JP2007195693A - 携帯型心電計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯型心電計測装置において、不整脈や虚血性心疾患などのイベント発生時の使い勝手を良くし、かつ複数種類の心電図の測定を可能とする。
【解決手段】身体の一部に周回して固定するためのバンド2a、及びバンド2aの周回時に外側となる面に設けられた略直方体の形状の装置本体2を備えた携帯自在な心電計測装置である。バンド2aは、周回したとき固定する面ファスナ2b,2c、及び、バンド2aの周回時に内側となる面に設けられて装置本体2の内部に納められた測定回路形に電気的に接続された第1の電極3を備える。装置本体2は、バンド2aとは反対側の面に設けた第2の電極4及び第3の電極6、これらの電極3,4,6を身体に接触させて測定した心起電力のデータに基づき心疾患の診断に利用可能な波形特徴パラメータを抽出する解析部、解析部によって抽出された波形特徴パラメータを表示する表示部7、及び、測定開始ボタン8を備える。
【選択図】図1
【解決手段】身体の一部に周回して固定するためのバンド2a、及びバンド2aの周回時に外側となる面に設けられた略直方体の形状の装置本体2を備えた携帯自在な心電計測装置である。バンド2aは、周回したとき固定する面ファスナ2b,2c、及び、バンド2aの周回時に内側となる面に設けられて装置本体2の内部に納められた測定回路形に電気的に接続された第1の電極3を備える。装置本体2は、バンド2aとは反対側の面に設けた第2の電極4及び第3の電極6、これらの電極3,4,6を身体に接触させて測定した心起電力のデータに基づき心疾患の診断に利用可能な波形特徴パラメータを抽出する解析部、解析部によって抽出された波形特徴パラメータを表示する表示部7、及び、測定開始ボタン8を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯型心電計測装置に関する。
従来、被験者の心臓の活動によって生じる心起電力の時間変化である心電波形を計測する心電計測装置には、12誘導型心電計とホルター心電計がある。前者の、12誘導型心電計は、医療機関において古くから使用されており、四肢に4つ、胸部に6つの合計10個の電極(四肢電極と胸部電極)を装着し、所定の12対の電極間の電位差を時間の関数、すなわち心電波形(心電図)として測定し記録する装置である。後者の、ホルター心電計は、電極を身体に装着したまま24時間連続で心電波形を計測できるようにしたものである。なお、心電図を測定し記録する方法は誘導法とも呼ばれる。さらに、得られた電圧波形データ、すなわち心電図そのものを誘導ということがあり、以下では、心電図が、電極対の選択の仕方などに基づく区別により何々誘導などと呼ばれることがある。
また、心電図は、通常、心臓から距離的に遠い部位(四肢など)や電気的に電位が小さく安定した部位に装着した電極(不関電極、遠隔電極)を基準として心起電力の影響を強く受けるような心臓の近くに装着した他の電極(関電極、近接電極)の電位を記録する単極誘導と、同程度に心起電力の影響を受ける部位に装着した電極間の電位差を記録する双極誘導とに分類される。
上述の12誘導型心電計によって得られる12の心電図には、四肢電極を用いた四肢誘導である、左右の手首間の電位を計測する第1誘導、右手と左足首の電位を計測する第2誘導、左手と左足首の電位を計測する第3誘導(これらは双極誘導)、左手と左足首を不関電極としたaVR誘導、右手と左足首を不関電極としたaVL誘導、右手と左手を不関電極としたaVF誘導(これらは単極誘導)があり、胸部電極を用いた胸部誘導である、関電極を配置する胸部の場所によって決められた6つのV1〜V6誘導(これらは単極誘導)がある。これらの計測方法は国際的にも取り決められて、医療分野で広く用いられているものである。
心電波形は、図11に示すように、心房放電状態を表すP波、心室放電状態を表すQRS波、心室充電状態を表すT波、及びU波がある。これらの波形から、波形の幅、基線に対する各波の高さ、心拍間隔であるR−R間隔などの波形特徴パラメータが抽出される。これらの波形特徴パラメータは、各種不整脈、虚血性心疾患などの診断に利用される。
ところで、上述の12誘導型心電計やホルター心電計などを用いて、被験者の安静時の限られた測定時間内に測定しても、計測されるべき不整脈が発生しない場合がある。そのため、本人の胸部の痛みが発生したときに、本人が心電図を計測することができる、いわゆるイベント型の心電計が近年注目されている。
