JP2007193688A - 通販事業システム用通販カタログ - Google Patents

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JP2007193688A JP2006012913A JP2006012913A JP2007193688A JP 2007193688 A JP2007193688 A JP 2007193688A JP 2006012913 A JP2006012913 A JP 2006012913A JP 2006012913 A JP2006012913 A JP 2006012913A JP 2007193688 A JP2007193688 A JP 2007193688A
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Abstract

【課題】通販事業に新規参入を望む資本力が限られた通販事業参入者と、余剰在庫商品を保有している在庫管理や配送手配を既に行っている既存通販事業者との間を通販事業仲介者が相互的に協力体制で販売管理する通販事業システム用通販カタログを提供する。
【解決手段】通販事業参入者3と既存通販事業者4とを、通販事業仲介者2により通販カタログ21を介して相互的に協力体制で販売管理する通販事業システム1に利用される通販カタログ21であり、該通販カタログ21の商品掲載欄に既存通販事業者4の保有在庫商品41から通販事業参入者3に商品を取扱選択させると共に該商品に既存通販事業者4から通販事業参入者3又は通販事業仲介者2へ支払われる料率印を必要に応じて表示してこれを掲載し、該表裏面若しくは始終画面には通販事業参入者3の出所等を自由に制作して表示させる構成にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、通販事業に新規参入を望む通販事業参入者の情報と、在庫商品を保有し、該在庫商品の在庫管理や配送手配を既に行っている既存通販事業者の保有在庫商品情報とを通販事業仲介者が入手できるようにし、これらの入手情報を基に制作した通販カタログの利用によって、通販事業参入者と既存通販事業者と間を仲介して通販事業の流通を促進する通販事業仲介者とが、通販カタログ制作者による通販カタログを介して相互的に協力体制で販売管理する事により、通販事業に係る特有の問題点を除去しつつ通販事業の流通を改善して、これら各者に利益をもたらすような工程を備えるようにした通販事業システムにおける通販事業システム用通販カタログに関するものである。
一般の通信販売事業者(以下、通販事業者と称する)は、取り扱う商品カタログを制作し、該商品カタログを顧客に対し郵送または配送の手配をしたり、または店頭や街路等に据え付けたパンフレットスタンド等に設置したりするなどの方法により商品カタログの配布を行い、該商品カタログの閲覧者は、所望の商品を通販事業者に対して電話やFAX、或いは郵便またはインターネット等の通信手段によって所望の取扱商品を注文し、通販事業者は、該注文商品を顧客に配送するというシステムで運営されている。
従来から、既存通販事業者が行っている上記システムとしては、顧客の会員管理システム、受発注管理システム、カタログ管理システム、在庫管理システム等を既に構築して行うシステムがあり、これら既存通販事業者に対して、顧客である通販既存会員は、インターネット・電話・FAX等の通信網を介して既存通販事業者への注文を行えるようにしている。
前記のような通販で利用される商品カタログの従来例としては、図9に示すようなものがある。すなわち、表紙片と、この表紙片の内側に綴じ合わされた複数枚のカタログ紙片3とからなるカタログ冊子1であって、該カタログ紙片3には、各商品の写真や説明文を掲載した商品説明部14や、商品毎の申込番号やサイズ等を印刷した商品申込情報表示部15等が設けられている。それで、前記カタログ冊子1を閲覧し、前記商品説明部14及び前記商品申込情報表示部15等の情報を比較検討してから、所望の取扱商品を注文する事ができるようにしている。
ところで、近年では、このような通販事業に新規参入して事業の拡大を図ろうとする者が増加しているが、このような通販事業参入者は、商品を購入して在庫し、この在庫商品についてのカタログ制作を行い、カタログ掲載の商品についての配送並びに在庫管理を行い、更に顧客への配送商品に対する集金に至るまでの数多くの事務手続や、煩雑かつ複雑なシステムの構築と資本を必要としており、それらを賄えるだけの資本力を有する事が必須条件になっている。
そのため、殆どの場合は、知名度や信頼性の高い事業者でなければこの通販事業に参入できず、人員が少なく資本力の少ない中小企業では、シェアの確保や顧客のニーズを掴んで会員数を増やす事ができず、なかなか通販事業に新規参入できないのが現状である。
このような現状の背景に起因して、近年では、通販事業参入者は既存の通販事業者の通販システムを共有活用する事により、上記の資本力の問題を軽減する事ができるようにした通販事業システムが提案されている。
すなわち、この通販事業システムは、特開2005−149330号公報の図10に示すように、既存の既存通販事業者Xは、顧客の会員管理システム5、受発注管理システム6、カタログ管理システム7、在庫管理システム8等を既に構築して、既存通販事業者Xに対して通販既存会員Zがインターネット・電話・FAX等の通信網9cを介して注文を行えるようにするという従来のシステムを保有している。
そして、通販事業参入者に該当する生産物流通団体Eには、独自の生産物を保有する物流センタFを所有しており、該生産物の管理情報を、管理者Dを介して前記既存通販事業者Xと共有できるようにする事により、生産物流通団体Eは、前記既存通販事業者Xと提携し、既存通販事業者Xが所有する前記通信網9cにより、物流センタFの独自の生産物を市場にはなかった通販市場に流通させるようにする事ができるようにし、生産物の流通拡大を図れるようにしているのである。
実開平5−76774号公報(第2頁、図2) 特開2005−149330号公報(第24頁、図1)
