JP2007197167A - 切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置 - Google Patents

切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007197167A
JP2007197167A JP2006018475A JP2006018475A JP2007197167A JP 2007197167 A JP2007197167 A JP 2007197167A JP 2006018475 A JP2006018475 A JP 2006018475A JP 2006018475 A JP2006018475 A JP 2006018475A JP 2007197167 A JP2007197167 A JP 2007197167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
roll
cut
guide roll
coulomb force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006018475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4582418B2 (ja
Inventor
Yuji Tsutsumida
裕二 堤田
Norio Tanaka
範夫 田中
Takushi Uchida
卓志 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Advanced Film Co Ltd
Original Assignee
Toray Advanced Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Advanced Film Co Ltd filed Critical Toray Advanced Film Co Ltd
Priority to JP2006018475A priority Critical patent/JP4582418B2/ja
Publication of JP2007197167A publication Critical patent/JP2007197167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4582418B2 publication Critical patent/JP4582418B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

【課題】
スリット切断されたウェブの表面を損傷させること等なく、品位を低下させることなく高速で切断されたウェブを製造する方法と、その製造方法に好適に用いられるウェブ用スリッター装置を提供する。
【解決手段】
切断されたウェブを製造する方法において、少なくともウェブを所要幅にスリット切断した後に通過するガイドロール上で、切断されたウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させ該クーロン力により切断されたウェブを保持しながら巻き取りロールに巻き取ることを特徴とする切断ウェブの製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高分子フィルム等のウェブを所要幅にスリット切断することによって切断されたウェブを製造する方法と、ウェブを所要幅にスリット切断するためのウェブ用スリッター装置に関するものである。
従来、プラスチックフィルム等のウェブを所要幅にスリット切断するスリッター装置において、所要幅にスリット切断されたウェブは、巻き取りロールにロール状に巻き取られるが、このようにして得られたロール状ウェブには幅方向にズレが生じることがある。このウェブ幅方向のズレには、後工程での製品歩留まり向上のために、例えば、フィルムコンデンサ用蒸着フィルムでは0.1mm以内とするなど、高い精度が要求されている。このように幅方向のズレを防止する手段として、例えば、サクションロールを搬送ロールとして使用することによりウェブをロールに吸着させ、搬送ロール上でのウェブ位置ズレを防止したり、搬送ウェブ張力を安定させたりする方法(特許文献1参照。)や、一対のニップロールでウェブを挟持してウェブを搬送させる方法などが知られている。
特開平08−239146号公報
しかしながら、サクションロールやニップロールでウェブを搬送する方法では、サクションロールに施されている吸気孔とウェブとの摩擦や、ニップ圧によるニップロール表面とウェブとの摩擦により、ウェブ表面やウェブにコンバーティングされた機能層の表面を傷つけ、製品品位を著しく低下させてしまうという課題があった。
そこで、本発明の目的は、巻き取りロールで巻き取られるウェブの幅方向ズレを少なくし、スリット切断されたウェブの表面を損傷させることなく、品位を低下させることなく、速い搬送速度で、切断されたウェブを製造する方法と、その製造方法に好適に用いられるウェブ用スリッター装置を提供することにある。
本発明の切断ウェブの製造方法は、切断されたウェブを製造する方法において、少なくともウェブを所要幅にスリット切断した後に通過するガイドロール上で、切断されたウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させ該クーロン力により切断されたウェブを保持しながら巻き取りロールに巻き取ることを特徴とする切断ウェブの製造方法である。
本発明の切断ウェブの製造方法の好ましい態様においては、前記のガイドロールの表面に誘電層が形成されている。
本発明の切断ウェブの製造方法の好ましい態様においては、前記のウェブとガイドロール間に電圧印加し、クーロン力を積極的に発生させることができる。
本発明の切断ウェブの製造方法の好ましい態様においては、前記のウェブがプラスチックフィルムであり、そしてそのウェブの両面または片面に導電性金属層が形成されている。