そこで、図12に示すように、本体90の表面に第1電極91、第2電極92、及びGND電極93を備え、被験者が、第1電極91とGND電極93を右手で掴み、第2電極92を被験者の身体表面、例えば、胸部の所定の位置に当てることにより胸部誘導を計測するようにしたイベント型心電計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ペンダント型の本体の左右に伸びるアームの、所定の距離だけ離した左右端に第1及び第2の電極を備え、さらに本体の所定の他の位置に第3の電極を備えて、胸部痛などのイベント発生時に、その本体を胸部に押し当てることにより胸部誘導を捉えるようにしたイベント型心電計が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−144403号公報
特開2004−209024号公報
しかしながら、上述した図11や特許文献1,2に示されるような従来のイベント型心電計は、上述した12誘導型心電計で計測されるように分類された誘導(心電図)を個別に1つしか捉えることができないという問題がある。
一般に、心臓の活動電位は、図13に示すように、3次元ベクトルであって心起電力ベクトルと呼ばれるものであり、前後、左右、上下の成分を含んでいる。そこで、上述したような、心起電力による各誘導は、3次元の心起電力ベクトルを1次元に投影したものと考えることができる。従って、各誘導にはそれぞれ異なる特性がある。第1誘導は心臓を左から見た誘導であって、主に左心室の側壁の情報を含む。第2誘導は心臓を心尖部からみた誘導であり、第3誘導は心臓を左足からみた誘導であって、右心室側面と左心室下壁の情報を含んでいる。また、aVR、aVL、aVFは、それぞれ右肩、左肩、及び真下から心臓の電気ベクトルを見た誘導である。
また、胸部誘導は、身体が直立した状態の心臓を、電極を装着した位置で水平に切った断面に投影した誘導でV1は右室、V2は右室と左室前壁、V3,V4は心室中隔と左室前壁、V5は左室前壁と側壁、V6は左室側壁を見る誘導である。そして、胸部誘導の情報では3次元ベクトルの上下成分が得られず、同様に、四肢誘導の情報では、前後成分が得られない。
そして、上述したような従来のイベント型心電計は、胸部誘導の情報しか捉えていないので、3次元ベクトルの前後、左右成分は含んでいるものの、上下成分を含んでいない。3誘導を用いた診断と12誘導を用いた診断の一致率は、1誘導と12誘導の場合の一致率に比べて高いという結果が出ている。従って、心臓の機能をより詳細に診断するには、従来の胸部誘導の情報しか捉えていない方式では十分でないという問題がある。
従来のイベント型心電計によって複数種類の誘導の情報を得る場合、電極の当てる位置を順番に変える方式が用いられる。しかしながら、複数の誘導が同時に得られないので、測定中に心臓の状態が急激に変わる場合に正確な診断ができないという問題がある。また、一般に、1誘導あたりの測定時間として約30秒間必要なので、3誘導の情報を捉えるには90秒間の測定が必要であり、被験者に苦痛が伴うという問題がある。
また、ホルター心電計は、複数の誘導を同時に計測できるものの、電極を身体に貼り付けたまま日常生活を送る必要があって被験者にとってわずらわしく、また、電極が外れたりして測定がうまく行かないことがある。
本発明は、上記課題を解消するものであって、不整脈や虚血性心疾患などのイベント発生時の使い勝手が良く、かつ複数種類の心電図の測定を実現できる携帯型心電計測装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、携帯自在な携帯型心電計測装置において、身体の一部に周回して固定するためのバンドと、前記バンドの周回時に内側となる面に設けられた第1の電極と、前記バンドの周回時に外側となる面に設けられた装置本体と、前記装置本体の前記バンドとは反対側の面に設けられた第2の電極及び第3の電極と、前記第1乃至第3の電極を身体に接触させることによって測定された心起電力のデータに基づき心疾患の診断に利用可能な波形特徴パラメータを抽出する解析部と、前記解析部によって抽出された波形特徴パラメータを表示する表示部と、を備えるものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯型心電計測装置において、前記バンドは伸縮性を有し、当該バンドを身体の一部に周回して固定したとき前記第1の電極が前記バンドの伸縮性により身体の一部に押圧されて固定されるものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯型心電計測装置において、前記バンドは袋状であり、その袋の内部に流体袋を有し、前記第1の電極が前記バンドを身体の一部に周回した状態で前記流体袋に流体を送り込むことにより流体袋の膨張力によって身体の一部に押圧されて固定されるものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯型心電計測装置において、前記バンドは袋状であり、その袋の内部に流体袋を有し、前記第1の電極が、流体袋に流体を送り込むことによる膨張力により身体の一部に所定の押圧力により固定されるとともに身体内部の動脈から脈波情報を検出するものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の携帯型心電計測装置において、前記流体袋の流体を一定速度の圧力変化で加圧又は減圧させることにより動脈から脈波情報を採取し、血圧を測定するものである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の携帯型心電計測装置において、前記解析部は前記心起電力のデータと前記脈波情報に基づき脈波伝播時間を算出するものである。
請求項1の発明によれば、バンドに第1の電極と装置本体を設けたので、携帯型心電計測装置の身体への装着が容易であり、第1の電極の身体への接触部のずれを防止でき、より確実な測定ができる。また、バンドを用いて装置本体を装着固定するので、装置保持のための余分な力に起因する筋起電力によるノイズ発生が抑えられてノイズの少ない信号が得られる。バンドを手首に周回させることにより、第1の電極を四肢電極とし、その手首によって装置本体、従って、第1及び第2の電極を胸部に押し当ててこれらの電極を胸部電極とすることによって、複数の誘導(複数種類の心電図)を同時に容易に測定することができるので、従来の1誘導を用いる場合よりも心機能の診断をより正確に行うことができる。
また、複数の誘導を同時に捉えることができるので、電極の位置を変えて時間をかけて1誘導ずつ複数回測定する必要がなく、不整脈や虚血性心疾患などのイベント発生時の測定において被験者にとって測定時の苦痛がなく使い勝手のよい携帯型心電計測装置を提供できる。また、複数の誘導が同時に得られるので、測定中に心臓の状態が急激に変わる場合においても、従来の1誘導式に比べて、不整脈、心疾患のなどの診断により精度を向上して対応できる。また、心起電力のデータに基づき心疾患の診断に利用可能な波形特徴パラメータを抽出し表示するので、被験者や介添え者がその表示を見て容易に自己診断できる。
請求項2の発明によれば、バンドの伸縮性によって携帯型心電計測装置の装着が簡便になるとともに第1の電極の身体への固定がより確実になり、ノイズの少ない心電図が得られる。
請求項3の発明によれば、第1の電極の固定に空気袋を用いるので、身体への固定がより確実になり、また、測定中に余分な筋起電力の発生するような力が入らないので、よりノイズの少ない信号が得られる。
請求項4の発明によれば、心臓の電気活動を表す心電波形の情報を得ると共に動脈の脈波情報を同時に得ることができ、心機能をより一層詳細に診断することができる。
請求項5の発明によれば、心臓の電気活動を表す心電波形の情報を得ると共に血圧を測定することができ、心機能をより一層詳細に診断することができる。
請求項6の発明によれば、動脈の硬さを表す指標としての脈波伝播時間を測定することができるので、心機能及び動脈硬さ情報を含めて、血管特性を総合的に判断し、循環機能診断を行うことができる。
以下、本発明の各実施形態に係る携帯型心電計測装置について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る携帯型心電計測装置1の外観を示し、図2は同装置1のの回路ブロックを示し、図3、図4は同装置の使用方法と使用状態を示す。携帯型心電計測装置1は、身体の一部、例えば、腕に周回して固定するためのバンド2aと、バンド2aの周回時に外側となる面に設けられた略直方体の形状の装置本体2と、を備えた携帯自在な心電計測装置である。
図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る携帯型心電計測装置1の外観を示し、図2は同装置1のの回路ブロックを示し、図3、図4は同装置の使用方法と使用状態を示す。携帯型心電計測装置1は、身体の一部、例えば、腕に周回して固定するためのバンド2aと、バンド2aの周回時に外側となる面に設けられた略直方体の形状の装置本体2と、を備えた携帯自在な心電計測装置である。
バンド2aは、さらに、バンド2aの周回時に内側となる面に設けられた第1の電極3と、バンド2aを周回したときに互いに係合してバンド2aを固定する面ファスナ2b,2cとを備えている。バンド2aは、腕などに周回し、固定するための伸縮性の高いウレタンゴムなどで構成されている。第1の電極3は、バンド2aに接着などによって固定されると共に、装置本体2の内部に納められた測定回路形に電気的に接続されている。
装置本体2は、装置本体2のバンド2aとは反対側の面に設けられた第2の電極4及び第3の電極6と、第1乃至第3の電極3,4,6を身体に接触させることによって測定された心起電力のデータに基づき心疾患の診断に利用可能な波形特徴パラメータを抽出する解析部14(図2)と、解析部14によって抽出された波形特徴パラメータを表示する表示部7と、測定開始ボタン8と、備えている。第3の電極6は、グランド電極とされるので、以下ではGND電極6と称する。
装置本体2の内部には、図2に示すような回路が納められている。この電気回路は、身体表面の電位信号を取得するための3つの電極3,4,6などを有する測定部10と、測定部10で測定された心電波形のデータやそのデータを処理する処理プログラムなどを記憶するメモリ12と、測定された心電波形データを演算処理して波形特徴パラメータを抽出する解析部14と、測定結果や解析部14によって抽出された波形特徴パラメータなどの解析結果を表示する表示部7と、携帯型心電計測装置1の電源ON/OFFなどの制御を行う操作部15と、これら各部間のデータのやりとりや各部の制御を行うCPU(中央制御ユニット)13と、を備えている。
上述の測定部10は、3つの電極、すなわち、第1の電極3、第2の電極4、及びGND電極6と、これらの電極が身体に接触することにより得られる電極間の電位差を増幅する差動増幅回路11aと、差動増幅回路11aで得られた信号のノイズを除去するフィルタ回路11bとを備えて構成されている。操作部15には、この測定開始ボタン8が含まれており、この他に、不図示の操作モード選択スイッチや表示内容選択スイッチ、及び、被験者への応答を行うための音響発生装置などが含まれる。
上述のような携帯型心電計測装置1は、図3に示すように、バンド2aを右腕25に巻きつけ、面ファスナ2b,2cを用いて固定することにより、第1の電極3を所定の押圧力で右腕25に接触させて用いられる。
右腕25に周回させて固定した携帯型心電計測装置1は、図4に示すように、装置本体2の上面に設けた第2の電極4、GND電極6を胸部26に当て、測定開始ボタン8を操作することにより、測定を開始して用いられる。被験者は、測定中に表示部7を介して心電波形をモニタすることができる。携帯型心電計測装置1は、このような構成と使用法とにより、装置本体2を手で持つ必要がなく、腕に固定した装置本体2を胸部に当てるだけで済むので、力が入らず、筋起電力などによるノイズが少ない信号が得られる。
ここで携帯型心電計測装置1の動作の概要を述べる。被験者が携帯型心電計測装置1を上述のように保持し、測定開始ボタン8をONにして心電測定を開始すると、その開始信号が操作部15を介してCPU13に送られ、測定開始の信号がCPU13において検出される。すると、第1の電極3と第2の電極4のGND電極6を基準とした電位(胸部V5誘導)が検出され、それぞれ差動増幅回路11aの対応する増幅器によって増幅され、フィルタ回路11bによりノイズ成分が除去される。
上述の胸部V5誘導の測定波形データは、表示部7に表示されるとともにメモリ12に記憶される。また、これらのデータは、CPU13によって解析部14へ送られる。解析部14は、各誘導信号波形の高さ、幅などの診断に利用できる波形特徴パラメータを抽出し、メモリ12に格納する。所定時間の測定終了後、表示部7には、抽出された波形特徴パラメータに基づく波形の乱れ、リズムの乱れなどの標準値との比較結果などが、被験者へのメッセージとして表示される。被験者は、操作部15によりメモリ12に格納された波形や波形特徴パラメータから所望のデータを選択して表示部7に表示できる。
