JP4363228B2 - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4363228B2
JP4363228B2 JP2004074613A JP2004074613A JP4363228B2 JP 4363228 B2 JP4363228 B2 JP 4363228B2 JP 2004074613 A JP2004074613 A JP 2004074613A JP 2004074613 A JP2004074613 A JP 2004074613A JP 4363228 B2 JP4363228 B2 JP 4363228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
time
energization time
energization
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004074613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005256823A (ja
Inventor
尚也 松永
勝志 橋爪
干城 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004074613A priority Critical patent/JP4363228B2/ja
Publication of JP2005256823A publication Critical patent/JP2005256823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4363228B2 publication Critical patent/JP4363228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の回転速度とバッテリ電圧とに基づき点火コイルへの通電時間を制御する技術に関し、特に、イグニションコイルへ点火に必要な適切なエネルギを供給することができる内燃機関の点火制御装置に関する。
従来より、点火コイルの一次巻線を通電して点火コイルに点火エネルギを蓄積し、通電停止時にその点火エネルギにより点火コイルの二次巻線に生じる高電圧によって点火プラグを放電させる、いわゆる誘導放電型の点火装置においては、点火コイルの通電時間と点火コイルの通電を停止するタイミング(つまり点火時期)とを制御する点火制御装置が備えられている。
このような点火制御装置においては、点火プラグの放電によってシリンダ内の燃料混合気が実際に燃焼するまでの遅れ時間を考慮して、上死点後の所定角度位置で燃焼圧力がピークとなるように、内燃機関の運転状態(回転速度、負荷、機関温度等)に基づいて、点火時期を決定している。
点火プラグを放電させるのに要する放電電圧Vrは、放電電極間のギャップdと放電電極部の圧力Pとの積に比例することから、このような点火制御装置においては、たとえば点火プラグのギャップdが摩耗によって最大となり、点火時期がシリンダ内圧力が最大となる内燃機関の上死点付近となったときにでも、点火プラグを確実に放電させることができるように、内燃機関の回転速度と点火コイルの通電を行なうバッテリの出力電圧(バッテリ電圧)とに基づき点火コイルの通電時間を決定している。
なお、点火コイルの通電時間を決定するのに内燃機関の回転速度を用いるのは、点火装置の消費電力は単位時間当りの点火回数に比例して増加するので、この消費電力を点火装置の許容消費電力範囲内に制御するためである。
このような点火コイルへの通電時間に関する技術が、以下に示す公報に開示されている。
特開平8−338349号公報(特許文献1)は、電流制御素子等を付加することなく、点火コイルに対する通電時間を適切に制御する内燃機関用制御装置を開示する。この内燃機関用制御装置は、内燃機関の各気筒毎に配設された点火プラグに点火エネルギを供給する点火コイルと、内燃機関の運転状態に応じて遷移する各種制御情報を入力する情報入力回路と、点火コイルの温度が高温時及び低温時に対応し内燃機関の運転状態と点火コイルの通電時間との関係を表す複数のマップを有し、情報入力回路からの各種制御情報に応じてマップを選択し、点火コイルへの通電時間を算出する通電時間演算手段と、通電時間演算手段で算出された点火コイルへの通電時間に基づき点火コイルに点火信号を出力する点火制御回路とを含む。
この内燃機関用制御装置によると、情報入力回路で内燃機関の運転状態に応じて遷移する各種制御情報が入力され、その入力された各種制御情報に応じ、点火コイルのコイル温度が高温時及び低温時に対応して内燃機関の運転状態と点火コイルの通電時間との関係を表す複数のマップを有する通電時間演算手段で、マップが選択され点火コイルへの通電時間が算出され、その点火コイルへの通電時間に基づき点火制御回路から点火コイルに点火信号が出力される。このように、点火コイルの通電時間が内燃機関の運転状態に加えて、その点火コイルの温度に対応した複数のマップにて設定されており、このマップの選択によって点火コイルに対する通電時間が適切に制御される。
特開平7−63146号公報(特許文献2)は、定常的なバッテリ電圧の変動による通電時間の誤差を防止して、適切な通電時間に基づいて点火制御を実行する内燃機関の点火制御装置を開示する。この内燃機関の点火制御装置は、内燃機関の各気筒の点火制御時に、各気筒毎に設けられた点火コイルの一次電流の立上がり状態に基づいて目標値に達するまでの立上がり時間を決定し、立上がり時間より求めた通電時間に基づいて対応する気筒の次回の点火制御を実行する内燃機関の点火制御装置であって、決定された立上がり時間のデータを各気筒毎に順次記憶する立上がり時間記憶手段と、各気筒の点火制御に先立って、その気筒についての過去の所定回数分の立上がり時間のデータを立上がり時間記憶手段から読み出し、最大値及び最小値の平均を次回の通電時間として設定する通電時間算出手段とを含む。
この内燃機関の点火制御装置によると、各気筒の点火制御が実行される毎に一次電流の立上がり状態に基づいて立上がり時間が決定され、その立上がり時間より求めた通電時間に基づいて、その気筒についての次回の点火制御が実行される。このときの立上がり時間は立上がり時間記憶手段M1にて順次記憶され、点火制御時には、その気筒についての過去所定点火分の立上がり時間のデータの最大値及び最小値の平均が通電時間算出手段M2により算出されて、次回の通電時間として設定される。そして、過去所定点火分の立上がり時間は、周期的に変動するバッテリ電圧の波形中の様々なタイミングで決定されるため、その最大値と最小値を平均すれば、定常的な電圧変動による誤差をほとんど含まない通電時間に基づいて点火制御を実行可能となる。
特開平6−129333号公報(特許文献3)は、点火コイルの通電に要する点火エネルギ(点火コイルの通電時間)を、点火プラグの放電電圧に対応して制御可能な内燃機関の点火制御装置を開示する。この内燃機関の点火制御装置は、内燃機関の運転状態に基づき点火時期を算出する点火時期算出手段と、内燃機関の回転速度およびバッテリ電圧に基づき点火コイルの通電時間を算出する通電時間算出手段と通電時間補正手段とを含む。通電時間補正手段は、通電時間算出手段にて算出された点火コイルの通電時間を、点火時期算出手段にて算出された点火時期に基づき、点火時期が内燃機関の上死点に対して進角側になればなるほど通電時間が短くなるように補正する手段を含む。
この内燃機関の点火制御装置によると、点火時期算出手段が、内燃機関の運転状態に基づき点火時期を算出し、通電時間算出手段が、内燃機関の回転速度及びバッテリ電圧に基づき点火コイルの通電時間を算出する。通電時間補正手段が、通電時間算出手段にて算出された点火コイルの通電時間を、点火時期算出手段にて算出された点火時期に基づき、点火時期が内燃機関の上死点に対して進角側になればなるほど通電時間が短くなるように補正する。すなわち、点火プラグを放電させるのに要する放電電圧は、内燃機関のシリンダ内圧力が低いほど低くなり、シリンダ内圧力は、点火時期が内燃機関の上死点に対して進角側になればなるほど低くなるため、点火コイルの通電時間を点火時期に基づき補正することにより、点火コイルの通電時間を点火プラグの放電電圧に対応させることができる。
特開平8−338349号公報 特開平7−63146号公報 特開平6−129333号公報
しかしながら、上記したいずれの特許文献においても、バッテリから点火コイルへ大電流が流れることによる、バッテリ電圧の電圧降下の影響を考慮して通電時間を補正することが行なわれていない。すなわち、内燃機関の回転数とバッテリ電圧とに基づいて、バッテリの電圧降下以外の、たとえばバッテリ温度により通電時間を補正する技術が開示されていても、バッテリの電圧降下について言及していない。このことは、大電流が流れることにより瞬時的であってもバッテリの電圧が降下すると、降下しない場合と同じ通電時間で点火コイルに電力を供給したのでは電圧降下分だけ必要な電力が不足することを示している。また、このような電圧降下は、点火コイルへの通電に伴う配線抵抗やその経時変化等によって変動する。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、点火コイルに必要かつ適切なエネルギ(電力)を供給することができる、内燃機関の点火制御装置を提供することである。
第1の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、内燃機関の回転数を検知するための手段と、算出された通電時間だけ点火装置に電力を供給する蓄電機構の電圧値を検知するための手段と、回転数と、通電時間の終期における蓄電機構の電圧値とに基づいて、点火装置への通電時間を算出するための算出手段とを含む。
第1の発明によると、蓄電機構から点火装置への通電が開始されると、前回の演算ルーチンで算出された通電時間の間だけ、蓄電機構から点火装置へ電力が供給される。このとき、電流値は通電時間の経過とともに上昇し、蓄電機構の一例であるバッテリ(鉛蓄電池など)の電圧が降下する。この点火直前の時期が最も電圧降下が大きくなる。前回の演算ルーチンで算出された通電時間から点火直前の時期を判断して、このときのバッテリ電圧値を検知して、検知されたバッテリ電圧値(最も大きく電圧降下したときの電圧値)と、内燃機関の回転数とに基づいて、次回の通電時間を算出することができる。このため、次回の通電時間は、内燃機関の回転数が同じであれば、電圧降下分だけ長くなる。これにより、点火に必要な適切なエネルギ量をバッテリから点火装置へ供給することができる。その結果、点火コイルに必要かつ適切なエネルギ(電力)を供給することができる、内燃機関の点火制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、内燃機関の回転数を検知するための手段と、算出された通電時間だけ点火装置に電力を供給する蓄電機構の電圧値を検知するための手段と、通電時間の終期における蓄電機構の電圧値を推定するための推定手段と、回転数と、推定された電圧値とに基づいて、点火装置への通電時間を算出するための算出手段とを含む。
第2の発明によると、蓄電機構から点火装置への通電が開始されると、前回の演算ルーチンで算出された通電時間の間だけ、蓄電機構から点火装置へ電力が供給される。このとき、電流値は通電時間の経過とともに上昇し、蓄電機構の一例であるバッテリ(鉛蓄電池など)の電圧が降下する。この点火直前の時期が最も電圧降下が大きくなる。通電時間中に、バッテリ電圧値の時間変化率を算出して点火直前のバッテリ電圧を推定して、推定されたバッテリ電圧値(最も大きく電圧降下したときの電圧値)と、内燃機関の回転数とに基づいて、次回の通電時間を算出することができる。このため、次回の通電時間は、内燃機関の回転数が同じであれば、電圧降下分だけ長くなる。これにより、点火に必要な適切なエネルギ量をバッテリから点火装置へ供給することができる。その結果、点火コイルに必要かつ適切なエネルギ(電力)を供給することができる、内燃機関の点火制御装置を提供することができる。
第3の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、第2の発明の構成に加えて、推定手段は、通電開始から予め定められた時間経過後の蓄電機構の電圧値に基づいて、通電時間の終期における蓄電機構の電圧値を推定するための手段を含む。
第3の発明によると、通電開始から予め定められた時間経過後のバッテリ電圧値の時間変化率を算出して点火直前のバッテリ電圧を推定することができる。
第4の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、第3の発明の構成に加えて、推定手段は、通電開始時の電圧値と予め定められた時間経過後の電圧値との時間変化率に基づいて、通電時間の終期における蓄電機構の電圧値を推定するための手段を含む。
第4の発明によると、通電開始時のバッテリの電圧値と通電開始から予め定められた時間経過後のバッテリ電圧値との時間変化率を算出して、点火直前のバッテリ電圧を推定することができる。
第5の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、通電時間の終期は、点火直前の時期であるものである。
第5の発明によると、最も電圧降下が大きくなる点火直前の時期のバッテリ電圧値を検知したり、推定したりして、検知されたり推定されたりしたバッテリ電圧値(最も大きく電圧降下したときの電圧値)と、内燃機関の回転数とに基づいて、次回の通電時間を算出することができる。
第6の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、内燃機関の回転数を検知するための手段と、算出された通電時間だけ点火装置に電力を供給する蓄電機構の電圧値を検知するための手段と、通電中の蓄電機構の電圧値の時間変化率を検知するための手段と、回転数と、蓄電機構の電圧値と、時間変化率とに基づいて、点火装置への通電時間を算出するための算出手段とを含む。
第6の発明によると、蓄電機構から点火装置への通電が開始されると、前回の演算ルーチンで算出された通電時間の間だけ、蓄電機構から点火装置へ電力が供給される。このとき、電流値は通電時間の経過とともに上昇し、蓄電機構の一例であるバッテリ(鉛蓄電池など)の電圧が降下する。このバッテリ電圧の降下の度合いを示す時間変化率と、バッテリ電圧値と、内燃機関の回転数とに基づいて、次回の通電時間を算出することができる。このため、次回の通電時間を、バッテリ電圧の時間変化率を考慮して、算出することができる。
第7の発明に係る内燃機関の点火制御装置は、算出された通電時間だけ点火装置に電力を供給する蓄電機構の電圧値を検知するための手段と、通電中の蓄電機構の電圧値の時間変化率を検知するための手段と、点火装置への通電中には、時間変化率に基づいて、点火装置以外の電気機器であって、蓄電機構から電力の供給を受ける電気機器を制御するように指示するための手段とを含む。
第7の発明によると、蓄電機構から点火装置への通電が開始されると、蓄電機構から点火装置へ電力が供給され、電流値は通電時間の経過とともに上昇し、蓄電機構の一例であるバッテリ(鉛蓄電池など)の電圧が降下する。このバッテリは、点火装置以外の電気機器(インジェクタ等)にも電力を供給している。このため、点火装置への通電中には、点火装置以外の電気機器における制御を、バッテリの時間変化率を考慮して実行する。これにより、バッテリから蓄電機構に大電流が流れて電圧降下が発生しても、点火装置以外の電気機器も正常に動作させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係るエンジンの点火制御装置について説明する。本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置は、エンジンECU(Electronic Control Unit)により実行されるプログラムにより実現される。
図1に、本実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECU100を含むエンジン制御システムの制御ブロック図を示す。エンジン制御システムは、エンジンを制御するエンジンECU100と、エンジンのクランクシャフトに設けられエンジンの回転数を検知するエンジン回転数センサ200と、鉛蓄電池などのバッテリの電圧を検知するバッテリ電圧センサ300と、イグナイタ400と、イグナイタ400に接続されたイグニッションコイル(一次側コイル)500とを含む。
エンジン回転数センサ200は、エンジン回転数NEを検知するためのセンサであって、高精度に回転数が検知されるものであれば、特にその形式には限定されない。エンジン回転数センサ200により検知されたエンジン回転数NEは、エンジンECU100に入力される。
バッテリ電圧センサ300は、14V系の鉛蓄電池(充電電圧14V、放電電圧12V)の電圧値を検知する電圧センサである。バッテリ電圧センサ300により検知されたバッテリ電圧値VBはエンジンECU100に入力される。
エンジンECU100は、エンジンを制御するためのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、CPUで実行されるプログラムや、後述するマップなどを記憶したメモリとを含む。また、エンジンECU100には、通電開始からの経過時間を計測するタイマを含む。
イグナイタ400は、エンジンの各気筒における燃焼室に導入された混合気を点火するための点火装置であって、点火コイルの一次電流を断続する装置である。エンジンECU100から、通電時間指令信号IGTがイグナイタ400に出力され、イグナイタ400は、エンジンECU100から受信した通電時間IGTの指令信号に基づいて、一次側コイル500にバッテリから供給される電力を通電させる。
図2を参照して、エンジンECU100のメモリに記憶される通電時間マップについて説明する。
図2に示すマップは、横軸をエンジン回転数NE、縦軸を通電時間IGTとしたマップであって、エンジン回転数NEから通電時間IGTを算出するマップである。図2に示すように、エンジン回転数NEが低いほど通電時間IGTが長く、エンジン回転数NEが高いほど通電時間IGTが短くなる。また、パラメータとしてバッテリ電圧VBが設定され、同じエンジン回転数NEであっても、バッテリ電圧値VBが低いほど通電時間IGTが長くなるように設定されている。
たとえば、バッテリ電圧値VB(1)>バッテリ電圧値VB(2)として、同じエンジン回転数である場合には、バッテリ電圧がVB(1)であるときには、通電時間はIGT(1)に、バッテリ電圧がVB(1)よりも低いVB(2)の場合には通電時間はIGT(1)よりも長いIGT(2)として算出される。
なお、エンジン回転数と通電時間との関係は、図2に示すようなマップに限定されるものではなく、エンジン回転数とバッテリ電圧とから通電時間IGTが算出されるものであればどのようなマップであってもよい。また、マップではなく演算式から求めるようなものであってもよい。
図3を算出して、エンジンECU100のCPUで実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、エンジンECU100は、通電指令出力を行なう。このとき、エンジンECU100は、イグナイタ400に対して、通電時間IGT(1)を通電指令信号として出力する。S110にて、エンジンEU100は、通電時間IGT(1)に基づいて通電指令出力から予め定められた時間が経過したか否かを判断する。たとえば、通電指令出力から(IGT(1)−0.2ms)時間が経過すると予め定められた時間が経過したと判断される。IGT(1)に基づいて通電指令出力から予め定められた時間が経過すると(S110にてYES)、処理はS120へ移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処理はS110へ戻される。
S120にて、エンジンECU100は、バッテリ電圧VBを検知する。S130にて、エンジンECU100は、エンジン回転数NEを検知する。
S140にて、エンジンECU100は、バッテリ電圧降下ΔVBを考慮した通電時間IGT(2)を、図2に示すマップに基づいて算出する。S150にて、エンジンECU100は、通電時間IGT(2)を次回の通電時間としてメモリに記憶する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置を実現するエンジンECU100を搭載した車両における通電時間制御の動作について説明する。
