JP2007180825A - 無線パケット通信方法および無線パケット通信システムならびに情報共有方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線ネットワークごとに定められた端末情報を無線ネットワーク間で共有し、さらに無線ネットワークをまたがる無線端末間の通信を効率よく行う。
【解決手段】 複数の無線ネットワークの各無線端末のアドレスを含むネットワーク情報を基幹ネットワークの管理装置に登録し、その情報を各無線ネットワークの接続無線局に通知し、さらに接続無線局から非接続無線局にブロードキャストし、管理テーブルで管理することにより、無線ネットワーク全体で管理装置の情報を共有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の無線ネットワークの各無線端末のアドレスを含むネットワーク情報を基幹ネットワークの管理装置に登録し、その情報を各無線ネットワークの接続無線局に通知し、さらに接続無線局から非接続無線局にブロードキャストし、管理テーブルで管理することにより、無線ネットワーク全体で管理装置の情報を共有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、基幹ネットワーク(インターネット)に複数の無線ネットワークが接続されたネットワークシステムにおいて、各無線ネットワーク内の無線端末が基幹ネットワークを介して相互(Peer-to-Peer) に無線パケットの送受信を行う無線パケット通信方法および無線パケット通信システムならびに情報共有方法に関する。
無線パケット通信は、無線LANをはじめとする様々なシステムで採用されている通信形態である。無線LANの規格については、IEEE802.11委員会で標準化が進められ、IEEE802.11規格(非特許文献1)として制定されている。この規格では、2つの通信モード(インフラストラクチャモード、アドホックモード)が規定されている。
インフラストラクチャモードは、アクセスポイント(AP)と、その電波到達範囲(無線セル)内に存在する無線端末で構成され、APとその配下の無線端末が無線媒体を介して接続関係を形成する無線ネットワークで使用される通信モードである。APは、基幹ネットワークに接続されており、接続関係を確立している配下の無線端末が基幹ネットワークと通信する際に、基幹ネットワークと無線端末間のパケットの中継を行う。
アドホックモードは、APを必要とせず、無線端末のみにより構成されるクローズドネットワークで使用される通信モードである。無線端末は、一般に無線パケットを中継する機能をもたず、直接互いに無線パケットをやりとりして通信を行う。
図7は、本発明で想定しているネットワークシステムの構成例を示す。図において、基幹ネットワーク(インターネット)31には、ゲートウェイ32−1,32−2を介してAP11,12が接続される。無線ネットワーク10には、インフラストラクチャモードおよびアドホックモードに対応する無線端末12と、アドホックモードのみに対応する無線端末13−1,13−2が存在する。無線端末12はインフラストラクチャモードでAP11と通信するとともに、アドホックモードで無線端末13−1,13−2と相互に通信する。また、無線端末12は、AP11を介して無線端末13−1,13−2と基幹ネットワーク31との通信を中継する機能を有し、「接続無線局」という。一方、アドホックモードのみに対応する無線端末13−1,13−2はAP11と接続できず、「非接続無線局」という。無線ネットワーク20においても同様であり、無線端末(接続無線局)22および無線端末(非接続無線局)23−1,23−2は、無線ネットワーク10の無線端末(接続無線局)12および無線端末(非接続無線局)13−1,13−2にそれぞれ対応する。
IEEE802.11, "Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical (PHY) Layer Specifications", August 1999
IEEE802.11, "Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical (PHY) Layer Specifications", August 1999
図7に示すようなネットワークシステムにおいて、無線端末が他の無線ネットワーク内の無線端末と通信する場合、その上位にある基幹ネットワーク31を介して無線パケットの送受信が行われる。このとき、基幹ネットワーク31に接続される管理装置33が全無線ネットワークの端末情報(無線端末名およびアドレス)を管理し、その元で通信制御が行われる。例えば、無線ネットワーク10の無線端末12,13−1,13−2が無線ネットワーク20の無線端末22,23−1,23−2と通信を行うときは、通信を開始する無線端末が管理装置33にアクセスし、通信相手の端末情報を取得した上で無線パケットのアドレスを設定し、送信する手順になっている。このように、従来のネットワークシステムでは、各無線端末が個別に管理装置33にアクセスするので、無線ネットワーク内のトラヒックが増加し、かつ管理装置33の負荷も大きくなる問題があった。
