JP2006242731A - 測位装置および測位方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 GPSを用いるのとは異なる方式で測位誤差推定を行うことにより、測位精度を向上することを目的とする。
【解決手段】 撮像部110で画像を撮像する。画像処理部120は撮像した画像から特徴点を検出し、画像における特徴点の位置関係に基づいて測位装置100が向いている方向と特徴点への方向とが成す見越角を算出する。GIS測位計算部130はGPS測位システム160で測位した測位装置100の概算座標とGIS取得部150がGISデータベース180から取得した特徴点の座標と画像処理部120で算出した見越角とに基づいて測位計算を行う。さらに、測位補正部170はGIS測位計算部130の測位結果に基づいてGPS測位システム160で測位した概算座標の誤差を推定し、概算座標に対して推定した誤差分の補正を行うことで測位精度を向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は測位装置および測位方法に関するものである。
従来、車体運動の微小変位をセンサにより計測し、計測した車体の変位を積分することで絶対座標や姿勢角を出力する装置がある。しかし、この方法ではセンサ出力に誤差がある場合、車体の絶対座標や姿勢角を計測時にセンサ出力の誤差も積分される。このため、測位結果において誤差の影響が顕著になる。そこで、GPS(Global Positioning System)による観測更新により誤差の補正を行うGPS測位システムが存在する。
また、作業区域内において、少なくとも3ヶ所にあらかじめ設置された基準点に対して自走車の現在座標を検出するものがある(特許文献1)。
特開平3−54601号公報
しかし、高精度のGPSを都心部で使用する場合、ビルなどの障害物によりGPS電波受信機から衛星が遮蔽され、可視衛星数が4個未満となり測位ができなくなるという課題があった。また、壁面でのGPS電波の反射等によるマルチパスの影響で著しく測位精度が劣化するなどの課題があった。
また、少なくとも3ヶ所に設置されたランドマークに対して現在座標を検出する方法では、座標を検出可能な範囲が作業区域内であり且つランドマークが少なくとも3ヶ所必要であるという課題があった。
そこで、例えば、高層ビル群が林立する都心部において、GPSを用いるのとは異なる方式で測位誤差推定を行うことにより測位精度を向上することを目的とする。
また、任意の場所において3ヶ所またはそれ以下のランドマークに対して現在座標や方位を検出、補正することを目的とする。
本発明の測位装置は、画像を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から少なくとも3点を検出し、前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標から各点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す各角度を示す見越角データを算出する第1の見越角算出部と、前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、前記第1の見越角算出部で検出した3点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得する地理情報取得部と、前記地理情報取得部が取得した前記撮像データ前記第1の見越角算出部で検出した3点の座標と前記第1の見越角算出部が算出した前記見越角データとを入力し、前記第1の見越角算出部が前記撮像データから検出した各点の座標と前記見越角データの示す各角度とに基づいて前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標と方位を算出する座標算出部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、GPSや慣性測位システムとは異なる方法により測位することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における測位装置100の構成図である。
実施の形態1における測位装置100の構成について、図1に基づいて以下に説明する。
測位装置100は、撮像部110、画像処理部120、GIS(Geographical Information System)測位計算部130、GIS取得部150、GPS測位システム160、測位補正部170を備える。
