JP2007193478A - Icタグ用スイッチ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単なICタグ用スイッチ構造を提供する。
【解決手段】外部装置と電波によって通信するICタグ1の通信が可能な状態と通信が制限された状態との切り替えを行うICタグ用スイッチ構造を、ICタグ1に対し接近及び離間する方向に相対移動可能に設けられ、接近状態でICタグ1の通信能力を離間状態に比べ低下させる通信制限部12と、外部からの押圧力に応じて通信制限部12をICタグ1に対して相対移動させる入力部14、15とを備える構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、非接触ICタグの外部装置に対する通信が可能な状態とこの通信が制限された状態との切り替えを行うICタグ用スイッチ構造に関するものである。
非接触ICタグは、RFID(Radio Frequency Identification)とも称され、ICチップに対するデータの書き込み及びICチップが保持するデータの読み取りを無線通信によって非接触状態で行うことができるものである。
このようなICタグは、例えば、資材梱包用のパレットに取り付けられ、このICタグにデータを保持させることによって資材の物流管理を行うシステムに用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、工場等の作業ヤードに複数のパレットが存在すると、通信装置は、その通信可能範囲内に存在する複数のICタグと同時に通信することが可能となる。このため、特定のパレット(ICタグ)と通信を行う際に他のICタグと通信が行われ、誤ったデータを読み取る可能性がある。
これに対し、従来、ICチップに接続されたスイッチ(開閉器)の操作によってICタグの通信機能のオン、オフが選択可能なスイッチ付のICタグが知られており(例えば、特許文献2参照)、このスイッチ付ICタグをパレットに取り付けて、通信が不要なICタグの通信機能をオフにしておくことも考えられる。
しかし、この従来のスイッチ付ICタグは、ICチップに対してスイッチ回路を別途設ける必要があり、ICタグの構造が複雑になるという問題があった。
特開平5−24604号公報 特開2005−173744号公報
本発明の課題は、簡単な構造のICタグ用スイッチ構造を提供することである。
本発明は、以下の解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、外部装置と電波によって通信するICタグの前記通信が可能な状態と前記通信が制限された状態との切り替えを行うICタグ用スイッチ構造において、前記ICタグに対し接近及び離間する方向に相対移動可能に設けられ、前記接近状態で前記ICタグの前記通信能力を前記離間状態に比べ低下させる通信制限部と、外部からの押圧力に応じて前記通信制限部を前記ICタグに対して前記相対移動させる入力部とを備えることを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のICタグ用スイッチ構造において、前記通信制限部は、金属材料、電波伝搬阻害材料の少なくとも一方を含むことを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグ用スイッチ構造において、前記通信制限部は、導電性を有しかつ前記ICタグとの前記接近状態で前記ICタグのアンテナ回路に接触して前記アンテナ回路を短絡させる短絡部を備えることを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
請求項4の発明は、外部装置と電波によって通信するICタグの前記通信が可能な状態と前記通信が制限された状態との切り替えを行うICタグ用スイッチ構造において、前記ICタグのアンテナ回路の少なくとも一部が途切れて形成された切断部と、導電性を有する材料によって形成されるとともに、前記ICタグに対し接近及び離間する方向に相対移動可能に設けられ、前記ICタグに対する前記接近状態で前記アンテナ回路の途切れた部分の両端部に接触する導電部と、外部からの押圧力に応じて前記導電部を前記ICタグに対して前記相対移動させる入力部とを備えることを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のICタグ用スイッチ構造において、前記入力部は、前記ICタグが取り付けられる取付対象物の下面部から突き出して設けられかつ前記取付対象物が設置される際にこの設置面に押圧される突出部を備えることを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
請求項6の発明は、請求項5に記載のICタグ用スイッチ構造において、前記ICタグは、前記取付対象物の前記設置状態で前記通信が制限された状態とされることを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6に記載のICタグ用スイッチ構造において、前記ICタグの前記取付対象物は、梱包用のパレットであることを特徴とするICタグ用スイッチ構造である。
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ICタグに対する接近状態において、離間状態に比べてICタグの通信能力を低下させることができる通信制限部を、入力部からの入力に応じてICタグに対して接近、離間する方向に相対移動可能に設けたから、簡単な構造でICタグの通信機能のオン、オフを切り替えることができる。
(2)入力部は、ICタグの取付対象物を設置する際にその設置面に押圧される突出部を備えるから、取付対象物を設置したり持ち上げたりすることによってICタグの通信機能のオン、オフを切り替えることができる。
(3)ICタグに接近することによってアンテナ回路の切断部分に接触し、アンテナ回路を通電可能状態にする導電部を、入力部からの入力に応じてICタグに対して接近、離間する方向に相対移動可能に設けたから、簡単な構造でICタグの通信機能のオン、オフを切り替えることができる。
本発明は、簡単な構造のICタグ用スイッチ構造を提供するという課題を、パレットの下面を凹ませて形成したICタグ収容部の底面にICタグを貼付するとともに、パレットを床面に設置するとICタグのアンテナに接触しかつパレットを持ち上げるとICタグから離間する金属板をICタグに対向させて配置することによって解決した。
以下、図面を参照して、本発明を適用したICタグ用スイッチ構造の実施例1をあげて、さらに詳しく説明する。
実施例1のICタグ用スイッチ構造は、ICタグと外部に設けられた通信装置との間の通信が可能とされた通信可能状態と、その通信が制限された通信制限状態との切り替えを行うものである。また、実施例1において、ICタグが取り付けられる取付対象物は、資材梱包用のパレットである。
図1は、パレットを下面側から見た斜視図である。図2は、ICタグを示す平面図である。図3は、実施例1のICタグ用スイッチ構造を示す図1のパレットのIII−III部矢視図であって、(a)は、ICタグの通信可能状態を示し、(b)は、ICタグの通信制限状態をそれぞれ示している。
パレット10は、再利用が可能な梱包材料の一種であって、荷物の保管、構内作業、輸送等に用いられる荷台である。パレット10は、例えば、樹脂材料を用いて上方から見た平面形が略正方形であるボード状に形成され、側面部には、例えば、フォークリフトのフォークが挿入されるフォーク孔が設けられている。
また、このパレット10は、その下面部の略中央部分が略円柱状に凹ませて形成されたICタグ収容部11を備えている。このICタグ収容部11の底面は、パレット10の下面と略平行な平面になっている。ここで、パレット10の「下面」とは、パレット10の荷物等を載せる面部とは反対側の面部という意味である。
ICタグ1は、例えば、13.56MHzの周波数帯域を用いた公知の電磁誘導方式のものであり、基部2、アンテナ3、ICチップ4を備えている。
基部2は、例えばPET等の樹脂材料を用いて上方から見た平面形が略長方形であるシート状に形成されている。
アンテナ3は、基部2の一方の面部(以下、「回路面部」という)の外周縁部に渦巻状に形成されたループアンテナである。このアンテナ3は、例えば銅やアルミなどのエッチング加工により、あるいは、導電性を有するインクを使用した印刷によって形成される。
ICチップ4は、基部2の回路面部に設けられている。アンテナ3は、最も内周側の一部が切断されており、ICチップ4は、このアンテナ3の切断部分の間に設けられ、図示しない電極がアンテナ3に接続されている。このICチップ4は、ICタグ1の個体の識別を可能にするID番号等やEPC(Electronic Product Code)等の各種データを保持し、例えば、パレット10を運搬するフォークリフトに備えられた通信装置と電波を使用した無線通信を行うことによって、データの読み取り、書き込みができるようになっている。
このICタグ1は、基部2の回路面部とは反対側の面部がICタグ収容部11の底面に図示しない両面テープによって貼り付けられている。
次に、ICタグ用スイッチ構造の構成について説明する。
図3に示すように、ICタグ用スイッチ構造は、金属板12、ガイド部13、ゴムボール14、カバー15を備えている。
