JP2007170983A - 絶縁検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミックコンデンサを使用して検出精度が良く小型化できる絶縁検出装置を提供すること。
【解決手段】接地電位Gから絶縁された直流電源Vの両極から前記接地電位Gから絶縁された状態のコンデンサCに第1の充電抵抗Rc1を介して充電される第1の充電電圧と、直流電源Vの両極から、第2の充電抵抗Rc1+R1(またはRc1+R2)を介して接地電位に接続された状態のコンデンサCに充電される第2の充電電圧とを電圧計測手段10で計測し、第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて直流電源Vの地絡抵抗を地絡抵抗検出手段10で検出する絶縁検出装置であって、コンデンサCとしてセラミックコンデンサCを使用すると共に、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサCに直流電源Vの両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁検出装置に係り、特に、直流電源の正負両極の地絡抵抗を検出する絶縁検出装置に関するものである。
上述した従来の絶縁検出装置として、例えば、フライングキャパシタ方式の絶縁検出装置が提案されている。この絶縁検出装置は、直流の高圧電源の絶縁状態を検出する際に、接地から浮かせた状態のコンデンサ(すなわち、フライングキャパシタ)に高圧電源の電圧を充電してその両端電圧を計測した計測値と、コンデンサの一方を抵抗を介して接地した状態において、同様に高圧電源の電圧をコンデンサに充電してその両端電圧を計測した計測値とに基づいて地絡抵抗を算出することにより高圧電源の絶縁状態を検出している。(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開2004−170103号公報 特開2004−245632号公報
ところで、上述の絶縁検出装置においては、検出精度を向上させるため、高圧電源の電圧で充電されるコンデンサとして、特性変動の少ないフィルムコンデンサを使用している。フィルムコンデンサは、他の種類のコンデンサに比べて特性バラツキが少なく、周囲環境に対しても安全性が高いが、高耐圧品となると、形状が大型になるため、装置の小型化には向いていない。また、大型のフィルムコンデンサは、湿気を吸収し易いため、高温高湿の条件下での使用にはあまり適さない。
そこで、フィルムコンデンサの代わりに、それより形状が小型のセラミックコンデンサを使用すれば、装置の小型化が望める。しかしながら、セラミックコンデンサは、図1に示すように、直流電圧を印加するとその容量値が変動するというバイアス特性を示すため、電圧検出の精度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、セラミックコンデンサを使用して検出精度が良く小型化できる絶縁検出装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、接地電位から絶縁された直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態のコンデンサに第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、前記直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して前記接地電位に接続された状態の前記コンデンサに充電される第2の充電電圧とを電圧計測手段で計測し、前記第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて前記直流電源の地絡抵抗を地絡抵抗検出手段で検出する絶縁検出装置であって、前記コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用すると共に、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明においては、接地電位から絶縁された直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態のコンデンサに第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して接地電位に接続された状態のコンデンサに充電される第2の充電電圧とを電圧計測手段で計測する。そして、第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて直流電源の地絡抵抗を地絡抵抗検出手段で検出する。コンデンサとしてセラミックコンデンサが使用され、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されている。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、コンデンサと、接地電位とは絶縁された直流電源の正極を前記コンデンサの一端に接続するための第1スイッチ手段と、前記直流電源の負極を前記コンデンサの他端に接続するための第2スイッチ手段と、電圧計測手段と、前記コンデンサの一端を前記電圧計測手段の入力端子に接続するための第3スイッチ手段と、前記コンデンサの他端を前記接地電位に接続するための第4スイッチ手段と、前記第3スイッチ手段の前記電圧計測手段側−前記接地電位間に設けられた第1抵抗と、前記第4スイッチ手段の前記接地電位側−前記接地電位間に設けられた第2抵抗と、前記第1スイッチ手段および前記第3スイッチ手段の接続ライン−前記コンデンサ間に設けられた第1および第2切替抵抗と、該第1および第2切替抵抗のうち前記コンデンサの極性方向に対応する一つを選択し、当該選択した一つを前記第1スイッチ手段および前記第3スイッチ手段の接続ライン−前記コンデンサ間に電気的に接続させる選択手段と、前記第1〜第4スイッチ手段を選択的に閉制御する制御手段と、前記制御手段による前記第1〜第4スイッチ手段の選択的な閉制御により、接地電位から絶縁された直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態のコンデンサに前記第1切替抵抗からなる第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、前記直流電源の両極から、前記第1切替抵抗および前記第1抵抗または第2抵抗からなる第2の充電抵抗を介して前記接地電位に接続された状態の前記コンデンサに充電される第2の充電電圧とを計測する電圧計測手段と、前記第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて前記直流電源の地絡抵抗を検出する地絡抵抗検出手段とを備えた絶縁検出装置であって、前記コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用すると共に、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明においては、絶縁検出装置は、コンデンサと、接地電位とは絶縁された直流電源の正極をコンデンサの一端に接続するための第1スイッチ手段と、直流電源の負極をコンデンサの他端に接続するための第2スイッチ手段と、電圧