ところで、独自の商品を保有管理する通販事業参入者が、上記したような通販事業システムを利用して商品を流通させるようにした場合には、ある程度の費用軽減が可能なのであるが、多種多量の商品やそれらを保有するための倉庫の確保や商品の仕入れ管理の他、商品の在庫管理から顧客の注文による受注・発注管理、並びに顧客情報管理や商品代金回収管理等の事務手続きの他、多種多様に亘る煩雑な業務を行わなければならないという問題は依然として残存しており、これらの各業務の処理に要する人的費用や管理を行うにはやはり多大な資本力が必要であるため、中小規模者のように資本力の限られた者にとっては、このような通販システムを採用して通販事業に参入する事はやはり困難であった。
また、通販事業参入のために一定の投資を行うことで、前記各業務を処理できるようにした場合でも、初期段階では、取扱商品が限られており、しかも顧客からの知名度や信頼性において乏しいため、容易に固定顧客を確保する事はできず、思うような事業展開が行えないという問題も残存している。
更に、商品を常時供給できるようにするために所要量の供給商品を常に保有管理しておかなければならないという通販事業特有の余剰在庫の問題もあり、この問題は、既存通販事業者も同様な悩みを抱えていた。
本発明は、上記問題点を解消する為に成されたものであり、通販事業参入者が通販事業に参入し易く、且つ、既存通販事業者にとっても通販事業特有の問題を解消する事が可能な通販事業システムにおける通販事業システム用通販カタログを提供する事を目的とするものである。
すなわち、本発明の通販事業システム用通販カタログは、通販事業に参入する通販事業参入者の情報と、既存の通販事業システムで運営している既存通販事業者の保有在庫商品情報とを通販事業仲介者が入手できるようにして、これらの入手情報を基に紙面若しくは画面に制作した通販カタログの利用により、通販事業参入者と既存通販事業者が相互的に協力体制で販売管理できるようにした通販事業システム用通販カタログであって、該通販事業システム用通販カタログは、該表裏面若しくは始終画面は前記通販事業参入者の自由に制作され、その他の面若しくは画面には前記通販事業仲介者を介して提供された前記保有在庫商品情報に基づいて通販事業参入者が取扱選択した保有在庫商品を少なくとも具備させて制作され、該制作物に既存通販事業者から通販事業参入者へ支払われるべき料率印が表示されたものであり、この料率印に示された料率に従った費用が既存通販事業者から通販事業参入者へ支払われ、また、要すれば既存通販事業者から通販事業仲介者へも支払われ、顧客に察知されずに各者相互の利益を確保できるようにしたものである。
また、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印を形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークによって表示され、通販カタログの美観を損なわず、且つその料率が顧客に察知されないようにして料率印を表示できるようにしたものである。
更に、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印を形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークの数量や種類によって細設定され、これにおいても通販カタログの美観を損なわず、且つ顧客に察知されないようにして料率印を表示できるようにしたものである。
また、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印を通販事業参入者が取扱選択した既存通販事業者の保有在庫商品毎に表示されて、既存通販事業者と通販事業参入者間の誤信や誤算を防止できるようにしたものである。
更にまた、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印を制作物の表裏面若しくは始終画面の少なくとも一面側に一覧表示されて、既存通販事業者と提携する通販事業参入者が複数存在する場合でも、通販事業参入者毎の料率設定が一目瞭然に解かるようにして、既存通販事業者から支払われる費用の誤算を防止できるようにしたものである。
よって、本発明の通販事業システム用通販カタログは、通販事業に参入する通販事業参入者の情報と、既存の通販事業システムで運営している既存通販事業者の保有在庫商品情報とを通販事業仲介者が入手できるようにして、これらの入手情報を基に紙面若しくは画面に制作した通販カタログの利用により、通販事業参入者と既存通販事業者が相互的に協力体制で販売管理できるようにした通販事業システム用通販カタログであって、該通販事業システム用通販カタログは、該表裏面若しくは始終画面は前記通販事業参入者の自由に制作され、その他の面若しくは画面には前記通販事業仲介者を介して提供された前記保有在庫商品情報に基づいて通販事業参入者が取扱選択した保有在庫商品を少なくとも具備させて制作されるものであり、該制作物に既存通販事業者から通販事業参入者へ支払われるべき料率印が表示されたものである為、既存通販事業者は、既存通販事業者の保有在庫商品の販売による利益を得る事ができると共に、商品保有倉庫の在庫商品が有効に活用されるので、余剰在庫の問題を解消する事ができ、商品保有倉庫におけるスペースの有効活用化を促進する事が可能となる。
また、前記通販事業システム構成により、通販事業参入者は、通販事業に対する資本力が限られているとしても、既存通販事業者が配備するような、通販事業に伴う煩雑かつ複雑なシステムの構築と資本を必要とすることなく、容易に通販事業に参入する事ができると共に既存通販事業者の保有在庫商品の販売による利益を得る事ができ、且つ、その表裏面若しくは始終画面を独自に制作される通販カタログにより、顧客の通販事業参入者に対する好印象が形成される。
更に、前記通販事業システム構成により、通販事業仲介者は、既存通販事業者と通販事業参入者を仲介する事での仲介者利益を得ることができ、これらの多数に亘る仲介を展開したり代理店を介しての仲介を行わせたりする事で、相互に更なる利益を追求できる。
更にまた、前記通販事業システム構成により、通販カタログ制作者は、通販カタログが既存通販事業者の保有在庫商品情報に基づくものであるために、従来の通販カタログの制作更新時期を短くできると共に、通販事業参入者の表裏面若しくは始終画面のカタログ制作を行う事ができる為、通販カタログ販売の制作費用を含む売上げを向上させる事ができ、且つ、これらの通販カタログが紙面である場合には、その印刷費用に係る売上げも期待する事ができる。
