JP2007193694A - 脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラム - Google Patents

脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 適切な時期に脱硫器を交換するとともに、改質効率や発電効率の性能低下を回避し、継続的かつ安定的な燃料電池システムの運転を可能とする。
【解決手段】 脱硫器82の交換時期を判断する交換時期判断手段15−3と、交換時期に達すると報知情報を出力する報知管理手段15−4とを有したユーザ端末15と、ユーザ端末15からの報知情報を受けて脱硫器82の発注書S11を出力する販売店サーバ20と、脱硫剤の発注書S12及びカートリッジの発注書S13を出力する管理会社サーバ40と、発注書S12を受けて製造された脱硫剤の納品書W11を出力する脱硫剤メーカ端末50と、脱硫剤がカートリッジに充填された脱硫器82を納品するための納品書W12を販売店サーバ20へ送信するカートリッジメーカ端末60とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システムが設置された複数の顧客に脱硫カートリッジを配送するための脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラムに関し、特に、適切な時期に脱硫カートリッジを配送回収するのに好適な脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラムに関する。
近年、環境問題の観点から、空気汚染物質を排出しないクリーンな発電システムとして、燃料電池が注目されている。
燃料電池とは、水素と酸素を電気化学的に反応させることにより、化学エネルギーを電気エネルギーに変換するものであり、エネルギーの利用効率が高いという特徴を有している。このことから、次世代の発電システムとして注目されており、種々の改良技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、燃料電池では、水素を取り出す手法として、灯油、LPガス、都市ガスなどの燃料(水素製造用原料)の改質を行っている。
ここで、燃料の改質にあたっては、予め硫黄分を除去する必要がある。すなわち、灯油等の燃料には、若干の硫黄分が含まれており、また、都市ガスやLPガスの着臭剤にも、ジメチルサルファイドなどの有機硫黄化合物が添加されている。これらの硫黄化合物を含んだまま、改質及び発電を行った場合、水素製造用の触媒に硫黄化合物が付着して、水素の製造効率が次第に低下することに加え、硫黄化合物が燃料電池電極の触媒にも付着することから、発電効率が次第に低下することとなる。
このため、燃料に含まれる硫黄化合物を除去し、燃料電池の改質性能等の劣化を防止するため、燃料電池では、燃料を改質器に送る前に、まず、脱硫器により硫黄分を除去することが行われている。
この脱硫器は、燃料中に含まれる硫黄化合物を脱硫剤(吸着剤)に吸着させることで、燃料から硫黄分を除去している。このため、吸着した硫黄化合物が所定量に達するとその性能が低下する。この場合、脱硫器は、新品と交換される。
ところで、燃料電池システムにおいては、所定のデータを収集して脱硫器の交換時期を算出する機能や、その交換時期に達すると警報を発してユーザに知らせる機能を備えたものが提案されている(例えば、特許文献2〜4参照。)。このような燃料電池システムを所持するユーザは、その警報が発していることを認識すると、販売店等に電話を掛けて脱硫器の交換を依頼する。これにより、販売店等は、そのユーザの自宅あるいは店舗等へ出向いて、燃料電池システムの脱硫器を交換する。
特開平10−069919号公報 特開2002−298892号公報 特開2004−178975号公報 特開2003−215082号公報
しかしながら、脱硫器の交換時期が来ると警報を発して知らせる従来の技術では、その警報が発せられてから販売店等が脱硫器を交換するまでに長時間を要する場合があった。
例えば、警報を発していることにユーザが気付かず、相当遅れてから認知した場合には、そのユーザが販売店等に電話を掛けるタイミングも遅くなる。これにともない、販売店が脱硫器を交換する時期も、警報が発せられた時期よりかなり遅くなっていた。
そうすると、脱硫器の性能が低下しているにもかかわらず燃料電池システムの運転がそのまま継続されることから、改質効率や発電効率の低下を招くこととなる。これにより、燃料電池システムの継続的で安定的な運転を行うことができず、燃料電池の利用による経済的メリットが十分享受できない結果となっていた。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、適切な時期に脱硫器を交換するとともに、改質効率や発電効率の性能低下を回避し、かつ、継続的で安定的な燃料電池システムの運転を可能とする脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラムの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の燃料電池システムは、ユーザが所持するユーザ端末と、脱硫器の交換業者が所持する交換業者サーバ(販売店サーバ)と、脱硫器の管理会社が所持する管理会社サーバと、脱硫器の製造会社が所持する製造会社端末とを備えた脱硫器配送回収システムであって、ユーザ端末が、脱硫器の交換依頼情報を交換業者サーバへ送信する手段(報知管理手段、通信手段)を有し、交換業者サーバが、交換依頼情報を受信する手段(報知検出手段)と、管理会社に脱硫器を発注するための第一発注書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第一発注書情報を管理会社サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、管理会社サーバが、製造会社に脱硫器を発注するための第二発注書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第二発注書情報を製造会社端末へ送信する手段(通信手段)とを有し、製造会社端末が、脱硫器を納品するための第一納品書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第一納品書情報を交換業者サーバへ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
燃料電池システムをこのような構成とすると、ユーザが燃料電池システムの警報を認識するか否かに関係なく、販売店(交換業者)が脱硫器の交換時期を直接知ることができる。これにより、販売店は、早期かつ適切な時期に脱硫器を交換することができる。したがって、改質効率や発電効率の性能低下を回避することができ、継続的で安定的に燃料電池システムを運転させることができる。
また、本発明の燃料電池システムは、ユーザ端末が、脱硫器の交換時期を算出する手段(交換時期判断手段)と、交換時期に達すると、交換依頼を交換業者サーバへ送信する手段(報知管理手段、通信手段)とを有した構成としてある。
燃料電池システムをこのような構成とすれば、脱硫器の交換時期に達すると、交換依頼情報が自動的に交換業者サーバへ送信されるため、販売店は、ユーザからの電話を待たずして、脱硫器の交換時期を把握できる。このため、ユーザによる警報の認識が遅れたために、脱硫器の交換が遅れ、改質効率や発電効率が低下した状態で燃料電池システムが運転されるといった事態を回避できる。
また、本発明の燃料電池システムは、製造会社端末が、脱硫器用脱硫剤の製造会社が所持する脱硫剤メーカ端末と、脱硫器用カートリッジの製造会社が所持するカートリッジメーカ端末とを備え、管理会社サーバが、脱硫器用脱硫剤の発注書情報と脱硫器用カートリッジの発注書情報とを生成する手段(書類作成手段)と、脱硫器用脱硫剤の発注書情報を脱硫剤メーカ端末へ送信するとともに、脱硫器用カートリッジの発注書情報をカートリッジメーカ端末へ送信する手段(通信手段)とを有し、脱硫剤メーカ端末が、脱硫器用脱硫剤を納品するための第二納品書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第二納品書情報をカートリッジメーカ端末へ送信する手段(通信手段)とを有し、カートリッジメーカ端末が、カートリッジに脱硫器用脱硫剤を充填して得られた脱硫器を納品するための第一納品書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第一納品書情報を交換業者サーバへ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
燃料電池システムをこのような構成とすると、脱硫器がカートリッジと脱硫剤とで構成されている場合に、それぞれの製造会社の端末に対して発注書情報を送信し、脱硫剤やカートリッジの製造、そして脱硫器の納品を自動的かつ迅速に依頼できる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、脱硫剤メーカ端末が、脱硫器用脱硫剤の代金を請求するための第一請求書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第一請求書情報を管理会社サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、カートリッジメーカ端末が、カートリッジの代金を請求するための第二請求書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第二請求書情報を管理会社サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、管理会社サーバが、脱硫器の代金を交換業者に請求するための第三請求書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第三請求書情報を交換業者サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、交換業者サーバが、脱硫器の代金をユーザに請求するための第四請求書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第四請求書情報をユーザ端末へ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすれば、脱硫器を発注するための発注書だけでなく、製造や納品された脱硫器の代金を請求するための請求書についても、本発明の脱硫器配送回収システムにおいて扱うことができる。これにより、迅速で確実な事務処理が可能となる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、脱硫器の処理業者が所持する処理業者端末を備え、交換業者サーバが、回収後の脱硫器の処理を依頼するための第三発注書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第三発注書情報を処理業者端末へ送信する手段(通信手段)とを有し、処理業者端末が、脱硫器を処理して得られるカートリッジを納品するための第三納品書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第三納品書情報をカートリッジメーカ端末へ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすると、回収された脱硫器に関する書類(発注書や納品書等)についても、本発明の脱硫器配送回収システムで扱うことができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、交換業者サーバが、回収後の脱硫器の処理を管理会社に依頼するための第四発注書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第四発注書情報を管理会社サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、管理会社サーバが、回収後の脱硫器の処理を処理業者に依頼するための第五発注書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第五発注書情報を処理業者端末へ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすれば、回収された脱硫器の処理を処理業者に依頼するにあたり、その発注書を処理業者端末へ送信することができる。