また、本発明のウェブ用スリッター装置は、少なくとも切断前のウェブを搬送するためのガイドロールと、該ウェブをスリット切断するためのスリットユニット部材と、切断されたウェブを搬送するためのガイドロールと巻き取りロールを備え、切断されたウェブが搬送されるガイドロール上で、切断されたウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させ該クーロン力で切断されたウェブを保持しながら巻き取りロールに巻き取るように構成されてなることを特徴とするウェブ用スリッター装置である。
本発明のウェブ用スリッター装置の好ましい態様においては、前記のウェブの両面または片面に導電性金属層が形成されており、前記のガイドロールの表面に誘電層が形成されていて、該ウェブまたは該ウェブ表面に形成された前記導電性金属層とガイドロール間に電圧印加されている。
本発明のウェブ用スリッター装置の好ましい態様においては、さらに前記の切断されたウェブに予備帯電を付与するための帯電付与装置および巻き取りロールに巻き取る直前に該ウェブの予備帯電を除電するための除電装置が設けられている。
本発明によれば、サクションロールやニップロール等による摩擦やニップ圧を付加することなく、クーロン力でスリット切断されたウェブを保持搬送できるようにしたため、スリット切断されたウェブの表面を損傷させることなく、また、コンバーティングされた機能層を有するウェブの表面を傷つけることもなく、速い搬送速度で、高品位の切断されたウェブを製造することができる。
また、製造されたロール状ウェブには幅方向にズレがないか極めて少なく、例えば、フィルムコンデンサ用蒸着フィルム等で要求される幅方向にズレを0.1mm以内とすることができるなど、高い精度で巻き取ることができ、後工程での製品歩留まり向上に寄与することができる。
本発明の切断ウェブの製造方法は、少なくともウェブを所要幅にスリット切断した後に通過するガイドロール上で、切断されたウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させ該クーロン力により切断されたウェブを保持しながら巻き取りロールに巻き取るものである。
本発明で対象とするウェブは、布帛状物であり、所要幅にスリット切断し使用に供されるものである。ウェブとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン類や、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、アラミド、ナイロンなどのプラスチックフィルム、織編物や不織布等の繊維布帛、金属化紙や金属箔等の金属シート等が挙げられる。
本発明で用いられるウェブは、その両面またはいずれかの片面に導電性金属層が形成されていてもよい。導電性金属層は、例えば、プラスチックフィルム等の基材面に、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法、CVD法などにより金属蒸着することにより形成することができる。あるいは、ウェブに接着剤を塗布して、金属箔を張り合わせることによって形成することができる。金属としては、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、コバルト、鉄等が挙げられ、またこれら単体金属の混合物等が挙げられるが、これに限定されるものではない。導電性金属層の厚みは、好ましくは5nm〜10μm程度である。
ウェブへの導電性金属層形成は、電圧印加等によるクーロン力を積極的に発生させるために有効に機能する。
本発明で用いられるウェブの幅は、300mm〜2000mm程度であり、また、厚みは、1μm〜200μm程度である。
本発明では、ガイドロール上で、切断されたウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させる。クーロン力は、電気力または磁気力により、点電荷間または点磁荷間に作用する斥力または引力であり、本発明ではこれらのうち引力を利用する。例えば、クーロン力は、電圧を印加することにより得ることができる。
例えば、電圧を印加することによって得ることができる単位面積当たりのクーロン力F[N/m]は、真空中の誘電率ε[F/m]、点電荷間に介在する誘電体の誘電率ε[F/m]、その誘電体の厚みt[m]、印加電圧をV[V]とすると、次式(1)で表される。
F=1/2×ε×ε×(V/t) [N/m] (1)
ここで、ウェブの対接地間電位をV[V]とし、ガイドロールの対接地間電位をV[V]とすると、上記式(1)の印加電圧をV[V]は、V=V−V[V]であり、ウェブとガイドロール間には、次式(2)で表される、単位面積当たりのクーロン力F’[N/m]が働いている。
F’=1/2×ε×ε×{(V−V)/t} [N/m] (2)
本発明では、V≠Vであり、ウェブとガイドロール接触面内において均一にクーロン力が働いていることが好ましい。
本発明においては、クーロン力の程度を、上記のように、ウェブの対接地間電位をV[V]とガイドロールの対接地間電位V[V]の電位差で表すことができる。本発明では、少しでも電位差があればクーロン力ありとするが、クーロン力が働く誘電体単位厚み当たりの電位差は少なくとも±1V/μm程度あることが好ましく、より好ましくはクーロン力が働く誘電体単位厚み当たりの電位差は少なくとも±5V/μmである。クーロン力が働く誘電体単位厚み当たりの電位差の上限値については、規定できないが、製造されるウェブの厚み等からみて、±30V/μmであれば十分実施可能である。
また、本発明で用いられる切断されたウェブを搬送するガイドロールは、その表面に誘電層が形成されていてもよい。誘電層が形成されることにより、電圧印加等によるクーロン力を積極的に発生させるために有効に機能する。
誘電層としては、例えば、アルミナ、ジルコニア等のセラミックスもしくはこれらの複合材料または高分子樹脂等を用いることができる。ガイドロール表面への誘電層の形成手段として、アルミナやジルコニア等のセラミックスもしくはこれらの複合材料は材料を母材へ溶射後に、樹脂による封孔処理後研磨仕上げすることによって形成することができる。