また、通販事業システム用通販カタログにおける料率印の表示により、通販事業システムに属する通販事業仲介者や通販事業参入者及び既存通販事業者が共通的にその料率を識別する事が可能となり、例えば既存通販事業者の保有在庫商品のうち、余剰在庫として在庫する数量の多い商品ほどその料率を高めに設定した場合には、通販事業参入者3にとっては高利益となると共に、該保有在庫商品41に対して通販事業参入者3が特典やサービスを設ける等の手段により顧客5の購買欲を高めるようにする事ができ、これにより、該商品の流通が促進される結果になり、既存通販事業者にも余剰在庫を軽減させるという利点が生じる。
また、本発明の通販事業システム用通販カタログは、料率印が形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークによって表示されている為、料率設定が容易に行え、且つ、通販カタログの美観を損なう事も無く、顧客や他の事業者が料率を容易に識別できないようにする事ができる。
更に、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印が形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークの数量や種類によって細設定されている為、料率をより細かく小区分に詳細設定する事ができると共に全体的に高めの料率設定や低めの設定といった区別を設ける事も可能となり、しかも、前述したものと同様に通販カタログの美観を損なう事も無く、顧客や他の事業者が料率を容易に識別できないようにする事ができる。
また、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印を通販事業参入者が取扱選択した既存通販事業者の保有在庫商品毎に表示されている為、既存通販事業者の保有在庫商品の各々商品毎の余剰在庫の状況に応じて料率を調整する事ができると共に、既存通販事業者と通販事業参入者間の誤信や誤算を防止する事ができる。
更にまた、本発明の通販事業システム用通販カタログは、前記料率印を制作物の表裏面若しくは始終画面の少なくとも一面側に一覧表示されている為、通販事業システムに提携する通販事業仲介者や通販事業参入者及び既存通販事業者が相互に料率を照合し易くなり、また、既存通販事業者と提携する通販事業参入者が複数存在する場合でも、通販事業参入者毎の料率設定が一目瞭然で、既存通販事業者から支払われる費用の誤算を防止する事ができる。
以下に、本発明の通販事業システム用通販カタログを、図面に示す一実施形態に基づきこれを詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の通販事業システム用通販カタログを利用する通販事業システムの一実施形態を示す構成説明図であり、図3は、本発明の通販事業システム用通販カタログを利用した通販事業システムにおける各工程の一実施形態を示す工程説明図であり、図4は、本発明の通販事業システム用通販カタログの印刷物の一実施形態を示す斜視図であり、図5は、本発明の通販事業システム用通販カタログのディスプレイ表示の一実施形態を示す正面図、また図6は、本発明の通販事業システム用通販カタログにおける商品掲載欄の一実施形態を示す構成説明図であり、図7及び図8は、本発明の通販事業システム用通販カタログを利用する通販事業システムにおける料率が販売手数料である場合の料率設定の一実施形態を示す表図、図9及び図10は従来技術を示す参考図である。
すなわち、本発明の通販事業システム用通販カタログ21は、図4の実施形態で示したように紙面上の印刷物211として制作したり、図5に示すようなインターネットのWEBを利用してコンピュータのディスプレイ212に表示する通信掲載物として制作したりされるものである。また、図6の実施形態で示した23は商品掲載欄の一例であり、該商品掲載欄23は、この通販事業システム用通販カタログ21の内部頁に設けられるものである。
通販事業システム用通販カタログ21は、該事業システム用通販カタログ21制作を行う個人または団体からなる通販カタログ制作者7により行われるものであり、該通販カタログ制作者7は、例えば図4に示すように、前記通販カタログ21を紙面上の印刷物211として制作したり、図5に示すようなインターネットのWEBを利用してコンピュータのディスプレイ212に表示したりする通信掲載物として通販事業システム用通販カタログ21を制作する。
前記通販事業システム用通販カタログ21の商品掲載欄23には、前記通販事業参入者3の事業者保有商品を掲載される事も可能であるが、基本的には前記既存通販事業者4の保有在庫商品41等の商品22が掲載されている。
また、前記通販カタログ制作者7には、図2に示すように、前記通販事業仲介者2や前記通販事業参入者3及び前記既存通販事業者4と同様に、前記提携手段6の種類に適した端末61を夫々設ける事も可能である。
前記通販事業システム用通販カタログ21は、図1及び図2に示す通販事業システム1において利用されるものであり、該通販事業システム1は、少なくとも通販事業に参入して事業の拡大を図ろうとする少なくとも通販事業に参入して事業の拡大を図ろうとする複数の通販事業参入者3・・・と、従来から既存の通販システムで運営している複数の既存通販事業者4・・・と、通販事業参入者3・・・と既存通販事業者4・・・との間を仲介する通販事業仲介者2とからなり、前記通販事業システム用通販カタログ21の利用により、通販事業参入者3と既存通販事業者4が相互的に協力体制で販売管理できるようにしたものである。
前記通販事業参入者3や前記既存通販事業者4及び前記通販事業仲介者2との夫々の提携手段6としては、訪問、郵送、または電話回線やインターネット等の通信網等を活用した配信形態を例示したものであるが、この提携手段は、これに限定されるものではなく、各者2・3・4間の意思伝達や意思確認及び相互の交信が可能なものであれば、どのようなものであっても良い。
前記通販事業仲介者2、前記通販事業参入者3、前記既存通販事業者4には、前記提携手段6の種類に適した端末61を夫々設ける事も可能であり、例えば、インターネットによる提携手段6であれば、端末61としてパーソナルコンピュータ、または携帯電話やノート型パソコン等の持ち運び可能な携帯型端末機であっても良く、また、端末61をコンピュータサーバとし、該コンピュータサーバから更なる端末を適宜備えるようにしても良い。
前記既存通販事業者4は、既に通販事業を実施している個人または団体であり、該既存通販事業者4は、事業者で独自に扱う保有在庫商品41を事業者所有の商品保有倉庫42で保有しており、また、該保有在庫商品41を掲載するための通販カタログ制作者7による商品カタログの制作や更新を管理するためのカタログ管理手段43を備えており、更に、保有在庫商品41の商品保有倉庫42における仕入れを管理するための仕入管理手段441と、保有在庫商品41の商品保有倉庫42における保有在庫商品情報を管理するための在庫管理手段442と、保有在庫商品41の受注・発注を管理するための受発注管理手段443とからなる商品管理手段44を備えている。
前記商品管理手段44には、前記保有在庫商品41を注文する顧客5に関する情報を管理するための顧客情報管理手段45や、保有在庫商品41を注文した前記顧客5が事業者の会員として登録して該会員の情報を管理するための会員登録管理手段46に加え、注文した保有在庫商品41の代金を顧客5から回収するための商品代金回収管理手段47等をも備えたものを例示している。
また、前記既存通販事業者4には、前記保有在庫商品41を注文した前記顧客5に当該保有在庫商品41が届くように配送するための商品配送手段48が備えられており、該商品配送手段48としては、保有在庫商品41の荷積み可能なトラックやバイク等の運搬車の他、従来からの配送手段が利用されている。
尚、前記既存通販事業者4の前記商品配送手段48や前記商品保有倉庫42等は、既存通販事業者4が保有しているのが望ましいが、必ずしもこれらを保有している必要はなく、既存通販事業者4の管理の下で行われるものであれば、既存通販事業者4の関連または傘下で他者が管理運営するものであっても良い。
前記通販事業参入者3は、図2に示すように、事業者保有商品を保有する場合も有るが、基本的には通販事業システムで販売する商品の仕入れや保有をしない為、事業者保有倉庫42を保有しない個人または団体であり、また、事業者保有倉庫42から顧客5に対しての商品配送を行う商品配送手段48をも行わない個人または団体を基本としているが、場合によっては、その一部を保有していても良い。
尚、前記通販事業参入者3は、売上げを管理する必要が有る為、通販事業に参入する事により発生する商品の受注・発注に関する流通状況や商品在庫に関する管理状況を確認するための商品管理手段31を設ける事は可能である。
また、前記通販事業参入者3が、事業者自身の独自商品である事業者保有商品を販売管理する場合には、前記商品管理手段31において、それら事業者保有商品の情報も管理するようにしても良く、また、独自の事業者保有倉庫42を別に保有していても良い。
更に、前記通販事業参入者3は、商品を注文した顧客5に関する情報を管理するための顧客情報管理手段32を備えていても良く、例えば、顧客5の氏名や住所、電話番号やメールアドレス、注文した商品の種類や数量等の顧客情報や、顧客5が注文した嗜好性を示す顧客情報等も任意に管理する事ができる。
更にまた、前記通販事業参入者3は、前記商品22を注文した顧客5が、通販事業参入者3の会員として登録するよう勧めることもできるものあり、通販事業参入者3の登録会員となった顧客5に対して任意な特別サービスを行うようにする事もできる。また、通販事業参入者3は、登録会員となった顧客5に関する情報を会員登録管理手段33により管理されるものであり、例えば、顧客5の登録会員年数や注文商品の金額等の情報に基づいて任意に特典を付与するようにしても良い。
尚、前記通販事業参入者3は、その規模や場合によって、前述したような独自の商品配送手段48を有する場合もあり、また、通販事業参入者3が通販事業システム用通販カタログ21の制作を行う通販カタログ制作者7を保有或いは属させた設備を有する者であっても良い。
前記通販事業仲介者2は、前記通販事業参入者3が通販事業に参入できるよう、前記既存通販事業者4と通販事業参入者3との仲介を行う個人または団体であり、該通販事業仲介者2は、通販事業参入者3のために独自に制作された通販カタログ制作者7により制作された通販カタログ21を活用する事により、通販事業参入者3と既存通販事業者4とが相互的に事業協力ができるよう仲介して提携や管理に協力する者である。
尚、これらの通販事業仲介者2による協力は、前記通販事業参入者3と既存通販事業者4に加えて通販カタログ制作者7を含んで行われる場合もある。
また、前記通販カタログ21の制作は、前述した前記通販カタログ制作者7により行われ、図4に示したような紙面上の印刷物211として印刷され、また、図5に示したようなインターネットのWEBを利用してコンピュータのディスプレイ212に表示するネットカタログとしての通信掲載物として制作されるものであっても良い。
通販カタログ制作者7により制作された通販カタログ21には、これが紙面上の印刷物211である場合には、図6に示したような、前述した商品22・・・を掲載する商品掲載欄23が設けられるものであり、通販カタログ21がネットカタログの場合には、その始終画面からリンクする商品掲載欄23が設けられており、何れの場合でも、顧客5が商品掲載欄23を閲覧して自由に商品を選択できるようにしている。
また、前記通販カタログ21は、図4に示したような紙面上の印刷物211の場合は、その表裏面が前記通販事業参入者3の自由制作になるよう構成されるものであり、また図5に示したようなコンピュータのディスプレイ212に表示する通信掲載物の場合は、その始終画面が前記通販事業参入者3の自由制作となるように構成される。
前記通販事業参入者3の自由制作とする表裏面や始終画面は、例えば、通販事業参入者3の出所表示欄24とする事ができ、また、この出所表示欄24に加えて、通販事業参入者3が事業者独自で扱っている事業者保有商品がある場合には、その事業者保有商品の商品掲載欄23にする事もでき、更に、通販事業参入者3の事業者宣伝のための事業者宣伝欄や連絡欄等として使用する事もできる。
このように、前記通販カタログ21に前記出所表示欄24を設ける事により、前記通販事業参入者3は、その事業者自身の知名度や信頼性の向上を図る事ができるのである。
また、前記通販カタログ21を、既存通販事業者4の保有する既存の通販カタログ21の原版やカタログデータをベースにして前記商品掲載欄23を構成するようにしても良く、このようにする事で、前記通販事業参入者3は、通販カタログに要する制作費を大幅に軽減させる事が可能となり、また、既存通販事業者4は、既存の制作されたカタログデータをより有効活用する事ができると共に、通販商品の売上げに対する通販カタログ21の制作原価比率を軽減させて、各者にとって相互的な利益を生じさせるものとなる。
次に、前記通販事業システム1である通販事業仲介者2と通販事業参入者3並びに既存通販事業者4の各者の事業提携のシステムについて、図3と共に各工程を以下に詳細に説明する。
前記通販事業システム1での最も大きな特徴は、従来の通販事業システムとは異なり、通販事業参入者3は、図2に示したような既存通販事業者4が通常配備しなければならない数多くの事務手続や、煩雑かつ複雑なシステムの構築や資本を必要としないという新たなシステムのものである。
すなわち、通常の既存通販事業者4は、前述したように、取扱予定の保有在庫商品41を確保してその保有在庫商品41を保管する商品保有倉庫42を要すると共に各保有在庫商品41や販売予定の商品22を通販カタログ制作者7により商品カタログとして制作して管理するカタログ管理手段43を要し、且つ、各保有在庫商品41の数量や在庫等を管理する商品管理手段44を要すると共に、通販カタログ21に掲載した商品22(保有在庫商品41)を顧客5へ配送するための商品配送手段48等も要していた。
しかし、前記通販事業システム1での通販事業参入者3は、これらの保有在庫商品41やその商品保有倉庫42、及び販売予定の商品22のカタログ管理手段43や商品管理手段44、並びに商品配送手段48等を基本的に要さずとも通販事業に参入する事ができるシステムであり、既存通販事業者4の既存のものを共有活用する事で、これらの煩雑かつ複雑なシステムの構築や運営並びに事務作業に要するシステム費用や人件費等の資金やノウハウ並びに人件費等の資本を必要とせずに、容易且つ少資本で通販事業に参入する事ができるシステムなのである。
先ず、通販事業仲介者2は、図3に示したように、前述した提携手段6等によって通販事業参入者3に対して通販事業システム1での通販カタログ21の購入宣伝を行う。(尚、この段階で、予め既存通販事業者4に対して保有在庫商品41及び既存の通販カタログ21等の情報を入手しておく事が望ましい。)
そこで、通販事業仲介者2は、適宜の営業を行い、通販事業参入者3が通販事業に参入する際に制作できる通販カタログ21の商品掲載欄23の説明を行うと共に、情報入手工程で入手した既存通販事業者4の保有在庫商品41のサンプルや通販カタログ制作者7により制作された通販カタログ21のサンプル例等を提示して、通販事業参入者3が選択掲載できる商品22(保有在庫商品41及び事業者保有商品)の概要を説明する。
続いて、通販事業仲介者2は、通販カタログ21には通販事業参入者3が事業者自身の出所を顧客5に認知させるべく出所表示欄24を設ける必要があり、この通販事業参入者3の出所表示欄24には、要すれば、その事業者自身の事業者保有商品を表した商品掲載欄や、事業者自身の事業内容やポリシーの他、サービス等を表す事業者宣伝欄を少なくとも1欄設ける事も可能である説明を行う。
そして、この通販カタログ21に掲載される通販事業参入者3の出所表示欄の掲載事項や、商品掲載欄や事業者宣伝欄に適宜に掲載される内容について、前記通販事業仲介者2は、事業内容及び事業者経歴や事業者が従来から扱っている商品やサービス等の掲載事項の掲載については通販事業参入者3の意向に沿って独自に制作されるものである事や、その掲載に伴う効果や事業者宣伝を意識した通販カタログ21の活用の仕方等についても任意に説明する。
また、通販事業仲介者2は、前記通販カタログ21を通して商品22から注文された顧客5に関する顧客情報が、既存通販事業者4から通販事業参入者3に提供される顧客情報受理工程についての説明をも任意に行われる。
尚、上記した各説明は、必ずしも口頭で行われるものとは限らず、書面や通信により行われても良い事は言及するまでもなく、また、その説明順序においても限定されるものではない。
このようにして行われた説明等によって、前記通販事業参入者3が通販事業仲介者2との事業提携の合意に至った場合には、通販事業参入者3の情報を入手し(情報入手工程)、通販事業参入者3の意向に従って、通販カタログ21の商品掲載欄23に掲載する商品22(保有在庫商品41及び、要すれば事業者保有商品)の取扱選択(情報提供工程)と、自由制作される通販カタログ21の表裏面若しくは始終画面に掲載する通販事業参入者3の出所表示欄24の構成に加えて、商品掲載欄や事業者宣伝欄の要否或いは構成や内容を決定する事になる。
前記通販カタログ21の前記商品掲載欄23に掲載する商品22は、基本的には前記各既存通販事業者4・・・で扱われる保有在庫商品41であり、各商品保有倉庫42・・・に在庫しているものから選定されるのであるが、各既存通販事業者4・・・の状況と特色に応じて、どの既存通販事業者4のどの商品が掲載可能なのかの決定は、通販事業仲介者2と各既存通販事業者4・・・との間で適宜に行われる。
例えば、図3に示したように、前記通販事業仲介者2は、情報入手工程において既存通販事業者4が備える在庫管理手段442で管理されている保有在庫商品情報を前記提携手段6等によって入手して、既存通販事業者4・・・の商品保有倉庫42・42・・に現在保有される各保有在庫商品41・・・のうち、現在どの保有在庫商品41が通販事業仲介者2により扱う事が可能な商品22(在庫品)であるかを確認して既存通販事業者4・・・との間で交渉を行うという手段もあり、その他の任意の手段によっても良い。
また、前述したように、通販カタログ21には、通販事業参入者3の事業者独自で扱っている事業者保有商品の掲載も同時に行う場合もあり、前記通販事業仲介者2は通販事業参入者3の事業者保有商品の情報を入手(情報入手工程)しておく事ができる。
前記情報提供工程で入手した情報に基づいて、前記通販事業参入者3は既存通販事業者4の保有在庫商品41のうち、商品選択工程において通販カタログ21に掲載する商品22の取扱選択を行い、上記したように、通販カタログ21の表裏面や始終画面以外の商品掲載欄23にも通販事業参入者3自身の事業者保有商品を掲載したい場合には、通販事業仲介者2を介してカタログ制作者7に掲載要望されて決定される。尚、この決定は、通販事業仲介者2と通販事業参入者3及び既存通販事業者4の間で成されるものである事を基本とする。
前記通販カタログ21の構成(レイアウト)としては、例えば、図4に示したように、通販カタログ21の表面(や始画面)を前記出所表示欄24として通販事業参入者3の出所を表示し、裏面(や終画面)を事業者自身の商品掲載欄や事業者宣伝欄としての情報を掲載し、それ以外の紙面を商品掲載欄23として通販事業で扱う商品22(保有在庫商品41及び、要すれば事業者保有商品)の情報として掲載するようにする事ができる。
前記出所表示欄24は必要に応じて、各商品掲載欄23・・・の間に挿入配置する事も可能であるが、どのような前記通販カタログ21の構成とするかは前記通販事業参入者3の自由裁量で決定する事ができ、通販事業参入者3のオリジナルのものに仕上げる事ができる。
尚、前記商品掲載欄23には、図6に示すように、例えば各々商品毎に詳細な説明を掲載しても良く、その体裁については任意に決定する事ができる。
また、顧客5が前記ディスプレイ212にて利用する場合のように、前記通販カタログ21をインターネットのWEBを利用した通信掲載物とする場合には、例えば図5に示したように、出所表示欄24を始終画面中の始画面(トップページ等)に位置づけし、終画面を事業者自身の商品掲載欄や事業者宣伝欄としての情報を掲載し、該出所表示欄24や事業者自身の商品掲載欄や事業者宣伝欄から図6に示すような商品掲載欄23に移るようリンクして構成する事ができる。
前述したように、前記通販カタログ21を、前記既存通販事業者4の保有する既存の通販カタログ21の原版、或いはカタログデータをベースにして、前記商品掲載欄23を構成する場合は、例えば、図4に示す紙面上の印刷物211の場合は表裏面、若しくは図5に示すコンピュータの前記ディスプレイ212に表示する通信掲載物の場合は始終画面を、前記出所表示欄24や事業者自身の商品掲載欄や事業者宣伝欄として構成すれば良い。
前記通販カタログ21の構成が決定された後、図3に示すように、前記通販事業参入者3は通販事業仲介者2に対して通販カタログ21の購入料金を支払い、通販事業仲介者2は、前記通販カタログ制作者7に該通販カタログ21の制作依頼を行うのであるが、その際の通販カタログ21の購入料金の支払いについては、例えば通販事業参入者3からの依頼時にその購入額の50パーセントの支払とし、制作されて印刷された通販カタログ21の納品時において、残る50パーセントの料金を支払うという支払手段も取り入れる事ができる。
また、前記通販事業システム1では、前記通販カタログ制作者7による通販カタログ21が、前記既存通販事業者4の保有する既存の通販カタログ21の原版、或いはカタログデータをベースにして制作する場合は、前記通販事業参入者3は通販事業参入者3自身が自由制作する通販カタログ21の表裏面若しくは前記始終画面の制作にかかる費用分のみを通販カタログ制作者7に支払うという設定を基本としているが、その他の手段も適宜に採用される。
また、通販カタログ21が紙面である場合には、制作費用を除く印刷費用については、基本的に通販事業参入者3が通販カタログ制作者7、若しくは独自の印刷会社に支払われるものとする。
上記のようにして、前記既存通販事業者4の保有在庫商品41を具備し、また適宜に前記通販事業参入者3の事業者保有商品を具備させた通販カタログ制作者7による前記通販カタログ21が、前記通販事業仲介者2から通販事業参入者3に対して納品された後、該通販カタログ21は顧客5に対し前記提携手段6または他の従来方法によって配布される事になる。
加えて、前記通販カタログ21の配布は、従来にない事業者宣伝を行える特性を活用して、前記通販事業参入者3の関係者が機会ある毎に通販カタログ21を名刺代わりとして用い、販路を広げて顧客5の数を着実に増やしていくようにしても良い。
上記のようにして配布された通販カタログ21を受け取った顧客5は、商品掲載欄23や表裏面若しくは始終画面に掲載する通販事業参入者3の商品掲載欄や事業者宣伝欄に掲載された特定の商品22を前記提携手段6により注文をする事になるが、図3に示すように、該注文先は通販事業参入者3でも良いのであるが、基本的には通販事業参入者3ではなく既存通販事業者4となる。そのため、該注文は図2に示す既存通販事業者4に設けられる受発注管理手段443により受付けられてその後の処理がなされる。
また、前記顧客5は、商品の注文後、該商品にかかる代金を前記提携手段6または従来方法により支払うが、図3に示すように、該支払先は通販事業参入者3でも良いのであるが、基本的に前記通販事業参入者3ではなく既存通販事業者4となり、該支払いは、図2に示す該既存通販事業者4に設けられる前記商品代金回収管理手段47により受付けられてその後の処理がなされる。
よって、基本的には、図3に示したように、前記顧客5の注文商品の代金支払い後、既存通販事業者4の保有する商品保有倉庫42から顧客5が注文した商品が、前記受発注管理手段443を介して前記商品配送手段48により顧客5のもとに配送され届くようにしている。
尚、前記顧客5による代金支払いについては、商品が前記商品配送手段48により配送された後に支払いを行うものであっても良いし、一定の期間内であれば商品の無償返品が可能であっても良く、これらについては、通販特有のシステムに準じて適宜に運用される。
前記既存通販事業者4は、前記通販事業参入者3が配布した前記通販カタログ21により注文を受けた顧客5に関する顧客情報は、図2に示したような顧客情報管理手段45において管理されており、既存通販事業者4は、図3に示すように、顧客5に関する顧客情報を定期的に集計して、前記提携手段6により通販事業参入者3に対し定期的に提供(顧客情報受理工程)するようにしても良い。
前記顧客情報受理工程により提供された前記顧客5に関する顧客情報としては、顧客5の氏名や住所、電話番号やメールアドレス、注文した商品22の種類や数量などが含まれており、前述したように、この情報を入手した通販事業参入者3は、図2に示す顧客情報管理手段32により管理する。