しかも、その脱硫器の処理の発注を、管理会社を介して行うことができる。これにより、回収された脱硫器の処理の状況を、管理会社が適宜把握できる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、カートリッジメーカ端末が、第三納品書情報にもとづいて受領書情報を生成する手段(書類作成手段)と、受領書情報を処理業者端末へ送信する手段(通信手段)とを有し、処理業者端末が、受領書情報にもとづいて作業完了報告書情報を生成する手段(書類作成手段)と、作業完了報告書情報を交換業者サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、交換業者サーバが、作業完了報告書情報にもとづいて脱硫器の回収作業が終了したことを示す回収処理報告書情報を生成する手段(書類作成手段)と、回収処理報告書情報を管理会社サーバへ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすると、回収処理報告書が管理会社サーバへ送信されるため、管理会社は、回収された脱硫器が所期のルートを経て処理されたことを把握できる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、処理業者端末が、脱硫器の処理に関する代金を交換業者に請求するための第五請求書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第五請求書情報を交換業者サーバへ送信する手段(通信手段)とを有し、交換業者サーバが、脱硫器の回収に関する代金をユーザに請求するための第六請求書情報を生成する手段(書類作成手段)と、第六請求書情報をユーザ端末へ送信する手段(通信手段)とを有した構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすれば、回収された脱硫器を処理することで発生する代金の請求書についても、同システムを用いて、迅速かつ確実に手続きを行うことができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、交換業者サーバが、ユーザ端末からの交換依頼情報を検出する報知検出手段と、ユーザからの商品のオーダを抽出するオーダ抽出手段と、報知検出手段又はオーダ抽出手段からの指令にもとづいて、複数のユーザに最短で脱硫器を配送するのに最適な配送車を決定する配車手段と、この配車手段で決定された配車情報にもとづいて、配送車が複数のユーザを最短ルートで配送できるように、配送車の具体的ルートを探索するルート探索手段とを有した構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすると、無駄なく脱硫器の配送・回収を行うことができる。
本発明では、報知検出手段及びオーダ抽出手段によって、脱硫器の配送が必要なユーザを漏れなくリストアップし、これらのユーザの間を最短で脱硫器を配送する最適な配送車を配車手段で決定する。つまり、配車手段では、配送する日、使用する配送車、配送ルート(1台の配送車が決まった時間内に一回りできる搬送エリア)を決定する。
現実には、脱硫器を配送する当日の道路状況等で配送ルート内でのルートの変更が余儀なくされるので、ルート探索手段によって、各配送ルート毎に、複数のユーザを配送車が最短時間で回れるように、具体的ルートを探索する。このルートに従って運転手は配送車を運転する。従って、本発明では、配送担当者や運転手の勘や経験に頼らず、効率的な脱硫器の配送ルートを設定することができるため、脱硫器の配送に無駄を排除することができ、配送コストを低減することができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、配車手段が、配送車の情報(例えば、大きさ、使用できる日時など)、ユーザの情報(例えば、配送する脱硫器の量、配送可能な時間帯など)、販売店の作業者が燃料電池システムに燃料を供給するための供給作業情報(例えば、供給する燃料の量、供給前後の準備(配送車の移動、ホース着脱等)など)にもとづいて、使用する配送車及び/又は配送ルートを決定する構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすれば、配送車の情報、ユーザの情報及び供給作業情報といった必要な項目にもとづいて配送車の手配及びルートの設定が行われるため、より最適な配送車を決定することができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、配車手段が、遺伝的アルゴリズムにもとづいて、最適な配送車を決定する構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすると、最適な配送車を決定するにあたり、遺伝的アルゴリズムの原理に従う。つまり、複数の配車案を作成しておき、これらの配車案を所定の評価、例えば、時間が最短、距離が最短という基準で評価を行い、その後、評価の高い案を残し、評価の低い案を組み替える、という配車組み替え作業を行う。これらの一連の作業をn回行って最終的に最適な配送車を決定する。
なお、本発明では、遺伝的アルゴリズムに代えて、線形計画法や全数探索法を採用することが考えられるが、線形計画法では定式化が困難であり、全数探索法では計算時間が膨大となる。
これに対し、遺伝的アルゴリズムでは、これらの不都合がなく、かつ、最適な配送車を合理的に決定することができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、配車手段が、脱硫器の配送先であるユーザの密集度を決定基準の一つとする構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすれば、密集度の高い複数のユーザを順番に回ることで、無駄のない合理的な配車設定をすることができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、ルート探索手段が、配送車が現在走行する位置と、配送車が走行する現在位置の周囲の交通情報とにもとづいて、配送車の具体的ルートを探索する構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすると、実際の配送車の走行ルートを設定するにあたり、配送車が実際に走行する位置及び周囲の交通情報という生きた情報を組み込むことで、具体的ルートを合理的に設定することができる。
また、本発明の脱硫器配送回収システムは、配送車が現在走行する位置が、グローバルポジショニングシステム(GPS)を利用して求められる構成としてある。
脱硫器配送回収システムをこのような構成とすれば、GPSがカーナビゲーションで一般的に使用されている技術であるため、これを利用することで、配送車の走行ルートの設定を容易に行うことができる。
また、本発明の脱硫器配送回収方法は、燃料電池システムの脱硫器を交換する時期に達すると、脱硫器の発注書情報を、管理会社サーバへ送信する脱硫器配送回収方法であって、脱硫器の交換依頼情報をユーザ端末から交換業者サーバへ送信し、交換業者サーバが、交換依頼情報の受信にもとづき、管理会社に対して脱硫器を発注するための第一発注書情報を生成し、第一発注書情報を交換業者サーバから管理会社サーバへ送信し、管理会社サーバが、脱硫器の製造会社に対して脱硫器を発注するための第二発注書情報を生成し、第二発注書情報を管理会社サーバから製造会社端末へ送信し、製造会社端末が、交換業者に脱硫器を納品するための納品書情報を生成し、納品書情報を製造会社端末から交換業者サーバへ送信する方法としてある。
このように、本発明は、脱硫器配送回収方法としても実現化することができる。
また、本発明の脱硫器配送回収プログラムは、燃料電池システムの脱硫器を交換する時期に達すると、脱硫器の発注書情報を管理会社サーバへ送信する手順を脱硫器配送回収システムに実行させる脱硫器配送回収プログラムであって、脱硫器の交換依頼情報を交換業者サーバへ送信する手順をユーザ端末に実行させ、交換依頼情報を受信する手順と、この交換依頼情報の受信にもとづき、管理会社に対して脱硫器を発注するための第一発注書情報を生成する手順と、第一発注書情報を管理会社サーバへ送信する手順とを交換業者サーバに実行させ、製造会社に対して脱硫器を発注するための第二発注書情報を生成する手順と、第二発注書情報を製造会社端末へ送信する手順とを管理会社サーバに実行させ、交換業者に脱硫器を納品するための納品書情報を生成する手順と、納品書情報を交換業者サーバへ送信する手順とを製造会社端末に実行させる構成としてある。
このように、本発明は、脱硫器配送回収プログラムとしても実現化することができる。
以上のように、本発明によれば、燃料電池システムに取り付けられた脱硫器の交換時期がユーザ端末で算出され、その交換時期に達すると、交換依頼情報が交換業者サーバへ自動的に送信されるため、販売店(交換業者)は、ユーザから電話連絡を受けなくても、脱硫器の交換時期を迅速かつ確実に知ることができる。
このため、脱硫器の交換が大幅に遅れるといった事態をなくすことができ、これにより、改質効率や発電効率の性能低下を回避して、継続的で安定的な燃料電池システムの運転を実現できる。
以下、本発明に係る脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の脱硫器配送回収システム及び脱硫器配送回収方法の第一実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の脱硫器配送回収システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、脱硫器配送回収システム1aは、燃料電池管理システム10−1〜10−nと、販売店サーバ(交換業者サーバ)20aと、管理会社サーバ40aと、脱硫剤メーカ端末50と、カートリッジメーカ端末60aとを備えている。なお、それらは、通信回線70(図2参照)を介して接続されている。
ここで、燃料電池管理システム10−1〜10−n(以下、略して「燃料電池管理システム10」という。)は、ユーザA−1〜A−n(以下、略して「ユーザA」という。)の敷地内(サイト)に設置されたシステムであって、図2に示すように、メータ11と、液面センサ12と、液面センサ制御装置13と、管理装置14と、ユーザ端末15と、電話機16と、中継端子盤17とを有している。
メータ11は、各ユーザAに設置された燃料容器81内の燃料残存量と累積された燃料消費量(検針値)とを検出するためのものであり、燃料使用量を検出し、積算する機能を有し、積算した燃料の使用量の値を管理装置14に出力する。
液面センサ12は、燃料容器81に貯蔵された燃料の液面を検出する。
液面センサ制御装置13は、液面センサ12で検出された燃料の液面の高さにもとづいて、検出信号を管理装置14の制御手段14−2(後述)へ送る。
管理装置14は、インタフェース14−1と、制御手段14−2と、通信手段14−3とを有している。
インタフェース14−1は、ユーザ端末15に接続されており、そのユーザ端末15との間で所定の情報の送受信を行う。
制御手段14−2は、内部に時計機能を備え、設定時間になると通信手段14−3及び中継端子盤17を介して検針値が販売店Bの販売店サーバ20aへ送信されるように構成されている。
また、制御手段14−2は、インタフェース14−1を介してユーザ端末15から受けた報知情報(交換依頼情報)を、通信手段14−3及び中継端子盤17を介して販売店サーバ20aへ送信する。
さらに、制御手段14−2は、販売店サーバ20aから送信されてきた請求書Y14を、インタフェース14−1を介してユーザ端末15へ送信する。
