JP2007192585A - 測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法 - Google Patents

測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007192585A
JP2007192585A JP2006009120A JP2006009120A JP2007192585A JP 2007192585 A JP2007192585 A JP 2007192585A JP 2006009120 A JP2006009120 A JP 2006009120A JP 2006009120 A JP2006009120 A JP 2006009120A JP 2007192585 A JP2007192585 A JP 2007192585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
scanner
reflecting means
calculating
surveying unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006009120A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Tomii
隆春 冨井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DEVELO KK
Original Assignee
DEVELO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DEVELO KK filed Critical DEVELO KK
Priority to JP2006009120A priority Critical patent/JP2007192585A/ja
Publication of JP2007192585A publication Critical patent/JP2007192585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】誤差を抑制可能な測量ユニットの生産方法を提供する。
【解決手段】三次元レーザスキャナユニットの生産方法は、地心直交座標の確定している点から、当該ユニットによる最大計測距離だけ離れたA点とB点にコーナキューブリフレクタをそれぞれ設置するステップ(S702)と、当該ユニットの頭部の中心点とO点とを一致させながら、当該ユニットをO点に設置するステップ(S704)と、各コーナキューブリフレクタをそれぞれスキャニングするステップ(S710)と、各コーナキューブリフレクタからの反射光の強度の分布を取得するステップ(S714)と、当該ユニットの0度方向とIMUの方位とのずれとに基づいて、いずれかを基準とした場合の他方の南北方向および東西方向の傾きのずれを算出するステップ(S720)と、測量結果と当該ずれとを考慮して地心直交座標を算出するステップ(S722)とを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は測量ユニットに関し、より特定的には、測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法に関する。
地形の測量に関し、航空機を用いた測量が知られている。一般に、このような測量では、センサー、カメラ、スキャナその他の装置が航空機に搭載され、必要な較正が行なわれる。
各装置が航空機に搭載されてからの較正は、航空機の態様あるいは各装置の据付位置に依存することになる。そのため、較正のための時間は、通常、航空機以外における較正のための時間よりも長くなる。
また、航空機を用いた測量は、地上における測量に比べて計測距離が格段に長くなるため、地上において較正した場合であっても、航空機を用いた測量の結果において、誤差が大きくなるという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、移動体を用いた測量の結果の誤差を抑制できる測量ユニットの較正方法を提供することである。
