JP2007201940A - 移動通信端末、操作制御方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

移動通信端末、操作制御方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】音の検出を利用することにより、新たなハードウェア資源を追加することなく小型化・省電力化を維持しつつも、操作の利便性を向上させる移動通信端末などを実現する。
【解決手段】本発明の移動通信端末は、入力した操作を受け付けるボタン部106と、入力した音を受け付けるマイク107と、音データを処理する音声処理部200と、前記音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出部300と、前記音検出部300による検出のタイミングを生成するタイミング生成手段を有し、前記タイミングにおいて前記音検出部300により検出された音の要素に基づいて、前記ボタン部106による操作の処理(カーソルを上下左右に移動させること等)、または、当該操作に連動した処理(ボタン用照明部117を点灯すること等)を実行することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、通話用のマイクを有する移動通信端末において、特に、通話以外の時にマイクから音を検出し、照明の点灯などの制御に関するものである。
既存の移動通信端末はマンマシンインタフェースとして機能しており、ユーザによる操作の利便性の向上が追求されている。追求する内容を具体的に指摘するにあたり、まず、市場に出回っている移動通信端末の一般的な機能について説明する。
既存の移動通信端末の外観構成を携帯電話100として図1に示す。携帯電話100は筐体を折りたためる構造であり、(a)に注目すると、主な構成品として上部筐体101にはレシーバ102、液晶ディスプレイである表示部103、アンテナ104があり、下部筐体105にはボタン部106、マイク107がある。(b)は下部筐体105を分解した構造を図示したものである。ボタン部106は下部筐体105内にボタン108等複数のボタン(「0」〜「9」の数字を入力するボタン、表示部103に表示されるカーソルを上下左右に動かすボタン、上下サイドボタンなどを含む。)を持つボタンシート部109と、ボタンシート部109の下にある基板110から成る。ボタン108は裏面に導電体を有しており、あるボタンが押されると基板110上のボタン回路111と接触して回路が繋がり、そのボタンが押されたことを感知する。基板110上には発光ダイオード112等、照明機能を有する複数の素子を有しており、ボタンシート部109を透かして各ボタンを裏面から照らす。
操作の利便性を向上させる第1の問題点は、ボタン部106の照明を制限することによる誤動作に関するものである。ボタン部106の照明は図2(b)に図示するように行われるが、このような照明は暗い場所での使用を考慮してなされるのが一般的である。
一方、携帯電話は電池寿命をより長くするために省電力設計が必要であるが、照明機能は消費電流が大きいため、照明時間を制限する機能が設けられている。しかし、この照明時間の制限により、暗闇での操作において誤操作に至ることがある。図3はメール編集を行う場合にボタンの照明を制限する様子をフローチャートとして図示したものである。
まず、メール編集を行うにあたり最初にボタン用照明を点灯する(S01)。次に、ボタン用照明の点灯時間を監視するカウンタを初期化し、カウンタをスタートさせ(S02)、ボタン押下待ち状態に移行する。ボタンが押下され(S03でYes)、ボタン照明が点灯中であれば(S04でYes)、直ちにカウンタを初期化し、カウンタをスタートさせ(S05)、ボタン照明が点灯中でなければ(S04でNo)、ボタン照明を点灯して(S06)からカウンタを初期化し、スタートさせ(S05)、押下されたボタンに該当する処理を実行する(S07)。メール文章を完成させる等してメール編集を終了すれば(S08でYes)一連の操作を終える。
ボタンが押されない場合(S03でNo)、ボタン照明が点灯中であり(S09でYes)、カウンタがタイムアウトになれば(S10でYes)、ボタン照明を消灯し(S11)、カウンタを停止した後(S12)、ボタン押下待ち状態に移行する。ボタン照明が点灯中でない場合(S09でNo)、または、カウンタがタイムアウトでない場合(S10でNo)はボタン押下待ち状態に移行する。また、メール編集が終了していなければ(S08でNo)、カウンタのタイムアウトに移行する(S10)。
このように、ボタン部106の照明はボタン押下など使用者の操作があった場合に点灯し、予め設定された時間以内に次の操作が行われないと消灯するようになっている。そのため、ユーザは暗闇における最初のボタン押下を照明が消灯した状態で行わなければならず、意図しないボタンを押してしまい誤操作に至ってしまうことがある。2回目以降のボタン押下においても、照明が点灯している状態で一定時間放置するとボタン照明が消灯してしまうので同様の誤操作に至る可能性がある。