また、通販事業参入者3は、顧客情報管理手段32で管理された顧客5の情報に基づき、前記通販カタログ21の来期制作分を継続的に配布するようにしたり、通販事業参入者3の会員登録に関する情報や、登録会員となった顧客5に対する優待サービスの紹介を行ったりする事ができ、着実に固定顧客の増加に活用する事ができる。
前記通販カタログ21から顧客5が注文できるのは、注文する商品22の流通可能な在庫がある場合であって、在庫品が無くなり次第、図2に示す既存通販事業者4の前記受発注管理手段443は受け付けないようにしているが、他の既存通販事業者4に同商品22の在庫がある場合は、既存通販事業者4から顧客5に配送されるようにする事も可能であり、その実施については、実務慣行上において可能な範囲において行われる。
以上のように、前記通販事業システム1は、前述したような新規なシステムであるため、前記既存通販事業者4にとっては、既存通販事業者4が保有する商品保有倉庫41の余剰在庫を有効活用する事ができる。
また、従来の通販カタログに掲載する商品よりも前記通販事業システム1での商品22の販売が好調となる結果となり、商品保有倉庫41の在庫商品数の減少に繋がり、通販カタログ21の有効期限も、例えば2ヶ月乃至4ヶ月に減縮され、通販カタログ21の更新回数も増加される結果になるのである。
更に、前記通販事業参入者3にとっては、前記したように、通販カタログ21の更新回数の増加により、従来の通販事業者よりも短期間で行う必要が生じるが、通販事業参入者3の宣伝を更新毎に新鮮的に行えるというメリットがあり、この事によって通販事業参入者3の知名度と信頼性を早急に高めていく事ができるのである。
前記通販事業仲介者2にとっては、従来の通販カタログの更新制作よりも更新期間が短期間になるので、前述したカタログ販売の受注頻度が高まり、前記通販カタログ制作者7共々売上げを向上させる事にもなるので、通販事業システム1に関わる各者夫々に利益をもたらすのである。
ところで、通販事業参入者3の利益収入については、例えば図3に示すように、前記既存通販事業者4の前記商品配送手段48による一配送毎の所定の配送手数料が既存通販事業者4から通販事業参入者3に支払われるようにしても良い。
また、通販事業参入者3は、通販事業参入者3が制作配布した通販カタログ21掲載の商品毎に応じた商品代金を基本として、その代金に対する利率から生じる販売手数料を設定されるものであり、図7に例示した販売手数料の利率等に応じて、配送商品毎に発生する販売手数料が既存通販事業者4から通販事業参入者3に支払われるようにしている。
前記配送手数料と同様、前記既存通販事業者4の前記商品配送手段48による一配送毎に、前記販売手数料が既存通販事業者4から前記通販事業参入者3に入るようにしても良い。
更に、前記の支払われるべき販売手数料としての料率印231が、前記通販カタログ21に表示されるようにしている。
例えば、図6に示すように、前記通販事業システム用通販カタログ21の前記商品掲載欄23に掲載する商品22の付近において、ダイヤ形状、または星形状を呈した黒色彩または白色彩のマークを横線上に並列した前記料率印231を表示する事ができる。
この料率印231の形状は、図6に示したものに限らない事は勿論であり、その他にも丸形状やハート形状の他、葉形状等その形状の種類は、適宜且つ無限に付す事が可能である。
また、前記料率印231は、形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークによって表示され事もあり、前記図6の実施形態に示したものに限定される事はなく、前記通販事業仲介者2や前記通販事業参入者3及び前記既存通販事業者4の合意事項として自由に設定すれば良い。
更に、前記料率印231は、付すべきマークの数量や種類によって細設定する事も可能であり、付すべき商品22の種類や内容によって自由に設定しても良い。
例えば、図7の前記料率印231の設定された販売手数料の料率を示した表のように、前記料率印231が黒色彩であり数が3つのマークであれば、商品代金(税別)の25パーセントの料率となるよう設定されており、そのマーク数が3つより多ければ料率が高くなり、少なければ低くなるようにしている。
図7は、前記料率印231のマークの数が同じ場合でも、全体的に高めの料率設定であるか、低めの料率設定であるかを区別表示するための場合を例示したものであり、料率印231を黒色彩(黒塗り)と白色彩(白抜き)とに区別し、高めの料率設定には黒色彩を適用し、低めの料率設定には白色彩をマークに適用するように設定した場合を示している。
また、販売手数料の料率設定が状況に応じて変動する商品22については、「特殊条件」が適用される場合も有り、この場合には、図7のように、「特殊条件」として星形状のマークである料率印231の表示を採用して区別する場合もある。
尚、前述したように、「特殊条件」の設定を行うような場合には、前記提携手段6により前記既存通販事業者4が前記通販事業参入者3に利率を適宜に通知する等の処置がとられる。
更に、前記料率印231の表示として、一表示につきダイヤ形状のみにしたり星形状のみにしたりといった同種類のみのマークの使用に限らず、他にも一表示につきダイヤ形状と星形状との違う種類を組合せたマークを使用したものであってもよく、このような組合せをする事によりさらに細設定を行う事ができる。
図8は、前記料率印231の他の形態を示したものであり、白、黄、緑、青、紫、赤といった色彩を使用して、料率の度合いを表示するようにした場合を例示しており、全体的に高めの料率設定か、それとも低めの料率設定かを区別表示するために、低めの料率設定よりも高めの料率設定の方を色彩の表示面積を横長に広げて視覚的に識別し易いようにしたものを示している。
他にも、料率印231の表示方法として、前記通販事業システム用通販カタログ21に掲載の商品22に対して記載される顧客5の購入用の料金表示を行うと共に、該料金表示の欄に前記色彩を採用した料率表示を採用する事も可能であり、このように顧客5に対する料金表示と料率印231表示とを同時に行う表示方法も適宜に活用できる。
尚、図7の前記料率印231の設定された料率を表示した表は、前記通販事業システム用通販カタログ21の表裏面若しくは始終画面の少なくとも一面側に一覧表示するようにしても良く、このような一覧表示を行う事で、通販事業システム1に属する前記通販事業仲介者2や前記通販事業参入者3及び前記既存通販事業者4が相互に照合し易くなる。
