JP2007174656A - 伝送構造の変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域において基板の垂直方向における給電を水平方向に変換できる伝送構造を有する変換装置を提供する。
【解決手段】伝送構造の変換装置は、基板の両面に金属膜を形成し、一面において所定形状の区分線に沿って金属膜を除去して第1信号線と第1接地線を形成するCBCPW(Conductor-backed coplanar waveguide)伝送線路と、一端が第1信号線及び第1接地線と基板の垂直方向にそれぞれ接続され互いに平行する第2信号線と第2接地線を形成する平行伝送線路とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は伝送構造の変換装置に関し、詳細には広帯域において基板に対して垂直方向に供給された給電を水平方向に変換できる伝送構造の変換装置に関する。
バラン(Balun)は、不平衡信号(Unbalanced signal)と平衡信号(Balanced signal)との間で変換を行う素子であって、平衡混合器、平衡増幅器、位相遷移器、アンテナの給電部及びアンテナと低雑音増幅器の接続部などにおいて使用される重要な素子である。
一般に、バランは大きく能動型バランと受動型バランとに区分される。能動型バランは素子を利用する一方、受動型バランは同軸線路(Coaxial cable)、CPW(Coplanar Waveguide)及びマイクロストリップ線路などを利用する。能動型バランはDC電力消費及び高いノイズ発生といった短所を有するので、現在では受動型バランが多く使われている。
受動型バランは、2つの方向性結合器(directional coupler)が相互に接続された構成とすることができ、ほとんどの平面構造のマイクロストリップ状でマイクロストリップ対スロット線路の結合構造、CPW対スロット線路の結合構造、CPW対CPW結合構造を利用する。
図1は基本的なマイクロストリップ構造の伝送線路を示す平面図であり、図2は基本的なCPW構造の伝送線路を示す平面図である。
図1に基づくと、マイクロストリップ構造の伝送線路は、基本的に基板10の中央にストリップ形状の信号線20が形成されている。同図に示していないが、基板10の下部には接地面が形成されている。
図2に基づくと、CPW構造の伝送線路は、基本的に基板の中央にストリップ形状の信号線40が形成され、信号線の両側部に接地線30が形成されている。
まず、図1に図示したマイクロストリップ構造の伝送線路1対を連結する方法について説明する。1対のマイクロストリップ構造の伝送線路を相互に直角となるように配置し、それらの信号線20と接地面をそれぞれ接続する。この時、水平に配置された基板と垂直に配置された基板とを連結するために、1つの基板の一部を除去しなければならず、伝送線が長くなるという問題点がある。
また、図1に図示したマイクロストリップ構造の伝送線路と図2に図示したCPW構造の伝送線路とを相互連結する方法について説明する。CPWの信号線40とマイクロストリップの信号線20とが相互に直角になるように配置した状態で、CPWの信号線40とマイクロストリップの信号線20、そしてCPWの接地線30とマイクロストリップの接地面を連結する。この時、接地面の面積が広い空間を占め、マイクロストリップの信号線20と接地面及びCPWの信号線40と接地線30の安定的な接着が難しいという問題がある。
前述したような問題点を解消するために、CPW構造の伝送線路に別の平行ストリップ伝送線を接続する方案が提示された。これは、CPWの信号線40及び接地線30にそれぞれ接続された1対の平行ストリップ伝送線によって信号を伝送することにより、広帯域では損失が少ないという長所がある。
しかし、CPW構造の伝送線路は基板内だけではなく、基板の上部及び下部の空気中にも電磁気場が存在することから、基板に設置された高周波回路とアンテナの放射電磁気場が干渉を引き起こし得るおそれがある。
本発明の目的は、接地面を備えた基板型伝送線路に垂直方向の平行伝送線路を接続することにより、基板の垂直方向である伝送方向を水平方向に変換し、接地面の両側を電磁気的に分離できる伝送構造の変換装置を提供することにある。
本発明の目的を達成するための本発明に係る伝送構造の変換装置は、基板の両面に金属膜を形成し、第1信号線と第1接地線を形成するCBCPW(Conductor-backed coplanar waveguide)伝送線路と、それぞれ前記第1信号線及び前記第1接地線に一端が接続され、前記基板の垂直方向であって互いに平行に形成される第2信号線と第2接地線を構成する平行伝送線路とを含むことを特徴とする。
ここで、前記第1信号線と前記第1接地線は、所定形状の区分線によって整列されることが好ましい。
また、前記CBCPW伝送線路は、前記第1接地線に形成される複数のビアホールを更に含み、前記区分線は略コ字形状であり、コ字形状の開口部が前記基板の一端に位置することが好ましい。
なお、前記ビアホールが、前記区分線の長手方向に沿って形成され、前記基板の両面に形成された2つの金属膜を電気的に接続する第1ビアホールと、前記区分線の幅方向に沿って形成され、前記基板の両面に形成された2つの金属膜及び前記第2接地線を電気的に接続する第2ビアホールとを含むことが好ましい。
また、前記平行伝送線路は、ストリップ(Strip) 形状であることが好ましく、さらに、前記一端で前記基板と水平方向で延長された固定パッドを更に含むことが好ましい。
前記第2信号線の幅は前記第1信号線の幅と同一であり、前記第2接地線の幅は前記第1信号線の幅と同一であることが好ましい。
一方、本発明に係る伝送構造の変換装置は、基板の一面には一端から所定の長さ延長された信号線と前記信号線から一定の間隔で離間した導体面を形成し、前記基板の他面に接地面を形成するマイクロストリップ(Microstrip) 伝送線路と、前記導体面において前記信号線と隣接する位置に形成する複数のビアホールと、一端が前記信号線及び前記導体面と前記基板の垂直方向に向ってそれぞれ接続され、互いに平行である平行信号線と平行接地線を形成する平行伝送線路とを含むことを特徴とする。
前記平行伝送線路は、ストリップ形状であることができ、前記平行伝送線路は、一端で前記基板に水平方向に延長された固定パッドを更に含むことができる。
前記平行信号線の幅は前記信号線の幅と同一であり、前記平行接地線の幅は、前記接地線の幅と同一であることが好ましい。
本発明によると、伝送構造の変換装置は別の平衡伝送線路を適用し、平面形伝送線路から垂直方向の平衡伝送線路への広帯域変換を行なうことができる。これにより、基板の損傷及び伝送線の延長などが不要になることから、低価格の広帯域変換装置を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明について詳説する。
図3は本発明の好適な実施形態に係るCBCPW伝送線路を示す図面である。
まず、CBCPW(Conductor-backed coplanar waveguide) 伝送線路100は、基板110の上部においては、コプレイナーウェイブガイド(CPW:Coplanar waveguide) 伝送線路と同一構造であるが、基板の下部110においても金属膜の形成された、すなわち接地面130の形成された構造を有する。
本発明の好適な実施形態に係るCBCPW伝送線路100は、基板110の両面に金属膜を形成する。基板110の一面に形成された金属膜は、第1接地線120と第1信号線150を形成し、基板110の他面に形成された金属膜は、接地面130を形成する。好ましくは、金属膜は銅コーティングによって形成され得る。
基板110の一面に形成された金属膜のうち、所定形状の区分線140に沿って一部を取除くことで、区分線140内側には第1信号線150が形成され、区分線140の外側には第1信号線150を取り囲む形で第1接地線120が形成される。ここで、区分線140は、開口面が基板110の一端に対応する「コ」字形状を有する。
第1信号線150は一定長さだけ形成され、第1接地線120によって取り囲まれた形状を有する。従って、CBCPW伝送線路100上で第1信号線150は開回路(open circuit)の具現が可能になる。
第1接地線120と接地面130とを電気的に接続するために、第1接地線120上で区分線140と隣接し、区分線140を取り囲む形で複数のビアホール(via hole)160、160’及び第2ビアホール170を形成する。
第1接地線120上で「コ」字形状に形成された区分線140の長手方向に沿って、区分線140の両側に、第1接地線120と接地面130とを電気的に接続する複数の第1ビアホール160、160’を形成する。
また、第1接地線120上で「コ」字形状に形成された区分線140の幅方向に沿って、第1接地線120、接地面130及び後述する平行伝送線路の第2接地線を電気的に接続する第2ビアホール170を形成する。
第1接地線120上で区分線140の長手方向に沿って形成された第1ビアホール160、160’及び区分線140の幅方向に沿って形成された第2ビアホール170により、第1信号線150が完全取り囲まれるようになる。
図示したように、本実施形態におけるCPW伝送線路100は、開口面が基板110の一端と対応する「コ」字形状の区分線140によって、第1接地線120と第1信号線150が形成されたものであり、第1接地線120と第1信号線150の形態が同一でない非対称(unbalanced) 伝送線と言う。
図4はCPW伝送線路と平行伝送線路の接続構造を示す図面である。
同図において、基板110の一面には第1接地線120と第1信号線150を含み、他面には接地面130を含むCBCPW伝送線路100に基板110と垂直方向に向って接続された平行伝送線路200の接続構造が図示されている。
平行伝送線路200は、互いに平行なストリップ(strip)状の第2接地線210と第2信号線220を含む。平行伝送線路200の第2接地線210と第2信号線220との間には空気層が形成されていることから、別の誘電体基板を適用する必要がない。
第2接地線210はストリップ状であり、基板110に対して垂直方向に配置され、第1接地線120上に形成された第2ビアホール170の上部に連結される。この時、第2接地線210は第1信号線150と同一幅を有する。
第2信号線220は、第2接地線210と同じくストリップ状であり、基板110に対して垂直方向であって第2接地線210に対向して配置され、第1信号線150上に接続されている。この時、第2信号線220は、第1信号線150と同一幅を有する。すなわち、第1信号線150、第2接地線210及び第2信号線220は同一幅を有するべく形成されている。
第2信号線220と第2接地線210は、一端において垂直に折り曲げられ、所定の幅だけ延長された固定パッド212、222を含む。固定パッド212、222は第2信号線220及び第2接地線210を、それぞれ第1信号線150及び第1接地線120に更に堅固に連結する役割を果す。
図示したとおり、平行伝送線路200を構成する第2接地線210と第2信号線220はその構造が同一であり、互いに対向するように設置されていることにより、対称(balanced) 伝送線と言う。従って、本発明の伝送構造の変換装置は、CBCPWあるいはマイクロストリップの非対称形伝送線路から、平行伝送線路への対称伝送線で伝送構造を変換することから、バランの役割も行なっていることになる。
図5A及び図5Bは本発明に係るCBCPW伝送線路及び平行伝送線路における電場分布を示す図面である。
図5Aは、CBCPW伝送線路100における電場分布を説明するためのもので、CBCPW伝送線路100の断面図を介して電場分布につき説明する。図示されたように、CBCPW伝送線路100は、基板110の上部中央に第1信号線150を形成し、第1信号線150と一定の間隔離れた両側に第1接地線120を形成し、基板110の下部には接地面130を形成する。
CBCPW伝送線路100において、基板110の上部では、中央の第1信号線150から両側の第1接地線120に向かう方向に電場が分布する。また、基板110内では、第1信号線150側から接地面130方向、すなわち、内部上側から内部下側に向かう方向に電場が分布する。この時、基板110内の電場は基板110の下面に形成された接地面130により基板110の外側に流出しない。
接地面130が形成されたCBCPW伝送線路100は、接地面130によって電場が完全に分離する構造であるため、基板110を中心に上部領域及び下部領域は互いに電磁気的に干渉を起こさない。
図5Bは平行伝送線路200における電場分布を説明するために提供された図面であって、平行伝送線路200の断面図を介して電場分布について説明する。同図に示すように、平行伝送線路200は同一形態で互いに対向する第2接地線210と第2信号線220を含む。平行伝送線路200では第2信号線220側から第2接地線210に向かう方向に電場が分布する。
本発明によるCBCPW伝送線路100の構造の伝送構造の変換装置は、CBCPW伝送線路100では図5Aのような電場分布を示すが、平行伝送線路200ではその形態が変換され図5Bのような電場分布を示すことが分かる。
図6は本発明の好適な実施形態に係るマイクロストリップ伝送線路を示す図面である。
基板310の上部には一端から内側に所定幅及び所定長さで信号線330を形成し、信号線330と一定の間隔離間した位置において、信号線330と同一幅を有する導体面340を形成する。
導体面340にて信号線330と隣接する一面には、複数のビアホール350を形成する。ここで、ビアホール350は接地面320、導体面340及び後述する平行伝送線路の平行接地線を電気的に接続する。
図7は、マイクロストリップ伝送線路と平行伝送線路の接続構造を示す図面である。
同図において、基板310の一面には信号線330と導体面340とが形成されており、他面には接地面320が形成されている。これら基板310に形成された信号線330、導体面340、接地面320によって構成されるマイクロストリップ伝送線路300が、基板310と垂直方向に平行伝送線路400が接続されている。このようなマイクロストリップ伝送線路300と平行伝送線路400との接続構造を図7に基づいて説明する。
マイクロストリップ構造に適用される平行伝送線路400は、図4に図示したCBCPW構造に適用される平行伝送線路200と同一構造を有しているが、これらを仕分けるために別の符号を付与する。
平行伝送線路400は互いに対向するよう設置される平行接地線410と平行信号線420を含む。平行接地線410は導体面340に形成されたビアホール350の上部に連結され、平行信号線420は信号線330から平行接地線410と平行をなすよう連結されている。
平行接地線410と平行信号線420の一端には、垂直に折り曲げられて所定の幅だけ延長された固定パッド412、422を形成する。平行接地線410は固定パッド412を通じて導体面340に更に堅固に連結でき、平行信号線420は固定パッド422を通じて信号線330に更に堅固に連結できる。
図8Aないし図8Cは本発明に係るCBCPW構造の伝送構造の変換装置の変換性能に対する構造物と測定結果を示す図面である。
図8Aには、水平方向に相互に向かい合うよう配置された1対のCBCPW伝送線路100と1つの平行伝送線路200とが接続された状態を示す図面である。
同図に示すように、2つの伝送構造の変換装置が相互向かい合うように2つの変換器を直列接続し、同一形態の測定ポートを設けることは、伝送構造の変換装置の性能を測定するために本技術分野において代表的に行われる方法である。
ここで、基板110の厚さ(ts)は0.813mmであり、基板110の両面に形成される金属膜は銅コーティングにより0.034mmの厚さを有する。また、平行伝送線路200の長さは30mmである。
図8Bには、図4に図示した平行伝送線路200の接続されたCBCPW伝送線路100、すなわちCBCPW構造の伝送構造の変換装置の断面図であり、これを実際に具現した時の各パラメータの大きさを表1に示す。
Figure 2007174656

図8Cにおいて、図8A及び図8Bに示したようなCBCPW構造の伝送構造の変換装置の効果を説明するために、2つのポートを使う場合Sパラメータの測定結果を示した。
S(Scattering) パラメータは、RFにおいて最も幅広く使用されるパラメータであって、周波数上で入力電力対出力電力の比を意味する。ここで、S21は1番ポート(P1)から2番ポート(P2)への伝達係数であり、S11は1番ポート(P1)の反射係数である。この時、|S11|が小さいほど、また|S21|が大きいほど、広帯域での伝送損失は小さい。
図8Cに示すように、1対のCBCPW伝送線路100及び1つの平行伝送線路200を使った場合、挿入損失が0.5〜14GHzの周波数帯域で1.6dB以下(|S21|>−1.6dB)で現われた。また、0.5〜14GHzの周波数帯域での反射損失は7.8dB以上(|S11|<−7.8dB)で現われた。係る結果により、低い損失で広帯域における伝送構造変換が可能となる。
また、平行伝送線路200を通過せずに1対のCBCPW伝送線路100を直接カップリング(Direct coupling)した場合の挿入損失について図示したが、測定された直接カップリング値は極めて小さい値を示しており、一側のCBCPW伝送線路100から他側のCBCPW伝送線路100に伝達される電力が、実質的にすべて中間の平行伝送線路200を通して伝達されたということを示している。
図9Aないし図9Cは、本発明に係るマイクロストリップ構造の伝送構造の変換装置の変換性能について調査するための構造物と測定結果を示す図面である。
図9Aには、互いに向かい合うよう配置された1対のマイクロストリップ伝送線路300と、これらを接続する1つの平行伝送線路400の構造が図示されている。マイクロストリップ伝送線路300に使われる基板310は、厚さ(ts)が0.813mm、大きさ20mm×40mmで、基板310の下面で接地面320を形成する金属膜は0.034mmの銅コーティングによって形成される。
図9Bには、図7に示した平行伝送線路400の連結されたマイクロストリップ伝送線路300、すなわちマイクロストリップ構造の伝送構造の変換装置の断面を図示しており、これを実際具現した時の各パラメータを表示している。図9Bに示した各パラメータの大きさは表1と同一である。また、平行伝送線路400の長さは30mmであり、平行伝送線路400を構成している平行接地線410と平行信号線420との間隔は0.28mmである。
図9Cには、図9A及び図9Bに示されたようなマイクロストリップ構造の伝送構造の変換装置の効果を説明するために、2つのポートを使う場合にSパラメータの測定結果について図示されている。
図9Cを参照すると、5GHz及び10GHzを除いた残り周波数帯域には挿入損失が1.8dB以下である一方、1つのマイクロストリップ伝送線路300を使う場合の挿入損失は0.9dB以下である。
5GHz及び10GHzにての挿入損失の増加現象は2つのマイクロストリップ伝送線路300を使うことにより相互作用することから発生したものであり、変換性能には影響を及ぼさない。
総合的に、CBCPW伝送線路100と直角に接続された平行伝送線路200、あるいはマイクロストリップ伝送線路300と直角に接続された平行伝送線路400によって、広帯域において基板の垂直方向における給電を水平方向に変換することができる。
また、CBCPW伝送線路100及びマイクロストリップ伝送線路300は、それぞれ基板110、310の下面に接地面130、320を有する構造であるため、接地面130、320を境界にして電磁場が完全分離される。これにより、基板110、310の一面にアンテナを装着し、基板110、310の他面にはRF回路を構成すれば、電波の放射とRF部品などの干渉を抑えることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を図示及び説明してきたが、本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に基づいて定められ、特許請求の範囲において請求する本発明の要旨から外れることなく当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば誰もが多様な変形実施が可能であることは勿論のことであり、該変更した技術は特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に属するものである。
従来における基本的なマイクロストリップ構造の伝送線路を示す平面図である。 従来における基本的なCPW構造の伝送線路を示す平面図である。 本発明の好適な実施形態に係るCBCPW伝送線路を示す図面である。 CPW伝送線路と平行伝送線路の接続構造を示す図面である。 本発明におけるCBCPW伝送線路の電場分布を示す図面である。 本発明における平行伝送線路の電場分布を示す図面である。 本発明の好適な実施形態に係るマイクロストリップ伝送線路を示す図面である。 マイクロストリップ伝送線路と平行伝送線路の接続構造を示す図面である。 本発明に係るCBCPW構造の伝送構造の変換装置の変換性能を調査するための構造物と測定結果を示す図面である。 本発明に係るCBCPW構造の伝送構造の変換装置の変換性能を調査するための構造物と測定結果を示す図面である。 本発明に係るCBCPW構造の伝送構造の変換装置の変換性能を調査するための構造物と測定結果を示す図面である。 本発明に係るマイクロストリップ構造の伝送構造の変換装置の変換性能を調査するための構造物と測定結果を示す図面である。 本発明に係るマイクロストリップ構造の伝送構造の変換装置の変換性能を調査するための構造物と測定結果を示す図面である。 本発明に係るマイクロストリップ構造の伝送構造の変換装置の変換性能を調査するための構造物と測定結果を示す図面である。
符号の説明
100 CBCPW伝送線路
110 基板
120 第1接地線
130 接地面
140 区分線
150 第1信号線
160、160' 第1ビアホール
170 第2ビアホール
200 平行伝送線路
210 第2接地線
220 第2信号線

Claims (14)

  1. 基板の両面に金属膜を形成し、第1信号線と第1接地線を形成するCBCPW(Conductor-backed coplanar waveguide)伝送線路と、
    それぞれ前記第1信号線及び前記第1接地線に一端が接続され、前記基板に対して垂直方向であって互いに平行な第2信号線と第2接地線とを構成する平行伝送線路と、
    を含むことを特徴とする伝送構造の変換装置。
  2. 前記第1信号線と前記第1接地線は、所定形状の区分線によって整列されることを特徴とする請求項1に記載の伝送構造の変換装置。
  3. 前記CBCPW伝送線路は、前記第1接地線に形成される複数のビアホールを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の伝送構造の変換装置。
  4. 前記区分線は略「コ」字形状であり、前記コ字形状の開口部が前記基板の一端に位置することを特徴とする請求項3に記載の伝送構造の変換装置。
  5. 前記ビアホールが、
    前記区分線の長手方向に沿って形成され、前記基板の両面に形成された2つの金属膜を電気的に接続する第1ビアホールと、
    前記区分線の幅方向に沿って形成され、前記基板の両面に形成された2つの金属膜及び前記第2接地線を電気的に接続する第2ビアホールと、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の伝送構造の変換装置。
  6. 前記平行伝送線路は、ストリップ(Strip) 形状であることを特徴とする請求項1に記載の伝送構造の変換装置。
  7. 前記平行伝送線路は、前記一端で前記基板に対して水平方向に延長された固定パッドを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の伝送構造の変換装置。
  8. 前記第2信号線の幅は、前記第1信号線の幅と同一であることを特徴とする請求項1に記載の伝送構造の変換装置。
  9. 前記第2接地線の幅は、前記第1信号線の幅と同一であることを特徴とする請求項1に記載の伝送構造の変換装置。
  10. 基板の一面には一端から所定の長さ延長された信号線と前記信号線から一定の間隔で離間した導体面を形成し、前記基板の他面に接地面を形成するマイクロストリップ(Microstrip) 伝送線路と、
    前記導体面において前記信号線と隣接する位置に形成する複数のビアホールと、
    それぞれ前記信号線及び前記導体面に一端が接続され、前記基板に対して垂直方向であって互いに平行な平行信号線と平行接地線を形成する平行伝送線路と、
    を含むことを特徴とする伝送構造の変換装置。
  11. 前記平行伝送線路は、ストリップ形状であることを特徴とする請求項10に記載の伝送構造の変換装置。
  12. 前記平行伝送線路は、前記一端で前記基板に対して水平方向に延長された固定パッドを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の伝送構造の変換装置。
  13. 前記平行信号線の幅は、前記信号線の幅と同一であることを特徴とする請求項10に記載の伝送構造の変換装置。
  14. 前記平行接地線の幅は、前記接地線の幅と同一であることを特徴とする請求項10に記載の伝送構造の変換装置。
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