本発明の他の目的は、移動体を用いた測量の結果の誤差を抑制できる測量ユニットの生産方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、誤差を抑制できる航空測量を行うことができる装置を生産する方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、スキャナと、スキャナに一体化された慣性計測装置とを有する測量ユニットの較正方法が提供される。この較正方法は、測量ユニットが配置される基準の地点の地心直交座標と、スキャナの最大計測距離の近傍に位置する第1の地点および第2の地点の各地心直交座標を取得するステップと、第1の地点および第2の地点に、光を反射する反射手段をそれぞれ設置する設置ステップと、スキャナにおいて予め定められた部位を通る中心軸と第1の地点とを一致させながら、測量ユニットを基準の地点に設置するステップと、基準の地点から部位までの高さを計測するステップと、スキャナを用いて、第1の地点に設置された反射手段と、第2の地点に設置された反射手段とを、それぞれ走査する走査ステップと、各反射手段からの反射光に基づいて、第1の地点の座標値および第2の地点の座標値を算出する算出ステップと、座標値と各地心直交座標とに基づいて、スキャナの方位角を算出するステップと、算出された各座標値と方位とに基づいて、測量ユニットの第1の方向の傾きのずれと、第1の方向に直交する第2の方向の傾きのずれとを算出するステップとを備える。
好ましくは、取得ステップは、基準の地点と第1の地点と第2の地点とにおいて、測位のための信号をそれぞれ受信するステップと、信号に基づいて、基準の地点と第1の地点と第2の地点との各々について地心直交座標を算出するステップとを含む。
好ましくは、走査ステップは、第1の地点に設置された反射手段を継続して走査するステップと、第2の地点に設置された反射手段を継続して走査するステップとを含む。
好ましくは、スキャナは、予め定められた回転軸を中心に回転可能である。走査ステップは、回転軸を中心にしてスキャナを回転させることにより、第1の地点に設置された反射手段と、第2の地点に設置された反射手段とを走査するステップを含む。
好ましくは、設置ステップは、基準の地点と第1の地点とにより形成される直線と、基準の地点と第2の地点とにより形成される直線との夾角が直角から予め定められた角度以内になるように、各反射手段をそれぞれ設置するステップを含む。
好ましくは、算出ステップは、各反射手段からの反射光をそれぞれ受光するステップと、受光された反射光の強度の分布を取得するステップと、分布の中心を特定するステップと、分布の中心に基づいて、第1の地点および第2の地点の各座標値を算出するステップとを含む。
この発明の他の局面に従うと、測量ユニットの生産方法が提供される。この生産方法は、スキャナと慣性計測装置とを一体化するステップと、測量ユニットが配置される基準の地点の地心直交座標と、スキャナの最大計測距離の近傍に位置する第1の地点および第2の地点の各地心直交座標を取得するステップと、第1の地点および第2の地点に、光を反射する反射手段をそれぞれ設置する設置ステップと、スキャナにおいて予め定められた部位を通る中心軸と第1の地点とを一致させながら、測量ユニットを基準の地点に設置するステップと、基準の地点から部位までの高さを計測するステップと、スキャナを用いて、第1の地点に設置された反射手段と、第2の地点に設置された反射手段とを、それぞれ走査する走査ステップと、各反射手段からの反射光に基づいて、第1の地点の座標値および第2の地点の座標値を算出する算出ステップと、座標値と各地心直交座標とに基づいて、スキャナの方位角を算出するステップと、算出された各座標値と方位とに基づいて、測量ユニットの第1の方向の傾きのずれと、第1の方向に直交する第2の方向の傾きのずれとを算出するステップと、第1の方向の傾きのずれと、第2の方向の傾きのずれとを保存するステップとを備える。
好ましくは、取得ステップは、基準の地点と第1の地点と第2の地点とにおいて、測位のための信号をそれぞれ受信するステップと、信号に基づいて、基準の地点と第1の地点と第2の地点との各々について地心直交座標を算出するステップとを含む。
この発明のさらに他の局面に従うと、移動体測量を行うための装置の生産方法が提供される。この生産方法は、スキャナと慣性計測装置とを一体化するステップと、測量ユニットが配置される基準の地点の地心直交座標と、スキャナの最大計測距離の近傍に位置する第1の地点および第2の地点の各地心直交座標を取得するステップと、第1の地点および第2の地点に、光を反射する反射手段をそれぞれ設置する設置ステップと、スキャナにおいて予め定められた部位を通る中心軸と第1の地点とを一致させながら、測量ユニットを基準の地点に設置するステップと、基準の地点から部位までの高さを計測するステップと、スキャナを用いて、第1の地点に設置された反射手段と、第2の地点に設置された反射手段とを、それぞれ走査する走査ステップと、各反射手段からの反射光に基づいて、第1の地点の座標値および第2の地点の座標値を算出する算出ステップと、座標値と各地心直交座標とに基づいて、スキャナの方位角を算出するステップと、算出された各座標値と方位とに基づいて、測量ユニットの第1の方向の傾きのずれと、第1の方向に直交する第2の方向の傾きのずれとを算出するステップと、第1の方向の傾きのずれと、第2の方向の傾きのずれとを保存するステップと、測量ユニットを移動体に搭載するステップとを備える。
本発明に係る較正方法によると、移動体を用いた測量ユニットによる測量の結果の誤差を抑制することができる。
本発明に係る生産方法によると、移動体を用いた測量の結果の誤差を抑制できる測量ユニットを生産することができる。
本発明に係る装置の生産方法によると、誤差を抑制できる移動体測量を行うための装置を生産することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1および図2を参照して、本発明に係る測量ユニットの生産方法により生産されたレーザスキャナについて説明する。図1は、三次元レーザスキャナの構成を表わすブロック図である。図2は、二次元レーザスキャナの構成を表わすブロック図である。
図1を参照して、三次元レーザスキャナユニット100は、GPS(Global Positioning System)信号を受信するためのアンテナ110と、赤外線カメラ120と、CCD(Charged Coupled Device)カメラ130と、回転軸を中心に旋回可能なスキャナヘッド140と、レーザスキャナ150と、モーションセンサユニット160とを含む。三次元レーザスキャナユニット100は、信号線190を介して、メイン制御部170とサブ制御部180とにそれぞれ接続される。メイン制御部170とサブ制御部180とは、たとえば小型のパーソナルコンピュータによって実現される。
なお、メイン制御部170とサブ制御部180とは、別々である必要はなく、一つの制御部として構成されてもよい。各制御部は、三次元レーザスキャナユニット100の筐体に含まれていてもよいし、別の筐体に含まれていてもよい。
図2を参照して、二次元レーザスキャナユニット200は、アンテナ110と、赤外線カメラ120と、CCDカメラ130と、固定されたレーザスキャナ240と、モーションセンサユニット160とを含む。二次元レーザスキャナユニット200は、三次元レーザスキャナユニット100と同様に、信号線190を介してメイン制御部170とサブ制御部180とにそれぞれ接続される。2次元レーザスキャナ200に対するメイン制御部170あるいはサブ制御部180の関係は、図1に示される3次元レーザスキャナ100に対する各制御部の関係と同様である。
図3を参照して、三次元レーザスキャナユニット100の構成についてさらに説明する。図3は、レーザスキャナ150における締結部の概要を表わす図である。
三次元レーザスキャナユニット100は、モーションセンサユニット160に対して着脱可能である。三次元レーザスキャナユニット100は、レーザスキャナ150においてモーションセンサユニット160と堅固に取り付けるためのボルト310,320を含む。これらのボルトにより、レーザスキャナ150とモーションセンサユニット160とはそれぞれ一体に固定される。なお、レーザスキャナ150とモーションセンサユニット160との取り付けは、ボルト310,320に限られない。
図4を参照して、モーションセンサユニット160について説明する。図4は、モーションセンサユニット160の概略の構成を表わすブロック図である。
モーションセンサユニット160は、三次元レーザスキャナユニット100の姿勢を計測しその情報を出力するための慣性計測装置(以下、IMU(Inertial Measurement Unit))430と、アンテナ110により受信された信号に基づいて位置情報および時刻情報を出力するためのGPSユニット440とを含む。
IMU430は、毎秒200回以上の頻度でヨーイング、ローリング、ピッチング、加速度情報を出力する。出力された各情報は、信号線190を介してメイン制御部170に送出される。
GPSユニット440は、測位衛星により発信された信号に含まれる時刻情報に基づいて、三次元レーザスキャナユニット100の位置情報を算出する。GPSユニット440は、さらに受信した信号に含まれる時刻情報を取得し、三次元レーザスキャナユニット100における絶対時刻としてその情報をメイン制御部170に対して送出する。GPSユニット440は、さらに当該絶対時刻に対するパルスの出力を行なう。このパルスにより、スキャナヘッド140、IMU430、メイン制御部170との間における時刻の同期をとる。
図5を参照して、本実施の形態に係る三次元レーザスキャナユニット100が接続されるメイン制御部170について説明する。メイン制御部170は、三次元レーザスキャナユニット100の動作の制御および情報の演算処理を行なうためのCPU(Central Processing Unit)510と、当該制御および演算処理を実現するためのアプリケーションプログラムを格納するハードディスク520と、三次元レーザスキャナユニット100において計測された後に信号線190を介して入力されるデータを格納するハードディスク530とを含む。ハードディスク530は、メイン制御部170に対して固定されていてもよいし着脱可能であってもよい。なお、ハードディスク以外の不揮発性のメモリ(たとえばフラッシュメモリ)であってもよい。