次に、本発明の切断ウェブの製造方法に好適に用いられるウェブ用スリッター装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明のウェブ用スリッター装置を例示説明するための概略断面図である。
図1において、繰り出しロール14から繰り出されたウェブ17は、ガイドロール2およびニップロール1間を通ってガイドロール3、4で支持されながら搬送され、さらにテンションピックアップロール5でウェブ17のテンションを検知しながら、ガイドロール6、7、8で支持されながら搬送され、ガイドロール9およびニップロール10の間を通って、受け刃ロール11上で、スリットユニット部材16でウェブ17を幅方向所要幅に切断し、切断されたウェブ17を搬送するガイドロール12とタッチロール13で切断されたウェブ17は保持され、巻き取りロール15とタッチロール13の間でウェブをニップしながら巻き取りロールで所要の大きさまでロール状に巻き取られる。ちなみに、上記のガイドロール12表面には、セラミックコートによる誘電層が形成され、また、ウェブとして金属蒸着プラスチックフィルムが好適に用いられる。
本発明のウェブ用スリッター装置では、この間、誘電層が形成されたガイドロール12と金属蒸着されたウェブ17の間に電圧印加し、この間にクーロン力を付与することによって、巻き取りロール15で巻き取られるウェブ17の幅方向ズレを少なくすることができる。
本発明で得られた切断されたウェブは、フィルムコンデンサ、包装材料等の比較的幅の狭い製品や、印刷柄をもつ位置合わせを必要とする製品等に好適に用いられる。
以下、本発明の切断されたウェブの製造方法とウェブ用スリッター装置について、実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、本発明において、ウェブとガイドロール間へのクーロン力作用を確認するために、スリッター装置でのウェブ切断前に、ウェブの対接地間電位およびガイドロールの対接地間電位を、デジタル低電位測定器KSD−0202(春日電機社製)を用いて、各々測定した。
スリッター装置を用いて所要幅に切断され巻き取りロール状にされたウェブの幅方向のズレ幅については、万能投影機V−12B(Nikon社製)を用いて1枚シート状でウェブ幅を測定し、さらにデジタルノギスDigimatic Caliper(Mitutoyo社製)を用いてロール幅を測定し、その測定値の差をズレ幅とした。
(実施例1)
図1に示す西村製作所(株)社製 TH−21型スリッター装置において、ガイドロール12の表面にアルミナ溶射の後、溶射による気孔部を樹脂封口し、アルミナ層厚さ100μmに研磨仕上げされたものに交換し、620mm幅の東レ(株)社製ポリエチレンテレフタレートフィルム(#3Y−QC35)にアルミニウム蒸着したウェブを、アルミニウム蒸着面とガイドロール12間に直流電源を用いて100VDCの電圧を印加しながら、フィルム搬送速度300m/minで、ポリエチレンテレフタレートフィルムの中央に50mm幅で12ロールと両端に10mm幅で2ロールの組み合わせで切断し、ロール状に巻き取った。なお、切断前、ポリエチレンテレフタレートフィルムの対接地間電位は0Vで、ガイドロール12表面の対接地間電位は+100Vであり、ポリエチレンテレフタレートフィルムとガイドロール12間の電位差は−100Vであった。得られた50mm幅のロールについて、前述の方法でズレ幅を測定した。測定結果の最大値、最小値および平均値を表1に示す。表1に示すとおり、ズレ幅は一般的なフィルムコンデンサ用蒸着フィルムの要求仕様である0.1mmに比べ、小さく良好な結果であった。
(実施例2)
実施例1と同様に、西村製作所(株)社製 TH−21型スリッター装置にて、ガイドロール12の表面にアルミナ溶射の後、溶射による気孔部を樹脂封口し、アルミナ層厚さ100μmに研磨仕上げされたものに交換し、620mm幅の東レ(株)社製ポリプロピレンフィルム(#3−2179)にアルミニウム蒸着したウェブを、アルミニウム蒸着面とガイドロール12間に直流電源を用いて500VDCの電圧を印加しながら、ポリプロピレンフィルム搬送速度300m/minで、ポリプロピレンフィルムの中央に50mm幅で12ロールと両端に10mm幅で2ロールの組み合わせで切断しロール状に巻き取った。なお、切断前、ポリプロピレンフィルムの対接地間電位は0Vで、ガイドロール12表面の対接地間電位は+500Vであり、ポリプロピレンフィルムとガイドロール12間の電位差は−500Vであった。得られた50mm幅のロールについて、実施例1と同様の方法でフィルムのズレ幅を測定した。測定結果の最大値、最小値および平均値を表1に示す。表1に示すとおり、ズレ幅は一般的なフィルムコンデンサ用蒸着フィルムの要求仕様である0.1mmに比べ、小さく良好な結果であった。
(比較例1)
実施例1において、直流電源によるAL蒸着面とガイドロール12間への電圧印加を実施しないこと以外は、実施例1と同様の方法でフィルムロールを作製し、実施例1と同様の方法でフィルムのズレ幅を測定した。なお、切断前、ポリエチレンテレフタレートフィルムの対接地間電位は0Vで、ガイドロール12表面の対接地間電位は0Vであり、ポリエチレンテレフタレートフィルムとガイドロール12間の電位差は0Vであった。測定結果の最大値、最小値および平均値を表1に示す。表1に示すとおり、ズレ幅は一般的なフィルムコンデンサ用蒸着フィルムの要求仕様である0.1mmを超え、巻きズレ幅不良であった。
(比較例2)
実施例2において、直流電源によるアルミニウム蒸着面とガイドロール12間への電圧印加を実施しないこと以外は、実施例2と同様の方法でフィルムロールを作製し、実施例2と同様の方法でフィルムのズレ幅を測定した。なお、切断前、ポリプロピレンフィルムの対接地間電位は0Vで、ガイドロール12表面の対接地間電位は0Vであり、ポリプロピレンフィルムとガイドロール12間の電位差は0Vであった。測定結果の最大値、最小値および平均値を表1に示す。表1に示すとおり、ズレ幅は一般的なフィルムコンデンサ用蒸着フィルムの要求仕様である0.1mmを超え、巻きズレ幅不良であった。
