JP2007192190A - スクロール式流体機械 - Google Patents

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Masao Nakano
雅夫 中野
Noboru Iida
飯田  登
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Hideki Murakami
秀樹 村上
Tatsuya Nakamoto
達也 中本
Tsutomu Tsujimoto
力 辻本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】温度変化によるそれぞれのスクロールのラップ部と鏡板のスラストすきまの変化が大きいため、それを緩和できる構成が必要であった。
【解決手段】旋回スクロール5の自転運動を防止するために前記旋回スクロール5と前記固定フレーム7との間に設けられた補助クランク機構12とを備えてなるスクロール式流体機械とし、前記固定スクロール11の外周固定部と固定フレーム7の間にスペーサ16を挿入固定し前記スペーサ16の高さH2を補助クランク13の高さH1よりも高くしたものであり、このことにより、温度変化によるスラストすきまの変化を緩和することが出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の圧縮、膨張および圧送を行なうスクロール式流体機械、特に固定スクロールに対して、旋回スクロールの回転阻止機構を有したスクロール式流体機械に関する。
従来のこの種の無給型スクロール式流体機械には、旋回スクロールの自転を防止するためには補助クランク機構が広く使用されている。前記補助クランク機構の旋回スクロール側、固定フレーム側にはそれぞれ玉軸受けが使用され回転自在に軸支している(例えば、特許文献1参照)。
また、この種のスクロール式流体機械では各スクロールの鏡板とラップ部とのすきまにスラストすきまが存在する場合には、このスラストすきまより各圧縮室の圧縮流体が漏れ出し圧縮効率の低下に大きな影響を与えている。このため圧縮効率を向上させるためにはスラストすきまを小さく押さえることが重要なポイントになっている。
一般に旋回スクロールの遠心力を小さくするために、また固定フレームの熱放熱性および軽量化のため旋回スクロール、固定フレームにはアルミ材が使用されており、補助クランクは玉軸受けに挿入されるために鋼材で構成されている。
図4は、特許文献1に記載された従来のスクロール式流体機械の縦断面図を示すものである。図4に示すように旋回スクロール41、固定フレーム42を連結する補助クランク43および玉軸受け44、45より構成されている。また、固定フレーム42は固定スクロール46まで伸びていて材質はアルミで出来ている。
特開平11−247770号公報(図1)
しかしながら、前記従来の構成では旋回スクロール、固定フレームがアルミ材で、補助クランク材が鋼材であり、それぞれの熱膨張率が大きく異なるため組立て時のスラストすきまが温度変化により変化する。低温時にはスラストすきまが小さくなり、スクロールラップ部と鏡板が接触破損する恐れがある。また、高温時にはスラストすきまが増大し性能低下するので流量確保のために回転数をアップさせる必要があった。回転数をアップさせると遠心力の増大、入力の増大および騒音の増大等の課題があった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、温度変化によるスラストすきまの変化を押さえ温度上昇による性能の低下、および低温時のスクロールのラップ部と鏡板の接触を防ぐことを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、旋回スクロールの自転運動を防止するために前記旋回スクロールと前記固定フレームとの間に設けられた補助クランク機構とを備えてなるスクロール式流体機械とし、前記固定スクロールの外周固定部と固定フレームの間にスペーサを挿入固定し前記スペーサの高さを補助クランク高さよりも高くしたことを特徴とする。
このことにより、温度変化によるスラストすきまの変化を緩和することが出来る。
また、請求項2に記載の発明は、固定スクロールの外周固定部に円盤状つば部を構成し、上面側を平面とし、下面側に段付部を設けスペーサを挿入固定したことを特徴とする。
このことによりスペーサの高さをより高くする構成が可能となり、温度変化によるスラストすきまの変化をより緩和することが出来る。
本発明のスクロール式流体機械は、温度変化によるスラストすきまの変化を緩和することができ、温度上昇による流量の低下の緩和および、低温時のスクロールのラップ部と鏡板の接触を防止することが出来る。
第1の発明は固定フレームとその固定フレームの中心部に回転可能に設けられ、先端がクランク部となった駆動軸と前記固定フレーム内に位置してその駆動軸のクランク部に旋回スクロール側玉軸受けを介して旋回可能に設けられ鏡板にラップ部が立設された旋回スクロールとその旋回スクロールに対向して前記固定フレームの他端側に設けられて鏡板にその旋回スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を形成するラップが立設された固定スクロールと前記旋回スクロールの自転運動を防止するために前記旋回スクロールと前記固定フレームとの間に設けられた補助クランク機構とを備えてなるスクロール式流体機械とし、前記固定スクロールの外周固定部と固定フレームの間にスペーサを挿入固定し前記スペーサの高さを補助クランク高さよりも高くした構成により、前記補助クランク高さよりもスペーサの高さが高いため、高くなった高さ分に関してアルミ材と鋼材の熱膨張係数差に基づき低温時にはスラストすきまが大きくなり高温時にはスラストすきまが小さくなる。このことにより温度変化によるスラストすきまの変化を押さえることが出来る。
第2の発明は固定スクロールの外周固定部に円盤状つば部を構成し、上面側を平面とし、下面側に段付部を設けスペーサを挿入固定したことにより、スペーサの高さをより確保することが可能となり温度変化によるスラストすきまの変化を押さえることが出来る。また、固定スクロールの外周固定部を円盤状つば部としているため、上面加工が1回の平面加工で出来るので加工工数を低減でき、安価な空気ブロワを得ることが出来る。
第3の発明は特に、第1、第2の発明のスペーサの高さ方向に多数の穴を設けたことにより、スペーサの質量を小さくすることができ空気ブロワの軽量化に役立つ。
第4の発明は特に第1、第2の発明のスペーサの材質をオーステナイト系ステンレス材で構成したことにより、錆びにくくかつ熱膨張係数が鋼材と同等であり磁石の吸引力で固定できるため、高さ寸法の研磨が容易にできる等の利点がある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかるスクロール式流体機械の縦断面図を示している。
図1に示されるように、モータケーシング1内に電動機の固定子2が固定されており、駆動軸3に電動機の回転子4が固定されている。駆動軸3の先端はクランク状になり旋回スクロール5の鏡板中心に旋回スクロール玉軸受け6を介して回転可能に接合されている。また、駆動軸3は固定フレーム7に主軸玉軸受け8でもって回転自在に支持されている。前記旋回スクロール5の鏡面にラップ部9が立設され、その旋回スクロール5に対向して前記固定フレーム7の他端側に設けられて鏡板にその旋回スクロールのラップ部9との
間で複数の圧縮室を形成するラップ部10が立設された固定スクロール11がある。
また、前記旋回スクロール5の自転運動を防止するために旋回スクロール5と固定フレーム7の間にクランク機構12が設置されている。またこのクランク機構12には少なくとも3個以上の補助クランク13(1個のみ図示)と旋回スクロール側および固定フレーム側に旋回スクロール側玉軸受け14、固定フレーム側玉軸受け15により回転自在に設置されている。固定フレーム7と固定スクロール11の間にリング状のスペーサ16が挿入されボルト等で固定されている。
固定スクロール11、旋回スクロール5および固定フレーム7はアルミ材で構成されおり、スペーサ16およびクランク13は鉄材で構成されている。熱膨張率の違いによるスラスト方向の変化を押さえるためには、スペーサ16の材質は補助クランク13の熱膨張率と同等の鉄材が適している。
以上のように構成されたスクロール式流体機械について、以下その動作、作用を説明する。
まず、駆動軸3が回転するとクランク機構12により自転防止されながら旋回スクロール5が公転し、旋回スクロールのラップ部9と固定スクロールのラップ部10に囲まれた空間が圧縮され固定スクロールに設けられた吐出口17より圧縮流体が吐出される。
また、この圧縮により圧縮熱が発生し、旋回スクロール5、固定スクロール、固定フレーム7、補助クランク13およびスペーサ16に熱が伝わり熱膨張を起こす。また、それぞれ材質が異なり熱膨張率が異なるためスクロールのラップと鏡板のスラストすきまは高温の場合は広がる方向にまた、低温の場合には狭まる方向に変化を起こす。
補助クランク13の高さH1よりもスペーサ16の高さH2を高くし材質を同じ鉄材で構成しているため、高くなった高さ分に関してアルミ材と鋼材材の熱膨張係数差に基づき低温時にはスラストすきまが大きくなり高温時にはスラストすきまが小さくなる。このことにより温度変化によるスラストすきまの変化量を押さえることが出来る。
図2は、本発明にかかるスクロール式流体機械の縦断面図を示している。
図2に示されるように固定スクロール11の外周固定部に円盤状つば部11Aを構成し上面側を平面とし、下面側に段付き部を構成し、前記段付き部と前記固定フレーム7の円盤状つば部11Aの間にスペーサ16を挿入固定している。
以上のように構成されたスクロール式流体機械について、以下その動作、作用を説明する。
まず、固定スクロール11の外周固定部に円盤状つば部11Aを構成しているため、スペーサ16の高さH2をクランク軸の高さH1よりもより高く構成できるため、温度変化による熱膨張率差によるスラスト方向の変化量をより押さえることが出来、スラストすきまの変化量を押さえることが出来る。また、上面を平面にしているので加工が容易になり安価な空気ブロワを得ることができる。
図3は、本発明にかかるスクロール式流体機械の縦断面図を示している。
図3に示されるようにスペーサ16に多数の穴16Aが構成されている。この構成によりスペーサの質量を小さくすることが可能となり、空気ブロワの軽量化に役立つ。
上述したように、本発明にかかるスクロール式流体機械は、温度変化によるスラストすきまの変化を押さえているため流体送風機、空気圧縮の用途にも適用できる。
本発明にかかるスクロール式流体機械の縦断面図 本発明にかかるスクロール式流体機械の縦断面図 本発明にかかるスクロール式流体機械のスペーサの横断面図 従来の補助クランク機構の縦断面図
符号の説明
1 モータケーシング
2 固定子
3 駆動軸
4 回転子
5 旋回スクロール
6 旋回スクロール玉軸受け
7 固定フレーム
8 主軸玉軸受け
9 旋回スクロールのラップ部
10 固定スクロールのラップ部
11 固定スクロール
11A 円盤状つば部
12 補助クランク機構部
13 補助クランク
14 旋回スクロール側玉軸受け
15 固定フレーム側玉軸受け
16 スペーサ
16A 穴
17 吐出口

Claims (4)

  1. 固定フレームとその固定フレームの中心部に回転可能に設けられ、先端がクランク部となった駆動軸と前記固定フレーム内に位置してその駆動軸のクランク部に旋回スクロール側玉軸受けを介して旋回可能に設けられ鏡板にラップ部が立設された旋回スクロールと、その旋回スクロールに対向して前記固定フレームの他端側に設けられて鏡板にその旋回スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を形成するラップが立設された固定スクロールと、前記旋回スクロールの自転運動を防止するために前記旋回スクロールと前記固定フレームとの間に設けられた3個の補助クランク機構部とを備えてなるスクロール式流体機械とし、前記固定スクロールの外周固定部と固定フレームの間にスペーサを挿入固定し前記スペーサの高さを補助クランク高さよりも高くしたことを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 固定スクロールの外周固定部に円盤状つば部を構成し、上面側を平面とし、下面側に段付部を設けスペーサを挿入固定したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール式流体機械。
  3. スペーサの高さ方向に多数の穴を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクロール式流体機械。
  4. スペーサの材質をオーステナイト系ステンレス材で構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクロール式流体機械。
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