JP2007191372A - 堆肥ヤード造成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 堆肥ヤードを造成する際に必要な作業量の確保を容易にすることで人員の削減を可能にする。
【解決手段】 被破砕物Wを破砕する破砕手段2と、この破砕手段2に被破砕物Wを供給する供給手段1とを有してなる堆肥ヤード造成装置において、供給手段1が被破砕物Wを破砕手段2に向けて供給する供給機構11と、この供給機構11に向けて被破砕物Wを移送する移送機構12とを有し、破砕手段2が上記の供給機構11から供給される被破砕物Wを破砕する破砕機構21と、この破砕機構21から排出される破砕物を放出して堆肥ヤードAを造成する放出機構22とを有してなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、堆肥ヤード造成装置に関し、特に、街路樹などから剪定された枝葉を細かく破砕して堆肥ヤードを造成する際に利用する堆肥ヤード造成装置の改良に関する。
たとえば、街路樹などから剪定された枝葉を細かく破砕して堆肥ヤードを造成する際に利用する堆肥ヤード造成装置としては、従来から種々の提案があるが、たとえば、特許文献1には、破砕装置付集塵車で搬送されてきた被破砕物をバックホーやホークリフトなどの建設機械たる特殊車両を利用して供給装置に供給する提案が開示されている。
それゆえ、この特許文献1に開示の提案によれば、集められた被破砕物を上記の特殊車両を利用して被破砕物移送用のベルトコンベアなどに供給すれば良く、このとき、ベルトコンベアへの供給量を適宜に制御すれば、過不足なく被破砕物を供給装置に供給することが可能になる。
特開2004‐323313号公報(図2,図7)
しかしながら、凡そこの種の供給装置への被供給物の供給は、これが滞りなく実行されることが肝要とされ、したがって、上記した特許文献1に開示の提案にあっても、特殊車両を利用してのベルトコンベアへの被破砕物の供給が過不足なく実行されることが肝要となる。
そして、上記の特許文献1に開示されているところからすると、特殊車両を利用してのベルトコンベアへの被破砕物の供給は、ベルトコンベアが駆動している限りには、いわゆる絶え間なく実行されることが肝要になる。
このことからすると、上記した特許文献1に開示の提案にあっては、被破砕物をベルトコンベアに供給する作業者、すなわち、特殊車両の操縦者は、供給装置が稼働している限りには、基本的には、その場を離れることができず、言わば人員の削減を図れないことになる不具合がある。
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、堆肥ヤードの造成を可能にするのはもちろんのこと、その際に必要な作業量の確保を容易にすることで人員の削減を可能にし、その汎用性の向上を期待するのに最適となる堆肥ヤード造成装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明による堆肥ヤード造成装置の構成を、基本的には、被破砕物を破砕する破砕手段と、この破砕手段に被破砕物を供給する供給手段とを有してなる堆肥ヤード造成装置において、供給手段が被破砕物を破砕手段に向けて供給する供給機構と、この供給機構に向けて被破砕物を移送する移送機構とを有し、破砕手段が上記の供給機構から供給される被破砕物を破砕する破砕機構と、この破砕機構から排出される破砕物を放出して堆肥ヤードを造成する放出機構とを有してなるとする。
それゆえ、この発明によれば、供給手段にあって、供給機構が移送機構からの被破砕物の移送を受けてこれを破砕手段に供給し得ることになり、破砕手段にあって、破砕機構が供給機構からの被破砕物を破砕して破砕物にすると共に放出機構が破砕物を放出して堆肥ヤードを造成し得ることになる。
したがって、供給手段における移送機構に多量となる定量の被破砕物を一度に供給する場合には、その後は、被破砕物を移送機構に供給する作業を不要にし得ることになり、特殊車両の利用も含めて人員の削減を可能にしながら堆肥ヤードを造成し得ることになる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による堆肥ヤード造成装置は、図1および図2に示すように、被破砕物Wを破砕する破砕手段2と、この破砕手段2に被破砕物Wを供給する供給手段1とを有してなり、さらには、供給手段1に連続される延長手段3を有してなるとしている。
ところで、この発明に言う被破砕物Wは、この実施形態では、街路樹などから剪定された枝葉そのままではなく、たとえば、出願人が既に提案している破砕機を搭載した商標名でタウンビーバーと称する枝葉回収車両でいわゆる一次破砕された枝葉を言うものとする。
そして、この発明に言う破砕物は、被破砕物Wが破砕手段2でさらに細かく破砕された状態になったもの、すなわち、堆肥化し易くするために細かく破砕された枝葉を言うものとする。
また、堆肥ヤードAは、破砕物が地上に山積み状態に堆積されて、すなわち、造成されて、多くの場合に、長期に亘って自然に放置されることで、破砕物がバクテリヤの作用などで堆肥化されることになるエリアを言うものとする。
もっとも、この発明が意図するところは、最終的に破砕物で堆肥ヤードAを造成することであるから、この堆肥ヤードAを造成する限りには、被破砕物Wが一次破砕されていない剪定されたままの状態の枝葉であっても、すなわち、破砕手段2での破砕が可能になる限りには、この発明による堆肥ヤード造成装置の利用が可能になるのはもちろんである。
また、この発明が意図するところは、破砕物で堆肥ヤードAを造成することであるが、この堆肥ヤードAが機能するところを鑑みると、この堆肥ヤードAが堆肥化装置類における破砕物の集積空間とされるとしても、この発明による堆肥ヤード造成装置を利用し得ることになると言い得る。
ちなみに、堆肥化された破砕物は、たとえば、土に戻すなどされることになり、この観点からすれば、この発明による堆肥ヤード造成装置は、街路樹の保護を通じて地球環境の保護に寄与することになる。
少し説明すると、まず、供給手段1は、被破砕物Wを破砕手段2に向けて供給する供給機構11と、この供給機構11に向けて被破砕物Wを移送する移送機構12とを有してなるとし、さらに、図示するところでは、移送機構12が集合機構13を有してなるとしている。
供給機構11は、図示するところでは、ベルトコンベアからなるとしており、また、このベルトコンベアは、被破砕物Wを後述する破砕手段2に向けて落下させるまでの距離、すなわち、被破砕物Wの供給距離を変更できない固定型に形成されてなるとしているが、これに代えて、この供給距離を変更可能にしてなるとしても良い。
そして、供給機構11における供給距離を変更可能にする、すなわち、供給機構11における全長を長短自由に変更できる構成として、たとえば、ベルトコンベアが伸縮可能構造に形成されてなるとする他、ベルトコンベアが上下で二段となるいわゆる組仕様とされていて、上段のベルトコンベアに対して下段のベルトコンベアをベルトコンベアにおけるいわゆるベルトの移動方向に移動させる構造とされてなるとしても良い。
また、供給機構11がベルトコンベアからなるとき、ベルトは、被破砕物Wの破砕手段2への供給を実現し得る限りには、たとえば、被破砕物Wの移動効率を高めるなどのため、被破砕物Wをいわゆる載置させるベルトの表面にベルトの進行方向を横切るように立設されるリブや櫛歯状のフックを有するなどの自由な構成が選択されて良い。
さらに、供給機構11がベルトコンベアからなるとき、ベルトがその幅を広狭できる構成とされる場合を含めて、複数のベルトコンベアを並列させて必要となる供給幅を確保するとしても良い。
一方、供給機構11たるベルトコンベアは、図中で右端となる下端たる始端が基台4に枢着されて、図中で左端となる上端たる終端が後述する破砕手段2における破砕機構21の上方に位置決められるようにいわゆる傾斜状態に配在されるとしている。
ちなみに、ベルトコンベアを傾斜状態に維持するについては、たとえば、ベルトコンベアにおける終端側が吊り上げられるなどの任意の手段が選択されて良いが、この発明では、供給機構11が基台4に設けられてなることからして、この基台4に立設などされる脚部材に支持されるとしている。
移送機構12は、図示するところでは、ベルトコンベアからなるとしており、このとき、このベルトコンベアは、幅が長さに近くなるほどのいわゆる広幅に形成されてなるとするが、このベルトコンベアが機能するところを勘案すれば、前記した供給機構11を形成するベルトコンベアと同様の言わば細幅のベルトコンベアを複数並列させて被破砕物Wの移送に必要な面積を確保するようにしても良いことはもちろんである。
そして、この移送機構12としてのベルトコンベアについても、前記した供給機構11としてのベルトコンベアと同様に、伸縮可能型に形成されるなどで、その全長が長短選択できるとされても良いことはもちろんであり、また、いわゆるベルトの表面にベルトの進行方向を横切るように立設されるリブや櫛歯状のフックを有するなどしても良い。
さらに、移送機構12が図示するように広幅に形成されたベルトコンベアからなる場合には、これが細幅のベルトコンベアを複数並列させて移送に必要な面積を確保する場合に比較して、この移送機構12を搬送する際の煩わしさを排除できる点で有利となると共に、この細幅のベルトコンベアを複数並列させてなる移送機構12を駆動する際に必須となるいわゆる同期駆動を考慮しなくて済む点で有利となる。
また、移送機構12が細幅のベルトコンベアを複数並列させて移送に必要な面積を確保する場合には、隣接するベルトコンベア間に隙間を出現させることになる危惧があるが、移送機構12が図示するように広幅に形成されたベルトコンベアからなる場合には、この隙間を生じさせない点で有利となる。
ところで、この堆肥ヤード造成装置にあって、図示するところでは、破砕手段2および供給手段1が言わば一体的に基台4に設けられてユニットを構成するとしているが、このように、破砕手段2および供給手段1が基台4に設けられてなるとすることで、このユニット化された基台4を、たとえば、トラックの荷台に載せて任意の場所に移動させ、その移動先で堆肥ヤードAを造成するなどが可能になる。
そして、この基台4のトラックによる移動の観点からすると、上記の移送機構12たるベルトコンベアについては、細幅のベルトコンベアを複数並列させてなるとする方が、移動時に分解して搬送できるので、便利とも言い得る。
また、移送機構12が細幅のベルトコンベアを複数並列させてなる場合には、全部となる複数のベルトコンベアを同期駆動させることが肝要となり、いわゆる煩わしさを危惧させる可能性があるが、その並列数を選択することで、必要にして充分な移送面積を確保することが可能になる利点もある。
ところで、前記した供給機構11がベルトコンベアからなることを含めて、移送機構12がベルトコンベアからなるとき、その駆動源については、種々の構成を提案し得ることになる。
たとえば、電動モータや油圧モータで各ベルトコンベアがそれぞれ駆動されるとしても良く、また、各ベルトコンベアが歯車機構やチェーン機構などで機械的に連結されていて、駆動源が単一とされるとしても良い。
以上のように、移送機構12は、供給機構11に向けて被破砕物Wを移送するものであるが、このことからすれば、これが上記したベルトコンベアからなることに代えて、任意の構造のものが選択されて良く、たとえば、往復床コンベアからなるとしても良い。
ちなみに、この往復床コンベアは、種々の名称や商標名で提案されているが、たとえば、幅50mmほどの短冊状の床板を多数並列させて床板群を形成すると共に、この床板群を交互にスライドを繰り返す複数パート、たとえば、3パートに分け、この3パートが油圧利用や電動利用で繰り返す交互スライドによって床板群の上に載置させた被搬送物を床板の長手方向に移動させるとしている。
それゆえ、この往復床コンベアからなる移送機構12にあっては、移送機構12がベルトコンベアからなる場合ほどの騒音発生を危惧しなくて済むことになる点で有利になると言い得る。
また、移送機構12がこの往復床コンベアからなるときに、これを直列させるような場合にも、床板の交互スライドを前後でいわゆる同期させることによって前後の往復床コンベア間に隙間を発現させないで済み、被破砕物Wが隙間に挟まるような不具合の招来を未然に排除できる点でも有利となる。
ところで、上記した移送機構12は、前記した供給機構11に被破砕物Wを移送するものであるが、仮に、この移送機構12が供給機構11と同じ幅で被破砕物Wを移送するなら格別に問題を生じないが、実際には、図示するところからも明らかなように、多量の被破砕物Wを移送する関係上、供給機構11に比較して移送機構12の方が遥かに広幅に形成されることになる。
のみならず、この発明による堆肥ヤード造成装置にあっては、供給機構11はともかくとして、移送機構12は、ここに投入などされる被破砕物Wの量をいわゆる多量にするために、たとえば、この移送機構12がベルトコンベアからなるとき、このベルトコンベアの並列数を増大できるとしている。
このことから、移送機構12によって言わば広幅となって移送される被破砕物Wを供給機構11に移送し易くするためには、移送機構12において被破砕物Wを言わば一箇所に集めることが必須になり、そのため、この発明では、移送機構12が集合機構13を有してなるとしている。
すなわち、集合機構13は、移送機構12から移送されてくる被破砕物Wを供給機構11が掬い易いように言わば纏めるもので、移送機構12における図中で左端となる先端に配在されてなるとし、図示するところでは、移送機構12を形成するベルトコンベアにおける図中で左端となる終端に配在されたスクリューコンベアからなるとしている。
そして、この集合機構13としてのスクリューコンベアは、軸13aの回転でこの軸13aに連設されたスクリューブレード13bが回転して、図示するところでは、移送機構12の幅方向の中央に被破砕物Wを集合させるとしている。
このとき、集合機構13たるスクリューコンベアは、図示するところでは、供給機構11が被破砕物Wの供給方向に一箇所とされて、しかも、図2中で上下の中央、すなわち、被破砕物Wの供給方向から見て左右となる幅方向の中央に設けられてなるとするから、この中央を挟むように複数配置、すなわち、図示するところでは、二本配置とされるとしている。
そして、この二本配置とされるスクリューコンベアは、前記した供給機構11や移送機構12におけるベルトコンベアや往復床コンベアと同様にこれが電動モータや油圧モータで駆動されるとしている。
また、この二本配置とされるスクリューコンベアが、たとえば、基台4に配在されている専用の駆動源で駆動されるとするとき、さらには、基台4が、たとえば、トラックの荷台に常設されている場合、あるいは、トラックの荷台からなる場合には、駆動源として、そのトラックの走行用エンジンで駆動される専用の油圧モータが利用されるのが便利であろう。
以上のように、この集合機構13は、移送機構12から移送されてくる被破砕物Wを纏めて供給機構11に移送するように機能することからすれば、これがスクリューコンベアでなくベルトコンベアからなるとしても良く、さらには、ベルトコンベアからなるとき、ベルトが微振動するなどして、被破砕物Wが円滑に纏められることを保障するとしても良いことはもちろんである。
それゆえ、上記した供給手段1にあっては、移送機構12から移送されてくる被破砕物Wが集合機構13で集合されて供給機構11に移送されると共に、供給機構11によって移送された被破砕物Wを後述する破砕手段2における破砕機構21に供給されるとするから、この破砕機構21の稼働効率に協調するよう被破砕物Wを移送し供給することが肝要となり、この被破砕物Wの移送および供給の速度や量については、監視カメラやセンサを併用するコンピュータ制御、あるいは、要する場合の作業者による制御で適正に実現されるであろう。
つぎに、破砕手段2は、前記した供給機構11から供給される、すなわち、図示するところでは、供給機構11たるベルトコンベアから落下されるようにして供給される被破砕物Wを破砕する破砕機構21と、この破砕機構21から落下される、すなわち、排出される破砕物を放出して堆肥ヤードAを造成する放出機構22と有してなるとしている。
破砕機構21は、被破砕物Wを堆肥化し易い大きさのチップ状にするもので、目的とするチップ化を実現し得る限りには、任意の構成が選択されて良く、たとえば、基本的には、ミル構造に形成されてなるとするのが良い。
すなわち、たとえば、出願人が先に提案した特開2004‐305851に開示の破砕機は、歯車構造に形成された多数のカッターを有してなるが、この多数のカッターは、一対となる各軸に半数毎が保持されていて、一軸において相隣するカッター間に出現する凹部に言わば対向する他軸に保持されたカッターの刃部が臨在される構造からなるとしている。
それゆえ、この公開されている破砕機によれば、二軸に分けられた多数のカッター部分において、凹部とここに臨在される刃部との間に侵入する被破砕物Wが両者間で擦り潰されるようになり、その結果、被破砕物Wは、細かく破砕されるのはもちろんのこと、固形から繊維化されることになり、堆肥化する上で最適な変成を実現し得ることになる。
ところで、図示する実施形態では、破砕機構21は、いわゆる一台とされているが、必要となれば、複数台、すなわち、多量の被破砕物Wを短時間に破砕するために複数台が並列されてなるとしても良く、また、より細かい破砕を実現するために複数台が上下にあるいは前後に連続されてなるとしても良いことはもちろんである。
放出機構22は、たとえば、前記した供給手段1における供給機構11を形成するベルトコンベアと同様に細幅のベルトコンベアからなるとし、このとき、このベルトコンベアは、供給機構11におけるベルトコンベアと同様に、図中で右端となる下端たる始端が基台4に枢着されていて、図中で左端となる上端たる終端が破砕手段2の外となる堆肥ヤードAの上方に臨在されてなるとしている。
また、この放出機構22を形成するベルトコンベアは、図示するところでは、終端を図1中に矢印aで示す上下方向に、および、図2中に矢印bで示す左右方向にそれぞれ揺動可能とされるとしており、これによって、破砕された被破砕物W、すなわち、破砕物を堆肥ヤードAに広く分散させながら堆積させることが可能になる。
そして、この放出機構22を形成するベルトコンベアは、堆肥ヤードAをこの堆肥ヤード造成装置における軸線方向に延長できるように、すなわち、全長を伸長できるように形成されてなるとするのが良く、全長を長くし得るようにする構成としては、前記した供給機構11たるベルトコンベアと同様に、ベルトコンベアが伸縮可能構造に形成されるとする他、ベルトコンベアが上下で二段となるいわゆる組仕様とされ、上段のベルトコンベアに対して下段のベルトコンベアをベルトコンベアにおけるいわゆるベルトの移動方向に移動させる構造とするのが良い。
また、この破砕手段2にあって、破砕機構21が複数とされて多量の被破砕物Wが放出機構22に放出されるとする場合には、この放出機構22を形成するベルトコンベアが複数並列されてなるとしても良いことはもちろんである。
ちなみに、放出機構22を形成するベルトコンベアを上記した揺動可能な傾斜状態に維持するについては、任意の手段が選択されて良いが、この発明では、このベルトコンベアが基台4に配在されてなることからして、この基台4に立設などされる揺動脚に支持されるとしている。
それゆえ、以上のように形成された破砕手段2にあっては、破砕機構21にいわゆる目詰りを招来しない量の被破砕物Wが前記した供給手段1における供給機構11から供給される限りには、定量の被破砕物Wを破砕して堆肥化し易い大きさのチップにすることが可能になる。
ところで、この発明にあっては、前記した供給手段1における移送機構12の図中で右端となる基端たる始端には、延長手段3が連結されるとしており、この延長手段3の連結で、移送機構12に供給される被破砕物Wの量、すなわち、最終的に破砕手段2における破砕機構21に供給される被破砕物Wの量を確保する、すなわち、一度の作業で、破砕機構21を稼働する時間内の被破砕物Wを移送機構12に供給できるようにしている。
その結果、たとえば、朝一番でその日のうちに破砕しなければならない量の、すなわち、定量の被破砕物Wを供給手段1に供給するについて、移送機構12の上にだけ被破砕物Wを供給するのでは用が足りないとき、延長手段3を移送機構12に直列させるように連結することで、その日に処理しなければならない定量の被破砕物Wを供給手段1に供給することが可能になる。
そして、供給される被破砕物Wの量が多くなるときには、延長手段3を延長する、すなわち、既設の延長手段3にさらに別の延長手段3を直列にあるいは並列に連結することで、言わば多量となる定量の被破物Wを供給手段1に供給にすることが可能になる。
このとき、この延長手段3は、前記した移送機構12と同様に構成されるのを基本とするが、この延長手段3は、被破砕物Wを移送機構12上に移動させることからしてとし、移送機構12の駆動に連動して駆動されるとしても良いが、移送機構12に対して必須の構成とされる訳ではないので、好ましくは、自らが装備する駆動源で駆動されるとするのが良い。