金属板12は、例えば、鉄等の導電性を有する金属材料を円板状に加工したものである。この金属板12の径方向寸法は、ICタグ収容部11の径方向寸法より小さくなっており、その一方の面部がICタグ1の基部2の回路面部に対向した状態でICタグ収容部11に収容されている。金属板12は、このICタグ収容部11への収納状態において、パレット10の厚さ方向と略平行な方向、すなわち、ICタグ1に対して接近、及び、離間する方向に移動可能にパレット10に支持されている。
また、金属板12は、後述するガイド部13に嵌合する嵌合部12aを備えている。
ガイド部13は、金属板12をパレット10に支持するものであり、ICタグ収容部11の内周面に設けられている。このガイド部13は、パレット10の厚さ方向と平行な溝部を備え、前述の金属板12の嵌合部12aは、この溝部に嵌合するように金属板12の外周縁部から突き出して形成された突起である。
このガイド部13は、ICタグ収容部11の内周面の周方向に、例えば、90°離間して、合計4つ設けられている。これによって金属板12は、その面部とICタグ1(基部2)の回路面部との平行度が保たれた状態でパレット10の厚さ方向と略平行な方向にICタグ1に対し接近、離間する方向に相対移動可能になっている。
ゴムボール14は、ゴム系の材料によって形成された球体であり弾性を備えている。
ゴムボール14は、パレット10を設置面である床面20に設置する際にICチップ4に伝わる衝撃を緩和するものであり、例えば、金属板12の他方の面部側の周縁部であって金属板12の周方向に、例えば、90°離間して、合計4つ設けられている(図3においては、そのうちのひとつのみ図示する)。
カバー15も、ゴムボール14と同様にゴム系の材料によって形成され、弾性を備えている。このカバー15は、径方向寸法がICタグ収容部11よりも大きな円形のシート状に形成され、その周縁部がパレット10の開口部(ICタグ収容部11)周りの縁部に、例えば、接着剤によって接着され、パレット10の開口部を閉塞している。
また、カバー15の中央部分は、パレット10の下面が設置面に対して離間した状態において、パレット10の下面から突き出して設けられている。
以下、実施例1のICタグ用スイッチ構造の機能について説明する。
パレット10が床面20に設置された状態において、金属板12は、ICタグ1のアンテナ3に接触してアンテナ3を短絡させており(図3(b)参照)、短絡部として機能する。このパレット10の設置状態において、ICタグ1は、アンテナ3が機能しないため、金属板12と接触していない状態に比べて通信能力が低下して、外部装置との通信が実質的に不可能な状態となっている。
この設置状態からパレット10を、例えば、フォークリフトによって移動する場合、パレット10は、フォークリフトのフォークに載せられ、その下面と床面20とが離間する。パレット10の下面と床面20とが離間すると、金属板12、ゴムボール14、及び、カバー15は、重力によって下方に移動して金属板12がICタグ1から離間する。
このときのICタグ1と金属板12との間隔、すなわち、金属板12の移動量は、アンテナ3に電流が流れたときに金属板12にうず電流(誘導電流)が発生してICタグ1の通信距離を低下させることがないような距離に設定されており、通信装置の出力等にもよるが、具体的には、例えば、1cm乃至2cm程度となっている。この金属板12の移動量は、例えば、カバー15の材質や形状(大きさ、厚さ)、ゴムボール14及び金属板12の重量等によって設定できる。
このパレット10の下面が床面20と離間した状態において、ICタグ1は、フォークリフト等に備えられた通信装置と通信を行うことが可能な通信可能状態となる。この通信可能状態において、通信装置は、特定のICタグ1と通信を行うことができ、かつ、設置状態にあるその他のパレット10のICタグ1と誤って通信を行うことがない。
また、パレット10を再び床面20に設置すると、カバー15の中央部分(パレット10の下面から突き出した突出部)が床面20に押圧され変形する。カバー15及びゴムボール14(入力部)は、金属板12を押圧してICタグ1に接近する方向に移動させ、これによって、金属板12の一方の面部がICタグ1のアンテナ3に接触して、ICタグ1は、再び通信制限状態となる。
以上のように、本実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)パレット10が設置状態にあるか移動状態にあるかに応じて、それぞれICタグ1に接近、離間する金属板12をICタグ1に対向させ、かつ、接近状態においてアンテナ3に接触するよう配置したから、簡単な構造でICタグ1の通信状態(通信可能状態、通信制限状態)を切り替えることができる。
(2)カバー15と金属板12との間にゴムボール14を配置したから、パレット10を床面20に設置する際にパレット10に加わるとともにICタグ1(ICチップ4)に伝わる衝撃を低減することができる。
また、ゴムボール14を設けたから、パレット10を設置する際に金属板12がICタグ1を押圧する押圧力が緩和され、ICタグ1に過度の押圧力が負荷されることが防止される。
さらに、パレット10を設置する際、仮にカバー15と床面20との間に異物が挟まり、パレット10を平面に設置した場合に比べカバー15がICタグ収容部11の内部側まで突き出した場合であっても、ゴムボール14が変形してこの突出分を吸収するので、ICタグ1の破損を防止できる。
(3)カバー15によってパレット10の開口部を閉塞したから、ICタグ収容部11に、例えば、水やゴミ等が入り込むことを防止できる。
次に、本発明を適用したICタグの取付構造の実施例2について説明する。
なお、以下説明する実施例2において、実施例1と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
図4は、実施例2のICタグのスイッチ構造を示す図であり、(a)は、ICタグの平面図を、(b)は、ICタグ収容部を含むパレットの断面図を示している。
実施例2のICタグのスイッチ構造も、実施例1と同様にパレット10に設けられ、ICタグ101は、パレット10に形成されたICタグ収容部11に収容されている。
実施例2のICタグ101は、アンテナ103の一部が途切れて形成された切断部103aを備えている。この切断部103aは、アンテナ103(ループアンテナ)のうち最も外周側の一部分であって、ICチップ4が設けられた側の辺部とは反対側の辺部側の部分に形成されている。
また、実施例2は、実施例1の金属板12に替えて、非導体である合成樹脂材料によって実施例1の金属板12と略同じ外形形状に形成された樹脂板112がICタグ101に対向して設けられている。この樹脂板112も、実施例1の金属板12と同様、ICタグ101に対し接近、離間する方向の移動が可能なようにガイド部13を介してパレット10に支持されている。
樹脂板112は、導電部112aを備えている。
導電部112aは、樹脂板112におけるICタグ101のアンテナ103(回路面部)に対向する側の面部の一部であって、パレット10を厚さ方向から見た場合に前述の切断部103aに重なる位置に設けられている。この導電部112aは、例えば、導電性を有する金属製の板材が樹脂板112に接着されて設けられ、樹脂板112がICタグ101に接近することによって前述の切断部103aを跨いでアンテナ103の途切れた部分の両端部に接触するようになっている。
実施例2のICタグのスイッチ構造によれば、パレット10を床面20に設置した状態において、ICタグ101のアンテナ103は、その途切れた部分が導電部112aによって接続され導通可能となる。したがって、外部装置との通信が可能である。
これに対し、パレット10を床面20から持ち上げた状態ではパレット10の下面と床面20とが離間し、これとともに樹脂板112が下方に移動するので、導電部112aは、アンテナ103から離間する。これによって、アンテナ103は、その一部が切断した状態となるので、ICタグ101は、外部装置との通信が制限される。
このように、実施例2のICタグのスイッチ構造も、簡単な構造でICタグ101の通信状態(通信可能状態、通信制限状態)を切り替えることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明のICタグ用スイッチ構造の構成(形状、材料)は、実施例のものに限られず適宜変更が可能である。例えば、実施例は、ゴムボールを備えていたが、衝撃緩和機能を備えていれば、例えば、合成樹脂材料をスポンジ状にしたものや、バネ等を配置してもよい。また、これらの形状は、球状に限らず、例えば、シート状であってもよい。その配置も、例えば、ICタグと金属板との間であってもよく、設置個数も任意である。
さらに、ゴムボールに替えて、例えば、合成樹脂や金属製の球体を配置してもよい。また、カバーの材質も、実施例のゴムに限らず、例えば、合成樹脂であってもよい。さらに、実施例のガイド部は、溝部を備えた部材をパレットに装着したものであったが、これに限らず、例えば、取付対象物に溝部を直接形成してもよい。
(2)実施例のICタグは、その取付対象物がパレットであったが、取付対象物及びICタグ収容部の構成は、これに限らず適宜変更が可能である。例えば、取付対象物は、コンテナや通い箱等であってもよい。また、ICタグ収容部は、例えば、これらの取付対象物の側面部に設けられていてもよい。
(3)実施例1の通信制限部は、金属材料によって板状に形成されたものであったが、通信制限部は、ICタグに接近してICタグの通信能力を低下させるものであればこれに限らず、例えば、電波伝搬阻害材料を有するものであってもよい。電波伝搬阻害材料としては、例えば、ナノ結晶軟磁性材料を含む電波吸収体等を使用することができる。
(4)実施例1は、金属板によってICタグのアンテナを短絡させてICタグの通信を制限したが、ICタグと外部装置との通信を制限する方法はこれに限らない。例えば、金属板は、ICタグに対する接近状態においてICタグに対して離間していてもよい。この場合であっても、ICタグのアンテナに電流が流れると、金属板にうず電流が発生してアンテナの回りの磁界強度を弱めるのでICタグの通信機能を低下させることができる。
(5)実施例のICタグは、電磁誘導方式のものであったが、ICタグの通信周波数はこれに限らず、例えば、860MHz乃至960MHzのUHF帯の周波数帯域を用いたマイクロ波方式のものであってあってもよい。
(6)実施例は、ICタグ用スイッチ構造を構成する各要素が取付対象物に直接設けられていたが、これに限らずICタグのスイッチ構造は、取付対象物と分離可能であってもよい。例えば、一方の開口部が閉塞された筒体の内部に実施例と同様な配置でICタグ、金属板(樹脂板)、ガイド部、ゴムボールを収容するとともに、この筒体の開口部を実施例と同様なカバーで閉塞し、この筒体を取付対象物に装着してもよい。
(7)実施例1は、パレットの設置時に金属板がカバーに連動してICタグに接近してICタグの通信を制限するようになっていたが、これに限らず、通信制限部は、ICタグに対し接近、離間する方向に相対移動できればよく、例えば、金属板をICタグ収容部に固定するとともにカバーとICタグとを連動させて、設置時にICタグを金属板に接近させてもよい。
実施例1のICタグ用スイッチ構造が備えられたパレットを下面側から見た斜視図である。 ICタグを示す平面図である。 図1のパレットのIII−III部矢視図である。 実施例2のICタグ用スイッチ構造を示す図である。
符号の説明
1 ICタグ
2 基部
3 アンテナ
4 ICチップ
10 パレット
11 ICタグ収容部
12 金属板
13 ガイド部
14 ゴムボール
15 カバー

Claims (7)

  1. 外部装置と電波によって通信するICタグの前記通信が可能な状態と前記通信が制限された状態との切り替えを行うICタグ用スイッチ構造において、
    前記ICタグに対し接近及び離間する方向に相対移動可能に設けられ、前記接近状態で前記ICタグの前記通信能力を前記離間状態に比べ低下させる通信制限部と、
    外部からの押圧力に応じて前記通信制限部を前記ICタグに対して前記相対移動させる入力部とを備えること
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
  2. 請求項1に記載のICタグ用スイッチ構造において、
    前記通信制限部は、金属材料、電波伝搬阻害材料の少なくとも一方を含むこと
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のICタグ用スイッチ構造において、
    前記通信制限部は、導電性を有しかつ前記ICタグとの前記接近状態で前記ICタグのアンテナ回路に接触して前記アンテナ回路を短絡させる短絡部を備えること
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
  4. 外部装置と電波によって通信するICタグの前記通信が可能な状態と前記通信が制限された状態との切り替えを行うICタグ用スイッチ構造において、
    前記ICタグのアンテナ回路の少なくとも一部が途切れて形成された切断部と、
    導電性を有する材料によって形成されるとともに、前記ICタグに対し接近及び離間する方向に相対移動可能に設けられ、前記ICタグに対する前記接近状態で前記アンテナ回路の途切れた部分の両端部に接触する導電部と、
    外部からの押圧力に応じて前記導電部を前記ICタグに対して前記相対移動させる入力部とを備えること
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のICタグ用スイッチ構造において、
    前記入力部は、前記ICタグが取り付けられる取付対象物の下面部から突き出して設けられかつ前記取付対象物が設置される際にこの設置面に押圧される突出部を備えること
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
  6. 請求項5に記載のICタグ用スイッチ構造において、
    前記ICタグは、前記取付対象物の前記設置状態で前記通信が制限された状態とされること
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のICタグ用スイッチ構造において、
    前記ICタグの前記取付対象物は、梱包用のパレットであること
    を特徴とするICタグ用スイッチ構造。
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