本発明は、無線ネットワークごとに定められた端末情報を無線ネットワーク間で共有し、さらに無線ネットワークをまたがる無線端末間の通信を効率よく行うことができる無線パケット通信方法および無線パケット通信システムならびに情報共有方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、基幹ネットワークと、基幹ネットワークに接続される複数の無線ネットワークからなり、無線ネットワークは複数の無線端末が無線通信により接続され、かつ所定の無線端末がアクセスポイントを介して基幹ネットワークと接続される構成であり、アクセスポイントおよび無線ネットワーク内の他の無線端末と接続可能な無線端末を「接続無線局」とし、無線ネットワーク内の他の無線端末とのみ接続可能な無線端末を「非接続無線局」とし、基幹ネットワークにシステムを管理する管理装置が接続された無線通信システムにおける無線パケット通信方法において、非接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスが設定され、接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスおよび無線ネットワーク外通信用の第2のアドレスが設定され、管理装置は、各無線ネットワークを構成する接続無線局および非接続無線局の各アドレスを含むネットワーク情報を管理テーブルで管理し、各無線ネットワークの接続無線局に対して、当該管理テーブルから他の無線ネットワークのネットワーク情報を通知し、各無線ネットワークの接続無線局は、管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して非接続無線局に対して通知するとともに、接続無線局および非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理テーブルで管理する。そして、無線端末が他の無線ネットワークの無線端末に送信するパケットを生成する際に管理テーブルを参照し、宛先無線ネットワークの接続無線局の第2のアドレスを宛先アドレスとして設定し、宛先無線端末の第1のアドレスをデータ本体にカプセル化し、自無線ネットワークの接続無線局を介して送信し、パケットを受信した自無線ネットワークの接続無線局または自らがパケットを送信する接続無線局は、宛先無線ネットワークの接続無線局の第2のアドレスを宛先アドレスとし、宛先無線端末の第1のアドレスおよび送信元無線端末の第1のアドレスをデータ本体にカプセル化し、宛先無線ネットワークの接続無線局へ転送し、宛先無線ネットワークの接続無線局は、受信したパケットのデータ本体にカプセル化された宛先無線端末の第1のアドレスを宛先アドレスとし、送信元無線端末の第1のアドレスをデータ本体にカプセル化し、宛先無線端末へ転送する。
ここで、各無線端末は、第1のアドレスを自無線ネットワーク内にブロードキャストし、各無線端末の第1のアドレスを受信した接続無線局は、自無線ネットワークを構成する接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を管理装置に送信し、管理装置は、各無線ネットワークの接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて管理テーブルを作成するようにしてもよい。
第2の発明は、基幹ネットワークと、基幹ネットワークに接続される複数の無線ネットワークからなり、無線ネットワークは複数の無線端末が無線通信により接続され、かつ所定の無線端末がアクセスポイントを介して基幹ネットワークと接続される構成であり、アクセスポイントおよび無線ネットワーク内の他の無線端末と接続可能な無線端末を「接続無線局」とし、無線ネットワーク内の他の無線端末とのみ接続可能な無線端末を「非接続無線局」とし、基幹ネットワークにシステムを管理する管理装置が接続された無線パケット通信システムにおいて、非接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスが設定され、接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスおよび無線ネットワーク外通信用の第2のアドレスが設定され、管理装置は、各無線ネットワークを構成する接続無線局および非接続無線局の各アドレスを含むネットワーク情報を管理する管理テーブルを備え、各無線ネットワークの接続無線局に対して、当該管理テーブルから他の無線ネットワークのネットワーク情報を通知する手段を備え、各無線ネットワークの接続無線局は、管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して非接続無線局に対して通知する手段を備え、さらに接続無線局および非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理する管理テーブルを備え、無線端末は、他の無線ネットワークの無線端末に送信するパケットを送信する場合には、管理テーブルを参照してアドレス設定を行い、自無線ネットワークの接続無線局および宛先無線ネットワークの接続無線局を介して当該無線端末にパケット送信する手段を備える。
ここで、各無線ネットワークの各無線端末は、第1のアドレスを自無線ネットワーク内にブロードキャストする手段を備え、接続無線局は、各無線端末の第1のアドレスを受信し、自無線ネットワークを構成する接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を管理装置に送信する手段を備え、管理装置は、各無線ネットワークの接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて管理テーブルを作成する手段を備えるようにしてもよい。
第3の発明は、第2の発明の無線パケット通信システムの情報共有方法において、各無線ネットワークの各無線端末は、第1のアドレスを自無線ネットワーク内にブロードキャストし、接続無線局は、各無線端末の第1のアドレスを受信し、自無線ネットワークを構成する接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を管理装置に送信し、管理装置は、各無線ネットワークの接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて管理テーブルを作成し、接続無線局は、管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して非接続無線局に対して通知し、さらに接続無線局および非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理する管理テーブルを作成する。
また、第2の発明の無線パケット通信システムの情報共有方法において、接続無線局は、各無線端末の第1のアドレスを受信し、自無線ネットワークを構成する接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を管理装置に周期的に送信し、管理装置は、各無線ネットワークの接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて管理テーブルを作成および周期的に更新する。
また、第2の発明の無線パケット通信システムの情報共有方法において、各無線ネットワークの各無線端末は、第1のアドレスを自無線ネットワーク内に周期的にブロードキャストし、接続無線局は、管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して非接続無線局に対して通知し、さらに接続無線局および非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理する管理テーブルを作成および周期的に更新する。
本発明は、複数の無線ネットワークの各無線端末のアドレスを含むネットワーク情報を基幹ネットワークの管理装置に登録し、その情報を各無線ネットワークの接続無線局に通知し、さらに接続無線局から非接続無線局にブロードキャストし、管理テーブルで管理することにより、無線ネットワーク全体で管理装置の情報を共有することができる。また、接続無線局が所属する無線ネットワークの各無線端末のアドレスを含むネットワーク情報を周期的に管理装置に送信することにより、管理装置の情報を更新するとともに、各無線ネットワークの無線端末の管理テーブルの情報も更新することができる。
また、各無線端末が他の無線ネットワークのネットワーク情報を保持し、その情報から他の無線ネットワークの無線端末(接続無線局、非接続無線局)のアドレスを指定してパケットを生成することにより、管理装置を介することなく他の無線ネットワークの無線端末とのパケット通信が可能となる。
図1は、本発明の無線パケット通信方法の処理手順を示す。ここでは、図7に示すネットワークシステムに基づいて説明する。
各無線ネットワーク10,20は、それぞれ無線ネットワーク名「ABC」、「XYZ」を有し、それぞれ独自に無線端末名およびアドレスを規定している。各無線端末の無線端末名およびアドレスは、無線ネットワーク10の無線端末12が「AAA」および「X.X.X.1 」、無線端末13−1が「BBB」および「X.X.X.2 」、無線端末13−2が「CCC」および「X.X.X.3 」である。また、無線ネットワーク20の無線端末22が「DDD」および「X.X.Y.1 」、無線端末23−1が「EEE」および「X.X.Y.2 」、無線端末23−2が「FFF」および「X.X.Y.3 」である。さらに、接続無線局である無線端末12,22は、それぞれインターネット上のアドレス(グローバルアドレス)として「X.A.B.C 」、「X.D.E.F 」をもっている。また、基幹ネットワーク31に接続される管理装置33のアドレスを「A.B.C.D 」とする。
まず、無線ネットワーク10において、各無線端末が自身の無線端末名およびアドレスを相互に通知するために、アドホックモードで通知パケット2(1),2(2),2(3) をブロードキャストする。
ここで、通知パケット2(1),2(2),2(3) の構成を図2(1),(2),(3) に示す。図2(1) は、無線端末12が無線端末13−1,13−2にブロードキャストする通知パケット2(1) であり、制御フィールドに所定のコード(1100)、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレス(X.X.X.X) 、送信元アドレスとして自身のアドレス(X.X.X.1) が設定され、データ本体に無線端末名(AAA) が設定される。図2(2) は、無線端末13−1が無線端末12,13−2にブロードキャストする通知パケット2(2) であり、図2(3) は、無線端末13−2が無線端末12,13−1にブロードキャストする通知パケット2(3) であり、それぞれ同様の構成である。また、無線ネットワーク20においても同様である。