メイン制御部170は、たとえば公知のコンピュータシステムによって実現される。コンピュータシステムのハードウェア構成および各構成の動作は当業者にとって容易に理解できるため、ここではそれらについての説明は繰り返さない。
図6および図7を参照して、本発明に係る測量ユニットの生産方法について説明する。図6は、三次元レーザスキャナユニット100を較正するために用いられる基準点の位置関係を表わす図である。
三次元レーザスキャナユニット100は、予め設定された基準点「O点」に配置されている。O点の座標は(X,Y,Z)として表わされる。この基準点O点から三次元レーザスキャナユニット100による最大計測距離を上回る地点にA点とB点とがそれぞれ定められる。A点の座標は「X,Y,Z」として表わされる。B点の座標は、「X,Y,Z」として表わされる。A点には、コーナキューブリフレクタ610が配置されている。B点には、同様にコーナキューブリフレクタが配置されている。
O点、A点、B点の各地心直交座標は、GPSシステムあるいはその他の測量器を用いて予め算出されている。また、O点とA点との方位角あるいはO点とB点との方位角は、それぞれ各地点の座標値から算出される。
図7は、測量ユニットを生産するために実行される処理の手順を表わすフローチャートである。なお、以下の処理で明らかなように、各処理を実行することにより、測量ユニットの較正が実現され、また、移動体に搭載することにより、移動体測量のための装置が生産される。
ステップS701にて、3Dスキャナと慣性計測装置とが、たとえばボルトで締結されることにより、一体化される。
ステップS702にて、第1の地点(A点)、第2の地点(B点)、および測量ユニット(すなわち三次元レーザスキャナユニット100)が配置される基準の地点(O点)の各地心直交座標が取得され、A点およびB点にコーナキューブリフレクタ610,620がそれぞれ設置される。ここで、O点とA点との距離およびO点とB点との距離は、三次元レーザスキャナユニット100の最大計測距離だけ離れている。なお、厳密に最大計測距離だけ離れている必要はなく、最大計測距離の近傍であればよい。あるいは、当該測量ユニットを用いた測量の対象物までの距離が予めわかっており、その距離が最大計測距離を下回る場合には、予め分かっている距離以上であればよい。また、O点とA点とにより形成される直線と、O点とB点とにより形成される直線との夾角は、直角に近い方が好ましい。また、地心直交座標の取得は、予め確定している位置の地心直交座標があれば、その座標に基づいて算出される。また、GPS衛星その他の測位衛星からの信号を受信し、その信号に基づいて、公知の演算処理によって、地心直交座標を算出してもよい。
ステップS704にて、O点から各コーナキューブリフレクタまでの高さが計測される。ステップS706にて、三次元レーザスキャナユニット100の頭部の中心点とO点とを一致させながら、三次元レーザスキャナユニット100をO点に設置する。
ステップS708にて、O点からレーザスキャナ100までの高さを計測する。ステップS710にて、A点に設置されているコーナキューブリフレクタ610と、B点に設置されているコーナキューブリフレクタ620とをそれぞれスキャニング(走査)する。3Dスキャナの場合は、それが有する回転軸を中心に回転することによりスキャニングが行なわれる。2Dスキャナの場合は、各々のリフレクタを別個に走査することになる。
ステップS712にて、三次元レーザスキャナユニット100を用いて各コーナキューブリフレクタからの反射光を受光する。ステップS714にて、各々の反射光の強度の分布を取得する。ステップS716にて、その分布から中心を特定して中心の座標値を算出する。ステップS718にて、狭角とA点の座標とB点の座標とをそれぞれ算出する。
ステップS720にて、三次元レーザスキャナユニット100の0度方向と、IMU430の方位とのずれとに基づいて、いずれかを基準とした場合の他方の南北方向および東西方向の傾きのずれを算出する。ステップS722にて、実際のスキャニング時に、そのずれを考慮して地心直交座標を算出する。
ステップS724にて、算出された地心直交座標がコンピュータシステムのメモリに保存される。ステップS726にて、測量ユニットが移動体(たとえば車両、航空機等)に搭載される。
次に、図8を参照して、本発明に係るレーザスキャナを用いた航空測量の態様について説明する。図8(A)は、二次元レーザスキャナユニット200を搭載した二次元測量機810による測量の態様を表わす図である。図8(B)は、三次元レーザスキャナユニット100を搭載した三次元測量機820による測量の態様を表わす図である。二次元測量機810および三次元測量機820は、たとえばヘリコプタ、飛行機その他の航空機によって実現される。
図8(A)に示されるように、スキャナヘッドが固定された二次元レーザスキャナユニット200によれば、航空機の進行方向に対して固定された一方向に対して(たとえば鉛直方向に対して)、地形が計測される。この場合、たとえば急な斜面においては、計測される間隔が大きく取れないため、大きな解像度は望めない。