エンジンECU100がイグナイタ400に通電時間をIGT(1)とした通電指令を出力する(S100)。イグナイタ400は、入力された通電指令出力に基づいて通電時間がIGT(1)の間だけバッテリから一次側コイル500に電力を供給するように制御する。
このとき、バッテリから一次側コイル500へ流れる電流値は、通電時間の経過に従って次第に高くなる。一方、バッテリ電圧VBは、図4に示すように、通電時間の間において次第に低下し、点火直前において電圧降下ΔVBが最大となる。バッテリ電圧検知タイミングを点火直前の時間として設定しておいて、この時間になると(S110にてYES)、バッテリ電圧VBが検知される(S120)。このとき図4に示すようにΔVBだけ電圧降下が発生していることを検知することができる。
エンジン回転数NEが検知され(S130)、バッテリ電圧降下ΔVBを考慮した通電時間IGT(2)がマップから算出される(S140)。
すなわち、エンジン回転数NEが一定であると想定すると、バッテリ電圧がVB(1)であることに基づいて算出された通電時間IGT(1)を用いた通電指令出力がされたときに、バッテリ電圧がΔVBだけ降下したとする。このΔVBは、(VB(1)−VB(2))であるとする。バッテリ電圧降下ΔVBを考慮して通電時間を算出すると、バッテリ電圧がVB(2)であるため通電時間IGT(2)として算出される(図2参照)。
算出された通電時間IGT(2)が次回の通電時間としてメモリに記憶され、次回の通電指令出力時にイグナイタ400にエンジンECU100から出力される。
図4に示すように、イグニッションコイル(一次側コイル500)への通電時間IGT(1)が経過する直前の時間におけるバッテリ電圧を検知して、そのバッテリ電圧に基づいて次回の通電時間の算出に反映させている。このような処理が、点火タイミングごとに繰返し実行され、バッテリの劣化等による電圧降下の影響があっても、イグナイタ400に点火に必要な最適のエネルギ量(電力量)を供給することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係る点火制御装置であるエンジンECUによると、バッテリからイグナイタへの通電が開始されると前回の演算ルーチンで算出された通電時間の間だけ、バッテリからイグナイタへ電力が供給される。このとき通電時間の経過とともにバッテリの電圧が降下する。点火直前の時期が最も電圧降下が大きくなるのでこのタイミングでバッテリの電圧値を検知して、検知されたバッテリ電圧値とエンジン回転数とに基づいて、次回の通電時間を算出することができる。このため、次回の通電時間は、エンジン回転数が同じであれば、バッテリの電圧降下分だけ長くなる。これにより、点火に必要な適切なエネルギ量をバッテリからイグナイタへ供給することができる。その結果、点火コイルに必要かつ適切なエネルギを供給することができる。
<第1の実施の形態の変形例>
以下、第1の実施の形態の変形例について説明する。本変形例においては、通電時間IGTを算出するマップについて補正が行なわれている。上述したように、通電時間IGTが変化する(たとえば長くなる)と、バッテリ電圧VBがさらに変化(たとえは降下)する。このため、通電時間の変化によるバッテリ電圧の低下の変化を考慮した補正を行なったマップを用いる。
このような補正されたマップを用いることにより適切な点火時期を設定することができ、空燃比を上げることができ、燃費の向上を実現できる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るエンジンの点火制御装置について説明する。なお、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置も、前述の第1の実施の形態と同様エンジンECU100において実行されるプログラムにより実現される。エンジン制御システムの制御ブロック図および通電時間算出マップは、前述の第1の実施の形態(図1、図2)と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図5を参照して、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置を実現するエンジンECU100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図5に示したフローチャートの中で、前述の図3に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S210にて、エンジンECU100は、通電指令出力から予め定められた時間が経過したか否かを判断する。この予め定められた時間とは、たとえば、通電時間IGT(1)の1/3経過時や1/2経過時として設定される。通電指令出力から予め定められた時間が経過すると(S210にてYES)、処理はS120へ移される。もしそうでないと(S210にてNO)、処理はS210へ戻される。