操作の利便性を向上させる第2の問題点は、表示部103で表示されるカーソルの操作、項目実行の煩雑化に関するものである。カーソルの操作はボタン部106のうち、主に上ボタン、下ボタン、左ボタン、右ボタン、センターボタンを用いて行う。図4は、表示部103で表示される画面を図示したものである。(a)はメール編集におけるメール作成画面である。ボタン部106を操作して文字等を入力する。(b)〜(d)は携帯電話の状態を設定するときに使用する各種設定画面である。(b)においては”[1]着信”が白黒反転表示しており、この項目にカーソルがあることを示す。この状態で下ボタンを入力すると(c)の状態になり、カーソルが”[1]着信”の1つ下の”[2]通話”に移動した状態を示す。この状態で右ボタンを入力すると(d)の状態になり、カーソルが次のページ先頭である”[1]ネットワーク設定”に移動した状態を示す。”[1]ネットワーク設定”にカーソルが移動してセンターキーを入力すると、その項目を実行してネットワークの設定に関する画面が表示されることになる。
図5は設定メニューの内容を実行するまでの操作をフローチャートとして図示したものである。まず、設定メニュー画面が表示されているときにはボタン押下待ち状態に移行している。ボタンが押下されれば(S01でYes)、そのボタンの種類を判別する(S02)。センターボタンを押せば、現在カーソルがある項目を実行し(S03)、「0」〜「9」ボタンを押せば、該当する番号の項目を実行する(S04)。また、下矢印ボタンを押せばカーソルを1つ下に移動し(S05)、上矢印ボタンを押せばカーソルを1つ上に移動し(S06)、右矢印ボタンまたは下サイドボタンを押せばカーソルを次ページ先頭に移動し(S07)、左矢印ボタンまたは上サイドボタンを押せばカーソルを前ページ先頭に移動する(S08)。
このように、携帯電話に設けられた機能を一通り選択、実行することが可能になっている。しかし、選択する項目によっては数多くの操作を行い、カーソルを移動させなければならない。特に、今日の携帯電話には非常に多くの機能が搭載されており、まだまだこれからも新たな機能を追加することになるものと予想される。そのような場合にあって、ユーザが操作できるのは上下左右ボタンやセンターボタン等だけであるとすれば、使用したい機能を実行するために行う操作は数多くなり、煩雑化を辿る一方である。つまりユーザインタフェースの選択肢が少ない。対策としてその機能を実行するための専用のボタンを追加するといった新たなハードウェア資源の追加があるが、携帯電話の利点の一つである小型化の機能が損なわれるのでこのような対策は望ましくない。
特許文献1に開示されているような、タッチセンサを用いてその出力に応じて照明装置を点灯・消灯するという技術と、特許文献2に開示されている音声検出部の出力に応じてバックライトを点灯する技術を用いると、音の検出に応じて照明を制御することができると考えられる。しかし、特許文献2ではバックライトを常時点灯させ、消費電流の増加を招くことを回避するために、音声検出部がマイクから入力される音の大きさを常時監視していなければならない構成を有しているものといえる。しかし、係る構成は音声検出部に対する電源供給を常時行わなければならないことを意味し、そのことに対する消費電流の増加は決して無視できない。
特開2000−106598号公報 特開平02−104055号公報
上記事情を鑑みて、本発明では、特に、音の検出を利用することにより、新たなハードウェア資源を追加することなく小型化・省電力化を維持しつつも、操作の利便性を向上させる移動通信端末などを実現することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の態様は、入力した操作を受け付ける操作手段と、入力した音を受け付ける音入力手段と、音データを処理する音処理手段と、前記音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出手段と、前記音検出手段による検出のタイミングを生成するタイミング生成手段を有し、前記タイミングにおいて前記音検出手段により検出された音の要素に基づいて、前記操作手段による操作の処理(カーソルを上下左右に移動させること等)、または、当該操作に連動した処理(ボタン用照明を点灯すること等)を実行することを特徴とする移動通信端末に関するものである。
ここで、前記音の要素は、前記音入力手段より入力された音の大きさであり、入力された音の大きさが所定の大きさ以上である場合に、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行することを特徴とする。さらに、前記所定の大きさとは、入力された音が前記音検出手段により検出されるタイミングの直前のタイミングにおいて前記音検出手段により検出された音の大きさであることを特徴とする。