なお、図4に示した携帯型心電計測装置1の使用法では、胸部誘導を検出するものとなっている。第1の電極3とGND電極6を、胸部に当てずに、左手に接触させると、左手と右手の間の誘導である第1誘導を計測することができる。
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態に係る携帯型心電計測装置1を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第1の実施形態の携帯型心電計測装置1とは、バンド2aの構成が異なり、他の電気回路等の点については上述のものと同様である。すなわち、この携帯型心電計測装置1のバンド2aは、周回したときに外側となる外布27と、内側となる内布28とを袋状に縫製して構成され、その袋状の外布27と内布28の内部に空気袋29を備えており、バンド2aを身体の一部に周回した状態で空気袋29に流体を送り込むことにより、第1の電極3が、空気袋29の膨張力によって身体の一部に押圧されて固定されるようになっている。
図5は本発明の第2の実施形態に係る携帯型心電計測装置1を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第1の実施形態の携帯型心電計測装置1とは、バンド2aの構成が異なり、他の電気回路等の点については上述のものと同様である。すなわち、この携帯型心電計測装置1のバンド2aは、周回したときに外側となる外布27と、内側となる内布28とを袋状に縫製して構成され、その袋状の外布27と内布28の内部に空気袋29を備えており、バンド2aを身体の一部に周回した状態で空気袋29に流体を送り込むことにより、第1の電極3が、空気袋29の膨張力によって身体の一部に押圧されて固定されるようになっている。
外布27は、伸びの少ない、例えば、ナイロンで、また、内布28は、伸展性の高いポリウレタンなどで構成されている。第1の電極3は、内布28に接着などの手段で固定されている。第1の電極3、第2の電極4、GND電極6は、所定の電位差測定ができるように装置本体2の内部で電気的に接続されている。また、空気袋29は、膨張収縮が容易なように、ウレタンなどの材質で構成されている。さらに、装置本体2の内部には、空気袋29に空気を送るためのポンプ30、圧力センサ31、排気バルブ32が設けられており、これらはチューブなどを介して、空気袋29と連通している。
この携帯型心電計測装置1の使用に際して、バンド2aを右腕25に巻きつけ、面ファスナ2b,2cでこれを固定する。被験者が、装置本体2の上面に設けられた第2の電極4と、GND電極6を、胸部26に当て、測定開始ボタン8を押すと、CPU13が排気バルブ32が閉じ、ポンプ30から所定量の空気が空気袋29に送り込まれて空気袋29が膨張する。その後、CPU13は、圧力センサ31により所定の圧力の到達したこと検知して、ポンプ30を停止させる。空気袋29の押圧力により第2の電極4が右腕25に接触して固定された状態で、心電の計測が行われる。
被験者は、測定中に表示部7で心電波形をモニタすることができる。心電測定終了後、排気バルブ32が開き、空気袋29の空気は大気中へ排出される。このように、第2の実施形態の携帯型心電計測装置1では、第1の電極3の固定に空気袋を用いるので、身体への固定がより確実になり、また、測定中に余分な筋起電力の発生するような力が入らないので、よりノイズの少ない信号が得られる。
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態に係る携帯型心電計測装置1を示し、図7(a)は同上装置1の使用状態を示し、図7(b)は測定対象部の断面を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第2の実施形態の携帯型心電計測装置1とは、バンド2aの内部に設けられた空気袋29が、手首を周回できる程度に長く、かつ、血圧を測定する機能を有し、また、第1の電極3の位置が装置本体2から離れた位置に設けられている点が異なり、他の点については同様である。すなわち、被験者が、右手首33にバンド2aを巻きつけ、面ファスナ2b,2cで携帯型心電計測装置1を固定すると、第1の電極3が、上述の第2の実施形態の手掌側とは異なり、手甲側に接触する。また、装置本体2は、とう骨動脈34、尺骨動脈35付近に固定される。
図6は本発明の第3の実施形態に係る携帯型心電計測装置1を示し、図7(a)は同上装置1の使用状態を示し、図7(b)は測定対象部の断面を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第2の実施形態の携帯型心電計測装置1とは、バンド2aの内部に設けられた空気袋29が、手首を周回できる程度に長く、かつ、血圧を測定する機能を有し、また、第1の電極3の位置が装置本体2から離れた位置に設けられている点が異なり、他の点については同様である。すなわち、被験者が、右手首33にバンド2aを巻きつけ、面ファスナ2b,2cで携帯型心電計測装置1を固定すると、第1の電極3が、上述の第2の実施形態の手掌側とは異なり、手甲側に接触する。また、装置本体2は、とう骨動脈34、尺骨動脈35付近に固定される。
被験者が、携帯型心電計測装置1を右手首33に固定した状態で、装置本体2に設けられた第2の電極4、GND電極6を胸部26に当て、測定開始ボタン8を押すと、CPU13が、まず排気バルブ32を閉じ、ポンプ30から所定量の空気が空気袋29に送り込まれ、空気袋29が膨張し、圧力センサ31の指示が所定の圧力、例えば、20mmHgに到達した時点で心電計測を開始する。心電計測の間、空気袋29の有する血圧測定機能によって、とう骨動脈34、尺骨動脈35の血圧が測定されてメモリ12に記録される。そして、CPU13は、空気袋29の圧力が180mmHgに到達した時点で、ポンプ30を停止させる。
次に、CPU13は、排気バルブ32を少しずつ開きながらゆっくりと、例えば、5mmHg/sの速度で圧力を下げ、圧力が20mmHgに到達した時点で心電計測を終了させる。このとき空気袋29で検出したとう骨動脈34、尺骨動脈35の血圧変動は、フィルタ回路11bによって脈波成分のみが抽出された後、解析部14によって解析され、オシロメトリック法などを用いて最高血圧、最低血圧が検出される。測定終了後、表示部7に心電の診断結果と血圧の測定結果が表示される。
このように、本実施形態の携帯型心電計測装置1は、空気袋29の流体を一定速度の圧力変化で加圧又は減圧させることにより動脈から脈波情報を採取し、血圧を測定することにより1誘導の心電情報と共に血圧情報を同時に得るので、心機能の診断において被験者の状態を一層詳細に調べることが可能となる。なお、本実施例において空気袋29と内布28の間に所定の弾力と湾曲形状を有する弾性体板を挿入してもよい。このようにすることで手首への装着が一層簡便化される。
(第4の実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態に係る携帯型心電計測装置1を示し、図9は同上装置の使用状態を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第3の実施形態の携帯型心電計測装置1において、使い勝手を改良すると共に、3誘導同時計測が可能なように診断機能を増強したものであり、他の点については同様である。すなわち、第2の電極4が装置本体2から分離され、ケーブルなどで接続された別体36に設けられている。また、第4の電極5が、もとの第2の電極4の位置に設けられている。被験者が、左手首37にバンド2aを巻きつけ、面ファスナ2b,2cで携帯型心電計測装置1を固定すると、第1の電極3が手甲部付近に接触する。また、装置本体2は、とう骨動脈34、尺骨動脈35付近に固定される。
図8は本発明の第4の実施形態に係る携帯型心電計測装置1を示し、図9は同上装置の使用状態を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第3の実施形態の携帯型心電計測装置1において、使い勝手を改良すると共に、3誘導同時計測が可能なように診断機能を増強したものであり、他の点については同様である。すなわち、第2の電極4が装置本体2から分離され、ケーブルなどで接続された別体36に設けられている。また、第4の電極5が、もとの第2の電極4の位置に設けられている。被験者が、左手首37にバンド2aを巻きつけ、面ファスナ2b,2cで携帯型心電計測装置1を固定すると、第1の電極3が手甲部付近に接触する。また、装置本体2は、とう骨動脈34、尺骨動脈35付近に固定される。
