JP2007172372A - 仲介装置、通信装置、仲介プログラムならびに通信プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザにとって、話したい事柄を話す相手を容易に探すことのできる仲介装置、通信装置、仲介プログラムならびに通信プログラムを提供すること。
【解決手段】問合わせ元である質問者と通信相手となる回答者との間の通話を仲介するための仲介装置であって、各回答者に関する通信相手情報と、各回答者の応答可能分野の情報とを関連付けて記憶するエキスパートDB32と、質問者からの質問を含む問い合わせ要求を受信するための受信部41と、受信された問い合わせ要求から、質問を取得するための要求取得部11と、取得された質問と記憶された応答可能分野の情報とのマッチングを行ない、質問に回答可能な通信相手を検索するためのマッチング部12と、検索された回答可能な通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するためのリストアップ部14とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】問合わせ元である質問者と通信相手となる回答者との間の通話を仲介するための仲介装置であって、各回答者に関する通信相手情報と、各回答者の応答可能分野の情報とを関連付けて記憶するエキスパートDB32と、質問者からの質問を含む問い合わせ要求を受信するための受信部41と、受信された問い合わせ要求から、質問を取得するための要求取得部11と、取得された質問と記憶された応答可能分野の情報とのマッチングを行ない、質問に回答可能な通信相手を検索するためのマッチング部12と、検索された回答可能な通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するためのリストアップ部14とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、仲介装置、通信装置、仲介プログラムならびに通信プログラムに関し、特に、電話の接続を仲介することのできる仲介装置、通信装置、仲介プログラムならびに通信プログラムに関する。
従来より、自分が疑問に思ったことや教えてほしいことがある場合、その問合わせは、電話を用いて施設などに対して行なわれている。たとえば、住所変更の届出についての問合わせは、役場に対して、若干の体調不良の場合の病名の問合わせは、いずれかの病院に対して、電話をかけることで行なわれる。この場合、電話をする相手の電話番号は、電話帳を用いて調べられていた。
電話帳を開いて調べるのが煩雑という人のために、次のような技術が開示されている。すなわち、特許文献1には、予め、加入者の属性データ(地域、職業、年齢等)を記憶しておくことで、発呼者が、属性を指定すると、該当する加入者を見つけ出し、発呼者と着呼者との間の接続動作を行なう交換機が開示されている。
また、昨今のインターネットの普及により、趣味を同じくする人同士の掲示板システムやチャットシステムなどで、顔を知らない相手とも情報交換が可能になったと言える。たとえば、会員登録している人が質問の書き込みをしておくと、その書き込みを見た誰かが質問に対する答えを書き込みしてくれる掲示板が運営されている。質問者は、自分の質問を書き込む前に、同じ質問をした人が過去にいないかどうか検索することができる。一方では、書き込み一覧を眺める或いは検索することによって、自分が答えられる質問であれば答えを書き込むことができる。
これらのシステムを用いて見知らぬ相手と「知り合う」ことができるのは、コンピュータ(以下「PC」という)や、それに代わる携帯電話のブラウザ機能を使いこなせる人だけに限られる、所謂デジタルデバイドが存在するのが現状である。自分の知り合いたい相手を「探す」手間があるからである。
仮に、上記「探す」手間を自動化したとしても、従来のPCや携帯電話などのような機械は「難しい」と、敬遠されがちである。また、前述した掲示板というシステムは、質問を書き込みした後あるいは回答を書き込みした後は、ほぼ定期的に当該掲示板にアクセスして他の人からの反応があったかどうかをチェックしなければならない。自分の質問あるいは書き込みに対して反応があった時点において電子メールなどで通知してくれるように設定されていたとしても、反応をもらうまでの時間は通常会話に比べると非常に長く、円滑なコミュニケーションは行なえない。
特許文献2には、予め、回答者側の、取得資格、得意質問分野、電話応答スケジュールなどを登録しておくことで、質問者からの質問に対し、回答者がメールまたは電話で回答することのできる情報交換仲介方法が開示されている。電話により情報交換の仲介が行なわれる場合、回答者に自動音声により質問者からの回答要求があったことが伝えられ、応答の可否を再度尋ねる旨のメッセージが流される。これに対し、回答者側は、応答を受諾するか否かをトーンシグナル信号によって行なう。応答可のシグナルが確認されると、質問者と回答者とが回線接続される(段落0068)。
特開平3−123161号公報
特開2002−49786号公報
特許文献1の方法では、発呼動作が行なわれた加入者(着呼者)が不在の場合、順次、同じ属性を持つ加入者に対して発呼することになる。したがって、発呼者は、該当の加入者が現在通話可能かどうか判別するまでに多大な時間を要する恐れがある。また、発呼者は、実際に接続されてから、より詳しい質問をしなければならない。そのため、着呼者が、確実にその質問に回答してくれるとは限らない。
また、特許文献2の方法では、回答者側にとっては、必ず一度、応答可能かどうかを知らせなければならないという心理的負担がある。
本発明は、上記課題に基づいて創案されたもので、ユーザにとって、話したい事柄を話す相手を容易に探すことのできる仲介装置、通信装置、仲介プログラムならびに通信プログラムを提供することを目的とする。
この発明のある局面に従う仲介装置は、問合わせ元である質問者と通信相手となる回答者との間の通話を仲介するための仲介装置であって、各回答者に関する通信相手情報と、各回答者の応答可能分野の情報とを関連付けて記憶する応答可能分野記憶手段と、質問者からの質問を含む問い合わせ要求を受信するための受信手段と、受信された問い合わせ要求から、質問を取得するための要求取得手段と、取得された質問と記憶された応答可能分野の情報とのマッチングを行ない、質問に回答可能な通信相手を検索するためのマッチング手段と、検索された回答可能な通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するための抽出手段とを備える。
この発明の他の局面に従う仲介装置は、問合わせ元である回答者と通信相手となる質問者との間の通話を仲介するための仲介装置であって、各質問者に関する通信相手情報と、各質問者の質問の情報とを関連付けて記憶するための質問記憶手段と、応答可能分野を含む問い合わせ要求を受信するための受信手段と、受信された問い合わせ要求から、応答可能分野を取得する要求取得手段と、取得された応答可能分野と質問の情報とのマッチングを行ない、応答可能分野に対応する質問を有する通信相手を検索するためのマッチング手段と、検索された対応する質問を有する通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するための抽出手段とを備える。
好ましくは、インターネットを介して接続される、回答者それぞれが有する通信装置から、回答者の応答可能分野の情報を受付けるための受付手段と、受付けられた応答可能分野の情報を応答可能分野記憶手段に登録するための登録手段とをさらに備える。
好ましくは、インターネットを介して接続される、質問者それぞれが有する通信装置から、質問者の質問の情報を受付けるための受付手段と、受付けられた質問の情報を質問記憶手段に登録するための登録手段とをさらに備える。
好ましくは、通信装置からの情報に基づき、通信相手が現在通信可能か否かを示すプレゼンス状態を検出するための検出手段をさらに備える。
好ましくは、抽出された通信相手のうちのいずれかに対して通話を仲介するための仲介手段をさらに備える。
好ましくは、仲介手段は、抽出された通信相手に関する一部あるいは全部の情報を、問い合わせ元に通知し、問い合わせ元より指示された通信相手に対して通話を仲介する。
好ましくは、通信相手情報は、各通信相手の連絡先の情報を含み、仲介手段は、通信相手に関する情報を通知する際に、連絡先の情報を除外する。
この発明のさらに他の局面に従う通信装置は、問合わせ者と通信相手との通話を仲介するための仲介装置とインターネットを介して接続される通信装置であって、ユーザからの指示に基づき、質問または応答可能分野を含む問い合わせ要求を生成するための要求生成手段と、ユーザのプレゼンス情報を生成するためのプレゼンス情報生成手段と、生成された問合わせ要求およびプレゼンス情報を仲介装置に送信するための送信手段とを備える。
この発明のさらに他の局面に従う仲介プログラムは、問合わせ元である質問者と通信相手となる回答者との間の通話を仲介するためのプログラムであって、質問者からの質問を含む問い合わせ要求を受信するステップと、受信された問い合わせ要求から、質問を取得するステップと、取得された質問と、予め記憶された各回答者の応答可能分野の情報とのマッチングを行ない、質問に回答可能な通信相手を検索するステップと、検索された回答可能な通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するステップとをコンピュータに実行させる。
この発明のさらに他の局面に従う仲介プログラムは、問合わせ元である回答者と通信相手となる質問者との間の通話を仲介するためのプログラムであって、応答可能分野を含む問い合わせ要求を受信するステップと、受信された問い合わせ要求から、応答可能分野を取得するステップと、取得された応答可能分野と、予め記憶された各質問者の質問の情報とのマッチングを行ない、応答可能分野に対応する質問を有する通信相手を検索するステップと、検索された対応する質問を有する通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するステップとをコンピュータに実行させる。
この発明のさらに他の局面に従う通信プログラムは、問合わせ者と通信相手との通話を仲介するための仲介装置とインターネットを介して接続される通信装置において実行されるプログラムであって、ユーザからの指示に基づき、質問または応答可能分野を含む問い合わせ要求を生成するステップと、生成された問合わせ要求を仲介装置に送信するステップと、ユーザのプレゼンス情報を生成するステップと、生成されプレゼンス情報を仲介装置に送信するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によると、ユーザにとって、話したい事柄を話す相手を簡単に探すことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(概略および構成について)
はじめに、図1および図2を用いて、本発明の実施の形態における仲介システム1の概略について説明する。
はじめに、図1および図2を用いて、本発明の実施の形態における仲介システム1の概略について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における仲介システム1の概略構成図である。
図1を参照して、仲介システム1は、仲介装置100と、質問者が有する通信装置200と、エキスパート(回答者)が有する通信装置300とを含む。仲介装置100、通信装置200および通信装置300は、それぞれインターネット4に代表されるネットワークに接続される。仲介システム1は、質問者(が有する電話機220または通信装置200)とエキスパート(が有する電話機320または通信装置300)との間でインターネット4を介した通話を可能とするためのSIP(Session Initiation Protocol)サーバを含んでいてもよい。
図1を参照して、仲介システム1は、仲介装置100と、質問者が有する通信装置200と、エキスパート(回答者)が有する通信装置300とを含む。仲介装置100、通信装置200および通信装置300は、それぞれインターネット4に代表されるネットワークに接続される。仲介システム1は、質問者(が有する電話機220または通信装置200)とエキスパート(が有する電話機320または通信装置300)との間でインターネット4を介した通話を可能とするためのSIP(Session Initiation Protocol)サーバを含んでいてもよい。
仲介装置100は、WWWサーバである。通信装置200および通信装置300では、WWWブラウザが起動する。これにより、仲介装置100に蓄積されたHTML(hypertext markup language)形式のファイルが、通信装置200および通信装置300のWWWブラウザによって閲覧可能となっている。
通信装置200および通信装置300には、後述するように、それぞれ、質問者およびエキスパートが通信可能か否かを検出するための装置、たとえば電力計250,350が接続される。
図2は、本発明の実施の形態における仲介システム1の概念図である。
図2を参照して、通信装置200から仲介装置100に対して、質問を含む問合わせが送信される。そうすると、これに応じて、仲介装置100は、受信した問合わせに合致するエキスパートに関する情報を通信装置200へ返信する。なお、この場合、通信装置300から仲介装置100に対して、予め、エキスパートの応答可能分野の登録がなされているものとする。ここでの「エキスパートに関する情報」とは、質問者とエキスパートとを通話可能にするための情報であり、たとえば、後述するような、“問い合わせに合致し、かつ、現在通信可能なエキスパート”のリスト、あるいは、選択されたエキスパートの接続情報(連絡先の情報)などを含む。
図2を参照して、通信装置200から仲介装置100に対して、質問を含む問合わせが送信される。そうすると、これに応じて、仲介装置100は、受信した問合わせに合致するエキスパートに関する情報を通信装置200へ返信する。なお、この場合、通信装置300から仲介装置100に対して、予め、エキスパートの応答可能分野の登録がなされているものとする。ここでの「エキスパートに関する情報」とは、質問者とエキスパートとを通話可能にするための情報であり、たとえば、後述するような、“問い合わせに合致し、かつ、現在通信可能なエキスパート”のリスト、あるいは、選択されたエキスパートの接続情報(連絡先の情報)などを含む。
また、これとは反対に、通信装置300から仲介装置100に対して、応答可能分野を含む問合わせが送信されると、仲介装置100は、これに応じて、受信した問合わせに合致する質問者に関する情報を通信装置300へ返信する。この場合、通信装置200から仲介装置100に対して、予め、質問の登録がなされているものとする。また、ここでの「質問者に関する情報」とは、上記エキスパートに関する情報と同様に、エキスパートと質問者とを通話可能にするための情報であり、たとえば、“問い合わせに合致し、かつ、現在通信可能な質問者”のリスト、あるいは、選択された質問者の接続情報(連絡先の情報)などを含む。
このような通信が行なわれることで、質問者が有する電話機220とエキスパートが有する電話機320との間で、質疑応答が可能となる。なお、電話機220,320の代わりに、通信装置200および300にたとえばヘッドセット(図示せず)を接続することで、質問者とエキスパートとの通話を可能としてもよい。
ここで、「現在通信可能」とは、問合わせ受信時において、応答可能な状態にあることを示すものとする。たとえば、在宅中であるだけでもよいし、電話や掃除や炊事などをしていない状態にあることまでも検知して「通信可能」としてもよい。なお、「現在通信可能」かどうか通知してもらうための技術としては、SIPやIM(Instant Messenger)で使用されるプレゼンス機能を用いることが可能である。「現在通信可能」かどうか調査される側のユーザにおいて、当該ユーザが通信可能とみなされるような状態を予め決定しておけばよい。そうすると、あとは、現在通信可能か否かを示す状態(以下「プレゼンス状態」という)の情報(以下「プレゼンス情報」という)の取得を行うための手続、プレゼンス情報を送信してもらうよう予約する手続(SUBSRIBE)を行い、当該ユーザ側の通信装置200,300からプレゼンス情報を受信(Notify)すればよい。このような処理の詳細については、後述する。
本実施の形態における仲介システム1は、質問者(通信装置200)およびエキスパート(通信装置300)の両方から問い合わせを受けることができる。しかしながら、いずれか一方からの問合わせにのみ対応可能であってもよい。
次に、図3を用いて、仲介装置100、通信装置200および通信装置300それぞれのハードウェア構成について説明する。