また、前記音の要素は、前記音入力手段より入力された音のうち特定のものである特定音であり、前記タイミングにおいて前記音検出手段により検出された特定音に基づいて、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行することを特徴とする。さらに、前記特定音は、前記移動通信端末を叩く音、または、擦る音であることを特徴とする。
本発明の他の態様は、音データに係る音の要素を検出するタイミングを生成するタイミング生成工程と、前記タイミングにおいて、入力された音の音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出工程と、検出した前記音の要素に基づいて、移動通信端末の操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行する操作処理工程を有することを特徴とする移動通信端末の操作制御方法に関するものである。
本発明の他の態様は、コンピュータに、入力した操作を受け付ける操作手段と、入力した音を受け付ける音入力手段と、音データを処理する音処理手段と、前記音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出手段と、前記音検出手段による検出のタイミングを生成するタイミング生成手段として機能させ、前記タイミングにおいて前記音検出手段により検出された音の要素に基づいて、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行させることを特徴とする移動通信端末のプログラムに関するものである。
本発明の他の態様は、上記プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
本発明の移動通信端末は、音の検出を利用するにあたり、当該移動通信端末の操作に支障をきたすことなくその検出タイミングを調整することにより、新たなハードウェア資源を追加することなく小型化・省電力化を維持しつつも、操作の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の移動通信端末を実施するための最良の形態について説明する。説明する際には、本明細書と同時に提出する図面を適宜参照することにする。なお、移動通信端末として携帯電話を採り上げるが、その外観構成は図1の携帯電話100を使用する。
〈構成1〉
図6は携帯電話100の内部構成を図示したものである。アンテナ104、無線送受信部113、送受信したデータの変調・復調を行う変復調部114、音声データを処理する音声処理部200、レシーバ102、マイク107は、音声やデータを無線で送受信するための携帯電話の基本的な構成である。音声処理部200はその内部に後述の音検出部300を有する。表示部103は液晶ディスプレイなどで操作メニュー、発着信番号、メールなどを表示する。表示用照明部116は発光ダイオードなどで構成され、表示部103を照らす。ボタン部106は複数のボタンから構成され、操作者が発着信番号やメール作成などの操作に使用する。ボタン用照明部117は発光ダイオードなどで構成されボタン部106の各ボタンを照らす。図7にボタン用照明部117の内部構成を図示したもの示す。各ボタンに対応する発光ダイオード117(1)、117(2)、・・・を有しており、後述のCPU(Central Processing Unit)115よりIO PORT1を介して制御信号を受信し、後述の電源供給部120より電源供給を受ける。カウンタ部118は表示用照明部116やボタン照明部117の照明点灯時間の計測に使用する。メモリ部119はプログラムやデータを格納するブロックで、CPU115はメモリ部119のプログラムやデータに従って各ブロックを制御する。電源制御部120は電池121から供給される電力を各ブロックに必要な電圧、必要なタイミングで供給する。
図8は、音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。音声処理部200には、デジタル信号処理部203から出力される音声などのデジタル信号をD(Digital)/A(Analog)変換部202でアナログ信号に変換し、レシーバアンプ201で電圧増幅し、レシーバ102から音として出力する経路と、マイク107から入力した音声などのアナログ信号をマイクアンプ204で電圧増幅し、A(Analog)/D(Digital)変換部205でデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部203に入力する経路がある。デジタル信号処理部203は変復調部114またはCPU115と音声データをデジタル信号で送受信する。