また、測位装置100はGISデータベース180、表示装置190に接続する。
GISデータベース180は、建物などの物体の座標と形状とを3次元で示す地理情報データ(以下、GISデータとする)を記憶管理する。
表示装置190は、測位装置100の測位結果や測位結果に基づく座標情報の表示処理を行う。例えば、車両に搭載されたカーナビゲーションシステムのディスプレイは表示装置190の一例である。
撮像部110はIR(赤外線)カメラ111と姿勢安定装置112とを備え、画像の撮像を行う。
IRカメラ111には、昼夜を問わず、鮮明な画像を取得できるという特徴がある。また、赤外波長を用いることから、撮像した画像から空と空以外の境界の抽出が容易になるという特徴もある。このため、実施の形態1では撮像部110はIRカメラ111を備えて画像の撮像を行う。但し、撮像部110は、可視光により撮像するカメラなどIRカメラ111以外の撮像装置を備えて撮像を行ってもよい。
姿勢安定装置112は、IRカメラ111をピッチ、ロール軸方向に可動なジンバル機構を介して車体に搭載し、加速度計を3個用いた傾斜計等によりIRカメラ111を水平面にスタビライズさせる。姿勢安定装置112はロール、ピッチ方向に揺動自在で空間安定化制御を実行する。撮像部110は姿勢安定装置112を備えることにより、IRカメラ111が撮像する画像に対する車体のロール、ピッチ姿勢角変動の影響を減少することができる。
画像処理部120は画像見越角計算部121と回転補正部122とを備える。
画像見越角計算部121は、撮像部110が撮像した画像を示す撮像データ(以下、IR画像とする)から、画像処理により建物の輪郭などの特徴点を抽出し、その見越角を計算する。つまり、IR画像に基づいて、撮像部110が撮像を行った時の撮像部110の座標から撮像範囲にある物体の座標に向かう方向と撮像部110が撮像した方向とが成す角度(見越角)を示す見越角データを算出する。
回転補正部122は、IR画像に車体のロール、ピッチ姿勢角変動の影響がある場合は、計算された見越角に回転補正処理を行う。画像処理部120は回転補正部122を備えることにより、IR画像より得られた特徴点にピッチ、ロール回転補正をかけ、ロール、ピッチ姿勢角変動の安定化を図ることができる。
測位装置100は姿勢安定装置112と回転補正部122とのいずれかを備えることで撮像した画像のロール、ピッチ姿勢角変動の安定化を図ることができる。
GIS測位計算部130は、画像処理部120が算出した見越角に基づいて、撮像部110の座標、撮像方向(以下、方位とする)の測位を行う。測位装置100の座標および方位は撮像部110の座標および方位で表すものとする。
GIS取得部150は、測位装置100の概算の座標(撮像座標データ)と概算の方位(撮像方向データ)とに基づいて、撮像範囲にあるGISデータをGISデータベース180から取得する。
GPS測位システム160はGPS受信機161と運動計測センサ162とGPS測位計算部163とを備えて撮像部110の座標を測位する。
GPS受信機161は測位衛星から測位信号を受信する。
運動計測センサ162は測位装置100の運動の微小変位を検出する。
GPS測位計算部163は運動計測センサ162が検出した測位装置100の運動の微小変位を積分することで測位を行う。ここで運動の微小変位に基づいて測位するシステムを慣性測位システムとする。さらに、GPS測位計算部163はGPS受信機161が受信した測位信号から得られる観測値(観測データ)に基づいて、慣性測位による測位結果に含まれる誤差を補正する。
ここで、GPS測位システム160はGPS受信機161と運動計測センサ162とのいずれか一方を備えて、GPSまたは慣性測位システムのいずれかで測位してもよい。
測位補正部170は誤差補正測位部171と測位誤差推定部172とを備えて、カルマンフィルタの処理を行い誤差を推定し、誤差を補正した測位結果を出力する。
測位誤差推定部172はGIS測位計算部130が算出した測位結果に基づいてGPS測位システム160が算出した測位結果に含まれる誤差を推定する。
誤差補正測位部171は測位誤差推定部172が推定した誤差でGPS測位システム160が算出した測位結果を補正する。
図2は、実施の形態1における測位処理のフローチャートである。
撮像部110が撮像した画像に、GISデータが示す建物などの物体について2以上の特徴点が存在する場合の測位処理について、図2に基づいて以下に説明する。
まず、撮像部110のIRカメラ111は測位を行う地点で撮像を行い、撮像した画像を示すIR画像を取得する(S101)。