通信手段14−3は、通信回線70との接続を確保するため、制御手段14−2から出力された電気信号を通信回線70の出力に適合するように変換する部分であり、この通信手段14−3には中継端子盤17を介してユーザAの電話機14が接続されている。
ユーザ端末15は、ユーザAが所持する端末であって、図3に示すように、通信手段15−1と、記憶手段15−2と、交換時期判断手段15−3と、報知管理手段15−4と、表示手段15−5と、入力手段15−6と、制御手段15−7とを有している。
通信手段15−1は、管理装置14等を介して販売店サーバ20aから送信されてきた請求書Y14を受信する。また、通信手段15−1は、管理装置14を介してメータ11から送られてきた燃料消費量情報を受信する。さらに、通信手段15−1は、報知管理手段15−4からの報知情報を、管理装置14等を介して販売店サーバ20aへ送信する。
記憶手段15−2は、請求書情報、報知情報、交換履歴情報、交換時期算出用データ、次回交換予定日情報などを記憶する。
請求書情報とは、請求書Y14(第四請求書)に記載される情報をいう。この請求書情報については、後記の「本実施形態の脱硫器配送回収システムで扱われる書類について」で詳述する。
報知情報とは、交換時期に達したことを販売店Bに知らせるための情報であって、例えば、燃料電池システム固有情報(報知元である燃料電池システム80を特定する情報)、報知日時情報(報知情報を送信した日時を示す情報)、報知理由情報(報知の原因を示す情報)などが含まれる。また、報知情報は、例えば、脱硫器交換時期、ユーザ名情報、ユーザコード、脱硫器使用期間などを含むことができる。
交換履歴情報とは、過去に行われた脱硫器の交換履歴を示す情報をいう。
交換時期算出用データとは、交換時期判断手段15−3で行われる交換時期の判断に用いられるデータをいう。具体的には、例えば、燃料電池システム80の運転時間、燃料の消費量(脱硫器における燃料通過量)などがある。
次回交換予定日情報とは、交換時期判断手段15−3で算出された脱硫器82の次回交換予定日をいう。
交換時期判断手段15−3は、所定の情報にもとづいて、脱硫器の交換時期を判断する。
所定の情報には、例えば、一定期間、運転時間、脱硫器における燃料通過量などがある。
一定期間とは、交換頻度を示す期間であって、例えば、年一回,十ヶ月に一回などがある。この一定期間を経過したときが、脱硫器の交換時期となる。
運転時間とは、燃料電池システム80の運転時間の累計をいう。運転時間の計測は、例えば、主電源のONからOFFまでの時間を積算して求めることができる。この積算された運転時間が、所定時間に達したときが脱硫器の交換時期となる。
脱硫器における燃料通過量は、すなわち、燃料容器81から燃料電池装置85への燃料の供給量である。このため、メータ11での測定値が燃料通過量に相当する。この燃料通過量が所定量に達したときが脱硫器の交換時期となる。
報知管理手段15−4は、交換時期判断手段15−3で求められた脱硫器の交換時期に達したか否かを判断し、その交換時期に達すると、報知情報を生成し、通信手段15−1及び管理装置14を介して販売店サーバ20aへ送信する。なお、本実施形態においては、報知管理手段15−4で実行される機能、すなわち、脱硫器の交換時期に達すると報知情報を販売店サーバ20aへ送信する機能を「脱硫器交換時期アラーム機能」という。
表示手段15−5は、所定の情報、例えば、請求書Y14や報知情報の内容などを表示することができる。
入力手段15−6は、複数のキーで構成されており、所定の処理をユーザ端末15に実行させるための命令等を入力する。
制御手段15−7は、入力手段15−6で入力された命令等にもとづいて、所定の処理を実行する。所定の処理には、例えば、請求書を表示手段15−5に表示させる処理、脱硫器の交換時期を交換時期判断手段15−3に算出させる処理などがある。
電話機16は、ユーザAが所持する屋内設置型または携帯型の電話機であって、ユーザAが脱硫器82の交換を販売店Bに依頼(オーダ)できるようになっている。このオーダは、中継端子盤17及び通信回線70を通じて販売店サーバ20aへ送られる。
中継端子盤17は、管理装置14と通信回線70、電話機16と通信回線70をそれぞれ接続する端子盤である。
なお、ユーザAの敷地内には、燃料電池システム80が設置されている。
燃料電池システム80は、図4に示すように、燃料容器81と、脱硫器82と、改質器83と、スタック84とを有している。
燃料容器81は、燃料を貯蔵する容器である。例えば、灯油用のタンクやLPG用のボンベなどが含まれる。
脱硫器82は、燃料(水素製造用原料、例えば、灯油やLPG(液化石油ガス)など)から硫黄分を除去して改質器83へ送る。
改質器83は、その硫黄分が除去された燃料を改質して水素を取り出す。この取り出された水素(改質ガス)は、スタック84へ送られる。
スタック(燃料電池本体)84は、改質器83からの水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させることにより発電を行う。この発電された電力は、住居や店舗などへ供給される。
なお、脱硫器82と改質器83とスタック84とは一つの筐体に収められており、これを本実施形態では「燃料電池装置85」という。
また、燃料電池システム80は、燃料として灯油やLPG、天然ガスなどを使用することができる。
販売店サーバ20aは、販売店B(脱硫器82の交換業者、販売店から業務依頼を受けたメンテナンス業者を含む)が所持するサーバであって、図5に示すように、報知検出手段21と、オーダ抽出手段22と、配車手段23と、ルート検索手段24と、表示手段25と、入力手段26と、地図情報システム27と、距離計算手段28と、地図データ記憶手段29と、通信手段30と、記憶手段31と、書類管理手段32とを有している。
報知検出手段21は、燃料電池管理システム10から送信されてきた報知情報を受信(検出)する。その報知情報は、配車手段23へ送られる。
オーダ抽出手段22は、ユーザAからの脱硫カートリッジ交換依頼(オーダ)を抽出する。このオーダ抽出手段22は、ユーザAが電話機16でオーダを伝えた際に、オーダ情報が販売店サーバ20aに入力することにより、オーダを認識する。
配車手段23は、報知検出手段21又はオーダ抽出手段22からの指令にもとづいて、複数のユーザAに最短で脱硫カートリッジを配送するのに最適な配送車を決定する。
この配車手段23は、遺伝的アルゴリズムにもとづいて最適な配送車を決定するものである。
最適な配送車とは、販売店Bが所有する配送車のうち、配送ルート(1台の配送車が所定時間に回ることができる配送エリア)を走るのに最も適した配送車をいう。
最適な配送車の決定にあたり、配送車の情報、ユーザAの情報、配送される燃料の総重量及び燃料が配送されるユーザAの密集度が参酌される。
これらの配送車の情報、ユーザAの情報及び配送燃料重量情報は、キーボード等から構成される入力手段26で入力される。さらに、地図データの情報は商品名「mapinfo」等の地図情報システム27から供給され、地図上の所定位置間における距離の情報は距離計算手段28から供給される。地図情報システム27は、地図データ記憶手段29から基礎データが入力される。
配送車の情報としては、例えば、配送車の台数・大きさ(通行可能な道幅)・燃料容器81の容量(積載量)、使用できる日時を例示することができる。
ユーザAの情報としては、例えば、ユーザAの住所(燃料が配送される場所)、配送する燃料の量、配送可能な時間帯(ユーザAが指定した配送時間帯)を例示することができる。
ユーザAの密集度は、入力手段26で入力されるユーザAの住所情報、地図情報システム27及び距離計算手段28から求められる。
ルート探索手段24は、配車手段23の配車情報にもとづいて配送車が複数のユーザAを最短ルートで配送できるように配送車の具体的ルートを探索する。
このルート探索手段24は、配送車が現在走行する位置と、配送車が走行する現在位置の周囲の交通情報とにもとづいて配送車の具体的ルート(1つの配送ルートで回るユーザAの順番、各ユーザAへの到着予定時間、燃料供給作業時間等)を探索するものであり、グローバルポジショニングシステム(GPS)を利用して求められる。
このグローバルポジショニングシステムは、カーナビゲーションシステムの一部を構成するものであって、配送車が現在走行している位置を衛星を利用して検知し、その位置で配送車の車内のディスプレイで表示するものである。
本実施形態では、配送車の走行位置の情報がその周囲の交通情報とともに図示しない無線手段を通じて販売店サーバ20aのルート探索手段24に送られる。
具体的ルートを探索するため、ルート探索手段24には地図情報システム27及び距離計算手段28からそれぞれ情報が入力される。
表示手段25は、コンピュータのディスプレイや印刷装置であり、その表示内容は、配送車の車内のディスプレイでも表示される。
この表示手段25は、例えば、ルート探索手段24で探索したルートなどを表示することができる。
通信手段30は、書類管理手段32で作成された発注書S11(第一発注書)を、通信手段70を介して管理会社サーバ40aへ送信する。
また、通信手段30は、書類管理手段32で作成された受領書X12を、通信手段70を介してカートリッジメーカ端末60aへ送信する。
さらに、通信手段30は、書類作成手段32で作成された請求書Y14(第四請求書)を、通信手段70を介して燃料電池管理システム10へ送信する。
また、通信手段30は、カートリッジメーカ端末60aから送信されてきた納品書W12(第一納品書)、管理会社サーバ40aから送信されてきた請求書Y13(第三請求書)を受信する。
記憶手段31は、書類管理手段32で作成された発注書S11、受領書X12、請求書Y14の各情報を記憶する。また、記憶手段31は、書類管理手段32が各種書類を作成するためのデータを記憶する。さらに、記憶手段31は、通信手段30で受信された納品書W12や請求書Y13に関する情報を記憶する。
書類作成手段32は、燃料電池管理システム10から報知情報が送られてくると、発注書S11を作成(発注書S11の発注書情報(第一発注書情報)を生成)する。この作成された発注書S11は、管理会社サーバ40aへ送信される。
また、書類作成手段32は、カートリッジメーカ端末60aから納品書W12(第一納品書)が送られてくると、受領書X12を作成(受領書X12の受領書情報を生成)する。この作成された受領書X12は、カートリッジメーカ端末60aへ送信される。
さらに、書類作成手段32は、管理会社サーバ40aから請求書Y13(第三請求書)が送られてくると、請求書Y14(請求書Y14の請求書情報(第四請求書情報)を生成)を作成する。この作成された請求書Y14は、燃料電池管理システム10へ送信される。
なお、請求書Y14は、自動料金徴収システムを使用する場合は、省略できる。
管理会社サーバ40aは、管理会社Cが所持するサーバであって、図6に示すように、通信手段41と、記憶手段42と、表示手段43と、書類作成手段44と、制御手段45と、入力手段46とを有している。
通信手段41は、販売店サーバ20aから送信されてきた発注書S11を受信する。また、脱硫剤メーカ端末50から送信されてきた見積書U11、注文請書V11、請求書Y11(第一請求書)を受信する。さらに、カートリッジメーカ端末60aから送信されてきた見積書U12、注文請書V12、請求書Y12(第二請求書)を受信する。
さらに、通信手段41は、請求書Y13を販売店サーバ20aへ送信する。また、見積依頼書T11、発注書S12(第二発注書、脱硫器用脱硫剤の発注書)を脱硫剤メーカ端末50へ送信する。さらに、見積依頼書T12、発注書S13(第二発注書、脱硫器用カートリッジの発注書)をカートリッジメーカ端末40aへ送信する。
記憶手段42は、通信手段41で受信された発注書S11、見積書U11、U12、注文請書V11、V12、請求書Y11、Y12に関する情報を記憶する。また、記憶手段42は、書類作成手段44で作成された見積依頼書T11、T12、発注書S12、S13、請求書Y13に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段42は、書類作成手段44が見積依頼書T11、T12、発注書S12、S13、請求書Y13を作成するための情報を記憶する。