そして、これらの基本的な経路に加えて、音検出部300を有する。音検出部300はタイミング生成部301と電圧保持部303と基準電圧部304と比較部302で構成される。タイミング生成部301は電圧保持部303と比較部302に音検出のタイミング信号を提供する。この音検出のタイミングは一定周期である。具体的には、検出する音としてはユーザが携帯電話に触れたときに生じる音である。電圧保持部303はマイクアンプ204から出力されるアナログ信号を常時監視し、タイミング生成部301から与えられるタイミングで最大値を比較器302に出力し、最大値を初期化する。基準電圧部304は常時一定電圧を比較部302に出力する。比較部302はタイミング生成部301から与えられるタイミングで電圧保持部303から得る電圧と基準電圧部304から与えられる電圧とを比較し、電圧保持部303からの電圧が基準電圧部304からの電圧より大きい場合にCPU115に通知する。このことはマイク107から入力される音の大きさがしきい値以上であればCPU115にその旨が通知されることになる。CPU115はこの通知を受けて任意の処理を行うことができる。しきい値は基準電圧部304の電圧値による。基準電圧部303の電圧値はCPU115から変更することができる。電源制御部120から音声処理部200内の各ブロックへの電源が供給される。各ブロックへの電源経路にはON/OFFスイッチが設けられており、CPU115からブロック単位で制御でき、使用シーン毎に不要なブロックへの給電を停止することで省電力化が実現できる。
図9は、音検出部300について図8の構成例とは別のものを図示したものである。音検出部300以外は図3と同じため説明を省略する。音検出部300はタイミング生成部301と第1電圧保持部305と第2電圧保持部306と基準電圧部304と比較部302で構成される。タイミング生成部301は第1電圧保持部305と第2電圧保持部306と比較部302に音検出のタイミング信号を提供する。音検出のタイミングは一定周期である。第1電圧保持部305はマイクアンプ204から出力されるアナログ信号を常時監視し、タイミング生成部301から与えられるタイミングで最大値を第2電圧検出部306と結合子307に出力し最大値を初期化する。第2電圧保持部306はタイミング生成部301から与えられたタイミングで保持していた電圧値を結合子307に出力すると同時に第1電圧保持部305からの電圧値を保持する。結合子307は第1電圧保持部305の電圧値から第2電圧保持部306の電圧値を引いた値を比較器302に伝達する。比較器302は結合子307からの値と基準電圧部304からの電圧値を比較し、結合子307からの値が基準電圧部304からの電圧値より大きい場合にCPU115に通知する。このことはあるタイミングでマイク107から入力された音の大きさが一つ前のタイミングで入力された音の大きさよりも基準電圧部304の値以上に大きい場合にCPU115に通知されることになる。CPU115はこの通知を受けて任意の処理を行うことができる。図8の構成例は基準電圧に対しての絶対値比較であるが、図9の構成例は時間軸上の2点間での音の大きさの差を比較している。よって、図9の場合は周囲の騒音などマイクに常時入力される音を排除することができる。
図10は、音検出部300について図8、図9の構成例とは別のものを図示したものである。音検出部300以外は図8、図9と同じため説明を省略する。音検出部300はタイミング生成部301と比較部302から構成される。比較部302は記憶部308としきい値309と比較器310で構成される。タイミング生成部301は比較部302に音検出のタイミング信号を提供する。音検出タイミングは一定周期である。記憶部308はA/D変換部205から出力されるデジタル信号を常時監視し、タイミング生成部301から与えられるタイミングでの最大値をしきい値309と比較する。しきい値309より記憶部308の値が大きい場合にCPU115に通知する。このことはマイク107から入力される音の大きさがしきい値309以上であればCPU115にその旨が通知されることになる。しきい値309はCPU115から変更することができる。図8、図9の構成例はマイクアンプからのアナログ出力を音検出部に入力するが、図10はA/D変換部205からのデジタル信号を音検出部300に入力する点が異なる。