(比較例3)
図1に示す西村製作所(株)社製 TH−21型スリッター装置で、ガイドロール12の表面が一般的な導電性金属の機械構造用炭素鋼鋼管にニクロムメッキしたもので、620mm幅の東レ(株)社製ポリエチレンテレフタレートフィルム(#3Y−QC35)にアルミニウム蒸着したウェブを、フィルム搬送速度300m/minで、フィルムの中央に50mm幅で12ロールと両端に10mm幅で2ロールの組み合わせで切断しロール状に巻き取った。なお、切断前、ポリエチレンテレフタレートフィルムの対接地間電位は0Vで、ガイドロール12表面の対接地間電位は0Vであり、ポリエチレンテレフタレートフィルムとガイドロール12間の電位差は0Vであった。得られた50mm幅のロールについて、実施例1と同様の方法でフィルムのズレ幅を測定した。測定結果の最大値、最小値および平均値を表1に示す。表1に示すとおり、ズレ幅は一般的な要求仕様である0.1mmを超え、巻きズレ不良であった。
Figure 2007197167
本発明で得られる切断されたウェブは、表面に損傷になく高品位であり、また、ロール状ウェブには幅方向にズレがないか極めて少なく、速い搬送速度で、かつ高い精度で巻き取ることができるため、後工程での製品歩留まり向上に寄与することができ、例えば、フィルムコンデンサ用蒸着フィルム等好適に用いられ有用である。
図1は、本発明のウェブ用スリッター装置を例示説明するための概略断面図である。 図2は、本発明の他のウェブ用スリッター装置を例示説明するための概略断面図である。
符号の説明
1 ニップロール
・ ガイドロール
5 テンションピックアップロール
6、7、8、9 ガイドロール
10 ニップロール
11 受刃ロール
12 ガイドロール
13 タッチロール
14 繰り出しロール
15 巻き取りロール
16 スリットユニット部材
17 ウェブ
18 直流電源装置

Claims (7)

  1. 切断されたウェブを製造する方法において、少なくともウェブを所要幅にスリット切断した後に通過するガイドロール上で、該ウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させそのクーロン力により切断されたウェブを保持しながら巻き取りロールに巻き取ることを特徴とする切断ウェブの製造方法。
  2. ガイドロールの表面に誘電層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の切断ウェブの製造方法。
  3. ウェブとガイドロール間に電圧印加することを特徴とする請求項2記載の切断ウェブの製造方法。
  4. ウェブがプラスチックフィルムであり、該ウェブの両面または片面に導電性金属層が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の切断ウェブの製造方法。
  5. 少なくとも切断前のウェブを搬送するためのガイドロールと、該ウェブをスリット切断するためのスリットユニット部材と、該ウェブを搬送するためのガイドロールと巻き取りロールを備え、該ウェブが搬送されるガイドロール上で、該ウェブと該ガイドロール間にクーロン力を作用させそのクーロン力で切断されたウェブを保持しながら巻き取りロールに巻き取るように構成されてなることを特徴とするウェブ用スリッター装置。
  6. ウェブの両面または片面に導電性金属層が形成されており、ガイドロールの表面に誘電層が形成されており、該ウェブまたは該ウェブ表面に形成された該導電性金属層と該ガイドロール間に電圧印加することを特徴とする請求項5記載のウェブ用スリッター装置。
  7. さらに、ウェブに予備帯電を付与するための帯電付与装置および巻き取りロールに巻き取る直前に該ウェブの予備帯電を除電するための除電装置が設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のウェブ用スリッター装置。
JP2006018475A 2006-01-27 2006-01-27 切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置 Expired - Fee Related JP4582418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006018475A JP4582418B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006018475A JP4582418B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007197167A true JP2007197167A (ja) 2007-08-09
JP4582418B2 JP4582418B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=38452149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006018475A Expired - Fee Related JP4582418B2 (ja) 2006-01-27 2006-01-27 切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4582418B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180058A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Goglio Spa フレキシブルヒートシールラミネートの末端を突き合わせ接合する方法および装置、並びに得られるラミネート
JP2011184166A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Fujifilm Corp フィルム搬送装置及び方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09202496A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Toray Ind Inc 重合体フィルムの帯電処理方法と装置および巻取方法ならびにそれから得られる重合体フィルム
JP2002133651A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Sony Corp ガイドロール装置及びガイドロール装置への給電方法、並びにフィルムの除電方法
JP2003051422A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 巻回型フィルムコンデンサの製造方法およびその製造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09202496A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Toray Ind Inc 重合体フィルムの帯電処理方法と装置および巻取方法ならびにそれから得られる重合体フィルム
JP2002133651A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Sony Corp ガイドロール装置及びガイドロール装置への給電方法、並びにフィルムの除電方法
JP2003051422A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 巻回型フィルムコンデンサの製造方法およびその製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180058A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Goglio Spa フレキシブルヒートシールラミネートの末端を突き合わせ接合する方法および装置、並びに得られるラミネート
JP2011184166A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Fujifilm Corp フィルム搬送装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4582418B2 (ja) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10084179B2 (en) Powder coating apparatus and method for manufacturing electrode for lithium ion battery using the same
EP1958766B1 (en) Adhesive-free aramid-polyester laminate, method of manufacturing the same and apparatus for manufacturing the same
US10322961B2 (en) Electrostatically pinned glass roll, methods and apparatus for making
JP2006281572A (ja) 剥離フィルム
US9996788B2 (en) Method and apparatus for producing an electronic device
TW201210703A (en) Double side coating device
JP4582418B2 (ja) 切断ウェブの製造方法およびウェブ用スリッター装置
JP5995145B2 (ja) 樹脂フィルムの表面処理方法、樹脂フィルムの成膜方法ならびに金属化樹脂フィルム基板の製造方法
JP5481239B2 (ja) 薄膜付シートの製造装置及び薄膜付シートの製造方法、並びにこれらに用いられる円筒状ロール
JP6184766B2 (ja) 多孔質積層体、吸着緩衝材、及び吸着方法
JP2018126975A (ja) シートモールディングコンパウンドの製造方法及びシートモールディングコンパウンドの製造装置
JP2009094188A (ja) コンデンサ素子製造装置
JP2012200824A (ja) フィルムの裁断方法
US3858285A (en) Capacitor winding
JP2016108630A (ja) 静電吸着ロール
EP3008001A1 (en) Multilayered film roll with reduced defects
JP3630065B2 (ja) セラミックグリーンシートの製造方法及びセラミックグリーンシート製造装置
JP2017119613A (ja) ガラスリボン成膜装置及びガラスリボン成膜方法
JP5410817B2 (ja) フィルムの巻取方法
JP5162993B2 (ja) 帯電付与ロール、電気絶縁性シートのシートロール体、電気絶縁性シートの製造方法および電気絶縁性シートの帯電処理方法
JP2003033905A (ja) グリーンシート製造方法
JP2004269113A (ja) 搬送方法、搬送装置、塗布方法及び塗布物製造方法
WO2018198697A1 (ja) 貼合方法および貼合装置
JP6922164B2 (ja) 長尺樹脂フィルムの巻取方法及び巻取装置
JP2004200590A (ja) 金属化フィルムコンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081204

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20100226

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20100810

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100818

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees