口への入球が検出されると、その旨を示す中間クリア画像が演出画像として表示される。次に、第2大入賞口内に入球した遊技球が、更に、特定領域に入球するか否かが検出される。遊技球が特定領域に入球すると、第2特別遊技の第2段階に移行し、多くの賞球を獲得可能な遊技状態となる。特定領域への入球が検出されると、その旨を示す移行成功画像が演出画像として表示される。
【選択図】図8

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の遊技性を向上させるための技術に関する。
弾球遊技機として、始動口への入球を契機として抽選を行って特別図柄を変動表示させ、所定時間の経過後に当たりを示す所定態様にて特別図柄が停止すると、通常遊技から遊技者に有利な特別遊技に移行する第1種ぱちんこ遊技機が広く親しまれている。また、第1種ぱちんこ遊技機とは別機種として、役物とよばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに、通常遊技から特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機も同様に広く親しまれている。
最近では、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせた弾球遊技機について提案するものもある(例えば、特許文献1参照)。このようなタイプの弾球遊技機の場合、遊技者は、第1種ぱちんこ遊技機としての大当たり(以下、「第1種当たり」とよぶ)を遊技目的としてもよいし、第2種ぱちんこ遊技機としての大当たり(以下、「第2種当たり」とよぶ)を遊技目的としてもよい。
特開2000−33141号公報
一般的な第1種ぱちんこ遊技機は、第1種当たりに対する遊技者の期待感を喚起するために、特別図柄の変動表示と連動して演出画像を動画表示させる。この演出画像の動画表示が停止するとき、第1種当たりとなるか否か、すなわち、抽選結果が遊技者に示される。本発明者は、第1種当たりに対応する演出だけでなく、第2種当たりに対応した演出も実行することにより、2種類の遊技性を組み合わせたタイプの弾球遊技機の遊技性をいっそう高めることができると想到した。
第2種ぱちんこ遊技機においては、普通電役入球口とよばれる入球口へ遊技球が入球したときに第2大入賞口が所定期間開放される。開放期間中に第2大入賞口に入球した遊技球が第2大入賞口内の特定領域を通過すると、遊技者に有利な遊技状態に移行する。そのため、遊技球が普通電役入球口に入球したときには、遊技球が第2大入賞口に入球するか(以下、「第1通過条件」とよぶ)、更に、特定領域を通過するか(以下、「第2通過条件」とよぶ)という2つの通過条件の成否に遊技者の興味が集中することになる。本発明者は、第2種当たりに対応した演出を実行するにあたっては、これらの2つの通過条件の成否およびそのタイミングと演出内容を同期させる必要があると認識した。
しかし、第2種当たりに関するこれら2つの通過条件の成否が確定するタイミングは遊技球の物理的な動作によって変化するため、第2種当たりに対応する演出制御は第1種当たりに対する演出制御よりも複雑である。
本発明は本発明者による上記認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、複数種類の遊技性を備える弾球遊技機において、それらの遊技性を好適に高めるための演出制御技術を提供することにある。
本発明のある態様の弾球遊技機である。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機として第1抽選を実行する第1抽選手段と、第1抽選の結果を示す第1図柄を期間を定めて変動表示させる第1表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、遊技者に有利な第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに第1作動条件が成立したと判定し、第1可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な作動口と、作動口への遊技球の入球を契機に第2抽選を実行する第2抽選手段と、第2抽選の結果に応じて第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、遊技者に有利な第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、可変入球口に遊技球が入球したときに第2作動条件が成立したと判定し、第2可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、第1可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、第2特別遊技の第1段階中に設定される所定の検出期間において、第1段階中に第2可変入球装置内に遊技球が入球したかを検出する入球判定手段と、第2段階への移行成否に対する遊技者の期待感を喚起するための演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段と、第2作動条件が成立したときに、演出パターンにしたがって演出画像を動画表示させる演出表示手段と、を備える。
演出パターン記憶手段は、第2作動条件の成立から検出期間中の所定タイミングまでの一定時間をその基本演出時間とする基本演出パターンと基本演出パターンによる基本演出の後に演出時間の長さを調整するために実行される予備演出の動画再生過程を示す予備演出パターンとを演出パターンとして記憶すると共に、第2段階への移行成否を示唆する示唆画像のデータを記憶しており、演出表示手段は、基本演出の実行中に遊技球の第2可変入球装置への入球検出がなされたときには、基本演出時間が経過した後に示唆画像として第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させ、基本演出の後に実行される予備演出の実行中に遊技球の第2可変入球装置への入球検出がなされたときには、予備演出を中断して示唆画像として第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させる。
この態様における弾球遊技機としては、従来にいう、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機を混在させたような遊技機を主に想定する。可変入球口、第1可変入球装置、第2可変入球装置において、遊技者に不利な状態とは、遊技球が入球すべき入口が閉鎖した状態ないしは狭い状態を指してもよく、遊技者に有利な状態とは、その入口が開放した状態ないしは相対的に広い状態を指してもよい。
まず、このような態様によれば、第1および第2可変入球装置の2つの可変入球装置を設け、それぞれの役割を分離することにより弾球遊技機における技術介入性を高めることができる。遊技者は、第1特別遊技または第2特別遊技という2種類の特別遊技に遊技状態を移行させることを主たる目的として遊技を行うことになる。以下、第1特別遊技と第2特別遊技をまとめていうときには、単に「特別遊技」とよぶ。第1図柄はいわゆる特別図柄、第2図柄はいわゆる普通図柄であってもよい。
遊技球が可変入球口に入球すると、一定の基本演出時間分、基本演出が実行されてもよい。この基本演出によって第1通過条件の成立に対する遊技者の期待感を喚起してもよい。ここで、第1通過条件は、第2可変入球装置への入球が検出されるときに成立する条件であってもよい。
基本演出中に第1通過条件が成立するときには、基本演出が終了してから第1通過条件の成立を遊技者に通知してもよい。一方、基本演出終了後に第1通過条件が成立するときには、基本演出の終了後に実行される予備演出を途中で中断して、第1通過条件の成立を通知してもよい。このような処理によれば、第1通過条件の成立タイミングがばらつく場合であっても、演出効果を発揮するために必要な基本演出を終わりまで実行しつつ、第1通過条件の成立タイミングとその通知のタイミングに過度のずれが生じないように演出表示しやすくなる。
この弾球遊技機の演出パターン記憶手段は、予備演出パターンとして、基本演出時間と予備演出のための予備演出時間の合計時間が第2作動条件が成立してから検出期間が終了するまでの時間の長さ以上となるように、予備演出時間の長さが所定値に設定された演出のパターンを記憶し、演出表示手段は、予備演出時間が経過して予備演出が終了したときに遊技球の第2可変入球装置への入球検出がなされていなければ、示唆画像として第2段階への移行条件が成立不能である旨を示唆する画像を表示させてもよい。
予備演出の実行期間は所定の予備演出時間を上限とする可変長の時間であってもよい。予備演出時間の経過後には第1通過条件が成立しないように予備演出時間の長さが設定されてもよい。そして、予備演出中に第1通過条件が成立すると第1通過条件の成立を通知し、予備演出時間が経過して予備演出が終了しても第1通過条件が成立していなければ第1通過条件の不成立を通知すればよい。
このような処理方法によれば、第1通過条件の成否が確定するタイミングと演出内容を簡易に対応させることができる。
この弾球遊技機の演出パターン記憶手段は、第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像が表示された後に実行される継続演出の動画再生過程を示す継続演出パターンを、更に、演出パターンとして記憶しており、演出表示手段は、継続演出の実行中に遊技球の特定領域への入球検出がなされたときには、継続演出を中断して示唆画像として第2段階への移行条件が成立した旨を示唆する画像を表示させ、継続演出が終了したときに遊技球の特定領域への入球検出がなされていなければ、示唆画像として第2段階への移行条件が不成立となった旨を示唆する画像を表示させてもよい。
第1通過条件が成立すると、更に継続演出が実行されるとしてもよい。継続演出の実行期間は所定の継続演出時間を上限とする可変長の時間としてもよい。継続演出時間の経過後には第2通過条件が成立しないように継続演出時間の長さが設定されてもよい。そして、継続演出中に第2通過条件が成立すると継続演出を中断して第2通過条件成立を通知し、継続演出時間が経過して継続演出が終了しても第2通過条件が成立していなければ第2通過条件の不成立を通知すればよい。