表示手段43は、通信手段41で送受信された発注書S11、S12、S13、見積依頼書T11、T12、見積書U11、U12、注文請書V11、V12、請求書Y11、Y12、Y13に関する情報を表示する。
書類作成手段44は、見積依頼書T11、T12、発注書S12、S13、請求書Y13を作成(見積依頼書T11、T12の見積依頼書情報、発注書S12の発注書情報(第二発注書情報、脱硫器用脱硫剤の発注書情報)、発注書S13の発注書情報(第二発注書情報、脱硫器用カートリッジの発注書情報)、請求書Y13の請求書情報(第三請求書情報)を生成)する。これら作成された書類(生成された情報)は、記憶手段42へ送られて記憶される。
制御手段45は、入力手段46で入力された命令等にもとづいて、所定の処理を実行する。所定の処理には、例えば、発注書S11などを表示手段43に表示させる処理、見積依頼書T11などを書類作成手段44に作成させる処理などがある。
入力手段46は、複数のキーで構成されており、所定の処理を管理会社サーバ40aに実行させるための命令等を入力する。
脱硫剤メーカ端末50は、脱硫器82の脱硫剤を製造する脱硫剤メーカにより所持される端末であって、図7に示すように、通信手段51と、記憶手段52と、表示手段53と、書類作成手段54と、制御手段55と、入力手段56とを有している。
通信手段51は、管理会社サーバ40aから送信されてきた見積依頼書T11、発注書S12を受信する。また、カートリッジメーカ端末60aから送信されてきた受領書X11を受信する。
さらに、通信手段51は、見積書U11、注文請書V11、請求書Y11を管理会社サーバ40aへ送信する。また、納品書W11(第二納品書)をカートリッジメーカ端末60aへ送信する。
記憶手段52は、通信手段51で受信された見積依頼書T11、発注書S12、受領書X11に関する情報を記憶する。また、記憶手段52は、書類作成手段54で作成された見積書U11、注文請書V11、請求書Y11、納品書W11に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段52は、書類作成手段54が見積書U11、注文請書V11、請求書Y11、納品書W11を作成するための情報を記憶する。
表示手段53は、通信手段51で送受信された見積依頼書T11、見積書U11、発注書S12、注文請書V11、納品書W11、受領書X11、請求書Y11に関する情報を表示する。
書類作成手段54は、見積書U11、注文請書V11、請求書Y11、納品書W11を作成(見積書U11の見積書情報、注文請書V11の注文請書情報、請求書Y11の請求書情報(第一請求書情報)、納品書W11の納品書情報(第二納品書情報)を生成)する。これら作成された書類(生成された情報)は、記憶手段52へ送られて記憶される。
制御手段55は、入力手段56で入力された命令等にもとづいて、所定の処理を実行する。所定の処理には、例えば、見積依頼書T11などを表示手段53に表示させる処理、見積書U11などを書類作成手段54に作成させる処理などがある。
入力手段56は、複数のキーで構成されており、所定の処理を脱硫剤メーカ端末50に実行させるための命令等を入力する。
カートリッジメーカ端末60aは、脱硫カートリッジを製造するカートリッジメーカEにより所持される端末であって、図8に示すように、通信手段61と、記憶手段62と、表示手段63と、書類作成手段64と、制御手段65と、入力手段66とを有している。
通信手段61は、管理会社サーバ40aから送信されてきた見積依頼書T12、発注書S13を受信する。また、脱硫剤メーカ端末50から送信されてきた納品書W11を受信する。さらに、販売店サーバ20aから送信されてきた受領書X12を受信する。
また、通信手段61は、見積書U12、注文請書V12、請求書Y12を管理会社サーバ40aへ送信する。また、受領書X11を脱硫剤メーカ端末50へ送信する。さらに、納品書W12を販売店サーバ20aへ送信する。
記憶手段62は、通信手段61で受信された見積依頼書T12、発注書S13、納品書W11、受領書X12に関する情報を記憶する。また、記憶手段62は、書類作成手段64で作成された見積書U12、注文請書V12、請求書Y12、受領書X11、納品書W12に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段62は、書類作成手段64が見積書U12、注文請書V12、請求書Y12、受領書X11、納品書W12を作成するための情報を記憶する。
表示手段63は、通信手段61で送受信された見積依頼書T12、見積書U12、発注書S13、注文請書V12、納品書W11、W12、受領書X11、X12、請求書Y12に関する情報を表示する。
書類作成手段64は、見積書U12、注文請書V12、請求書Y12、受領書X11、納品書W12を作成(見積書U12の見積書情報、注文請書V12の注文請書情報、請求書Y12の請求書情報(第二請求書情報)、受領書X11の受領書情報、納品書W12の納品書情報(第一納品書情報)を生成)する。これら作成された書類(生成された情報)は、記憶手段62へ送られて記憶される。
制御手段65は、入力手段66で入力された命令等にもとづいて、所定の処理を実行する。所定の処理には、例えば、見積依頼書T12などを表示手段63に表示させる処理、見積書U12などを書類作成手段64に作成させる処理などがある。
入力手段66は、複数のキーで構成されており、所定の処理をカートリッジメーカ端末60aに実行させるための命令等を入力する。
通信回線70は、従来公知の任意好適な通信回線、例えば、電話通信会社の公衆回線などを用いることができる。
なお、本実施形態においては、「脱硫剤メーカ端末」と「カートリッジメーカ端末」とを合わせて「製造会社端末」という。この「製造会社端末」の「製造会社」とは、脱硫器又は脱硫器の構成部品(脱硫剤、カートリッジを含む)を製造する会社をいう。
次に、本実施形態にかかる脱硫カートリッジの配送ルート等を決定する手順について、図9を参照して説明する。
同図は、販売店サーバ20aが脱硫カートリッジの配送ルート等を決定するときの手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、販売店サーバ20aの報知検出手段21において報知検出プログラムが実行される(ステップ10)。この報知検出プログラムが実行されると、複数のユーザ端末15のうち報知情報を送信してきたユーザ端末15がある場合に、報知検出手段21は、それらユーザ端末15からの報知情報を配車手段23に伝達する。
次いで、オーダ抽出手段22においてオーダ抽出プログラムが実行される(ステップ11)。このオーダ抽出プログラムが実行されると、複数のユーザAのうち一部のユーザAが脱硫器82の交換依頼を電話機16を通じて行った場合、オーダ抽出手段22は、オーダ情報を販売店サーバ20aに入力することにより、オーダを認識し、その情報を配車手段23に伝達する。
なお、前述の報知検出プログラム及びオーダ抽出プログラムの実行により脱硫器の配送先のユーザAが抽出されたことになる。
その後、配車手段23によって配車プログラムが実行される(ステップ12)。この配車プログラムを実行すると、抽出された配送先がリストアップされて複数の配車案が作成される。これらの複数の配車案から遺伝的アルゴリズムの論理によって最適な配車及び配送ルート等が決定される。
ここで、遺伝的アルゴリズムとは、生物のメカニズムである遺伝子の交配、突然変異、適応度によって個体を選ぶ自然淘汰等をモデル化し、コンピュータシミュレーションによって最適化する問題解決手法である。
本実施形態では、図10に示されるフローチャートにしたがって、最適な配車及び配送ルート等を作成する。
まず、配車案が作成される(ステップ121)。この配車案の作成にあたり、抽出された配送先のユーザAの条件、例えば、販売店Bからの距離、ユーザA同士の距離、配送量、配送するユーザAの順番、配送する日及び時間、配送するルート、配送車のID番号類、等を可能な限り列挙し、これらの条件を可能な限り組み合わせる。
次いで、いずれの配送案が優れているかが評価される(ステップ122)。この評価にあたっては、配送時間が最短かつ配送距離が最短又は配送量最大という基準が設けられる。
さらに、配車の組み替えが行われる(ステップ123)。
この配車の組み替えのため、(1)評価の高い案を残し、(2)評価の低い案は条件(例えば、配送する顧客の順番)を組み替え、(3)より高い評価を求めるため、高い評価の案の条件を少し変える。前述のプロセスをn回繰り返して(ステップ124)、ユーザAのID番号及び名前、配送日、ローリーID(配送車のID番号)及び配送ルート番号が決定される(ステップ125)。
この決定された配送順の例を図11に示す。
同図に示される一覧表は、表示手段25で適宜表示することができる。ここで、同図に示すように、リストアップされた配送先を所定の時間内(例えば、労働時間である8時間以内)に配送し終わることが可能であれば、次のステップにいくが、不可能な場合には配送先の優先順位(例えば、残存時間、顧客からのオーダの有無)にしたがって再度、報知検出プログラム実行のプロセス(ステップ)に戻り、さらに、オーダ抽出プログラムの実行のプロセス(ステップ)に移行し、配送先をリストアップし直す(ステップ13)。
最適な配車及び配送ルートが設定されたら、ルート探索プログラムをルート探索手段34によって実行する(ステップ14)。
このルート探索プログラムを実行することによって、配送車が複数のユーザAを最短ルートで回れるように具体的ルートの探索を配送ルート毎にする。
その後、出力プログラムを表示手段25によって実行する(ステップ15)。
表示手段25で表示される最適なルート探索結果はグローバルポジショニングシステムによって配送車のカーナビゲーション用表示装置にも表示される。
ここで、配送計画表100は、図12に示すように、ユーザAのID番号及び名前、配送日、ローリーID(配送車のID番号)、配送ルート番号、充填量、配送時間及び配送距離といった最適なルート探索結果が表示された一覧表である。
配送ルートを表示した地図101は、図13に示すように、所定の配送ルートにおいて、配送するユーザA、その順番及びユーザAに到着する予定の時間を、その最短ルートRとともに表示されたものである。
この地図101のルートRにしたがって運転手は配送車を目的地まで運転する。
この場合、ルートRの途中に突発的な交通渋滞が生じることがあるが、この情報はグローバルポジショニングシステムによって販売店サーバ20aに伝達され、この販売店サーバ20aのルート探索手段35でルートRが逐次更新される。
したがって、本実施形態では、ユーザAの燃料電池システム80から送信されてきた報知情報を検出する報知検出手段21と、ユーザAからの脱硫器交換のオーダを抽出するオーダ抽出手段22と、報知検出手段21及びオーダ抽出手段22からの指令にもとづいて複数のユーザAの間を最短で脱硫器を交換するのに最適な配送車を決定する配車手段23と、この配車手段23の配車情報にもとづいて配送車が複数のユーザAを最短ルートで脱硫器交換できるように配送車のルートを探索するルート探索手段34とを備えて脱硫器の配送回収システムを構成したから、配送ルート決定にあたり、従来のような配送担当者並びに運転手の勘と経験にもとづくことがないため、脱硫器交換に無駄を排除することができ、配送コストを低減することができる。
このような手順により、従来の方法に比べて、配送時間と配送距離が短縮される。また、これらが短縮されるため、配送車の1台当たりの月間配送数量をアップさせることができる。
さらに、脱硫器を交換する総件数が多い場合(例えば、300軒以上の場合)には、必要な配送車の台数を従来の方法に比べて減らすことができる。
また、各ユーザAが所有する燃料電池システム80の脱硫器82が交換時期に達すると、報知検出手段21が報知情報を自動的に受信する構成としたので、ユーザAごとに脱硫器82の交換時期が異なる場合であっても、各燃料電池システム80ごとに脱硫器82の交換時期を正確に推定・把握できる。そのため、脱硫器82の交換が必要となった燃料電池システム80については、確実に脱硫器82を配送・回収できる。