また、このような通販事業システム用通販カタログ21に前記料率印231を表示する事によって、前記通販事業仲介者2や前記通販事業参入者3及び前記既存通販事業者4の各者にとっては、料率を識別する事ができるだけでなく、前記既存通販事業者4は、余剰在庫として商品保有倉庫42に在庫する数量の多い保有在庫商品41から流通を促進させたい場合には、前記料率印231のマークの形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せ、或いはマークの数量や種類により料率を高くした表示に設定する事もあり、通販事業参入者3にとっては料率を高くした商品22の売行きが好調に成るほど高利益となると共に、該保有在庫商品41に対して通販事業参入者3が特典やサービスを設ける等の手段により顧客5の購買欲を高めるようにする事ができるというメリットも生じる。
このように、通販事業参入者3にとっては、確実に固定顧客5を確保してゆく事が可能となるので通販事業を継続的に展開してゆく事ができ、また、通販事業の流通が大幅に改善され、前記通販事業仲介者2にとっても、通販事業参入者3からの通販カタログ21の購入が定期的になされる事になり、利益をもたらす事ができるのである。
よって、本発明の通販事業システム用通販カタログ21を利用する事により、通販事業システム1に関わる通販事業仲介者2や通販事業参入者3並びに既存通販事業者4の各者共に利益をもたらす事ができ、且つ、夫々の抱える通販事業における特有の問題を解消する事ができるのである。
尚、前記通販カタログ21を制作する通販カタログ制作者7は、必ずしも通販事業仲介者2や通販事業参入者3或いは既存通販事業者4とは別の者である必要はなく、前述したように、これら通販事業仲介者2や通販事業参入者3或いは既存通販事業者4に保有或いは属させる場合もあり、どの通販カタログ制作者7を介入させるかどうかは、通販事業仲介者2が決定しても良く、これら関係者において適宜決定しても良い。
更に、本発明の通販事業システム用通販カタログ21は、前記通販事業仲介者2や前記通販事業参入者3及び前記既存通販事業者4の他に、これら各者2・3・4を管理する通販事業管理者(通販事業仲介者2)を配置して、各々の通販事業システム1を前記提携手段6によって全体提携管理する通販事業システム1に応用しても良い。
本発明の通販事業システム用通販カタログを利用する通販事業システムの一実施形態を示す構成説明図である。 本発明の通販事業システム用通販カタログを利用する通販事業システムの一実施形態を示す構成説明図である。 本発明の通販事業システム用通販カタログを利用した通販事業システムにおける各工程の一実施形態を示す工程説明図である。 本発明の通販事業システム用通販カタログの印刷物の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の通販事業システム用通販カタログのディスプレイ表示の一実施形態を示す正面図である。 本発明の通販事業システム用通販カタログにおける商品掲載欄の一実施形態を示す構成説明図である。 本発明の通販事業システム用通販カタログを利用する通販事業システムにおける料率が販売手数料である場合の料率設定の一実施形態を示す表である。 本発明の通販事業システム用通販カタログを利用する通販事業システムにおける料率が販売手数料である場合の料率設定の一実施形態を示す表である。 従来技術を示す参考図である。 従来技術を示す参考図である。
符号の説明
1 通販事業システム
2 通販事業仲介者
21 通販事業システム用通販カタログ
211 印刷物
212 ディスプレイ
22 商品
23 商品掲載欄
231 料率印
24 出所表示欄
3 通販事業参入者
31 商品管理手段
32 顧客情報管理手段
33 会員登録管理手段
4 既存通販事業者
41 商品
42 商品保有倉庫
43 カタログ管理手段
44 商品管理手段
441 仕入管理手段
442 在庫管理手段
443 受発注管理手段
45 顧客情報管理手段
46 会員登録管理手段
47 商品代金回収管理手段
48 商品配送手段
5 顧客
6 提携手段
61 端末
7 通販カタログ制作者

Claims (5)

  1. 通販事業に参入する通販事業参入者の情報と、既存の通販システムで運営している既存通販事業者の保有在庫商品情報とを通販事業仲介者が入手できるようにして、これらの入手情報を基に紙面若しくは画面に制作した通販カタログの利用により、通販事業参入者と既存通販事業者が相互的に協力体制で販売管理できるようにした通販事業システム用通販カタログであって、該通販事業システム用通販カタログは、該表裏面若しくは始終画面は前記通販事業参入者の自由に制作され、その他の面若しくは画面には前記通販事業仲介者を介して提供された前記保有在庫商品情報に基づいて通販事業参入者が取扱選択した保有在庫商品を少なくとも具備させて制作されるものであり、該制作物に既存通販事業者から通販事業参入者へ支払われるべき料率印が表示されたものである事を特徴とする通販事業システム用通販カタログ。
  2. 前記料率印は、形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークによって表示されているものである事を特徴とする請求項1記載の通販事業システム用通販カタログ。
  3. 前記料率印は、形状や模様若しくは色彩又はこれらの組合せによるマークの数量や種類によって細設定されているものである事を特徴とする請求項1及び請求項2記載の通販事業システム用通販カタログ。
  4. 前記料率印は、通販事業参入者が取扱選択した既存通販事業者の保有在庫商品毎に表示されているものである事を特徴とする請求項1乃至請求項3記載の通販事業システム用通販カタログ。
  5. 前記料率印は、制作物の表裏面若しくは始終画面の少なくとも一面側に一覧表示されているものである事を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の通販事業システム用通販カタログ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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