JP2007175319A - バーベル用バーとそれを用いたバーベル - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的に簡単な構造で、しかも場所を取らずに、バーベルを用いた運動を安全にすることが出来る、新規な構造のバーベル用バーを提供することにある。
【解決手段】左右方向に延びるロッド12の両側部分に該ロッド12と交差する方向で上下に延びるように左右一対の支持部14,14を設けると共に、各支持部14の先端部分において、支持部14を水平な載置面33上で立った状態に保持する一対のベース部16,16を設けて、更に各支持部16にウエイト取付部18を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】左右方向に延びるロッド12の両側部分に該ロッド12と交差する方向で上下に延びるように左右一対の支持部14,14を設けると共に、各支持部14の先端部分において、支持部14を水平な載置面33上で立った状態に保持する一対のベース部16,16を設けて、更に各支持部16にウエイト取付部18を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、運動器具の一つであるバーベルに用いられるバーベル用バー等に関するものである。
運動器具の一種として良く知られているものに、バーベルがある。バーベルは、ロッドの両側部分に円盤状や球状等のウエイトを取り付けた構造とされている。このようなバーベルを用いることにより、バーベルを肩から上方に持ち上げて腕や肩等の力を鍛えるショルダープレスやバーベルを肩に担ぎつつ膝を屈伸して脚や腰等の力を鍛えるスクワット、ベンチに仰向けに寝てバーベルを胸から上方に押し上げることで腕や胸、肩等の力を鍛えるベンチプレスその他のウエイトの重量挙げ効果を利用した各種の鍛錬方法が実現される。
ところで、バーベルを用いる際には、バーベルを支持する装置が採用されることが多い。かかるバーベル用の支持装置の一種として、例えば特許文献1(実開昭62−92852号公報)には、幅方向に所定距離を隔てて配設された一対の柱部材の上部に、それぞれ、上方に向けて開口する略コ字状断面の受け金具が固着された構造が示されている。バーベルのロッドを一対の受け金具に挟み込むように載置させることにより、使用者の身体にバーベルが落下するのが防止されて、トレーニングを安全に終了したり休憩したりすることが出来、またバーベルを安全に保管することも出来る。
しかしながら、当該支持装置においては、バーベルの左右のバランスを取りながらロッドのウエイトよりも内側部分を両受け金具に慎重に載置させないと、バーベルが落下するおそれがあった。特に、使用者が不意に姿勢を崩した場合には、尚更その支持が難しいという問題があったのである。
そこで、上述の問題に対処するための一つの方策として、特許文献2(実開平5−15969号公報)の図11にも示されているように、使用者の運動領域を挟んだ両側に一対のフレーム構造体を配設して、各フレーム構造体の上部に受け金具を設けると共に、フレーム構造体の受け金具よりも下方の部位に水平方向に延びる支持バーを配してその両端部をフレーム構造体に固着したものがある。このような支持装置を採用すれば、バーベルのロッドが受け金具に支持されずに落下した場合にも、ロッドのウエイトよりも内側部分が一対の支持バーに支持されることとなって、使用者の安全が図られ得る。
ところが、充分な運動領域を確保するためには、フレーム構造体における大型化や設置スペースの拡張が避けられないのであり、その結果、バーベルを用いて運動する場所が比較的に広い所に限られてしまう問題があった。しかも、バーベルを一対の支持バーに安定して支持させるには、ロッドのウエイトよりも内側部分の長さ寸法を一対の支持バーの離隔距離よりも充分に大きく設定する必要があり、そのため、バーベルが無駄に大きくなって、運動場所が一層制限される傾向にあった。
因みに、これらの問題に鑑み、特許文献2や特許文献3(特開平7−241354号公報)には、バーベルのロッドにリンクやケーブルを連結して、ベンチプレス等の運動を許容しつつ、バーベルの使用者への落下運動を制限するようにした支持装置が示されている。
しかしながら、かかるバーベル用の支持装置においては、リンクやケーブルを備える分だけ製造コストがかかると共に、装置が大掛りになる問題があった。加えて、バーベルの運動性能や安全を高度に維持するために、リンクやケーブルのメンテナンスに手間がかかる問題があったのである。
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであり、その解決課題とするところは、比較的に簡単な構造で、しかも場所を取らずに、バーベルを用いた運動を安全にすることが出来る、新規な構造のバーベル用バーとそれを用いたバーベルを提供することにある。
以下、前述の課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明の特徴とするところは、(a)左右方向に延びるロッドと、(b)前記ロッドの両側部分に設けられて該ロッドと交差する方向で上下に延びる左右一対の支持部と、(c)前記各支持部の先端部分に設けられて、該支持部を水平な載置面上で立った状態に保持する一対のベース部と、(d)前記各支持部に設けられたウエイト取付部とを、備えたバーベル用バーにある。
本発明に従う構造とされたバーベル用バーにおいては、ウエイト取付部にウエイトが取り付けられると共に、ロッド等を持ち上げることで、左右一対の支持部を介した一対のウエイトによる重量挙げ効果が得られる。従って、例えば、使用者が一対の支持部の間に位置して、ロッドを肩に載せて立ったりしゃがんだりするスクワットやロッドを肩から上方に持ち上げるショルダープレス、手の甲が下方に向くようにロッドを把持して引き寄せるように持ち上げるアームカール等が実現される。また、例えば、一対の支持部がベンチを跨いでベンチの両側に配されると共に、ベンチの上方にロッドが位置せしめられた状態で、使用者がベンチに仰臥してロッドを押し上げることにより、ベンチプレスが為される。
そこにおいて、ウエイトが取り付けられた支持部の先端部分にベース部が設けられており、このベース部が載置面に載置されることで、一対の支持部が載置面から立ち上がった状態が保持される。即ち、特許文献1〜3に示されているような従来構造の支持装置を特別に採用しなくとも、ウエイトやロッドが支持部を介して載置面上に立った状態や載置面から上方に位置せしめられた状態が保持されるのである。
これにより、比較的に簡単な構造で且つ大きな場所をとることなく、ウエイトやロッドを載置面に対して相対的に位置決めする支持機構が実現され得る。
特に、支持機構が各一対の支持部およびベース部を含んで構成されており、支持部がロッドに設けられていることによって、支持機構がロッドと一体的に変位するようになっている。その結果、使用者が不意に姿勢を崩した場合にも、ベース部が載置面に載置されることに基づき、ウエイトやロッドの運動が制限されて、ウエイトやロッドが使用者に衝撃的に当たることが好適に防止される。それ故、バーベルを用いたトレーニングの安全性が有利に向上され得るのである。
なお、ウエイト取付部は支持部において比較的に低い位置に設けられることが、望ましい。それによって、ウエイト取付部にウエイトが取り付けられたバーベルの重心が低くされて、支持部の立ち上がり状態が一層安定する。
また、本発明に係るバーベル用バーでは、ロッド、一対の支持部および一対のベース部が、何れも、直線的に延びる同一規格の金属ロッドを用いて形成されている構造が、好適に採用される。このような構造によれば、材料の準備や製造作業が容易になり、製造コストの低減がより有利に図られ得る。
また、本発明に係るバーベル用バーでは、一対の支持部がロッドに直交する方向で互いに平行に延びていると共に、各ベース部がロッドおよび支持部に何れも直交する方向で互いに平行に延びている構造が、好適に採用される。これにより、ロッドや支持部がベース部の延びる方向に倒れることが阻止されて、安全性が一層有利に向上され得る。また、バーベル用バーの左右バランスが好適にとれることとなり、バーベル用バーの運動性や載置面に載置された際のウエイトやロッドの支持状態がより一層安定する。
また、本発明に係るバーベル用バーでは、ロッドから支持部が延びる方向においてロッドと所定距離を隔てて位置する部分に左右一対の把持部を設けた構造が、好適に採用される。このような構造を採用すれば、例えば一対の支持部がベンチを跨いでベンチの両側に配されて、ベンチに仰臥した使用者がロッドを持ち上げてベンチプレスをする際に、把持部を介してロッドを持ち上げることが可能となる。その際、ロッドが把持部よりも上方に位置せしめられていることから、使用者とロッドの間の離隔距離が十分に設定される。それ故、ロッドが不意に使用者目掛けて落ちてきたとしても、使用者に当たることが防止されることとなり、安全性が一層有利に向上され得るのである。
また、本発明に係るバーベル用バーでは、ベース部が、ロッドを水平な載置面上に載置した状態で載置面から上方に突出するように延びていると共に、かかる突出先端部分に把持部が設けられている構造が、好適に採用される。当該構造によれば、例えば、ロッドが載置面に載置されると共に、使用者が一対の支持部の間の載置面上に仰臥して一対のベース部の先端部分に設けられた把持部が使用者の上方に位置せしめられた状態で、一対の把持部を押し上げることにより、ロッドの中心軸回りにウエイトが持ち上げられて、ベンチプレスが実現される。要するに、本構造が採用されると、前述のロッドを持ち上げることによるスクワットやベンチプレスに加えて、新たな用途が追加されることとなり、本発明に係るバーベル用バーを用いたトレーニングの態様の更なる拡張が図られ得る。
また、本発明に係るバーベル用バーでは、ロッドの両側部分に金属スリーブが外挿されていると共に、金属スリーブが摺動部材を介してロッドに取り付けられて、金属スリーブとロッドが相対的に回転可能とされている構造が、好適に採用される。このような構造においては、特に、前述のベース部がロッドを水平な載置面上に載置した状態で載置面から上方に突出するように延びていると共に、かかる突出先端部に把持部が設けられている構造と好適に組み合わせて採用されて、ロッドが摺動部材および金属スリーブを介して載置面に載置される。これにより、ロッドの中心軸回りにウエイトが持ち上げられてなるベンチプレスをする際に、ロッドを含むバーベルが載置面の広がる方向に移動することが防止されて、載置面の所定の位置でベンチプレスを安定してすることが出来る。また、ロッドが金属スリーブ及び摺動部材を介して載置面から浮いた状態で支持されることに基づき、ロッドの載置面への摩擦が軽減されることによって、ロッドの耐久性が向上され得る。
さらに、本発明の特徴とするところは、前述のバーベル用バーを用いて、バーベル用バーのウエイト取付部にウエイトを取り付けてなるバーベルにある。本発明に従う構造とされたバーベルにおいては、ベース部が載置面に載置されることで、一対の支持部が載置面から立ち上がった状態に保持されることに伴い、ウエイトやロッドが載置面に対して相対的に位置決めされた状態が保持される。これにより、使用者が不意に姿勢を崩した場合にも、ベース部の載置に基づき、ウエイトやロッドが使用者に衝撃的に当たることが防止される。その結果、バーベルを用いた所期のトレーニング効果が得られつつ、トレーニングの安全性が、比較的に簡単な構造で有利に向上され得るのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について説明する。先ず、図1〜2には、本発明の第一の実施形態としてのバーベル用バー10が示されている。このバーベル用バー10は、ロッドとしての第一ロッド12、一対の支持部としての第二ロッド14,14、一対のベース部としての第三ロッド16,16および一対のウエイト取付部としての取付ロッド18,18を含んで構成されている。
詳細には、これら第一ロッド12や第二ロッド14、第三ロッド16、取付ロッド18が、略一定の円形断面で直線的に延びる棒状を呈しており、同一規格の金属ロッドを用いて形成されている。金属ロッドは、例えば合金等からなり、十分な剛性を備えている。また、金属ロッドには、クロムメッキ等の被膜加工が施されている。
第一乃至第三ロッド12,14,16や取付ロッド18の形状や大きさ、構造等は、使用者の体格やレベル等に応じて適宜に設定変更されるものであって、特に限定されるものでないが、本実施形態では、平均的な成人男性を基準として、ロッド12,14,16,18の外径寸法が、人が余裕をもって把持できる程度の大きさとされている。また、第一ロッド12の長さ寸法が、人の肩幅よりも十分に大きくされていると共に、該肩幅の3倍よりも小さくされている。更に、第二ロッド14の長さ寸法が、人の身長の1/2〜2/3の大きさとされている。また、第三ロッド16や取付ロッド18の長さ寸法が、第一ロッド12や第二ロッド14の長さ寸法に比して十分に小さくされている。
このような第一ロッド12が、図1,2中の左右方向に延びている。また、第一ロッド12の各一方の端部から所定距離だけ内側に位置せしめられた両側部分に、それぞれ第二ロッド14が配されている。第二ロッド14は、第一ロッド12が延びる左右方向に対して直交する一方向(図1中、上下)に延びていて、その一方の端部(面)が第一ロッド12の外周面に重ね合わせられて溶接等で固着されている。それによって、左右一対の第二ロッド14,14が、第一ロッド12が延びる方向に所定距離を隔てて対向位置せしめられて、互いに平行に延びている。
また、第一ロッド12から突出する第二ロッド14の先端部分には、第三ロッド16が設けられている。第三ロッド16は、バーベル用バー10の平面視で第一ロッド12と直交していると共に、側面視で第二ロッド14と直交しており、その外周面が第二ロッド14の先端面に重ね合わせられて溶接等で固着されている。即ち、一対の第三ロッド16,16が、第一及び第二ロッド12,14の何れに対しても直交する方向(図2中、上下)で互いに平行に延びている。
また、第二ロッド14の軸方向中間部分には、取付ロッド18が設けられている。取付ロッド18は、その一方の端部(面)が第二ロッド14の外周面に重ね合わせられて溶接等で固着されていることによって、第二ロッド14から軸直角方向一方向(図1,2中、左右)に突出するように延びている。特に本実施形態では、各取付ロッド18が、第一ロッド12と平行に延びていると共に、第二ロッド14において第一ロッド12から大きく離隔した先端部付近に位置せしめられている。また、取付ロッド18の軸方向中間部分には、軸直角方向外方に広がる鍔部20が設けられている。
さらに、取付ロッド18には、ウエイトとしてのマスプレート22が取り付けられるようになっている。マスプレート22は、略円環板形状を呈していると共に、鉛や鉄等の重金属系材料を用いて形成されており、重量や大きさが同一のまたはそれぞれ異なるマスプレート22の複数が用意されている。マスプレート22の一又は二以上が取付ロッド18の先端部分から外挿されると共に、取付ロッド18のマスプレート22を挟んだ鍔部20と反対側の部分にカラー部材23が固定されることによって、マスプレート22が、鍔部20とカラー部材23の間で取付ロッド18に固定的に支持せしめられるようになっている。カラー部材23は、バーベルのウエイトの固定に用いられる公知のものが採用可能であることから、その詳細な説明を省略するが、第一ロッド12や取付ロッド18よりも大径の円筒形状を有していると共に、径方向に貫通したボルト孔が設けられた構造とされている。カラー部材23が取付ロッド18の端部から外挿されると共に、ボルト孔にTボルトや植え込みボルト等の固定用ボルトが螺着されて、固定用ボルトの先端部分(面)が取付ロッド18の外周面に当接する力に基づき、カラー部材23が取付ロッド18に固定されるようになっている。また、固定用ボルトの取付ロッド18への当接状態が解除されることによって、カラー部材23が取付ロッド18から取り外されるようになっている。
取付ロッド18は複数のマスプレート22が支持されるのに十分な剛性を備えており、カラー部材23が着脱されると共に、マスプレート22が数や重さを設定変更して取付ロッド18に取り付けられることにより、バーベルの重量がチューニング変更される。
特に本実施形態では、各第三ロッド16が、その中央部分から一方(図2中、上)の側に偏倚した部分で第二ロッド14に固着されている。そのため、第一ロッド12の延びる方向や第二ロッド14の延びる方向に何れも直交する方向(図2中、上下)において、第三ロッド16の他方(図2中、下)の端部が、第一ロッド12および第二ロッド14から外方に大きく突出している。また、第三ロッド16の一方(図2中、上)の端部が、他方の端部よりも小さな突出量で第一及び第二ロッド12,14の外方に突出している。
さらに、第一及び第二ロッド12,14から外方に大きく突出した第三ロッド16の先端部分には、補助ロッド30が設けられている。補助ロッド30は、第一乃至第三ロッド12,14,16や取付ロッド18と同一規格の金属ロッドを用いて形成されていると共に、第三ロッド16と略同じ長さ寸法を有している。各補助ロッド30が第三ロッド16と直交するようにして、その軸方向一方の端部付近の外周面が第三ロッド16の突出先端部分(面)に重ね合わせられて溶接等で固着されている。これにより、補助ロッド30が、第一ロッド12および第二ロッド14の延びる方向に何れも直交する方向(図2中、上下)において、第一ロッド12や第二ロッド14よりも外方に位置せしめられていると共に、第一ロッド12や取付ロッド18と平行に延びている。また、各補助ロッド30の第三ロッド16に固着された部分から離隔した側の軸方向端部が、第一ロッド12の延びる方向で互いに離隔して対向位置せしめられていると共に、第三ロッド16の固定部位から第一ロッド12の軸方向内側に向かって延びている。
言い換えると、第一ロッド12と直交する一方向(図1中、上下)に離隔して且つ第一ロッド12と平行に延びる平面上において、第三ロッド16と補助ロッド30が、互いに直交して延びていると共に、協働して略L字状を呈している。従って、各一対の第三ロッド16および補助ロッド30が水平な載置面33上に載置されることにより、一対の第二ロッド14,14が載置面33から略垂直に立ち上がった状態が保持されると共に、第一ロッド12や取付ロッド18が、載置面33から上方に離隔した状態が保持されることとなる。
また、第一ロッド12における第二ロッド14の固定部位から軸方向外方に延びた両側部分には、回転部材32が設けられている。回転部材32は、小径の内筒金具34と該内筒金具34に外挿されて径方向で所定距離を隔てて対向位置せしめられた内筒金具34よりも大径の金属スリーブとしての外筒金具36が摺動部材としての複数のボールベアリング38を介して相対的に回転可能とされた構造を有している。このような回転部材32の内筒金具34が第一ロッド12に外挿されていると共に、第一ロッド12における回転部材32を挟んだ軸方向両側には、カラー部材24が固定されている。カラー部材24は、第一ロッド12よりも大径の円筒形状を有していると共に、その軸方向中間部分には、径方向に延びるボルト孔26が貫設されている。かかるカラー部材24が第一ロッド12の端部から外挿されると共に、ボルト孔26に植え込みボルトからなる固定用ボルト28が螺着されて、固定用ボルト28の先端部分(面)が第一ロッド12の外周面に当接する力に基づき、カラー部材24が第一ロッド12に固定されるようになっている。特に本実施形態に係るカラー部材24の軸方向一方の端部には、小径の円筒形状の当接部40が一体形成されており、各カラー部材24の当接部40が内筒金具34の各軸方向端部だけに当接して、回転部材32における内筒金具34のみが一対のカラー部材24,24で挟圧固定されている。それによって、回転部材32の内筒金具34だけが一対のカラー部材24,24を介して第一ロッド12に固定されることとなって、回転部材32の外筒金具36と第一ロッド12が、複数のボールベアリング38を挟んで相対的に回転可能とされている。なお、外筒金具36の外径寸法がカラー部材24の外径寸法に比して大きくされていることに基づき、回転部材32が、第一ロッド12の外周面からカラー部材24よりも軸直角方向外方に大きく突出している。また、回転部材32は、カラー部材24と第一ロッド12の固定状態が解除されることにより、第一ロッド12から取り外すことが可能とされている。
このような構造とされたバーベル用バー10においては、一対の取付ロッド18,18にカラー部材23を介して一又は二以上のマスプレート22が取り付けられることによりバーベル42が実現されて、該バーベル42の一部を構成している。特に本実施形態に係るバーベル42では、第三ロッド16および補助ロッド30が水平な載置面33上に載置されて、第二ロッド14が載置面33から略垂直に立ち上がった状態で、マスプレート22が載置面33から上方に離隔した状態が保持されるようになっているが、マスプレート22や載置面33における形状や大きさ等によっては、マスプレート22が載置面33に当接するようになっていても良い。
当該バーベル42を用いて、左右一対の第二ロッド14,14を介した複数のマスプレート22を持ち上げることにより、重量挙げによる鍛錬効果が得られる。これらマスプレート22を持ち上げてトレーニングする方法は、種々あるために、それらを全て列挙することが難しいので、そのなかから代表的な例の幾つかについて説明するが、本発明はかかる具体例に限定されるものでない。
(バーベル42を用いたスクワットについて)
各一対の第三ロッド16と補助ロッド30を水平な載置面33に載置して、一対の第二ロッド14,14が載置面33から立った状態に保持されることに伴って、第一ロッド12や取付ロッド18に取り付けられたマスプレート22を載置面33から上方に離隔した状態に保持する。そして、使用者44が一対の第二ロッド14,14の間の載置面33にしゃがみ込むと共に、第一ロッド12を下方から肩に担ぎ上げて立つ。それによって、図4にも示されているように、第一ロッド12および第二ロッド14が載置面33から離隔する上方に変位することに伴い、第三ロッド16や補助ロッド30が載置面33から離隔すると共に、第一及び第二ロッド12,14を介してマスプレート22が持ち上がる。
各一対の第三ロッド16と補助ロッド30を水平な載置面33に載置して、一対の第二ロッド14,14が載置面33から立った状態に保持されることに伴って、第一ロッド12や取付ロッド18に取り付けられたマスプレート22を載置面33から上方に離隔した状態に保持する。そして、使用者44が一対の第二ロッド14,14の間の載置面33にしゃがみ込むと共に、第一ロッド12を下方から肩に担ぎ上げて立つ。それによって、図4にも示されているように、第一ロッド12および第二ロッド14が載置面33から離隔する上方に変位することに伴い、第三ロッド16や補助ロッド30が載置面33から離隔すると共に、第一及び第二ロッド12,14を介してマスプレート22が持ち上がる。
また、図5にも示されているように、使用者44が第一ロッド12を肩に担いで立っている状態で膝を曲げることで、バーベル42が載置面33に接近する下方に変位する。この際、使用者44の体格や膝の曲げ角度、バーベル42や載置面33の形状や大きさ等に応じて、第三ロッド16や補助ロッド30の一部または全部が、載置面33に当接していても、当接していなくても良い。而して、再び膝を伸ばすことでマスプレート22が持ち上げられることとなり、膝を繰り返し屈伸させて、マスプレート22を上下に移動させることにより、バーベル42の荷重を脚、腰等に負担させて、脚、腰等を鍛えるスクワットが実現される。
(バーベル42を用いたベンチプレスについて)
バーベル42の第二ロッド14が横向きに倒されるようにして、第一ロッド12の両側部分に設けられた各回転部材32の外筒金具36を載置面33に載置する。このとき、外筒金具36は載置面33に固定されていても自由支持されていても良い。また、第三ロッド16の補助ロッド30が設けられた端部と反対側の端部とマスプレート22の外周縁部の少なくとも一方を載置面33に載置する。この少なくとも一方とした理由は、取付ロッド18に取り付けられるマスプレート22の外径寸法や第三ロッド16の長さ寸法等によって、第三ロッド16の端部とマスプレート22の外周縁部の何れか一方が載置面33に当接する場合や、それらの両方が載置面33に当接する場合が生じるからである。これにより、第一ロッド12が一対の回転部材32,32を介して載置面33に浮いた状態で載置されていると共に、第三ロッド16が載置面33から上方に突出するように延びていて、該突出先端部分に設けられた補助ロッド30が載置面33から上方に離隔せしめられて、載置面33と平行に延びている。
バーベル42の第二ロッド14が横向きに倒されるようにして、第一ロッド12の両側部分に設けられた各回転部材32の外筒金具36を載置面33に載置する。このとき、外筒金具36は載置面33に固定されていても自由支持されていても良い。また、第三ロッド16の補助ロッド30が設けられた端部と反対側の端部とマスプレート22の外周縁部の少なくとも一方を載置面33に載置する。この少なくとも一方とした理由は、取付ロッド18に取り付けられるマスプレート22の外径寸法や第三ロッド16の長さ寸法等によって、第三ロッド16の端部とマスプレート22の外周縁部の何れか一方が載置面33に当接する場合や、それらの両方が載置面33に当接する場合が生じるからである。これにより、第一ロッド12が一対の回転部材32,32を介して載置面33に浮いた状態で載置されていると共に、第三ロッド16が載置面33から上方に突出するように延びていて、該突出先端部分に設けられた補助ロッド30が載置面33から上方に離隔せしめられて、載置面33と平行に延びている。
また、図6にも示されているように、使用者44が、頭を第一ロッド12側に向けた状態で、一対の第二ロッド14,14の間の載置面33に対して仰向けに寝る。なお、使用者44が寝る載置面33は図示しないベンチの表面で構成されても良く、更に第一ロッド12に取り付けられた回転部材32は、ベンチに直接に載置されたり、ベンチと平行に配設された図示しない台等に載置されても良い。
そして、図7にも示されているように、各一方の手で各補助ロッド30を把持すると共に、腕を上方に延ばして一対の補助ロッド30,30を持ち上げる。これにより、第一ロッド12の中心軸回りに第一乃至第三ロッド12,14,16や取付ロッド18、補助ロッド30が回転する。かかる回転に伴い、マスプレート22が載置面33から離隔する上方に持ち上がり、バーベル42の荷重を腕や肩、胸等に負担させて、それらを鍛えるベンチプレスが実現される。
このことからも明らかなように、本実施形態では、第三ロッド16に固定される補助ロッド30が、第二ロッド14を載置面33に立った状態に保持する際の第三ロッド16の補助機能を備えていることに加え、第三ロッド16に設けられる把持部としても機能する。
上述の如き構造とされたバーベル用バー10を備えたバーベル42においては、第一ロッド12と一対の第二ロッド14,14が協働して門形状を呈しており、各第二ロッド14の先端部分に第三ロッド16が設けられていると共に、第二ロッド14から左右方向に延びる取付ロッド18に対してマスプレート22が取り付けられるようになっている。その結果、バーベル42の重量バランスが安定し、バーベル42による重量挙げ効果を安全に且つ安定して得ることができる。
そこにおいて、一対の第三ロッド16,16が載置面33に載置されて、一対の第二ロッド14,14が載置面33上に立った状態が保持されることにより、第一ロッド12やマスプレート22を備えたバーベル42が載置面33に対して位置決め保持される。特に本実施形態では、補助ロッド30が第三ロッド16に直交して固着されていると共に、第三ロッド16と共に載置面33に載置されるようになっていることから、第二ロッド14の立った状態がより一層安定する。
これにより、簡単な構造でバーベル42を支持する機構が実現されて、バーベル42を支持する装置を特別に用意する必要がなくなることから、低コスト化や運動スペースの確保が好適に図られ得る。
しかも、一対の第二ロッド14,14が載置面33上に立った状態が保持されることに基づき、第一ロッド12や複数のマスプレート22が載置面33から上方に離隔した状態が保持される。これにより、例えば第一ロッド12を直接に持ち上げて、スクワット等をする際に、使用者44が不意に姿勢を崩した場合にも、第三ロッド16および補助ロッド30が載置面33に載置されて、マスプレート22や第一ロッド12の落下運動が制限されて、マスプレート22や第一ロッド12、第二ロッド14等が使用者44に衝撃的に当たることが好適に防止される。それ故、トレーニングの安全性が有利に向上され得るのである。
また、本実施形態では、取付ロッド18が第二ロッド14の先端部付近に設けられていることから、第二ロッド14が載置面33から立った状態で、載置面33に近い下方に設けられることとなる。これにより、取付ロッド18にマスプレート22が取り付けられたバーベル42の重心が低くされて、第二ロッド14の載置面33に対する立ち上がり状態、延いては第一ロッド12やマスプレート22が載置面33から上方に位置決め支持される状態が一層安定し、安全性の更なる向上が図られ得る。
また、本実施形態では、第三ロッド16が、第一ロッド12を回転部材32を介して載置面33上に載置させた状態で、載置面33から上方に突出するように延びていると共に、かかる先端部分に設けられた補助ロッド30を把持部として利用することによって、例示の如き第一ロッド12の中心軸回りにマスプレート22を回転させてペンチプレスをすることが出来る。特に、かかるベンチプレスでは、マスプレート22が、回転軸となる第一ロッド12の両側部分に設けられた一対の第二ロッド14,14に支持されていることによって、マスプレート22の第一ロッド12回りの回転以外の運動が制限されている。加えて、第一ロッド12が回転部材32の外筒金具36に、延いては外筒金具36が載置される載置面33に対して相対的に回転することが可能とされていることから、第一ロッド12を中心軸回りに回転させる際に、第一ロッド12と載置面33の当接に伴い第一ロッド12が載置面33の広がる方向に移動することが防止されることとなり、第一ロッド12が使用者44に当たる危険が回避されると共に、バーベル42が載置面33上の所定の位置で確実に位置決めされる。それ故、別途支持装置を必要とせずに、簡単な構造で、安全性の高いベンチプレスを実現することも可能となるのである。
次に、図8〜9には、本発明の第二の実施形態としてのバーベル用バー50を備えたバーベル52を用いて、ウエイトトレーニングをする状態が示されている。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と実質的に同一の構造とされた部材および部位については、図中に同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。
詳細には、各第二ロッド14の軸方向中間部分には、把持部としての把持ロッド54が設けられている。把持ロッド54は、第一乃至第三ロッド12,14,16と同一規格の金属ロッドを用いて形成されていて、その軸方向一方の端部(面)が第二ロッド14の外周面に重ね合わせられて溶接等で固着されている。また、把持ロッド54は、第一ロッド12と平行に延びていると共に、第二ロッド14から軸直角方向外方に突出する端部が、第一ロッド12の軸方向内方に向かって延びていて、一対の把持ロッド54,54が、第一ロッド12の延びる方向に所定距離を隔てて対向位置せしめられている。換言すると、把持ロッド54が、バーベル用バー50の第一ロッド12と一対の第二ロッド14,14で構成される門形状の内側領域に突出するように配されている。上述の説明からも明らかなように、左右一対の把持ロッド54,54が、請求項4に係る第一ロッド12から第二ロッド14が延びる方向において、第一ロッド12と所定距離を隔てて対向位置せしめられた部分に設けられる、左右一対の把持部として構成されている。
また、本実施形態では、第一ロッド12と各把持ロッド54の間に、補強ロッド56が設けられている。補強ロッド56は、例えば、第一乃至第三ロッド12,14,16と同一規格の金属ロッドを用いて形成されており、軸方向一方の端部が第一ロッド12に溶接等で固着されていると共に、軸方向他方の端部が把持ロッド54の突出先端部に溶接等で固着されていることによって、把持ロッド54が補強ロッド56を介して第一ロッド12に連結されている。或いは、補強ロッド56が把持ロッドと一体形成された金属ロッドによって形成されていても良い。
上述の如き構造とされたバーベル用バー50を備えたバーベル52においては、例えばベンチプレスに用いられる従来構造のベンチ58と併用されることにより、新規なベンチプレスが実現される。
すなわち、バーベル用バー50の一対の第三ロッド16,16を載置面33に載置して、一対の第二ロッド14,14に支持された第一ロッド12やマスプレート22を載置面33から上方に離隔位置せしめた状態で、一対の第二ロッド14,14をベンチ58を幅方向(図8,9中、左右)に跨いでベンチ58の両側に配すると共に、第一ロッド12をベンチ58の上方に位置せしめる。これに伴い、左右一対の把持ロッド54,54が、第一ロッド12とベンチ58の間において、ベンチ58の幅方向両側に位置せしめられる。
そして、使用者44がベンチ58に仰臥すると共に、各一方の手で把持ロッド54を胸から上方に持ち上げることにより、第二ロッド14を介して第一ロッド12やマスプレート22が載置面33から離隔する上方に持ち上がることとなり、ベンチプレスをすることが可能となる。このことからも、本実施形態では、把持ロッド54と補強ロッド56を介して第一及び第二ロッド12,14が持ち上げられることが明らかであるが、例えば補強ロッド56を設けずに、把持ロッド54を第一ロッド12または第二ロッド14だけに設けて、把持ロッド54を介して第一ロッド12または第二ロッド14を持ち上げるようにしても良い。即ち、本発明に係るバーベル用バー52では、第二ロッド14の持ち上げに基づき、マスプレート22を持ち上げることも可能である。これに際して、第一ロッド12は、一対の第二ロッド14,14を連結する部材として機能する。
従って、本実施形態に係るバーベル52においては、前記第一の実施形態と同様に、第一ロッド12から下方に延びる各第二ロッド14の先端部分に設けられた第三ロッド16が載置面33に載置されることにより、第二ロッド14が載置面33から立った状態で、第一ロッド12やマスプレート22が載置面33から上方に離隔位置せしめられた状態が保持されるようになっている。それ故、バーベル52でベンチプレスをする際に、ぐらつくようなことがあっても、第一および第二ロッド12,14やマスプレート22が載置面33に対して安定して位置決めされることから、使用者44への衝撃的な当たりが防止されて、高度な安全性能が実現され得る。
そこにおいて、本実施形態では、バーベル52を持ち上げる把持ロッド54が左右一対に分割されて、各第二ロッド14に固着されており、一対のマスプレート22,22を左右方向で連結する第一ロッド12が把持ロッド54の上方に位置せしめられていることから、ベンチ58に仰臥する使用者44と第一ロッド12の間には、十分な空間が設けられている。それ故、ベンチプレスの際に体勢を崩す等して、第一ロッド12が使用者44目掛けて落ちてきたとしても、使用者44に当たることが防止されることとなり、それによって、安全性が一層有利に向上され得るのである。
また、本実施形態では、把持ロッド54が補強ロッド56を介して第一ロッド12に連結されていることにより、把持ロッド54の耐久性が向上されて、延いては安全性がより向上され得る。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これら実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様で実施可能であり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
例えば、バーベル用バーにおけるロッドや支持部、ベース部、ウエイト取付部の形状や大きさ、構造、数、配置等の形態は、例示の如きものに限定されるものでない。
具体的には、前記実施形態では、ロッドや支持部、ベース部、ウエイト取付部が、同一規格の金属ロッドにより形成されていたが、それぞれ異なる部材を用いて形成されても良い。
例えば、図10にも示されているように、支持部を平板形状のプレート部材60で形成し、第二ロッド14の先端部に重ね合わせて溶接やボルト等で固着しても良い。また、必要に応じて、第二ロッド14とプレート部材60の間に斜め材等の補強部材62を配設し、第二ロッド14の耐荷重性能を向上させることも可能である。
また、例えば図11にも示されているように、第二ロッド14の先端部分からそれぞれ異なる斜め方向に延びる支持ロッド64の複数によって、支持部を構成しても良い。
また、前記実施形態では、一対の第二ロッド14,14が第一ロッド12に直交する方向で互いに平行に延びていると共に、各第三ロッド16が第一ロッド12および第二ロッド14に何れも直交する方向で互いに平行に延びていたがこれに限定されるものでなく、各第二ロッドが第一ロッドに対して傾斜されたり、各第三ロッドが第一および第二ロッドに対して何れも傾斜されたりして、例えば、一対の第二ロッドが正面視八の字状とされていたり、側面視で互いに交差するように配されていたりすることも可能である。
また、前記実施形態では、第一乃至第三ロッド12,14,16や取付ロッド18等が、溶接等により固着されていたが、例えばジョイント金具等の連結部材を用いて各ロッドが着脱可能に連結されるようにしても良い。これにより、形状や大きさ、構造等の異なる各ロッドを適宜に組み合わせて、使用者の体格やレベルに応じたトレーニングが有利に実現され得る。
さらに、そのような連結部材を用いて各ロッドが着脱可能に連結されることにより、例えば前記第一の実施形態におけるバーベル用バーの第二ロッドと第三ロッドの固定位置を変更すると共に、各一対の回転部材や補助ロッドを取り外す一方、補強ロッドや把持ロッドを組み付けることによって、第一の実施形態と第二の実施形態を相互に変更することが可能である。
また、前記実施形態では、第一ロッドが直線的な棒状とされていたが、用途や製作性等に応じて、例えば特開2000−93549号公報に示されているように、湾曲した棒状とされていても良い。
また、前記実施形態では、取付ロッド18が第二ロッド14の下方に設けられていたが、これに代えて或いは加えて第二ロッド14の上方や中央に設けることも可能である。特に、取付ロッドを第二ロッドの軸方向に所定距離を隔てて複数設けた場合には、複数のマスプレートを第二ロッドに直列的に取り付けることが可能となり、それによって、複数のマスプレートを重ね合わせて一つの取付ロッドに取り付けることによるマスプレートの第一ロッドの左右方向への張り出しが抑えられることから、運動スペースの小形化が一層有利に図られ得る。
さらに、複数のマスプレートを第二ロッドに直列的に取り付けるに際して、マスプレートの重量が第二ロッドの上方から下方にかけて大きくなるように設定されることにより、バーベルの低重心化が図られて、第二ロッドの載置面での立ち上がり状態が一層安定するといった利点を生じる。
10:バーベル用バー、12:第一ロッド、14:第二ロッド、16:第三ロッド、18:取付ロッド、33:載置面
Claims (7)
- 左右方向に延びるロッドと、
前記ロッドの両側部分に設けられて該ロッドと交差する方向で上下に延びる左右一対の支持部と、
前記各支持部の先端部分に設けられて、該支持部を水平な載置面上で立った状態に保持する一対のベース部と、
前記各支持部に設けられたウエイト取付部と
を、備えたことを特徴とするバーベル用バー。 - 前記ロッド、前記一対の支持部および前記一対のベース部が、何れも、直線的に延びる同一規格の金属ロッドを用いて形成されている請求項1に記載のバーベル用バー。
- 前記一対の支持部が前記ロッドに直交する方向で互いに平行に延びていると共に、前記各ベース部が該ロッドおよび該支持部に何れも直交する方向で互いに平行に延びている請求項1又は2に記載のバーベル用バー。
- 前記ロッドから前記支持部が延びる方向において該ロッドと所定距離を隔てて位置する部分に左右一対の把持部を設けた請求項1乃至3の何れか一項に記載のバーベル用バー。
- 前記ベース部が、前記ロッドを水平な載置面上に載置した状態で該載置面から上方に突出するように延びていると共に、かかる突出先端部分に把持部が設けられている請求項1乃至4の何れか一項に記載のバーベル用バー。
- 前記ロッドの両側部分に金属スリーブが外挿されていると共に、該金属スリーブが摺動部材を介して該ロッドに取り付けられて、該金属スリーブと該ロッドが相対的に回転可能とされている請求項1乃至5の何れか一項に記載のバーベル用バー。
- 請求項1乃至6の何れか一項に記載のバーベル用バーを用いて、該バーベル用バーの前記ウエイト取付部にウエイトを取り付けてなるバーベル。
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JP2005377892A JP2007175319A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | バーベル用バーとそれを用いたバーベル |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015182190A1 (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-03 | 雅彦 井桁 | バーベルおよびこのバーベルを用いたベンチプレス装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4426506Y1 (ja) * | 1965-04-23 | 1969-11-07 | ||
JPS5839260A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-03-07 | パプスト−モト−レン・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ−・コマンデイトゲゼル・シヤフト | ブラシレスの直流モ−タ− |
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2005
- 2005-12-28 JP JP2005377892A patent/JP2007175319A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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