つまり、燃料使用量の少ない個人のユーザA1と燃料使用量の多い飲食店のユーザA2とが存在する場合であっても、個々のユーザAに応じて脱硫器82の交換時期を正確に把握することができるので、それぞれの燃料電池システム80において適切な時期に脱硫器82を交換することができる。
さらに、配車手段23は、配送車の情報、ユーザAの情報及び作業員が脱硫器82を交換するための交換作業情報にもとづいて使用する配送車並びにその配送ルートを設定してから、配送車の情報、ユーザAの情報並びに交換作業情報といった必要な項目にもとづいて配送車の手配並びに配送ルートの設定が的確に行われるため、より最適な配送車を決定することができる。
また、配車手段23は、遺伝的アルゴリズムにもとづいて最適な配送車を決定する構成としたので、最適な配送車を簡易に決定することができる。
つまり、最適な配送車を決定するにあたり、本実施形態では、遺伝的アルゴリズムに代えて線形計画法や全数探索法を採用することが考えられるが、線形計画法では定式化が困難であり、全数探索法では計算時間が膨大となる。これに対して、遺伝的アルゴリズムでは、これらの不都合がない。
さらに、配車手段23は、脱硫器82の交換依頼情報を送信してきた燃料電池システム80の密集度を1つの選定基準とするから、密集した複数の燃料電池システム80を集中して回ることができるため、無駄がなく合理的な配車設定をすることができる。さらに、ルート探索手段34は、配送車が現在走行する位置と、配送車が走行する現在位置の周囲の交通情報とにもとづいて配送車のルートを探索する構成であるため、実際の配送車の走行ルートRを設定するにあたり、配送車が実際に走行する位置並びに周囲の交通情報という生きた情報が組み込まれることから、配送ルートRを合理的に設定することができる。
また、配送車の現在の走行位置を、カーナビゲーションで一般的に使用されている技術であるグローバルポジショニングシステムを利用して求めたから、配送車の走行ルートRの決定を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態では、ルート探索手段34で探索された最短の配送ルートRを販売店Bにおける販売店サーバ20aの表示手段25で表示する他、配送車に搭載されるカーナビゲーションシステムの表示装置にも表示されることから、配送車の運転手は、目的地まで容易に運転することができる。
次に、本実施形態の脱硫器配送回収システムで扱われる書類について、図14、図15を参照して説明する。
図14は、書類の代表例である発注書S11の構成情報((第一)発注書情報)を示す図表、図15は、請求書Y13の構成情報((第三)請求書情報)を示す図表である。
脱硫器配送回収システムで扱われる書類には、例えば、発注書S11、S12、S13、見積依頼書T11、T12、見積書U11、U12、注文請書V11、V12、納品書W11、W12、受領書X11、X12、請求書Y11、Y12、Y13、Y14などがある。
それらのうち、発注書S11に記載される発注書情報としては、例えば、図14に示すように、発注日情報、発注番号情報、発注先情報(管理会社名情報、管理会社コード情報、管理会社住所情報等)、発注元情報(販売店名情報、販売店コード情報、担当者名情報、担当者コード情報等)、発注対象情報(脱硫器品番情報等)、発注数量情報、単価情報、納品期限情報などが含まれる。
なお、同図においては、発注書S11を構成する発注書情報の具体例を挙げたが、例えば発注書S12や発注書S13を構成する各情報についても、発注書S11の発注書情報と同様の構成とすることができる。
見積依頼書T11、T12に記載される情報としては、例えば、発行日情報、依頼書番号情報、依頼先情報、依頼元情報、依頼内容情報などが含まれる。
見積書U11、U12に記載される情報としては、例えば、発行日情報、見積書番号情報、見積作成者情報、送付先情報、見積内容情報などが含まれる。
注文請書V11、V12に記載される情報としては、例えば、発行日情報、注文請書番号情報、発注者情報、受注者情報、注文内容情報などが含まれる。
納品書W11、W12に記載される情報としては、例えば、発行日情報、納品書番号情報、発注者情報、納品者情報、納品内容情報などが含まれる。
受領書X11、X12に記載される情報としては、例えば、発行日情報、受領書番号情報、納品者情報、受領者情報、受領内容情報などが含まれる。
請求書Y11、Y12、Y13、Y14に記載される情報としては、図15に示すように、例えば、発行日情報、請求書番号情報、請求先情報(ユーザ名、ユーザコード、ユーザ住所等)、請求元情報(販売店名、販売店コード、担当者名、担当者コード等)、請求内容情報(支払期限、支払方法、請求額等)などが含まれる。また、例えば、カートリッジ交換年月日情報、脱硫器品番情報、燃料電池システム番号情報などを含めることができる。
次に、脱硫器交換時における本実施形態の脱硫器配送回収システムの動作について、図16を参照して説明する。
同図は、脱硫器配送回収システムの動作手順を示す動作手順図である。
同図に示すように、ユーザAに設置されたユーザ端末15の交換時期判断手段15−3で、脱硫器82の交換時期が判断され、その交換時期に達したものと報知管理手段15−4で判断されると、ユーザ端末15の有する脱硫器交換時期アラーム機能が作動して、報知情報が販売店サーバ20aへ送信される。これにより脱硫器82の交換時期に達したことが通知される(ステップ20)。なお、報知情報の送信は、交換時期が近づいてきたときに送信することもできる。
販売店サーバ20aの報知検出手段21において、その報知情報が受信される。そして、書類作成手段32にて発注書S11が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ21)。
管理会社サーバ40aの通信手段41において、発注書S11が受信され、書類作成手段44にて見積依頼書T11が作成されて、脱硫剤メーカ端末50へ送信される(ステップ22)。
脱硫剤メーカ端末50の通信手段51において、見積依頼書T11が受信され、書類作成手段54にて見積書U11が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ23)。
管理会社サーバ40aの通信手段41において、見積書U11が受信され、書類作成手段44にて発注書S12が作成されて、脱硫剤メーカ端末50へ送信される(ステップ24)。
脱硫剤メーカ端末50の通信手段51において、発注書S12が受信され、書類作成手段54にて注文請書V11が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ25)。
さらに、管理会社サーバ40aの通信手段41にて発注書S11が受信されると、書類作成手段44にて見積依頼書T12が作成され、カートリッジメーカ端末60aへ送信される(ステップ26)。
カートリッジメーカ端末60aの通信手段61において、見積依頼書T12が受信され、書類作成手段64にて見積書U12が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ27)。
管理会社サーバ40aの通信手段41において、見積書U12が受信され、書類作成手段44にて発注書S13が作成されて、カートリッジメーカ端末60aへ送信される(ステップ28)。
カートリッジメーカ端末60aの通信手段61において、発注書S13が受信され、書類作成手段64にて注文請書V12が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ29)。その注文請書V12は、管理会社サーバ40aの通信手段41で受信される。
発注書S12を受けた脱硫剤メーカDにおいて、脱硫剤が製造される。この製造された脱硫剤が、カートリッジメーカEに納品される。このとき、脱硫剤メーカ端末50の書類作成手段54において、納品書W11が作成され、カートリッジメーカ端末60aへ送信される(ステップ30)。
カートリッジメーカ端末60aの通信手段61において、納品書W11が受信され、書類作成手段64にて受領書X11が作成されて、脱硫剤メーカ端末50へ送信される(ステップ31)。
脱硫剤メーカ端末50の通信手段51において、受領書X11が受信され、書類作成手段54にて請求書Y11が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ32)。
続いて、脱硫剤の納品を受けたカートリッジメーカEにおいて、その脱硫剤がカートリッジに充填され、脱硫器として販売店Bに納品される。このとき、カートリッジメーカ端末60aの書類作成手段64において、納品書W12が作成され、販売店サーバ20aへ送信される(ステップ33)。
販売店サーバ20aの通信手段21において、納品書W12が受信され、書類作成手段32にて受領書X12が作成されて、カートリッジメーカ端末60aへ送信される(ステップ34)。
カートリッジメーカ端末60aの通信手段61において、受領書X12が受信され、書類作成手段64にて請求書Y12が作成されて、管理会社サーバ40aへ送信される(ステップ35)。
管理会社サーバ40aの通信手段41において、請求書Y12が受信され、書類作成手段44にて請求書Y13が作成されて、販売店サーバ20aへ送信される(ステップ36)。
販売店サーバ20aの通信手段30において、請求書Y13が受信され、書類作成手段32にて請求書Y14が作成されて、ユーザ端末15へ送信される(ステップ37)。その請求書Y14は、ユーザ端末15で受信される。
以上説明したように、脱硫器配送回収システム及び脱硫器配送回収方法をこのような構成とすれば、燃料電池システムに取り付けられた脱硫器の交換時期がユーザ端末で算出され、その交換時期に達すると、交換依頼情報が交換業者サーバへ送信されるため、販売店は、ユーザから電話連絡を受けなくても、脱硫器の交換時期を迅速かつ確実に知ることができる。
このため、脱硫器の交換が警報の発報から大幅に遅れるといった事態をなくすことができ、これにより、改質効率や発電効率の性能低下を回避して、継続的かつ安定的な燃料電池システムの運転を実現できる。
[第二実施形態]
次に、本発明の脱硫器配送回収システム及び脱硫器配送回収方法の第二の実施形態について、図17を参照して説明する。
同図は、本実施形態の脱硫器配送回収システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、脱硫器の回収時を対象としている点で、脱硫器の交換時を対象とする第一実施形態と相違する。また、システム構成では、第一実施形態と比較して、脱硫剤メーカ端末に代えて処理業者端末を備えた点が相違する。すなわち、第一実施形態は、交換用の脱硫器を脱硫剤メーカやカートリッジメーカに製造・納品させるためのシステムを実現しているのに対し、本実施形態では、回収した脱硫器を処理業者に処理させ、カートリッジをカートリッジメーカへ返却するシステムを実現している。ただし、燃料電池管理システム(ユーザ端末)、販売店サーバ、管理会社サーバなどの構成要素は、本実施形態と第一実施形態とで共通している。
したがって、図17において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図17に示すように、脱硫器配送回収システム1bは、燃料電池管理システム10(ユーザ端末15)と、販売店サーバ20bと、管理会社サーバ40bと、カートリッジメーカ端末60bと、処理業者端末90bとを備え、これらが通信回線70を介して接続されている。
ここで、燃料電池管理システム10は、第一実施形態における燃料電池管理システム10と同様に、メータ11と、液面センサ12と、液面センサ制御装置13と、管理装置14と、ユーザ端末15と、電話機16と、中継端子盤17とを有している。
管理装置14は、インタフェース14−1と、制御手段14−2と、通信手段14−3とを有している。
インタフェース14−1は、ユーザ端末15に接続されており、そのユーザ端末15との間で所定の情報の送受信を行う。
制御手段14−2は、通信手段14−3及び通信回線70を介して販売店サーバ20bから送信されてきた請求書Y22(第六請求書)を、インタフェース14−1を介してユーザ端末15へ送信する。