このように、各無線ネットワーク10,20内でそれぞれ通知パケットをブロードキャストすることにより、互いの無線端末名およびアドレスを認識し、各無線端末は各無線ネットワークごとにそれぞれ共通の無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1,T2)を作成する。図2(4) は、無線ネットワーク10の無線端末12,13−1,13−2に作成される無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1)の設定例を示す。無線ネットワーク20の無線端末22,23−1,23−2に作成される無線ネットワーク/無線端末テーブル(T2)についても同様である。
なお、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1,T2)は、無線ネットワーク10,20の接続無線局である無線端末12,22のみが備えてもよい。
次に、無線ネットワーク10の無線端末12は、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1)の設定に基づいて、ネットワーク情報(無線ネットワーク名、接続無線局のインターネット上のアドレス、無線端末名、無線端末のアドレス)を記載した管理装置登録要求パケット3(1) を生成し、管理装置33を宛先として送信する。また、無線ネットワーク20の無線端末22は、同様の管理装置登録要求パケット3(2) を生成し、管理装置33を宛先として送信する。
ここで、管理装置登録要求パケット3(1),3(2) の構成を図3に示す。図3(1) は、無線ネットワーク10の無線端末12が管理装置33に送信する管理装置登録要求パケット3(1) であり、制御フィールドに所定のコード(1001)、宛先アドレスとして管理装置33のアドレス(A.B.C.D) 、送信元アドレスとして自身のアドレス(X.A.B.C) が設定され、データ本体に無線ネットワーク10の無線ネットワーク名(ABC) 、接続無線局である無線端末12のインターネット上のアドレス(X.A.B.C) 、無線端末12,13−1,13−2の無線端末名およびアドレスが順次設定される。図3(2) は、無線端末22が管理装置33に送信する管理装置登録要求パケット3(2) であり、同様の構成である。
このように、各無線ネットワーク10,20の無線端末12,22から管理装置33に対して管理装置登録要求パケット3(1),3(2) を送信することにより、管理装置33では各無線ネットワーク10,20のネットワーク情報を取得し、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3)を作成する。図3(3) は、管理装置33に作成される無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3)の設定例を示す。
次に、管理装置33は、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3)の設定に基づいて、管理装置登録要求パケット3(1),3(2) に対する管理装置登録応答パケット4(1),4(2) を生成し、各無線ネットワーク10,20の無線端末12,22を宛先としてそれぞれ送信する。
ここで、管理装置登録応答パケット4(1),4(2) の構成を図4に示す。図4(1) は、管理装置33が無線ネットワーク10の無線端末12に送信する管理装置登録応答パケット4(1) であり、制御フィールドに所定のコード(1010)、宛先アドレスとして無線端末12のアドレス(X.A.B.C) 、送信元アドレスとして管理装置33のアドレス(A.B.C.D) が設定される。データ本体には、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3)に設定されている無線ネットワーク10以外のネットワーク情報として、無線ネットワーク20の無線ネットワーク名(XYZ) 、接続無線局である無線端末22のインターネット上のアドレス(X.D.E.F) 、無線端末22,23−1,23−2の無線端末名およびアドレスが順次設定される。図4(2) は、管理装置33が無線ネットワーク20の無線端末22に送信する管理装置登録応答パケット4(2) であり、同様の構成である。
なお、ここでは無線ネットワークの数が2であるので、各無線ネットワーク10,20の無線端末12,22には、それぞれ相手側のネットワーク情報が管理装置33から通知されるが、無線ネットワークの数が3以上の場合には、管理装置登録応答パケットのデータ本体に、他の無線ネットワークの各無線ネットワーク名を起点として複数のネットワーク情報が記載される。
このように、管理装置33から各無線ネットワーク10,20の無線端末12,22に対して管理装置登録応答パケット4(1),4(2) を送信することにより、無線端末12,22では各無線ネットワーク10,20のネットワーク情報を取得し、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1,T2)に加えるようにして無線ネットワーク/無線端末テーブル(T4)を作成する。図4(3) は、無線端末12,22に作成される無線ネットワーク/無線端末テーブル(T4)の設定例を示す。ここに示すように、管理装置33の無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3)と、無線端末12,22の無線ネットワーク/無線端末テーブル(T4)は、同じ内容となってネットワーク情報が共有されることになる。
