JP2007192188A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 直動式動弁装置において、簡単な構成でデコンプ作用を行い得るようにする。
【解決手段】 カム軸4上に、バルブリフト用の第1カム19とは別に、第1カム19のベースサークルよりやや大きな径のデコンプ用の第2カム20を設けて、スライド可能とする。始動時に第2カム20をスライドさせて、バルブリフタ6上に移動させ、バルブ13を燃焼室開放状態にする。
【選択図】 図5
【解決手段】 カム軸4上に、バルブリフト用の第1カム19とは別に、第1カム19のベースサークルよりやや大きな径のデコンプ用の第2カム20を設けて、スライド可能とする。始動時に第2カム20をスライドさせて、バルブリフタ6上に移動させ、バルブ13を燃焼室開放状態にする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、燃焼室内圧を減圧して始動操作性の向上等を図るデコンプ装置として用いる内燃機関の可変動弁装置に関する。
エンジンを起動させようとした場合、始動時の圧縮行程時の反力、いわゆるポンピングロスが大きく、スタータモータへの負荷も大きく、なおかつ大きな振動を伴う。
例えば、エンジンと電気モータとを走行駆動源とするハイブリット車においては、停車中や電気モータによる走行中は、エンジンを停止させることが多いため、エンジンの始動・停止が頻繁に行われるが、この時のエンジン始動の動力源は基本的に電気モータであり、この電気モータをエンジンクランク軸へ直結合させた場合、通常のエンジンで用いられているスタータモータのようにクランク軸からのギア比での増速は行われず、1:1での駆動力が必要となり、耐久性と高出力性能を持ち合わせた電気モータが使われる。現状電気モータは出力によりサイズが決定してしまうため、高出力を求めればそれだけ大きなサイズの電気モータを使うことになり、ハイブリット車開発において電気モータのサイズダウンが重要課題の1つとなる。
例えば、エンジンと電気モータとを走行駆動源とするハイブリット車においては、停車中や電気モータによる走行中は、エンジンを停止させることが多いため、エンジンの始動・停止が頻繁に行われるが、この時のエンジン始動の動力源は基本的に電気モータであり、この電気モータをエンジンクランク軸へ直結合させた場合、通常のエンジンで用いられているスタータモータのようにクランク軸からのギア比での増速は行われず、1:1での駆動力が必要となり、耐久性と高出力性能を持ち合わせた電気モータが使われる。現状電気モータは出力によりサイズが決定してしまうため、高出力を求めればそれだけ大きなサイズの電気モータを使うことになり、ハイブリット車開発において電気モータのサイズダウンが重要課題の1つとなる。
ここで、ポンピングロスを低減することができれば、エンジン始動のための駆動力も低減でき、そのうえ電気モータに要求される出力値も抑えることができ、電気モータのサイズダウンが可能になる。
このようなポンピングロスはエンジン始動時のシリンダ内の高圧縮圧を開放して減圧させることにより解決でき、このための従来のデコンプ装置としては特許文献1に記載されたものが知られている。
このようなポンピングロスはエンジン始動時のシリンダ内の高圧縮圧を開放して減圧させることにより解決でき、このための従来のデコンプ装置としては特許文献1に記載されたものが知られている。
これは、ロッカアーム式動弁装置において、ロッカシャフトにロッカアームがスライド自在に軸支されていると共に、このロッカアームがエンジンのオイルポンプの吐出圧を受けて動作するアクチュエータに応動するように連設され、またこのロッカアームにバルブステムに摺接するスリッパ部とデコンプカムが設けられ、オイルポンプの吐出圧が設定値以下のときにアクチュエータによりロッカアームがスライドすることで、スリッパ部に代わってデコンプカムがバルブをリフトさせる。
実開平2−80706号公報
しかしながら、上述のデコンプ装置は、ロッカアーム式動弁装置において専用のロッカシャフトとロッカアームを用いるため、直動式動弁装置には適用できない。また、内燃機関においてエンジン本体のコンパクト化、部品点数の軽減も大きな課題であるが、従来技術では動弁装置の限定により部品構成や本体レイアウトに制約が生じ、エンジン本体のコンパクト化、部品点数の軽減が困難になるという多くの問題点があった。
本発明は、このような点に鑑み、内燃機関の直動式動弁装置において、簡易な構成でデコンプ作用を行うことができる可変動弁装置を提供することを目的とする。
