JP2007195741A - 遠赤外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、微弱な放射線によって生成されるマイナスイオン及び遠赤外線を放射する利便性の高い遠赤外線照射装置を提供することを目的とする。
【解決手段】岩盤浴マットユニット10と、該岩盤浴マットユニット10の底面側に配した発熱体とで構成し、前記岩盤浴マットユニット10を、ラジウム粉末45またはブラックシリカ粉末44のうち少なくとも一方と、炭粉末43とを混入した岩盤浴クッション芯材40で構成し、前記ラジウム粉末45を前記岩盤浴クッション芯材40に対して5〜18重量%、前記ブラックシリカ粉末44を前記岩盤浴クッション芯材40に対して1〜10重量%、及び前記炭粉末43を前記岩盤浴クッション芯材40に対して5〜20重量%混入して構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば微弱な放射線によって生成されるマイナスイオン及び遠赤外線を放射する遠赤外線照射装置に関する。
秋田県の玉川温泉を発祥とする岩盤浴が注目される昨今、家庭で岩盤浴を行いたいという希望が多く、家庭用の岩盤浴装置が提案されている(特許文献1参照)。なお、上記岩盤浴とは、ラジウムを含む岩盤からの地熱と、岩盤から発生するラドンガスを吸入する入浴方法であり、身体を活性化するホルミシス効果を得ることができる。詳述すると「ホルシミス効果」は、微量の放射線が照射されることによって、生命体の免疫力及び成長が向上することをいい、このホルシミス効果によって、温熱効果、新陳代謝、自然治癒力の向上、ストレス改善、活性酸素の除去を促進することができる。したがって、強直性脊椎炎、慢性進行性多発関節炎や軟組織リュウマチ、関節炎等のリュウマチ系疾患、喘息、気管支炎、慢性気管支炎等の呼吸器系疾患、および乾癬(かんせん)、強皮症等の皮膚疾患に効果があるとされている。また、新陳代謝の活発化によって便秘等の排便障害を改善することができる。
上記岩盤浴装置は、長手方向の中央部で床部が半分割された折り畳み自在のベッド部と、半分割された前記床部の各々に配設された基部と、面状ヒータと、遠赤外線等の電磁波を放射する放射体岩盤とを有する入浴部と、前記入浴部の上部に着脱自在に配設され入浴者の身体を覆うカバー部とで構成し、面状ヒータの熱に加えて放射体岩盤からは遠赤外線が発生し、熱及び遠赤外線の両方によって入浴者を温めることができる。しかし、上記岩盤浴装置は、ベッド部の床部が長手方向の中央部で半分割されて折り畳み自在であるものの、大きく硬く重い放射体岩盤を用いるため、大きく嵩張り、一部屋の狭い日本の家庭においては、利用者の満足を得るものではなかった。
実用新案登録第3116558号公報
この発明は、微弱な放射線によって生成されるマイナスイオン及び遠赤外線を放射する利便性の高い遠赤外線照射装置を提供することを目的とする。
この発明は、マット部と、該マット部の底面側に配した発熱体とで構成し、前記マット部を、ラジウムまたはブラックシリカのうち少なくとも一方と、炭とを混入したクッション材で構成した遠赤外線照射装置であることを特徴とする。
前記マット部は、普通人が横たわることのできる平面サイズ、普通人が足を伸ばして座ることのできる平面サイズ、座った普通人が臀部を乗せることのできる平面サイズで形成したマット部であることを含む。
前記マット部の底面側に配した発熱体は、マット部と一体形成あるいは別体で形成した板状、あるいは箱状であり、それ自体が電気や化学反応により発熱するもの、あるいはそれ自体が発熱する発熱体や加熱された蓄熱機能を有する蓄熱体を収容するものであることを含む。
前記混入したクッション材とは、天然ゴム等の天然樹脂、あるいはポリエチレン、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ナイロン、ポリアセタール、フッ素樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリプタジエン、または塩酸ゴム等の少なくとも一種、またはそれらの複数からなる合成樹脂を主材とするクッション材であることを含む。
前記ラジウム、ブラックシリカ、あるいは炭は、それぞれ粉末状、あるいは粒子状で形成されていることを含む。
これにより、マット部を介して、発熱体からの熱でマット部上面に横たわった利用者を暖めることができる。また、クッション材中に、ラジウムまたはブラックシリカのうち少なくとも一方と、炭とを含有するため、ブラックシリカやラドン、及び炭が遠赤外線及びマイナスイオンを放射して、上記利用者に照射できる。したがって、効率的に利用者を暖めることができる。また、大きく重たい岩盤を用いないため、利用者は手軽に遠赤外線照射装置を利用でき、利用者の利便性が向上する。
この発明の態様として、前記マット部を、前記ラジウムを前記クッション材に対して5〜18重量%、前記ブラックシリカを前記クッション材に対して1〜10重量%、及び前記炭を前記クッション材に対して5〜20重量%混入して構成することができる。
これにより、十分に遠赤外線及びマイナスイオンを放射するとともに、クッション材の強度を確保できるため、耐久性のある遠赤外線照射装置を形成することができる。
また、この発明の態様として、前記マット部の少なくとも上面を、マットカバーで被覆し、該マットカバーを、ゲルマニウム入り繊維を織り込んだ布帛で形成することができる。
前記ゲルマニウム入り繊維とは、ナイロン繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル系繊維、ビニロン系繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ビニリデン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、またはポリウレタン繊維等の合成繊維にゲルマニウム粉末を練り込んで形成した繊維であることを含む。