一方、図8(B)に示されるように、スキャナヘッドが回転可能な三次元レーザスキャナユニット100によれば、航空機の進行方向に対してスキャニング方向を自在に変更することができる。そのため、たとえば急な斜面のように鉛直方向から広い計測間隔を得ることができない場合であっても、三次元レーザスキャナユニット100によれば、その斜面に対してスキャナの方向を調節することができる。その結果、計測間隔を広く取ることができるためより高い解像度に基づいて計測結果を取得することができる。
以上説明したレーザスキャナは、航空機に搭載される場合にその効果を顕著に発現することができる。これは、本発明に係る方法によれば、計測距離が長くなればなるほど、計測による誤差の割合が小さくなるからである。さらに、本発明に係るレーザスキャナは、航空機以外に対しても適用可能である。
ここで図9を参照して、本発明に係る三次元レーザスキャナユニット100の具体的構成について説明する。図9(A)は、三次元レーザスキャナユニット100を一体とした状態を表わす図である。図9(B)は、三次元レーザスキャナユニット100を分離した状態を表わす図である。
図9(A)に示されるように、三次元レーザスキャナユニット100は、レーザスキャナ150が含まれる筐体の外部に把手910,920を備える。把手910,920を用いて航空機以外の移動体(たとえば自動車、二輪車など)に搭載することができる。この場合、三次元レーザスキャナユニット100は、その最大計測距離に応じて既に較正が完了しているため、車両あるいは二輪車に搭載されている場合には、その最大計測距離を下回る範囲での計測を行なうことになる。したがって、予め考慮された誤差を下回る良好な精度で、たとえば三次元の都市空間その他の地形情報を取得することができる。
図9(B)に示されるように、三次元レーザスキャナユニット100は、レーザスキャナ150とモーションセンサユニット160との間で着脱可能である。したがって、計測の精度をそれほど要求しない場合には、モーションセンサユニット160を取り外した状態で、三次元レーザスキャナユニット100を使用することができる。したがって、測量ユニットを搭載した車両が侵入できないような場所(たとえば被災地、悪路等)においても、測量者が三次元レーザスキャナユニット100を用いて計測することもできる。
以上のようにして、本発明に係る測量ユニットの生産方法によれば、当該ユニットの最大計測距離に応じた較正が予め完了しているため、その距離の範囲内での測量結果は、予め予測された誤差の範囲内に収まるものとなる。これにより、移動体からの計測における誤差を抑制できる測量ユニットを提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、スキャナを有する測量ユニット、たとえば航空機、車両に搭載する測量ユニットに適用可能である。
本発明の実施の形態に係る三次元レーザスキャナの構成を表わすブロック図である。 本発明の実施の形態に係る二次元レーザスキャナの構成を表わすブロック図である。 3次元レーザスキャナ100のレーザスキャナ150における締結部の概要を表わす図である。 モーションセンサユニット160の概略の構成を表わすブロック図である。 三次元レーザスキャナユニット100が接続されるメイン制御部170の構成を表わすブロック図である。 三次元レーザスキャナユニット100を較正するために用いられる基準点の位置関係を表わす図である。 測量ユニットを較正するために実行される処理の手順を表わすフローチャートである。 本発明に係るレーザスキャナを用いた計測の態様を表わす図である。 本発明に係る三次元レーザスキャナユニット100の外観を表わす図である。
符号の説明
100 三次元レーザスキャナユニット、110 アンテナ、120 赤外線カメラ、130 CCDカメラ、140 スキャナヘッド、150,240 レーザスキャナ、160 モーションセンサユニット、170 メイン制御部、180 サブ制御部、190 信号線、200 二次元レーザスキャナユニット、310,320 ボルト、430 IMU、440 GPSユニット、510 CPU、520,530 ハードディスク、610,620 コーナキューブリフレクタ、810 二次元測量機、820 三次元測量機、910,920 把手。

Claims (9)

  1. スキャナと、前記スキャナに一体化された慣性計測装置とを有する測量ユニットの較正方法であって、
    前記測量ユニットが配置される基準の地点の地心直交座標と、前記スキャナの最大計測距離の近傍に位置する第1の地点および第2の地点の各地心直交座標を取得するステップと、
    前記第1の地点および前記第2の地点に、光を反射する反射手段をそれぞれ設置する設置ステップと、
    前記スキャナにおいて予め定められた部位を通る中心軸と前記第1の地点とを一致させながら、前記測量ユニットを前記基準の地点に設置するステップと、
    前記基準の地点から前記部位までの高さを計測するステップと、
    前記スキャナを用いて、前記第1の地点に設置された反射手段と、前記第2の地点に設置された反射手段とを、それぞれ走査する走査ステップと、
    各前記反射手段からの反射光に基づいて、前記第1の地点の座標値および前記第2の地点の座標値を算出する算出ステップと、
    前記座標値と各前記地心直交座標とに基づいて、前記スキャナの方位角を算出するステップと、
    算出された各前記座標値と前記方位とに基づいて、前記測量ユニットの第1の方向の傾きのずれと、前記第1の方向に直交する第2の方向の傾きのずれとを算出するステップとを備える、測量ユニットの較正方法。
  2. 前記取得ステップは、
    前記基準の地点と前記第1の地点と前記第2の地点とにおいて、測位のための信号をそれぞれ受信するステップと、
    前記信号に基づいて、前記基準の地点と前記第1の地点と前記第2の地点との各々について前記地心直交座標を算出するステップとを含む、請求項1に記載の測量ユニットの較正方法。
  3. 前記走査ステップは、
    前記第1の地点に設置された反射手段を継続して走査するステップと、
    前記第2の地点に設置された反射手段を継続して走査するステップとを含む、請求項1に記載の測量ユニットの較正方法。
  4. 前記スキャナは、予め定められた回転軸を中心に回転可能であり、
    前記走査ステップは、前記回転軸を中心にして前記スキャナを回転させることにより、前記第1の地点に設置された反射手段と、前記第2の地点に設置された反射手段とを走査するステップを含む、請求項1に記載の測量ユニットの較正方法。
  5. 前記設置ステップは、
    前記基準の地点と前記第1の地点とにより形成される直線と、前記基準の地点と前記第2の地点とにより形成される直線との夾角が直角から予め定められた角度以内になるように、各前記反射手段をそれぞれ設置するステップを含む、請求項1に記載の測量ユニットの較正方法。
  6. 前記算出ステップは、
    各前記反射手段からの反射光をそれぞれ受光するステップと、
    受光された反射光の強度の分布を取得するステップと、
    前記分布の中心を特定するステップと、
    前記分布の中心に基づいて、第1の地点および前記第2の地点の各座標値を算出するステップとを含む、請求項1に記載の測量ユニットの較正方法。
  7. スキャナと慣性計測装置とを一体化するステップと、
    前記測量ユニットが配置される基準の地点の地心直交座標と、前記スキャナの最大計測距離の近傍に位置する第1の地点および第2の地点の各地心直交座標を取得するステップと、
    前記第1の地点および前記第2の地点に、光を反射する反射手段をそれぞれ設置する設置ステップと、
    前記スキャナにおいて予め定められた部位を通る中心軸と前記第1の地点とを一致させながら、前記測量ユニットを前記基準の地点に設置するステップと、
    前記基準の地点から前記部位までの高さを計測するステップと、
    前記スキャナを用いて、前記第1の地点に設置された反射手段と、前記第2の地点に設置された反射手段とを、それぞれ走査する走査ステップと、
    各前記反射手段からの反射光に基づいて、前記第1の地点の座標値および前記第2の地点の座標値を算出する算出ステップと、
    前記座標値と各前記地心直交座標とに基づいて、前記スキャナの方位角を算出するステップと、
    算出された各前記座標値と前記方位とに基づいて、前記測量ユニットの第1の方向の傾きのずれと、前記第1の方向に直交する第2の方向の傾きのずれとを算出するステップと、
    前記第1の方向の傾きのずれと、前記第2の方向の傾きのずれとを保存するステップとを備える、測量ユニットの生産方法。
  8. 前記取得ステップは、
    前記基準の地点と前記第1の地点と前記第2の地点とにおいて、測位のための信号をそれぞれ受信するステップと、
    前記信号に基づいて、前記基準の地点と前記第1の地点と前記第2の地点との各々について前記地心直交座標を算出するステップとを含む、請求項7に記載の測量ユニットの生産方法。
  9. スキャナと慣性計測装置とを一体化するステップと、
    前記測量ユニットが配置される基準の地点の地心直交座標と、前記スキャナの最大計測距離の近傍に位置する第1の地点および第2の地点の各地心直交座標を取得するステップと、
    前記第1の地点および前記第2の地点に、光を反射する反射手段をそれぞれ設置する設置ステップと、
    前記スキャナにおいて予め定められた部位を通る中心軸と前記第1の地点とを一致させながら、前記測量ユニットを前記基準の地点に設置するステップと、
    前記基準の地点から前記部位までの高さを計測するステップと、
    前記スキャナを用いて、前記第1の地点に設置された反射手段と、前記第2の地点に設置された反射手段とを、それぞれ走査する走査ステップと、
    各前記反射手段からの反射光に基づいて、前記第1の地点の座標値および前記第2の地点の座標値を算出する算出ステップと、
    前記座標値と各前記地心直交座標とに基づいて、前記スキャナの方位角を算出するステップと、
    算出された各前記座標値と前記方位とに基づいて、前記測量ユニットの第1の方向の傾きのずれと、前記第1の方向に直交する第2の方向の傾きのずれとを算出するステップと、
    前記第1の方向の傾きのずれと、前記第2の方向の傾きのずれとを保存するステップと、
    前記測量ユニットを移動体に搭載するステップとを備える、移動体測量を行なうための装置の生産方法。
JP2006009120A 2006-01-17 2006-01-17 測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法 Pending JP2007192585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009120A JP2007192585A (ja) 2006-01-17 2006-01-17 測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009120A JP2007192585A (ja) 2006-01-17 2006-01-17 測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007192585A true JP2007192585A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38448413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006009120A Pending JP2007192585A (ja) 2006-01-17 2006-01-17 測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007192585A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104655167A (zh) * 2013-11-20 2015-05-27 北京信息科技大学 关节式坐标测量机的角度编码器偏心及结构参数标定方法
JP2017193252A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 ルーチェサーチ株式会社 無人飛行体
CN109685744A (zh) * 2018-12-29 2019-04-26 西安铂力特增材技术股份有限公司 一种扫描振镜精度校正方法
CN110186481A (zh) * 2019-06-10 2019-08-30 西安航天三沃机电设备有限责任公司 适用于小型制导导弹弹上惯性组件的校准系统以及校准方法
WO2020031950A1 (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 日本電信電話株式会社 計測校正装置、計測校正方法、及びプログラム
CN111562124A (zh) * 2020-05-07 2020-08-21 上海宇航系统工程研究所 贮箱平铺构型航天器精度测量方法
JP2020143990A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 三菱電機株式会社 移動体計測装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104655167A (zh) * 2013-11-20 2015-05-27 北京信息科技大学 关节式坐标测量机的角度编码器偏心及结构参数标定方法
JP2017193252A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 ルーチェサーチ株式会社 無人飛行体
WO2020031950A1 (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 日本電信電話株式会社 計測校正装置、計測校正方法、及びプログラム
CN109685744A (zh) * 2018-12-29 2019-04-26 西安铂力特增材技术股份有限公司 一种扫描振镜精度校正方法
CN109685744B (zh) * 2018-12-29 2023-01-03 西安铂力特增材技术股份有限公司 一种扫描振镜精度校正方法
JP2020143990A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 三菱電機株式会社 移動体計測装置