被験者が、携帯型心電計測装置1を左手首37に固定した状態で、装置本体2に設けられた第4の電極5、GND電極6を胸部26に当て、右手38で第2の電極4を把持し、測定開始ボタン8を押すと、CPU13が、まず排気バルブ32を閉じ、ポンプ30から所定量の空気が空気袋29に送り込まれ、空気袋29が膨張し、圧力センサ31の指示が所定の圧力、例えば、20mmHgに到達した時点で心電計測を開始する。心電計測の間、空気袋29の有する血圧測定機能によって、とう骨動脈34、尺骨動脈35の血圧が測定されてメモリ12に記録される。そして、CPU13は、空気袋29の圧力が180mmHgに到達した時点でポンプ30を停止させる。
次に、CPU13は、排気バルブ32を少しずつ開きながらゆっくりと、例えば、5mmHg/sの速度で圧力を下げ、圧力が20mmHgに到達した時点で心電計測を終了させる。このとき空気袋29で検出したとう骨動脈34、尺骨動脈35の血圧変動は、フィルタ回路11bによって脈波信号のみが抽出された後、解析部14によって解析され、オシロメトリック法などを用いて最高血圧、最低血圧が検出される。
この心電計測では、左手の第1の電極3、右手の第2の電極4、胸部の第3の電極つまりGND電極6、及び胸部の第4の電極5によって、第1誘導、第3誘導、及びV5誘導の3誘導、すなわち3種類の心電図の計測がなされる。
このように、本実施形態の携帯型心電計測装置1は、3誘導の心電情報と血圧情報が同時に得られるので、心機能の診断において被験者の状態を一層詳細に調べることが可能となる。なお、本実施例では、測定開始ボタン8を装置本体2に設けたが、別体36に設けてもよい。これにより操作性が一層簡便になる。
(第5の実施形態)
図10は本発明の第5の実施形態に係る携帯型心電計測装置で測定される心電波形と圧脈波の波形を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第4の実施形態の携帯型心電計測装置1において、動脈の脈波情報に基づき脈波伝播時間を算出する機能を備えたものであり、他の点については同様である。すなわち、上述の図8、図9に示すように、被験者が、装置本体2に設けられた第4の電極5、GND電極6を胸部26にあて、右手38で第2の電極4を把持し、測定開始ボタン8を押すと、CPU13が、まず排気バルブ32を閉じ、ポンプ30から所定量の空気が空気袋29に送り込まれ、空気袋29が膨張し、圧力センサ31の指示が所定の圧力、たとえば20mmHgに到達した時点で心電計測を開始する。
図10は本発明の第5の実施形態に係る携帯型心電計測装置で測定される心電波形と圧脈波の波形を示す。この携帯型心電計測装置1は、上述の第4の実施形態の携帯型心電計測装置1において、動脈の脈波情報に基づき脈波伝播時間を算出する機能を備えたものであり、他の点については同様である。すなわち、上述の図8、図9に示すように、被験者が、装置本体2に設けられた第4の電極5、GND電極6を胸部26にあて、右手38で第2の電極4を把持し、測定開始ボタン8を押すと、CPU13が、まず排気バルブ32を閉じ、ポンプ30から所定量の空気が空気袋29に送り込まれ、空気袋29が膨張し、圧力センサ31の指示が所定の圧力、たとえば20mmHgに到達した時点で心電計測を開始する。
心電計測の間、空気袋29の有する血圧測定機能によって、とう骨動脈34、尺骨動脈35の血圧が測定されてメモリ12に記録される。そして、CPU13は、空気袋29の圧力が180mmHgに到達した時点でポンプ30を停止させる。次に、CPU13は、排気バルブ32を少しずつ開きながらゆっくりと、例えば、5mmHg/sの速度で圧力を下げ、圧力が20mmHgに到達した時点で心電計測を終了させる。