このような処理方法によれば、第2通過条件の成否が確定するタイミングと演出内容を簡易に対応させることができる。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機として第1抽選を実行する第1抽選手段と、第1抽選の結果を示す第1図柄を期間を定めて変動表示させる第1表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、遊技者に有利な第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに第1作動条件が成立したと判定し、可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な作動口と、作動口への遊技球の入球を契機に第2抽選を実行する第2抽選手段と、第2抽選の結果に応じて第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、遊技者に有利な第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、可変入球口に遊技球が入球したときに第2作動条件が成立したと判定し、可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球すると第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、可変入球装置の受け入れ状態を再度遊技者に有利な状態へ変化させることにより第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、第2特別遊技の第1段階中に設定される所定の検出期間において、第1段階中に可変入球装置内に遊技球が入球したかを検出する入球判定手段と、第2段階への移行成否に対する遊技者の期待感を喚起するための演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段と、第2作動条件が成立したときに、演出パターンにしたがって演出画像を動画表示させる演出表示手段と、を備える。
演出パターン記憶手段は、第2作動条件の成立から検出期間中の所定タイミングまでの一定時間をその基本演出時間とする基本演出パターンと基本演出パターンによる基本演出の後に演出時間の長さを調整するために実行される予備演出の動画再生過程を示す予備演出パターンとを演出パターンとして記憶すると共に、第2段階への移行成否を示唆する示唆画像のデータを記憶しており、演出表示手段は、基本演出の実行中に遊技球の可変入球装置への入球検出がなされたときには、基本演出時間が経過した後に示唆画像として第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させ、基本演出の後に実行される予備演出の実行中に遊技球の可変入球装置への入球検出がなされたときには、予備演出を中断して示唆画像として第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させる。
この態様における弾球遊技機としても、従来にいう、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機を混在させたような遊技機を主に想定する。このような態様によっても、2種類の遊技性を備える弾球遊技機における演出制御を好適に実行できる。
また、一つの可変入球装置により2種類の特別遊技を実現することにより、2つの可変入球装置を設ける場合に比べて、遊技領域における占有スペースを小さくしやすくなるというメリットがある。
なお、以上の構成要素の任意の組に合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、複数種類の遊技性を備えた弾球遊技機において、それらの遊技性を好適に高めることができる。
まず、本実施例として示すぱちんこ遊技機について概説した後に、その具体的な構成を説明する。
[概説]
本実施例に示すぱちんこ遊技機は、通常よりも遊技者に有利な状態である特別遊技を複数の形態で提供する。すなわち、第1特別遊技として、従来にいう第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に対応する遊技を提供し、第2特別遊技として、従来にいう第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に対応する遊技を提供する。
第1遊技:遊技球が始動口に入球すると特別図柄の変動表示が開始される。また、この特別図柄の変動表示と連動するかたちで演出画像が動画表示される。所定時間経過後に、特別図柄が当たり態様にて停止表示されると、演出画像も当たりを示す画像で停止表示され、第1特別遊技が開始される。
第2遊技:遊技球が普通電役入球口に落入すると、第2大入賞口が一時的に開放され、第2特別遊技が開始される。ただし、普通電役入球口は開閉可能に構成されており、拡開時にしか遊技球は普通電役入球口に落入しない。第2特別遊技の開始後、第2大入賞口内の特定領域に遊技球が入球すると、第2特別遊技は長期に継続可能となる。
遊技者は、第1種当たりと第2種当たりの2種類の「大当たり」のいずれを遊技目的とすべきか選択し、その遊技目的に応じて遊技球を打球することになる。
本実施例に示すぱちんこ遊技機は、第1特別遊技または第2特別遊技が終了したことを条件として、いわゆる時短などともよばれる特定遊技に移行する。特定遊技は、特別遊技の終了後、特別図柄の変動回数が所定回数(以下、「継続回数」とよぶ)に達するまで継続する。この特定遊技中においては、普通電役入球口が拡開しやすくなる。そのため、特定遊技中には第2種当たりが発生しやすくなる。その一方、特定遊技でない通常の遊技(以下、特定遊技と対比する意味で「通常遊技」とよぶ)においては、普通電役入球口はほとんど拡開しない。そのため、まず、遊技球を始動口に入球させて第1種当たりを発生させ、特定遊技に移行させた上で、第2種当たりを狙うという遊技方法が定石となる。第2特別遊技後に特定遊技に再移行すれば、遊技者は再び第2種当たりを期待できる。このように、第1種当たりを契機として、特定遊技と第2種特別遊技を交互に連続的に実行できるという遊技性が、本実施例に示すぱちんこ遊技機に特有の遊技性である。
ただし、遊技者に定石としての遊技方法を強制することは遊技の自由度を確保する上からも好ましくない。仮に、特定遊技中に限って第2種当たりが発生可能な仕様とした場合、遊技者は、遊技の自由度が損なわれたような感覚を抱きかねない。そこで、本実施例における弾球遊技機は、通常遊技中であっても普通電役入球口に遊技球が入球し得るように設計されている。通常遊技中に、特定遊技を経ることなくいきなり第2種当たりを発生させる可能性が、一応確保されている。
このようにして、常に、第1遊技と第2遊技のいずれも選択できるという自由度を確保しつつ、実質的には第1種当たりと特定遊技を経由して第2種当たりが発生するという遊技進行の明快さを両立させている。
ところで、上記設計の場合、特別図柄の変動表示期間に、遊技球が普通電役入球口に落入して第2種当たりが発生する可能性がある。第2種当たりの発生によって第2特別遊技が開始された後に、変動表示中であった特別図柄が当たり態様にて停止表示されると、第2特別遊技中に第1特別遊技も開始されることになる。特別遊技が開始されると、遊技者の興味は特別遊技からの賞球獲得に移ると考えられる。しかし、2種類の特別遊技が同時並行的に実行されるとすれば、2種類の特別遊技に同時に注意を払う必要から遊技者の興味がやはり散漫化しかねない。そのためには、第1特別遊技と第2特別遊技が同時実行されないように制御する必要がある。
本実施例のぱちんこ遊技機は、特別図柄の変動表示中に遊技球が普通電役入球口に入球すると、特別図柄の変動表示の進行を一時的に停止させる。そして、第2特別遊技が終了した後に、続きから変動表示が再開される。このようにして、第2特別遊技中に特別図柄が停止し、第2特別遊技の実行中に第1特別遊技が開始されないように制御している。なお、遊技球が普通電役入球口に落入したときには、第2特別遊技の長期継続に対する遊技者の期待感を喚起するための演出(以下、「入球演出」とよぶ)が別途実行されるが、この入球演出に関する制御内容を中心として以下詳述する。
[実施例]
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。
同図に関連して、まず、ぱちんこ遊技機10の構成を述べた後に、遊技の内容について説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、スピーカ18および発射ハンドル17を含む。
外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じて効果音を出力する。
遊技盤50には、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52が形成される。遊技領域52には、アウト口58、第1種始動入賞口(以下、「始動口」という)24、普通電役入球口26、第1大入賞口28、第2大入賞口30および普通図柄作動ゲート(以下、「作動口」という)68が設けられる。また、遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。
始動口24は、遊技球の入球を検出する入球検出装置32を備える。作動口68は、遊技球の入球を検出する入球検出装置38を備える。普通電役入球口26は、遊技球の入球を検出する入球検出装置34を備える。更に、普通電役入球口26は、その入球口の入口を拡開する普通電動役物と、普通電動役物を開閉させる普通電動役物ソレノイド76を備える。第1大入賞口28は、遊技球の入球を検出する入球検出装置78と、第1大入賞口28を開閉させる大入賞口ソレノイド82を備える。第2大入賞口30は、遊技球の入球を検出する入球検出装置81と、第2大入賞口30の羽根を開閉させる大入賞口ソレノイド80を備える。
普通電役入球口26は、普通電動役物が開閉することにより遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で状態変化する。具体的には、普通電役入球口26は、普通電動役物ソレノイド76の駆動制御に応じて開放状態および閉鎖状態への状態変化が可能な可変入球口として機能する。普通電役入球口26は、始動口24のすぐ下方に設けられる。普通電動役物が閉鎖状態にあるとき普通電役入球口26の入球口は始動口24に遮蔽され、遊技球は普通電役入球口26に落入しない。普通電動役物が開放状態となると遊技球は普通電動役物の横方向から普通電役入球口26に落入可能となる。
普通電役入球口26の1回開放当たりの開放時間は、通常遊技においては所定の短期間、たとえば0.8秒程度しか開放状態とならない。そのため、通常遊技においては、遊技球が普通電役入球口26に落入する可能性は小さい。一方、特定遊技中においては普通電役入球口26の1回開放当たりの開放期間が通常遊技よりも長く設定されるので、遊技球は普通電役入球口26に落入しやすくなる。このときの開放時間は、たとえば、3.0秒程度に設定される。なお、特定遊技への移行可否、および、特定遊技の継続回数は、後に詳述する時短抽選によって決定されることになる。
第1大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で状態変化する。具体的には、第1大入賞口28は、大入賞口ソレノイド82の駆動制御に応じて開放状態と閉鎖状態の間で状態変化が可能な第1可変入球装置として機能する。第1大入賞口28は、特別遊技中に開放状態となる横長方形状の入賞口であり、アウト口58の上方に設けられる。第1大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第1大入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて入球可能となる。
第2大入賞口30もまた、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で状態変化する。具体的には、第2大入賞口30は、大入賞口ソレノイド80の駆動制御に応じて開放状態と閉鎖状態の間で状態変化が可能な第2可変入球装置として機能する。第2大入賞口30は、普通電役入球口26への遊技球の入球を契機として開放状態となる。第2大入賞口30が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第2大入賞口30に入球できず、開放状態となったときにはじめて入球可能となる。