S220にて、エンジンECU100は、dVB/dtを算出する。すなわち、バッテリ電圧の時間変化率を算出する。
S230にて、dVB/dtからバッテリ電圧降下ΔVBを算出する。すなわち、(dVB/dt×IGT(1))により、点火直前におけるバッテリ電圧降下ΔVBを算出する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置を実現するエンジンECU100による通電時間制御の動作について説明する。
図6に示すように、通電開始指令から予め定められた時間になると(ここでは、IGT(1)の1/2の時間の経過時とする)、バッテリ電圧VBが検知される(S120)。バッテリ電圧VBの時間変化率であるdVB/dtが算出され(S220)、バッテリ電圧VBの時間変化率dVB/dtから、点火直前のバッテリ電圧降下ΔVBが算出される(S230)。
このdVB/dtは、図6における電圧変化の傾きを示している。この傾きであるdVB/dtから、点火直前の電圧降下ΔVBが算出される。この算出されたΔVBは、現実に点火直前にバッテリ電圧センサ300により検出されたものではなく、推定されたものである。この推定されたバッテリ電圧降下ΔVBを用いて、図2に示す通電時間マップに基づいて、通電時間IGT(2)が算出されて、次回の通電時間に反映させることができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置においても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を発現させることができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係るエンジンの点火制御装置について説明する。なお、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置も、前述の第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様エンジンECU100において実行されるプログラムにより実現される。エンジン制御システムの制御ブロック図および通電時間算出マップは、前述の第1の実施の形態(図1、図2)と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図7を参照して、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置を実現するエンジンECU100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図7に示したフローチャートの中で、前述の図3または図5に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S300にて、エンジンECU100は、算出したバッテリ電圧の時間変化率(dVB/dt)をメモリに学習値として記憶する。S310にて、エンジンECU100は、バッテリ電圧の時間変化率(dVB/dt)と考慮して、バッテリ電圧VBとエンジン回転数NEとから、次回の通電時間として通電時間IGT(2)を算出する。このとき、エンジン回転数NEからイグナイタ400への通電時間を算出する場合のパラメータが、バッテリ電圧VBとその時間変化率(dVB/dt)とになる。S320にて、エンジンECU100は、この通電時間IGT(2)でイグナイタ400へ通電指令を出力する。
以上のようにして、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置によると、バッテリ電圧の時間変化率を学習値として記憶しておいて、その時間変化率を考慮して、イグナイタへの通電時間を算出することができる。すなわち、バッテリ電圧VBのみならず、バッテリ電圧の時間変化率(dVB/dt)をも考慮して、イグナイタへの通電時間を算出することができる。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態に係るエンジンの点火制御装置について説明する。本実施の形態に係るエンジンの点火装置は、イグナイタ400以外の車両搭載電装機器(たとえばインジェクタ)における制御を、イグナイタ400への通電時には、バッテリ電圧の時間変化率を考慮して実行するものである。
なお、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置も、前述の第1の実施の形態、第2の実施の形態および第3の実施の形態と同様エンジンECU100において実行されるプログラムにより実現される。エンジン制御システムの制御ブロック図は、イグナイタ400以外のインジェクタなどの車両電装機器をさらに含む点、それらの電装機器を制御するECUをさらに含む点以外は、前述の第1の実施の形態(図1)と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図8を参照して、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置を実現するエンジンECU100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図7に示したフローチャートの中で、前述の図3、図5または図7に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S400にて、エンジンECU100は、イグナイタ400への通電指令出力中であるか否かを判断する。イグナイタ400への通電指令出力中であると(S400にてYES)、処理はS410へ移される。もしそうでないと(S400にてNO)、処理はS420へ移される。
S410にて、エンジンECU100は、イグナイタ400以外の車両搭載電気機器(たとえばインジェクタ等)を、バッテリ電圧VBの時間変化率dVB/dtを考慮して制御する。このとき、エンジンECU100以外が制御する電気機器については、その電気機器を制御するECUへ、エンジンECU100から、電圧降下時の制御を実行することを要求する信号が送信される。エンジンECU100や、そのような信号を受信したECUは、バッテリ電圧VBの時間変化率dVB/dtを考慮して、自己の制御対象の電気機器を制御する。
S420にて、エンジンECU100は、イグナイタ400以外の車両搭載電気機器(たとえばインジェクタ等)を、通常通り制御する。このとき、エンジンECU100以外が制御する電気機器については、その電気機器を制御するECUへ、エンジンECU100から、電圧降下時の制御を実行することを要求しない信号が送信される。エンジンECU100や、そのような信号を受信したECUは、(バッテリ電圧VBの時間変化率dVB/dtを考慮することなく)、自己の制御対象の電気機器を通常通り制御する。
以上のようにして、本実施の形態に係るエンジンの点火制御装置によると、イグナイタへの通電時間中には、バッテリVBの電圧が低下するので、車両に搭載された電気機器を通常通りに制御していたのでは、不具合が生じることもある。そのため、そのような場合には、バッテリ電圧VBの時間変化率(dVB/dt)を考慮して、イグナイタ以外の制御を行なうことができる。その結果、イグナイタへの大電流を通電させるときのバッテリ電圧の一時的な降下があっても、車両搭載電気機器を正常に動作させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUを含むエンジン制御システムの制御ブロック図である。 エンジン回転数とバッテリ電圧とをパラメータとして通電時間を算出するためのマップを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUにより制御された場合のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUにより制御された場合のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る点火制御装置を実現するエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
100 エンジンECU、200 エンジン回転数センサ、300 バッテリ電圧センサ、400 イグナイタ、500 一次側コイル。

Claims (6)

  1. 内燃機関の回転数を検知するための手段と、
    算出された第1の通電時間だけ点火装置に電力を供給する蓄電機構の電圧値を検知するための手段と、
    前記第1の通電時間の終期における前記蓄電機構の電圧値を推定するための推定手段と、
    前記回転数と、前記推定された電圧値とに基づいて、前記点火装置への第2の通電時間を算出するための算出手段とを含む、内燃機関の点火制御装置。
  2. 前記推定手段は、通電開始から予め定められた時間経過後の蓄電機構の電圧値に基づいて、前記第1の通電時間の終期における前記蓄電機構の電圧値を推定するための手段を含む、請求項に記載の内燃機関の点火制御装置。
  3. 前記推定手段は、通電開始時の電圧値と予め定められた時間経過後の電圧値との時間変化率に基づいて、前記第1の通電時間の終期における前記蓄電機構の電圧値を推定するための手段を含む、請求項に記載の内燃機関の点火制御装置。
  4. 前記第1の通電時間の終期は、前記点火直前の時期である、請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  5. 電中の蓄電機構の電圧値の時間変化率を検知するための手段をさらに含み
    前記算出手段は、前記回転数と、前記蓄電機構の電圧値と、前記時間変化率とに基づいて、前記点火装置への前記第2の通電時間を算出するための手段を含む、請求項1に記載の内燃機関の点火制御装置。
  6. 電中の蓄電機構の電圧値の時間変化率を検知するための手段と、
    前記点火装置への通電中には、前記時間変化率に基づいて、前記点火装置以外の電気機器であって、前記蓄電機構から電力の供給を受ける電気機器を制御するように指示するための手段とをさらに含む、請求項1に記載の内燃機関の点火制御装置。
JP2004074613A 2004-02-10 2004-03-16 内燃機関の点火制御装置 Expired - Fee Related JP4363228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004074613A JP4363228B2 (ja) 2004-02-10 2004-03-16 内燃機関の点火制御装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004033826 2004-02-10
JP2004074613A JP4363228B2 (ja) 2004-02-10 2004-03-16 内燃機関の点火制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005256823A JP2005256823A (ja) 2005-09-22
JP4363228B2 true JP4363228B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=35082778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004074613A Expired - Fee Related JP4363228B2 (ja) 2004-02-10 2004-03-16 内燃機関の点火制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4363228B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5530311B2 (ja) * 2010-09-03 2014-06-25 ヤンマー株式会社 エンジンシステム
JP5723666B2 (ja) * 2011-04-26 2015-05-27 新電元工業株式会社 点火装置、及びその点火制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005256823A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4459997B2 (ja) 車載バッテリの状態推定装置、内燃機関の自動停止始動装置、及び内燃機関の自動停止始動システム
JP4786355B2 (ja) 車両用電源電圧制御方法
US7913548B2 (en) Determination of engine rotational speed based on change in current supplied to engine starter
JP6029751B2 (ja) 蓄電池状態検知装置および蓄電池状態検知方法
JP2009013953A (ja) エンジンの自動停止始動制御装置
US6961652B2 (en) Control apparatus for an internal combustion engine
JP4363228B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP2007187106A (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP5630316B2 (ja) 内燃機関の自動始動制御装置
JP4450254B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP6355942B2 (ja) 充電制御装置および充電制御方法
JP4830991B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP5550770B1 (ja) 車両用電子制御装置および車両用電子制御方法
JP2008106723A (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP2018054423A (ja) 充電量算出装置
JP2007057422A (ja) 電流センサの誤差補正装置
JP4442614B2 (ja) グロープラグの異常診断装置
JP2003314353A (ja) 失火検出装置
JP6011716B2 (ja) 車両の発電制御装置および発電制御方法
JP2000220443A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4518261B2 (ja) 車両のバッテリ電流検出装置
JP2000220511A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5723666B2 (ja) 点火装置、及びその点火制御方法
JP7247364B2 (ja) 内燃機関用制御装置
JP6321497B2 (ja) 点火時期制御装置および点火時期制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees