JP2007179119A - 計算機システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、各計算機が有する機能を他の計算機から利用する方法,装置を提供する。従来では、装置の設定に複雑な手順を必要とした。また、サービスを利用するためにも、サービス毎に異なる手続きをする必要があり、専門的知識を必要としていた。
【解決手段】クライアント計算機にポリシー情報と自律構成クライアント,サーバ計算機にサーバ情報と自律構成サーバを用意する。ポリシー情報は、必要な機能と、機能に対応する通信方式や応用ソフトの情報を有する。クライアント計算機は、必要な機能をポリシー情報から取得し、ネットワーク上のサーバ計算機を検索し、サーバ計算機は、提供可能な機能を応答する。自律構成クライアントは、自律構成サーバと設定情報を交換し、それぞれで通信方式と応用ソフトを自律的に設定して、クライアント計算機は必要な機能を利用する。
【選択図】図1
【解決手段】クライアント計算機にポリシー情報と自律構成クライアント,サーバ計算機にサーバ情報と自律構成サーバを用意する。ポリシー情報は、必要な機能と、機能に対応する通信方式や応用ソフトの情報を有する。クライアント計算機は、必要な機能をポリシー情報から取得し、ネットワーク上のサーバ計算機を検索し、サーバ計算機は、提供可能な機能を応答する。自律構成クライアントは、自律構成サーバと設定情報を交換し、それぞれで通信方式と応用ソフトを自律的に設定して、クライアント計算機は必要な機能を利用する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の計算機装置の接続構成に関して、それぞれの計算機装置が互いの機能を自律的に発見し、必要な機能を利用するための計算機システムに関する。
複数の計算機により構成されるネットワークにおいて、ある計算機が有する機能を他の計算機が発見して利用する方式に関して、非特許文献1に開示されるUniversal Plug andPlay(UPnP)方式(以下公知例1と称する)がある。
公知例1は、ネットワークに接続された第一の計算機が、同一ネットワークに接続されている他の計算機の有する機能を利用するための方式である。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)が、同じネットワークに接続されているプリンタ(計算機を有しUPnP機能を有する)を利用する際に、自動的にプリンタを発見し、利用するための構成制御を行う方式に関する。
公知例1では、これらの計算機間で希望する機能を発見,使用するために、5つの主な機能を規定している。第一は発見機能(discovery )であり、接続された計算機が、自身が有する機能を宣伝する、あるいは、自身が要求する機能を検索する機能である。第二は記述機能(description )であり、機能を提供する計算機が、機能へのアクセス手順や機能の詳細を説明する機能である。第三は、制御機能(control)であり、Extensible
Markup Language (XML)で記述される制御メッセージを受信し、処理をする機能である。第四が通知機能(eventing)であり、計算機における状態変化(例えばプリンタのインク切れ)を、関係する計算機へ通知する機能である。第五は表現機能(presentation)であり、計算機が有する機能を、例えばWebブラウザを介して設定や実行する機能である。
Markup Language (XML)で記述される制御メッセージを受信し、処理をする機能である。第四が通知機能(eventing)であり、計算機における状態変化(例えばプリンタのインク切れ)を、関係する計算機へ通知する機能である。第五は表現機能(presentation)であり、計算機が有する機能を、例えばWebブラウザを介して設定や実行する機能である。
これらの機能は、Hyper Text Transfer Protocol(HTTP)やSimple Object AccessProtocol(SOAP)などの、Internet Engineering Task Force(IETF)やWorld
Wide Web Consortium (W3C)などの標準化団体により規定されている、標準のネットワーク技術により構成されている。
Wide Web Consortium (W3C)などの標準化団体により規定されている、標準のネットワーク技術により構成されている。
また、複数の計算機からなるネットワークシステムにおいて、他の計算機の情報を取得,設定する技術に関して、特許文献1に開示される技術(以下公知例2と称する)がある。
公知例2は、ネットワーク管理エージェント装置が、他の通信装置の情報へアクセスする際に、情報の種別に応じて、適切なアクセス方式を選択して情報転送を行う方式に関する。
しかしながら、上述の公知例では以下に述べる点で課題がある。
すなわち、公知例1は、他の計算機が有する機能を検索,設定するための方式について開示されているが、HTTPやSOAP以外の計算機間の通信方式までは考慮されていない。
例えば、時計の状態値を設定や取得するなどの簡単な制御機能であれば、公知例1の方式を利用して容易に実現できる。しかし、例えば、第一の計算機が、第二の計算機が有する大容量記憶装置の機能を利用するために、公知例1が規定するHTTPやSOAPだけで通信するのは、性能の観点で難がある。大容量記憶装置へのデータ格納や取得に関しては、Network File System(NFS)プロトコルや、Server Message Block(SMB)プロトコルを利用するのが望ましい。
しかしながら、第一の計算機から、第二の計算機の有する機能を利用するために、HTTPやSOAP以外の通信方式を第一の計算機が選択すべき場合には、その通信方式は別途定めなければならない。
また、第一の計算機から、第二の計算機の有する機能を利用する場合に、第一の計算機で動作する応用ソフトと利用する通信方式との対応は多岐に渡ることが考えられる。その応用ソフトと通信方式との対応を管理する方式も解決しなければならない。
さらに、例えば、複数の組込み計算機がネットワークを介して接続し、相互に機能を利用する構成を考える。一般に、組込み計算機の有する記憶容量は、PCやサーバ計算機と比べて制限がある。しかし、このような組込み計算機でも利用できる、応用ソフトと通信方式との対応を管理する方式は開示されていない。
また、公知例1では、第二の計算機の提供する機能が可変であった場合に、第一の計算機からそれらの機能を選択する方式や利用するための方式が開示されていない。例えば、第二の計算機が、通信装置として複数機能(「単純なルータ」あるいは「Network AddressTranslation(NAT)ルータ」,「HTTPサーバ」)を提供可能な場合を考える。第一の計算機が、第二の計算機の有する複数機能のいずれか一つ以上の機能を活性化させて、利用するための方式が開示されていない。
一方、公知例2では、管理情報の種別に応じたアクセス方式は開示されているが、応用ソフトとアクセス方式との対応付けについては考慮されていない。そのため、例えば、第一の計算機が、第二の計算機が有する大容量記憶装置の機能を利用するためには、同様に上述した課題を解決しなければならない。
以上の課題を鑑みた本発明の目的は、ネットワークを介して接続された複数の計算機によって構成される計算機システムにおいて、第一の計算機が第二の計算機の有する機能を利用する際に、前記機能を利用する応用ソフトと利用する通信方式との対応を、管理するシステムを提示することにある。
上記課題を解決するために、本発明は複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、第一の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するサーバ情報テーブルと、前記他の計算機からの機能検索要求に自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能とを有し、前記他の計算機からの前記機能検索要求と前記設定要求を自律的に処理することを特徴とするサーバ計算機を備えたことにある。
更に、上記課題を解決するために、本発明は複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、第二の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するポリシー情報テーブルと、要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部を介して他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能とを有し、自律的に前記他の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とするクライアント計算機を備えたことにある。
更に、上記課題を解決するために、本発明は複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、第一の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するサーバ情報テーブルと、前記他の計算機からの機能検索要求に自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能と、を有するサーバ計算機であって、第二の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するポリシー情報テーブルと、要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部を介して他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能と、を有するクライアント計算機であって、前記第二の計算機は、自律的に前記第一の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のサーバ計算機において、前記サーバ計算機は、前記サーバ情報テーブルを変更するためのサーバ情報設定手段を有し、前記サーバ情報テーブルを更新することを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のクライアント計算機において、前記クライアント計算機は、前記ポリシー情報テーブルを変更するためのポリシー情報設定手段を有し、前記ポリシー情報テーブルを更新することを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のサーバ計算機において、前記サーバ計算機は、HTTPによりサーバ情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のクライアント計算機において、前記クライアント計算機は、HTTPによりポリシー情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とすることにある。
更に、上記課題を解決するために、本発明は複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、第一の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を提供する前記通信部情報と、を有するサーバ情報テーブルと、前記他の計算機からの機能検索要求に、前記通信部情報に一致する前記通信部からの要求に対して、自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能とを有し、前記他の計算機からの前記機能検索要求と前記設定要求を自律的に処理することを特徴とするサーバ計算機を備えたことにある。
また、上記課題を解決するために、本発明は複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、第二の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を利用する前記通信部情報と、を有するポリシー情報テーブルと、要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部情報と一致する前記通信部を介して、他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能とを有し、自律的に前記他の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とするクライアント計算機を備えたことにある。
また、上記課題を解決するために、本発明は複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、第一の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を提供する前記通信部情報と、を有するサーバ情報テーブルと、前記他の計算機からの機能検索要求に、前記通信部情報に一致する前記通信部からの要求に対して、自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能と、を有するサーバ計算機であって、第二の計算機は、前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を利用する前記通信部情報と、を有するポリシー情報テーブルと、要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部情報と一致する前記通信部を介して、他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能と、を有するクライアント計算機であって、前記第二の計算機は、自律的に前記第一の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のサーバ計算機において、前記サーバ計算機は、前記サーバ情報テーブルを変更するためのサーバ情報設定手段を有し、前記サーバ情報テーブルを更新することを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のクライアント計算機において、前記クライアント計算機は、前記ポリシー情報テーブルを変更するためのポリシー情報設定手段を有し、前記ポリシー情報テーブルを更新することを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のサーバ計算機において、前記サーバ計算機は、HTTPによりサーバ情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とすることにある。
また、本発明の計算機システムは、前述のクライアント計算機において、前記クライアント計算機は、HTTPによりポリシー情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とすることにある。
本発明により、ネットワークを介して接続された複数の計算機によって構成される計算機システムにおいて、各計算機が、必要とする機能を有する計算機を自律的に検索し、必要な設定を行い、当該機能を利用することが可能となる。その結果、複数の計算機をネットワークに接続するだけで、計算機のユーザは複雑な設定を意識することなく、統合された計算機システムを利用できるという効果が得られる。
本発明は、ネットワークを介して接続された複数の計算機によって構成される計算機システムにおいて、第一の計算機が第二の計算機の有する機能を、自律的に利用する技術に関するものである。
図1は、本発明による第一の実施の形態における計算機システムの全体構成を示す。本実施例では、一つのクライアント計算機が、複数のサーバ計算機の有する機能を利用する形態について説明する。一台のクライアント計算機1−1と、j台のサーバ計算機2−1〜2−jとは、ネットワーク3を介して接続している。なお、クライアント計算機とサーバ計算機との記号の添え字は、台数の順に対応している。
クライアント計算機1−1は、サーバ計算機2−1〜2−jが有する機能を利用する計算機である。本実施例では、クライアント計算機1−1は他の計算機機能を利用するという構成について説明するが、クライアント計算機1−1がサーバ計算機の機能や構成を有することは、本発明の効果を制限するものではない。
サーバ計算機2−1〜2−jは、クライアント計算機1−1へ、同一の種類あるいは異なる種類の機能を提供する。具体的に、サーバ計算機が提供する機能として、ハードディスクやFlash メモリなどによる大容量記憶機能や、高速大規模な演算を提供する高速演算機能、外部装置を実時間で制御する実時間制御機能,無線通信のインターフェースを提供する無線通信機能,暗号通信のインターフェースを提供する暗号通信機能などが、例として挙げられる。これらの機能は、一般的にはI/O部55単独あるいは他の要素との複合により実装され、提供される。例えば、暗号通信機能は、通信部53の応用機能として提供されても良い。
また、これらの機能を有するサーバ計算機は、必要に応じて複数準備され、提供されても良い。本実施例では、代表としてサーバ計算機2−1の構成を元に、以下で詳細を述べるが、サーバ計算機2−2〜2−jについても動作は同様である。
本発明の特徴は、クライアント計算機1−1が、サーバ計算機2−1〜2−jの有する機能を利用するために、適切な設定手順と通信方式、応用ソフトを自律的に選択して、利用する点にある。
次に、各計算機の構成について、概要を説明する。
クライアント計算機1−1は、プロセッサであるCPU10,揮発性の記憶装置(メモリ)であるRAM12,通信部13,不揮発メモリ14,各種入出力装置からなるI/O部15などの要素を有する。これらの要素は、内部バス11を介してデータを交換する。
クライアント計算機1−1において、CPU10は、不揮発メモリ14に保持されているOS20や、各種ソフトウェアの命令や定数を読み出し、これら命令や定数を必要に応じてRAM12へ格納し、読み出しあるいは書き出しし、ソフトウェア処理を実行する。
通信部13は、内部バス11を介してCPU10から要求されたデータをネットワーク3へ送信する処理や、ネットワーク3から受信した処理をCPU10へ報告する処理を行う。ネットワーク3として利用するネットワーク技術により、本発明は制限されない。ネットワーク3として活用できる技術には、有線のネットワーク技術であるEthernet(登録商標)やRS485、光ファイバなどによるシリアル伝送技術、あるいはSCSIやPCIバスなどのパラレル伝送技術などがある。また、ネットワーク3には、IEEE802.11やIEEE802.15.1,IEEE802.15.4などにより規定される無線ネットワーク技術も同様に活用可能である。
通信部13やI/O部15は、自身の状態変化や処理要求が発生したことをCPU10へ割込み信号(図示なし)で通知され、あるいは、CPU10からポーリング処理により認識される。CPU10は、上記ソフトウェアの実行、通信部13とI/O部15からの割込みの通知処理やポーリング認識処理を行い、目的とする機能を実現する。
通信方式21−1〜21−nは、OS20の上で稼動する通信ソフトウェアであり、通信部13を介して通信する方式(プロトコル)を処理する。HTTPやNFS,InternetProtocol(IP)などの通信方式が、例として挙げられる。これらは、クライアント計算機1−1が必要とする機能に対応して、必要な通信方式を用意しておく。
応用ソフト24−1〜24−mは、OS20の上で稼動する応用ソフトウェアである。これらは、クライアント計算機1−1が必要とする機能と対応して用意する。Webブラウザやリモートファイルシステム,経路情報ソフトなどが、例として挙げられる。
これら、CPU10や不揮発メモリ14に保持されている各種ソフトウェアの動作については、後に詳細に説明する。
同様に、サーバ計算機2−1〜2−jは、プロセッサであるCPU50、揮発性の記憶装置であるRAM52,通信部53,不揮発メモリ54,各種入出力装置からなるI/O部55などの要素を有する。これらの要素は、内部バス51を介してデータを交換する。これらの要素間の動作については、クライアント計算機における要素間の動作と同様である。また、CPU50や不揮発メモリ54に保持されている各種ソフトウェアの動作については、後に詳細に説明する。
図2は、クライアント計算機の初期化動作に関するフローチャートを示す。図2を用いて、クライアント計算機がサーバ計算機の機能を利用する際の、手順を説明する。
クライアント計算機1−1のCPU10は、最初にOS20を実行し、各種資源
(RAM12,通信部13,I/O部15)を初期化する(ステップ200)。次に、
CPU10は、必要な機能をネットワーク上のサーバ計算機2−1〜2−jより取得するために、ポリシー情報25を元に、自律構成クライアント23を実行する(ステップ201)。ポリシー情報25には、クライアント計算機1−1が必要とする機能と、対応する通信方式や応用ソフトの情報が含まれる。自律構成クライアント23は、ポリシー情報25より必要とする機能を取得し、対応する機能を有するサーバ計算機を検索するよう、構成制御クライアント22へ要求する。その後、構成制御クライアント22より、機能に対応するサーバ計算機を取得した後、必要な初期設定を行う。機能の初期化が終了すると、
CPU10は、当該機能と対応する応用ソフトに対して、利用すべき通信方式を通知し、起動する。これらの詳細は後述する。
(RAM12,通信部13,I/O部15)を初期化する(ステップ200)。次に、
CPU10は、必要な機能をネットワーク上のサーバ計算機2−1〜2−jより取得するために、ポリシー情報25を元に、自律構成クライアント23を実行する(ステップ201)。ポリシー情報25には、クライアント計算機1−1が必要とする機能と、対応する通信方式や応用ソフトの情報が含まれる。自律構成クライアント23は、ポリシー情報25より必要とする機能を取得し、対応する機能を有するサーバ計算機を検索するよう、構成制御クライアント22へ要求する。その後、構成制御クライアント22より、機能に対応するサーバ計算機を取得した後、必要な初期設定を行う。機能の初期化が終了すると、
CPU10は、当該機能と対応する応用ソフトに対して、利用すべき通信方式を通知し、起動する。これらの詳細は後述する。
以上でクライアント計算機1−1の初期化処理は終了する。
図3は、サーバ計算機の初期化動作に関するフローチャートを示す。図3を用いて、サーバ計算機の初期化動作を説明する。
サーバ計算機2−1のCPU50は、最初にOS60を実行し、各種資源(RAM52,通信部53,I/O部55)を初期化する(ステップ210)。次に、自律構成サーバ63を起動する(ステップ211)。自律構成サーバ63は、サーバ情報65に含まれる、提供機能情報を取得し、構成制御サーバ62を起動して提供機能情報を通知し、クライアント計算機からの機能検索要求に備える。以上でサーバ計算機2−1の初期化動作は終了する。
次に、各種ソフトウェアの動作や構成について、詳細を説明する。
図4は、ポリシー情報25の構成を示す。
ポリシー情報25は、クライアント計算機1−1が必要とする機能221と、通信方式222,応用ソフト223に関する情報を有する。
図4の例では、二つの機能に関する記述と、終端記号(NULL)が記されている。クライアント計算機1−1が必要とする機能として、「大容量記憶」に関する記述224と、「高速通信」に関する記述225が示される。
終端記号(NULL,バイナリの値‘0’)に関する記述226は、クライアント計算機1−1の必要とする機能が、これ以降存在しないことを表すものである。本終端記号は、終端であることが分かれば、NULL記号に限定されるものではない。
記述224では、クライアント計算機1−1は「大容量記憶」機能を必要としており、通信方式はNFSであり、利用する応用ソフトはportmapであることを示している。
記述225では、クライアント計算機1−1は「高速通信」機能を必要としており、通信方式はIPであり、利用する応用ソフトはroutedであることを示している。
これらの情報は、後述する自律構成クライアントに引き渡され、当該機能を有する計算機の検索や、その後の応用ソフトの起動処理に使用される。
本実施例におけるポリシー情報25は、予めファイルとして用意するものである。記録されるファイル形式として、タブ(tab)やコンマ(comma)で区切られたテキストファイル形式でも、バイナリファイル形式であっても良い。また、ポリシー情報25は、必ずしも独立したファイルでなくても、他の設定情報やスクリプトファイルに含まれる形式であっても良い。
ポリシー情報25をクライアント計算機1−1に予め含めておくことで、クライアント計算機1−1のOS20の起動後すぐに、CPU10は必要とする機能の検索処理へ移ることができる。
図5は、構成制御クライアント22の構造を示す。構成制御クライアント22は、構成制御管理部30と、サービス発見手段31,サービス監視手段32,サービス要求手段
33,機能ID変換データベース34からなる。なお、「サービス」とは、サーバ計算機が提供する「機能」のことを意味し、機能と同義である。
33,機能ID変換データベース34からなる。なお、「サービス」とは、サーバ計算機が提供する「機能」のことを意味し、機能と同義である。
構成制御管理部30は、自律構成クライアント23からの要求を受領し、要求された機能が使用可能か否かを応答する。サービス発見手段31は、構成制御管理部30からの検索要求を受け、通信部13を介して要求機能を検索し、その結果を構成制御管理部30へ返答する。
サービス監視手段32は、通信部13から連絡されるサービスの活性化メッセージを監視し、構成制御管理部30から監視要求のあった機能に関するものか検査する。サービス監視手段32は、監視要求のあった機能に関する活性化メッセージを発見した場合、構成制御管理部30へ通知する。
サービス要求手段33は、構成制御管理部30から通知された機能を利用可能とするための設定要求を、該当機能を有する計算機へ発行する。その結果、利用の可否を構成制御管理部30へ応答する。
また、機能には、対応するサービスIDを用意する。ネットワーク3では、そのサービスIDを用いて機能を検索する。機能ID変換データベース34は、自律構成クライアント23から通知される、機能名(文字列)とサービスIDとの対応情報を有する。
図6は、構成制御クライアント22の動作を表すフローチャートである。図6に従い、構成制御クライアント22の動作を述べる。
構成制御管理部30は、サービス検索の要求を自律構成クライアント23より受領してから動作を開始する。最初に、構成制御管理部30は、機能ID変換データベース34を用いて、機能名を対応するサービスIDへと変換する(ステップ230)。その後、構成制御管理部30は、機能を検索するようサービス発見手段31に要求する(ステップ231)。機能の検索要求は、サービスIDと共にサービス発見手段31に渡される。サービス発見手段31では、機能を検索するメッセージを生成し、通信部13を介して、ネットワーク3上へ同報通信を発行する、あるいは、対象となる計算機を一つずつ順に問い合わせる。
その結果、該当するサービスが発見できたか、判定する(ステップ232)。該当サービスが発見できなかった場合、ネットワーク3上の該当サービスに関する情報を監視するよう、サービス監視手段32を設定する(ステップ236)。その後、ステップ238へ遷移する。
一方、該当するサービスを発見できた場合、対象のサーバ計算機へ、該当機能を利用させてもらうよう設定要求する(ステップ233)。その後、サーバ計算機にて設定要求が受理されたか否か判定する(ステップ234)。
その結果、サービスの使用許可が得られた場合には、サービスの使用準備ができたとして、自律構成クライアント23へ通知する(ステップ235)。
一方、サービスの使用許可が得られなかった場合には、他の候補を探すために、全てのサーバ計算機からの結果を得たか否か判定する(ステップ237)。既に他の候補が存在しない、すなわち、全てのサーバ計算機からの結果を得た場合には、ステップ236を実行する。その後、自律構成クライアント23へ、該当するサービスは使用できないと通知する(ステップ238)。一方、全てのサーバ計算機の検索が完了していない場合、ステップ231に戻り、他の候補の検索を継続する。
以上の、サービス発見手段31,サービス監視手段32,サービス要求手段33は、構成制御クライアント22と構成制御サーバ62とで整合する通信方式を用いる。例えば、ネットワーク3としてEthernet(登録商標)を用いた場合、これらの通信手段は、IPプロトコルのTCPポートあるいはUDPポートを用いたソケット通信プログラムにて実現するのが好適である。
図7は、自律構成クライアントの動作に関するフローチャートである。図7の処理は、図2におけるステップ201の処理に相当する。
はじめに、クライアント計算機1−1が必要とする機能をポリシー情報25から取得する(ステップ250)。次に、自律構成クライアント23は、取得した機能(サービス)を構成制御クライアント22へ通知して、処理を依頼する(ステップ251)。ステップ251は、図6の処理に相当する。
通知した機能に関して、構成制御クライアント22からの応答を判断する(ステップ
252)。
252)。
「当該サービスは使用可能」と応答が得られた場合、ポリシー情報25から、当該機能に対応する応用ソフトと対応する通信方式を取得し、応用ソフトへ通信方式を通知すると共に、応用ソフトの起動処理を行う(ステップ253)。その後、ステップ254へと遷移する。
一方、「当該サービスは使用不可」と応答が得られた場合、全部のサービスについて検索処理を行ったか判定する(ステップ254)。全てのサービスについて、検索が終了していない場合、ステップ250へと遷移する。一方、全てのサービスについて検索が終了した場合、自律構成クライアントの処理は終了する。
図8は、サーバ情報65の構成を示す。
サーバ情報65は、ポリシー情報25の構成と同様である。すなわち、サーバ計算機2−1が提供できる機能271と、通信方式272,応用ソフト273に関する情報を有する。
図8の例では、一つの機能に関する記述と、終端記号(NULL)が記されている。サーバ計算機2−1が提供できる機能として、「大容量記憶」に関する記述274が示される。
終端記号(NULL,バイナリの値‘0’)に関する記述275は、サーバ計算機2−1の提供できる機能が、これ以降存在しないことを表すものである。本終端記号は、終端であることが分かれば、NULL記号に限定されるものではない。
記述274では、サーバ計算機2−1は「大容量記憶」機能を提供可能としており、通信方式はNFSであり、利用する応用ソフトはnfsdであることを示している。
これらの情報は、後述する自律構成サーバに引き渡され、当該機能を有する計算機の検索への応答や、その後の応用ソフトの起動処理に使用される。
本実施例におけるサーバ情報65は、予めファイルとして用意するものである。記録されるファイル形式として、タブ(tab)やコンマ(comma)で区切られたテキストファイル形式や、バイナリファイル形式であっても良い。また、サーバ情報65は、必ずしも独立したファイルでなくても、他の設定情報やスクリプトファイルに含まれる形式であっても良い。
図9は、構成制御サーバ62の構造を示す。構成制御サーバ62は、構成制御サーバ管理部70と、サービス検索応答手段71,サービス通知手段72,サービス設定応答手段73,機能ID変換データベース74からなる。
構成制御サーバ管理部70は、自律構成サーバ63とのインターフェースを担い、構成制御サーバ62全体の処理を行う。詳細な動作は後述する。
サービス検索応答手段71は、クライアント計算機1−1からの検索要求を通信部53を介して受け、要求機能の使用可否をクライアント計算機へ返答する。
サービス通知手段72は、自律構成サーバから通知される提供機能に関して、通信部
53を介して活性化メッセージを出力する。特に、本機能が有効なのは、既にクライアント計算機1−1が動作しているところに、後からサーバ計算機が起動した場合である。サーバ計算機が提供できる機能をクライアント計算機が待っている場合には、サービス通知手段72からの活性化メッセージによる通知は、クライアント計算機にとって有効である。
53を介して活性化メッセージを出力する。特に、本機能が有効なのは、既にクライアント計算機1−1が動作しているところに、後からサーバ計算機が起動した場合である。サーバ計算機が提供できる機能をクライアント計算機が待っている場合には、サービス通知手段72からの活性化メッセージによる通知は、クライアント計算機にとって有効である。
サービス設定応答手段73は、クライアント計算機1−1からのサービス設定要求を通信部53から受領し、自律構成サーバ63へ設定要求を通知する。その後、設定の可否を要求元のクライアント計算機1−1へ応答する。
機能ID変換データベース74は、自律構成サーバ23から通知される、機能名(文字列)とサービスIDとの対応情報を有するものであり、機能ID変換データベース34と同様の機能を有する。
以上の、サービス検索応答手段71、サービス設定応答手段73については、構成制御クライアント22と構成制御サーバ62とで整合する通信方式を用いる。例えば、構成制御クライアント22で述べた方法のほかに、HTTPサーバとCommon Gateway Interface(CGI)プログラムとの組合せにより、これらの手段を実装しても良い。
図10は、サービス検索応答手段71の動作に関するフローチャートである。
サービス検索応答手段71は、クライアント計算機1−1からの機能の使用可否に関する検索要求に対して、判断して応答を返すものである。以下に動作を説明する。
サービス検索応答手段71は、通信部53からのサービス検索要求を待つ(ステップ
280)。サービス検索要求が到着した場合には、当該要求メッセージに含まれるサービスIDをキーとして、構成制御サーバ管理部70へサービスIDに対応する機能を提供可能か問い合わせる(ステップ281)。
280)。サービス検索要求が到着した場合には、当該要求メッセージに含まれるサービスIDをキーとして、構成制御サーバ管理部70へサービスIDに対応する機能を提供可能か問い合わせる(ステップ281)。
なお、構成制御サーバ管理部70は、事前に自律構成サーバ63から、自身が応答できるサービスについて情報を得ているものとする。例えば、構成制御サーバ62が自律構成サーバ63により起動される際に、予め提供可能なサービスについて通知されていればよい。
問い合わせ結果から、サービスIDに対応する機能が提供可能か否か判定する(ステップ282)。
対応する機能を提供可能な場合、検索要求を発信したクライアント計算機1−1に対して、サービス可能であると応答を返す(ステップ283)。
一方、対応する機能を提供できない場合、検索要求を発信したクライアント計算機1−1に対して、サービス不可能であると応答を返す(ステップ284)。
以上により、サービス検索応答手段71は、検索要求を判定し応答を返す。
図11は、サービス設定応答手段73の動作に関するフローチャートである。
サービス設定応答手段73は、クライアント計算機1−1が機能を使用するに際し、使用に先立ち設定の要求がある場合に、要求された設定動作を行うためのものである。以下に動作を説明する。
サービス設定応答手段73は、通信部53からのサービス検索要求を待つ(ステップ
300)。サービス設定要求が到着した場合には、当該要求メッセージに含まれるサービスIDをキーとして、構成制御サーバ管理部70へサービスIDに対応する機能を提供可能か問い合わせる(ステップ301)。提供不可能な機能に対応する設定要求を棄却するために、ステップ301を実行する。
300)。サービス設定要求が到着した場合には、当該要求メッセージに含まれるサービスIDをキーとして、構成制御サーバ管理部70へサービスIDに対応する機能を提供可能か問い合わせる(ステップ301)。提供不可能な機能に対応する設定要求を棄却するために、ステップ301を実行する。
なお、構成制御サーバ管理部70は、前述の通り、事前に自身が応答できるサービスについて情報を得ているものとする。
問い合わせ結果から、サービスIDに対応する機能が提供可能か否か判定する(ステップ302)。
対応する機能を提供できない場合、ステップ306へ遷移する。
一方、設定要求に対応する機能が提供可能であった場合、設定要求のメッセージを構成制御サーバ管理部70へ渡し、設定要求を行う(ステップ303)。構成制御サーバ管理部70は、設定要求を自律構成サーバ63への要求として出力する。その結果、設定要求の終了状態が自律構成サーバ63から、構成制御サーバ管理部70を介して、サービス設定応答手段73へ返答される。
サービス設定応答手段73は、応答結果から、設定要求が正常に終了したか判定する
(ステップ304)。
(ステップ304)。
設定要求が、正常に終了した場合には、設定要求を発信したクライアント計算機1−1に対して、設定が正常終了したことを応答を返す(ステップ305)。
一方、設定要求が正常に終了しなかった場合や、提供不可能な機能に対する設定要求であった場合には、設定要求を発信したクライアント計算機1−1に対して、対応する設定は不可能であると応答を返す(ステップ306)。
以上により、サービス設定応答手段73は、機能の設定要求を処理して応答する。
図12は、自律構成サーバ63における、構成制御サーバ62を起動する際の動作フローを示す。
自律構成サーバ63は、構成制御サーバ62を起動し、あわせて、当該計算機で提供可能な機能を構成制御サーバ62へ通知する。以下に動作を説明する。
はじめに、自律構成サーバ63は、構成制御サーバ62を起動する(ステップ320)。構成制御サーバ62は、起動された後に、自身が必要な手段(サービス検索応答,サービス通知,サービス設定応答など)を準備する。
その結果、自律構成サーバ63は、構成制御サーバ62が正常に起動できたか判定する(ステップ321)。
構成制御サーバ62を正常に起動できなかった場合、自律構成サーバ63はそのまま終了する。
一方、正常に起動できた場合、自律構成サーバ63は、サーバ情報65を参照して、自身が提供できる機能を取得する(ステップ322)。
ここで、取得する機能の有効な情報があるか判定する(ステップ323)。取得する機能がもう存在しない(終端記号であった)場合には、サービス通知手段72へ、通信部
53を介してネットワーク3上へ活性化メッセージを通知するよう、要求する(ステップ325)。以上により、自律構成サーバの起動処理は終了する。
53を介してネットワーク3上へ活性化メッセージを通知するよう、要求する(ステップ325)。以上により、自律構成サーバの起動処理は終了する。
一方、提供機能に関する有効な情報があった場合には、提供機能を構成制御サーバ62へ通知し、ステップ322へ戻る(ステップ324)。
以上の手順により、自律構成サーバ63は、構成制御サーバ62を起動する。
図13は、自律構成サーバ63における、サービス設定要求に対する処理に関するフローチャートを示す。
自律構成サーバ63は、構成制御サーバ62におけるサービス設定応答手段73からの要求に従い、機能の設定要求を処理する。本フローチャートは、サービス設定応答手段
73から自律構成サーバ63へ設定要求が到着した後の処理を記す。以下に動作を説明する。
73から自律構成サーバ63へ設定要求が到着した後の処理を記す。以下に動作を説明する。
はじめに、到着した設定要求のメッセージを解析する(ステップ340)。その結果、解析したメッセージの書式が正当であるか判定する(ステップ341)。メッセージ書式が正当でなければ、メッセージが異常であると返答し(ステップ344)、本フローは終了する。
メッセージ書式が正当であった場合、設定要求に応じた設定処理を実行する(ステップ342)。設定処理を実行した後に、処理の結果(返り値)を取得し、サービス設定応答手段73へ返答する(ステップ343)。
図14は、サービス設定要求に関するメッセージ例を示す。
ここでは、「大容量記憶」という機能に対して、クライアント計算機1−1からNFSで利用したいという設定要求が到着した例を示す。
文字列360は、設定要求を示すコマンドである。文字列361は、このコマンドがどのサーバに対する要求であるかを示すサーバ名を表しており、例えばサーバ計算機の
Domain Name Server(DNS)へ登録されているホスト名やIPアドレスでも良い。文字列362と文字列363は、設定要求であり、ここでは“nfs−server”という機能を
“on”にすることを指示している。文字列364は、サーバ計算機における大容量記憶のパス名を記している。この例では、unix(登録商標)系列のファイル指定方式で表現している。ここで、文字列364として、ファイル指定方式のような物理的な表現に限らず、サーバ計算機とクライアント計算機間で合意できる抽象的な表現、例えば“DISK”といった表現としても良い。文字列365は、設定要求をするクライアント計算機のクライアント名を表している。サーバ名の場合と同様に、DNSへ登録されているホスト名やIPアドレスでも良い。
Domain Name Server(DNS)へ登録されているホスト名やIPアドレスでも良い。文字列362と文字列363は、設定要求であり、ここでは“nfs−server”という機能を
“on”にすることを指示している。文字列364は、サーバ計算機における大容量記憶のパス名を記している。この例では、unix(登録商標)系列のファイル指定方式で表現している。ここで、文字列364として、ファイル指定方式のような物理的な表現に限らず、サーバ計算機とクライアント計算機間で合意できる抽象的な表現、例えば“DISK”といった表現としても良い。文字列365は、設定要求をするクライアント計算機のクライアント名を表している。サーバ名の場合と同様に、DNSへ登録されているホスト名やIPアドレスでも良い。
本メッセージを自律構成サーバ63にて解析することにより、機能を適切に設定することが可能となる。
図15は、サーバ計算機とクライアント計算機との間における、機能検索と設定要求との動作を表すシーケンス図である。
図15では、クライアント計算機1−1から機能を検索し、サーバ計算機2−1で機能を提供可能であると応答、クライアント計算機1−1が実際に機能を利用するまでを示している。
以下に動作を説明する。はじめに、自律構成クライアント23が、検索要求を構成制御クライアント22へ発行する(ステップ400)。
構成制御クライアント22は、サーバ計算機2−1の構成制御サーバ62へ検索要求を発行する(ステップ401)。構成制御サーバ62は、前述の通り、自サーバ計算機が提供できる機能を予め通知されているため、その情報を応答する(ステップ402)。構成制御サーバ62から検索応答が得られると、構成制御クライアント22は自律構成クライアント23へ検索応答を渡す(ステップ403)。ここで、この検索応答は、要求した機能が利用可能と示しているとする。
自律構成クライアント23は、サーバ計算機2−1で、要求する機能を利用可能と判断し、次にクライアント計算機1−1がサーバ計算機2−1の機能を利用するべく、当該機能の設定要求を発行する(ステップ404)。構成制御クライアント22は、設定要求を構成制御サーバ62へ渡す(ステップ405)。構成制御サーバ62は、設定要求を自律構成サーバ63へ通知する(ステップ406)。自律構成サーバ63は、設定要求を応用ソフト64へ適する設定となるよう変換して設定する(ステップ407)。設定の結果、応用ソフト64からの応答が自律構成サーバ63を経て、構成制御サーバ62,構成制御クライアント22,自律構成クライアント23へと応答が返る(ステップ408〜ステップ411)。その結果、正常に設定が完了した場合、自律構成クライアント23は、要求機能に対応した応用ソフト24へ、通信方式を通知すると共に、起動要求を発行する(ステップ412)。その結果、応用ソフト24と応用ソフト64との間で、当初の目的であった機能を利用しあうことが可能となる(ステップ413)。
本発明によれば、サーバ計算機2−1〜2−jが有する機能について、クライアント計算機1−1が自律的に検索し、初期化し、利用することが可能となる。特に、ポリシー情報25と自律構成クライアント23,構成制御クライアント22,サーバ情報65,自律構成サーバ63,構成制御サーバ62により、統一した手順で、各種機能と対応した応用ソフトを選び、適した通信方式にて機能を利用することが可能となる。よって、計算機に直接接続されるI/O装置の初期化と利用をするように、ネットワークを介して接続される計算機間で、他の計算機が有する機能を利用することが可能となる。また、ポリシー情報25は簡便な情報からなるデータベースであるため、本発明は、組込み計算機のような記憶容量やプロセッサ処理能力の制限された計算機にも適用可能である。
図16は、本発明による第二の実施の形態における計算機システムの構成を示す。実施例に使用する符号は、特に断りのない限り、実施例1で説明した機能や要素等と同一であることを意味する。
本実施例の特徴は、端末4を新たに導入し、ポリシー設定手段26を設けたことにある。ポリシー設定手段26とは、クライアント計算機5−1でのポリシー情報25を端末
4から設定するための手段である。また、サーバ計算機6−1〜6−jにおけるサーバ情報65を端末4から設定可能とする、サーバ情報設定手段66を設けたことに特徴がある。
4から設定するための手段である。また、サーバ計算機6−1〜6−jにおけるサーバ情報65を端末4から設定可能とする、サーバ情報設定手段66を設けたことに特徴がある。
端末4は、ポリシー設定手段26あるいはサーバ情報設定手段66と通信し、ポリシー情報25あるいはサーバ情報65を設定するための計算機である。端末4は、ユーザからの入力を受け付けて、対象の計算機と接続する機能や、現在の設定値を表示する機能,設定情報を追加,変更する機能を有する。また、端末4は、ネットワーク3に接続できるインターフェースを有する。
端末4は以上の要件を備える計算機であれば良い。例えば、端末4は、HTTPを入出力可能なWebブラウザを具備した計算機であり、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーションなどが好適である。また、Webブラウザへ入出力する情報を適切に制限することで、携帯電話やPersonal Digital Assistant(PDA)が具備するWebブラウザを利用しても良い。
本実施例では、端末4は、ネットワーク3に接続できるインターフェースを有するとして説明を行うが、インターフェースはそれに限定されるものではない。例えば、端末4は、RS232CやRS422などのシリアル伝送を具備する端末であり、ネットワーク3を介せずに直接クライアント計算機5−1あるいはサーバ計算機6−1〜6−jに接続するよう構成し、これらの計算機間をSerial Line Internet Protocol(SLIP)やPointto Point Protocol (PPP)通信方式などにより接続しても、本発明の効果を損なうものではない。
また、本実施例では、端末4を独立した計算機として説明するが、端末4の機能をクライアント計算機5−1やサーバ計算機6−1〜6−jが有しても良い。その場合、それぞれの計算機は、設定に必要な画面出力手段(図示なし)が必要である。また、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス(図示なし)を備えることが望ましい。
図16に従い、端末4の動作を説明する。クライアント計算機5−1を設定する例を挙げて端末4の動作を説明するが、この説明はサーバ計算機6−1〜6−jへも同様に当てはまる。
ポリシー設定手段26は、他のソフトウェアと同様に、CPU10によって不揮発メモリ14′から読み出され、実行される。
端末4は、ネットワーク3を介して、ポリシー設定手段26に接続する。その後、端末4は、ポリシー設定手段26に対して、現在のポリシー情報25に保持されている設定値を読み出す。設定値として、現在クライアント計算機5−1が必要としている機能や、機能に対応した通信方式、応用ソフトウェアのリストがある。その後、端末4を介して、ユーザが設定値を変更し、ポリシー設定手段26に通知する。ポリシー設定手段26は、変更された設定値を、ポリシー情報25へ反映し、その結果を端末4へ応答する。
図17に、ポリシー設定手段26の構成例を示すが、本構成例はサーバ情報設定手段
66にも同様に当てはまる。
66にも同様に当てはまる。
ポリシー設定手段26は、HTTPサーバ40,ポリシー情報取得手段41,ポリシー情報変更手段42を有する。ポリシー情報取得手段41とポリシー情報変更手段42は、HTTPサーバ40と通信するソフトウェアであり、CGIやサーブレットなどにより実装されるのが好適である。
HTTPサーバ40は、通信部13,ネットワーク3を介して到達する端末4からの接続要求に応答する。
端末4から、ポリシー情報取得を要求された場合、ポリシー情報取得手段41へ当該要求を発行する。ポリシー情報取得手段41は、ポリシー情報25から情報を取得し、端末4により閲覧可能な形式に書式を変換し、対応する情報をHTTPサーバ40へ返答する。HTTPサーバ40は、要求元の端末4へ応答を返す。
端末4から、ポリシー情報変更を要求された場合、ポリシー情報変更手段42へ当該要求を発行する。ポリシー情報変更手段42は、要求された変更すべき情報を元に、ポリシー情報25を変更する。
また、ポリシー情報変更書式を出力するのは、ポリシー情報取得手段41あるいはポリシー情報変更手段42のいずれでも良い。
図18に、端末4で出力される、ユーザ参照画面の例を示す。
図18(a)は、端末4における、ポリシー設定ツール500の初期画面を示す。ここでは、専用ツールによる方式を示すが、Webブラウザにより同様の画面を出力することも可能である。その場合には、初期画面情報を端末4あるいは別の計算機(図示せず)にて保持しておき、Webブラウザの起動時に初期画面情報を参照すればよい。
ポリシー設定ツール500の画面は、クライアント計算機に保持されているポリシー情報を参照指示する参照ボタン501,ポリシー情報変更を要求する変更ボタン502,ポリシー情報を追加する追加ボタン503,ポリシー情報を閲覧するクライアント計算機を、選択する計算機選択メニュー504と計算機選択メニューボタン505を有する。ユーザは、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス(図示せず)により、カーソル520を移動操作し、対象のボタンやメニューを選択し押下する。
図18(b)は、ポリシー設定ツール500の画面において計算機選択メニューボタン505をカーソル520にて押下した場合の、出力画面を示す。
計算機選択メニューボタン505を押下すると、プルダウンメニュー506が出力される。プルダウンメニュー506には、ポリシー情報の編集対象となる計算機のリストが記されている。ここで、カーソル520により対象の計算機を選択すると、計算機選択メニュー504に選択した計算機が表示され、以降の操作を当該計算機への操作と指定することができる。
図19は、ポリシー設定ツール500について、参照ボタン501を押下した場合の出力画面を示す。
図19は、図18(b)の計算機選択メニューで対象計算機を“http://192.168.0.1/”と選択した場合に、対象計算機のポリシー情報25に含まれる情報を出力した画面である。ポリシー設定ツール500は、図18(a)で示した要素に加えて、該当機能を削除する削除チェックボックス507,機能を選択する機能選択メニュー508と機能選択メニューボタン509,通信方式を選択する通信方式選択メニュー510と通信方式選択メニューボタン511,応用ソフトを選択する応用ソフト選択メニュー512と応用ソフト選択メニューボタン513を有する。
画面に表示されている機能,通信方式,応用ソフトの欄は、いずれもプルダウンメニューが装備され、これらの項目を変更可能とする。変更したい項目のプルダウンメニューを操作することで、項目を変更する。変更を終了し、対象計算機へ反映させたい場合には、ユーザは変更ボタン502を押下する。ポリシー設定ツール500は対象計算機のポリシー設定手段26へ、変更内容を送信する。
また、項目を抹消したい場合には、対象となる項目の左端にある削除チェックボックス507にチェックを入れる。ユーザが変更ボタン502を押下すると、該当項目を抹消するよう、ポリシー設定ツール500は対象計算機のポリシー設定手段26へ要求を送信する。
画面には、ポリシー情報25に含まれている情報に加えて、空の項目を最下段に表示しておき、新たな機能の追加に備えても良い。機能を追加する場合には、空の項目の機能選択メニューボタン509をカーソル520で押下することにより、追加可能な項目名がプルダウンメニュー514によって表示される。機能と通信方式、応用ソフトを選択して、最後に追加ボタン503を押下することで、追加した項目に関する情報が対象計算機のポリシー設定手段26へ送信される。
また、これらの設定項目に対して、不明な点があれば、別途ヘルプボタン(図示なし)を設けてもよい。ヘルプボタンを押下した後、項目を選択すると、選択された項目に関するヘルプ情報を、カーソル位置へバルーン表示する、あるいは、別画面に表示することとすれば、ユーザに対する助けとなり望ましい。
さらに、本方式は、ポリシー情報設定のみならず、サーバ情報設定にも同様に適用可能である。すなわち、選択する対象の計算機をサーバ計算機とし、参照・変更・追加する対象を、サーバ計算機が提供する機能とすることで、本発明を適用可能である。この場合、サーバ計算機において、具備するが外部の計算機に提供したくない機能については、対象機能を抹消しておけばよい。逆に、提供したい機能については、当該機能に関する項目を追加すればよい。
以上により、本発明によれば、ユーザは設定対象の計算機や機能について専門的な知識が無くとも、メニューを選択するだけで、対象となる計算機が必要とする機能を追加あるいは変更,削除することが可能となる。その結果、複数の計算機からなるネットワークシステムにおいて、複数の計算機間で機能を相互に利用することが容易に実現可能となる。
図20は、本発明による第三の実施の形態における計算機システムの構成を示す。実施例に使用する符号は、特に断りのない限り、実施例1や実施例2で説明した機能や要素等と同一であることを意味する。
本実施例の特徴は、クライアント計算機7が複数(s個)の通信部13−1〜13−sを有し、複数のネットワーク3−1〜3−sに接続することにある。また、クライアント計算機7が、複数の通信部に対応したポリシー情報27を有することにある。本発明により、サーバ計算機6に関しても、同様に複数の通信部とすることも可能であるが、クライアント計算機の場合と同様であるため説明を省略する。
さて、クライアント計算機7の複数の通信部13−1〜13−sは、複数のネットワーク3−1〜3−sに接続するためのものである。ここで、通信部やネットワークは、物理的なものだけではなく、仮想的な通信部やネットワークも相当する。
例えば、Virtual Private Network (VPN)技術により、仮想的なネットワークに対して、対応する通信部を用意することが可能である。VPNにより、物理的に同一のネットワークを、論理的に複数のネットワークと扱うことが可能となる。VPNを使う利点として、論理的に別のネットワークとなる通信路を流れるデータを暗号化することで、盗聴を防ぐことが可能となる。また、セキュアなネットワークに対してのみ、機能を提供する、あるいは、機能を利用することにより、非セキュアな通信路からの悪意のあるアクセスを締め出すことが可能となる。
また、別の例として、クライアント計算機7が、Ethernet(登録商標)とフィールドネットとのような物理的に異なるネットワークを具備し、それぞれのネットワークに適した機能を要求することが可能となる。この場合、高速な通信はEthernet(登録商標)、リアルタイム制御に必要なデータ伝送はフィールドネットと使い分けることで、適切な計算機システムの設計が可能となる。
これらの複数の通信部13−1〜13−sは、適切なデバイスファイルを割り振ることにより、対象を明らかにすることができる。Ethernet(登録商標)に対応する通信部は
“eth0”,“eth1”とし、VPNに対応する通信部は“vpn0”,“vpn1”,RS232Cに対応する通信部は“ttyS0”,“ttyS1”などが例として挙げられる。
“eth0”,“eth1”とし、VPNに対応する通信部は“vpn0”,“vpn1”,RS232Cに対応する通信部は“ttyS0”,“ttyS1”などが例として挙げられる。
図21は、ポリシー情報27の構成例を示す。
ポリシー情報27は、ポリシー情報25の構成に加え、通信ポート情報を有する。すなわち、クライアント計算機7−1が利用する機能540と、通信方式541,応用ソフト542,通信ポート543に関する情報を有する。
図21の例では、二つの機能に関する記述と、終端記号(NULL)が記されている。クライアント計算機7−1が利用する機能として、「大容量記憶」に関する記述544と「高速通信」に関する記述545が示される。
終端記号(NULL、バイナリの値‘0’)に関する記述546は、クライアント計算機7−1の利用する機能が、これ以降存在しないことを表すものである。本終端記号は、終端であることが分かれば、NULL記号に限定されるものではない。
記述544では、クライアント計算機7−1は「大容量記憶」機能を必要としており、通信方式はNFSであり、利用する応用ソフトはportmap、通信に使用する通信部はeth0とeth1のいずれでも良い、ということを示している。
記述545では、クライアント計算機7−1は「高速通信」機能を必要としており、通信方式はIPであり、利用する応用ソフトはrouted、通信に使用する通信部はeth1であることを示している。これは、eth1が高速な通信部に対応したインターフェースと仮定しており、高速通信機能を利用するには十分な伝送速度を有するインターフェースから利用すべきとの考えから用意した例である。
これらの情報は、自律構成クライアント23に引き渡され、当該機能を有する計算機の検索や、その後の応用ソフトの起動処理に使用される。
本実施例におけるポリシー情報27は、予めファイルとして用意する、あるいは、ポリシー設定手段26により構築するものでも良い。記録されるファイル形式として、タブ
(tab)やコンマ(comma)で区切られたテキストファイル形式や、バイナリファイル形式であっても良い。また、ポリシー情報27は、必ずしも独立したファイルでなくても、他の設定情報やスクリプトファイルに含まれる形式であっても良い。
(tab)やコンマ(comma)で区切られたテキストファイル形式や、バイナリファイル形式であっても良い。また、ポリシー情報27は、必ずしも独立したファイルでなくても、他の設定情報やスクリプトファイルに含まれる形式であっても良い。
本発明によれば、高速通信路やセキュアな通信路などからなる複数の通信部に対応し、様々な機能を、適切な通信部からのみ利用可能とする自律構成が提供できる。その結果、例えば、高速通信機能を、高速なネットワークを介してのみ利用可能とすることや、秘匿性の高い大容量記憶を、セキュアなネットワークを介してのみ機能を提供するという制約を設けることが可能となり、柔軟性に優れた計算機システムを容易に構築することが可能となる。
以上の各実施例において、構成制御クライアント22と構成制御サーバ62の実装に、Universal Plug and Play(UPnP)の機構を利用することが可能である。その場合、UPnPを実現するためのHTTPサーバやSOAPによる通信処理機能を、構成制御クライアント22と構成制御サーバ62へ実装する必要がある。また、HTTPサーバの実装に際して、ポリシー設定手段26やサーバ情報設定手段66などの、他の機能で利用するHTTPサーバ実装と兼用することができるので、使用するプログラムメモリを小さくすることができる。
1/5/7…クライアント計算機、2/6…サーバ計算機、3…ネットワーク、4…端末、10/50…CPU、11/51…内部バス、12/52…RAM、13/53…通信部、14/14′/54/54′…不揮発メモリ、15/55…I/O部、20/60…OS、21/61…通信方式、22…構成制御クライアント、23…自律構成クライアント、24/64…応用ソフト、25/27…ポリシー情報、26…ポリシー設定手段、30…構成制御管理部、31…サービス発見手段、32…サービス監視手段、33…サービス要求手段、34/74…機能ID変換データベース、40…HTTPサーバ、41…ポリシー情報取得手段、42…ポリシー情報変更手段、62…構成制御サーバ、63…自律構成サーバ、65/67…サーバ情報、66…サーバ情報設定手段、70…構成制御サーバ管理部、71…サービス検索応答手段、72…サービス通知手段、73…サービス設定応答手段、500…ポリシー設定ツール。
Claims (14)
- 複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、
第一の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、
自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するサーバ情報テーブルと、
前記他の計算機からの機能検索要求に自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能とを有し、
前記他の計算機からの前記機能検索要求と前記設定要求を自律的に処理することを特徴とするサーバ計算機を備えた計算機システム。 - 複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、
第二の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、
自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するポリシー情報テーブルと、
要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部を介して他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能とを有し、
自律的に前記他の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とするクライアント計算機を備えた計算機システム。 - 複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、
第一の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、
自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するサーバ情報テーブルと、
前記他の計算機からの機能検索要求に自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能と、
を有するサーバ計算機であって、
第二の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う通信部と、
自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアに関する情報を有するポリシー情報テーブルと、
要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部を介して他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能と、
を有するクライアント計算機であって、
前記第二の計算機は、自律的に前記第一の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とする計算機システム。 - 請求項1または請求項3に記載のサーバ計算機において、
前記サーバ計算機は、
前記サーバ情報テーブルを変更するためのサーバ情報設定手段を有し、
前記サーバ情報テーブルを更新することを特徴とするサーバ計算機。 - 請求項2または請求項3に記載のクライアント計算機において、
前記クライアント計算機は、前記ポリシー情報テーブルを変更するためのポリシー情報設定手段を有し、
前記ポリシー情報テーブルを更新することを特徴とするクライアント計算機。 - 請求項4に記載のサーバ計算機において、
前記サーバ計算機は、
HTTPによりサーバ情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とするサーバ計算機。 - 請求項5に記載のクライアント計算機において、
前記クライアント計算機は、
HTTPによりポリシー情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とするクライアント計算機。 - 複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、
第一の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、
自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を提供する前記通信部情報と、を有するサーバ情報テーブルと、
前記他の計算機からの機能検索要求に、前記通信部情報に一致する前記通信部からの要求に対して、自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能とを有し、
前記他の計算機からの前記機能検索要求と前記設定要求を自律的に処理することを特徴とするサーバ計算機を備えた計算機システム。 - 複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、
第二の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、
自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を利用する前記通信部情報と、を有するポリシー情報テーブルと、
要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部情報と一致する前記通信部を介して、他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能とを有し、
自律的に前記他の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とするクライアント計算機を備えた計算機システム。 - 複数の計算機がネットワークを介して接続する計算機システムにおいて、
第一の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、
自身が提供できる機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を提供する前記通信部情報と、を有するサーバ情報テーブルと、
前記他の計算機からの機能検索要求に、前記通信部情報に一致する前記通信部からの要求に対して、自身が提供可能な前記機能を前記サーバ情報テーブルから取得して応答し、前記機能に関する設定要求を受領して設定する自律構成サーバ機能と、
を有するサーバ計算機であって、
第二の計算機は、
前記ネットワークに接続し、他の計算機と通信を行う複数の通信部と、
自身が必要とする機能と、前記機能を利用するための通信方式と、前記機能を利用する応用ソフトウェアと、前記機能を利用する前記通信部情報と、を有するポリシー情報テーブルと、
要求する機能を前記ポリシー情報テーブルから取得し、前記通信部情報と一致する前記通信部を介して、他の計算機へ機能検索要求を出力し、前記要求する機能が発見された場合には前記機能を利用するために設定要求を出力する自律構成クライアント機能と、を有するクライアント計算機であって、
前記第二の計算機は、自律的に前記第一の計算機の機能を発見し、利用することを特徴とする計算機システム。 - 請求項8または請求項10に記載のサーバ計算機において、
前記サーバ計算機は、
前記サーバ情報テーブルを変更するためのサーバ情報設定手段を有し、
前記サーバ情報テーブルを更新することを特徴とするサーバ計算機。 - 請求項9または請求項10に記載のクライアント計算機において、
前記クライアント計算機は、前記ポリシー情報テーブルを変更するためのポリシー情報設定手段を有し、
前記ポリシー情報テーブルを更新することを特徴とするクライアント計算機。 - 請求項11に記載のサーバ計算機において、
前記サーバ計算機は、
HTTPによりサーバ情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とするサーバ計算機。 - 請求項12に記載のクライアント計算機において、
前記クライアント計算機は、
HTTPによりポリシー情報テーブルに対する変更要求を受け付けることを特徴とするクライアント計算機。
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