これにより、クッション材中に含有するラジウムまたはブラックシリカのうち少なくとも一方と、炭とが放射する遠赤外線及びマイナスイオンをマットカバーを介して利用者に照射するため、マットカバーに含有するゲルマニウムによってマイナスイオンが増加されるとともに、保温作用を利用者に奏することができる。
また、この発明の態様として、直列配置したマット体を接続具で脱着可能に接続して、前記マット部を構成することができる。
これにより、所望の平面サイズのマット部を、収納や持ち運びやすい適宜のサイズのマット体を接続して構成することができるため、利用者の利便性が向上する。
また、この発明の態様として、前記マット部の上面に、人体の少なくとも一部を覆う覆部を備えることができる。
前記覆部は、複数の骨組みと該複数の骨組をカバーするシートとで構成されたテント形状、それ自体が形状を維持できるFRPや硬質ポリウレタンフォーム等の素材で形成したドーム形状、該ドーム形状を奥行方向に分割し、一方の端部と他方の端部とが重なるように構成し、一方をスライドさせることによって奥行長さを調整できるスライドドーム形状、あるいはマット部上面に横たわった普通人に密着して囲繞する掛け布団のような形状で形成された覆部であることを含む。
また、前記覆部は、横臥、仰臥、あるいはうつ伏せに横たわった普通人の首から足先までの上面側の全体、あるいは腰部や膝部等の一部を覆う覆部、足を伸ばして座った普通人の足部の全体、あるいは膝部等の一部を覆う覆部で形成することを含む。
これにより、マット部上面と覆部とに囲繞された利用者に、遠赤外線及びマイナスイオンおよび発熱体からの熱が外部に発散すること抑止して、より効率的に利用者に照射できるとともに、保温効果を向上することができる。
また、この発明の態様として、前記覆部の内面に、反射効率が向上する反射加工を施すことができる。
前記反射加工は、アルミ蒸着やメッキによるミラー加工等であることを含む。
これにより、遠赤外線及びマイナスイオンおよび発熱体からの熱が外部に発散すること抑止して、マット部上面と覆部とに囲繞された利用者に、さらに効率的に照射できるとともに、保温効果をさらに向上することができる。
また、この発明の態様として、前記クッション材を、ポリウレタンを主成分とし、互いに連通する多数の孔部を有する多孔質の軟質ポリウレタンフォームで構成することができる。
軟質ポリウレタンフォームとは、独立した多数の孔部を有し、硬く復元性のない硬質ポリウレタンフォームと比べて、柔らかく復元性のあるポリウレタンフォームであり、一般的に発泡倍率が約10〜60倍、見かけ密度が約16〜100kg/cm程度のものをいう。
これにより、遠赤外線及びマイナスイオンを放射するとともに、弾性、衝撃吸収性、復元性及び耐久性を有する軟質ポリウレタンフォームでマット部を形成することができ、利用者の満足度を向上させることができる。
また、この発明の態様として、前記ポリウレタンを、低反発性ポリウレタンで構成することができる。
前記低反発性ポリウレタンは、例えば、指で押して変形させた後、指を離すと、そのまま変形を維持し、一定時間をかけて復元するようなゆっくりとした復元性を有する軟質ポリウレタンフォームを成形するポリウレタンであることを含む。 これにより、普通の軟質ポリウレタンフォームより反発弾性率が非常に小さい低反発ポリウレタンフォームを形成することができる。
したがって、マット部上面に横たわった利用者の体圧が全体に分散されるため、局部的な圧迫が少なく、血流障害や床ずれの防止を図ることができ、遠赤外線及びマイナスイオンを照射される利用者の満足度をさらに向上させることができる。
また、この発明の態様として、前記マット部に、上下に貫通する貫通孔を備えることができる。
これにより、クッション材中に含有するラジウムまたはブラックシリカのうち少なくとも一方と、炭とが放射する遠赤外線及びマイナスイオンおよび発熱体からの熱をより効率的に利用者に照射できる。
この発明によれば、微弱な放射線によって生成されるマイナスイオン、及び遠赤外線を放射する利便性の高い遠赤外線照射装置を得ることができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
岩盤浴サウナ1の使用状態の斜視図を示す図1と、岩盤浴サウナ1の右側面図を示す図2と、岩盤浴サウナ1の平面図を示す図3、岩盤浴マットユニット10の底面図を示す図4、岩盤浴サウナ1の幅方向中央付近の縦断面図を示す図5、岩盤浴サウナ1奥行方向中央付近の横断面図を示す図6とともに、岩盤浴サウナ1について説明する。
岩盤浴サウナ1は、普通人である利用者100が横たわることのできる平面寸法を有する岩盤浴マットユニット10と、岩盤浴マットユニット10の底面側に配した板状のヒータ板20と、岩盤浴マットユニット10の上面10aに載置した蒲鉾型のドーム部30とで構成している。
ヒータ板20は、適宜の肉厚と、岩盤浴マットユニット10の平面寸法よりひとまわり小さな平面寸法とを有する板状で形成され、外周にビニールコーティング21(図5参照)を施している。ヒータ板20は、内部略全体に図示しないヒータ線と、ヒータ線からの発熱量を制御する制御部(図示省略)と、前記ヒータ線に接続して電力を供給する電源コード(図示省略)とを備え、該電源コードから電力を供給された前記ヒータ線が、前記制御部に制御された発熱量を発熱する構成である。なお、本実施例においては、幅約60cm×奥行長さ約160cmの一枚の板状でヒータ板20を形成しているが、例えば、後述する岩盤浴マット体11と略同一の平面サイズで構成し、それぞれを電気的に接続して構成してもよい。