このとき、姿勢安定装置112はIRカメラ111のロール、ピッチ方向の安定を保つ。
また、GIS取得部150は測位装置100の概算の座標および方位を取得する(S102)。
ここで、概算の座標および方位は任意の方法により取得する。例えば、GPS測位システム160でGPSと慣性測位システムとのいずれか又はGPSと慣性測位システムの組み合わせにより測位した測位結果を取得してもよいし、測位補正部170が前回測位した測位結果を取得してもよい。
次に、GIS取得部150は、S102の処理で取得した測位装置100の概算の座標および方位に基づいて、撮像部110が撮像可能な撮像範囲のGISデータをGISデータベースから取得する(S103)。
つまり、GIS取得部150は、測位装置100が概算の座標に位置し概算の方位を正面にする場合にIRカメラ111が撮像可能な撮像範囲を特定し、特定した撮像範囲のGISデータの取得を行う。これにより、GIS取得部150は、撮像部110がS101の処理で取得した撮像画像データに対応するGISデータを取得することができる。ここで、GIS取得部150が取得したGISデータは建物などの物体を形成する各頂点の座標を示している。
次に、画像処理部120の画像見越角計算部121は、撮像部110がS101の処理で取得したIR画像に基づいて見越角を算出する(S104)。
そこで画像見越角計算部121は、IR画像に撮像された背景と既設物との境界領域のエッジ抽出処理を行い、抽出された境界線の形状の変化点を形状の特徴点として検出する。
さらに、回転補正部122は撮像部110が取得したIR画像のロール、ピッチ方向の変動に対応して、画像見越角計算部121が算出した見越角を補正する。
以下、画像処理部120が算出する見越角を画像見越角とする。
図3は、実施の形態1における画像見越角の算出処理のフローチャートである。
画像処理部120の画像見越角計算部121が行う画像見越角の算出処理について、図3に基づいて以下に説明する。
まず、撮像部110が取得したIR画像を入力する(S201)。
次に、S201の処理で入力したIR画像を二値化する(S202)。
次に、S202で処理したIR画像の二値化データに基づいてエッジ部分を抽出する(S203)。
次に、S203で抽出したエッジ部分から建物などの物体を形成する各頂点を特徴点として検出する(S204)。
ここで、特徴点は任意の2点もしくは3点を検出できればよい。
次に、撮像画像データが示す画像とS204で検出した特徴点との位置関係に基づいて特徴点に対する画像見越角を算出する(S205)。
例えば、IRカメラ111の撮像範囲に対応して1画素あたりの角度を設定し、IR画像の中心から各特徴点までの画素数に1画素あたりの角度を乗じることで画像見越角を算出する。
以上の処理により、画像処理部120の画像見越角計算部121は画像見越角を算出する。
一方、例えば、GPS測位システム160により得られた、概算位置および概算方位により限定された撮像される範囲の建物情報を、GISデータベース180よりGIS取得部150が取得する(S206)。
次に、GIS測位計算部130はS206で取得された建物情報を用いて、概算方位及び方位により限定された撮像される範囲の投影図を幾何学的に作成する(S207)。
次に、GIS測位計算部130はS207で作成した幾何学的な投影図と、S201で取得されたIR画像を比較し、S204で特定された特徴点を、S207で作成した幾何学的な投影図において特定する。そして、幾何学的な投影図に対応させて特徴点の座標を取得する(S208)。
以上の処理により、IR画像により検出し、画像見越角の計算を行った特徴点の座標を取得する。
図2において、次に、GIS測位計算部130は画像処理部120がS104の処理で取得した特徴点に対応するGISデータ(S205の処理で特定したGISデータ)と特徴点に対する画像見越角とに基づいて撮像部110の座標を測位する(S105)。
図4は、実施の形態1における3点の特徴点に基づく測位方法を示す図である。
3点の特徴点に基づいて測位装置100の座標と方位角を算出する方法について、図4に基づいて以下に説明する。
図4に測位装置100と特徴点との関係を示す。
ここで、測位装置100の座標を(x,y)、撮像部110の方位角をΦ、特徴点の位置を(x,y){i=1,2,3}と表す。また、方位角Φから測った特徴点の方位角、つまり特徴点に対する見越角をβ{i=1,2,3}で表す。
それぞれの関係は以下の式1、式2、式3で表すことができる。
上記の式1と式2とから方位角Φを消去すると以下の式4を得る。
ここで式4を整理すると、特徴点の座標(x,y)と見越角(β,β)について、以下の式5を得る。
式1、式2、式3から得られる3個の円の関係は図4のようになる。特徴点1と特徴点2と測位装置100の座標とが円周上にある円がサークル12、特徴点2と特徴点3と測位装置100の座標とが円周上にある円がサークル23、特徴点3と特徴点1と測位装置100の座標とが円周上にある円がサークル31である。また、測位装置100の座標と特徴点1とが線上にある直線がラインL、測位装置100の座標と特徴点2とが線上にある直線がラインL、測位装置100の座標と特徴点3とが線上にある直線がラインLである。
測位装置100の座標を図4に示した2つの直線L、Lの交点で表すと、測位装置100の座標(x,y)は以下の式6、式7で算出することができる。
ここで、特徴点の座標(x,y)および見越角βの値は、画像処理部120がS104の処理で算出した値である。
また、式6、式7で算出した値を式1に代入することで方位角Φが算出できる。
上記では、画像処理部120が3点の特徴点について座標(x,y)および見越角βを算出できた場合について説明した。
ここで、画像処理部120が2点の特徴点についてしか座標(x,y)および見越角βを算出できなかった場合には、GIS取得部150がS102の処理で取得した概算の方位を、上記各式の方位角Φとして使用することにより、測位装置100の座標(x,y)を算出することができる。
図2において、GPS測位システム160は、GPSと慣性測位システムのいずれか又はそれぞれを組み合わせて、測位装置100の座標および方位を測位する(S106)。
次に、測位補正部170は、GIS測位計算部130がS105の処理で測位した測位結果とGPS測位システム160がS106の処理で測位した測位結果とに基づいて測位装置100の座標および方位を測位する(S107)。
このとき、測位誤差推定部172は各測位結果に基づいてGPS測位システム160の測位結果に含まれる誤差を推定する。そして、誤差補正測位部171は測位誤差推定部172が推定した誤差に基づいて、GPS測位システム160の測位結果を補正して測位装置100の測位を行う。
測位補正部170の各処理は、自己位置や方位角等の状態量のダイナミクスをモデル化(状態方程式の作成)し、IR画像より観測された量と状態量の関係を定式化(観測方程式の作成)し、カルマンフィルタ処理を実施することにより実行する。
また、測位補正部170は測位結果を表示装置190に出力し、表示装置190は測位結果に基づく表示処理を行う。
実施の形態1では、IRカメラ111により3個以上の特徴点が観測できている場合には、GISと組み合わせて位置と方位を推定することができることを説明した。これはGPSによる自己位置とはまったく異なる方式によるものであるため、GPSに加えて誤差の補正に使用することができるほか、GPSの測位信号が全く受信できていない場合でも位置と方位を更新することができる。さらに、GPSによる測位システムでは車体に速度がない場合、方位の適切な更新はできないが、実施の形態1の方式では止まった状態でも方位の更新まで行うことができる。
また、実施の形態1では、IRカメラ111により2個の特徴点が観測できている場合には、GPS測位システム160による方位を用い、GISと組み合わせて位置を推定することができることを説明した。これはGPSによる自己位置とはまったく異なる方式によるものであるため、GPSに加えて誤差の補正に使用することができるほか、GPSの測位信号が全く受信できていない場合でも位置の更新をすることができる。
上記説明のように、測位装置100において、GIS測位計算部130がGISデータに基づいて測位する。そして、GIS測位計算部130の測位結果に基づいて測位補正部170がカルマンフィルタ処理を行って測位誤差を推定してGPS測位システム160の測位結果を補正することで、精度の高い測位結果を得ることができる。
ただし、測位装置100は、GIS測位計算部130の測位結果を最終的な測位結果としてもよい。この場合、測位装置100は測位衛星から測位信号を受信できずにGPSによる測位ができなくても測位することが可能である。そのため、測位装置100はGPS測位システム160を備えなくても構わない。
また、測位装置100は、GIS測位計算部130の測位結果に基づいてGPS測位システム160の慣性測位システムによる測位結果を補正してもよい。この場合、測位装置100はGPSによる測位結果に基づいて慣性測位システムによる測位結果を補正しなくても、精度の高い測位結果を得ることができる。また、慣性測位システムではなく、GPSによる測位結果を補正することでも精度の高い測位結果を得ることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、2点以上の特徴点について座標および見越角を取得できる場合の測位処理について説明した。
