JP2007187106A - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関へ供給される燃料において異種燃料成分が占める比率が変化した場合であっても、燃料の点火を好適に実現する技術の提供を課題とする。
【解決手段】内燃機関内で放電する点火装置と、内燃機関へ供給される燃料において異種燃料成分が占める比率を推定する成分比率推定手段(S101)と、前記成分比率推定手段により推定された比率に基づいて点火装置に供給すべき点火エネルギを算出する点火エネルギ算出手段(S102)と、点火エネルギ算出手段が算出された点火エネルギを点火装置に供給する点火制御実施手段(S103)と、を備えるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関内で放電して燃料に点火する点火装置を備えた内燃機関の点火制御装置に関する。
容量放電型点火装置と誘導放電型点火装置とを組み合わせ、点火時期に多重放電する多重放電型の内燃機関用点火装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−250264号公報 特開2000−291519号公報 特開平8−338349号公報 実開平5−14565号公報 特開2005−48625号公報
ところで、上記特許文献1の技術では、多重放電する点火装置に供給される点火エネルギは常に一定であり、このことは状況によっては不具合を生じさせることがあった。
たとえば、内燃機関の燃料がエタノール等のように揮発性の低い異種燃料成分を含有している場合には、内燃機関の温度が低い時の着火性や始動性が低下する可能性があった。このため、異種燃料を含まない燃料(以下、「通常燃料」と称する)を充填したサブタンクを別途設け、サブタンクの通常燃料のみで内燃機関の始動や運転を行う等の対策が必要であった。
しかし、内燃機関の始動時等に、より大きな点火エネルギを点火装置へ供給すれば、異種燃料を含む燃料を使用して内燃機関を始動及び運転させることができる。つまり、従来技術においては、一定の点火エネルギを点火装置へ供給するにとどまるため、燃料に含まれる異種燃料成分量が変化すると、燃料の着火不良や内燃機関の始動性低下等が発生する場合があった。
また、上記したようなサブタンクが設けられた場合には、部品点数の増加、車載性の低下、或いは車両重量の増加などの不具合を誘発する可能性もあった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、内燃機関に供給される燃料において異種燃料成分が占める比率が変化した場合であっても、好適な点火を実現可能とする技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
内燃機関内で放電する点火装置と、
内燃機関に供給される燃料において異種燃料成分が占める比率を推定する成分比率推定手段と、
前記成分比率推定手段により推定された比率に基づいて前記点火装置に供給すべき点火エネルギを算出する点火エネルギ算出手段と、
前記点火エネルギ算出手段により算出された点火エネルギを前記点火装置に供給する点火制御実施手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の点火制御装置である。
この構成では、点火装置へ供給される点火エネルギは、内燃機関へ供給される燃料(以下、「供給燃料」と略称する)において異種燃料成分が占める比率(すなわち、供給燃料における異種燃料成分の含有比率)に基づいて決定される。
このため、供給燃料において異種燃料成分が占める比率が変化すると、それに応じて点火装置へ供給される点火エネルギも変更されることになる。例えば、供給燃料における異種燃料成分の含有比率が高くなるほど、点火装置へ供給される点火エネルギも高くされる。
その結果、供給燃料において異種燃料成分が占める比率が高い場合であっても、点火装置は供給燃料の点火を好適に行うことが可能となる。更に、供給燃料を用いて内燃機関を始動させることも可能となる。
また、供給燃料における異種燃料成分の比率が高い場合であっても、その供給燃料で内燃機関の始動が行えるため、内燃機関の始動のために通常燃料を充填したサブタンクを設ける必要もなくなる。
なお、上記した点火エネルギとは、点火装置が放電する際に必要となる電気エネルギである。点火エネルギの変更は、点火装置に印加される電圧の大きさ、或いは点火装置に対する電圧印加期間を変更することにより行うことができる。
前記点火エネルギ算出手段は、該点火エネルギ算出手段が算出した点火エネルギを、温度を検知する温度検知手段の検知した温度に基づいて補正するようにしてもよい。温度検知手段が検知する温度は、異種燃料成分の揮発性と相関する温度であり、例えば、内燃機関の温度(筒内の雰囲気温度)や吸気温度などを例示することができる。内燃機関の温度としては冷却水温度や潤滑油温度を代用することができ、吸気温度としては外気温度を代用することもできる。
この構成では、点火装置に供給される点火エネルギは、供給燃料における異種燃料成分の比率に加え、温度検知手段が検知した温度によっても変更されることになる。このため、異種燃料成分が揮発し難い低温下であっても、点火装置が燃料に点火可能となる。
前記点火装置は、内燃機関内で多重放電する多重放電型の点火装置であることがよい。
この構成では、点火装置は、多重放電して点火を実施する。その際、点火装置に供給される点火エネルギは、供給燃料において異種燃料成分が占める比率に応じて変更される。その結果、点火装置が多重放電する際の放電期間や放電量は、供給燃料において異種燃料成分が占める比率に応じて変更されるようになる。
なお、供給燃料における異種燃料成分としては、内燃機関を作動させるための通常燃料とは異なる燃料成分であり、エタノール、メタノール、メチルエステルなどのバイオ燃料が挙げられる。
本発明によると、内燃機関に供給される燃料における異種燃料成分の含有比率に基づき点火装置へ供給される点火エネルギが変更されるため、燃料の好適な点火を実現することができる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る点火制御装置を適用する内燃機関の点火装置の概略構成を示す図である。
図1に示す点火装置は、車両に搭載されるものであって、DLI(Distributor Less Ignition)方式の点火装置である。
バッテリ1のプラス端子とグランド間には、エネルギ蓄積コイル2とトランジスタ3とが直列に接続されている。エネルギ蓄積コイル2には、トランジスタ3のオンに伴う通電によりエネルギが蓄えられる。エネルギ蓄積コイル2へと電流i0が流れる。エネルギ蓄積コイル2とトランジスタ3との間の交点Aは、ダイオード4を介して容量放電用コンデンサ5に接続されている。コンデンサ5は、エネルギ蓄積コイル2に蓄えられたエネルギにより充電される。
また、ダイオード4とコンデンサ5との間の交点Bとグランド間には、点火コイル6の1次コイル7とトランジスタ8と抵抗9が直列に接続されている。そして、トランジスタ8をオン/オフさせてコンデンサ5に充電されたエネルギを点火コイル6の1次コイル7に供給することが可能である。1次コイル7へと電流(1次電流)i1が流れる。1次コイル7の通電に伴い点火コイル6の2次コイル10へと電流(2次電流)i2が流れる。2次コイル10には、不図示の点火プラグが接続されている。
なお、図1には、1つの気筒用の点火コイル6とトランジスタ8と抵抗9だけを示したが、実際には気筒数分の点火コイルとトランジスタと抵抗が用意されている。また、コンデンサ5に対し並列に還流ダイオード11が接続されており、トランジスタ8のオフ時に1次コイル7へ流れる電流は還流ダイオード11を介して還流される。さらに、バッテリ1とエネルギ蓄積コイル2との間の交点Cと交点Bとの間には、トランジスタ12とダイオード13が直列に接続されている。
一方、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)14は、各種センサが
検知した信号が入力されて内燃機関の状態(吸入空気量、回転数、冷却水温度など)を認識することができる。そして、ECU14は、現在の内燃機関の状態に応じた最適な点火時期を決定する。また、ECU14には、駆動回路15が接続され、ECU14は駆動回路15に対し判別信号S1や放電区間信号S2を出力する。駆動回路15には、トランジスタ3,8,12が接続され、駆動回路15はトランジスタ3に駆動信号S3を出力し、トランジスタ8に駆動信号S4を出力し、トランジスタ12に駆動信号S5出力する。
次に、上記構成の点火装置の作動について図2を用いて説明する。図2には、トランジスタ12の駆動信号S5と、放電区間信号S2と、判別信号S1と、トランジスタ3の駆動信号S3と、トランジスタ8の駆動信号S4と、エネルギ蓄積コイル2に流れる電流i0と、点火コイル6の1次電流i1と、2次電流i2と、が信号波形又は電流波形で示されている。
駆動回路15は、通常時、信号S5をLレベルにし、トランジスタ12をオフ状態にしている。また、ECU14から駆動回路15に対し判別信号S1が出力され、判別信号S1は図2のt1〜t2の期間にHレベルとなっている。駆動回路15は、この判別信号S1に同期した波形の駆動信号S3をトランジスタ3に出力する。この駆動信号S3によりトランジスタ3がオン状態となって電流i0が徐々に大きくなり、トランジスタ3のオフ時にエネルギ蓄積コイル2に発生した高電圧エネルギがダイオード4を介して点火コイル
6の1次コイル7に供給される。
一方、放電区間信号S2は図2のt2〜t3の期間にHレベルとなっており、この期間に放電が行われる。すなわち、駆動回路15は、駆動信号S3として所定時間ごとに反転する信号(t21、t22、・・・のタイミングで反転する信号)をトランジスタ3に出力して、オフ時にエネルギ蓄積コイル2に発生した高電圧エネルギを、ダイオード4を介してコンデンサ5に蓄積する(所謂多重充電する)。
この繰り返し動作中において、駆動回路15は、駆動信号S4として、駆動信号S3に対し相補的な信号(t2、t21、t22、・・・のタイミングで反転する信号)をトランジスタ8に出力する。この駆動信号S4により、コンデンサ5のエネルギが点火コイル6の1次コイル7に供給され、1次電流i1の遮断時(t21、t23、t25、t27、t29、t211のタイミング)に大きな2次電流i2が発生して、所謂多重点火、すなわち多重放電する。
そして、次の点火のために、トランジスタ3がt211のタイミングでオン状態になるとともにt212のタイミングでオフ状態になり、このt211〜t212の期間にエネルギ蓄積コイル2に発生したエネルギがコンデンサ5に蓄積される。つまり、今回の点火のための動作におけるt2〜t21の期間でのトランジスタ8のオンにおいては前回におけるt211〜t212の期間(前回の点火のための動作)でコンデンサ5に蓄積したエネルギとt1〜t2の期間にエネルギ蓄積コイル2に発生したエネルギとが1次コイル7に供給される。すなわち、図2のt2〜t11の期間における1次電流i1において、突出電流部分e1をコンデンサ5に蓄積したエネルギが受け持ち、その後の緩やかな電流部分e2をt1〜t2の期間にエネルギ蓄積コイル2に発生したエネルギが受け持っている。
このように、駆動回路15は、トランジスタ3をオン/オフ(導通/遮断)させてエネルギ蓄積コイル2に蓄えられたエネルギによりコンデンサ5を充電するとともに、点火時期においてトランジスタ8をオン/オフさせてコンデンサ5に充電されたエネルギを点火コイル6の1次コイル7に供給する。これにより、点火動作が行われる。詳しくは、駆動回路15は、判別信号S1と放電区間信号S2とを入力して、対象気筒に対し放電区間(t2〜t3)にトランジスタ3を連続してオン/オフさせてコンデンサ5を多重充電するとともに、トランジスタ8をトランジスタ3とは相補的に動作させて多重放電する。
ここで、本実施例では、内燃機関に供給される燃料(供給燃料)に含まれるエタノールの割合に応じて、多重放電する点火装置に供給される点火エネルギを変更する。詳しくは、ECU14で供給燃料においてエタノールが占める比率を、図示しないO2センサのフィードバック制御の学習値から推定し、推定した比率に応じて図2の多重放電の放電区間(t2〜t3)を増減する。
なお、本実施例は、内燃機関への供給燃料にエタノールを含む場合の例である。供給燃料にエタノールを含むと、内燃機関の始動時に内燃機関内の温度が上昇し難いためにエタノールが揮発し難く、内燃機関の始動が困難である。よって、内燃機関の始動時に、供給燃料におけるエタノールの含有比率に応じて、点火装置へ供給される点火エネルギを変更するようにしている。
具体的に、本実施例においては、ECU14が、図3のフローに従って、点火装置における点火を実施する。なお、このフローは、内燃機関の回転数、あるいはクランクポジションセンサからのパルス信号の入力などをトリガとした割り込み処理としてECU14が実行するルーチンである。以下、図3のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ステップ(以下、単に「S」という。)101においては、ECU14は、供給燃料においてエタノールが占める比率(エタノール含有比率)を推定する。この推定は、ECU14に入力された、図示しないO2センサのフィードバック制御の学習値から導かれる。なお、S101を行うECU14が本発明に係る成分比率推定手段に相当する。また、エタノールの比率を推定する手法は、アルコールセンサを設け、直接エタノールの割合を検出することなどでもよい。
S101に引き続くS102においては、ECU14は、S101において推定されたエタノールの比率に基づき、点火装置が供給燃料に点火するために必要となる点火エネルギを算出する。供給燃料におけるエタノールの比率に基づく点火に必要な点火エネルギは、図4に示すような2次元マップから算出されるもので、エタノールの比率が高いほど、点火エネルギが大きくなっていく。なお、S102を行うECU14が本発明に係る点火エネルギ算出手段に相当する。
S102に引き続くS103においては、ECU14は、S102において算出された点火エネルギを点火装置へ供給することにより、該点火装置から多重放電させる。具体的には、図2における点火時のタイミングにおいて、多重放電の放電区間(t2〜t3)の設定変更を行い、その設定変更後の放電区間(t2〜t3)の放電区間信号S2をECU14が図2の駆動回路15に出力して多重放電を行う。つまり、エタノールの比率が高く、点火に必要とする点火エネルギが大きくなっていくほど、放電区間(t2〜t3)を増加させるような放電区間信号S2を出力しつつ多重放電を行う。なお、S103を行うECU14が本発明に係る点火制御実施手段に相当する。
本実施例では、点火装置へ供給する点火エネルギを算出し、算出された点火エネルギを点火装置に供給する。よって、供給燃料におけるエタノールの比率に基づいて点火エネルギを算出すれば、点火装置へ供給する点火エネルギを変更でき、実際の点火も供給燃料におけるエタノールの比率を考慮した点火状況を実現できる。したがって、供給燃料におけるエタノールの比率に基づいて点火装置へ供給する点火エネルギを変更可能とし、より好適な点火を実現することができる。
以上のように、本実施例では、供給燃料におけるエタノールの比率が高いために、点火装置に小さな点火エネルギが供給されても内燃機関の始動が行えない状況において、供給燃料におけるエタノールの比率が高いことに合わせてより大きな点火エネルギを点火装置へ供給して点火が実施できる。したがって、供給燃料におけるエタノールの比率が高い場合であってもその供給燃料で内燃機関の始動がより好適に行える。
また、供給燃料におけるエタノールの比率が高い場合であってもその供給燃料で内燃機関の始動が行えるため、内燃機関の始動のためにエタノールを混合していない通常燃料を充填したサブタンクを設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。
本実施例では、実施例1で算出される、多重放電する点火装置に供給される点火エネルギを、外気温度に応じて補正する。詳しくは、実施例1のように推定した供給燃料におけるエタノール比率に応じて図2の多重放電の放電区間(t2〜t3)を増減するだけでなく、ECU14で外気温度を不図示の温度センサで検知して、検知した外気温度に応じても図2の多重放電の放電区間(t2〜t3)を増減する。本実施例では、実施例1と異なる点についてのみ説明する。
具体的に、本実施例においては、ECU14が、実施例1と同様に図3のフローに従っ
て、点火装置における点火を実施する。ここで、ECU14には、外気温度センサが検知した外気温度が入力されている。なお、外気温度センサが本発明に係る温度検知手段に相当する。
先ず、S101は、実施例1と同様である。
そして、S102においては、ECU14は、S101の推定結果の供給燃料におけるエタノールの比率に基づき、点火装置を用いた点火に必要な点火エネルギを算出する。エタノールの比率に基づく点火に必要な点火エネルギは、図4に示すような2次元マップから算出されるもので、エタノールの比率が高いほど、点火エネルギが大きくなっていく。
それに加え、S102では、ECU14は、外気温度センサが検知した外気温度に基づき、先にエタノールの比率に基づき算出した点火エネルギを補正する。外気温度に基づく点火に必要な点火エネルギの補正係数は、図5に示すような2次元マップから算出されるもので、常温(例えば25℃)を基準(係数は1)とし、外気温度が低いほど、エタノールが揮発し難く着火し難くなるため補正係数が大きくなっていく。これにより、先にエタノールの比率に基づき算出した点火エネルギに補正係数を乗算することで点火エネルギの補正を行う。
なお、S102は、点火エネルギとエタノールの比率と外気温度との3次元マップから点火エネルギを算出することとし、外気温度に基づく点火に必要な点火エネルギの補正をエタノールの比率に基づく点火エネルギの算出に含ませてしまってもよい。
S102に引き続くS103は、実施例1と同様である。
以上の本実施例では、検知した外気温度に基づいて、供給燃料におけるエタノールの比率に基づいて算出する点火エネルギを補正する。よって、外気温度が低く供給燃料におけるエタノールが揮発し難いために、点火装置に小さな点火エネルギが供給されても内燃機関の始動が行えない状況において、外気温度が低いことに合わせて大きな点火エネルギを点火装置へ供給して点火が実施できる。したがって、供給燃料におけるエタノールの比率が高く、しかも外気温度が低くエタノールが揮発し難い場合であってもその供給燃料で内燃機関の始動がより好適に行える。
なお、本実施例では、外気温度を検知してエタノールの揮発状態を推測しているが、内燃機関の冷却水温度などでエタノールの揮発状態を推測してもよい。
実施例1に係る点火制御装置を適用する内燃機関の点火装置の概略構成を示す図である。 実施例1に係る内燃機関の点火装置の信号波形及び電流波形を示す図である。 実施例1に係る内燃機関の点火装置における点火制御実施の制御フローチャートである。 実施例1に係るエタノールの比率と点火エネルギとの2次元マップを示す図である。 実施例2に係る外気温度と補正係数との2次元マップを示す図である。
符号の説明
1 バッテリ
2 エネルギ蓄積コイル
3 トランジスタ
5 容量放電用コンデンサ
6 点火コイル
7 1次コイル
8 トランジスタ
10 2次コイル
14 ECU
15 駆動回路
i1 1次電流
i2 2次電流
S1 判別信号
S2 放電区間信号
S3、S4、S5 駆動信号

Claims (4)

  1. 内燃機関内で放電する点火装置と、
    内燃機関に供給される燃料において異種燃料成分が占める比率を推定する成分比率推定手段と、
    前記成分比率推定手段により推定された比率に基づいて前記点火装置に供給すべき点火エネルギを算出する点火エネルギ算出手段と、
    前記点火エネルギ算出手段により算出された点火エネルギを前記点火装置に供給する点火制御実施手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の点火制御装置。
  2. 前記異種燃料成分は、エタノールであることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の点火制御装置。
  3. 前記点火エネルギ算出手段は、前記成分比率推定手段により推定された比率に基づいて算出された点火エネルギを、温度を検知する温度検知手段の検知温度に基づき補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の点火制御装置。
  4. 前記点火装置は、内燃機関内で多重放電する多重放電型の点火装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の点火制御装置。
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