図11は、音検出部300について図8、図9、図10の構成例とは別のものを図示したものである。音検出部300以外は図8、図9、図10と同じため説明を省略する。音検出部300はタイミング生成部301と比較部302で構成される。比較部302は第1記憶部311と第2記憶部312としきい値309と結合子313と比較器310で構成される。タイミング生成部301は比較部302に音検出のタイミング信号を提供する。音検出のタイミングは一定周期である。第1記憶部311はA/D変換部205から出力されるデジタル信号を常時監視し、タイミング生成部301から与えられるタイミングで最大値を第2記憶部312と結合子310に出力し、最大値を初期化する。第2記憶部312はタイミング生成部301から与えられたタイミングで保持していた値を結合子313に出力すると同時に第1記憶部311からの電圧値を保持する。結合子313は第1記憶部311の値から第2記憶部312の値を引いた値を比較器310に伝達する。比較器310は結合子313からの値としきい値309の値を比較し、結合子313からの値がしきい値309より大きい場合にCPU115に通知する。このことは、あるタイミングでマイク107から入力された音の大きさが一つ前のタイミングで入力された音の大きさよりもしきい値309以上に大きい場合にCPU115に通知されることになる。図11は図9と同様に時間軸上の2点間での音の大きさの差を比較している。よって、周囲の騒音などマイクに常時入力される音を排除することができる。図9との違いは音の大きさの比較をA/D変換後のデジタル信号で行っている点である。
〈動作1〉
上記構成の動作説明として、図12を用いてメール編集における音検出部300に連動させたボタン用照明部117のON/OFF制御方法を説明する。
まず、メール編集を行うにあたり最初にボタン用照明を点灯する(S01)。次に、ボタン用照明の点灯時間を監視するカウンタを初期化し、カウンタをスタートさせ(S02)、ボタン照明が点灯中であれば(S03でYes)、ボタン押下待ち状態に移行する。「メール編集開始」から始まる場合、必ずS03でYesとなる。後述するS16でNo、S17でNo、S19の後の場合、S03でNoとなる。その場合、マイクアンプ204と音検出部300の各部の電源をONにする(S05)。それら以外のブロックの電源はOFFにする。音検出部300からCPU115に音検出の通知の有無で分岐する(S06)。音検出の通知がなければ(S06でNo)、ボタン照明はOFFのままでボタン押下待ち状態に移行する。音検出の通知があれば(S06でYes)、マイクアンプ204と音検出部300の各部の電源をOFFにし(S07)、ボタン用照明をONにし(S08)、ボタン用照明の点灯時間を監視するカウンタ118を初期化し、カウンタをスタートさせる(S09)。なお、音検出部300による音検出を行うタイミングはタイミング生成部301より出力されるタイミング信号に基づいて決定されており、音検出部300に電源が供給されていても常に比較部302などが駆動しているわけではない。
ボタンが押下され(S04でYes)、ボタン照明が点灯中であれば(S10でYes)、直ちにカウンタを初期化し、カウンタをスタートさせ(S11)、ボタン照明が点灯中でなければ(S04でNo)、ボタン照明を点灯して(S12)、マイクアンプ204と音検出部300の各部の電源をOFFにした後(S13)、カウンタを初期化し、スタートさせ(S11)、押下されたボタンに該当する処理を実行する(S14)。メール文章を完成させる等してメール編集を終了すれば(S15でYes)一連の操作を終える。
ボタンが押されない場合(S04でNo)、ボタン照明が点灯中であり(S16でYes)、カウンタがタイムアウトになれば(S17でYes)、ボタン照明を消灯し(S18)、カウンタを停止した後(S19)、S03に移行する。ボタン照明が点灯中でない場合(S16でNo)、または、カウンタがタイムアウトでない場合(S17でNo)はS03に移行する。また、メール編集が終了していなければ(S15でNo)、カウンタのタイムアウトに移行する(S17)。
この形態を実施することにより、以下の効果を奏する。まず、省電力のために一定時間ボタン押下がないとボタン照明を消灯させる機能を有する携帯電話100でメール編集などしている場合に、一定時間経過して照明が消灯してしまっても、操作者の携帯に触る音を検出してボタン照明を点灯させるため、照明無しではボタンが視認できないような暗闇でのボタンの誤操作を防ぐことができる。
また、通話以外でマイクアンプや音検出部の各部に電源供給が必要になるが、ボタン用照明が消灯している期間のうち音検出のタイミング信号に基づくタイミングを満たしている間だけ電源供給するようにすることで、携帯電話の操作に支障をきたすことないように消費電流の増加を最小限に抑えられる。
〈構成2〉
図13は、音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。音声処理部200はレシーバアンプ201とD/A変換部202とマイクアンプ204とA/D変換部205とデジタル信号処理部203と特定音検出部206から構成される。