遊技盤50の略中央に設けられた役物64には、演出表示装置60、特別図柄表示装置61、普通図柄表示装置205、特別図柄変動用の保留ランプ20、普通図柄変動用の保留ランプ21、誘導装置62が設けられている。特別図柄表示装置61は、特別図柄202を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。普通図柄表示装置205は、演出表示装置60の右方に設けられ、普通図柄を変動させながら表示する。
特別図柄202とは、始動口24への遊技球の入球を契機として行われる抽選(以下、「特別図柄抽選」とよぶ)の結果に応じた図柄であり、第1種当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。すなわち、遊技球が始動口24に入球すると、特別図柄202が変動表示され、表示に先立って決定された予定変動時間の経過後に特別図柄抽選の結果を停止表示する。当たりであれば第1特別遊技が開始される。
また、特別図柄抽選が当たりとなるときには、時短抽選(以下、第1種当たりを契機として実行される時短抽選のことをいうときには、「第1時短抽選」ともよぶ)も実行され、第1特別遊技終了後の特定遊技への移行可否および継続回数が決定される。第1時短抽選が当たりとなるときには、特別図柄表示装置61は、特別図柄202の変動停止時に特定遊技へ移行予定である旨とその継続回数を表示する。
特別図柄表示装置61は、LEDで構成される表示手段である。特別図柄202は、「×」または「0〜5」のいずれかの数字にて停止表示される。特別図柄抽選が外れのときには「×」、当たりのときには「0〜5」のいずれかの数字が停止表示される。第1時短抽選が外れのときには「0」、当たりのときには「1〜5」のいずれかの数字が停止表示される。第1時短抽選が当たりとなるときには、継続回数は、10回、20回、30回、40回、50回のいずれかがそれぞれ20パーセントの確率で選択される。特別図柄202は、継続回数が10回のときには「1」、20回のときには「2」、・・・、50回のときには「5」で停止表示される。このように、特別図柄202は、特別図柄抽選の結果と共に、第1時短抽選に基づく特定遊技への移行可否と、その継続回数を示す。第1時短抽選が当たりとなると、第1特別遊技の終了後に特定遊技に移行する。
演出表示装置60は、演出画像200を動画表示する。演出画像200は、特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するために、特別図柄202の変動表示と連動して変動表示させる装飾図柄を含む。演出表示装置60は、演出画像200として、たとえばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。また、演出表示装置60は、第1特別遊技や第2特別遊技において遊技者の賞球獲得に対する期待感を喚起するための演出(以下、「特別演出」とよぶ)においても演出画像200を動画表示させる。演出表示装置60は、入球演出としても演出画像200を動画表示させる。
特別図柄202は演出的な役割をもつ必要がないため、本実施例では演出表示装置60の上方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示されるが、特別図柄202自体に演出的な役割をもたせる場合には、特別図柄202を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
遊技球が作動口68に落入すると普通図柄抽選が実行される。普通図柄抽選の結果は、普通図柄表示装置205における普通図柄204の変動表示によって示される。普通図柄表示装置205に表示される普通図柄204は「○」と「×」のマークで表され、交互に点灯されることにより変動表示される。
特別図柄変動用の保留ランプ20は4個のランプからなり、その点灯個数によって特別図柄202の変動の保留球数を表示する。保留球数とは、特別図柄202の変動中や特別遊技の実行中に遊技球が始動口24へ落入したときに抽選値として取得される抽選乱数(以下、「特図抽選値」ともよぶ)の個数であり、特別図柄202の変動表示がまだ実行されていない入賞球の数を示す。いわば、将来的に実行が予約されている特別図柄抽選の数である。
同様に、普通図柄変動用の保留ランプ21も4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄204の変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄204の変動中に作動口68へ遊技球が落入したときに抽選値として取得される抽選乱数(以下、「普図抽選値」ともよぶ)の個数であり、普通図柄204の変動がまだ実行されていない入球の数を示す。いわば、将来的に実行が予約されている普通図柄抽選の数である。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が始動口24、普通電役入球口26、第2大入賞口30、第1大入賞口28等の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。始動口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。
なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「入球」は、「落入」、「入賞」、「通過」を含む概念とする。
遊技球が始動口24に落入すると、特図抽選値が取得される。特別図柄抽選として特図抽選値は当否判定され、その抽選結果を示すために特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄202および演出画像200がそれぞれ変動表示される。演出画像200中の装飾図柄および特別図柄202の停止図柄が当たりを示す態様である場合、第1大入賞口28の開閉動作が開始され、第1特別遊技に移行する。特別図柄202が当たり態様で停止されるとき、スロットマシンのゲームを模した演出画像200は、3つの装飾図柄を一致させるような表示態様をとる。装飾図柄の表示態様により、遊技者は第1種当たりの発生を視覚的に認識する。また、演出画像200は、特定遊技への移行可否や継続回数も演出的に示してもよい。
第1特別遊技に移行すると、第1大入賞口28は約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。第1特別遊技は、1回以上の単位遊技で構成される。本実施例における単位遊技の回数は15回である。1回の単位遊技において1回の開閉動作がなされるので、第1大入賞口28の開閉動作は単位遊技の回数分繰り返される。
遊技球が作動口68に落入すると、普図抽選値が取得される。普通図柄抽選として普図抽選値は当否判定される。普通図柄抽選は、通常状態においては所定の確率、たとえば1/512の当たり確率で実行され、特定遊技中においては、たとえば1/2の当たり確率にて実行される。普通図柄抽選の結果は、普通図柄204の図柄変動のかたちで普通図柄表示装置205に表示される。普通図柄204の変動表示は、通常遊技では所定の変動時間、たとえば30秒が経過した後に停止される。特定遊技中はそれよりも短い所定の変動時間、たとえば、5秒が経過した後に停止される。普通図柄204の停止図柄は、普通図柄抽選の結果を示す。当たりを示す態様であれば、普通電役入球口26が開放される。
特定遊技では通常遊技に比べて普通図柄抽選の当たり確率が高くなり、特別図柄202や普通図柄204の変動時間が短縮され、また、普通電役入球口26の開放時間も長くなる。そのため、通常遊技に比べて遊技球が普通電役入球口26に格段に落入しやすくなる。
遊技球が普通電役入球口26に落入すると、第2大入賞口30が開放される。これにより、第2特別遊技に移行する。第2特別遊技において第2大入賞口30が開放される状態を第2特別遊技の第1段階とよぶ。
第2大入賞口30には、特定領域22および流出領域66が設けられている。第2大入賞口30から役物64内に入球した遊技球はガイドレール31によって特定領域22または流出領域66の方向に導かれる。ガイドレール31の経路上には、入球検出装置81が設けられる。入球検出装置81は、第2大入賞口30への遊技球の入球を検出するための装置である。第2大入賞口30に入球した遊技球は、しばらくガイドレール31上を転動して、入球検出装置81により検出される。ガイドレール31は、たとえば、透明や半透明の部材で形成することが好ましく、背後の演出表示装置60の表示を妨げないようにすることが望ましい。誘導装置62は、低速で回転しており、遊技球を特定領域22か流出領域66のいずれかへ導くように作用する。
特定領域22への入球は入球検出装置36により検出され、流出領域66への入球は流出検出装置37により検出される。なお、入球検出装置36および流出検出装置37をまとめて、排出検出装置35とよぶ。入球検出装置36および流出検出装置37は、特定領域22および流出領域66のそれぞれに入球した遊技球を計数する。それぞれの領域への入球数の和が入球検出装置81により計数された入球数と一致すると、第2大入賞口30に入球したすべての遊技球が、特定領域22または流出領域66に入球したと判定される。
遊技球が役物64の内部の特定領域22に入球することが、第2特別遊技の第1段階から第2段階へ移行するための継続条件となる。継続条件が成立すると、第1特別遊技と同様に、第1大入賞口28の開閉動作が残りの単位遊技の回数分繰り返される。第2特別遊技もまた15回の単位遊技で構成される。第2特別遊技の第1段階は1回目の単位遊技に相当し、第2段階が2回目以降の単位遊技に相当する。第2段階に移行すると、第1大入賞口28の開閉動作は2回目以降の残りの単位遊技の回数分繰り返される。すなわち、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が15回であるのに対し、第2特別遊技の第2段階における第1大入賞口28の開閉回数は14回である。
継続条件が成立すると、時短抽選(以下、第2種当たりを契機として実行される時短抽選のことをいうときには、「第2時短抽選」ともよぶ)も実行され、第2特別遊技終了後の特定遊技への移行可否が決定される。第2時短抽選が当たりとなるときには、特別図柄表示装置61は、特定遊技への移行可否を特別図柄202とは別の判定図柄(図示せず)によって表示する。判定図柄は特別図柄202の近傍にて1ドットで表示される図柄である。判定図柄が点灯されると「特定遊技への移行あり」を表し、点灯しなければ「特定遊技への移行なし」を表す。第2時短抽選が当たりとなると、継続回数は常に所定回数、たとえば100回に設定される。
なお、変形例におけるぱちんこ遊技機10では、第1特別遊技と第2特別遊技とで可変入球装置として同一の第1大入賞口28を用いることにより、第1大入賞口28が第2大入賞口30の機能を兼ねてもよい。その逆に、第2大入賞口30が第1大入賞口28の機能を兼ねてもよい。これにより、特別遊技の動作制御を単純にすることができ、また製造コストの削減にもつながる。更に遊技領域52のスペースを有効活用することができる。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口24および作動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、ぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口24、作動口68、普通電役入球口26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、演出表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成される。
遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。遊技制御装置100は、各入球口への入球を判定する入球判定手段102、始動口24への遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段106、作動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段108、特別図柄202の変動時間を示す変動パターンと演出画像200の動画再生過程を示す演出パターンを保持するパターン記憶手段112、変動表示中における始動口24または作動口68への入球を保留球として上限個数以内で記憶する入賞記憶手段114、特別図柄202と演出画像200について、停止図柄、変動パターンおよび演出パターンを決定する図柄決定手段120、図柄変動や電飾等の表示を制御する表示制御手段130、特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、第2大入賞口30へ入球した遊技球を計数する入球計数手段152、時短抽選および特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、および、普通電役入球口26、第1大入賞口28、第2大入賞口30の開閉を制御する開閉制御手段162を備える。
入球検出装置32は、始動口24に設けられたセンサであり、始動口24への遊技球の入球を検出し、その入球を示す始動入賞情報を生成する。入球判定手段102は、始動入賞情報を受け取った場合に遊技球が始動口24に入球したと判定する。始動口24への入球が判定されると、第1抽選手段106は、保留球数が上限に達しているかを調べる。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段102が始動入賞情報を受け取ったタイミングで、第1抽選手段106は始動入賞に対する特図抽選値を取得する。
第1抽選手段106は、数学的手法による乱数として特図抽選値を生成してもよいし、あるいは図示しないカウンタにより生成されるカウント値を特図抽選値の乱数として取得してもよい。特図抽選値としての乱数は「0〜65535」の範囲で生成される。第1抽選手段106は、取得した特図抽選値に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。第1抽選手段106は、取得された特図抽選値が当たりとなるべき範囲、たとえば、「0〜255」内にあるか否かにより、特別図柄抽選の当否を判定する。
入球検出装置38は、作動口68に設けられたセンサであり、作動口68への遊技球の入球を検出し、その入球を示す作動入球情報を生成する。入球判定手段102は、作動入球情報を受け取った場合に遊技球が作動口68に入球したと判定する。作動口68への入球が判定されると、第2抽選手段108は、保留球数が上限に達しているかを調べる。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段102が作動入球情報を受け取ったタイミングで、第2抽選手段108は作動入賞に対する普図抽選値を取得する。
第2抽選手段108は、数学的手法による乱数として普図抽選値を生成してもよいし、あるいは図示しないカウンタにより生成されるカウント値を普図抽選値の乱数として取得してもよい。普図抽選値の乱数は、「0〜511」の範囲で生成される。第2抽選手段108は、取得した普図抽選値に基づいて、普通図柄抽選の当否を判定する。普通図柄抽選は、通常状態においては、1/512の当たり確率で実行され、普図抽選値がたとえば「0」の場合に普通図柄抽選が当たりと判定される。特定遊技中においては、1/2の当たり確率で普通図柄抽選が実行される。この場合、普図抽選値が「0〜255」の範囲にあれば普通図柄抽選は当たりと判定される。このように、特定遊技中においては通常遊技中に比べて普通図柄抽選が格段に当たりやすくなる。第2抽選手段108は、普図抽選値の当たりとなるべき範囲を定めた当否テーブルを記憶する。第2抽選手段108は、通常遊技中において参照する当否テーブルと、特定遊技中に参照する当否テーブルを記憶する。
このほかにも入球判定手段102は、第1大入賞口28や第2大入賞口30への入球、第2大入賞口30における特定領域22や流出領域66への入球なども判定する。
入賞記憶手段114は、第1記憶手段116と第2記憶手段118を含む。
第1記憶手段116は、特別図柄202の変動表示中や特別遊技の実行中に遊技球が始動口24へ入球したとき、その入球に対応する特図抽選値を上限個数である4個まで保留球として記憶する。第2記憶手段118は、普通図柄204の変動表示中に遊技球が作動口68へ入球したとき、その入球に対応する普図抽選値を上限個数である4個まで保留球として記憶する。
図柄決定手段120は、特別図柄決定手段122、演出画像決定手段124、および普通図柄決定手段128を含む。
特別図柄決定手段122および普通図柄決定手段128は、メイン基板41により実現される機能である。演出画像決定手段124は、サブ基板49により実現される機能である。なお、パターン記憶手段112の機能の一部はメイン基板41において実現され、残りの機能はサブ基板49において実現される。
特別図柄決定手段122は、特別図柄202の停止図柄および変動パターンを、特別図柄抽選の結果および第1時短抽選の結果に応じて決定する。変動パターンによって特別図柄202の予定変動時間が特定される。演出画像決定手段124は、演出画像200の演出パターンを、第1抽選手段106による抽選結果、特別図柄202の停止図柄、および特別図柄202の変動パターン等に応じて決定する。また、動画表示終了時に停止表示するための演出画像200を停止図柄として選択する。パターン記憶手段112は、複数種の変動パターンおよび演出パターンを保持する。本実施例において、変動パターンを記憶する機能はメイン基板41において実現され、演出パターンを記憶する機能はサブ基板49において実現される。
演出画像決定手段124は、特別図柄202の変動表示に対応した演出を実行するに際しては、特別図柄202の予定変動時間と同じ長さの時間を演出時間とする演出パターンを選択する。このため、特別図柄202の変動表示と演出画像200の動画表示は連動する。特別図柄決定手段122は、特定遊技中においては特別図柄202の変動時間が概ね短縮されるように、変動時間が短い変動パターンを選択する。
停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄であり、抽選の当否を遊技者に示す役割を担う。演出パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターン、リーチ状態を経て大当たり態様を表示するときのパターンが含まれる。各変動パターンに基づく特別図柄202の図柄変動は、その終了条件として定められた変動時間が経過すると停止し、抽選の結果を示す停止図柄が表示される。演出画像決定手段124は、大当たりの場合に3つの同じ数字が揃った大当たり態様にて演出画像200に含まれる装飾図柄の停止図柄を決定する。
パターン記憶手段112は、このほかにも、特別演出や入球演出のための演出パターンも保持している。入球演出のための演出パターン(以下、特に区別する意味で「入球演出パターン」ともよぶ)は、更に、基本演出、予備演出および継続演出のための各パターンに分けることができる。演出表示制御手段136は、これらの特別演出や入球演出のための演出パターンをパターン記憶手段112から選択し、必要に応じて各演出を実行する。入球演出については、図5以降に関連して後に詳述する。
普通図柄決定手段128は、普通図柄204の停止図柄を普通図柄抽選の結果に応じて決定する。普通図柄204の停止図柄が当たり態様である場合、開閉制御手段162は可変入球口である普通電役入球口26の普通電動役物を拡開させる。
表示制御手段130は、第1表示制御手段132、第2表示制御手段134、演出表示制御手段136を含む。
第1表示制御手段132および第2表示制御手段134の各機能は、主としてメイン基板41において実現され、演出表示制御手段136の機能は主としてサブ基板49において実現される。表示制御手段130は、遊技効果ランプや保留ランプ20、21などのランプ表示も制御する。
第1表示制御手段132は、特別図柄202を変動表示させた後、決定された停止図柄を最後に表示させる。また、第1表示制御手段132は、判定図柄の表示も制御する。第1表示制御手段132は特別図柄202の変動表示を開始するときにその旨をサブ基板49の演出表示制御手段136へ通知する。演出表示制御手段136は、通知を受け取った後、演出表示装置60に演出画像200を動画表示させる。
第2表示制御手段134は、普通図柄204を変動表示させた後、決定された停止図柄を最後に表示させる。第2表示制御手段134は、通常遊技においては所定の変動時間、たとえば30秒が経過した後に変動を停止し、特定遊技中はそれより短い時間、たとえば、5秒が経過した後に変動を停止する。
条件保持手段142は、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件と第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する。第1作動条件には、特別図柄202の当たり態様での停止が条件として定められている。第2作動条件には、普通電役入球口26への遊技球の落入が条件として定められている。条件判定手段144は、遊技状況を監視し、第1作動条件および第2作動条件の成否を判定する。条件判定手段144は、その判定結果をもとに、各特別遊技の開始または終了を指示するためのフラグをオンオフ設定する。
第1特別遊技実行手段146は、第1特別遊技を実行する。第2特別遊技実行手段148は、第2特別遊技を実行する。作動回避手段150は、第1作動条件および第2作動条件のいずれか一方の作動条件が成立したとき、他方の作動条件の成立を回避させる。いいかえれば、第1特別遊技と第2特別遊技が同時並行的に実行されないように排他制御する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられる。第2作動条件の成立は、第2特別遊技の第1段階への継続条件が成立したことを示し、第1段階および第2段階を通して第2特別遊技が続く限り第2作動条件が成立している。第2作動条件の成立中であって、第2特別遊技の第1段階または第2段階が実行されている間は、第1作動条件の成立が回避される。一方、第1作動条件の成立中は、第2作動条件の成立が回避され、第2特別遊技の第1段階および第2段階のいずれも実行されない。特別図柄202および演出画像200の装飾図柄が変動表示されている間に第2作動条件が成立した場合、作動回避手段150は特別図柄202の変動表示の進行を一時停止させる。
特定遊技制御手段160は、時短抽選を実行するとともに、特定遊技と通常遊技の間の状態遷移を制御する。すなわち、特定遊技制御手段160は、時短抽選により特定遊技へ移行すべき決定がなされた場合、特別遊技の終了後から、特別図柄202の変動回数が継続回数に達するまで特定遊技を実行する。ただし、特定遊技中において第1特別遊技または第2特別遊技の第2段階への移行が決定したときは、継続回数に達していなくても特定遊技を終了させる。
特定遊技制御手段160は、特定遊技の開始時において第2抽選手段108、図柄決定手段120、開閉制御手段162に各種指示情報を送信することにより特定遊技用の制御内容として各種設定を変更する。また、特定遊技制御手段160は、特定遊技終了時において第2抽選手段108、図柄決定手段120、開閉制御手段162に各種指示情報を送信することにより通常遊技の制御内容として各種設定を変更する。
図4は、普通電役入球口への入球後、第2特別遊技の第2段階へ移行するまでの処理過程を示すタイムチャートである。
同図において、時刻tに遊技球が普通電役入球口26に入球している。これにより第2作動条件が成立し、第2特別遊技の第1段階が開始される。遊技球が普通電役入球口26に入球してから所定時間経過後、具体的には、1.0秒後の時刻tに、開閉制御手段162は第2大入賞口30を開放させる。第2大入賞口30は所定時間、具体的には0.9秒間開放され、時刻tに閉鎖される。この時刻tから時刻tまでの開放期間が、遊技球が第2大入賞口30に入球したか否かを検出する。
時刻tに第2大入賞口30が閉鎖すると、入球判定手段102は1.9秒間の間(以下、この期間を「第1検出期間」とよぶ)、入球検出装置81による入球検出通知を待つ。いいかえれば、この第1検出期間内に入球が検出されなければ、第2大入賞口30への入球として扱われない。
第1検出期間内に入球検出装置81が入球検出すれば第1通過条件が成立する。反対に、第1検出期間が経過しても入球検出がなされなかったときには第1通過条件の不成立が確定することになる。通常は、第2大入賞口30に入球した遊技球は、0.9秒程度で入球検出装置81の位置に達するので、1.9秒間という第1検出期間の長さは充分な長さである。しかし、遊技球が役物64内に引っかかったり滞留したりすることにより、第1検出期間経過後に入球検出装置81に入球検出される可能性もわずかながら存在する。本実施例に示すぱちんこ遊技機10は、第1検出期間を有限時間とすることによって、第2大入賞口30が閉鎖された後のプロセスの円滑化を図っている。また、常時入球検出可能とすると、入球検出装置81を人為的に過剰動作させるような不正行為を許しやすくなるため、第1検出期間を限定化することは不正防止の面でも効果がある。
さて、第1検出期間中に入球検出されると、第1検出期間の終了時刻tからの4.0秒間の間(以下、「第2検出期間」とよぶ)、入球判定手段102は入球検出装置36および流出検出装置37による入球検出通知を待つ。すなわち、この第2検出期間内に特定領域22への入球が検出されなければ、特定領域22への入球として扱われない。
第2検出期間内に入球検出装置36が入球検出すれば第2通過条件が成立する。反対に、第2検出期間が経過しても入球検出がなされなかったときには第2通過条件の不成立が確定することになる。通常は、4.0秒間という第2検出期間の長さは充分な長さである。しかし、第2検出期間経過後に入球検出される可能性もわずかに存在する点は、第2大入賞口30への入球検出と同様である。本実施例に示すぱちんこ遊技機10は、第2検出期間も有限時間とすることによって、第1検出期間が経過した後のプロセスの円滑化を図っている。また、常時、入球検出可能とすると、入球検出装置36を人為的に過剰動作させるような不正行為を許しやすくなるため、第2検出期間を限定化することは不正防止の面でも効果がある。
まとめると、遊技球が普通電役入球口26に入球すると、第1検出期間における第2大入賞口30への入球検出により第1通過条件が成立し、更に、第2検出期間における特定領域22への入球検出により第2通過条件が成立する。第2通過条件が成立することが、第2特別遊技が第1段階から第2段階へ移行するための継続条件にほかならない。
図5は、第1通過条件が成立するときの第1の状況を示すタイムチャートである。
遊技球が普通電役入球口26に入球すると、演出表示制御手段136は入球演出を開始する。入球演出における演出画像200の動画再生過程を示す入球演出パターンには、基本演出、予備演出、継続演出の各演出に対応した動画再生過程を示すデータが含まれている。演出表示制御手段136は、まず、基本演出を実行する。入球演出パターンにおいては、基本演出時間は2.5秒という一定時間に設定されている。基本演出時間の長さは、最も早く第1作動条件が成立するときの時刻tから最も遅く成立するときの時刻tまでの間に基本演出が終了するように設定されればよい。
同図においては、時刻tから2.5秒が経過する前の時刻tにおいて第2大入賞口30への入球検出がなされている。このような基本演出中の第1通過条件成立の場合、演出表示制御手段136はそのまま基本演出を続行し、時刻tから2.5秒が経過した時刻tに、基本演出を終了させる。このとき、演出表示制御手段136は、第1通過条件の成立を遊技者に通知するための画像(以下、「中間クリア画像」とよぶ)を表示させる。このような態様によれば、基本演出が終了する前に第1通過条件が成立した場合でも、あらかじめ予定された基本演出は中断されることなく実行される。そのため、第1通過条件が早期に成立した場合でも、最低限、基本演出時間分の演出時間を確保できる。
基本演出時における画面表示態様は図10(a)、中間クリア画像の画面表示態様は図11(a)にて後に示す。
図6は、第1通過条件が成立するときの第2の状況を示すタイムチャートである。
同図においても、時刻tに遊技球が普通電役入球口26に入球し、演出表示制御手段136が基本演出を開始している。ただし、同図においては、時刻tから2.5秒の基本演出時間が経過した後の時刻tにおいて第1通過条件が成立している。
演出表示制御手段136は、基本演出が終了する時刻tのタイミングでは第1通過条件が成立していないので、入球演出パターンに含まれている予備演出のためのデータを参照して、基本演出に続けて予備演出を実行する。予備演出は、基本演出と演出上の継続性を有することが望ましく、基本演出と予備演出の境目を遊技者に意識させない演出であることが特に望ましい。予備演出の実行時間は、1.4秒を上限とした可変長の時間である。1.4秒の根拠については後述する。同図の場合、予備演出中の時刻tにおいて第2大入賞口30への入球検出がなされ、第1通過条件が成立している。演出表示制御手段136は、時刻tにて予備演出を中断させ、中間クリア画像を表示させる。予備演出は、いずれのタイミングにおいて中断されても遊技者から見て不自然な表示態様とならない演出であることが望ましい。
このように、第1検出期間中における第1通過条件の成立タイミングが基本演出が終了するタイミングである時刻tよりも前か後かに応じて予備演出の実行可否が決定される。図5および図6に示した演出制御によれば、第2段階への移行に対する遊技者の期待感を演出するために、少なくとも基本演出時間を確保しつつ、可変長の予備演出によって第1通過条件の成立タイミングに対して中間クリア画像を表示するタイミングをある程度同期させることができる。いいかえれば、遊技球の物理的な動作によって決定される実際の遊技状態に即して入球演出を実行しつつも、演出効果を発揮するために必要な基本演出時間を確保することができる。
予備演出時における画面表示態様は後の図10(b)にて後に示す。
図7は、第1通過条件が成立しないときのタイムチャートである。
同図においても、時刻tに遊技球が普通電役入球口26に入球し、演出表示制御手段136が基本演出を開始している。ただし、同図においては、時刻tから2.5秒の基本演出時間が経過し、更に、1.4秒の予備演出時間が経過しても第1通過条件は成立していない。
サブ基板49の演出表示制御手段136は、予備演出時間が経過してもメイン基板41の入球判定手段102から第1通過条件成立を通知されていない。このような場合、演出表示制御手段136は第1検出期間において入球検出が発生しなかったと認識する。なぜならば、基本演出時間と予備演出時間の合計時間は2.5+1.4により3.9秒間であり、時刻tから第1検出期間が終了する時刻tまでの時間は1.0+0.9+1.9により3.8秒間であるから、予備演出時間が経過した時刻tになっても通知がないということは、入球検出が発生することなく第1検出期間が経過していることになるからである。そのため、演出表示制御手段136は予備演出終了後に第1通過条件の不成立を示す画像(以下、「中間失敗画像」とよぶ)を表示させる。予備演出時間は、基本演出時間と予備演出時間の合計時間が、時刻tから時刻tまでの時間以上の長さに設定されればよい。
中間失敗画像の画面表示態様は後の図11(b)に示す。
図8は、第2通過条件が成立するときのタイムチャートである。
同図においては、時刻tに遊技球が普通電役入球口26に入球し、時刻tに第1通過条件が成立している。演出表示制御手段136は、時刻tに中間クリア画像を表示させた後、更に、入球演出パターンに含まれている継続演出のためのデータを参照して継続演出を開始する。継続演出は、中間クリア画像から見た目上、ストーリー上の継続性を有する演出であることが望ましい。継続演出は、5.4秒の継続演出時間を上限として実行される可変長時間の演出である。5.4秒の根拠については後述する。同図の場合、継続演出中の時刻tにおいて特定領域22への入球検出がなされ、第2通過条件が成立している。演出表示制御手段136は、時刻tに継続演出を中断し、第2通過条件の成立を示す画像(以下、「移行成功画像」とよぶ)を表示させる。そのため、継続演出は、予備演出と同じく、いずれのタイミングにおいて中断されても遊技者から見て不自然な表示態様とならない演出であることが望ましい。
図9は、第2通過条件が成立しないときのタイムチャートである。
同図においても、時刻tに遊技球が普通電役入球口26に入球し、時刻t11に第1通過条件が成立している。ただし、同図においては、時刻t10から5.4秒の継続演出時間が経過しても第2通過条件は成立していない。
サブ基板49の演出表示制御手段136は、継続演出時間が経過してもメイン基板41の入球判定手段102から第2通過条件成立を通知されていない。このような場合、演出表示制御手段136は第2検出期間において入球検出が発生しなかったと認識する。なぜならば、基本演出時間と継続演出時間の合計時間は2.5+5.4により7.9秒間であり、時刻tから第2検出期間が終了する時刻tまでの時間は7.8秒間であるから、たとえ、予備演出が実行されずに基本演出から継続演出にすぐに移行したとしても、継続演出時間が経過した時刻t11になっても通知がないということは、入球検出が発生することなく第2検出期間が経過していることになるからである。そのため、演出表示制御手段136は継続演出終了後に第2通過条件の不成立を示す画像(以下、「移行失敗画像」とよぶ)を表示させる。継続演出時間は、基本演出時間と継続演出時間の合計時間が、時刻tから時刻tまでの時間以上の長さに設定されればよい。