このため、本発明では、主たるバルブリフトプロフィールを有する第1カムと、前記第1カムとカム軸を共有し所定間隔だけ離れてバルブリフタ外に配設され、少なくとも一部の径が前記第1カムのベースサークルの径よりも大きく、かつ、バルブリフタ上へ移動可能な第2カムと、前記第2カムをバルブリフタ上へ移動する移動手段とを有する構成とする。
本発明によれば、機関始動時に移動手段により第2カムを移動することで、直動式動弁装置において、簡易な構成でデコンプ作用を行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は直動式動弁装置の正面図である。
シリンダヘッド1の上面にボルト2で締結されたカムブラケット3の支持によりカム軸4を回転自在に備え、このカム軸4の回転運動により伝達された力がバルブリフタ6を押し、バルブリフタ6に接しているバルブ13の軸頭部が連動して下方に動くことによりシリンダヘッド1のバルブシート部14とバルブ13との間に図2(バルブ開閉部の拡大図)に示すようなスキマ18が生じ、このスキマ18により吸気・排気が行われる。その後、シリンダヘッド1の受け部10とバルブ13の軸頭部に取付けられたリテーナ7との間に介装されたバルブスプリング9の反力により、バルブ13が上方に動いてスキマ18が閉じ、密閉された燃焼室内でピストンから圧縮圧を受けて燃焼が行われる。つまりカム軸4の回転運動とバルブスプリング9の伸縮運動によりバルブ13の開閉運動が行われる。尚、バルブガイド12によりバルブ13の上下運動がガイドされ、バルブオイルシール11により燃焼室へのオイルの混入が防がれている。
図1は直動式動弁装置の正面図である。
シリンダヘッド1の上面にボルト2で締結されたカムブラケット3の支持によりカム軸4を回転自在に備え、このカム軸4の回転運動により伝達された力がバルブリフタ6を押し、バルブリフタ6に接しているバルブ13の軸頭部が連動して下方に動くことによりシリンダヘッド1のバルブシート部14とバルブ13との間に図2(バルブ開閉部の拡大図)に示すようなスキマ18が生じ、このスキマ18により吸気・排気が行われる。その後、シリンダヘッド1の受け部10とバルブ13の軸頭部に取付けられたリテーナ7との間に介装されたバルブスプリング9の反力により、バルブ13が上方に動いてスキマ18が閉じ、密閉された燃焼室内でピストンから圧縮圧を受けて燃焼が行われる。つまりカム軸4の回転運動とバルブスプリング9の伸縮運動によりバルブ13の開閉運動が行われる。尚、バルブガイド12によりバルブ13の上下運動がガイドされ、バルブオイルシール11により燃焼室へのオイルの混入が防がれている。
ここで基本的に要求されるデコンプ機能について説明する。
図3に示すように、エンジン回転数と時間に対して、エンジン始動時からアイドル回転域(低回転域)を燃焼室内減圧状態(制御ON)にすることによって、圧縮圧によるポンピングロスを回避することができると考える。
さらに図4に燃焼室内圧縮圧と時間で示すように、エンジン始動時瞬時に燃焼室内減圧状態(制御ON)にすることが望ましく、制御装置の応答性の速さが求められる。
図3に示すように、エンジン回転数と時間に対して、エンジン始動時からアイドル回転域(低回転域)を燃焼室内減圧状態(制御ON)にすることによって、圧縮圧によるポンピングロスを回避することができると考える。
さらに図4に燃焼室内圧縮圧と時間で示すように、エンジン始動時瞬時に燃焼室内減圧状態(制御ON)にすることが望ましく、制御装置の応答性の速さが求められる。
図2に燃焼室内減圧状態(制御ON)でのバルブ開閉部の拡大図を示したが、バルブシート部14とバルブ13とのスキマ18は0.5mm〜1.0mmで充分に始動時の燃焼室内の高圧縮圧を開放して減圧させることができる。
次に本発明に係る構成について説明する。
図5及び図6は直動式動弁装置の側面図で、図5は制御ON(燃焼室開放)時、図6は制御OFF(バルブ着座)時である。
次に本発明に係る構成について説明する。
図5及び図6は直動式動弁装置の側面図で、図5は制御ON(燃焼室開放)時、図6は制御OFF(バルブ着座)時である。
通常のバルブリフト用固着カムノーズ(第1カム19)を備えるカム軸4に対し、円筒状の第2カム20を、第1カム19との間にスプリング21を介在しつつ、カム軸4上をスライド可能に組み込む構成としている。尚、第2カム20は、カム軸4上にキー又はスプラインにより嵌合し、回転方向にはカム軸4(第1カム19)と一体となるようにしてある。
従って、図5に示す通り、第2カム20が第1カム19方向へスライドすると、バルブリフタ6に接触し、バルブリフタ6を押し下げることにより、バルブ13を燃焼室開放方向にリフトし、燃焼室内を減圧状態とする。
ここでのバルブリフタ6の形状は、従来の一般的な直動式動弁装置のようにバルブクリアランス調整シムをリフタ上面に備えたタイプではなく、上面角部を滑らかな湾曲形状とし、リフタ内部にバルブクリアランス調整機構を備えるタイプとする。
ここでのバルブリフタ6の形状は、従来の一般的な直動式動弁装置のようにバルブクリアランス調整シムをリフタ上面に備えたタイプではなく、上面角部を滑らかな湾曲形状とし、リフタ内部にバルブクリアランス調整機構を備えるタイプとする。
第2カム20のカム軸4上の移動は、第1カム19方向へは、油圧アクチュエータ又は電磁アクチュエータにより行われる。図には油圧アクチュエータの場合について示してあり、エンジンのオイルポンプからの油圧をシリンダヘッド1の貫通穴23によって導いている。
カムブラケット3への戻り方向は、第1カム19と第2カム20との間に介在するスプリング21の反力により行われる(第2カム20は第1カム19のノーズ部によりリフトしている間に進入し、嵌合することになる)。
カムブラケット3への戻り方向は、第1カム19と第2カム20との間に介在するスプリング21の反力により行われる(第2カム20は第1カム19のノーズ部によりリフトしている間に進入し、嵌合することになる)。
図6に示す通り、第2カム20がカムブラケット3側へ戻った状態では、第2カム20はバルブリフタ6と離れて位置することになり、従来の直動式動弁装置同様に、第1カム19のプロフィールによりバルブ着座およびバルブリフトが行われる。
カムブラケット3方向へ戻された第2カム20はカムブラケット3内の溝に配されるストッパリング22により摺動範囲が制限され、第2カム20と第1カム19との嵌め合いが外れることは無く、第1カム19と第2カム20との間に介在するスプリング21の脱落防止にもなる。このスプリング21は第2カム20に固着しており、第1カム19にスプリング21の受け用凸部が設けられることにより第2カム20摺動時のスプリング噛み込み防止となる。
カムブラケット3方向へ戻された第2カム20はカムブラケット3内の溝に配されるストッパリング22により摺動範囲が制限され、第2カム20と第1カム19との嵌め合いが外れることは無く、第1カム19と第2カム20との間に介在するスプリング21の脱落防止にもなる。このスプリング21は第2カム20に固着しており、第1カム19にスプリング21の受け用凸部が設けられることにより第2カム20摺動時のスプリング噛み込み防止となる。
図7に示すように、第2カム20は、半割の2部材20−1、20−2を組み合わせる2分割型の組み立て式とするとよい。この場合、多気筒分の固着カムノーズ(第1カム19)を有する従来型のカム軸4に対して第2カム20の嵌め合い部の追加工を施し、2分割型の第2カム20でカム軸の軸部を挟み込みつつ第1カム19に嵌め合わせる構造とし、その後ストッパリング22と共にシリンダヘッド1とカムブラケット3で押さえ、ボルト2での締結となる。
尚、図1の実施形態では、第2カム20は、第1カム19のベースサークルよりやや大きな径で、カム軸中心に対し真円(20a)をなしているが、図8の実施形態に示すように、カム軸中心に対し、偏心円(20b)をなすようにしてもよい。また、図9の実施形態に示すように、任意の可変動弁用プロフィール(20c)を有する形状であってもよい。いずれにおいても、バルブリフタ6の上面角部が滑らかな曲面であり、なおかつ第2カム20が滑らかなリフタ挿入部を備えることにより、可変時の第2カム20とバルブリフタ6の衝突による影響を最大限抑制することになる。
図10には各場合のリフトカーブを示す。作動角の範囲内では、第1カムのプロフィールによってバルブリフトが行われ、作動角の範囲外では、第2カムによるデコンプ作用が得られる。特許文献1に記載のロッカーアーム式では、最大リフトが変更され、フリクションの増大が避けられないが、本発明によれば、カムノーズ部はそのままのリフトを保ち、他区間でデコンプするためのリフトを生じさせる点で異なる。
以上説明したように、本実施形態によれば、主たるバルブリフトプロフィールを有する第1カム19と、前記第1カム19とカム軸4を共有し所定間隔だけ離れてバルブリフタ6外に配設され、少なくとも一部の径が前記第1カム19のベースサークルの径よりも大きく、かつ、バルブリフタ6上へ移動可能な第2カム20と、前記第2カム20をバルブリフタ6上へ移動する移動手段とを有し、機関始動時に前記移動手段により第2カム20を移動することで、バルブ13を燃焼室開放状態にする構成としたので、直動式動弁装置において、簡易な構成でデコンプを行うことができる。