ユーザ端末15は、第一実施形態におけるユーザ端末15と同様に、通信手段15−1と、記憶手段15−2と、交換時期判断手段15−3と、報知管理手段15−4と、表示手段15−5と、入力手段15−6と、制御手段15−7とを有している。
通信手段15−1は、管理装置14等を介して販売店サーバ20bから送信されてきた請求書Y22を受信する。
記憶手段15−2は、請求書Y22の請求書情報(第六請求書情報)を記憶する。
表示手段15−5は、所定の情報、例えば、請求書Y22などを表示することができる。
販売店サーバ20bは、第一実施形態における販売店サーバ20aと同様に、報知検出手段21bと、オーダ抽出手段22bと、配車手段23bと、ルート検索手段24bと、表示手段25bと、入力手段26bと、地図情報システム27bと、距離計算手段28bと、地図データ記憶手段29bと、通信手段30bと、記憶手段31bと、書類管理手段32bとを有している。
通信手段30bは、処理業者サーバ90bから送信されてきた作業完了報告書Z21や請求書Y21(第五請求書)を受信する。
また、通信手段30bは、発注書S21(第三発注書)や検収報告書Z22を処理業者サーバ90bへ送信する。さらに、通信手段30bは、請求書Y22をユーザ端末15へ送信する。また、通信手段30bは、脱硫器回収処理を行ったことの報告書Z23(回収処理報告書)を管理会社サーバ40bへ送信する。
記憶手段31bは、書類作成手段32bで作成された発注書S21や報告書Z23を記憶する。また、記憶手段31bは、書類作成手段32bで発注書S21や報告書Z23を作成するためのデータを記憶する。
書類作成手段32bは、発注書S21を作成(発注書S21の発注書情報(第三発注書情報)を生成)する。発注書S21は、ユーザAの燃料電池システム80から回収された脱硫器82の脱硫剤についての処理を処理業者Fに依頼するための発注書である。この作成された発注書S21は、処理業者端末90bへ送信される。
また、書類作成手段32bは、検収報告書Z22(検収報告書Z22の報告書情報を生成)を作成する。この作成された検収報告書Z22は、処理業者端末90bへ送信される。
さらに、書類作成手段32bは、報告書Z23(報告書Z23の報告書情報(回収処理報告書情報)を生成)を作成する。この作成された報告書Z23は、管理会社サーバ40bへ送信される。
また、書類作成手段32bは、請求書Y22(請求書Y22の請求書情報(第六請求書情報)を生成)を作成する。この作成された請求書Y22は、ユーザ端末15へ送信される。
なお、請求書Y22は、自動料金徴収システムを使用する場合は、省略できる。
管理会社サーバ40bは、第一実施形態における管理会社サーバ40aと同様に、通信手段41bと、記憶手段42bと、表示手段43bと、書類作成手段44bと、制御手段45bと、入力手段46bとを有している。
通信手段41bは、販売店サーバ20bから送信されてきた報告書Z23を受信する。
記憶手段42bは、報告書Z23を構成する情報を記憶する。
なお、本実施形態の脱硫器配送回収システム1bにおいては、管理会社サーバ40bで作成される書類が存在しないため、書類作成手段44bは、省略することができる。
カートリッジメーカ端末60bは、第一実施形態におけるカートリッジメーカ端末60aと同様に、通信手段61bと、記憶手段62bと、表示手段63bと、書類作成手段64bと、制御手段65bと、入力手段66bとを有している。
通信手段61bは、処理業者端末90bから送信されてきた納品書W21(第三納品書)を受信する。また、通信手段61bは、受領書X21を処理業者端末90bへ送信する。
記憶手段62bは、書類作成手段64bで作成された受領書X21に関する情報や通信手段61で受信された納品書W21に関する情報を記憶する。また、記憶手段62bは、書類作成手段64bが受領書X21を作成するための情報を記憶する。
表示手段63bは、納品書W21や受領書X21を表示することができる。
書類作成手段64bは、受領書X21を作成(受領書X21の受領書情報(第三受領書情報)を生成)する。
処理業者端末90bは、処理業者Fに備えられる端末である。
処理業者Fは、販売店B又は管理会社Cから脱硫器を引き渡されると、この脱硫器から脱硫剤を取り出す。そして、その脱硫剤が取り出された後のカートリッジをカートリッジメーカEに返却する。この返却されたカートリッジは、カートリッジメーカEで新たに脱硫剤が充填され、再び脱硫器(脱硫カートリッジ)として使用される。
その処理業者端末90bは、図18に示すように、通信手段91と、記憶手段92と、表示手段93と、書類作成手段94と、制御手段95と、入力手段96とを有している。
通信手段91は、販売店サーバ20bから送信されてきた発注書S21、検収報告書Z22を受信する。また、カートリッジメーカ端末60bから送信されてきた受領書X21を受信する。
さらに、通信手段91は、作業完了報告書Z21、請求書Y21を販売店サーバ20bへ送信する。また、納品書W21をカートリッジメーカ端末60bへ送信する。
記憶手段92は、通信手段91で受信された発注書S21、検収報告書Z22、受領書X21に関する情報を記憶する。また、記憶手段92は、書類作成手段94で作成された作業完了報告書Z21、請求書Y21、納品書W21に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段92は、書類作成手段94が作業完了報告書Z21、請求書Y21、納品書W21を作成するための情報を記憶する。
表示手段93は、発注書S21、検収報告書Z22、受領書X21、作業完了報告書Z21、請求書Y21、納品書W21に関する情報を表示する。
書類作成手段94は、作業完了報告書Z21、請求書Y21、納品書W21を作成(作業完了報告書Z21の作業完了報告書情報、請求書Y21の請求書情報(第五請求書情報)、納品書W21の納品書情報(第三納品書情報)を生成)する。これら作成された書類(生成された情報)は、記憶手段92へ送られて記憶される。
制御手段95は、入力手段96で入力された命令等にもとづいて、所定の処理を実行する。所定の処理には、例えば、発注書S21などを表示手段93に表示させる処理、書類作成手段94に作業完了報告書Z21などを作成させる処理などがある。
入力手段96は、複数のキーで構成されており、所定の処理をカートリッジメーカ端末60bに実行させるための命令等を入力する。
次に、脱硫器交換時における本実施形態の脱硫器配送回収システムの動作について、図19を参照して説明する。
同図は、脱硫器配送回収システムの動作を示す動作手順図である。
販売店Bの作業者により、ユーザAに設置された燃料電池システム80から脱硫器82が回収されると、販売店サーバ20bの書類作成手段32にて発注書S21が作成されて、処理業者端末90bへ送信される(ステップ40)。これとともに、回収された脱硫器82が処理業者Fへ送られる。
処理業者端末90bの通信手段91において、発注書S21が受信されると、処理業者Fにおいて、発注書S21に示された脱硫器82から脱硫剤を回収する処理が行われる。
この脱硫剤の回収処理が行われた後のカートリッジが、処理業者FからカートリッジメーカEへ納品(返却)される。このとき、処理業者端末90bの書類作成手段94にて納品書W21が作成されて、カートリッジメーカ端末60bへ送信される(ステップ41)。
カートリッジメーカ端末60bの通信手段61において、納品書W21が受信され、カートリッジの納品が確認されると、書類作成手段54にて受領書X21が作成されて、処理業者端末90bへ送信される(ステップ42)。
処理業者端末90bの通信手段91において、受領書X21が受信され、書類作成手段94にて作業完了報告書Z21が作成されて、販売店サーバ20bへ送信される(ステップ43)。
販売店サーバ20bの通信手段30において、作業完了報告書Z21が受信され、書類作成手段32にて検収報告書Z22が作成されて、処理業者端末90bへ送信される(ステップ44)。
処理業者端末90bの通信手段91にて検収報告書Z22が受信されると、書類作成手段94にて請求書Y21が作成され、販売店サーバ20bへ送信される(ステップ45)。
販売店サーバ20bの通信手段30において、請求書Y21が受信され、書類作成手段32にて請求書Y22が作成されて、ユーザ端末15へ送信される(ステップ46)。その請求書Y22は、ユーザ端末15で受信される。
また、販売店サーバ20bの書類作成手段32にて報告書Z23が作成されて、管理会社サーバ40bへ送信される(ステップ47)。
管理会社サーバ40bの通信手段41において、報告書Z23が受信される(ステップ48)。
以上説明したように、脱硫器配送回収システム及び脱硫器配送回収方法をこのような構成とすれば、脱硫器や脱硫剤の回収処理に関する書類や情報を脱硫器配送回収システムにおいて扱うことができる。しかも、脱硫器の回収処理が行われたことを示す報告書Z23が管理会社Cへ送信されるため、管理会社Cは、その脱硫器の回収状況を逐次把握することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の脱硫器配送回収システム及び脱硫器配送回収方法の第三の実施形態について、図20を参照して説明する。
同図は、本実施形態の脱硫器配送回収システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、脱硫器の回収時を対象としている点で、脱硫器の交換時を対象とする第一実施形態と相違する。また、システム構成では、第一実施形態と比較して、脱硫剤メーカ端末に代えて処理業者端末を備えた点が相違する。これら相違点は、第二実施形態と比較すると共通点となるが、第二実施形態は、販売店サーバと処理業者端末との間で直接発注書や請求書が送受信されるのに対し、本実施形態では、それら発注書等が管理会社サーバを介して送受信される点で相違する。ただし、燃料電池管理システム(ユーザ端末)、販売店サーバ、管理会社サーバなどの構成要素は、本実施形態と第一実施形態とで共通している。
したがって、図20において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図20に示すように、脱硫器配送回収システム1cは、燃料電池管理システム10(ユーザ端末15)と、販売店サーバ20cと、管理会社サーバ40cと、カートリッジメーカ端末60cと、処理業者端末90cとを備え、これらが通信回線70を介して接続されている。
ここで、燃料電池管理システム10は、第一実施形態における燃料電池管理システム10と同様に、メータ11と、液面センサ12と、液面センサ制御装置13と、管理装置14と、ユーザ端末15と、電話機16と、中継端子盤17とを有している。
管理装置14は、インタフェース14−1と、制御手段14−2と、通信手段14−3とを有している。
インタフェース14−1は、ユーザ端末15に接続されており、そのユーザ端末15との間で所定の情報の送受信を行う。
制御手段14−2は、通信手段14−3及び通信回線70を介して販売店サーバ20bから送信されてきた請求書Y33を、インタフェース14−1を介してユーザ端末15へ送信する。
ユーザ端末15は、第一実施形態におけるユーザ端末15と同様に、通信手段15−1と、記憶手段15−2と、交換時期判断手段15−3と、報知管理手段15−4と、表示手段15−5と、入力手段15−6と、制御手段15−7とを有している。
通信手段15−1は、管理装置14等を介して販売店サーバ20bから送信されてきた請求書Y33を受信する。
記憶手段15−2は、請求書Y33の請求書情報を記憶する。
表示手段15−5は、所定の情報、例えば、請求書Y33などを表示することができる。
販売店サーバ20cは、第一実施形態における販売店サーバ20aと同様に、報知検出手段21cと、オーダ抽出手段22cと、配車手段23cと、ルート検索手段24cと、表示手段25cと、入力手段26cと、地図情報システム27cと、距離計算手段28cと、地図データ記憶手段29cと、通信手段30cと、記憶手段31cと、書類管理手段32cとを有している。
