JP2007174180A - Gateway apparatus and data transmission reception control method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ゲートウェイ装置およびデータ送受信制御方法に関し、特に、車両内通信ネットワークにおいて異なる通信ネットワークとの間で効率的なデータの送信制御を実現するゲートウェイ装置およびデータ送受信制御方法に関する。 The present invention relates to a gateway device and a data transmission / reception control method, and more particularly, to a gateway device and a data transmission / reception control method for realizing efficient data transmission control between different communication networks in an in-vehicle communication network.
車両内通信ネットワークにおいて異なる通信ネットワークに接続している車載装置間でデータのやり取りを行う従来のゲートウェイ装置においては、特許文献1の特開2005−79888号公報「ゲートウェイ装置」に示すように、ゲートウェイ装置から送信先の通信ネットワークに対して、データをあらかじめ定めた所定時間以内に送信できなかった場合、送信を中止するとともに、送信できなかったデータを破棄し、送信処理中(すなわち所定時間の計測中)に、新たに受信していたデータを取り込んで順次送信するように構成されている。
車両内通信ネットワークにおける従来のゲートウェイ装置では、前述したように、送信先の通信ネットワークが、例えば一時的な輻輳状態に陥って、送信不可の状態が、あらかじめ定めた所定時間を越えて、継続するような事態が発生した場合には、送信しようとしている送信データを、一義的に、破棄してしまう構成となっていた。このため、送信不可状態に遭遇して、破棄されてしまったデータは、二度と送信することができなくなり、データの受信側では、当該データを受信することができないために、システムとして誤動作が生じる可能性があるという問題点があった。 In the conventional gateway device in the in-vehicle communication network, as described above, the destination communication network falls into a temporary congestion state, for example, and the state incapable of transmission continues beyond a predetermined time. When such a situation occurs, the transmission data to be transmitted is uniquely discarded. For this reason, data that has been discarded due to a transmission impossible state can no longer be transmitted, and the data receiving side cannot receive the data, so that the system may malfunction. There was a problem that there was.
車両内通信ネットワークにおけるゲートウェイ装置において、例えば、ゲートウェイ装置で破棄されたデータが、車両の前照灯の点灯を指示するライトオン情報であった場合に、受信側の前照灯のスイッチ部には、ライトオン情報が届かなくなるために、前照灯がいつまでも点灯しない可能性がある。 In the gateway device in the in-vehicle communication network, for example, when the data discarded by the gateway device is light-on information instructing lighting of the headlamp of the vehicle, the switch unit of the headlamp on the receiving side Because the light-on information does not reach, the headlamp may not turn on indefinitely.
一方、あらかじめ定めた時間間隔で周期的に送信するような周期送信データの場合、次のデータがゲートウェイ装置に送信されてくるまでの時間間隔、すなわち、ゲートウェイ装置における受信周期よりも短い時間であれば、ゲートウェイ装置からのデータ送信時間の遅延が許容されている可能性が高い。しかし、従来の技術では、このような受信周期が示す時間間隔の間、再送動作を繰り返すリトライ処理を行うこともなく破棄されてしまい、データ送信効率を大きく低下させてしまっているという問題が存在している。 On the other hand, in the case of periodic transmission data that is transmitted periodically at a predetermined time interval, it may be a time interval until the next data is transmitted to the gateway device, that is, a time shorter than the reception cycle in the gateway device. For example, there is a high possibility that a delay in data transmission time from the gateway device is allowed. However, in the conventional technique, there is a problem that the data transmission efficiency is greatly reduced during the time interval indicated by such a reception cycle without being subjected to retry processing that repeats the retransmission operation. is doing.
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、送信すべきデータを送信中止時間として予め定めた時間内に送信することができなかった場合には、データを破棄しないで、送信待ちとして再度保存し直し、送信動作を再度行うことを可能とするゲートウェイ装置およびそのデータ送受信方法を提供することを、その目的としている。 The present invention has been made in view of such a problem, and when data to be transmitted cannot be transmitted within a predetermined time as a transmission stop time, the data is not discarded and is awaiting transmission. It is an object of the present invention to provide a gateway device and a data transmission / reception method thereof that can be stored again and a transmission operation can be performed again.
本発明は、前述の課題を解決するために、送信すべきデータを送信中止時間として予め定めた時間内に送信することができなかった場合に、データを破棄しないで、受信したデータを送信するまで一時保存する送信データ一時保存手段に送信待ちとして保存し直し、再度送信することを可能とすることを特徴としている。 In order to solve the above-described problem, the present invention transmits received data without discarding the data when the data to be transmitted cannot be transmitted within a predetermined time as the transmission suspension time. The transmission data is temporarily stored in the transmission data temporarily storing means until it is temporarily stored until it is waiting for transmission, and can be transmitted again.
本発明のゲートウェイ装置およびデータ送受信制御方法によれば、送信すべきデータを送信中止時間として予め定めた時間内に送信することができなかった場合に、データを破棄しないで、保存し直すことを可能としているので、送信先の通信ネットワークに一時的な輻輳状態が発生してデータを送信できない状況が発生したとしても、ゲートウェイ装置内に送信待ちとして保存し直したデータを、再送する動作を行うことが可能であり、エンド・ツー・エンドの再送制御に頼ることなく、効率良く、データを送信することが可能であるという効果を奏することができる。 According to the gateway device and the data transmission / reception control method of the present invention, when the data to be transmitted cannot be transmitted within a predetermined time as the transmission suspension time, the data is not discarded but is stored again. Even if there is a situation in which data cannot be transmitted due to a temporary congestion in the destination communication network, the data that has been re-saved as waiting for transmission in the gateway device is retransmitted. Therefore, the data can be transmitted efficiently without relying on end-to-end retransmission control.
以下に、本発明によるゲートウェイ装置およびデータ送受信制御方法の最良の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 The best mode for carrying out a gateway device and a data transmission / reception control method according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
(第1の実施形態)
まず、本発明によるゲートウェイ装置の第1の実施形態について説明する。
(First embodiment)
First, a first embodiment of the gateway device according to the present invention will be described.
図1は、本発明によるゲートウェイ装置を適用するネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。図1に示すように、本発明によるゲートウェイ装置3は、車両内通信ネットワークが、複数の通信ネットワークから構成されている場合、異なる通信ネットワークに接続されているノード間でデータのやり取りを行う際に、通信ネットワーク間のデータの転送動作を仲介する機能を果たすものである。
FIG. 1 is a network configuration diagram showing an example of a network configuration to which a gateway device according to the present invention is applied. As shown in FIG. 1, when the in-vehicle communication network is composed of a plurality of communication networks, the
図1の示す構成例においては、異なる通信ネットワークとして、第1の通信ネットワーク1と、第2の通信ネットワーク2との2つの通信ネットワークが、ゲートウェイ装置3に接続されている例を示している。しかし、本発明によるゲートウェイ装置3は、2つの通信ネットワークのみならず、2つ以上の複数の通信ネットワークを接続することも可能である。以下の説明においては、第1の通信ネットワーク1と、第2の通信ネットワーク2との2つの通信ネットワーク間のデータ送受信動作を例にとって説明する。
In the configuration example illustrated in FIG. 1, two communication networks of a
図1に示すように、第1の通信ネットワーク1には、データの送受信を行うノード(例えば、処理装置、駆動部、センサなどからなる車載端末や車載機器)として、ノード11とノード12とが接続されており、一方、第2の通信ネットワーク2には、データの送受信を行うノード(例えば、処理装置、駆動部、センサなどからなる車載端末や車載機器)として、ノード21とノード22とが接続されている。例えば、第1の通信ネットワーク1に接続されているノード11が、第2の通信ネットワーク2に接続されているノード21との間でデータの送受信を行う場合のように、異なる通信ネットワークをまたいでデータの送受信を行うような場合は、両者の通信ネットワークの間に介在しているゲートウェイ装置3を中継してデータの送受信が行われる。
As shown in FIG. 1, the
次に、本発明の一例を示すゲートウェイ装置3の内部のブロック構成について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施形態におけるゲートウェイ装置3内部のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図2に示すように、ゲートウェイ装置3は、第1の通信ネットワーク1から受信したデータを第2の通信ネットワークへ送信する第1の送受信制御部31と、逆に、第2の通信ネットワーク2から受信したデータを第1の通信ネットワーク1に送信する第2の送受信制御部32とを備えており、第1の送受信制御部31、第2の送受信制御部32それぞれの内部構成は、データの送受信方向を逆にしただけで、全く同じ構成要素からなっている。
Next, an internal block configuration of the
すなわち、第1の送受信制御部31は、受信処理部311、送信処理部312、送信待ちデータ一時保存部313、送信優先順位決定処理部314、送信タイマ315を少なくとも備えており、一方、第2の送受信制御部32も、受信処理部321、送信処理部322、送信待ちデータ一時保存部323、送信優先順位決定処理部324、送信タイマ325を少なくとも備えている。
That is, the first transmission /
ここで、受信処理部311,321は、それぞれ、第1の通信ネットワーク1,第2のネットワーク2からのデータを受信する処理を司るものであり、送信処理部312,322は、それぞれ、第2の通信ネットワーク2,第1のネットワーク1へデータを送信する処理を司るものである。
Here, the
送信待ちデータ一時保存部313,323は、それぞれ、送信処理部312,322がデータの送信中にある場合に、受信処理部311,321が受信したデータを一時保存する送信待ちデータ一時保存手段を提供する記憶部である。また、送信開始後、あらかじめ定めた所定時間(すなわち、送信中止時間)が経過するまでに、送信動作を終了しなかった場合の送信データも、再度、送信待ちデータ一時保存部313,323に保存し直すことが可能である。
The transmission-waiting data
送信優先順位決定処理部314,324は、それぞれ、送信処理部312,322が送信中のデータを含め、送信待ちデータ一時保存部313,323に一時保存されている送信待ちのデータのうち、どのデータを優先して送信するかという送信優先順序を決定する送信優先順位決定処理手段を提供するものである。この送信優先順序を決定する送信優先順位付けのロジックとしては、例えば、次のようないずれかのロジックを主に用いる。
The transmission priority order
(1)FIFO(First In First Out):受信した順番に送信する。すなわち、送信待ちデータ一時保存部313,323に先に保存したデータを(すなわち、第1、第2の通信ネットワーク1,2や送信処理部312,322から先に受け取ったデータ)を先に送信するように優先順位を決定する。なお、このようなFIFO方式を適用する場合、送信待ちデータ一時保存部313,323として、プッシュダウン形式のスタックを用意すれば良く、送信優先順位決定処理部314,324を別個に設置することは必ずしも必要ではない。
(1) FIFO (First In First Out): Transmit in the order of reception. That is, the data previously stored in the transmission-waiting data
(2)データ属性:データの保存順序とは関係なく、各データの属性を示すデータ属性ごとに割り付けられている識別番号(ID番号)についてあらかじめ定めた順番に、例えば、若番順(ID=001,002,003,…)に、優先して送信するように優先順位を決定する。すなわち、識別番号(ID番号)は、データ属性に応じてあらかじめ定められている。 (2) Data attribute: Regardless of the data storage order, the identification number (ID number) assigned to each data attribute indicating the attribute of each data is set in a predetermined order, for example, in ascending order (ID = 001, 002, 003, ...), the priority order is determined so as to be preferentially transmitted. That is, the identification number (ID number) is determined in advance according to the data attribute.
なお、データ属性としては、例えば、送信元のノードごとに(あるいは、該ノード内のアプリケーションや処理種別ごとに)、あるいは、データの送受信ノードの組み合わせごとに、あるいは、転送されるデータの種類や周期性やリアルタイム性などの時間的属性ごとに、あるいは、1つのデータフレームを複数のデータに分解した場合、分解前のデータフレームごとに、割り付けられる。例えば、あらかじめ定めた時間間隔で周期的に送信される周期送信データの場合、この周期送信データの種類ごとに、異なるデータ属性すなわちID番号が割り付けられる。 As the data attribute, for example, for each transmission source node (or for each application or processing type in the node), for each combination of data transmission / reception nodes, or for the type of data to be transferred, Allocation is performed for each temporal attribute such as periodicity or real-time property, or when one data frame is decomposed into a plurality of data, for each data frame before decomposition. For example, in the case of periodic transmission data that is periodically transmitted at a predetermined time interval, a different data attribute, that is, an ID number is assigned to each type of periodic transmission data.
送信タイマ315,325は、送信処理部312,322にデータの送信をセットして送信動作を開始してから、データの送信が終了するまでに許容される時限すなわち送信中止時間の時限監視を行うためのタイマである。すなわち、送信タイマ315,325には、データの送信セット後送信完了までの許容時限としてあらかじめ定められたタイムアウト値を示す送信中止時間が設定され、該送信中止時間を経過した場合は、データの送信動作を中止して、送信を中止したデータは、再び、送信待ちデータ一時保存部313,323に保存し直される動作が実行される。
The
次に、図2のゲートウェイ装置3の各ブロックの動作の一例について、第1の送受信制御部31側を例にして説明する。第2の送受信制御部32側の各ブロックの動作についても、送受信する通信ネットワークが第1の送受信制御部31側と異なるだけであって、各ブロックの動作は全く同様である。
Next, an example of the operation of each block of the
例えば、図1に示すノード11からノード21に対するデータが、第1の通信ネットワーク1に対して送信されると、第1の通信ネットワーク1は、当該データの宛先が自通信ネットワーク1内には存在していないので、ゲートウェイ装置3に対して、ノード11からのデータを送信する。第1の通信ネットワーク1から送信されてきたノード21宛てのデータは、ゲートウェイ装置3の受信処理部311にて受信されて、第1の通信ネットワーク1における通信プロトコルに応じた通信制御を行うことにより、受信処理を完了し、受信したデータを送信待ちデータ一時保存部313に保存する。
For example, when data from the
送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータは、送信優先順位決定処理部314によって送信の優先順位付けがなされる。例えば、先着順すなわちFIFO(First In First Out)順やデータ属性を示すID番号順に、優先順位付けがなされる。送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータの送信順番に達すると、送信待ちデータ一時保存部313から送信処理部312にデータがセットされて、データの宛先のノード21が接続されている第2の通信ネットワーク2に対する送信要求を行う。
The data stored in the transmission waiting data
送信要求を受け取った送信処理部312は、送信データを第2の通信ネットワーク2の通信プロトコルに応じた通信制御を行うことにより第2の通信ネットワーク2に対して送信開始すると同時に、送信タイマ315に送信中止時間をセットして送信時限の監視動作を起動する。送信処理部312は、第2の通信ネットワーク2への送信が完了すると、起動した送信タイマ315をリセットして停止させる。一方、第2の通信ネットワーク2では、ゲートウェイ装置3からデータの受信が成功裏に完了すると、データの宛先が示すノード21に対して、受信したデータを配信する。
Upon receiving the transmission request, the
また、第2の通信ネットワーク2が輻輳している状態にあるなど、何らかの原因のために、送信処理部312が、送信タイマ315にセットされた送信中止時間に達するまでに、第2の通信ネットワーク2へのデータ送信を完了することができなかった場合は、送信動作を中止して、送信しようとしていたデータを送信待ちデータ一時保存部313に、再度、保存し直す。
In addition, for some reason, such as when the
次に、図2の送信待ちデータ一時保存部313に入力/出力されるデータの流れの一例について、前述した、ID番号が示すデータ属性により送信優先順位が決定される場合を例にとって、図3を用いて説明する。ここに、図3は、送信待ちデータ一時保存部313に入出力されるデータの流れの一例を説明するための説明図であり、第1の送受信制御部31のデータ一時保存部313を例にして示している。図3(A)は、受信処理部311から、送信待ちデータ一時保存部313に保存されるデータの流れを示し、一方、図3(B)は、送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータが、送信処理部312に出力される流れを示している。
Next, with respect to an example of the flow of data input / output to / from the transmission-waiting data
図3(A)に示すように、送信待ちデータ一時保存部313には、既に、データC1(ID=029)、データC2(ID=058)が一時保存されている状態にあるが、さらに、受信処理部311で順次受信されたデータA1(ID=002)、データA2(ID=036)が保存されるようになる。また、送信処理部312で送信しようとしていたデータB1(ID=010)が何らかの原因で送信タイムアウトした場合、送信タイムアウトしたデータB1(ID=010)も、再び、一時保存される。
As shown in FIG. 3A, the data C1 (ID = 029) and the data C2 (ID = 058) are already temporarily stored in the transmission-waiting data
図3(A)のような送信待ちデータ一時保存部313のデータの保存状態において、図3(B)に示すように、優先順位決定処理314は、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータの送信優先順位を決定する処理を、データ属性を示すID番号に基づいて行い、ID番号が最も若番側のデータA1(ID=002)を最優先の送信順位であるとして抽出する。抽出されたA1(ID=002)は送信処理部312に出力されて、第2の通信ネットワーク2に送信することが指示される。
In the data storage state of the transmission waiting data
次に、図2に示したゲートウェイ装置3のデータ送信処理について、第1の送受信制御部31側の動作を例にとって、図4に示すフローチャートを用いてさらに説明する。図4は、本発明の第1の実施形態におけるゲートウェイ装置3のデータ送信処理の一例を説明するためのフローチャートであり、ゲートウェイ装置3における本発明のデータ送受信制御方法の一例を示している。
Next, the data transmission processing of the
図4のフローチャートにおいて、まず、送信処理部312は、第2の通信ネットワーク2に対するデータの送信を完了したか否かを判定する(ステップS01)。データ送信が完了している場合は(ステップS01のYES)、ステップS05に移行するが、データ送信が完了していない場合は(ステップS01のNO)、ステップS02に移行して、タイマ計数ステップによって計数されている送信タイマ315に送信タイムアウトが発生したか否か、すなわち、データ送信開始後、あらかじめ設定されている送信中止時間の時間が経過したか否か、を判定する(ステップS02)。
In the flowchart of FIG. 4, first, the
送信タイムアウトが発生している場合は(ステップS02のYES)、あらかじめ設定されている送信中止時間が経過している場合であり、送信処理部312が、第2の通信ネットワーク2に対して、送信データに関する再送処理を継続して実施しているにも関わらず、送信中止時間で与えられる所定時限以内には、データを送信することができなかったものとして、ステップS03に移行して、当該送信データの送信を中止する(ステップS03)。その後、送信を中止したデータを、再度、送信待ちデータ一時保存部313に保存する(ステップS04)。なお、送信待ちデータ一時保存部313にデータを保存する動作は、図4には明示していないが、「一時保存ステップ」の実行によって行われる。
If a transmission timeout has occurred (YES in step S02), a preset transmission suspension time has elapsed, and the
一方、送信タイムアウトが発生していない場合は(ステップS02のNO)、今回のデータ送信周期では、まだ送信動作を完了することができず、引き続き、再送処理を継続して実施している場合であるが、まだ、最初の送信開始時点からの経過時間が送信中止時間に満たない場合であり、送信処理部312は、継続して再送処理を行うことが可能なものとして、処理を終了する。
On the other hand, if the transmission timeout has not occurred (NO in step S02), the transmission operation cannot be completed yet in the current data transmission cycle, and the retransmission process is continuously performed. However, there is still a case where the elapsed time from the first transmission start time is less than the transmission stop time, and the
ステップS01の判定結果、データ送信が完了している場合は(ステップS01のYES)、ステップS05に移行して、まず、送信タイマ315をリセットして、送信中止時間までの時限監視動作を終了させる(ステップS05)。その後、第2の通信ネットワーク2に次に送信すべきデータが、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているか否かを判定する(ステップS06)。
If the data transmission is completed as a result of the determination in step S01 (YES in step S01), the process proceeds to step S05, where the
次に送信すべきデータが、送信待ちデータ一時保存部313に保存されていない場合は(ステップS06のNO)、処理を終了するが、送信待ちデータ一時保存部313に保存されている場合は(ステップS06のYES)、ステップS07に移行して、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータの送信順序を決定するために、送信優先順位決定処理部314により、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータについて、例えば、データ属性を示すID番号に基づく送信の優先順位によるソーティング処理を行う(ステップS07)。
If the data to be transmitted next is not stored in the transmission-waiting data temporary storage unit 313 (NO in step S06), the process ends, but if the data to be transmitted is stored in the transmission-waiting data temporary storage unit 313 ( In step S06, the process proceeds to step S07, and the transmission priority order
次いで、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータのうち、最も優先順位が高いデータを取り出して、送信処理部312にセットして、第2の通信ネットワーク2への送信要求を行うと同時に(ステップS08)、送信タイマ315に、あらかじめ定められている送信中止時間を設定して、タイマを起動し(ステップS09)、しかる後、送信処理を終了する。
Next, when the data with the highest priority is extracted from the data stored in the transmission waiting data
したがって、送信を中止するまでの間に、あるいは、ゲートウェイ装置3が次のデータ送信周期に達するまでの間に、第1の通信ネットワーク1から新たに受信されて、送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータや、送信の中止によって送信待ちデータ一時保存部313に保存し直されたデータも含めて、送信優先順位決定処理部314により、送信の優先順位付けがなされることにより、送信中止されたデータについても、優先順位に応じて、再度、送信することができる機会が与えられる。
Therefore, the data is newly received from the
次に、かかる送信動作について、図5の説明図を用いてさらに説明する。 Next, the transmission operation will be further described with reference to the explanatory diagram of FIG.
ここに、図5は、本発明の第1の実施形態におけるゲートウェイ装置3のデータ送信動作の一例を説明するための説明図であり、第1の通信ネットワーク1に接続されているノード11,12から、それぞれ、第2の通信ネットワーク2に接続されているノード21,22に対して、ゲートウェイ装置3を介して、データを送信している様子を示している。
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining an example of the data transmission operation of the
なお、図5(A)、(B)それぞれには、第1の通信ネットワーク1からゲートウェイ装置3に送信されてきたデータの順序、ゲートウェイ装置3内の送信処理部312にデータをセットする様子、および、ゲートウェイ装置3から第2の通信ネットワーク2に送信されるデータの順序を示している。
5A and 5B, the order of data transmitted from the
また、図5においては、ノード11は、送信間隔Aの時間間隔で、ノード21に対して、データA1、A2を送信しようとしており、ノード12は、送信間隔Aよりも短い送信間隔Bの時間間隔で、ノード22に対して、データB1、B2を送信しようとしているものとし、図5(A)は、ノード11の送信データよりも、ノード12の送信データの方が、ゲートウェイ装置3における第2の通信ネットワーク2に対するデータの送信優先順位が高い場合を示し、図5(B)は、逆に、ノード11の送信データよりも、ノード12の送信データの方が、ゲートウェイ装置3における第2の通信ネットワーク2に対するデータの送信優先順位が低い場合を示している。
In FIG. 5, the
また、図5(A)、(B)のいずれも、ゲートウェイ装置3において、第2の通信ネットワーク2に対するノード11からの送信データA1が、何らかの原因で、あらかじめ設定されている送信中止時間内に、第2の通信ネットワーク2に送信することができなくなって、送信を中止して、送信待ちデータ一時保存部313に再度保存し直した場合を示している。
5A and 5B, in the
図5(A)に示すように、データA1の送信が、何らかの原因で、再送を繰り返したものの、送信を完了させることができず、遂に、送信中止時間が経過してしまった場合、データA1の送信を中止して、送信待ちデータ一時保存部313に再度保存し直すことになる。この時点では、すでに、第1の通信ネットワーク1からノード12の送信データB1を送信待ちデータ一時保存部313に保存している状態にある。
As shown in FIG. 5A, when the transmission of the data A1 is repeated for some reason, the transmission cannot be completed and finally the transmission stop time has passed. Transmission is canceled and stored again in the transmission waiting data
ここで、送信優先順位決定処理部314により、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータB1と、送信処理部312から再度保存し直すことになったノード11の送信データA1と、の優先順位を(例えば、データ属性を示すID番号に基づいて)判定して、ノード12のデータB1が優先して送信されるものであると決定して、まず、データB1を送信処理部312にセットして送信要求を行う。ノード12のデータB1の送信動作が完了すると、次に、送信待ちデータ一時保存部313に保存し直していたノード11のデータA1を送信処理部312に再びセットして送信要求を行う。
Here, the transmission priority order
一方、図5(B)に示す例においては、データA1を送信中止時間の間に、送信することができなかった場合、図5(A)の場合と同様に、データA1の送信を中止して、送信待ちデータ一時保存部313に再度保存し直すことになるが、この時点では、すでに、第1の通信ネットワーク1からノード12の送信データB1を送信待ちデータ一時保存部313に保存している状態にある。
On the other hand, in the example shown in FIG. 5B, when the data A1 cannot be transmitted during the transmission suspension time, the transmission of the data A1 is suspended as in the case of FIG. In this case, the transmission waiting data
ここで、送信優先順位決定処理部314により、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータB1と、送信処理部312から再度保存し直すことになったノード11の送信データA1と、の優先順位を(例えば、データ属性を示すID番号に基づいて)判定して、送信待ちデータ一時保存部313に保存し直したノード11のデータA1が優先して送信されるものであると決定して、データA1を、再度、送信処理部312にセットして送信要求を行う。今度は、ノード12のデータA1の送信動作が成功裏に完了すると、次に、送信待ちデータ一時保存部313に保存していたノード12のデータB1を送信処理部312にセットして送信要求を行う。
Here, the transmission priority order
以上に説明したように、ゲートウェイ装置3は、何らかの原因で、送信中止時間内に、第2の通信ネットワーク2へのデータ送信を完了させることができなかった場合、従来の技術のように、送信しようとしているデータを破棄してしまうのではなく、送信待ちデータ一時保存部313に保存し直し、再度送信を繰り返すことを可能としている。さらに、データを破棄しないで、送信待ちとして保存し直した際に、送信待ちデータ一時保存部313に保存されている1ないし複数のデータが保存される状態になった場合には、送信待ちデータ一時保存部313に保存されている送信待ちのデータの中から送信優先順位にしたがって再度送信することを可能としている。
As described above, when the
而して、たとえ、送信相手の第2の通信ネットワーク2における通信負荷が一時的に重い状態にあるような場合であって、ゲートウェイ装置3からのデータ送信が一時的に不可能な状態が発生したとしても、ゲートウェイ装置3に送信しようとしているデータを保存し直すことによって、再度、送信動作を行うことにより、効率良く、データを送信することが可能となるし、さらに、ゲートウェイ装置3から優先順位が高いデータから始めて順次送信することにより、その時点で最も優先順位が高いデータを効率良く送信することが可能となる。
Thus, even if the communication load in the
この結果、ノード間でエンド・ツー・エンドの再送制御動作を行わなくても、目的のデータを、通信相手のノードに効率良く送達することができる可能性を向上させることができる。特に、あらかじめ定められた時間間隔で、周期的に送信されてくるような周期送信データの場合でも、各データの送信周期を確保しつつ、送信先の通信ネットワークに対する送信チャンスを最大限に与えることが可能であり、周期送信データを通信相手先のノードに対して、定められた周期内に、より確実に送達することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明によるゲートウェイ装置の第2の実施形態について説明する。
As a result, it is possible to improve the possibility that target data can be efficiently delivered to a communication partner node without performing an end-to-end retransmission control operation between the nodes. In particular, even in the case of periodic transmission data that is transmitted periodically at a predetermined time interval, it is possible to maximize the transmission opportunity to the destination communication network while ensuring the transmission period of each data. The periodic transmission data can be more reliably delivered to the communication partner node within a predetermined period.
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the gateway device according to the present invention will be described.
本実施形態においても、ネットワーク構成は、第1の実施形態で示した図1のネットワーク構成図と同様であり、第1の通信ネットワーク1と第2の通信ネットワーク2とが、本実施形態のゲートウェイ装置3Aに接続されており、第1の通信ネットワーク1には、ノード11とノード12とが接続され、一方、第2の通信ネットワーク2には、ノード21とノード22とが接続されている。
Also in this embodiment, the network configuration is the same as the network configuration diagram of FIG. 1 shown in the first embodiment, and the
次に、本実施形態におけるゲートウェイ装置3Aの内部のブロック構成について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の第2の実施形態におけるゲートウェイ装置3A内部のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図6に示すように、本実施形態におけるゲートウェイ装置3Aのブロック構成は、第1の実施形態において例示した図2のゲートウェイ装置3と同様に、第1の通信ネットワーク1から受信したデータを第2の通信ネットワークへ送信する第1の送受信制御部31Aと、逆に、第2の通信ネットワーク2から受信したデータを第1の通信ネットワーク1に送信する第2の送受信制御部32Aとを備えており、第1の送受信制御部31A、第2の送受信制御部32Aそれぞれの内部構成は、データの送受信方向を逆にしただけで、全く同じ構成要素からなっている。
Next, an internal block configuration of the gateway device 3A in the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a block configuration diagram illustrating an example of a block configuration inside the gateway device 3A according to the second exemplary embodiment of the present invention. As shown in FIG. 6, the block configuration of the gateway device 3A in the present embodiment is the same as the
また、第1の送受信制御部31A、第2の送受信制御部32Aそれぞれは、図2に例示した第1の実施形態の第1の送受信制御部31、第2の送受信制御部32と同様に、受信処理部311,321、送信処理部312,322、送信待ちデータ一時保存部313,323、送信優先順位決定処理部314,324、送信タイマ315,325を少なくとも備えているが、さらに、図2の第1の送受信制御部31、第2の送受信制御部32に対して、新たに、比較処理部316,326を追加して構成されている。
Further, each of the first transmission /
新たに追加した比較処理部316,326は、それぞれ、第1の通信ネットワーク1、第2の通信ネットワーク2から受信した受信データと、当該ゲートウェイ装置3Aから、それぞれ、第2の通信ネットワーク2、第1の通信ネットワーク1に対して送信中の送信データとを比較して、比較結果に応じて、送信タイマ315,325に対して、送信中の送信データに設定されている送信中止時間の設定値を更新する更新指示を送出するものであり、送信中止時間を更新後の値に変更して設定可能とするものである。
The newly added
次に、図6のゲートウェイ装置3Aの各ブロックの動作の一例について、第1の送受信制御部31A側を例にして説明するが、第1の実施形態における第1の送受信制御部31の動作と略同様の動作を行っている。第2の送受信制御部32A側の各ブロックの動作についても、送受信する通信ネットワークが第1の送受信制御部31A側と異なるだけであって、各ブロックの動作は全く同様である。
Next, an example of the operation of each block of the gateway device 3A in FIG. 6 will be described by taking the first transmission /
例えば、図1に示す第1の通信ネットワーク1に接続されているノード11から第2の通信ネットワーク2に接続されているノード21に対するデータが、第1の通信ネットワーク1に対して送信されると、第1の通信ネットワーク1は、ゲートウェイ装置3Aに対して、ノード11からのデータを送信する。第1の通信ネットワーク1から送信されてきたノード21宛てのデータは、ゲートウェイ装置3Aの受信処理部311にて受信されて、送信待ちデータ一時保存部313に保存される。
For example, when data from the
さらに、本実施形態においては、第1の実施形態の場合とは異なり、新たなデータがゲートウェイ装置3Aの受信処理部311にて受信されて、送信待ちデータ一時保存部313に保存されようとした時点で、送信処理部312から第2の通信ネットワーク2に対して送信中のデータが存在していた場合、比較処理部316にて新たに受信したデータと送信中のデータとの送信優先順位の比較を行い、その結果如何によって、送信中のデータに設定されていた送信中止時間を更新して設定し直す。例えば、新たに受信したデータが、送信中のデータよりも優先順位が高い場合は、送信中のデータの送信を迅速に中止させるために、送信中止時間を短縮した値(例えば、直ちに打ち切る指示をする場合は“0”)に変更するように、送信タイマ315の送信中止時間の設定を更新させる。
Furthermore, in this embodiment, unlike the case of the first embodiment, new data is received by the
また、送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータは、第1の実施形態の場合と同様に、送信優先順位決定処理部314によって送信の優先順位付けがなされる。送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータの送信順番に達すると、送信待ちデータ一時保存部313から送信処理部312にデータがセットされて、データの宛先のノード21が接続されている第2の通信ネットワーク2に対する送信要求を行う。
The data stored in the transmission waiting data
送信要求を受け取った送信処理部312は、送信データを第2の通信ネットワーク2に対して送信開始すると同時に、送信タイマ315に送信中止時間をセットして送信時限の監視動作を起動する。送信処理部312は、第2の通信ネットワーク2への送信が完了すると、起動した送信タイマ315をリセットして停止させるが、何らかの原因で、送信タイマ315にセットされた送信中止時間に達するまでに、第2の通信ネットワーク2へのデータ送信を完了することができなかった場合は、送信動作を中止して、再度、送信しようとしていたデータを送信待ちデータ一時保存部313に一時保存する。
Upon receiving the transmission request, the
次に、本実施形態で新たに追加したゲートウェイ装置3Aの比較処理部316,326のデータ比較動作について、第1の送受信制御部31A側の動作を例にとって、図7に示すフローチャートを用いてさらに説明する。図7は、本発明の一例である図6に示すゲートウェイ装置3Aの比較処理部316における比較動作の一例を説明するためのフローチャートであり、ゲートウェイ装置3Aにおける本発明のデータ送受信制御方法の一例を示している。なお、第1の通信ネットワーク1から受信したデータを第2の通信ネットワーク2に対して送信する動作については、比較処理部316における比較処理を除いて、第1の実施形態にて詳述した場合と全く同様であり、ここでの重複した説明は省略する。
Next, regarding the data comparison operation of the
図7のフローチャートにおいて、まず、受信処理部311において、第1の通信ネットワーク1から新たなデータが受信されたか否かを判定する(ステップS11)。新たな受信データがない場合は(ステップS11のNO)、比較処理部316における比較処理を終了するが、新たな受信データがあった場合は(ステップS11のYES)、ステップS12に移行して、次に、送信処理部312から第2の通信ネットワーク2に対してデータを送信中か否かを判定する(ステップS12)。
In the flowchart of FIG. 7, first, the
第2の通信ネットワーク2に対してデータを送信中ではなかった場合は(ステップS12のNO)、比較処理部316における比較処理を終了するが、データを送信中であった場合は(ステップS12のYES)、ステップS13に移行して、次に、新たに受信したデータと送信中のデータとの送信優先順位の比較を行う(ステップS13)。
When data is not being transmitted to the second communication network 2 (NO in step S12), the comparison processing in the
比較結果、新たに受信したデータの優先順位の方が、送信中のデータよりも低い優先順位であった場合は(ステップS14のNO)、比較処理部316における比較処理を終了するが、逆に、新たに受信したデータの優先順位の方が、送信中のデータよりも高い優先順位であった場合は(ステップS14のYES)、送信タイマ315に設定されている送信中止時間を短縮する更新指示を、例えば、送信中止時間を“0”に設定する更新指示を、送信タイマ315に対して送出して、送信タイマ315の送信中止時間を更新させる(ステップS15)。
As a result of the comparison, when the priority of the newly received data is lower than that of the data being transmitted (NO in step S14), the comparison processing in the
この結果、ゲートウェイ装置3Aでは、送信優先順位が高いデータが新たに受信された場合、たとえ、現在、優先順位が低いデータを送信中の状態にあったとしても、送信中止時間を例えば“0”に短縮することによって、送信中のデータの送信動作を迅速に打ち切って、送信待ちデータ一時保存部313に保存し直すことができる。
As a result, in the gateway device 3A, when data with a high transmission priority is newly received, even if the data with a low priority is currently being transmitted, the transmission suspension time is set to “0”, for example. By shortening to, the transmission operation of the data being transmitted can be quickly terminated and stored again in the transmission waiting data
而して、ゲートウェイ装置3Aでは、送信優先順位決定処理部314により、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータのうち最も優先順位が高いデータとして新たに受信されたデータが選択されて、送信処理部312にセットされることになり、第1の実施形態のゲートウェイ装置3における効果に加えて、さらに、優先順位が高いデータほど、優先して、迅速かつ効率的に、第2の通信ネットワーク2に対して送信することが可能になる。特に、あらかじめ定められた時間間隔で、周期的に送信されてくるような周期送信データの場合、各データの送信周期を確保しつつ、送信相手の通信ネットワークに対する送信チャンスを、より効率的に確保して、周期送信データを通信相手先のノードに対して、定められた周期内に、より確実に送達することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明によるゲートウェイ装置の第3の実施形態について説明する。
Thus, in the gateway device 3A, the transmission priority
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the gateway device according to the present invention will be described.
本実施形態においても、ネットワーク構成は、第1の実施形態で示した図1のネットワーク構成図と同様であり、第1の通信ネットワーク1と第2の通信ネットワーク2とが、本実施形態のゲートウェイ装置3Bに接続されており、第1の通信ネットワーク1には、ノード11とノード12とが接続され、一方、第2の通信ネットワーク2には、ノード21とノード22とが接続されている。
Also in this embodiment, the network configuration is the same as the network configuration diagram of FIG. 1 shown in the first embodiment, and the
次に、本実施形態におけるゲートウェイ装置3Bの内部のブロック構成について、図8を用いて説明する。図8は、本発明の第3の実施形態におけるゲートウェイ装置3B内部のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図8に示すように、本実施形態におけるゲートウェイ装置3Bのブロック構成は、第1の実施形態において例示した図2のゲートウェイ装置3と同様に、第1の通信ネットワーク1から受信したデータを第2の通信ネットワークへ送信する第1の送受信制御部31Bと、逆に、第2の通信ネットワーク2から受信したデータを第1の通信ネットワーク1に送信する第2の送受信制御部32Bとを備えており、第1の送受信制御部31B、第2の送受信制御部32Bそれぞれの内部構成は、データの送受信方向を逆にしただけで、全く同じ構成要素からなっている。
Next, an internal block configuration of the gateway device 3B in the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 8 is a block configuration diagram showing an example of a block configuration inside the gateway device 3B in the third embodiment of the present invention. As shown in FIG. 8, the block configuration of the
また、第1の送受信制御部31B、第2の送受信制御部32Bそれぞれは、図2に例示した第1の実施形態の第1の送受信制御部31、第2の送受信制御部32と同様に、受信処理部311,321、送信処理部312B,322B、送信待ちデータ一時保存部313,323、送信優先順位決定処理部314,324、送信タイマ315,325を少なくとも備えているが、さらに、送信処理部312B,322Bは、図2の送信処理部312,322と異なり、それぞれの内部に、新たに、送信データ破棄タイマ317a,327aをそれぞれ内蔵した送信データ破棄処理部317,327を備えて構成されている。なお、本実施形態においては、第1の送受信制御部31B、第2の送受信制御部32Bそれぞれが、第1の実施形態における図2の第1の送受信制御部31、第2の送受信制御部32ではなく、第2の実施形態における図6の第1の送受信制御部31A、第2の送受信制御部32Aのような比較処理部316,326を備えている構成であっても構わない。
Further, each of the first transmission /
第1の送受信制御部31B、第2の送受信制御部32Bの送信処理部312B,322Bとして、新たに追加した送信データ破棄処理部317,327は、それぞれ、当該ゲートウェイ装置3Bから、第2の通信ネットワーク2、第1の通信ネットワーク1に対して送信するデータが、当該データの破棄すべきデータ破棄時間を超えて遅れてしまった場合に、送信待ちデータ一時保存部313に保存し直すことなく、当該データを破棄して、送信動作を終了させるものである。
As the
ここで、データ破棄時間としては、例えば同じノード11から送信されてくるデータなど、同一データ属性を有するデータについて、次のデータが受信されるまでの時間間隔と一致する時間とすることも可能である。この結果、同一データ属性のデータを2つ以上送信待ちデータ一時保存部313に保存することを防止することができる。
Here, as the data discarding time, for data having the same data attribute, for example, data transmitted from the
また、周期的に受信して、周期的に送信する必要がある周期性を有するデータの場合、リアルタイム性を伴う特性を有している可能性が高く、ある周期で受信したデータは、その周期内においてのみ有効であり、次の周期では、意味がなくなるかあるいは意味が薄れるという特性を有している可能性が高い。したがって、このような周期性を有するデータを扱う場合は、データ破棄時間を、ゲートウェイ装置3Bにおけるデータ受信周期(言い換えれば、宛先が属する通信ネットワークへのデータ送信周期と考えても良い)と一致させるようにしても良い。このような周期性を有するデータの扱いについて、さらに次に説明する。 In addition, in the case of data having periodicity that needs to be periodically received and periodically transmitted, there is a high possibility that the data has characteristics with real-time properties. It is effective only within the period, and in the next cycle, there is a high possibility that the meaning will be lost or the meaning will be weakened. Therefore, when handling data having such periodicity, the data discarding time is made to coincide with the data reception period (in other words, the data transmission period to the communication network to which the destination belongs) in the gateway device 3B. You may do it. The handling of data having such periodicity will be further described below.
第1の送受信制御部31B、第2の送受信制御部32Bの受信処理部311,321それぞれにおいて第1の通信ネットワーク1、第2の通信ネットワーク2から受信されるデータのデータ属性が示す受信周期(言い換えると、第1の通信ネットワーク1、第2の通信ネットワーク2からゲートウェイ装置3Bに対してデータを送信してくる送信周期、さらに言えば、ゲートウェイ装置3Bが受信したデータを第2の通信ネットワーク2、第1の通信ネットワーク1に対して送信すべき時間間隔を示す送信周期)を超えてしまった場合に、当該データと同じ属性に関する次の周期のデータが受信処理部311,321に到着する時間に達しているので、現在送信中のデータは破棄して、次のデータを送信するように制御することを可能とするものである。
Receiving periods indicated by data attributes of data received from the
このため、ゲートウェイ装置3Bに受信されるデータのデータ属性が示す受信周期に相当する周期を、当該データをゲートウェイ装置3Bから送信すべき限界の時限とみなして、当該受信周期に相当する時間を、データ破棄時間として、送信データ破棄処理部317,327にそれぞれ内蔵される送信データ破棄タイマ317a,327aに設定することにし、設定されたデータ破棄時間に到達した場合には、送信動作を中止して、送信待ちデータ一時保存部313に保存し直すことなく、データを破棄し、送信動作を終了させる。
For this reason, the period corresponding to the reception period indicated by the data attribute of the data received by the gateway apparatus 3B is regarded as the limit time limit for transmitting the data from the gateway apparatus 3B, and the time corresponding to the reception period is The data discarding time is set in the transmission
次に、図8のゲートウェイ装置3Bの各ブロックの動作の一例について、第1の送受信制御部31B側を例にして説明するが、第1の実施形態における第1の送受信制御部31や第2の実施形態における第1の送受信制御部31Aの動作と略同様の動作を行っている。第2の送受信制御部32B側の各ブロックの動作についても、送受信する通信ネットワークが第1の送受信制御部31B側と異なるだけであって、各ブロックの動作は全く同様である。以下には、第1の送受信制御部31Bの動作について、周期性を有するデータを送受信する場合を例にとって説明する。
Next, an example of the operation of each block of the gateway device 3B in FIG. 8 will be described by taking the first transmission /
例えば、図1に示す第1の通信ネットワーク1に接続されているノード11から第2の通信ネットワーク2に接続されているノード21に対するデータが、第1の通信ネットワーク1に対して送信されると、第1の通信ネットワーク1は、ゲートウェイ装置3Bに対して、ノード11からのデータを送信する。第1の通信ネットワーク1から送信されてきたノード21宛てのデータは、ゲートウェイ装置3Bの受信処理部311にて受信されて、送信待ちデータ一時保存部313に保存される。
For example, when data from the
送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータは、送信優先順位決定処理部314によって送信の優先順位付けがなされる。送信待ちデータ一時保存部313に保存されたデータの送信順番に達すると、送信待ちデータ一時保存部313から送信処理部312Bに最優先のデータがセットされて、データの宛先のノード21が接続されている第2の通信ネットワーク2に対する送信要求を行う。
The data stored in the transmission waiting data
送信要求を受け取った送信処理部312Bは、第1の実施形態の動作とは異なり、当該データのデータ属性が示す受信周期(送信周期)と一致する時間を、データ破棄時間として送信データ破棄タイマ317aにセットして、データ破棄時限の監視動作を起動した後、送信データを第2の通信ネットワーク2に対して送信開始する。送信処理部312Bは、第2の通信ネットワーク2への送信が完了すると、起動した送信タイマ315をリセットして停止させるが、何らかの原因で、送信タイマ315にセットされた送信中止時間に達するまでに、第2の通信ネットワーク2へのデータ送信を完了することができなかった場合は、送信動作を中止するとともに、送信しようとしていたデータを送信待ちデータ一時保存部313に、再度、保存し直して、送信動作を終了する。
Unlike the operation of the first embodiment, the
一方、最優先のデータとして送信処理部312Bにセットされるデータが、送信データ破棄タイマ317aにセットされていたデータ破棄時間に達しているデータであった場合は、送信動作を中止するとともに、次の周期の送信データを受信する時間に達しているので、当該データを送信待ちデータ一時保存部313に保存することなく、破棄して、送信動作を終了させる。
On the other hand, if the data set in the
次に、図8に示したゲートウェイ装置3Bのデータ送信処理について、第1の送受信制御部31B側の動作を例にとって、図9に示すフローチャートを用いてさらに説明する。図9は、本発明の第3の実施形態におけるゲートウェイ装置3Bのデータ送信処理の一例を説明するためのフローチャートであり、ゲートウェイ装置3Bにおける本発明のデータ送受信制御方法の一例を示している。
Next, the data transmission processing of the gateway device 3B shown in FIG. 8 will be further described with reference to the flowchart shown in FIG. 9, taking the operation on the first transmission /
図9のフローチャートにおいて、ステップS21からS27までの各ステップは、実施形態1における図4のステップS01からS07までの各ステップと全く同様の処理である。すなわち、まず、送信処理部312は、第2の通信ネットワーク2に対するデータの送信を完了したか否かを判定し(ステップS21)、データ送信が完了していない場合は(ステップS21のNO)、送信タイムアウトが発生したか否かを判定する(ステップS22)。
In the flowchart of FIG. 9, each step from step S21 to S27 is exactly the same process as each step from step S01 to S07 in FIG. That is, first, the
送信タイムアウトが発生していない場合は(ステップS22のNO)、処理を終了するが、送信タイムアウトが発生している場合は(ステップS22のYES)、当該送信データの送信を中止して(ステップS23)、送信を中止したデータを、再度、送信待ちデータ一時保存部313に保存する(ステップS24)。 If a transmission timeout has not occurred (NO in step S22), the process ends. If a transmission timeout has occurred (YES in step S22), transmission of the transmission data is stopped (step S23). ), The data whose transmission has been canceled is stored again in the transmission waiting data temporary storage unit 313 (step S24).
一方、データ送信が完了している場合は(ステップS21のYES)、送信タイマ315をリセットして、送信中止時間までの時限監視動作を終了させた後(ステップS25)、第2の通信ネットワーク2に次に送信すべきデータが、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているか否かを判定する(ステップS26)。
On the other hand, if the data transmission is completed (YES in step S21), the
次に送信すべきデータが送信待ちデータ一時保存部313に保存されていない場合は(ステップS26のNO)、処理を終了するが、送信待ちデータ一時保存部313に保存されている場合は(ステップS26のYES)、送信優先順位決定処理部314により、送信待ちデータ一時保存部313に保存されているデータについて、例えば、データ属性を示すID番号に基づく送信の優先順位によるソーティング処理を行う(ステップS27)。
If the data to be transmitted next is not stored in the transmission-waiting data temporary storage unit 313 (NO in step S26), the process ends, but if it is stored in the transmission-waiting data temporary storage unit 313 (step S26). In step S26, the transmission priority
本実施形態の場合、ソーティング処理によって得られた最優先のデータを、送信処理部312Bに設定する際のステップS28以降の動作が、第1の実施形態に示した図4のステップ08以降の動作と異なる。まず、データ破棄時間を設定済みのデータであるか否かを判定する(ステップS28)。データ破棄時間を設定済みのデータであった場合(ステップS28のYES)、ステップS29へ移行し、データの破棄時間が経過したか否かを判定する(ステップS29)。
In the case of this embodiment, the operation after step S28 when setting the highest priority data obtained by the sorting process in the
データ破棄時間が経過して、タイムアウトしていた場合は(ステップS29のYES)、当該データと同一属性に属する次のデータが受信される時間に達しているので、当該データの送信動作を中止して、当該データを送信待ちデータ一時保存部313に保存し直すことなく、破棄し、送信を完了する(ステップS30)。
If the data discard time has elapsed and timed out (YES in step S29), the time for receiving the next data belonging to the same attribute as that data has been reached, so the data transmission operation is stopped. Then, the data is discarded without being stored in the transmission-waiting data
一方、データ破棄時間の時間まで経過していなく、タイムアウトしていなかった場合は(ステップS29のNO)、ステップS32に移行して、第1の実施形態に示した図4のステップ08以降の動作と同様に、送信処理部312Bに当該データをセットして、第2の通信ネットワーク2への送信要求を行うと同時に(ステップS32)、送信タイマ315に、あらかじめ定められている送信中止時間を設定して、タイマを起動し(ステップS33)、しかる後、送信処理を終了する。
On the other hand, if the data discard time has not elapsed and the timeout has not occurred (NO in step S29), the process proceeds to step S32, and the operations after step 08 in FIG. 4 shown in the first embodiment are performed. In the same manner as described above, the data is set in the
また、ステップS28において、データ破棄時間を設定済みのデータではなかった場合(ステップS28のNO)、ステップS31に移行して、当該データと同一データ属性を有する次のデータが受信されるまでの時間間隔、例えば、周期性を有するデータの場合は、当該データのデータ属性により与えられる第1の通信ネットワーク1からの受信周期(すなわち、第1の通信ネットワーク1からゲートウェイ装置3Bに対する送信周期、言い換えれば、ゲートウェイ装置3Bから第2の通信ネットワーク2に対して送信すべき送信周期)を、当該データを破棄するデータ破棄時間として、送信データ破棄タイマ317aに設定する(ステップS31)。しかる後、ステップS32に移行して、第1の実施形態に示した図4のステップ08以降の動作と同様に、送信処理部312Bに当該データをセットして、第2の通信ネットワーク2への送信要求を行うと同時に(ステップS32)、送信タイマ315に、あらかじめ定められている送信中止時間を設定して、タイマを起動し(ステップS33)、しかる後、送信処理を終了する。
If the data discard time is not already set in step S28 (NO in step S28), the process proceeds to step S31, and the time until the next data having the same data attribute as the data is received. In the case of data having an interval, for example, periodicity, the reception cycle from the
なお、図8、図9に示す実施例においては、送信データ破棄処理部317、送信データ破棄タイマ317aを、送信処理部312B内に備えている場合を示したが、本実施形態は、かかる場合のみに限るものではなく、例えば、第1の送受信制御部31Aや第2の送受信制御部32A内における独立の回路ブロックとして配置しても良い。かかる配置の場合、ステップS31のように、データを送信しようとするタイミングで送信データ破棄タイマ317a,327aにデータ破棄時間を設定するのではなく、新たなデータを受信して、送信待ちデータ一時保存部313,323に保存する際に、送信データ破棄タイマ317a,327aにデータ破棄時間を設定して、送信データ破棄処理部317,327によって、当該データを保存してからデータ破棄時間まで経過したか否かを監視するようにしても良い。
8 and 9, the transmission data discard
この結果、例えば、送信優先順位が低いデータが長時間に亘って送信待ちデータ一時保存部313,323に保存され続けてしまうことも防止することができる。
As a result, for example, it is possible to prevent data having a low transmission priority from being continuously stored in the transmission-waiting data
以上に説明したように、ゲートウェイ装置3Bでは、送信しようとしている送信データと同一データ属性を有する次のデータが送信されてくる時間に達しても、当該送信データをゲートウェイ装置3Bから第2の通信ネットワーク2に送信することができなかった場合、送信データ破棄処理部317により、送信しようとしている当該送信データを、送信待ちデータ一時保存部313に保存することなく、破棄して、送信動作を終了させるように動作することが可能である。
As described above, even if the gateway apparatus 3B reaches the time when the next data having the same data attribute as the transmission data to be transmitted is transmitted, the gateway apparatus 3B transmits the transmission data from the gateway apparatus 3B to the second communication. If transmission to the
さらには、周期性を有するデータ、すなわち、あらかじめ定められた時間間隔で、周期的に送信されてくるような周期送信データに関しても、ゲートウェイ装置3Bから送信しようとしている送信データと同じデータ属性の次の周期送信データが第1の通信ネットワーク1からゲートウェイ装置3Bに送信されてくる時間に達しても、当該送信データをゲートウェイ装置3Bから第2の通信ネットワーク2に送信することができなかった場合、送信データ破棄処理部317により、送信しようとしている当該送信データを、送信待ちデータ一時保存部313に保存することなく、破棄して、送信動作を終了させるように動作することが可能である。
Furthermore, for data having periodicity, that is, periodic transmission data that is periodically transmitted at a predetermined time interval, the next data attribute is the same as the transmission data to be transmitted from the gateway device 3B. When the periodical transmission data reaches the time when the periodic transmission data is transmitted from the
而して、ゲートウェイ装置3Bでは、第1の実施形態のゲートウェイ装置3や第2の実施形態のゲートウェイ装置3Aにおける効果に加えて、ゲートウェイ装置3B内の送信待ちデータ一時保存部313のデータ保存量の増加を防止可能とするとともに、送信待ちデータ一時保存部313のオーバーフローを防止することができる。
Thus, in the gateway device 3B, in addition to the effects of the
1…第1の通信ネットワーク、2…第2の通信ネットワーク、3,3A,3B…ゲートウェイ装置、11…ノード、21,22…ノード、31,31A,31B…第1の送受信制御部、32,32A,32B…第2の送受信制御部、311…受信処理部、312,312B…送信処理部、313…送信待ちデータ一時保存部、314…送信優先順位決定処理部、315…送信タイマ、316…比較処理部、317…送信データ破棄処理部、317a…送信データ破棄タイマ、321…受信処理部、322,322B…送信処理部、323…送信待ちデータ一時保存部、324…送信優先順位決定処理部、325…送信タイマ、326…比較処理部、327…送信データ破棄処理部、327a…送信データ破棄タイマ。
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