このとき、図10に示すように、解析部14は、空気袋29の有する血圧測定機能によって検出した、例えば、40mmHgにおける圧脈波39の立ち上がり時間と、第1の電極3、第2の電極4により検出される第1誘導40のR波のピーク位置時間と、の時間差を計測し、脈波伝播時間41とする。さらに、空気袋29で検出したとう骨動脈34、尺骨動脈35の血圧変動は、フィルタ回路11bによって脈波信号のみが抽出された後、解析部14によって解析され、オシロメトリック法などを用いて最高血圧、最低血圧が検出される。脈波伝播時間41は、一般に、血管の硬さを表す指標として知られている。このように、本実施形態の携帯型心電計測装置1によって計測される、心電、血圧、血管硬さに関する情報を用いることに、被験者の循環機能をより一層詳細に診断することが可能となる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上述の実施形態では、バンド2aを腕や手首に周回して装置本体2を装着する方式を説明したが、指、上腕、足に装着する方式でもよい。また、胸部誘導として、V5誘導を代表にとって説明したが、V1誘導からV6誘導のいずれの誘導を計測するようにしてもよい。また、第1誘導、第3誘導、V5誘導の3誘導の計測例を示したが、これら以外の誘導の組み合わせとしてもよい。また、上記のすべての実施形態において、胸部電極として用いる第2の電極4、第3の電極5、GND電極6として、導電性ゴムを用いてもよい。こうすることにより、これらの電極を胸部に接触させたときの冷たさがなくなり、温度差からくる違和感によって引き起こされた不整脈が現れるということを防止できるので、より正確な診断を行うことができる。また、これらの胸部電極の裏側に保温用の電熱ヒータを設けてもよい。さらに、上記の各実施形態のすべてを組み合わせた構成としてもよい。
1 携帯型心電計測装置
2 装置本体
3 第1の電極
4 第2の電極
5 第4の電極
6 第3の電極(GND電極)
7 表示部
14 解析部
23 バンド
29 空気袋(流体袋)
2 装置本体
3 第1の電極
4 第2の電極
5 第4の電極
6 第3の電極(GND電極)
7 表示部
14 解析部
23 バンド
29 空気袋(流体袋)
Claims (6)
- 携帯自在な携帯型心電計測装置において、
身体の一部に周回して固定するためのバンドと、
前記バンドの周回時に内側となる面に設けられた第1の電極と、
前記バンドの周回時に外側となる面に設けられた装置本体と、
前記装置本体の前記バンドとは反対側の面に設けられた第2の電極及び第3の電極と、
前記第1乃至第3の電極を身体に接触させることによって測定された心起電力のデータに基づき心疾患の診断に利用可能な波形特徴パラメータを抽出する解析部と、
前記解析部によって抽出された波形特徴パラメータを表示する表示部と、を備えることを特徴とする携帯型心電計測装置。 - 前記バンドは伸縮性を有し、当該バンドを身体の一部に周回して固定したとき前記第1の電極が前記バンドの伸縮性により身体の一部に押圧されて固定されることを特徴とする請求項1に記載の携帯型心電計測装置。
- 前記バンドは袋状であり、その袋の内部に流体袋を有し、前記第1の電極が前記バンドを身体の一部に周回した状態で前記流体袋に流体を送り込むことにより流体袋の膨張力によって身体の一部に押圧されて固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯型心電計測装置。
- 前記バンドは袋状であり、その袋の内部に流体袋を有し、前記第1の電極が、流体袋に流体を送り込むことによる膨張力により身体の一部に所定の押圧力により固定されるとともに身体内部の動脈から脈波情報を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯型心電計測装置。
- 前記流体袋の流体を一定速度の圧力変化で加圧又は減圧させることにより動脈から脈波情報を採取し、血圧を測定することを特徴とする請求項4に記載の携帯型心電計測装置。
- 前記解析部は前記心起電力のデータと前記脈波情報に基づき脈波伝播時間を算出することを特徴とする請求項5に記載の携帯型心電計測装置。
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JP2006016961A JP2007195693A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 携帯型心電計測装置 |
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- 2006-01-25 JP JP2006016961A patent/JP2007195693A/ja not_active Withdrawn
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