通信手段30cは、発注書S31(第四発注書)を管理会社サーバ40cへ送信する。また、通信手段30cは、管理会社サーバ40cから送信されてきた請求書Y32を受信する。さらに、通信手段30cは、請求書Y33をユーザ端末15へ送信する。
記憶手段31cは、通信手段30cで受信された請求書Y32に関する情報を記憶する。また、記憶手段31cは、書類作成手段32cで作成された発注書S31や請求書Y33に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段31cは、書類作成手段32cが発注書S31や請求書Y33を作成するための情報を記憶する。
書類作成手段32cは、発注書S31(発注書S31の発注書情報(第四発注書情報)を生成)を作成する。発注書S31は、ユーザAの燃料電池システム80から回収された脱硫器82の脱硫剤についての処理を管理会社Cに依頼するための発注書である。この作成された発注書S31は、管理会社サーバ40cへ送信される。
また、書類作成手段32cは、請求書Y33(請求書Y33の請求書情報を生成)を作成する。この作成された請求書Y33は、ユーザ端末15へ送信される。
管理会社サーバ40cは、第一実施形態における管理会社サーバ40aと同様に、通信手段41cと、記憶手段42cと、表示手段43cと、書類作成手段44cと、制御手段45cと、入力手段46cとを有している。
通信手段41cは、販売店サーバ20cから送信されてきた発注書S31を受信する。また、通信手段41cは、処理業者端末90cから送信されてきた作業完了報告書Z31や請求書Y31を受信する。
さらに、通信手段41cは、請求書Y32を販売店サーバ20cへ送信する。また、通信手段41cは、発注書S32(第五発注書)や検収報告書Z32を処理業者端末90cへ送信する。
記憶手段42cは、通信手段41cで受信された発注書S31、作業完了報告書Z31、請求書Y31に関する情報を記憶する。また、記憶手段42cは、書類作成手段44cで作成された発注書S32、検収報告書Z32、請求書Y32に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段42cは、書類作成手段44cが発注書S32、検収報告書Z32、請求書Y32を作成するためのデータを記憶する。
書類作成手段44cは、発注書S32や検収報告書Z32を作成(発注書S32の発注書情報(第五発注書情報)、検収報告書Z32の検収報告書情報を生成)する。これら作成された発注書S32や検収報告書Z32は、処理業者端末90cへ送信される。
また、書類作成手段44cは、請求書Y32を作成(請求書Y32の請求書情報を生成)する。この作成された請求書Y32は、販売店サーバ20cへ送信される。
カートリッジメーカ端末60cは、第一実施形態におけるカートリッジメーカ端末60aと同様に、通信手段61cと、記憶手段62cと、表示手段63cと、書類作成手段64cと、制御手段65cと、入力手段66cとを有している。
通信手段61cは、処理業者端末90cから送信されてきた納品書W31を受信する。また、通信手段61は、受領書X31を処理業者端末90cへ送信する。
記憶手段62cは、通信手段61cで受信された納品書W31を記憶する。また、記憶手段62cは、書類作成手段64cで作成された受領書X31を記憶する。さらに、記憶手段62cは、書類作成手段64cが受領書X31を作成するためのデータを記憶する。
書類作成手段64cは、受領書X31を作成(受領書X31の受領書情報を生成)する。この作成された受領書X31は、処理業者端末90cへ送信される。
処理業者端末90cは、第二実施形態における処理業者端末90cと同様に、通信手段91と、記憶手段92と、表示手段93と、書類作成手段94と、制御手段95と、入力手段96とを有している。
通信手段91は、管理会社サーバ40cから送信されてきた発注書S32、検収報告書Z32を受信する。また、カートリッジメーカ端末60cから送信されてきた受領書X31を受信する。
また、通信手段61は、作業完了報告書Z31、請求書Y31を管理会社サーバ40cへ送信する。また、納品書W31をカートリッジメーカ端末60cへ送信する。
記憶手段92は、通信手段91で受信された発注書S32、検収報告書Z32、受領書X31に関する情報を記憶する。また、記憶手段92は、書類作成手段94で作成された作業完了報告書Z31、請求書Y31、納品書W31に関する情報を記憶する。さらに、記憶手段92は、書類作成手段94が作業完了報告書Z31、請求書Y31、納品書W31を作成するための情報を記憶する。
表示手段93は、発注書S32、検収報告書Z32、受領書X31、作業完了報告書Z31、請求書Y31、納品書W31に関する情報を表示する。
書類作成手段94は、作業完了報告書Z31、請求書Y31、納品書W31を作成(作業完了報告書Z31の作業完了報告書情報、請求書Y31の請求書情報、納品書W31の納品書情報を生成)する。これら作成された書類は、記憶手段92へ送られて記憶される。
制御手段95は、入力手段96で入力された命令等にもとづいて、所定の処理を実行する。所定の処理には、例えば、発注書S32などを表示手段93に表示させる処理、書類作成手段94に作業完了報告書Z31などを作成させる処理などがある。
入力手段96は、複数のキーで構成されており、所定の処理を処理業者端末90cに実行させるための命令等を入力する。
次に、脱硫器交換時における本実施形態の脱硫器配送回収システムの動作について、図21を参照して説明する。
同図は、脱硫器配送回収システムの動作手順を示す動作手順図である。
販売店Bの作業者により、ユーザAに設置された燃料電池システム80から脱硫器82が回収されると、販売店サーバ20cの書類作成手段32にて発注書S31が作成されて、管理会社サーバ40cへ送信される(ステップ50)。
管理会社サーバ40cの通信手段41において、発注書S31が受信され、書類作成手段34にて発注書S32が作成されて、処理業者端末90cへ送信される(ステップ51)。
処理業者端末90cの通信手段91において、発注書S32が受信されると、処理業者Fにおいて、発注書S32に示された脱硫器82から脱硫剤を回収する処理が行われる。
この脱硫剤の回収処理が行われた後のカートリッジが、処理業者FからカートリッジメーカEへ納品(返却)される。このとき、処理業者端末90cの書類作成手段94にて納品書W31が作成されて、カートリッジメーカ端末60cへ送信される(ステップ52)。
カートリッジメーカ端末60cの通信手段61において、納品書W31が受信され、カートリッジの納品が確認されると、書類作成手段64にて受領書X31が作成されて、処理業者端末90cへ送信される(ステップ53)。
処理業者端末90cの通信手段91において、受領書X31が受信され、書類作成手段94にて作業完了報告書Z31が作成されて、管理会社サーバ40cへ送信される(ステップ54)。
管理会社サーバ40cの通信手段41において、作業完了報告書Z31が受信され、書類作成手段42にて検収報告書Z32が作成されて、処理業者端末90cへ送信される(ステップ55)。
処理業者端末90cの通信手段91にて検収報告書Z32が受信されると、書類作成手段94にて請求書Y31が作成され、管理会社サーバ40cへ送信される(ステップ56)。
管理会社サーバ40cの通信手段41において、請求書Y31が受信され、書類作成手段44にて請求書Y32が作成されて、販売店サーバ20cへ送信される(ステップ57)。
販売店サーバ20cの通信手段30において、請求書Y32が受信され、書類作成手段32にて請求書Y33が作成されて、ユーザ端末15へ送信される(ステップ58)。その請求書Y33は、ユーザ端末15で受信される。
以上説明したように、脱硫器配送回収システム及び脱硫器配送回収方法をこのような構成とすれば、第二実施形態と同様に、脱硫器や脱硫剤の回収処理に関する書類や情報を脱硫器配送回収システムにおいて扱うことができる。しかも、管理会社Cを介して発注書や請求書が送受信されるため、管理会社Cは、その脱硫器の回収状況を逐次把握することができる。
[脱硫器配送回収プログラム]
次に、脱硫器配送回収プログラムについて説明する。
上記の各実施形態におけるコンピュータ(脱硫器配送回収システム、燃料電池管理システム、ユーザ端末、販売店サーバ、管理会社サーバ、脱硫剤メーカ端末、カートリッジメーカ端末、処理業者端末)の脱硫器配送回収機能(脱硫器配送回収方法を実行するための機能)は、記憶手段(例えば、ROMやハードディスクなど)に記憶された脱硫器配送回収プログラムにより実現される。
脱硫器配送回収プログラムは、コンピュータの制御手段(CPUなど)に読み込まれることにより、コンピュータの構成各部に指令を送り、所定の処理、たとえば、ユーザ端末における脱硫器交換時期判断処理、販売店サーバ,管理会社サーバ,脱硫剤メーカ端末,カートリッジメーカ端末,処理業者端末における書類作成処理などを行わせる。
これによって、脱硫器配送回収機能は、ソフトウエアである脱硫器配送回収プログラムとハードウエア資源であるコンピュータ(脱硫器配送回収システム、燃料電池管理システム、ユーザ端末、販売店サーバ、管理会社サーバ、脱硫剤メーカ端末、カートリッジメーカ端末、処理業者端末)の各構成手段とが協働することにより実現される。
なお、脱硫器配送回収機能を実現するための脱硫器配送回収プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクなどに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、脱硫器配送回収装置に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAM等にロードされて、CPU(制御手段)により実行される。この実行により、上述した本実施形態の脱硫器配送回収装置の機能が実現される。
さらに、コンピュータで脱硫器配送回収プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された脱硫器配送回収プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた脱硫器配送回収プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の脱硫器配送回収装置の脱硫器配送回収機能を実現する。
以上、本発明の脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る脱硫器配送回収システム、脱硫器配送回収方法及び脱硫器配送回収プログラムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施形態では、販売店サーバ、管理会社サーバ、脱硫剤メーカ端末、カートリッジメーカ端末、処理業者端末をそれぞれ一つずつ備えた構成としてあるが、それらは一つずつに限るものではなく、二つ以上備えることもできる。
さらに、ユーザ端末についても、燃料電池管理システムに一つ備えた構成としてあるが、一つに限るものではなく、二つ以上備えることもできる。
また、上述した各実施形態では、販売店B、管理会社C、脱硫剤メーカD、カートリッジメーカE、処理業者Fが、それぞれ別個独立した店舗、会社、メーカ、業者であるものとして説明しているが、それらは、例えば、一企業体の一部門となることもできる。すなわち、一企業体の販売部門、管理部門、脱硫剤生産部門、カートリッジ生産部門、処理部門といった構成とすることもできる。
本発明は、脱硫器の交換や回収に関する発明であるため、それら交換業務や回収業務に関する処理を実行可能なコンピュータシステム、サーバ、端末に利用可能である。