ドーム部30は、蒲鉾形状の骨組みを形成する骨組み31(31a,31b)と、骨組み31の外側を囲繞するドームシート32とで、岩盤浴マットユニット10と略同一の幅と、岩盤浴マットユニット10の略3/4の奥行長さで、半円柱形状を横たえた中空の蒲鉾形状で形成している。
各骨組み31は、弾性変形可能な5本の半円形状のアーチ部31aと、奥行方向に適宜の間隔を隔てて配置する該アーチ部31aの隣り合うそれぞれを、連結する奥行方向の連結骨組31bで構成している。連結骨組31bは各アーチ部31aの円周部分の複数箇所に配され、上記アーチ部31a間を伸縮可能に連結している。
ドームシート32は、平面視矩形のシート主部32aの両幅方向辺と、半円形状の褄部シート32b,32cの円弧辺とを縫合して中空の蒲鉾形状を形成している。シート主部32aと骨組み31とは複数個所で固定している。また、利用者100の頭側の褄部シート32cは、2枚の略扇形の厚布を左右対称に配置し、幅方向中心付近で略鉛直方向に一部を重ね合わせ、いわゆる暖簾状に構成している。利用者100は、2枚の褄部シート32c,32cの重ね合わせた部分を開くようにしてクビ部100aの通過をさせることでクビ部100aに褄部シート32c,32cを略密着するように構成している。
また、図6中のa部拡大図に示すように、ドームシート32(32a,32b,32c)は、屈曲可能なナイロンやポリエステル等のテント生地で構成されたシート基層35と、シート基層35の内周面側に蒸着させたアルミ層36の2層構造で構成している。
岩盤浴マットユニット10は、奥行方向に直列配置した3つの岩盤浴マット体11を、図4に示すように底面側に備えた面ファスナ12で接続して、利用者100が横たわることのできる平面寸法に構成している。詳述すると、面ファスナ12は、底面視四角形の鉤状側面ファスナ12aと、岩盤浴マット体11側底面の対向箇所に備えたループ状側面ファスナ12bとで構成し、底面視四角形の鉤状側面ファスナ12aとループ状側面ファスナ12bとで接着させて各岩盤浴マット体11を接続している。
なお、本実施例において岩盤浴マット体11は、幅約90cm×奥行長さ約65cm×肉厚約4cmで形成することで、幅約90cm×奥行長さ約195cm×肉厚約4cmの岩盤浴マットユニット10を形成しているがこれに限定されず、例えば幅約75cm×奥行長さ約200cm等の適宜の平面寸法で構成してもよく、また、上記肉厚は約3〜7cm程度の範囲で形成すればよい。該範囲内に岩盤浴マットユニット10の肉厚を形成すれば、適度のクッション性を確保できるため、岩盤浴マットユニット10の上面10aに横たわった利用者100の満足度を向上させることができる。
なお、岩盤浴マット体11は、適宜の寸法を有する直方体形状の岩盤浴クッション芯材40と、岩盤浴クッション芯材40の外周を囲繞するクッションカバー13とで構成している。
クッションカバー13は、天然ゲルマニウム鉱石粉末とジルコニウム鉱石粉末とをセルロース系の再生繊維であるレーヨンに練り込んだ機能性繊維(図示省略)による布帛で構成している。
岩盤浴クッション芯材40は、岩盤浴クッション芯材40の平面図である図7に示すように、上下方向に岩盤浴マット体11を貫通する適宜の径を有する貫通孔41を、適宜の間隔を隔てて複数個を備えている。なお、本実施例においては、直径約18mmの貫通孔41を、約40mm間隔に格子状に配置しているが、貫通孔41の直径を約8〜25mm程度の形成し、約25〜80mm間隔で形成してもよい。この範囲で貫通孔41を配置すれば、クッション材としての強度を損なうことなく、岩盤浴マット体11の上下の通気を適度に促すことができる。また、貫通孔41の配置形状は本実施例の格子形状に限定されず、図9に示すように千鳥配置にしてもよい。
また、岩盤浴クッション芯材40は、岩盤浴マットユニット10の拡大断面図である図8に示すように、主材を低反発性ポリウレタン40aで構成し、低反発性ポリウレタン40aを成形時に発泡させて、それぞれが連通する孔部40bを備えた低反発性軟質ポリウレタンフォームで形成している。通常のポリウレタンは、ポリオールとポリイソシアネートを主成分として構成するが、このうちポリオールの構造を変更させて、粘弾性的に変性させたものが低反発性ポリウレタンである。これによって成形されたポリウレタンフォームはゆっくりとした復元性を備えている。
さらに、岩盤浴クッション芯材40は、成形前の低反発性ポリウレタン40aに粉末状の炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45を混入して成形した低反発性軟質ポリウレタンフォームである。したがって、図8のa部の拡大図に示すように、岩盤浴クッション芯材40内には、炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45が略全範囲にわたって点在している。
なお、図8の拡大図中において、炭粉末43を四角形状で示し、ブラックシリカ粉末44を丸で示し、ラジウム粉末45を三角形に示しているが、岩盤浴クッション芯材40内に炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45の3種類を含有することを理解しやすくするために示したものであり、それぞれの形状や大きさを示すものではなく、本実施例においては、それぞれが目視できない程度の粒径の粉体で形成している。
これらを詳述すると、炭粉末43は、木炭を粉砕した粉末体である。木炭は平均約12オングストロームの大きさの穴が網の目状に形成されており、その穴によって化学物質や臭い等を吸着するとともに、マイナスイオンを生成し、遠赤外線を放射することができる。