以上からすれば、この延長手段3は、この発明による堆肥ヤード造成装置を稼働させる際に、一度の作業で必要な量の被破砕物Wを供給手段1に供給し得る態勢を整えようとするものであり、その結果、堆肥ヤード造成装置の稼働中、作業者が言わば絶えず被破砕物Wを供給する従前の不具合さを解消し得ることになり、専用の特殊車両の稼働を含めて言わば人員の削減が可能になる。
のみならず、この発明にあっては、移送機構12がいわゆる平面的に被破砕物Wをいわゆる受け容れるとし、また、要するときの延長手段3も平面的に被破砕物Wを受け容れるとするから、定量の被破砕物Wをいわゆる高さのあるホッパー内に投入するような場合に比較して、大型の特殊車両が必要になる訳ではなく、また、ホッパー内で被破砕物Wが自らの重量で押し潰される状況になって、破砕機構21への供給を円滑に実現できなくなる不具合の招来をあらかじめ回避し得ることになる点でも有利になると言い得る。
前記したところでは、移送機構12が集合機構13を有してなるとして、被破砕物Wの供給機構11への円滑な供給を保障するとしているが、これに加えて、延長手段3が上記の集合機構13と同様に機能する集合機構を有してなるとしても良く、この場合には、稼働中の延長手段3上の被破砕物Wがいわゆる零れ落ちることを未然に阻止できることになる点で有利となる。
この発明による堆肥ヤード造成装置を示す概略立面図である。 この発明による堆肥ヤード造成装置を示す概略平面図である。
符号の説明
1 供給手段
2 破砕手段
3 延長手段
11 供給機構
12 移送機構
13 集合機構
21 破砕機構
22 放出機構
A 堆肥ヤード
W 被破砕物

Claims (10)

  1. 被破砕物を破砕する破砕手段と、この破砕手段に被破砕物を供給する供給手段とを有してなる堆肥ヤード造成装置において、供給手段が被破砕物を破砕手段に向けて供給する供給機構と、この供給機構に向けて被破砕物を移送する移送機構とを有し、破砕手段が上記の供給機構から供給される被破砕物を破砕する破砕機構と、この破砕機構から排出される破砕物を放出して堆肥ヤードを造成する放出機構とを有してなることを特徴とする堆肥ヤード造成装置。
  2. 被破砕物が剪定された枝葉を破砕手段における破砕機構向けに破砕した一次破砕物からなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  3. 破砕手段における破砕機構が被破砕物を堆肥化に向く破砕物にする請求項1および請求項2に記載の堆肥ヤード造成装置。
  4. 供給手段における供給機構がベルトコンベアあるいは往復床コンベアからなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  5. 供給手段における供給機構が被破砕物を移動させる供給距離を変更可能にしてなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  6. 供給手段における移送機構がこの移送機構に向けて被破砕物を供給する延長手段を並列もしくは直列させてなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  7. 供給手段における移送機構が移動する被破砕物を供給機構に向けて集合させる集合機構を有してなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  8. 破砕手段における放出機構が破砕物を移動させる放出距離を変更可能にしてなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  9. 破砕手段における放出機構が先端を上下方向および左右方向に揺動可能にしてなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
  10. 破砕手段および供給手段が移動可能に形成された基台に設けられてなる請求項1に記載の堆肥ヤード造成装置。
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