本発明の第一実施形態における脱硫器配送回収システムの構成を示すブロック図である。 燃料電池管理システムの構成を示すブロック図である。 ユーザ端末の構成を示すブロック図である。 燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 販売店サーバの構成を示すブロック図である。 管理会社サーバの構成を示すブロック図である。 脱硫剤メーカ端末の構成を示すブロック図である。 カートリッジメーカ端末の構成を示すブロック図である。 販売店サーバの動作を示すフローチャートである。 配車プログラムの動作を示すフローチャートである。 配車手段で求められる一覧表を示す図表である。 ルート探索手段で求められる配送計画表を示す図表である。 ルート探索手段で求められる配送ルートを表示した地図を示す図である。 発注書情報の構成例を示す図表である。 請求書情報の構成例を示す図表である。 本発明の第一実施形態における脱硫器配送回収システムの動作を示す動作手順図である。 本発明の第二実施形態における脱硫器配送回収システムの構成を示すブロック図である。 処理業者端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第二実施形態における脱硫器配送回収システムの動作を示す動作手順図である。 本発明の第三実施形態における脱硫器配送回収システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態における脱硫器配送回収システムの動作を示す動作手順図である。
符号の説明
1a、1b、1c 脱硫器配送回収システム
10 燃料電池管理システム
11 メータ
14 管理装置
15 ユーザ端末
15−3 交換時期判断手段
15−4 報知管理手段
16 電話機
20a、20b、20c 販売店サーバ
21 報知検出手段
22 オーダ抽出手段
23 配車手段
24 ルート検索手段
25 表示手段
26 入力手段
27 地図情報システム
28 距離計算手段
29 地図データ
30 通信手段
32 書類作成手段
40a、40b、40c 管理会社サーバ
41 通信手段
44 書類作成手段
50 脱硫剤メーカ端末
51 通信手段
54 書類作成手段
60a、60b、60c カートリッジメーカ端末
61 通信手段
64 書類作成手段
70 通信回線
80 燃料電池システム
82 脱硫器
90b、90c 処理業者端末
91 通信手段
94 書類作成手段

Claims (16)

  1. ユーザが所持するユーザ端末と、脱硫器の交換業者が所持する交換業者サーバと、脱硫器の管理会社が所持する管理会社サーバと、脱硫器又は脱硫器の構成部品を製造する会社が所持する製造会社端末とを備えた脱硫器配送回収システムであって、
    前記ユーザ端末が、
    前記脱硫器の交換依頼情報を前記交換業者サーバへ送信する手段を有し、
    前記交換業者サーバが、
    前記交換依頼情報を受信する手段と、
    前記管理会社に前記脱硫器を発注するための第一発注書情報を生成する手段と、
    前記第一発注書情報を前記管理会社サーバへ送信する手段とを有し、
    前記管理会社サーバが、
    前記製造会社に前記脱硫器を発注するための第二発注書情報を生成する手段と、
    前記第二発注書情報を前記製造会社端末へ送信する手段とを有し、
    前記製造会社端末が、
    前記脱硫器を納品するための第一納品書情報を生成する手段と、
    前記第一納品書情報を前記交換業者サーバへ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする脱硫器配送回収システム。
  2. 前記ユーザ端末が、
    前記脱硫器の交換時期を算出する手段と、
    前記交換時期に達すると、前記交換依頼を前記交換業者サーバへ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1記載の脱硫器配送回収システム。
  3. 前記製造会社端末が、脱硫器用脱硫剤の製造会社が所持する脱硫剤メーカ端末と、脱硫器用カートリッジの製造会社が所持するカートリッジメーカ端末とを有し、
    前記管理会社サーバが、
    前記脱硫器用脱硫剤の発注書情報と前記脱硫器用カートリッジの発注書情報とを生成する手段と、
    前記脱硫器用脱硫剤の発注書情報を前記脱硫剤メーカ端末へ送信するとともに、前記脱硫器用カートリッジの発注書情報を前記カートリッジメーカ端末へ送信する手段とを有し、
    前記脱硫剤メーカ端末が、
    前記脱硫器用脱硫剤を納品するための第二納品書情報を生成する手段と、
    前記第二納品書情報を前記カートリッジメーカ端末へ送信する手段とを有し、
    前記カートリッジメーカ端末が、
    前記カートリッジに前記脱硫器用脱硫剤を充填して得られた脱硫器を納品するための前記第一納品書情報を生成する手段と、
    前記第一納品書情報を前記交換業者サーバへ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の脱硫器配送回収システム。
  4. 前記脱硫剤メーカ端末が、
    脱硫器用脱硫剤の代金を請求するための第一請求書情報を生成する手段と、
    前記第一請求書情報を前記管理会社サーバへ送信する手段とを有し、
    前記カートリッジメーカ端末が、
    カートリッジの代金を請求するための第二請求書情報を生成する手段と、
    前記第二請求書情報を前記管理会社サーバへ送信する手段とを有し、
    前記管理会社サーバが、
    脱硫器の代金を交換業者に請求するための第三請求書情報を生成する手段と、
    前記第三請求書情報を前記交換業者サーバへ送信する手段とを有し、
    前記交換業者サーバが、
    脱硫器の代金をユーザに請求するための第四請求書情報を生成する手段と、
    前記第四請求書情報を前記ユーザ端末へ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項3記載の脱硫器配送回収システム。
  5. 脱硫器の処理業者が所持する処理業者端末を備え、
    前記交換業者サーバが、
    回収後の脱硫器の処理を依頼するための第三発注書情報を生成する手段と、
    前記第三発注書情報を前記処理業者端末へ送信する手段とを有し、
    前記処理業者端末が、
    脱硫器を処理して得られるカートリッジを納品するための第三納品書情報を生成する手段と、
    前記第三納品書情報を前記カートリッジメーカ端末へ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の脱硫器配送回収システム。
  6. 前記交換業者サーバが、
    回収後の脱硫器の処理を管理会社に依頼するための第四発注書情報を生成する手段と、
    前記第四発注書情報を前記管理会社サーバへ送信する手段とを有し、
    前記管理会社サーバが、
    回収後の脱硫器の処理を処理業者に依頼するための第五発注書情報を生成する手段と、
    前記第五発注書情報を前記処理業者端末へ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項5記載の脱硫器配送回収システム。
  7. 前記カートリッジメーカ端末が、
    前記第三納品書情報にもとづいて受領書情報を生成する手段と、
    前記受領書情報を前記処理業者端末へ送信する手段とを有し、
    前記処理業者端末が、
    前記受領書情報にもとづいて作業完了報告書情報を生成する手段と、
    前記作業完了報告書情報を前記交換業者サーバへ送信する手段とを有し、
    前記交換業者サーバが、
    前記作業完了報告書情報にもとづいて脱硫器の回収作業が終了したことを示す回収処理報告書情報を生成する手段と、
    前記回収処理報告書情報を前記管理会社サーバへ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の脱硫器配送回収システム。
  8. 前記処理業者端末が、
    脱硫器の処理に関する代金を交換業者に請求するための第五請求書情報を生成する手段と、
    前記第五請求書情報を前記交換業者サーバへ送信する手段とを有し、
    前記交換業者サーバが、
    脱硫器の回収に関する代金をユーザに請求するための第六請求書情報を生成する手段と、
    前記第六請求書情報をユーザ端末へ送信する手段とを有した
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の記載の脱硫器配送回収システム。
  9. 前記交換業者サーバが、
    前記ユーザ端末からの交換依頼情報を検出する報知検出手段と、
    ユーザからの商品のオーダを抽出するオーダ抽出手段と、
    前記報知検出手段又は前記オーダ抽出手段からの指令にもとづいて、複数のユーザに最短で脱硫器を配送するのに最適な配送車を決定する配車手段と、
    この配車手段で決定された配車情報にもとづいて、前記配送車が複数のユーザを最短ルートで配送できるように、配送車の具体的ルートを探索するルート探索手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の脱硫器配送回収システム。
  10. 前記配車手段が、
    配送車の情報、ユーザの情報、販売店の作業者が燃料電池システムに燃料を供給するための供給作業情報にもとづいて、使用する配送車及び/又は配送ルートを決定する
    ことを特徴とする請求項9記載の脱硫器配送回収システム。
  11. 前記配車手段が、
    遺伝的アルゴリズムにもとづいて、最適な配送車を決定する
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の脱硫器配送回収システム。
  12. 前記配車手段が、
    脱硫器の配送先であるユーザの密集度を決定基準の一つとする
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の脱硫器配送回収システム。
  13. 前記ルート探索手段が、
    前記配送車が現在走行する位置と、前記配送車が走行する現在位置の周囲の交通情報とにもとづいて、配送車の具体的ルートを探索する
    ことを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の脱硫器配送回収システム。
  14. 前記配送車が現在走行する位置が、グローバルポジショニングシステムを利用して求められる
    ことを特徴とする請求項13記載の脱硫器配送回収システム。
  15. 燃料電池システムの脱硫器を交換する時期に達すると、前記脱硫器の発注書情報を、管理会社サーバへ送信する脱硫器配送回収方法であって、
    前記脱硫器の交換依頼情報をユーザ端末から交換業者サーバへ送信し、
    前記交換業者サーバが、前記交換依頼情報の受信にもとづき、管理会社に対して前記脱硫器を発注するための第一発注書情報を生成し、
    前記第一発注書情報を前記交換業者サーバから前記管理会社サーバへ送信し、
    前記管理会社サーバが、脱硫器の製造会社に対して前記脱硫器を発注するための第二発注書情報を生成し、
    前記第二発注書情報を前記管理会社サーバから前記製造会社端末へ送信し、
    前記製造会社端末が、交換業者に前記脱硫器を納品するための納品書情報を生成し、
    前記納品書情報を前記製造会社端末から前記交換業者サーバへ送信する
    ことを特徴とする脱硫器配送回収方法。
  16. 燃料電池システムの脱硫器を交換する時期に達すると、前記脱硫器の発注書情報を管理会社サーバへ送信する手順を脱硫器配送回収システムに実行させる脱硫器配送回収プログラムであって、
    前記脱硫器の交換依頼情報を交換業者サーバへ送信する手順をユーザ端末に実行させ、
    前記交換依頼情報を受信する手順と、
    この交換依頼情報の受信にもとづき、管理会社に対して前記脱硫器を発注するための第一発注書情報を生成する手順と、
    前記第一発注書情報を前記管理会社サーバへ送信する手順とを前記交換業者サーバに実行させ、
    製造会社に対して前記脱硫器を発注するための第二発注書情報を生成する手順と、
    前記第二発注書情報を製造会社端末へ送信する手順とを前記管理会社サーバに実行させ、
    交換業者に前記脱硫器を納品するための納品書情報を生成する手順と、
    前記納品書情報を前記交換業者サーバへ送信する手順とを前記製造会社端末に実行させる
    ことを特徴とする脱硫器配送回収プログラム。
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