なお、マイナスイオンは身体にもともと備わった生体防衛機能と自然治癒力とを活発にして免疫力及び内分泌ホルモンを向上させるとともに、プラスイオンによって酸化された身体を還元させることで新陳代謝を活発にすることができる。また、マイナスイオンは、体内のプラスイオンが血液中に侵入して起こるデコボコ状や団子状に連なった正常でない赤血球と結合し、正常な丸状に改善することができ、健康な血液を形成することができる。
また、遠赤外線は目視できない長波長の光線であり、物質の中心側の深部を温めることができる。したがって、遠赤外線を照射することによって、身体を芯から暖めて新陳代謝を活発にさせることができるとともに、発汗を促し、体内の毒素を体外に排出させることができる。
また、ブラックシリカ粉末44は天然鉱石であるブラックシリカ(学名:黒鉛珪石)を粉砕した粉末体であり、天然ミネラルをふんだんに含み、微量の遠赤外線や放射線(α線、β線、γ線)を安定して放射することができる。したがって、ブラックシリカ粉末44は消臭、防菌、防カビ、防湿効果を有するとともに、人体に対し、血流の促進、発汗作用、痛みの緩和作用、暖め作用及び安眠作用を与えることができる。
ラジウム粉末45は、オーストリアのザルツブルク市にあるガシュタイナー・ハイルシュトーレンの坑道内で採掘されるハイルシュトーレン鉱石を粉砕した粉末体である。
ハイルシュトーレン鉱石(別名:バードガシュタイン鉱石)は、一般的な鉱石よりラジウムの含有率の高いラジウム鉱石であり、含有するラジウムがα線を放射しながら崩壊し、放射能を有するガス状のラドンを多く発生する。このラドンを呼吸によって体内に取込むことで抗酸化酸素SODと抗酸化酸素GPXとの分泌を促し、体内の活性酸素を除去あるいは削除することができる。
なお、本実施例において、ハイルシュトーレン鉱石を用いているが、これに限定されず、例えば、北投石や、北海道の南部で採掘される二股温泉ラジウム鉱石等の天然ラジウム鉱石、あるいは人工のラジウム鉱石を用いてもよい。
炭粉末43は、岩盤浴クッション芯材40に対して約5〜20重量%を含有するが、約10重量%の含有量がより好ましい。また、ブラックシリカ粉末44は、岩盤浴クッション芯材40に対して約1〜10重量%を含有するが、約2重量%の含有量がより好ましい。さらに、ラジウム粉末45は、岩盤浴クッション芯材40に対して約5〜18重量%を含有するが、約8重量%の含有量がより好ましい。
それぞれの含有量が上記下限値を下回る場合は、遠赤外線やラドンガス等を十分に放射できず、上記岩盤浴効果を得ることができず、上記上限値を上回る場合は岩盤浴クッション芯材40の十分な強度を確保できず、強度低下する惧れがある。
利用者100は、上記構成による岩盤浴マットユニット10の上面10aの略中央に横たわり、略密閉するようにドーム部30で首から足先までを覆い、図示しない制御部でヒータ板20を制御して発熱させて岩盤浴サウナ1を利用する。このとき、利用者100は、ドーム部30内部が40〜50℃程度となるように操作部(図示省略)を操作すればよい。また、まず10分程度の入浴と(加熱された岩盤浴サウナ1のドーム部30内部で横たわること)、岩盤浴サウナ1から出て水分補給しながらの5分程度休憩とを繰り返せばよい。
これによって、岩盤浴クッション芯材40に含有されたブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45から放射される微量の放射線によって生じる上記ホルシミス効果による上記温熱効果、新陳代謝、自然治癒力の向上、ストレス改善、活性酸素の除去等の効果を、炭粉末43によって生成されるマイナスイオン及び遠赤外線によってさらに促進することができる。したがって、強直性脊椎炎、慢性進行性多発関節炎や軟組織リュウマチ、関節炎等のリュウマチ系疾患、喘息、気管支炎、慢性気管支炎等の呼吸器系疾患、および乾癬(かんせん)、強皮症等の皮膚疾患を効率よく改善することができ、利用者の満足度を向上させることができる。
なお、岩盤浴クッション芯材40に含有される炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45の相乗効果によって、さらに促進されたホルシミス効果を、秋田県の玉川温泉を発祥とする岩盤浴にちなんで、以下において、「岩盤浴効果」という。
また、岩盤浴マットユニット10は炭粉末43によって化学物質や臭い等を吸着するとともに、ブラックシリカ粉末44による消臭、防菌、防カビ、防湿効果、人体に対する血流の促進、発汗作用、痛みの緩和作用、暖め作用及び安眠作用を与えることができる。
なお、多量の発汗によって、体内中の余分な塩分も体外へ排出できるため、塩分過多の利用者100の満足度を向上させることができる。
また、岩盤浴クッション芯材40を、互いに連通する孔部40bを有する低反発性軟質ウレタンフォームで形成したことにより、図8のa部の拡大図の矢印aに示すように、岩盤浴効果を奏するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンがヒータ板20から上昇する熱気と共に孔部40bを通過し、クッションカバー13を介して利用者100に作用するため、より効率のよい岩盤浴効果を与えることができる。
また、岩盤浴クッション芯材40に上下方向に貫通する貫通孔41を備えたことにより、矢印bに示すように、孔部40bを通過するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンを貫通孔41で集約して、ヒータ板20からの上昇する熱気とともに利用者100に作用することができるため、さらに効率のよい岩盤浴効果を与えることができる。
なお、低反発性ポリウレタン40aに対する孔部40bを大きく形成して占有率を向上させることによってヒータ板20から上昇する熱気と共に孔部40bを通過するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンの通過量が増加するため、貫通孔41を設けずとも、貫通孔41を設けた場合と同様の効果を与えることができる。
また、成形前の低反発性ポリウレタン40aに粉末状の炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45を混入して、軟質ポリウレタンフォームを成形しているため、使用によって岩盤浴マット体11が汚れ、岩盤浴マット体11を洗濯した場合であっても、炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45が岩盤浴クッション芯材40から剥離することがなく、清潔な岩盤浴マット体11によって半恒久的に岩盤浴効果を与えることができる。
また、岩盤浴マット体11を上記寸法に形成し、岩盤浴クッション芯材40を変形可能な低反発性軟質ウレタンフォームで形成したことにより、岩盤浴マット体11を折り曲げて一般的な家庭用の洗濯機に投入でき、該洗濯機で洗濯可能であるため、利用者100の利便性を向上させることができる。
さらに、岩盤浴クッション芯材40をクッションカバー13でカバーしたことによって、岩盤浴クッション芯材40から放出され、岩盤浴効果を奏するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンがクッションカバー13を介して身体に作用するため、クッションカバー13のゲルマニウム鉱石粉末及びジルコニウム鉱石粉末によるマイナスイオン放射及び保温作用によって、上記岩盤浴効果を高めることができる。
また、ドームシート32を屈曲可能なテント生地で構成し、各アーチ部31a間を伸縮自在な連結骨組31bで連結したことによって、ドーム部30の奥行長さを調整できるため、普通人に比べて身長の低い子供が利用する場合であっても、子供の身長に合わせてドーム部30の奥行長さを調整できるため、利用者の満足度を向上させることができる。
また、利用者100の頭側となる褄部シート32cを、左右対称に配置した2枚の略扇形の厚布で構成し、幅方向中心付近で略鉛直方向に一部を重ね合わせ、いわゆる暖簾状に構成したことによって、クビ部100aと略密着でき、ドーム部30内部の保温効果を向上することができる。したがって、利用者に与える上記岩盤浴効果を向上させるとともに、上記岩盤浴効果を得るための消費エネルギを低減できるため、利用者の満足度を向上することができる。
また、図6のa部の拡大図に示すように、ドームシート32(32a,32b,32c)を、テント生地で構成されたシート基層35と、シート基層35の内周面側に蒸着させたアルミ層36の2層構造で構成したことによって、岩盤浴マットユニット10の上面10aから放出される上記ラドンガス、遠赤外線、マイナスイオン等がアルミ層36に反射され、ドーム部30外部へ放出されることを抑止できるため、上記岩盤浴効果をさらに高めることができる。
なお、岩盤浴クッション芯材40を、図10及び図11に示すような、平面視各貫通孔53の間に、略四角錘台のブロック部52を備える岩盤浴クッション芯材50を用いてもよい。この場合、岩盤浴クッション芯材50は、基部51の上面にブロック部52を備え、基部51部の底面からブロック部52の頂点までの厚みを上記岩盤浴マット体11の肉厚の範囲に設定すればよい。また、貫通孔53は基部51を上下方向に貫通する構成とすればよい。さらに、ブロック部52の頂点部分に平面視略正方形のドーム型部52aを備え、ドーム型部52aと基部51部分を、ブロック部52本体部分の反発弾性率より少し大きな反発弾性率を有する低反発ポリウレタンフォームを形成している。
これにより、岩盤浴マットユニット10の上面10aと、仰臥した利用者100の背中部分に熱気が停滞せず、ヒータ板20からの熱をドーム部30内部で循環することを促し、利用者100の満足度を高めることができる。
また、ドーム型部52aと基部51部分を、ブロック部52本体部分の反発弾性率より少し大きな反発弾性率を有する低反発ポリウレタンフォームを形成したことによって、岩盤浴マットユニット10の上面10aに横たわった利用者100の体重を最適な弾性力で支持できるため、利用者100の満足度を、さらに高めることができる。
また、本実施例のように3つの岩盤浴マット体11を奥行方向に直列配置した岩盤浴マットユニット10に限定されず、図12に示すように、奥行方向に直列配置した2つの岩盤浴マット体11で構成してもよい。また、各岩盤浴マット体11を接続する面ファスナ12(12a,12b)も、岩盤浴マット体11の底面に備えず、各岩盤浴マット体11の対向する対向側面11aに備えてもよい。
詳述すると、岩盤浴マット体11の対向側面11aの正面視左右対称な位置に所定間隔を隔てて鉤状側面ファスナ12aとループ状側面ファスナ12bとを対向側面11aの表面に縫着する。図示省略するが、他方の岩盤浴マット体11の対向側面11aの該鉤状側面ファスナ12a及びループ状側面ファスナ12bに対向する位置には、上記鉤状側面ファスナ12a及びループ状側面ファスナ12bと一対となるように、ループ状側面ファスナ12b及び鉤状側面ファスナ12aを縫着している。
したがって、岩盤浴マット体11を奥行方向に直列配置するだけで、岩盤浴マット体11同士を面ファスナ12で接続できるため、接続のための手間を要さず、利用者の利便性を高めることができる。また、一方の岩盤浴マット体11の対向側面11aの鉤状側面ファスナ12a及びループ状側面ファスナ12bとを備え、他方の岩盤浴マット体11の対向側面11aには、一方の岩盤浴マット体11の鉤状側面ファスナ12a及びループ状側面ファスナ12bに対応するように、ループ状側面ファスナ12b及び鉤状側面ファスナ12aを備えたことによって、それぞれの岩盤浴マット体11の上下面が同方向である場合のみ接続でき、岩盤浴マット体11の上下面が異方向な状態で使用することを防止でき、利用者の満足度を向上させることができる。
また、図13及び図14に示すように、ドーム部を奥行方向に2分割された蒲鉾形状のスライドドーム部30′で構成してもよい。
スライドドーム部30′は、前方ドーム31′と後方ドーム32′とで構成している。前方ドーム31′及び後方ドーム32′は、断熱性能及び形状維持能を確保できる適宜の厚みの硬質ポリウレタンフォームで、それぞれの岩盤浴マット体11の奥行長さの1.3倍程度の長さの中空の蒲鉾形状に形成している。硬質ポリウレタンフォームは、独立した多数の孔部を有し、上記軟質ポリウレタンフォームより硬いが、断熱性の高いポリウレタンフォームである。
なお、前方ドーム31′は、利用者100の頭側となる側面に2枚の略扇形の厚布を左右対称に配置し、幅方向中心付近で略鉛直方向に一部を重ね合わせ、いわゆる暖簾状に構成した褄部シート31′aを備えている。
後方ドーム32′は、半円状の褄部32′aを奥側端部に備えるとともに、前方ドーム31′の外周面よりわずかに径の大きな内周面を有している。
したがって、利用者100は、まず前方ドーム31′を設置し、前方ドーム31′の奥側端部を、後方ドーム32′の手前側端部で覆うようにして後方ドーム32′を設置することができ、スライドドーム部30′は奥行方向に重合部分30′aが形成される。前方ドーム31′または後方ドーム32′を奥行方向にスライドして、この重合部分30′aの重なり長さを調整することで、スライドドーム部30′の奥行長さが調整できる。よって、普通人に比べて身長の低い子供が利用する場合であっても、子供の身長に合わせてスライドドーム部30′の奥行長さを調整できるため、利用者の満足度を向上させることができる。
また、スライドドーム部30′を硬質ポリウレタンフォームで形成したことによって、スライドドーム部30′内外での断熱性を向上できるため、上記岩盤浴効果を利用者100に対して有効に作用させることができる。また、熱量損失を減少させることができるため、上記岩盤浴効果を作用するためのエネルギの消費量を低減すことができ、利用者100の満足度を向上させることができる。
なお、図示省略するが、前方ドーム31′及び後方ドーム32′の内周面に、アルミ層を蒸着させてもよく、この場合、岩盤浴マットユニット10の上面10aから放出される上記ラドンガス、遠赤外線、マイナスイオン等がアルミ層に反射され、スライドドーム部30′外部へ放出されることを抑止できるため、上記岩盤浴効果をさらに高めることができる。
また、前方ドーム31′の頭側の側面に2枚の略扇形の厚布を左右対称に幅方向中心付近で一部を重ね合わせ、いわゆる暖簾状に配置した褄部シート31′aを具備したことによって、クビ部100aと略密着でき、スライドドーム部30′内部の保温効果を向上することができる。したがって、利用者に与える上記岩盤浴効果を向上させるとともに、上記岩盤浴効果を得るための消費エネルギを低減できるため、利用者の満足度を向上することができる。
岩盤浴サウナ1′の使用状況を説明する図15と、幅方向中央付近の縦断面図を示す図16とともに、第2の実施例の岩盤浴サウナ1′について説明する。
岩盤浴サウナ1′は、FRPドーム部70と、岩盤浴マットユニット10と、第2クッション部80と、ヒータ板20と、マット枠部90とを上からこの順で配して構成している。
岩盤浴マットユニット10及びヒータ板20は、実施例で用いた岩盤浴マットユニット10及びヒータ板20と同じものを用いている。
FRPドーム部70は、手前側端部に利用者のクビ部100aの通過を許容するクビ部孔71aを中央下部に備えた半円状の褄部71と、奥側端部に半円状の褄部72とを備えた中空の蒲鉾形状であり、いわゆるFRP製である。
マット枠部90は、所定の間隔を隔てて対向させた2本の幅方向側板92と、2本の奥行方向側板93とをそれぞれ端部で接続した長方形枠の底面に底板91を固定して形成した上面開放の直方体であり、岩盤浴マットユニット10の平面形状よりわずかに大きな平面視長方形である。なお、本実施例においては底板91、幅方向側板92、および奥行方向側板93は木製部材で形成しているが、熱可塑性樹脂材やステンレス等の金属で形成してもよい。また、上記FRPドーム部70の褄部72の下端と、奥側の幅方向側板92の上面とはヒンジ75によって枢動可能に枢着している。
第2クッション部80は、岩盤浴マット体11と略同一の幅を有する帯状の所定の厚みを有する軟質ポリウレタンフォームを、岩盤浴マットユニット10の肉厚と略同一の波高の側面視波上に連続して湾曲させ、湾曲させた軟質ポリウレタンフォームの湾曲内側で対向する面同士を密着するように奥行方向に縮めて岩盤浴マットユニット10と略同一の奥行長さに固定したクッション材であり、岩盤浴マットユニット10と略同一の平面形状を形成している。
岩盤浴サウナ1′は、幅方向側板92と奥行方向側板93とで構成する四角形枠の平面視内側の底板91上面に、ヒータ板20と、第2クッション部80と、岩盤浴マットユニット10、およびFRPドーム部70とを下からこの順で配して構成している。なお、底板91上面でヒータ板20と、第2クッション部80と、岩盤浴マットユニット10と配置した状態において、幅方向側板92及び奥行方向側板93のそれぞれの上面が岩盤浴マットユニット10の肉厚の半分以上の位置となるように幅方向側板92及び奥行方向側板93の高さを形成している。
利用者100は、FRPドーム部70を岩盤浴サウナ1′の縦断方向の面内で、ヒンジ75を枢動中心とする矢印A方向に枢動させて開放し、岩盤浴マットユニット10上面に横たわり、FRPドーム部70を矢印A方向と逆方向にFRPドーム部70を枢動させて、利用者100のクビ部100aから足先までを岩盤浴マットユニット10上面とFRPドーム部70とで囲繞するようにして岩盤浴サウナ1′を利用する。
岩盤浴サウナ1′を、上述した構成とすることで、ヒータ板20で発せられた熱気が、第2クッション部80を貫通して、岩盤浴マットユニット10底面側から岩盤浴マットユニット10に作用し、該熱気が岩盤浴マットユニット10を貫通して利用者100に作用する。したがって、ヒータ板20で発せられた熱気が第2クッション部80で平面視方向全体に分散するため、岩盤浴マットユニット10底面全体に均等に該熱気が作用するため、岩盤浴マットユニット10全体から、岩盤浴効果を均等に照射することができ、利用者100の満足度を向上させることができる。
また、ヒータ板20をマット枠部90内側に配して作動させているため、ヒータ板20で発せされる熱気が岩盤浴マットユニット10の平面方向外側に逸散することを低減し、より効果的にヒータ板20で発せられる熱気を岩盤浴マットユニット10底面に作用することができ、岩盤浴効果を得るための消費エネルギを低減することができる。
また、幅方向側板92及び奥行方向側板93のそれぞれの上面が岩盤浴マットユニット10の肉厚の半分以上の位置となるように幅方向側板92及び奥行方向側板93の高さを形成しているため、上下方向に積み重ねたヒータ板20、第2クッション部80、ならびに岩盤浴マットユニット10が平面方向にずれることを防止しているため、利用者100は、安定して岩盤浴マットユニット10上面に横たわることができ、岩盤浴サウナ1′を利用する利用者100に岩盤浴サウナ1′の利用に対する安心感を与えることができる。
また、FRPドーム部70をマット枠部90に対してヒンジ75で枢動可能に枢着しているため、利用者100は自身の身体が岩盤浴マットユニット10上面とFRPドーム部70内面とに囲繞されるように、容易にFRPドーム部70が設置できる。したがって、利用者100の利便性を高めることができる。
なお、奥行方向中央付近の横断面図の図17が示すように、FRPドーム部70とマット枠部90とを、奥行方向側板93の上面とFRPドーム部70の奥行方向下端辺とを枢動可能にヒンジ75で枢着してもよい。これにより、利用者100のFRPドーム部70のセットが容易になり、利用者100の満足度を向上させることができる。
また、図17中のa部拡大図に示すように、FRPドーム部70の内周面に、アルミ層76を蒸着させてもよく、この場合、岩盤浴マットユニット10の上面10aから放出される上記ラドンガス、遠赤外線、マイナスイオン等がアルミ層76に反射され、FRPドーム部70外部へ放出されることを抑止できるため、上記岩盤浴効果をさらに高めることができる。
岩盤浴サウナ1″の岩盤浴マットユニット10″の斜視図を示す図18と、岩盤浴サウナ1″の使用状況を説明する説明図を示す図19とともに、第2の実施例の岩盤浴サウナ1″について説明する。
岩盤浴マットユニット10″は、適宜の厚みを有する平面視略正方形のマットクッション材40″と、配置した2つの該マットクッション材40″を囲繞するクッションカバー13″とで構成し、上面に普通人が横たわることのできる平面視縦長の略長方形のマットである。
クッションカバー13″は、長辺側面の縦方向中央付近に、長辺方向で開閉自在なファスナ(図示省略)を備え、クッションカバー13″内部にマットクッション材40″を出し入れ可能に構成している。また、クッションカバー13″は天然ゲルマニウム鉱石粉末とジルコニウム鉱石粉末とをセルロース系の再生繊維であるレーヨンに練り込んだ機能性繊維(図示省略)による布帛で構成している。
マットクッション材40″は、実施例1の岩盤浴クッション芯材40と同質の素材で上面と下面とを貫通する適宜の径を有する貫通孔41″を適宜の間隔を隔てて複数備えている。
上記構成である岩盤浴マットユニット10″を、図19に示すように、実施例1で用いたものと同様のヒータ板20の上に、岩盤浴マットユニット10″を敷設し、岩盤浴マットユニット10″の上に寝転がり、上から掛け布団60を掛けて利用する。
上記構成により、実施例1のドーム部30を用いずとも、一般的に販売されている掛け布団60を用いることで、岩盤浴サウナ1″は、マットクッション材40″に含有する炭粉末43によって化学物質や臭い等を吸着するとともに、利用者100に上記岩盤浴効果を与えることができ、ブラックシリカ粉末44による消臭、防菌、防カビ、防湿効果、人体に対する血流の促進、発汗作用、痛みの緩和作用、暖め作用及び安眠作用を与えることができ、利用者100の満足度を向上させることができる。
また、マットクッション材40″を、実施例1で用いたものと同様の低反発性ウレタンフォームで形成したことにより、図8のa部の拡大図の矢印aに示すように、岩盤浴効果を奏するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンが孔部40bを通過するため、クッションカバー13″を介して横たわった身体に作用し、より効率のよい岩盤浴効果を与えることができる。
また、マットクッション材40″に、複数の貫通する貫通孔41″を備えたことにより、矢印bに示すように、孔部40bを通過するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンを貫通孔41″で集約し、ヒータ板20からの熱気と共に上昇して、身体に作用することができるため、さらに効率のよい岩盤浴効果を与えることができる。
なお、低反発性ポリウレタン40aに対する孔部40bを大きく形成して占有率を向上させることによってヒータ板20から上昇する熱気と共に孔部40bを通過するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンの通過量が増加するため、貫通孔41を設けずとも、貫通孔41を設けた場合と同様の効果を与えることができる。
さらに、マットクッション材40″をクッションカバー13″でカバーしたことによって、岩盤浴効果を奏するラドンガス、遠赤外線、ならびにマイナスイオンがクッションカバー13″を介して身体に作用するため、クッションカバー13″のゲルマニウム鉱石粉末及びジルコニウム鉱石粉末によるマイナスイオン放射及び保温作用によって、上記岩盤浴効果を高めることができる。
なお、成形前の低反発性ポリウレタン40aに粉末状の炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45を混入して、低反発性ポリウレタンフォームを成形しているため、使用によってマットクッション材40″が汚れ、マットクッション材40″を洗濯した場合であっても、炭粉末43、ブラックシリカ粉末44及びラジウム粉末45がマットクッション材40″から剥離することがなく、清潔なマットクッション材40″によって半恒久的に岩盤浴効果を与えることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の主材は、マット部は、岩盤浴マットユニット10,10″に対応し、
以下同様に、
発熱体は、ヒータ板20に対応し、
ラジウムは、ラジウム粉末45に対応し、
ブラックシリカは、ブラックシリカ粉末44に対応し、
炭は、炭粉末43に対応し、
クッション材は、岩盤浴クッション芯材40,40″,50に対応し、
遠赤外線照射装置は、岩盤浴サウナ1,1′,1″に対応し、
マットカバーは、クッションカバー13,13″に対応し、
マット体は、岩盤浴マット体11に対応し、
接続具は、面ファスナ12に対応し、
覆部は、ドーム部30、スライドドーム部30′、FRPドーム部70又は掛け布団60に対応し、
反射加工は、アルミ層36に対応し、
低反発性ポリウレタンは、低反発性ポリウレタン40aに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
岩盤浴サウナの使用状態の斜視図。 岩盤浴サウナの右側面図。 岩盤浴サウナの平面図。 岩盤浴マットユニットの底面図。 岩盤浴サウナの幅方向中央付近の縦断面図。 岩盤浴サウナの奥行方向中央付近の横断面図。 岩盤浴クッション芯材の平面図。 岩盤浴マットユニットの拡大断面図。 別の実施例の岩盤浴クッション芯材の平面図。 別の実施例の岩盤浴クッション芯材の平面図。 別の実施例の岩盤浴クッション芯材の側面図。 別の実施例の岩盤浴マットユニットの斜視図。 別の実施例の岩盤浴サウナの使用状況を説明する説明図。 別の実施例の岩盤浴サウナの幅方向中央付近の縦断面図。 第2の実施例の岩盤浴サウナの使用状況を説明する説明図。 第2の実施例の岩盤浴サウナの幅方向中央付近の縦断面図。 第2の実施例の岩盤浴サウナの奥行方向中央付近の横断面図。 第3の実施例の岩盤浴サウナの岩盤浴マットユニットの斜視図。 第3の実施例の岩盤浴サウナの使用状況を説明する説明図。
符号の説明
1,1′,1″…岩盤浴サウナ
10,10″…岩盤浴マットユニット
11…岩盤浴マット体
12…面ファスナ
13,13″…クッションカバー
20…ヒータ板
30…ドーム部
30′…スライドドーム部
36…アルミ層
40,40″…岩盤浴クッション芯材
40a…低反発性ポリウレタン
40b…孔部
41,41″…貫通孔
43…炭粉末
44…ブラックシリカ粉末
45…ラジウム粉末
50…岩盤浴クッション芯材
53…貫通孔
60…掛け布団
70…FRPドーム部

Claims (9)

  1. マット部と、該マット部の底面側に配した発熱体とで構成し、
    前記マット部を、
    ラジウムまたはブラックシリカのうち少なくとも一方と、炭とを混入したクッション材で構成した
    遠赤外線照射装置。
  2. 前記マット部を、
    前記ラジウムを前記クッション材に対して5〜18重量%、前記ブラックシリカを前記クッション材に対して1〜10重量%、及び前記炭を前記クッション材に対して5〜20重量%混入して構成した
    請求項1に記載の遠赤外線照射装置。
  3. 前記マット部の少なくとも上面を、マットカバーで被覆し、
    該マットカバーを、ゲルマニウム入り繊維を織り込んだ布帛で形成した
    請求項1または2に記載の遠赤外線照射装置。
  4. 直列配置したマット体を接続具で脱着可能に接続して、前記マット部を構成した
    請求項1から3のうちいずれかに記載の遠赤外線照射装置。
  5. 前記マット部の上面に、人体の少なくとも一部を覆う覆部を備えた
    請求項1から4のうちいずれかに記載の遠赤外線照射装置。
  6. 前記覆部の内面に、反射効率が向上する反射加工を施した
    請求項5に記載の遠赤外線照射装置。
  7. 前記クッション材を、
    ポリウレタンを主成分とし、互いに連通する多数の孔部を有する多孔質の軟質ポリウレタンフォームで構成した
    請求項1から6のうちいずれかに記載の遠赤外線照射装置。
  8. 前記ポリウレタンを、低反発性ポリウレタンで構成した
    請求項7に記載の遠赤外線照射装置。
  9. 前記マット部に、
    上下に貫通する貫通孔を備えた
    請求項1から8のうちいずれかに記載の遠赤外線照射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011110221A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Tomohisa Nagano 岩盤浴に用いるペアマット、岩盤浴の方法、および岩盤浴施設
KR101934063B1 (ko) * 2018-01-29 2018-12-31 주식회사 팔룸매트리스공장 폴리우레탄 엘라스토머를 이용한 침대용 매트리스

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