図10は、入球演出のうち第1通過条件の成否が決定するまでの演出態様を示す画面図である。
図10(a)は、基本演出時に表示される画面図である。
普通電役入球口26の入球検出がなされると、メイン基板41の入球判定手段102はサブ基板49の演出表示制御手段136に対してその旨を通知する。演出表示制御手段136は、この通知により入球演出を開始する。入球演出パターンは、キャラクタ194が画面に登場して攻撃態勢をとり、口から炎を吐くという動画再生過程を示すデータを基本演出のためのデータとして含んでいる。演出表示制御手段136は、この基本演出のためのデータを参照して、演出画像200を動画表示する。この基本演出に要する時間が基本演出時間の2.5秒である。
図10(b)は、予備演出時に表示される画面図である。
基本演出中に第1通過条件が成立すると、基本演出終了後に次の図11(a)に示す中間クリア画像が表示される。一方、基本演出中に第1通過条件が成立しないときには、基本演出後に図10(b)に示すような態様にて予備演出が開始される。入球演出パターンは、キャラクタ194が炎を吐き終わって待機するという動画再生過程を示すデータを予備演出のためのデータとして含んでいる。予備演出の長さは、1.4秒を上限とする可変時間である。そのため、キャラクタ194が炎を吐き終わって待機する時間の長さは、第1通過条件の成否および成立のタイミングに応じて変化する。
図11は、第1通過条件の成否を示す演出画像を示す画面図である。
図11(a)は、中間クリア画像の表示態様を示す画面図である。
基本演出中、または、予備演出中に第1通過条件が成立すると、演出表示制御手段136は同図に示す中間クリア画像を表示させる。すなわち、図10(a)や図10(b)のキャラクタ194が吐いた炎が敵であるキャラクタ196にヒットする演出画像200が中間クリア画像として表示される。遊技者は、キャラクタ196に炎がヒットしたときに、第1通過条件が成立したと認識する。
図11(b)は、中間失敗画像の表示態様を示す画面図である。
1.4秒の予備演出時間が経過しても第1通過条件が成立しなかったときには、演出表示制御手段136は同図に示す中間失敗画像を表示させる。すなわち、キャラクタ194が吐いた炎が敵であるキャラクタ196に回避される演出画像200が中間失敗画像として表示される。遊技者は、キャラクタ196に炎がヒットしなかったときに、第1通過条件が成立しなかったと認識する。
なお、第1通過条件が成立して継続演出が実行されるときには、待機するキャラクタ194と、キャラクタ194が吐いた炎を受け止め続けるキャラクタ196が対峙する態様にて演出画像200が動画表示される。第2通過条件が成立するときには、キャラクタ196がキャラクタ194の攻撃によって倒される演出画像200が移行成功画像として表示され、第2通過条件が成立しないときには、キャラクタ196がキャラクタ194の炎を受け止めきる演出画像200が移行失敗画像として表示される。
入球演出パターンによる一連の動画表示により、遊技者は、キャラクタ194が吐いた炎がキャラクタ196にヒットするか否かにより第1通過条件の成立を期待し、ヒットした炎によってキャラクタ196が倒れるか否かにより第2通過条件の成立を期待する。第2通過条件が成立すると、第2特別遊技の第2段階が移行し、第2特別遊技を演出するための演出画像200が動画表示される。
図12は、ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。
まず、遊技球が始動口24、普通電役入球口26へ入球した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の入賞処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、特別図柄抽選などの通常遊技制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、第1特別遊技または第2特別遊技などについての特別遊技制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図13は、図12におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。
始動口24へ入賞した場合であって(S30のY)、第1記憶手段116への保留が上限を超えない場合(S32のY)、第1記憶手段116に特図抽選値が格納される(S34)。始動口24への入賞がない場合は(S30のN)、S32およびS34の処理はスキップされる。S32において、始動口24へ入賞したもののその保留が第1記憶手段116の上限数を超えてしまう場合(S32のN)、S34の処理はスキップされる。
次に、作動口68を遊技球が通過した場合であって(S36のY)、第2記憶手段118への保留が上限を超えない場合(S38のY)、第2記憶手段118に普図抽選値が格納される(S40)。S36において作動口68へ遊技球の通過がない場合は(S36のN)、S38とS40の処理はスキップされる。S38において、作動口68へ入賞したもののその保留が第2記憶手段118の上限数を超えてしまう場合は(S38のN)、S40の処理はスキップされる。
次に、普通電役入球口26へ遊技球が入球した場合(S42のY)、第2特別遊技への移行を指示する第2特別遊技フラグがオンに設定される(S44)。普通電役入球口26への入球がない場合(S42のN)、S44の処理はスキップされる。
図14は、図12におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
ここでは、特別図柄202の変動表示、および、特別図柄202と変動表示と連動する演出画像200の動画表示を処理し(S50)、普通図柄204の変動表示を処理する(S52)。なお、S50、S52の処理順序はあくまでも説明の便宜上定義した順序にすぎず、どの順序で処理してもよい。
図15は、図14のS50における特別図柄および演出画像の図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。
以下、特に断らない限り「図柄」は特別図柄202と演出画像200の双方を示す。第1記憶手段116に特図抽選値の保留がなされている場合であって(S200のY)、図柄変動が表示中でなければ(S202のN)、第1抽選手段106は特別図柄抽選として当否判定処理を実行する(S204)。特別図柄抽選が当たりであれば(S206のY)、特定遊技制御手段160は第1時短抽選を実行する(S208)。第1時短抽選により、第1特別遊技終了後に特定遊技に移行するか否かが決定され、その継続回数は特別図柄202の停止態様にて示される。なお、第1特別遊技が終了して特定遊技が開始されると、特定遊技制御手段160は、特別図柄202の変動回数のカウントを開始する。特別図柄抽選が外れであるときには(S206のN)、第1時短抽選は実行されない。
特別図柄抽選の後、第1表示制御手段132は、特別図柄202の変動時間を決定し、特別図柄202の変動表示を開始する(S210)。このとき特図タイマの時間計測が開始される。特図タイマとは、特別図柄202の変動時間を計測するためのタイマであり、特図タイマにより計測される時間がS210において決定された変動時間に達したときが特別図柄202の停止タイミングとなる。特別図柄202の変動開始と同期して、演出画像200の動画表示も開始される。
なお、S200において特図抽選値が保留されていなかった場合は(S200のN)、S202からS210までの処理はスキップされる。S202において既に図柄変動中であれば(S202のY)、S204からS210までの処理はスキップされる。
S212において、図柄の変動表示中でなければ(S212のN)、S50の図柄変動処理はそのまま終了する。一方、図柄の変動表示が開始済であれば(S212のY)、図柄の変動表示を処理し(S214)、作動回避手段150の指示に基づくタイマ調整処理が必要に応じて実行される(S216)。タイマ調整処理は、第1特別遊技と第2特別遊技が同時並行的に実行されないように、S210にて開始された図柄変動を調整するための処理であるが、詳細については次の図16に関連して説明する。特図タイマが予定される変動時間の経過を計測して変動停止タイミングに達したときは(S218のY)、図柄の変動表示は停止する(S220)。このとき、第1表示制御手段132から演出表示制御手段136に停止信号が送信され、演出画像200の動画表示も停止される。
変動停止後、停止した図柄変動が特定遊技中に開始された図柄変動でなければ(S60のN)、S50の図柄変動処理はそのまま終了する。特定遊技中に開始された図柄変動の停止であって(S60のY)、S204における特別図柄抽選が当たりであれば(S61のY)、すなわち、第1特別遊技に移行するときには、特定遊技制御手段160は特定遊技を一旦終了させる(S66)。特定遊技中に開始された図柄変動の停止であって(S60のY)、特別図柄抽選が外れの場合には(S61のN)、特定遊技制御手段160は、特定遊技が開始された後における特別図柄202の変動回数をインクリメントする(S62)。ここで、特別図柄202の変動回数が、特定遊技の継続回数と等しくなっていれば(S64のY)、特定遊技は終了して通常遊技に移行する(S66)。変動回数が継続回数に達していなければ(S64のN)、特定遊技はそのまま継続される。
なお、S210においては、第2特別遊技実行中、すなわち、第2特別遊技フラグがオフであることを条件として、変動表示が開始されるとしてもよい。
図16は、図15のS216におけるタイマ調整処理を詳細に示すフローチャートである。
特別図柄202の変動表示中において第2特別遊技フラグがオンとなっている場合(S222のY)、いいかえれば、特別図柄202の変動表示中に普通電役入球口26への入球が発生すると、特図タイマは一時停止状態となる(S224)。第2特別遊技フラグがオフであれば(S222のN)、S224の処理はスキップされる。
特図タイマが一時停止中であって(S232のY)、第2特別遊技が終了していれば(S234のY)、特図タイマの一時停止が解除される(S236)。
S232において特図タイマが一時停止中でないときや(S232のN)、S234において第2特別遊技が終了していないときには(S234のN)、S216のタイマ調整処理は終了する。
図17は、図14のS52における普通図柄の図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。
第2記憶手段118に普図抽選値の保留がなされている場合(S80のY)、普通図柄204が変動表示中でなければ(S82のN)、第2抽選手段108が普通図柄抽選として当否判定処理を実行し(S84)、普通図柄204の変動表示が開始される(S90)。S80において普図抽選値が保留されていなかった場合は(S80のN)、S82からS90までの処理はスキップされ、S82において普通図柄204が変動表示中であった場合は(S82のY)、S84およびS90の処理がスキップされる。
続いて、普通図柄204の変動表示が開始済であれば(S92のY)、普通図柄204の変動表示を処理し(S94)、定められた変動時間が経過して普通図柄204の変動表示の停止タイミングに達したときは(S96のY)、変動表示中の普通図柄204は停止する(S98)。停止図柄が当たり態様であれば(S100のY)、普通電役入球口26が開放され(S102)、停止図柄が当たり態様でなければ(S100のN)、S102の処理はスキップされる。変動時間経過前である場合(S96のN)、S98からS102の処理はスキップされる。S92において変動表示が開始されていないときは(S92のN)、S94からS102の処理はスキップされる。
なお、普通図柄204の変動表示中に特別図柄202が停止表示され、第1特別遊技が開始されるときには、特図タイマの一時停止と同様に普通図柄204の変動時間計測を一時停止させてもよい。このような態様によれば、第1特別遊技実行中において新たに第2特別遊技が実行されないように制御できる。あるいは、作動回避手段150は、第1特別遊技の実行中においては、普通図柄204を強制的に外れ図柄にて停止させることにより、第2特別遊技が開始されないように処置してもよい。
図18は、図12におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
実行中の特別遊技が第1特別遊技であれば(S110のY)、第1特別遊技の制御を処理し(S112)、実行中の特別遊技が第1特別遊技でなければ(S110のN)、第2特別遊技の制御を処理する(S114)。
図19は、図18のS112における第1特別遊技の処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、第1大入賞口28が開放済でなければ(S120のN)、演出表示制御手段136が第1特別遊技に対応する特別演出を開始し(S122)、開閉制御手段162が第1大入賞口28を開放する(S124)。第1大入賞口28が開放済であれば(S120のY)、S122およびS124の処理はスキップされる。第1大入賞口28が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S126のY)、または、開放時間が経過していないものの(S126のN)、第1大入賞口28への入球数が9球以上に達した場合には(S128のY)、開閉制御手段162が第1大入賞口28を一旦閉鎖させる(S130)。開放時間が経過しておらず(S126のN)、第1大入賞口28への入球数も9球以上に達していない場合は(S128のN)、S130以降の処理をスキップしてS112のフローを終了する。
S130における第1大入賞口28の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S132のY)、演出表示制御手段136は第1特別遊技についての演出を終了させ(S134)、特別遊技制御手段140は第1特別遊技を終了させる(S136)。第1特別遊技の開始に先立って図15のS208において実行されていた第1時短抽選が当たりであったときには(S140のY)、特定遊技に移行するが(S142)、外れであれば(S140のN)、S142の処理はスキップされる。特定遊技に移行する場合には、特定遊技制御手段160は、以後、特別図柄202の変動回数のカウントを開始する。
S132においてラウンド数が15に達していなければ(S132のN)、ラウンド数に1を加算してS112のフローを終了する(S90)。
図20は、図18におけるS114の第2特別遊技の処理を示すフローチャートである。
まず、特別遊技が第1段階にあるときには(S150のY)、第1段階処理が実行される(S152)。第1段階にないときには(S150のN)、S152はスキップされる。特別遊技が第2段階にあるときには(S154のY)、第2段階処理が実行される(S156)。S152の第1段階処理とS156の第2段階処理については、それぞれ次の図21および図22に関連して説明する。
図21は、図20のS152における第1段階処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、第2特別遊技が開始済でなければ(S240のN)、演出表示制御手段136は入球演出パターンを参照して基本演出を開始する(S242)。なお、基本演出時間が経過しても第2大入賞口への入球検出がなされなければ、そのまま予備演出が継続的に実行されることになる。次に、開閉制御手段162は第2大入賞口30を開放する(S244)。第2特別遊技が既に開始済であれば(S240のY)、S242およびS244の処理はスキップされる。
第2大入賞口30の開放時間を経過した場合(S246のY)、第2大入賞口30は閉鎖される(S248)。第2大入賞口30の開放期間中であれば(S246のN)、以降の処理はスキップされる。
1.第1通過条件が成立しない場合:
第2大入賞口30の閉鎖後、第1通過条件が成立していない場合において(S250のN)、第1検出期間がまだ経過していなければ(S268のN)、以降の処理はスキップされる。一方、第1通過条件が成立しないまま(S250のN)、第1検出期間が経過すると(S268のY)、第2特別遊技は第1段階で終了する(S280)。第2特別遊技フラグはオフされ(S282)、また、このときには予備演出時間が経過して、中間失敗画像が表示され、入球演出も終了する(S284)。
2.第1通過条件が成立する場合:
第1通過条件が成立するとき(S250のY)、基本演出の実行中であれば(S252のN)、以降の処理はスキップされる。基本演出が終了するまでは中間クリア画像は表示されない。第1通過条件が成立していて、既に基本演出が終了しているときには(S252のY)、継続演出が開始される(S254)。
2−1.第2通過条件が成立しない場合:
特定領域22への入球検出がなされていない場合において(S256のN)、第2検出期間がまだ経過していなければ(S270のN)、以降の処理はスキップされる。特定領域22への入球検出がなされていない場合において(S256のN)、第2検出期間が経過すると(S270のY)、第2特別遊技は第1段階で終了し(S280)、第2特別遊技フラグもオフされる(S282)。このときには、継続演出時間も最大継続時間に達して、移行失敗画像が表示され、入球演出も終了する(S284)。
2−2.第2通過条件が成立する場合:
特定領域22への入球検出がなされると第2通過条件が成立し(S256のY)、第2特別遊技は第2段階に移行する(S258)。特定遊技中であれば(S260のY)、特定遊技はここで一旦終了する(S262)。特定遊技中でなければ(S260のN)、S262の処理はスキップされる。その後、第2時短抽選が実行され、第2特別遊技終了後に特定遊技へ移行するか否かが判定される(S264)。特定遊技に移行するときには、判定図柄が点灯表示される。第2特別遊技終了後に開始される特定遊技の継続回数は、100回として設定される。
図22は、図20のS156における第2段階処理を詳細に示すフローチャートである。
S178からS196までの処理は、図19におけるS120からS138までの処理と同様である。第2特別遊技の第2段階が終了するときには(S194)、第2特別遊技フラグはオフされる(S199)。S264の第2時短抽選が当たりであれば(S197のY)、特定遊技に移行する(S198)。第2時短抽選が外れであれば(S197のN)、特定遊技に移行することなく第2特別遊技は終了する。
なお、S190における上限のラウンド数である「15回」は、第1段階を1回目の単位遊技として含めた値である。
以上、本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、第1遊技と第2遊技という2種類の遊技を単一の遊技機として実現できる。第1遊技と第2遊技のいずれを目的としてもよいという遊技の自由度を確保しつつ、実質的には第1種当たりと特定遊技を経由して第2種当たりが発生するという遊技進行の明快さを両立させている。その上で、第1種当たりを契機として、特定遊技と第2種特別遊技を交互に連続的に実行できるという、特有の遊技性が実現されている。
また、スムーズな遊技進行の実現と不正行為の抑止のために、第1検出期間、第2検出期間をそれぞれ第1通過条件と第2通過条件の成立を検出するための有限期間として設定している。
このような設定に対応して、本実施例に示したぱちんこ遊技機10は、遊技球が普通電役入球口26に入球するとき、第1通過条件および第2通過条件の成立タイミングに概ね連動したかたちで入球演出の演出内容を制御できる。遊技球が普通電役入球口26に入球してから第1通過条件が成立するまでの時間は、本実施例の場合、最短で1.9秒(図4の時刻t0から時刻t2までの時間)である。このようなときにも、あらかじめ用意された2.5秒の基本演出時間分の基本演出を中断することなく実行できる。その一方、基本演出時間経過後に第1通過条件が成立したときには、可変長の予備演出によって、第1通過条件の成立タイミングにあわせて中間クリア画像を表示させることができる。そのため、最低限度の演出効果を発揮させるための基本演出時間を確保した上で、第1通過条件の成立タイミングの遅れに対応した入球演出が可能となる。
同様に、可変長の継続演出によって、第2通過条件の成立タイミングにあわせて移行成功画像を表示させることができる。そのため、第2通過条件の成立タイミングにも入球演出の演出内容を同期させることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の第1可変入球装置の機能は、本実施例においては主として第1大入賞口28や大入賞口ソレノイド82、入球検出装置78等により実現される。請求項に記載の第2可変入球装置の機能は、本実施例においては主として第2大入賞口30や大入賞口ソレノイド80、入球検出装置81、入球検出装置36、流出検出装置37等により実現される。また、請求項に記載の可変入球口の機能は、本実施例においては主として普通電役入球口26や普通電動役物ソレノイド76、入球検出装置34等により実現される。請求項に記載の入球判定手段の機能は、本実施例においては主として入球検出装置78や入球判定手段102によって実現される。
これら請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