図3(a)は、仲介装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3(a)を参照して、仲介装置100は、仲介装置100の全体的な制御を行なうためのCPU(Central Processing Unit)101、プログラムおよび各種データを格納するためのメモリ102、たとえばHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性メモリ103(以下「HDD103という」)、インターネット4を介した通信を行なうための通信IF104、および、たとえばメモリカードなどの記録媒体107bに記録されたデータを読み出し可能なドライブ装置107aを備える。これらのハードウェアは、各々バスで接続されている。なお、記録媒体107bに予め記録されたプログラム(仲介プログラム)がドライブ装置107aによって読み出されて、以下に説明するような仲介処理が実現されてもよい。
図3(a)を参照して、仲介装置100は、仲介装置100の全体的な制御を行なうためのCPU(Central Processing Unit)101、プログラムおよび各種データを格納するためのメモリ102、たとえばHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性メモリ103(以下「HDD103という」)、インターネット4を介した通信を行なうための通信IF104、および、たとえばメモリカードなどの記録媒体107bに記録されたデータを読み出し可能なドライブ装置107aを備える。これらのハードウェアは、各々バスで接続されている。なお、記録媒体107bに予め記録されたプログラム(仲介プログラム)がドライブ装置107aによって読み出されて、以下に説明するような仲介処理が実現されてもよい。
図3(b)は、通信装置200および通信装置300のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3(b)を参照して、通信装置200は、通信装置200の全体的な制御を行なうためのCPU201、プログラムおよび各種データを格納するためのメモリ202、たとえばHDDなどの不揮発性メモリ203(以下「HDD203という」)、インターネット4を介した通信を行なうための通信IF204、質問者からの指示等の入力を受付けるための入力部205、データを出力するための出力部206、および、たとえばメモリカードなどの記録媒体207bに記録されたデータを読み出し可能なドライブ装置207aを備える。これらのハードウェアは、各々バスで接続されている。
同様に、通信装置300は、通信装置300の全体的な制御を行なうためのCPU301、プログラムおよび各種データを格納するためのメモリ302、たとえばHDDなどの不揮発性メモリ303(以下「HDD303という」)、インターネット4を介した通信を行なうための通信IF304、質問者からの指示等の入力を受付けるための入力部305、データを出力するための出力部306、および、たとえばメモリカードなどの記録媒体307bに記録されたデータを読み出し可能なドライブ装置307aを備える。これらのハードウェアは、各々バスで接続されている。
入力部205,305は、たとえばマウスおよび/またはキーボードなどで構成される。あるいは、リモコンからの信号を赤外線通信にて受信可能な構成であってもよい。あるいは、ソフトウェアキーボードであってもよい。また、ユーザからの音声入力を受け付けるためのマイクを含んでいてもよい。
出力部206,306は、たとえばディスプレイおよび/またはスピーカなどで構成される。
なお、これらの仲介装置100、通信装置200および通信装置300は、一般的なPCの構成と同様であってよい。あるいは、通信装置200および通信装置300は、放送用チューナ(図示せず)をさらに備え、たとえばテレビの構成と同様であってもよい。
次に、図4〜図7を用いて、本発明の実施の形態における仲介装置100、通信装置200および通信装置300それぞれの機能について説明する。
図4は、本発明の実施の形態における仲介装置100の機能ブロック図である。
図4を参照して、CPU101は、要求取得部11、マッチング部12、プレゼンス検出部13、リストアップ部14および仲介処理部15を含む。HDD103は、要求記憶部31、エキスパートDB32、質問者DB33、リスト記憶部34およびプレゼンス情報記憶部35を含む。通信IF104は、通信装置200,300からの情報を受信するための受信部41と、通信装置200,300に対して情報を送信するための送信部42とを含む。
図4を参照して、CPU101は、要求取得部11、マッチング部12、プレゼンス検出部13、リストアップ部14および仲介処理部15を含む。HDD103は、要求記憶部31、エキスパートDB32、質問者DB33、リスト記憶部34およびプレゼンス情報記憶部35を含む。通信IF104は、通信装置200,300からの情報を受信するための受信部41と、通信装置200,300に対して情報を送信するための送信部42とを含む。
エキスパートDB32には、エキスパートが予め登録した、エキスパートに関する個人情報と応答可能分野の情報とがそれぞれ関連付けられて記憶されている。また、質問者DB33には、質問者が予め登録した、質問者に関する個人情報と質問情報とがそれぞれ関連付けられて記憶されている。このような情報は、エキスパートまたは質問者からの明示的な登録に基づいて行なわれてよい。あるいは、問合わせを行なった場合であって、問合わせ内容に合致した相手を見つけられなかった場合に、登録処理が促されて、必要な情報が登録されてもよい。このようにすることで、後の問合わせに備えることができる。
要求取得部11は、通信装置200(質問者)または通信装置300(エキスパート)からの要求(問合わせ)を取得する。取得された要求の内容は、要求記憶部31に記憶される。
マッチング部12は、取得された要求と、エキスパートDB32に記憶された応答可能分野の情報または質問者DB33に記憶された質問情報とをマッチングして、要求に合致する通信相手(エキスパートまたは質問者)を検索する。検索された通信相手の情報は、リスト記憶部34に記憶される。本実施の形態では、リスト記憶部34には、検索された通信相手についての、エキスパートDB32または質問者DB33に格納された情報の全てが記憶されるものとする。なお、このようにDBに格納された情報の全てが記憶されるものでなくてもよく、たとえば、各情報に識別番号を付しておき、該当の識別番号のみをリスト記憶部34に記憶させてもよい。
プレゼンス検出部13は、検出された通信相手のプレゼンス状態、すなわち、現在通信可能であるか否かを検出する。プレゼンス検出部13により検出されたプレゼンス状態の情報(以下「プレゼンス情報」という)が、通信相手ごとに、プレゼンス情報記憶部35に記憶される。
リストアップ部14は、通信相手ごとのプレゼンス情報に基づいて、現在通信可能な通信相手をリストアップ(抽出)する。
仲介処理部15は、抽出された通信相手と問合わせ元との通話(通信接続)を仲介するための処理(通話仲介処理)を行なう。
なお、各機能ブロックの動作は、メモリ102中に格納されたソフトウェアを実行することで実現されてもよいし、少なくとも一部については、ハードウェアで実現されてもよい。
図5(a)は、エキスパートDB32のデータ構造の一例を示す図であり、図5(b)は、質問者DB33のデータ構造の一例を示す図である。
図5(a)を参照して、エキスパートDB32には、エキスパートごとに、エキスパートの個人情報と応答可能分野の情報とが関連付けられて記憶されている。エキスパートの個人情報は、少なくとも、通信接続(すなわち通話)に必要な連絡先の情報(以下「連絡先情報」という)を含み、好ましくは、連絡先情報に加え、たとえば、名前、年齢および性別などの情報をさらに含む。
図5(b)を参照して、質問者DB33には、質問者ごとに、質問者の個人情報と質問情報とが関連付けられて記憶されている。質問者の個人情報は、少なくとも連絡先情報を含み、好ましくは、連絡先情報に加え、たとえば、名前、年齢および性別などの情報をさらに含む。
これらのDBに記憶される名前は、実名であっても仮名であってもよい。記憶される連絡先は、電話番号でもよいし、SIPアドレスでもよいし、IP(Internet Protocol)アドレスであってもよい。また、一人のエキスパートあるいは質問者に対して、複数の連絡先情報や応答可能分野の情報あるいは質問情報が関連付けられて記憶されていてもよい。図5(c)のように、一人に対して複数の応答可能分野の情報あるいは質問情報が関連付けられていてもよい。以下の説明において、エキスパートDB32に記憶された応答可能分野の情報および質問者DB33に記憶された質問情報を総称して「応答情報」ともいう。
図6(a)は、要求記憶部31のデータ構造の一例を示す図である。図6(a)を参照して、要求記憶部31には、問い合わせ元の通信装置200,300を特定するための情報と、問い合わせの内容(質問または応答可能分野の情報)とが格納される。
図6(b)は、プレゼンス情報記憶部35のデータ構造の一例を示す図である。図6(b)を参照して、プレゼンス情報記憶部35には、リスト記憶部34に記憶された通信相手を特定するための情報(たとえば名前)と、各通信相手のプレゼンス情報とが対応付けられて記憶される。この図においては、プレゼンス状態が“OK”であれば、現在通信可能であることを示し、プレゼンス状態が“NG”であれば、現在通信不可能であることが示される。
図7は、本発明の実施の形態における通信装置200,300の機能ブロック図である。なお、ここでは、説明の簡単のために、通信装置200および通信装置300を設けて、質問者側の装置とエキスパート側の装置とを明確にしている。しかしながら、本実施の形態では、質問者およびエキスパートの両方が問合わせ者となり得ることから、両者の機能も同様である。
図7を参照して、通信装置200におけるCPU201および通信装置300におけるCPU301は、それぞれ、要求生成部211,311およびプレゼンス情報生成部212,312を含む。また、通信装置200におけるHDD203および通信装置300におけるHDD303は、それぞれ、発信先記憶部231,331、発信元記憶部232,332、入力内容記憶部233,333およびプレゼンス情報記憶部234,334を含む。
入力部205,305によって受け付けられた入力内容は、入力内容記憶部233,333に一旦記憶される。要求生成部211,311は、問い合わせ情報を生成する。要求生成部211,311は、入力内容記憶部233,333への記憶に呼応して問い合わせ情報を生成してもよい。
プレゼンス情報生成部212,312は、入力IF208,308を介して得られる電力計250,350からの情報に応じて、ユーザ(質問者またはエキスパート)のプレゼンス情報を生成する。プレゼンス情報生成部212,312は、仲介装置100からプレゼンス情報の問合わせを受信した場合に、プレゼンス情報を生成して、返信する。あるいは、定期的にプレゼンス情報を検出しておいて、検出されたプレゼンス情報を、プレゼンス情報記憶部234,334に記憶しておいてもよい。この場合、プレゼンス情報生成部212,312は、仲介装置100からプレゼンス情報の問合わせを受信すると、プレゼンス情報記憶部234,334に記憶しておいたプレゼンス情報を取得して、返信する。
具体的には、プレゼンス情報生成部212,312は、在宅か否かを調べるために、家庭内の電力計250,350から通電の様子を取得する。所定の電力量以上の電力が消費されていれば、在宅、すなわち通信可能であると判断し、通信可能を示すプレゼンス情報を生成する。これに対し、所定の電力量以下の電力しか消費されていなければ、不在、すなわち通信可能でないと判断し、通信不可能を示すプレゼンス情報を生成する。
なお、本実施の形態では、電力計250,350からの情報に基づき、現在通信可能か否かを判断することとしたが、これ以外の方法でプレゼンス状態を検出してもよい。あるいは、さらに、他の情報を得て、より信頼性の高いプレゼンス状態を検出してもよい。たとえば、電力計250,350からの情報により「在宅」と判断できれば、次は、当該ユーザ(通信相手)の多忙度を検出する。まずは電話中であるかどうかを調べる。電話中であれば、少なくともそちらにユーザの労力を割いているので、「通信可能ではない」と判断する。次は入浴中であるかどうかを判断する。入浴中かどうかを判断するには、浴室の電気が点灯していて、かつ、浴室にて断続的に水が使用されているかどうかを検出するとよい。これにより入浴中であると判断されれば、「通信可能ではない」とする。また、テレビに没頭しているかどうかを検出する。そのためには、テレビのチャンネル変更動作をどれくらいしているかを検出してもよい。一定時間の間に頻繁にチャンネルを変えているようであれば、見ている番組を迷っている、暇なのでテレビを適当に見ている、つまり「通信可能」と判断する。逆に、一定回数以下であれば、テレビを真剣に見ている可能性が高いので、「通信可能ではない」とする。上記のような方法もあくまで一例であって、「現在通信可能」かどうか調べられる側のユーザの、プレゼンス状態の決定方法は用途に応じて柔軟に設定してもよい。たとえば、「テレビを見ていないならば通信可能」と設定するならば、テレビの電源が切れているかどうかを調べればよい。あるいは、「炊事中ではないなら通信可能」とするならば、台所の水の使用量を調べ、所定の量以下であることを調べてもよい。あるいは、「現在通信可能」かどうかを、調べたい相手が単にオンラインであるかどうかで決定してもよい。
また、HDD203,304には、問い合わせを行った結果、問い合わせを受けてくれた(問い合わせに答えてくれた)相手を発信先の情報として、発信先記憶部231,331に記憶しておいてもよい。このようにすることで、次回以降の問い合わせに活かすことができる。「次回以降の問い合わせに活かす」の具体例としては、たとえば、仲介装置100から問い合わせに合致した通信相手のリストが送られてきたときに、発信先記憶部231,331の内容を参照して、かつて自分の問いに答えてくれた人を優先的に提示することができる。あるいは、「この人は答えてくれたことがある」などを提示してもよい。
一方、過去、ユーザ自身が問い合わせに応じた相手(問合わせ者)を発信元の情報として、発信元記憶部232,332に記憶しておいてもよい。このようにすることで、次回以降の問い合わせ受信に基づいた発信に活かしてもよい。具体的には、また同じ相手(問合わせ者)から問い合わせを受けた場合に、その旨ユーザに提示可能となる。
(動作について)
次に、図8〜図12を用いて、本発明の実施の形態における仲介システムにおいて実行される処理の流れについて具体的に説明する。図8〜図12は、本発明の実施の形態における仲介システムにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、問い合わせ側の通信装置200,300を「問い合わせ装置」といい、通信相手側の通信装置200,300を「通信相手装置」という。
次に、図8〜図12を用いて、本発明の実施の形態における仲介システムにおいて実行される処理の流れについて具体的に説明する。図8〜図12は、本発明の実施の形態における仲介システムにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、問い合わせ側の通信装置200,300を「問い合わせ装置」といい、通信相手側の通信装置200,300を「通信相手装置」という。
はじめに、問合せ装置の要求生成部(211または311)は、問合せ者の個人情報入力画面を表示する(ステップS102)。次に、個人情報の入力を受付ける(S104)。個人情報の入力が受付けられると、問合せ対象の分野を選択するための分野選択画面が表示され(S106)、ユーザからの分野の選択が受付けられる(S108)。
次に、要求生成部は、問い合わせ内容を詳細に入力するための詳細入力画面を表示し(S110)、ユーザからの詳細入力を受付ける(S112)。受け付けられた個人情報、分野の情報および詳細情報は、入力内容記憶部(233または333)に記憶される。なお、ここでは、分野の情報および詳細情報の両方の入力が受け付けられるものとして説明したが、いずれか一方の入力のみを受け付けるものであってもよい。
続いて、要求生成部は、ユーザからの指示を判別する(S114)。ユーザからの指示が「修正」の場合にはユーザからの修正内容を受付ける(S116)。修正内容が受付けられると、再び、S114に戻り、指示の内容が判別される。
指示の内容が「今すぐ問合せ」であれば、問合せ装置は、仲介装置100に対し、通信IF(203または304)を介して問合せ要求を送信する(S118)。S118の処理が終わると、S122に進む。
一方、指示が「登録」であれば、問合せ装置は、仲介装置100に対し、通信IFを介して登録要求を送信する(S120)。S120の処理が終わると、ステップS198に進む。
S122において、仲介装置100の受信部41は、問合せ装置から問合せ要求を受信する。これに応じて、要求取得部11は、受信した問合せ要求から問合せの内容を取得する(S124)。S124において取得された問い合わせの内容は、要求記憶部31に記憶される。次に、要求取得部11は、誰からの問合せであるか、すなわち、問合わせが質問情報を含むものか、あるいは、応答可能分野情報を含むものかを判別する(S126)。質問者からの問合せであれば、ステップS128に進む。一方、エキスパートからの問合せであれば、ステップS130に進む。
ステップS128において、マッチング部12は、要求記憶部31に記憶された質問情報(質問に関する分野の情報および/あるいは詳細情報)と、エキスパートDB32に記憶された応答可能分野情報とを照合することで、問合せ内容に合致するエキスパートを検索する。検索の結果、問い合わせ内容に合致するエキスパートが抽出される。
一方、ステップS130において、マッチング部12は、要求記憶部31に記憶された応答可能分野情報(応答可能分野に関する分野の情報および/あるいは詳細情報)と、質問者DB33に記憶された質問情報とを照合することで、問合せ内容に合致する質問者を検索する。検索の結果、問い合わせ内容に合致する質問者が抽出される。
なお、問い合わせ内容に合致する通信相手を選ぶ方法については、現存の自然言語処理技術を用いて行ってもよい。もしくは、問い合わせ内容に含まれる単語を抽出し、当該抽出された単語を含む情報と関連付けられた相手を単純に選んでもよい。
ステップS128またはステップS130の処理が終わると、マッチング部12は、抽出された通信相手の情報(エキスパートまたは質問者の情報)を、リスト記憶部34に登録する(S132)。
以下の説明においては、説明の簡単のために、問合わせ装置が通信装置200、通信相手装置が通信装置300であるものと仮定する。
次に、プレゼンス検出部13は、抽出された通信相手の通信装置300、すなわち通信相手装置に対し、送信部42を介してプレゼンス情報を要求する(S134)。
仲介装置100からのプレゼンス情報の要求を受信した通信装置300のプレゼンス情報生成部312は、プレゼンス情報を生成する(S136,138)。次に、プレゼンス情報生成部312は、生成したプレゼンス情報を、通信IF304を介して仲介装置100に送信する(S140)。
仲介装置100のプレゼンス検出部13は、通信装置300からのプレゼンス情報を取得する(S142)。取得されたプレゼンス情報は、プレゼンス情報記憶部35に記憶される(S144)。
次に、リストアップ部14は、プレゼンス情報記憶部35に記憶されたプレゼンス情報を参照し、現在通信可能な通信相手(ここではエキスパート)を抽出する(S145)。次に、仲介処理部15は、通信可能な通信相手が存在するか否かを判別する(S146)。通信可能な通信相手がいると判別された場合には(S146においてYES)、S147に進む。一方、現在通信可能な通信相手がいないと判別された場合には(S146においてNO)、S184に進む。
S147において、仲介処理部15は、通信装置200すなわち問い合わせ装置に対し、通信相手の選択方法を問い合わせる。通信装置200は、問い合わせを受信すると(S148A)、通信相手の選択方法を指定するための画面(以下、「選択方法指定画面」という)を表示する(S148B)。ユーザからの指示の入力が受け付けられると(S148C)、指示の情報を仲介装置100に送信する(S148D)。
仲介装置100の受信部41は、指示の情報を受信する(S149)。仲介処理部15は、受信された指示に基づき、通信相手を自動選択するか否かを判断する(S150)。通信相手を自動選択する場合には(S150においてYES)、S152に進む。一方、通信相手を自動選択しないと判断された場合には(S150においてNO)、ステップS162に進む。
S152において、仲介処理部15は、通信相手をランダムに選択する。そして、問合せ者の電話機220と通信相手の電話機320とを通話可能に接続するための処理(たとえば通信要求)を行なう(S154)。
次に、仲介処理部15は、問合せ者の電話機220と通信相手の電話機320とが接続できたか否かを判断する(S156)。接続できたと判断された場合(S156においてYES)、この一連の処理は終了される。一方、接続できなかったと判断した場合(S156においてNO)、仲介装置100は、プレゼンス情報を更新する(S158)。つまり、通信要求を行なった通信相手のプレゼンス情報を「OK」から「NG」に変更する。なお、S156における接続できたか否かの判断は、問い合わせ装置からの接続できたか否かの応答に応じて行なわれてもよいし、自動で検出してもよい。ここで、「自動で検出する」方法としては、たとえば、仲介装置100よりSIPメッセージを送出し、通信相手より正当なSIP応答が受信できたかどうかを判断することが考えられる。
続いて、仲介処理部15は、更新後のプレゼンス情報を参照して、通信可能な通信相手が残っているか否かを判断する(S160)。通信可能な通信相手が残っていると判断された場合(S160においてYES)、ステップS152に戻る。これに対し、通信可能な通信相手が残っていないと判断された場合(S160においてNO)、ステップS184に進む。
ステップS162においては、仲介処理部15は、リスト記憶部34に記憶された通信相手の情報とプレゼンス情報記憶部35に記憶されたプレゼンス情報とに基づいて、通信可能な通信相手のリストを作成する。具体的には、たとえば、名前以外の個人情報と、応答情報(ここでは応答可能分野情報)がリスト化される。作成されたリストは、通信装置200(問合せ装置)に送信される(S164)。
通信装置200は、仲介装置100から送られてきたリストを受信する(S166)。これに応じて、通信装置200は、通信相手の一覧を表示し(S168)、ユーザからの通信相手の指定を受付ける(S170)。通信相手の指定が受付けられると、通信装置200は、指定結果を仲介装置100に送信する(S172)。
仲介装置100の仲介処理部15は、通信装置200から指定結果を受信すると(S174)、問合せ者の電話機220と通信相手の電話機320とを通話可能に接続するための処理(たとえば通信要求)を行なう(S176)。
次に、仲介装置100は、問合せ者の電話機220と通信相手の電話機320とを接続できたか否かを判断する(S178)。接続できたと判断された場合(S178においてYES)、この一連の処理は終了される。一方、接続できなかったと判断された場合(S178においてNO)、仲介装置100は、プレゼンス情報を更新する(S180)。S176〜S180の処理は、それぞれ、上述のS154〜S158の処理と同様である。
次に、仲介処理部15は、通信可能な通信相手が残っているか否かを判断する(S182)。通信可能な通信相手が残っていると判断された場合(S182においてYES)、ステップS183に進む。S183において、仲介処理部15は、通信可能な通信相手のリストを更新する。通信相手のリストが更新されると、ステップS164に戻る。一方、通信可能な通信相手が残っていないと判断された場合(S182においてNO)、ステップS184に進む。
S184において、仲介装置100は、通信装置200に対し、該当者がいない旨の通知を行なう。
通信装置200は、仲介装置100からの通知を受信すると(S186)、指示画面を表示する(S188)。そして、ユーザからの指示の入力を受付ける(S190)。ユーザからの指示の入力が受付けられると、通信装置200は、指示の情報を送信する(S192)。
仲介装置100は、指示の情報を受信すると(S194)、その指示が「登録要求」か否かを判断する(S196)。ユーザからの指示が登録要求であると判断された場合(S196においてYES)、ステップS200に進む。一方、ユーザからの指示が登録要求でないと判断された場合(S196においてNO)、この処理は終了される。
ステップS200において、仲介装置100は、要求記憶部31に記憶された問い合わせの内容と、問い合わせ者(ここでは質問者)の個人情報とを関連付けて、該当するDB(ここでは質問者DB33)に登録する。
以上で、一連の処理は終了される。
以上説明したような、本発明の実施の形態における仲介システム1で実行される処理手順の概要を図13および図14に示す。図13は、本発明の実施の形態における仲介システム1で実行される処理手順の一例を示す概要図である。図13には、仲介装置100が通信相手を自動で選択する場合における処理の例が示される。
以上説明したような、本発明の実施の形態における仲介システム1で実行される処理手順の概要を図13および図14に示す。図13は、本発明の実施の形態における仲介システム1で実行される処理手順の一例を示す概要図である。図13には、仲介装置100が通信相手を自動で選択する場合における処理の例が示される。
図13を参照して、問い合わせ者は、問い合わせの情報とともに通信要求(SIPにおける「invite」など)を仲介装置100に送信する(S1)。仲介装置100は、受信した通信要求とともに受信した問い合わせの情報に基づいて、問い合わせに合致する人であって、現在通信可能な人を選ぶ(S2)。そして、選ばれた人の中から一人通信相手を決定し(S3)、決定した人の連絡先、たとえばSIPアドレスを該当のDBから読み出す(S4)。そして、取得したSIPアドレスに向かって、受信していた通信要求を転送する(S5)。これにより、問合わせ者と通信相手との間で通信を確立させることができる(S6)。
図14は、本発明の実施の形態における仲介システム1で実行される処理手順の他の例を示す概要図である。図14には、通信相手を自動で選択しない場合における処理の例が示される。
図14を参照して、問い合わせ者は、問い合わせの情報とともに通信要求を仲介装置100に送信する(S11)。仲介装置100は、受信した通信要求とともに受信した問い合わせの情報に基づいて、問い合わせに合致する人であって、現在通信可能な人のリストを作成し(S12)、問い合わせ者に返送する(S13)。問い合わせ者は、送られてきたリストから通信したい相手を一人選ぶと、再び通信要求を発し、それとともに誰を選んだかを通知する(S14)。仲介装置100は、当該通信要求とともに受信した通信したい相手を取得し、その連絡先、たとえばSIPアドレスを該当のDBから読み出す(S15)。そして、仲介装置100は、取得したSIPアドレスに向かって、受信していた通信要求を転送する(S16)。これにより、問い合わせ者と通信相手との間での通信を確立させることができる(S17)。
図13および14に示したように、仲介装置100(の仲介処理部15)が実際の通話の仲介を行なう場合には、問い合わせ者に通信相手の連絡先を特に知らせることなく通信を確立させることができる。なお、上記したように、仲介装置100は、実際の通話の仲介を行なうものでなくてもよく、たとえば、問い合わせ者が速やかに接続処理を行えるような情報、たとえば通信相手の電話番号やSIPアドレスを、問い合わせ装置に送信してもよい。
以上のように、本実施の形態によると、仲介装置100は、問合わせ者が質問者の場合、質問者が持つ質問に合致し、かつ、すぐに通話可能な話者(エキスパート)を抽出することができる。また、問合わせ者がエキスパートの場合、エキスパートが応答可能な分野について質問を持つ話者(質問者)であって、かつ、すぐに通話可能な話者(質問者)を抽出することができる。つまり、本実施の形態によると、ユーザにとって、自分の問い合わせに答えてくれる相手であって、すぐに自分の問い合わせに応答してもらえるような相手を適切に探すことができる仲介装置100を提供することができる。言い換えると、ユーザが能動的に通話相手を検索する手間はなく、「聞きたいこと」,「話したいこと」などの内容を指示すれば通話が開始できる装置を提供可能となる。
また、仲介装置100は、通信可能な通信相手を抽出するだけでなく、問合わせ者と抽出された通信相手との通話を仲介する。これにより、問合わせ者は速やかに通信相手との通話を行なうことができる。
また、本実施の形態では、問合わせをして通信相手が見つからなかった場合にも登録可能である(S196)。このため、何度も同じ内容の登録をする必要がなく、利便性に優れている。なお、必ずしも相手が見つからなかった場合にも登録可能とする必要はなく、はじめに登録要求がされた場合にのみ、問合わせ内容を登録することとしてもよい。
また、本実施の形態では、自動選択あるいはユーザによる選択によって通話可能に接続するよう試みたところ、接続できなかった場合に、次の候補への接続を試みる。すなわち、自動選択で通信相手を選択していた場合、次に自動で選択するときに、選択対象から「接続できなかった相手」を除いて再び自動接続を試みる。あるいは、ユーザが通信相手を選択していた場合には、「接続できなかった相手」を除いた「通信可能相手リスト」をユーザに送信し、再び、ユーザによる通信相手の選択を待つ。このような処理を行なうことにより、接続の可能性を高めることができる。なお、これらの過程において、ユーザが中断を指示する操作を行ったときには、接続処理は中断されてよい。
(表示例について)
図15〜20を用いて、問い合わせ装置において表示される各画面の具体例を説明する。
図15〜20を用いて、問い合わせ装置において表示される各画面の具体例を説明する。
図15は、S102において表示される個人情報入力画面の一例を示す図である。図15を参照して、表示部の所定の領域D1に、名前、連絡先、年齢および性別を入力するための入力欄が表示される。また、問合わせ者が質問者である場合に選択するためのボタンB1、および、問合わせ者がエキスパートである場合に選択するためのボタンB2が表示される。
図16は、S106において表示される分野選択画面の一例を示す図である。図16(a)には、問合わせ者が質問者である場合に表示される分野選択画面の一例が示され、図16(b)には、問合わせ者がエキスパートである場合に表示される分野選択画面の一例が示される。
図16(a)および(b)に示されるように、たとえば、大分類をタブで表現し、小分類をボタンで表現してもよい。この場合、ユーザからいずれか一つ以上のボタン押下を受ける。そうすることで、質問対象の分野あるいは応答可能な分野の入力が受け付けられる。
図17(a)は、S110において表示される詳細入力画面の一例を示す図である。ここでは、たとえばマイクによって詳細情報の入力が実行される例が示される。
図17(a)を参照して、表示部の所定の領域D3には、マイクを介して入力された音声の解析結果がテキスト表示される。また、画面上に、「修正」の指示(“修正する”))を入力するためのボタンB3、「今すぐ問合わせ」の指示(“今すぐ聞く”)を入力するためのボタンB4および「登録」の指示(“とりあえず登録”)を入力するためのボタンB5が表示される。ボタンB3は、どこかに誤認識があった場合に、誤認識を訂正させる指示を行うボタンである。
図17(b)は、詳細修正画面の一例を示す図である。表示部の領域D3に表示された文字列が文節で区切られる。これにより、区切られた文節単位での修正が受付けられる。ユーザはカーソル移動により、修正対象の文節を選択することができる。表示部の所定の領域D4には、選択した文節を修正するためにユーザが発生した音声の解析結果がテキスト表示される。なお、文章全体を再入力させる形でもかまわない。文字列を文節に区切る方法としては、公知の技術を適用することができる。
図18は、S148Bにおいて表示される選択方法指定画面の一例を示す図である。
図18を参照して、画面上には、「エキスパートはコンピュータで自動に選択してよろしいですか?」というメッセージが表示され、自動選択を指定するためのボタンB6および自分で選択することを指定するためのボタンB7が表示される。
図18を参照して、画面上には、「エキスパートはコンピュータで自動に選択してよろしいですか?」というメッセージが表示され、自動選択を指定するためのボタンB6および自分で選択することを指定するためのボタンB7が表示される。
図19は、S168において表示される通信相手一覧画面の一例を示す図である。
図19を参照して、画面には、通信相手の年齢、性別および分野などが一覧表示される。このような情報が表示されることで、ユーザは、表示されている通信相手のうち、自分の問い合わせに確実に答えてくれそうな通信相手を選択することができる。図19に示されるように、リストを提示する際に、通信相手の連絡先を除いた情報を提示するため、個人情報について意図しない漏洩を防ぐことができる。
図19を参照して、画面には、通信相手の年齢、性別および分野などが一覧表示される。このような情報が表示されることで、ユーザは、表示されている通信相手のうち、自分の問い合わせに確実に答えてくれそうな通信相手を選択することができる。図19に示されるように、リストを提示する際に、通信相手の連絡先を除いた情報を提示するため、個人情報について意図しない漏洩を防ぐことができる。
図20は、S188において表示される指示画面の一例を示す図である。
図20を参照して、画面には、ウィンドウW1が表示され、「相手が見つかりません。どうしますか?」というメッセージが表示される。また、ウィンドウW1には、「登録」の指示を入力するためのボタンB9および、「キャンセル」の指示を入力するためのボタンB10が表示される。
図20を参照して、画面には、ウィンドウW1が表示され、「相手が見つかりません。どうしますか?」というメッセージが表示される。また、ウィンドウW1には、「登録」の指示を入力するためのボタンB9および、「キャンセル」の指示を入力するためのボタンB10が表示される。
(変形例について)
なお、本実施の形態では、問い合わせに合致する通信相手を抽出した後、抽出された「問い合わせに合致する相手」のうち、「通信可能」である通信相手に絞り込むものとした。しかしながら、このような順序に限定されるものではなく、逆に、エキスパートあるいは質問者として登録されている人の中から「通信可能」な人を検索し、その中で「問い合わせに合致する相手」を抽出してもよい。または、「問い合わせに合致する相手」の抽出と、「現在通信可能な人」の抽出とを並行処理し、どちらにも含まれる人を抽出してもよい。
なお、本実施の形態では、問い合わせに合致する通信相手を抽出した後、抽出された「問い合わせに合致する相手」のうち、「通信可能」である通信相手に絞り込むものとした。しかしながら、このような順序に限定されるものではなく、逆に、エキスパートあるいは質問者として登録されている人の中から「通信可能」な人を検索し、その中で「問い合わせに合致する相手」を抽出してもよい。または、「問い合わせに合致する相手」の抽出と、「現在通信可能な人」の抽出とを並行処理し、どちらにも含まれる人を抽出してもよい。
また、本実施の形態では、ユーザ(問合わせ者)に、通信相手の選択方法を選択させたが、予め、いずれか一方に設定されていてもよい。
また、本実施の形態では、S114ではじめから「登録」が選択された場合、および、問い合わせしてみて相手が見つからなかった場合に「登録要求」がされた場合のいずれも、対応するDBへの登録をすることで一連の処理を終了することとした。しかしながら、後者の場合、問い合わせ者は、できるだけ早く通信相手を探したいことが多いと考えられる。したがって、後者の場合には、仲介装置100は、定期的に、問い合わせに合致する通信相手の検索を実行してもよい。これは、たとえば問い合わせ後も問い合わせ装置の電源が投入状態であれば、問い合わせ装置が定期的に通信要求を送信することで実現することができる。あるいは、問い合わせ後問い合わせ装置の電源が切断された場合には、次に電源が投入されたときに仲介装置100に対して通信要求を送信することで実現することができる。
あるいは、本実施の形態では、通信接続が確立されると仲介処理を終了することとしたが、通信接続後、問合わせ者に、通信相手の評価を入力させてもよい。
通信相手の評価は、たとえば星の数(たとえば1個〜5個)の多さにより行なうことができる。この場合、図21に示されるように、対応のDBに、各質問者または各エキスパートごとに、図5(a)および(b)に示した情報に加えて評価情報をさらに関連付けて格納させるとよい。なお、このような評価は、通信相手がエキスパートの場合にのみ行なわれてもよい。図21は、仲介装置100のエキスパートDB32に、各質問者ごとに、評価情報をさらに関連付けて格納された例を示す図である。
図21を参照して、エキスパートDB32に、各エキスパートが回答した回数のデータと、その評価のデータとが関連付けられて記憶されている。これらの情報は、エキスパートの回答熟練度とみなし、S152における自動選択時の選択基準としてもよい。たとえば、「過去の回答回数が3回以上」というように回答回数に閾値を設け、閾値を越えたエキスパートを選出してもよい。あるいは、「評価が星二つ以上」というように評価に閾値を設け、閾値を超えた評価がつけられたエキスパートを選出してもよい。あるいは、S164において、これらの情報を合わせて問い合わせ装置に送信し、ユーザにこれらの情報を参考にした上で選んでもらってもよい。
なお、評価の方法は、星の数の多さに限定されるものではなく、次のようにして通信相手の評価をすることとしてもよい。図22(a)は、役立ち度により評価させる例を示す図であり、図22(b)は、お勧め度により評価させる例を示す図である。すなわち、図22(a)のように、ユーザに対して「エキスパートとの対話はどれくらい役に立ちましたか?」というように、役立ち度による評価の入力を促してもよい。あるいは、図22(b)のように、「このエキスパートを他の質問者の方へオススメできますか?」と表示し、お勧め度による評価の入力を促してもよい。
また、本実施の形態では、該当者がいなかった場合、「登録」および「キャンセル」のうちいずれか一方を選択することとした。しかしながら、「登録」および「キャンセル」に加え、「対象を拡大して再検索」という項目を追加してもよい。この場合、S196でNOの場合にさらに、「再検索」か否かをさらに判断することとし、再検索でなければ(キャンセルであれば)、終了するが、「再検索」であれば、対象を拡大して再検索の処理を行なう。具体的には、詳細情報を、たとえば形態素解析によって(修飾語などの)最も関連の薄い文節を削除する処理を行なう。この処理の後、再び、S128またはS130の処理(問い合わせ内容に答えてくれる相手を検索する処理)を行ない、上述の処理を繰返す。あるいは、単に、「再検索」という項目を追加して、「再検索」が選択されると再度S128またはS130以降の処理を行なってもよい。このようにすることで、的確な答えが返ってくる可能性は低くとも今すぐ誰かと話したいのに、「問い合わせに合致する人」が見つけられなかったばっかりに、問い合わせそのものをあきらめてしまう事態を防ぐことができる。
たとえば、最初の問い合わせが「焦がさずに煮豆を作る方法を教えてください」だった場合、単に「焦がさずに」の部分を削除して「煮豆を作る方法を教えてください」という問い合わせへ変更する。これは、自然言語解析の一手法である形態素解析を施し文節に区切った後、係り受けを見て、「教えて欲しい」ことからもっとも遠い事項を算出することで実現可能である。より具体的には、「焦がさずに煮豆を作る方法を教えてください」を文節に区切ると、「焦がさずに/煮豆を/作る/方法を/教えてください」となる。「教えてください」という述語に対する目的語は「方法」で、その「方法」に直接的にかかるのは「作る」である。また、「作る」の目的語は「煮豆」である。よって、「焦がさずに」とは、「作る」を修飾する語と判断され、この質問文の中では最も「教えて欲しい」ことから遠い事項となる。
もしくは、「質問を変えてください」というメッセージをユーザに提示し、再び問い合わせを入力させてもよい。
あるいは、問い合わせ者の電話機と通信相手の電話機とが接続できたとしても、実際に、問合わせ者の問いに通信相手が答えてくれるとは限らない。このことから、接続の後に、問い合わせ者に、「終了」か「次の人」かを選択させてもよい。「次の人」が選択されると、プレゼンス情報を更新し(S158あるいはS180)、上述の処理を繰り返し実行してもよい。これにより、さらに簡単な操作で、今度こそ問合わせに答えてくれる人と会話することが可能となる。この場合、単純に、S145において抽出された「現在通信可能な通信相手」の中から選択してもよい。あるいは、問合わせ者により「次の人」が選択されたことを検知すると、仲介装置100は、S145において抽出された「現在通信可能な通信相手」を対象にして、再度通信可能な相手であるかどうかを確認してもよい。あるいは、S128またはS130で抽出した質問者またはエキスパート全員に対して再度通信可能な相手がいるかどうかを再抽出してもよい。
または、図19(b)に示したように、問合わせ装置において表示される通信相手一覧画面では、通信相手ごとに、年齢、性別、および応答可能分野(あるいは質問)の情報のみが表示されるものであったが、表示される情報はこのような情報に限定されるものではない。たとえば、通信装置200,300が発信先記憶部231,331を備える場合、図23(a)のように、以前質問に応答してくれたか否かの情報をさらに表示してもよい。この図において、上から3つめの67歳の通信相手は、過去2回、問合わせ者自身からの質問に応答してくれたことがあることが示される。なお、仲介装置100側で応答履歴を記憶しておいて、通信相手一覧の情報を問合わせ装置に送信するときに一緒に通知してもよい。また、通信相手装置(通信装置200,300)が発信元記憶部232,332を備える場合、通信相手装置において、問合わせ者の情報を表示してもよい。たとえば、発信元記憶部232,332に過去問い合わせに応じた回数を記憶しておくことで、図23(b)のように、問い合わせを受けたときに、その回数も一緒に表示することができる。
また、本発明の仲介装置100が行なう仲介方法および通信装置200,300が行なう問い合わせ方法などを、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-ROM)やメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体107b,207b,307bにて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、HDD103,203,303などのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 仲介システム、4 インターネット、11 要求取得部、12 マッチング部、13 プレゼンス検出部、14 リストアップ部、15 仲介処理部、31 要求記憶部、34 リスト記憶部、35 プレゼンス情報記憶部、41 受信部、42 送信部、100 仲介装置、102,202,302 メモリ、103,203,303 不揮発性メモリ、107a,207a,307a ドライブ装置、107b,207b,307b 記録媒体、200,300 通信装置、205,305 入力部、206,306 出力部、211,311 要求生成部、212,312 プレゼンス情報生成部、220,320 電話機、231,331 発信先記憶部、232,332 発信元記憶部、233,333 入力内容記憶部、234,334 プレゼンス情報記憶部、250,350 電力計。
Claims (12)
- 問合わせ元である質問者と通信相手となる回答者との間の通話を仲介するための仲介装置であって、
各前記回答者に関する通信相手情報と、各前記回答者の応答可能分野の情報とを関連付けて記憶する応答可能分野記憶手段と、
前記質問者からの質問を含む問い合わせ要求を受信するための受信手段と、
受信された前記問い合わせ要求から、前記質問を取得するための要求取得手段と、
取得された前記質問と記憶された前記応答可能分野の情報とのマッチングを行ない、前記質問に回答可能な前記通信相手を検索するためのマッチング手段と、
検索された前記回答可能な通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するための抽出手段とを備える、仲介装置。 - 問合わせ元である回答者と通信相手となる質問者との間の通話を仲介するための仲介装置であって、
各前記質問者に関する通信相手情報と、各前記質問者の質問の情報とを関連付けて記憶するための質問記憶手段と、
応答可能分野を含む問い合わせ要求を受信するための受信手段と、
受信された前記問い合わせ要求から、前記応答可能分野を取得する要求取得手段と、
取得された前記応答可能分野と前記質問の情報とのマッチングを行ない、前記応答可能分野に対応する質問を有する前記通信相手を検索するためのマッチング手段と、
検索された前記対応する質問を有する通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するための抽出手段とを備える、仲介装置。 - インターネットを介して接続される、前記回答者それぞれが有する通信装置から、前記回答者の前記応答可能分野の情報を受付けるための受付手段と、
受付けられた前記応答可能分野の情報を前記応答可能分野記憶手段に登録するための登録手段とをさらに備える、請求項1に記載の仲介装置。 - インターネットを介して接続される、前記質問者それぞれが有する通信装置から、前記質問者の前記質問の情報を受付けるための受付手段と、
受付けられた前記質問の情報を前記質問記憶手段に登録するための登録手段とをさらに備える、請求項2に記載の仲介装置。 - 前記通信装置からの情報に基づき、前記通信相手が現在通信可能か否かを示すプレゼンス状態を検出するための検出手段をさらに備える、請求項3または4に記載の仲介装置。
- 抽出された前記通信相手のうちのいずれかに対して通話を仲介するための仲介手段をさらに備える、請求項1または2に記載の仲介装置。
- 前記仲介手段は、抽出された前記通信相手に関する一部あるいは全部の情報を、前記問い合わせ元に通知し、前記問い合わせ元より指示された前記通信相手に対して通話を仲介する、請求6に記載の仲介装置。
- 前記通信相手情報は、各前記通信相手の連絡先の情報を含み、
前記仲介手段は、前記通信相手に関する情報を通知する際に、前記連絡先の情報を除外する、請求項7に記載の仲介装置。 - 問合わせ者と通信相手との通話を仲介するための仲介装置とインターネットを介して接続される通信装置であって、
ユーザからの指示に基づき、質問または応答可能分野を含む問い合わせ要求を生成するための要求生成手段と、
前記ユーザのプレゼンス情報を生成するためのプレゼンス情報生成手段と、
生成された前記問合わせ要求および前記プレゼンス情報を前記仲介装置に送信するための送信手段とを備える、通信装置。 - 問合わせ元である質問者と通信相手となる回答者との間の通話を仲介するためのプログラムであって、
前記質問者からの質問を含む問い合わせ要求を受信するステップと、
受信された前記問い合わせ要求から、前記質問を取得するステップと、
取得された前記質問と、予め記憶された各前記回答者の応答可能分野の情報とのマッチングを行ない、前記質問に回答可能な前記通信相手を検索するステップと、
検索された前記回答可能な通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するステップとをコンピュータに実行させる、仲介プログラム。 - 問合わせ元である回答者と通信相手となる質問者との間の通話を仲介するためのプログラムであって、
応答可能分野を含む問い合わせ要求を受信するステップと、
受信された前記問い合わせ要求から、前記応答可能分野を取得するステップと、
取得された前記応答可能分野と、予め記憶された各前記質問者の質問の情報とのマッチングを行ない、前記応答可能分野に対応する質問を有する前記通信相手を検索するステップと、
検索された前記対応する質問を有する通信相手のうち、現在通信可能な通信相手を抽出するステップとをコンピュータに実行させる、仲介プログラム。 - 問合わせ者と通信相手との通話を仲介するための仲介装置とインターネットを介して接続される通信装置において実行されるプログラムであって、
ユーザからの指示に基づき、質問または応答可能分野を含む問い合わせ要求を生成するステップと、
生成された前記問合わせ要求を前記仲介装置に送信するステップと、
前記ユーザのプレゼンス情報を生成するステップと、
生成され前記プレゼンス情報を前記仲介装置に送信するステップとをコンピュータに実行させる、通信プログラム。
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JP2005370518A JP2007172372A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 仲介装置、通信装置、仲介プログラムならびに通信プログラム |
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JP2011523486A (ja) * | 2008-05-27 | 2011-08-11 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | ユーザのステータスを示すためにアバタステータスを自動的に更新するための方法およびシステム |
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2005
- 2005-12-22 JP JP2005370518A patent/JP2007172372A/ja not_active Withdrawn
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JP2014059894A (ja) * | 2008-05-27 | 2014-04-03 | Qualcomm Incorporated | ユーザのステータスを示すためにアバタステータスを自動的に更新するための方法およびシステム |
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