また、本実施形態によれば、デコンプ制御を機関始動時の低回転域において適用することで、デコンプが最も必要とされる領域での制御が可能となる。
また、本実施形態によれば、前記移動手段を、カム軸4上に移動可能に設けられた第2カム20に対し、第2カム20を初期位置に付勢する弾性体(スプリング21)と、機関のオイルポンプからの油圧により作動して第2カム20を前記弾性体に抗して移動させる油圧アクチュエータとを備えて構成することにより、簡易な構成とすることができ、部品点数も比較的少なくて済む。また特に、機関のオイルポンプの吐出圧を増大する増速機を備えたアクチュエータを用いることで、動作が確実となる。尚、本実施形態では油圧によりデコンプを行い、スプリングによりデコンプを解除しているが、逆にしてもよい。
また、本実施形態によれば、前記移動手段を、カム軸4上に移動可能に設けられた第2カム20に対し、第2カム20を初期位置に付勢する弾性体(スプリング21)と、機関のオイルポンプからの油圧により作動して第2カム20を前記弾性体に抗して移動させる油圧アクチュエータとを備えて構成することにより、簡易な構成とすることができ、部品点数も比較的少なくて済む。また特に、機関のオイルポンプの吐出圧を増大する増速機を備えたアクチュエータを用いることで、動作が確実となる。尚、本実施形態では油圧によりデコンプを行い、スプリングによりデコンプを解除しているが、逆にしてもよい。
また、前記移動手段を、カム軸4上に移動可能に設けられた第2カム20に対し、第2カム20を初期位置に付勢する弾性体(スプリング21)と、電磁力により作動して第2カム20を前記弾性体に抗して移動させる電磁アクチュエータとを備えて構成することにより、簡易な構成とすることができる。この場合、高いオイルの吐出圧が望めない運転条件であっても、例えばハイブリッド車両の余剰電力などを利用することで、アクチュエータを作動させることができる。
また、本実施形態によれば、第2カム20は、半割の2部材20−1、20−2を組み合わせる組み立て式2分割型カムとすることにより、第1カム19のみを有する従来の一般的なカム軸4へのわずかな変更の追加工のみで、第2カム20を取付けることが可能となる。
また、本実施形態によれば、第2カム20は、第1カム19に対し、前記移動によって回転方向に一体となるよう、嵌合することにより、第2カム20の静粛性を確保することができる。特に第2カム20が偏心形状(20b)、プロフィール定義形状(20c)の場合には、このように嵌合することにより、その機能(使用範囲の設定)を得ることができる。
また、本実施形態によれば、第2カム20は、第1カム19に対し、前記移動によって回転方向に一体となるよう、嵌合することにより、第2カム20の静粛性を確保することができる。特に第2カム20が偏心形状(20b)、プロフィール定義形状(20c)の場合には、このように嵌合することにより、その機能(使用範囲の設定)を得ることができる。
また、本実施形態によれば、前記嵌合は、キー又はスプラインにより行うことにより、確実な嵌合(位置合わせ)が可能となる。
また、本実施形態によれば、第2カム20を、カム軸中心に対し、真円をなすように形成することで、第2カム20の加工が容易となり、かつ、確実にデコンプ状態を確保することができる。
また、本実施形態によれば、第2カム20を、カム軸中心に対し、真円をなすように形成することで、第2カム20の加工が容易となり、かつ、確実にデコンプ状態を確保することができる。
また、第2カム20を、カム軸中心に対し、偏芯円をなすように形成することで、バルブリフタ6を押し下げる第1カム19と第2カム20の曲面変化が滑らかにつながり、第1カム19から第2カム20および逆の変化時に起きるカムとリフタとの衝突による振動・音を抑制できる。
また、第2カム20は、可変動弁用プロフィールを有するように形成することで、すなわちプロフィール定義形状とすることで、燃焼室開放状態を自在設定できる。
また、第2カム20は、可変動弁用プロフィールを有するように形成することで、すなわちプロフィール定義形状とすることで、燃焼室開放状態を自在設定できる。
また、本実施形態によれば、第2カム20のバルブリフタ6への挿入部は、滑らかな湾曲部として形成することにより、すなわち第2カム20にバルブリフタ6への滑らかな挿入部をつくることにより、第1カム19から第2カム20および逆の変化時におきるカムとリフタとの衝突による振動・音を抑えることができる。
符号の説明
1:シリンダヘッド
2:ボルト
3:カムブラケット
4:カム軸
6:バルブリフタ
7:リテーナ
9:バルブスプリング
10:受け部
11:バルブオイルシール
12:バルブガイド
13:バルブ
14:バルブシート部
18:スキマ
19:第1カム(バルブリフト用固着カムノーズ)
20、20−1、20−2、20a、20b、20c:第2カム
21:スプリング
22:ストッパリング
23:貫通穴
1:シリンダヘッド
2:ボルト
3:カムブラケット
4:カム軸
6:バルブリフタ
7:リテーナ
9:バルブスプリング
10:受け部
11:バルブオイルシール
12:バルブガイド
13:バルブ
14:バルブシート部
18:スキマ
19:第1カム(バルブリフト用固着カムノーズ)
20、20−1、20−2、20a、20b、20c:第2カム
21:スプリング
22:ストッパリング
23:貫通穴
Claims (11)
- 内燃機関の直動式動弁装置において、
主たるバルブリフトプロフィールを有する第1カムと、
前記第1カムとカム軸を共有し所定間隔だけ離れてバルブリフタ外に配設され、少なくとも一部の径が前記第1カムのベースサークルの径よりも大きく、かつ、バルブリフタ上へ移動可能な第2カムと、
前記第2カムをバルブリフタ上へ移動する移動手段とを有し、
機関始動時に前記移動手段により前記第2カムを移動することで、バルブを燃焼室開放状態にすることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 前記第2カムは、機関始動時の低回転域において移動することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記移動手段は、前記カム軸上に移動可能に設けられた前記第2カムに対し、前記第2カムを初期位置に付勢する弾性体と、機関のオイルポンプからの油圧により作動して前記第2カムを前記弾性体に抗して移動させる油圧アクチュエータとを備えてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記移動手段は、前記カム軸上に移動可能に設けられた前記第2カムに対し、前記第2カムを初期位置に付勢する弾性体と、電磁力により作動して前記第2カムを前記弾性体に抗して移動させる電磁アクチュエータとを備えてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記第2カムは、半割の2部材を組み合わせる組み立て式2分割型カムであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記第2カムは、前記第1カムに対し、前記移動によって回転方向に一体となるよう、嵌合することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記嵌合は、キー又はスプラインにより行われることを特徴とする請求項6記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記第2カムは、カム軸中心に対し、真円をなすことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記第2カムは、カム軸中心に対し、偏芯円をなすことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記第2カムは、可変動弁用プロフィールを有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記第2カムのバルブリフタへの挿入部は、滑らかな湾曲部として形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20120117396A (ko) * | 2011-04-15 | 2012-10-24 | 현대자동차주식회사 | 아이에스지 적용차량의 흡배기제어장치 |
JP2015086786A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 株式会社オティックス | 内燃機関の可変動弁機構 |
-
2006
- 2006-01-23 JP JP2006013310A patent/JP2007192188A/ja active Pending
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KR101683916B1 (ko) | 2011-04-15 | 2016-12-07 | 현대자동차주식회사 | 아이에스지 적용차량의 흡배기제어장치 |
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