実施の形態2では、1点の特徴点についてしか座標および見越角を取得できない場合の測位処理について説明する。
以下、上記実施の形態1と異なる部分についてのみ説明し、その他の部分は上記実施の形態1と同様であるものとする。
図5は、実施の形態2における測位装置100の構成図である。
図1に基づいて説明した上記実施の形態1の測位装置100の構成と異なる部分について、図5に基づいて以下に説明する。その他の部分は上記実施の形態1の測位装置100と同様である。
測位装置100は、上記実施の形態1の測位装置100の構成に加え、幾何学見越角計算部140を備える。
幾何学見越角計算部140は、撮像部110の撮像範囲にある物体の座標と測位装置100の概算の座標とに基づいて見越角を示す見越角データ(以下、幾何学見越角とする)を算出する。
GIS測位計算部130は、画像処理部120が算出した画像見越角および幾何学見越角計算部140が算出した幾何学見越角とに基づいて見越角誤差の算出を行う。
測位誤差推定部172はGIS測位計算部130が算出した見越角誤差に基づいてGPS測位システム160が算出した測位結果に含まれる誤差を推定する。
図6は、実施の形態2における測位処理のフローチャートである。
撮像部110が撮像した画像に、GISデータが示す建物などの物体について1以上の特徴点が存在する場合の測位処理について、図6に基づいて以下に説明する。
ここで、図2に基づいて説明した上記実施の形態1の測位処理と異なる部分についてのみ説明し、その他の部分は上記実施の形態1の測位処理と同様であるものとする。
図6においてS301〜S303の処理は、図2のS101〜S103の処理に対応する。
そして、画像処理部120は1点の特徴点に対して画像見越角を算出する。画像見越角の算出処理は図2のS104の処理と同様である。
また、幾何学見越角計算部140は画像処理部120が画像見越角を算出した対象である特徴点の座標とGIS取得部150がS302の処理で取得した測位装置100の概算の座標および方位に基づいて見越角を算出する(S304)。
画像見越角を算出した対象である特徴点の座標は、図3のS205の処理で特定したGISデータから取得する。
次に、GIS測位計算部130は、画像処理部120と幾何学見越角計算部140とがS304の処理でそれぞれ算出した画像見越角と幾何学見越角の差を見越角誤差として算出する(S305)。
図6においてS306とS307の処理は、図2のS106とS107の処理に対応する。
S307の処理では、測位補正部170の測位誤差推定部172は、GIS測位計算部130がS305の処理で算出した見越角誤差に基づいてカルマンフィルタ処理を行って誤差を推定する。誤差補正測位部171は測位誤差推定部172が推定した誤差に基づいて、GPS測位システム160がS306の処理で測位した測位結果の補正を行う。
図7は、実施の形態2における測位結果の補正を示す図である。
測位装置100の概算の座標と方位と真値の座標と方位と画像処理部120が算出した画像見越角と幾何学見越角計算部140が算出した幾何学見越角との関係を図7に示す。
図7において、概算の座標は(x,y)、概算の方位角はΦ、特徴点の座標は(x1,y1)、画像見越角はβIR、幾何学見越角はβGEO、真値の座標は(x’,y’)、真値の方位角はΦ’で表す。
幾何学見越角βGEOは以下の式8で算出することができる。
そして、見越角誤差はβIR−βGEOで算出することができる。
幾何学見越角βGEOが画像見越角βIRと異なることを示す見越角誤差は、概算の座標(x,y)が真値の座標(x’,y’)からずれていることにより発生する。
そこで、測位補正部170は見越角誤差を観測残差としてカルマンフィルタ処理を行う。
実施の形態2では、IRカメラ111により1点の特徴点が観測できている場合には、1点の特徴点に対する画像見越角と幾何学見越角とを観測することにより、その見越角の差を誤差推定に用いることができることを説明した。この誤差推定はGPSに加えて誤差の補正に使用することができる。
つまり、実施の形態2では、1点の特徴点についてしか座標および見越角を取得できない場合でも、見越角誤差を算出し見越角誤差に基づいてGPS測位システム160の測位結果の誤差を補正することで、精度の高い測位結果が得られることを説明した。
実施の形態3.
実施の形態3では、1点の特徴点の検出と1機の測位衛星からの測位信号の受信とが行える場合の測位処理について説明する。
実施の形態3における測位装置100の構成は上記実施の形態1または上記実施の形態2と同様である。
図8は、実施の形態3における1点の特徴点と1機の測位衛星からの測位信号とに基づく測位方法を示す図である。
GPSはGPS衛星からの距離を観測することで自己位置を特定するシステムであり、通常は座標(緯度、経度、高さ)とGPS受信機の時計誤差という4つのパラメータを解くために、4つの測位衛星を観測して測位するのが一般的である。
しかし、時計の誤差が求まってしまえば、GPS衛星からの擬似距離を計算することができ、自己位置はGPS衛星を中心とした擬似距離ρを半径とする球面のどこかであるということがわかる。また、地球の地表面上に位置するという拘束を加えることで、自己位置は地表の等擬似距離円上のどこかであるということがわかる。
次に、撮像部110により座標が既知である建物の特徴点を抽出し、その扇角ψを観測することができれば、自己位置は扇角ψが成す等扇角線上のどこかであることがわかる。
よって、自己位置はこの等擬似距離円と等扇角線の交差する点であることがわかる。
ここで、扇角とは、特徴点から自己位置に向かう方向と特定の方向とが成す角度である。図8において特定の方向は基準方位とする北である。
図9は、実施の形態3における測位処理のフローチャートである。
撮像部110が撮像した画像に、GISデータが示す建物などの物体について1以上の特徴点が存在し、GPS受信機161が1以上のGPS衛星から測位信号を受信できる場合の測位処理について、図9に基づいて以下に説明する。
ここで、図2に基づいて説明した上記実施の形態1の測位処理と異なる部分についてのみ説明し、その他の部分は上記実施の形態1の測位処理と同様であるものとする。
図9においてS401〜S403の処理は、図2のS101〜S103の処理に対応する。
そして、GIS測位計算部130は1点の特徴点に対して扇角を算出する(S404)。
図10は、実施の形態3における扇角算出方法を示す図である。
図10において、方位をΦ、見越角をβ、扇角をψ、測位装置100の座標を(x,y)、特徴点を(x,y)で表している。見越角βは上記実施の形態1および上記実施の形態2と同様にして算出する。
GIS測位計算部130は、図10に示す関係から、180°−(β+Φ)を計算することで扇角ψを算出することができる。
また、GPS測位システム160のGPS受信機161は、1以上のGPS衛星から測位信号を受信し、測位信号に基づいてGPS衛星の座標とGPS衛星に対する擬似距離(観測データ)とを算出する(S405)。
次に、GIS測位計算部130は図8に基づいて説明した測位方法により測位を行う(S406)。
また、GPS測位システム160は慣性測位により測位を行う(S407)。
そして、測位補正部170は、GIS測位計算部130がS406の処理で測位した測位結果に基づいて、GPS測位システム160がS407の処理で測位した測位結果を誤差補正する(S408)。
実施の形態3では、測位衛星が1機しか見えていなかったとしても、自己位置の誤差を推定するのに十分な情報を得ることができることを説明した。
つまり、実施の形態3では、GPSによる測位ができなくても、1点の特徴点と1機の測位衛星からの測位信号とに基づいて測位することができることを説明した。
また、GPSによる測位ができなくても、慣性測位による測位結果を誤差補正できることで精度の高い測位結果を得られることを説明した。
近年、夜間の歩行者等の視認性向上や障害物発見を目的として、赤外線カメラが自動車に搭載され始めている。また、工場、倉庫群、空港や港湾施設などの広い範囲の遠隔監視のために赤外線カメラを搭載した無人車両による移動監視システムなどの開発が進んでいる。一方、3次元GISはカーナビゲーションシステムに採用され始め、今後より一層の普及が見込まれている。
そこで上記の各実施の形態では、自動車に搭載された赤外線カメラを使用して、建物と空との境界点を画像処理し、建物輪郭の特徴点を抽出し、これと建物の3次元形状データを持つ3次元GISと組み合わせることにより、自己位置の座標、方位角及び見越角誤差を観測情報として、GPS測位システムを補強する測位装置100を提案した。
図11は、実施の形態における測位装置100のハードウェア構成図である。
図11において、測位装置100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、LAN、インターネット等に接続されている。
例えば、通信ボード915は、情報入出力部の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921により実行される。
上記プログラム群923には、各実施の形態の説明において「〜部」、「〜システム」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、各実施の形態の説明において、「〜を判定し」、「〜を判定した結果」、「〜を計算し」、「〜を計算した結果」、「〜を処理し」、「〜を処理した結果」のような表現で説明する結果情報が、「〜ファイル」として記憶されている。
また、各実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk cartridge)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)、その他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、各実施の形態の説明において「〜部」、「〜システム」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、各実施の形態を実施するプログラムは、磁気ディスク装置920、FD、光ディスク、CD、MD、DVD、その他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
実施の形態1における測位装置100の構成図。 実施の形態1における測位処理のフローチャート。 実施の形態1における画像見越角の取得処理のフローチャート。 実施の形態1における3点の特徴点に基づく測位方法を示す図。 実施の形態2における測位装置100の構成図。 実施の形態2における測位処理のフローチャート。 実施の形態2における測位結果の補正を示す図。 実施の形態3における1点の特徴点と1機の測位衛星からの測位信号とに基づく測位方法を示す図。 実施の形態3における測位処理のフローチャート。 実施の形態3における扇角算出方法を示す図。 実施の形態における測位装置100のハードウェア構成図。
符号の説明
100 測位装置、110 撮像部、111 IRカメラ、112 姿勢安定装置、120 画像処理部、121 画像見越角計算部、122 回転補正部、130 GIS測位計算部、140 幾何学見越角計算部、150 GIS取得部、160 GPS測位システム、161 GPS受信機、162 運動計測センサ、163 GPS測位計算部、170 測位補正部、171 誤差補正測位部、172 測位誤差推定部、180 GISデータベース、190 表示装置、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (10)

  1. 画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から少なくとも3点を検出し、各点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す各角度を示す見越角データを算出する第1の見越角算出部と、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、前記第1の見越角算出部で検出した3点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得する地理情報取得部と、
    前記地理情報取得部が取得した前記第1の見越角算出部で検出した3点の座標と前記第1の見越角算出部が算出した前記見越角データとを入力し、前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標と方位を算出する座標算出部と
    を備えたことを特徴とする測位装置。
  2. 画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から少なくとも2点を検出し、各点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す各角度を示す見越角データを算出する第1の見越角算出部と、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、前記第1の見越角算出部で検出した2点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得する地理情報取得部と、
    前記地理情報取得部が取得した前記第1の見越角算出部で検出した2点の座標と前記第1の見越角算出部が算出した前記見越角データと前記撮像方向データとを入力し、前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標を算出する座標算出部と
    を備えたことを特徴とする測位装置。
  3. 画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から1点を検出し、検出した1点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す角度を示す見越角データを算出する第1の見越角算出部と、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、前記第1の見越角算出部で検出した1点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得する地理情報取得部と、
    前記撮像方向データと前記第1の見越角算出部が算出した前記見越角データとを入力し、前記撮像方向データの示す前記撮像部が撮像した方向と特定の方向とが成す角度と前記見越角データの示す角度とを180度から減算することで、前記第1の見越角算出部が検出した1点の座標からの方向と前記特定の方向とが成す角度を示す扇角データを算出する扇角算出部と、
    測位衛星との距離と前記測位衛星の座標とを示す観測データと前記地理情報取得部が取得した前記物体データと前記扇角算出部が算出した前記扇角データとを入力し、前記特定の方向から前記扇角データの示す角度を成す方向に前記第1の見越角算出部が検出した1点の座標から向かう線と、前記観測データの示す前記測位衛星の座標を中心として前記観測データの示す前記測位衛星との距離を半径とする球の球面との交点が座標を示す関係にある前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標を算出する座標算出部と
    を備えたことを特徴とする測位装置。
  4. 前記測位装置は、さらに、
    GPS(Global Positioning System)と慣性測位システムとの少なくともいずれかにより前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標を測位する測位部と、
    前記座標算出部が算出した座標を示す算出座標データと前記測位部が測位した座標を示す測位座標データとを入力し、前記算出座標データに基づいて前記測位座標データの示す座標を補正する座標補正部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の測位装置。
  5. 画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から1点を検出し、検出した1点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す角度を示す見越角データを算出する第1の見越角算出部と、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、前記第1の見越角算出部で検出した1点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得する地理情報取得部と、
    前記撮像座標データと前記撮像方向データと前記地理情報取得部が取得した前記物体データとを入力し、前記撮像座標データの示す前記撮像部の座標から前記第1の見越角算出部が検出した1点の座標に向かう方向と前記撮像方向データの示す前記撮像部が撮像した方向とが成す角度を示す見越角データを幾何学的に算出する第2の見越角算出部と、
    前記第1の見越角算出部が算出した見越角データと前記第2の見越角算出部が算出した見越角データとを入力し、前記第1の見越角算出部が算出した見越角データの示す見越角と前記第2の見越角算出部が算出した見越角データの示す見越角との誤差を示す見越角誤差データを算出する見越角誤差算出部と、
    前記撮像座標データと前記見越角誤差算出部が算出した前記見越角誤差データとを入力し、前記見越角誤差データの示す見越角誤差に基づいて前記撮像座標データの示す座標を補正する座標補正部と
    を備えたことを特徴とする測位装置。
  6. 前記座標補正部はカルマンフィルタ処理により座標を補正することを特徴とする請求項4または請求項5記載の測位装置。
  7. 撮像部が画像を撮像し、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から少なくとも3点を検出し、各点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す各角度を示す見越角データを算出し、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、検出した3点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得し、
    前記地理情報データベースから取得した3点の座標と算出した前記見越角データとを入力し、前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標と方位を算出する
    ことを特徴とする測位方法。
  8. 撮像部が画像を撮像し、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から少なくとも2点を検出し、各点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す各角度を示す見越角データを算出し、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、検出した2点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得し、
    前記地理情報データベースから取得した3点の座標と算出した前記見越角データと前記撮像方向データとを入力し、前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標を算出する
    ことを特徴とする測位方法。
  9. 撮像部が画像を撮像し、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から1点を検出し、検出した1点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す角度を示す見越角データを算出し、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、検出した1点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得し、
    前記撮像方向データと算出した前記見越角データとを入力し、前記撮像方向データの示す前記撮像部が撮像した方向と特定の方向とが成す角度と前記見越角データの示す角度とを180度から減算することで、検出した1点の座標からの方向と前記特定の方向とが成す角度を示す扇角データを算出し、
    測位衛星との距離と前記測位衛星の座標とを示す観測データと取得した前記物体データと算出した前記扇角データとを入力し、前記特定の方向から前記扇角データの示す角度を成す方向に、検出した1点の座標から向かう線と、前記観測データの示す前記測位衛星の座標を中心として前記観測データの示す前記測位衛星との距離を半径とする球の球面との交点が座標を示す関係にある前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の座標を算出することを特徴とする測位方法。
  10. 撮像部が画像を撮像し、
    前記撮像部が撮像した前記画像を示す撮像データを入力し、前記撮像データの示す画像から1点を検出し、検出した1点に向かう方向と前記撮像部が撮像した方向とが成す角度を示す第1の見越角データを算出し、
    前記撮像部が撮像を行った時の前記撮像部の概算座標を示す撮像座標データと前記撮像部が撮像した方向を示す撮像方向データとを入力し、前記撮像座標データと前記撮像方向データとに基づいて前記撮像部が撮像した撮像範囲を算出し、検出した1点の座標を、各点の座標を示す物体データを記憶管理する地理情報データベースと接続して取得し、
    前記撮像座標データと前記撮像方向データと取得した前記物体データとを入力し、前記撮像座標データの示す前記撮像部の座標から検出した1点の座標に向かう方向と前記撮像方向データの示す前記撮像部が撮像した方向とが成す角度を示す第2の見越角データを幾何学的に算出し、
    前記第1の見越角データと前記第2の見越角データとを入力し、前記第1の見越角データの示す見越角と前記第2の見越角データの示す見越角との誤差を示す見越角誤差データを算出し、
    前記撮像座標データと前記見越角誤差データとを入力し、前記見越角誤差データの示す見越角誤差に基づいて前記撮像座標データの示す座標を補正する
    ことを特徴とする測位方法。
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