電源制御部120から音声処理部200内の各ブロックに給電され、各ブロックへ毎に給電ON/OFF可能なスイッチが用意され、CPU115からON/OFFを設定できる。この構成の特徴は、デジタル信号処理部203内に特定音検出部206を持つことである。特定音検出部206は、マイク107より入力し、デジタル変換された音声データが、予め設定された特定音の条件を満たすか否かの判定を行う。特定音としては操作者が携帯電話100の筐体を擦ったり、叩いたりした時にマイクから入力される音とする。
〈動作2〉
上記構成の動作説明として、図14を用いて設定メニューの内容を実行するまでの操作の制御方法を説明する。この動作により、ボタン部106によるボタン操作に加えて、携帯電話100を擦る音でカーソルを1つ下に移動し、叩く音でカーソルがある項目を実行できるようにする。
まず、マイクアンプ204、A/D変換部205、デジタル信号処理部203の電源をONして、マイク107からの音を特定音検出部206に入力できるようにする(S01)。特定音を検出し(S02でYes)、かつ、その特定音が叩く音であれば(S03でYes)の場合、マイクアンプ204、A/D変換部205、デジタル信号処理部203の電源をOFFして特定音検出に関するブロックの電源をOFFし(S07)、現在カーソルがある項目を実行し(S08)、設定メニューを終える。特定音を検出し(S02でYes)、かつ、その特定音が叩く音ではなく(S03でNo)、擦る音であれば(S04でYes)、カーソルを1つ下に移動するように実行し(S11)、S02に移行して特定音検出の待機状態に入る。特定音を検出することもなく(S02でNo)、または、特定音が叩く音でも擦る音でもなければ(S04でNo)、ボタン押下待ち状態に移行し、ボタン押下の有無を検出する(S05)。
ボタン押下待ち状態において、ボタンが押下されなければ(S05でNo)、特定音検出の待機状態に入る(S02)。ボタンが押下されれば(S05でYes)、そのボタンの種類を判別する(S06)。センターボタンを押せば、マイクアンプ204、A/D変換部205、デジタル信号処理部203の電源をOFFして特定音検出に関するブロックの電源をOFFし(S07)、現在カーソルがある項目を実行する(S08)。「0」〜「9」ボタンを押せば、マイクアンプ204、A/D変換部205、デジタル信号処理部203の電源をOFFして特定音検出に関するブロックの電源をOFFし(S09)、該当する番号の項目を実行する(S10)。また、下矢印ボタンを押せばカーソルを1つ下に移動し(S11)、上矢印ボタンを押せばカーソルを1つ上に移動し(S12)、右矢印ボタンまたは下サイドボタンを押せばカーソルを次ページ先頭に移動し(S13)、左矢印ボタンまたは上サイドボタンを押せばカーソルを前ページ先頭に移動する(S14)。それぞれの移動の後、特定音検出の待機状態に入る(S02)。
この形態を実施することにより、以下の効果を奏する。まず、特定音検出による操作を追加することで、ユーザインタフェースの選択肢を増やし、ボタン部106にのみによる操作に伴う煩雑さを解消することができる。
また、マイクからの音検出で済むので、新たなハードウェア資源の追加が不要であり、携帯電話100の小型化に貢献しうる。
なお、上述した形態は本発明の移動通信端末を実施するための最良のものであるが、係る形態に限定するものではない。従って、本発明の要旨を変更しない範囲においてその実施形式を種々変形することが可能である。
例えば、図8〜図11の音検出部300を音声処理部200内にハードウェアで実現する変わりに、図15に図示するように、デジタル信号処理部203やCPU115で実現するようにソフトウェアを変更して対応することも可能である。
このように、ソフトウェアの変更で実現することにより、新たなバードウェアの追加や変更を行う必要が無くなる、もしくは最小限に抑えられる。特に、タイミング生成部301、比較部302の機能をソフトウェアにより実現することに大きな意義がある。
携帯電話100の外観構成を図示したものである。 ボタン部106の(a)非照明時、(b)照明時の様子を図示したものである。 メール編集を行う場合にボタンの照明を制限する様子をフローチャートとして図示したものである。 表示部103で表示される画面を図示したものである。 設定メニューの内容を実行するまでの操作をフローチャートとして図示したものである。 携帯電話100の内部構成を図示したものである。 ボタン用照明部117の内部構成を図示したものである。 音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。 音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。 音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。 音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。 メール編集における音検出部300に連動させたボタン用照明部117のON/OFF制御方法に関するフローチャートを図示したものである。 音検出部300を含む音声処理部200の構成を図示したものの一例である。 特定音を検出して、設定メニューの内容を実行するまでの操作をフローチャートとして図示したものである。 音検出部300を含まない音声処理部200の構成を図示したものの一例である。
符号の説明
100 携帯電話
101 上部筐体
102 レシーバ
103 表示部
104 アンテナ
105 下部筐体
106 ボタン部
107 マイク
108 ボタン
109 ボタンシート部
110 基板
111 ボタン回路
112 発光ダイオード
113 無線送受信部
114 変復調部
115 CPU
116 表示用照明部
117 ボタン用照明部
118 カウンタ部
119 メモリ部
120 電源制御部
121 電池
200 音声処理部
201 レシーバアンプ
202 D/A変換部
203 デジタル信号処理部
204 マイクアンプ
205 A/D変換部
300 音検出部
301 タイミング生成部
302 比較部
303 電圧保持部
304 基準電圧部
305 第1電圧保持部
306 第2電圧保持部
307 結合子
308 記憶部
309 しきい値
310 比較器
311 第1記憶部
312 第2記憶部
313 結合子

Claims (8)

  1. 入力した操作を受け付ける操作手段と、
    入力した音を受け付ける音入力手段と、
    音データを処理する音処理手段と、
    前記音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出手段と、
    前記音検出手段による検出のタイミングを生成するタイミング生成手段を有し、
    前記タイミングにおいて前記音検出手段により検出された音の要素に基づいて、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記音の要素は、前記音入力手段より入力された音の大きさであり、
    入力された音の大きさが所定の大きさ以上である場合に、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記所定の大きさとは、入力された音が前記音検出手段により検出されるタイミングの直前のタイミングにおいて前記音検出手段により検出された音の大きさであることを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末。
  4. 前記音の要素は、前記音入力手段より入力された音のうち特定のものである特定音であり、
    前記タイミングにおいて前記音検出手段により検出された特定音に基づいて、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  5. 前記特定音は、前記移動通信端末を叩く音、または、擦る音であることを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末。
  6. 音データに係る音の要素を検出するタイミングを生成するタイミング生成工程と、
    前記タイミングにおいて、入力された音の音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出工程と、
    検出した前記音の要素に基づいて、移動通信端末の操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行する操作処理工程を有することを特徴とする移動通信端末の操作制御方法。
  7. コンピュータに、
    入力した操作を受け付ける操作手段と、
    入力した音を受け付ける音入力手段と、
    音データを処理する音処理手段と、
    前記音データより、当該音データに係る音の要素を検出する音検出手段と、
    前記音検出手段による検出のタイミングを生成するタイミング生成手段として機能させ、
    前記タイミングにおいて前記音検出手段により検出された音の要素に基づいて、前記操作手段による操作の処理、または、当該操作に連動した処理を実行させることを特徴とする移動通信端末のプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録した記録媒体。
JP2006019614A 2006-01-27 2006-01-27 移動通信端末、操作制御方法、プログラム、記録媒体 Withdrawn JP2007201940A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN110168634B (zh) * 2017-03-24 2024-03-19 雅马哈株式会社 发声装置、发声系统及游戏装置

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