次に、無線ネットワーク10,20の無線端末12,22は、受信した管理装置登録応答パケット4(1),4(2) に対応する管理装置登録応答パケット5(1),5(2) を各無線ネットワーク10,20内にそれぞれブロードキャストする。
ここで、管理装置登録応答パケット5(1),5(2) の構成を図5に示す。図5(1) は、無線ネットワーク10の無線端末12が無線端末13−1,13−2にブロードキャストする管理装置登録応答パケット5(1) であり、制御フィールドに所定のコード(1100)、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレス(X.X.X.X) 、送信元アドレスとして端局装置12のアドレス(X.X.X.1) が設定される。データ本体には、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3,T4)に設定されている無線ネットワーク10以外のネットワーク情報として、無線ネットワーク20の無線ネットワーク名(XYZ) 、接続無線局である無線端末22のインターネット上のアドレス(X.D.E.F) 、無線端末22,23−1,23−2の無線端末名およびアドレスが順次設定される。無線ネットワーク20において、無線端末22から無線端末23−1,23−2にブロードキャストする管理装置登録応答パケット5(2) についても同様の構成である。
このように、各無線ネットワーク10,20に対して管理装置登録応答パケットをブロードキャストすることにより、全ての無線端末がネットワーク情報を取得し、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1,T2)に加えるようにして無線ネットワーク/無線端末テーブル(T5)を作成する。図5(3) は、無線ネットワーク10の無線端末13−1,13−2に作成される無線ネットワーク/無線端末テーブル(T5)の設定例を示す。無線ネットワーク20の無線端末23−1,23−2においても同様である。ここに示すように、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T5)は、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3,T4)と同じ内容となり、ネットワーク情報が共有されることになる。
以上により、各無線ネットワーク10,20の全ての無線端末および管理装置33で、同じ内容の無線ネットワーク/無線端末テーブル(T3,T4,T5)が作成されが、各テーブルを作成するための情報転送を周期的に行い、各テーブルの内容を周期的に更新するようにしてもよい。
次に、異なる無線ネットワークの無線端末間のパケット転送について説明する。図1には、無線ネットワーク10の無線端末13−1から無線ネットワーク20の無線端末23−2へパケットを送信する例を示し、転送過程のパケット6(1),6(2),6(3) の構成を図6に示す。
図6(1) は、無線端末(BBB) 13−1から無線端末(FFF) 23−2を宛先として無線端末(AAA) 12に送信するパケット6(1) である。無線端末13−1は、無線ネットワーク/無線端末テーブル(T5)を参照し、宛先の無線端末(FFF) 23−2に対応する無線ネットワーク名(XYZ) 、無線ネットワーク(XYZ) の入り口となるアドレス(X.D.E.F) 、無線端末(FFF) のアドレス(X.X.Y.3) を取得する。そして、制御フィールドに所定のコード(0101)、宛先アドレスとして無線ネットワーク(XYZ) の入り口となるアドレス(X.D.E.F) 、送信元アドレスとして無線端末13−1のアドレス(X.X.X.2) を設定する。データ本体には、本来の宛先である無線端末23−2のアドレス(X.X.Y.3) がカプセル化される。このパケットは、無線端末13−1から無線ネットワーク10の接続無線局である無線端末12にアドホックモードで送信される。
図6(2) は、無線端末(AAA) 12から無線端末(FFF) 23−2を宛先として無線端末(DDD) 22に転送するパケット6(2) である。無線端末12は、制御フィールドに所定のコード(0110)、宛先アドレスを変更せずアドレス(X.D.E.F) 、送信元アドレスとして無線端末12のインターネット上のアドレス(X.A.B.C) を設定する。データ本体には、本来の宛先である無線端末23−2のアドレス(X.X.Y.3) と、本来の送信元である無線端末13−1のアドレス(X.X.X.2) がカプセル化される。このパケットは、無線端末12からAP11、インターネット1、AP21を介して無線ネットワーク20の接続無線局である無線端末22に転送される。
図6(3) は、無線端末(DDD) 22から無線端末(FFF) 23−2を宛先として転送するパケット6(3) である。無線端末22は、制御フィールドに所定のコード(0111)、宛先アドレスとしてパケット6(2) のデータ本体にカプセル化されていた本来の宛先アドレスである無線端末23−2のアドレス(X.X.Y.3) 、送信元アドレスとして無線端末22のアドレス(X.X.Y.1) を設定する。データ本体には、本来の送信元である無線端末13−1のアドレス(X.X.X.2) がカプセル化される。このパケットは、無線端末22から無線端末23−2にアドホックモードで転送される。
なお、上述したように無線ネットワーク10,20の接続無線局である無線端末12,22のみが無線ネットワーク/無線端末テーブル(T1,T2)を備える場合には、非接続無線局である無線端末13−1,13−2,23−1,23−2は、無線端末12、22からブロードキャストされた管理装置登録応答パケットにある他の無線ネットワークのネットワーク情報のみに対応する無線ネットワーク/無線端末テーブルのみを作成することになる。この場合でも、各無線端末は他の無線ネットワークのネットワーク情報をテーブルに持っているので、上記の異なる無線ネットワークの無線端末間のパケット転送を行うことができる。
10,20 無線ネットワーク
11,21 アクセスポイント(AP)
12,22 無線端末(接続無線局)
13,23 無線端末(非接続無線局)
31 基幹ネットワーク
32 ゲートウェイ
33 管理装置
11,21 アクセスポイント(AP)
12,22 無線端末(接続無線局)
13,23 無線端末(非接続無線局)
31 基幹ネットワーク
32 ゲートウェイ
33 管理装置
Claims (7)
- 基幹ネットワークと、基幹ネットワークに接続される複数の無線ネットワークからなり、無線ネットワークは複数の無線端末が無線通信により接続され、かつ所定の無線端末がアクセスポイントを介して基幹ネットワークと接続される構成であり、アクセスポイントおよび無線ネットワーク内の他の無線端末と接続可能な無線端末を「接続無線局」とし、無線ネットワーク内の他の無線端末とのみ接続可能な無線端末を「非接続無線局」とし、前記基幹ネットワークにシステムを管理する管理装置が接続された無線通信システムにおける無線パケット通信方法において、
前記非接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスが設定され、前記接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスおよび無線ネットワーク外通信用の第2のアドレスが設定され、
前記管理装置は、前記各無線ネットワークを構成する前記接続無線局および前記非接続無線局の各アドレスを含むネットワーク情報を管理テーブルで管理し、前記各無線ネットワークの前記接続無線局に対して、当該管理テーブルから他の無線ネットワークのネットワーク情報を通知し、
前記各無線ネットワークの前記接続無線局は、前記管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して前記非接続無線局に対して通知するとともに、前記接続無線局および前記非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理テーブルで管理し、
前記無線端末が他の無線ネットワークの無線端末に送信するパケットを生成する際に前記管理テーブルを参照し、宛先無線ネットワークの接続無線局の前記第2のアドレスを宛先アドレスとして設定し、宛先無線端末の前記第1のアドレスをデータ本体にカプセル化し、自無線ネットワークの接続無線局を介して送信し、
前記パケットを受信した自無線ネットワークの接続無線局または自らがパケットを送信する接続無線局は、宛先無線ネットワークの接続無線局の前記第2のアドレスを宛先アドレスとし、宛先無線端末の前記第1のアドレスおよび送信元無線端末の前記第1のアドレスをデータ本体にカプセル化し、宛先無線ネットワークの接続無線局へ転送し、
前記宛先無線ネットワークの接続無線局は、受信したパケットのデータ本体にカプセル化された宛先無線端末の前記第1のアドレスを宛先アドレスとし、送信元無線端末の前記第1のアドレスをデータ本体にカプセル化し、宛先無線端末へ転送する
ことを特徴とする無線パケット通信方法。 - 請求項1に記載の無線パケット通信方法において、
前記各無線端末は、前記第1のアドレスを自無線ネットワーク内にブロードキャストし、
前記各無線端末の第1のアドレスを受信した接続無線局は、自無線ネットワークを構成する前記接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、前記非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記各無線ネットワークの前記接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて前記管理テーブルを作成する
ことを特徴とする無線パケット通信方法。 - 基幹ネットワークと、基幹ネットワークに接続される複数の無線ネットワークからなり、無線ネットワークは複数の無線端末が無線通信により接続され、かつ所定の無線端末がアクセスポイントを介して基幹ネットワークと接続される構成であり、アクセスポイントおよび無線ネットワーク内の他の無線端末と接続可能な無線端末を「接続無線局」とし、無線ネットワーク内の他の無線端末とのみ接続可能な無線端末を「非接続無線局」とし、前記基幹ネットワークにシステムを管理する管理装置が接続された無線パケット通信システムにおいて、
前記非接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスが設定され、前記接続無線局には所属する無線ネットワーク内通信用の第1のアドレスおよび無線ネットワーク外通信用の第2のアドレスが設定され、
前記管理装置は、前記各無線ネットワークを構成する前記接続無線局および前記非接続無線局の各アドレスを含むネットワーク情報を管理する管理テーブルを備え、前記各無線ネットワークの前記接続無線局に対して、当該管理テーブルから他の無線ネットワークのネットワーク情報を通知する手段を備え、
前記各無線ネットワークの前記接続無線局は、前記管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して前記非接続無線局に対して通知する手段を備え、さらに前記接続無線局および前記非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理する管理テーブルを備え、
前記無線端末は、他の無線ネットワークの無線端末に送信するパケットを送信する場合には、前記管理テーブルを参照してアドレス設定を行い、自無線ネットワークの接続無線局および宛先無線ネットワークの接続無線局を介して当該無線端末にパケット送信する手段を備えた
ことを特徴とする無線パケット通信システム。 - 請求項3に記載の無線パケット通信システムにおいて、
前記各無線ネットワークの前記各無線端末は、前記第1のアドレスを自無線ネットワーク内にブロードキャストする手段を備え、
前記接続無線局は、各無線端末の第1のアドレスを受信し、自無線ネットワークを構成する前記接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、前記非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を前記管理装置に送信する手段を備え、
前記管理装置は、前記各無線ネットワークの前記接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて前記管理テーブルを作成する手段を備えた
ことを特徴とする無線パケット通信システム。 - 請求項3に記載の無線パケット通信システムにおいて、
前記各無線ネットワークの前記各無線端末は、前記第1のアドレスを自無線ネットワーク内にブロードキャストし、
前記接続無線局は、各無線端末の第1のアドレスを受信し、自無線ネットワークを構成する前記接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、前記非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記各無線ネットワークの前記接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて管理テーブルを作成し、
前記接続無線局は、前記管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して前記非接続無線局に対して通知し、さらに前記接続無線局および前記非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理する管理テーブルを作成する
ことを特徴とする無線パケット通信システムの情報共有方法。 - 請求項5に記載の無線パケット通信システムの情報共有方法において、
前記接続無線局は、各無線端末の第1のアドレスを受信し、自無線ネットワークを構成する前記接続無線局の第1のアドレスおよび第2のアドレスと、前記非接続無線局の第1のアドレスを含むネットワーク情報を前記管理装置に周期的に送信し、
前記管理装置は、前記各無線ネットワークの前記接続無線局からそれぞれ送信されたネットワーク情報に基づいて前記管理テーブルを作成および周期的に更新する
ことを特徴とする無線パケット通信システムの情報共有方法。 - 請求項6に記載の無線パケット通信システムの情報共有方法において、
前記各無線ネットワークの前記各無線端末は、前記第1のアドレスを自無線ネットワーク内に周期的にブロードキャストし、
前記接続無線局は、前記管理装置から通知される他の無線ネットワークのネットワーク情報を取得して前記非接続無線局に対して通知し、さらに前記接続無線局および前記非接続無線局は当該ネットワーク情報を管理する管理テーブルを作成および周期的に更新する
ことを特徴とする無線パケット通信システムの情報共有方法。
Priority Applications (1)
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JP2005376123A JP2007180825A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 無線パケット通信方法および無線パケット通信システムならびに情報共有方法 |
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JP2005376123A JP2007180825A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 無線パケット通信方法および無線パケット通信システムならびに情報共有方法 |
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- 2005-12-27 JP JP2005376123A patent/JP2007180825A/ja not_active Withdrawn
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