本実施例においては、特定遊技とは、遊技球が普通電役入球口26に入球しやすくなる遊技であるとして説明した。このほかにも、特別図柄抽選の当たり確率が高確率設定となるいわゆる確変遊技を実行する機能が、特定遊技の一種として搭載されてもよい。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 普通電役入球口への入球後、第2特別遊技の第2段階へ移行するまでの処理過程を示すタイムチャートである。 第1通過条件が成立するときの第1の状況を示すタイムチャートである。 第1通過条件が成立するときの第2の状況を示すタイムチャートである。 第1通過条件が成立しないときのタイムチャートである。 第2通過条件が成立するときのタイムチャートである。 第2通過条件が成立しないときのタイムチャートである。 入球演出のうち第1通過条件の成否が決定するまでの演出態様を示す画面図である。図10(a)は、基本演出時に表示される画面図である。図10(b)は、予備演出時に表示される画面図である。 第1通過条件の成否を示す演出画像を示す画面図である。図11(a)は、中間クリア画像の表示態様を示す画面図である。図11(b)は、中間失敗画像の表示態様を示す画面図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。 図12におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。 図12におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図14のS50における特別図柄および演出画像の図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。 図15のS216におけるタイマ調整処理を詳細に示すフローチャートである。 図14のS52における普通図柄の図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。 図12におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図18のS112における第1特別遊技の処理を詳細に示すフローチャートである。 図18におけるS114の第2特別遊技の処理を示すフローチャートである。 図20のS152における第1段階処理を詳細に示すフローチャートである。 図20のS156における第2段階処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 17 発射ハンドル、 20 保留ランプ、 21 保留ランプ、 22 特定領域、 24 始動口、 26 普通電役入球口、 28 第1大入賞口、 30 第2大入賞口、 31 ガイドレール、 32 入球検出装置、 34 入球検出装置、 35 排出検出装置、 36 入球検出装置、 37 流出検出装置、 38 入球検出装置、 41 メイン基板、 49 サブ基板、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 58 アウト口、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 64 役物、 66 流出領域、 68 作動口、 78 入球検出装置、 81 入球検出装置、 100 遊技制御装置、 102 入球判定手段、 106 第1抽選手段、 108 第2抽選手段、 110 確変移行抽選手段、 112 パターン記憶手段、 114 入賞記憶手段、 116 第1記憶手段、 118 第2記憶手段、 120 図柄決定手段、 122 特別図柄決定手段、 124 演出画像決定手段、 128 普通図柄決定手段、 130 表示制御手段、 132 第1表示制御手段、 134 第2表示制御手段、 136 演出表示制御手段、 140 特別遊技制御手段、 142 条件保持手段、 144 条件判定手段、 146 第1特別遊技実行手段、 148 第2特別遊技実行手段、 150 作動回避手段、 152 入球計数手段、 160 特定遊技制御手段、 162 開閉制御手段、 200 演出画像、 202 特別図柄、 204 普通図柄、 205 普通図柄表示装置。

Claims (4)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入球を契機として第1抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第1抽選の結果を示す第1図柄を期間を定めて変動表示させる第1表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、
    遊技者に有利な第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、
    第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1作動条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な作動口と、
    前記作動口への遊技球の入球を契機に第2抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第2抽選の結果に応じて第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、
    遊技者に有利な第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、
    前記可変入球口に遊技球が入球したときに前記第2作動条件が成立したと判定し、前記第2可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に前記第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
    前記第2特別遊技の前記第1段階中に設定される所定の検出期間において、前記第1段階中に前記第2可変入球装置内に遊技球が入球したかを検出する入球判定手段と、
    前記第2段階への移行成否に対する遊技者の期待感を喚起するための演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段と、
    前記第2作動条件が成立したときに、前記演出パターンにしたがって演出画像を動画表示させる演出表示手段と、を備え、
    前記演出パターン記憶手段は、前記第2作動条件の成立から前記検出期間中の所定タイミングまでの一定時間をその基本演出時間とする基本演出パターンと前記基本演出パターンによる基本演出の後に演出時間の長さを調整するために実行される予備演出の動画再生過程を示す予備演出パターンとを前記演出パターンとして記憶すると共に、前記第2段階への移行成否を示唆する示唆画像のデータを記憶しており、
    前記演出表示手段は、前記基本演出の実行中に遊技球の前記第2可変入球装置への入球検出がなされたときには、前記基本演出時間が経過した後に前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させ、前記基本演出の後に実行される前記予備演出の実行中に遊技球の前記第2可変入球装置への入球検出がなされたときには、前記予備演出を中断して前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記演出パターン記憶手段は、前記予備演出パターンとして、前記基本演出時間と前記予備演出のための予備演出時間の合計時間が前記第2作動条件が成立してから前記検出期間が終了するまでの時間の長さ以上となるように、前記予備演出時間の長さが設定された演出のパターンを記憶し、
    前記演出表示手段は、前記予備演出時間が経過して前記予備演出が終了したときに遊技球の前記第2可変入球装置への入球検出がなされていなければ、前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が成立不能である旨を示唆する画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記演出パターン記憶手段は、前記第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像が表示された後に実行する継続演出の動画再生過程を示す継続演出パターンを、更に、前記演出パターンとして記憶しており、
    前記演出表示手段は、前記継続演出の実行中に遊技球の前記特定領域への入球検出がなされたときには、前記継続演出を中断して前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が成立した旨を示唆する画像を表示させ、前記継続演出が終了したときに遊技球の前記特定領域への入球検出がなされていなければ、前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が不成立となった旨を示唆する画像を表示させることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入球を契機として第1抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第1抽選の結果を示す第1図柄を期間を定めて変動表示させる第1表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
    遊技者に有利な第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、
    第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1作動条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な作動口と、
    前記作動口への遊技球の入球を契機に第2抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第2抽選の結果に応じて第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
    遊技者に有利な第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、
    前記可変入球口に遊技球が入球したときに前記第2作動条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させることにより前記第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球すると前記第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態を再度遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
    前記第2特別遊技の前記第1段階中に設定される所定の検出期間において、前記第1段階中に前記可変入球装置内に遊技球が入球したかを検出する入球判定手段と、
    前記第2段階への移行成否に対する遊技者の期待感を喚起するための演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段と、
    前記第2作動条件が成立したときに、前記演出パターンにしたがって演出画像を動画表示させる演出表示手段と、を備え、
    前記演出パターン記憶手段は、前記第2作動条件の成立から前記検出期間中の所定タイミングまでの一定時間をその基本演出時間とする基本演出パターンと前記基本演出パターンによる基本演出の後に演出時間の長さを調整するために実行される予備演出の動画再生過程を示す予備演出パターンとを前記演出パターンとして記憶すると共に、前記第2段階への移行成否を示唆する示唆画像のデータを記憶しており、
    前記演出表示手段は、前記基本演出の実行中に遊技球の前記可変入球装置への入球検出がなされたときには、前記基本演出時間が経過した後に前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させ、前記基本演出の後に実行される前記予備演出の実行中に遊技球の前記可変入球装置への入球検出がなされたときには、前記予備演出を中断して前記示唆画像として前記第2段階への移行条件が成立可能である旨を示唆する画像を表示させることを特徴とする弾球遊技機。
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