CN110186481A (zh) * 2019-06-10 2019-08-30 西安航天三沃机电设备有限责任公司 适用于小型制导导弹弹上惯性组件的校准系统以及校准方法
CN110186481B (zh) * 2019-06-10 2023-03-28 西安航天三沃机电设备有限责任公司 适用于小型制导导弹弹上惯性组件的校准系统以及校准方法
CN111562124A (zh) * 2020-05-07 2020-08-21 上海宇航系统工程研究所 贮箱平铺构型航天器精度测量方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11035660B2 (en) Inertial dimensional metrology
US9134339B2 (en) Directed registration of three-dimensional scan measurements using a sensor unit
EP2869024B1 (en) Three-dimensional measuring method and surveying system
JP5832629B2 (ja) 対象物表面の3d座標を決定するための測定システム
WO1987007368A1 (en) Apparatus for measuring position of moving body
JP2007192585A (ja) 測量ユニットの較正方法および生産方法、ならびに移動体測量を行なうための装置の生産方法
WO2010117297A1 (ru) Способ определения позиции и ориентации прицепа транспортного средства и устройство для его осуществления
JP5844454B2 (ja) カメラキャリブレーション方法、カメラキャリブレーションプログラムおよびカメラキャリブレーション装置
EP2875317A2 (en) Sky polarization sensor for absolute orientation determination
JP2008164590A (ja) 慣性航法システムを増補するシステムおよび方法
JP5762131B2 (ja) キャリブレーション装置、キャリブレーション装置のキャリブレーション方法およびキャリブレーションプログラム
JP2006242731A (ja) 測位装置および測位方法
WO2010094751A2 (en) Mobile projection system for scaling and orientation of surfaces surveyed by an optical measuring system
WO2020049726A1 (ja) 計測装置及び計測装置の据え付け方法
KR101779929B1 (ko) Gnss 기반의 측량 방법
KR101348801B1 (ko) 이미지 합성에 따른 도화이미지 내 지형물 변형 편집을 위한 지아이에스 기반 영상처리용 편집시스템
JP6707098B2 (ja) 三次元モデル生成システム
KR101181742B1 (ko) 토지 이용 현황도 갱신 장치 및 방법
JP2017062848A (ja) キャリブレーション方法、プログラムおよびコンピュータ
KR101167087B1 (ko) 지형물에 적용된 기준점을 이용한 측정값으로 지피에스 측정값의 정확성을 향상시킨 수치지도 제작 시스템
CA3148650A1 (en) Systems and methods for multi-sensor mapping using a single device that can operate in multiple modes
KR102036080B1 (ko) 휴대형 위치 결정 장치 및 휴대형 위치 결정 장치 동작 방법
CN113091695B (zh) 一种具有平面定位和毫米级精度的高程测量方法
TW202137138A (zh) 含大地座標之3d點雲地圖的產生方法和3d點雲地圖產生系統
JP2003240546A (ja) 高低差計測システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20090618

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090817

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090817

A521 Written amendment

Effective date: 20091224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02