計測手段と、コンデンサの一端を電圧計測手段の入力端子に接続するための第3スイッチ手段と、コンデンサの他端を接地電位に接続するための第4スイッチ手段と、第3スイッチ手段の電圧計測手段側−接地電位間に設けられた第1抵抗と、第4スイッチ手段の接地電位側−接地電位間に設けられた第2抵抗と、第1スイッチ手段および第3スイッチ手段の接続ライン−コンデンサ間に設けられた第1および第2切替抵抗と、第1および第2切替抵抗のうちコンデンサの極性方向に対応する一つを選択し、当該選択した一つを第1スイッチ手段および第3スイッチ手段の接続ライン−コンデンサ間に電気的に接続させる選択手段と、第1〜第4スイッチ手段を選択的に閉制御する制御手段と、制御手段による第1〜第4スイッチ手段の選択的な閉制御により、接地電位から絶縁された直流電源の両極から接地電位から絶縁された状態のコンデンサに第1切替抵抗からなる第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、直流電源の両極から、第1切替抵抗および第1抵抗または第2抵抗からなる第2の充電抵抗を介して接地電位に接続された状態のコンデンサに充電される第2の充電電圧とを計測する電圧計測手段と、第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて直流電源の地絡抵抗を検出する地絡抵抗検出手段とを備えている。コンデンサとしてセラミックコンデンサが使用され、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されている。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の絶縁検出装置において、前記第1および第2の充電抵抗の抵抗値と前記セラミックコンデンサの容量値が、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように選択されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明においては、第1および第2の充電抵抗の抵抗値とセラミックコンデンサの容量値が、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように選択されている。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の絶縁検出装置において、前記接地電位から絶縁された前記直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態の前記セラミックコンデンサに前記第1の充電抵抗を介して第1の充電時間の間充電され、前記直流電源の両極から、前記第2の充電抵抗を介して前記接地電位に接続された状態の前記セラミックコンデンサに前記第1の充電時間より長い第2の充電時間の間充電されることにより、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明においては、接地電位から絶縁された直流電源の両極から接地電位から絶縁された状態のセラミックコンデンサに第1の充電抵抗を介して第1の充電時間の間充電され、直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して接地電位に接続された状態のセラミックコンデンサに第1の充電時間より長い第2の充電時間の間充電されることにより、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されている。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の絶縁検出装置において、地絡抵抗検出手段により前記しきい値以下の地絡抵抗が検出された場合に警報を発する警報手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明においては、絶縁検出装置は、地絡抵抗検出手段によりしきい値以下の地絡抵抗が検出された場合に警報を発する警報手段をさらに備えている。
上記課題を解決するためになされた請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の絶縁検出装置において、前記しきい値以下または以上の地絡抵抗の検出精度のずれを補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明においては、しきい値以下または以上の地絡抵抗の検出時の検出精度のずれを補正する補正手段をさらに備えている。
請求項1記載の発明によれば、接地電位から絶縁された直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態のコンデンサに第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して接地電位に接続された状態のコンデンサに充電される第2の充電電圧とを電圧計測手段で計測し、第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて直流電源の地絡抵抗を地絡抵抗検出手段で検出する際に、コンデンサとしてセラミックコンデンサが使用され、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されているので、小型のセラミックコンデンサの使用により絶縁検出装置が小型化できる。また、セラミックコンデンサを使用しても、そのDCバイアス特性の影響を受けずに精度良く絶縁検出を行うことができる。また、セラミックコンデンサを使用するので、従来のフィルムコンデンサよりも耐湿性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、コンデンサと、接地電位とは絶縁された直流電源の正極をコンデンサの一端に接続するための第1スイッチ手段と、直流電源の負極をコンデンサの他端に接続するための第2スイッチ手段と、電圧計測手段と、コンデンサの一端を電圧計測手段の入力端子に接続するための第3スイッチ手段と、コンデンサの他端を接地電位に接続するための第4スイッチ手段と、第3スイッチ手段の電圧計測手段側−接地電位間に設けられた第1抵抗と、第4スイッチ手段の接地電位側−接地電位間に設けられた第2抵抗と、第1スイッチ手段および第3スイッチ手段の接続ライン−コンデンサ間に設けられた第1および第2切替抵抗と、第1および第2切替抵抗のうちコンデンサの極性方向に対応する一つを選択し、当該選択した一つを第1スイッチ手段および第3スイッチ手段の接続ライン−コンデンサ間に電気的に接続させる選択手段と、第1〜第4スイッチ手段を選択的に閉制御する制御手段と、制御手段による第1〜第4スイッチ手段の選択的な閉制御により、接地電位から絶縁された直流電源の両極から接地電位から絶縁された状態のコンデンサに第1切替抵抗からなる第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、直流電源の両極から、第1切替抵抗および第1抵抗または第2抵抗からなる第2の充電抵抗を介して接地電位に接続された状態のコンデンサに充電される第2の充電電圧とを計測する電圧計測手段と、第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて直流電源の地絡抵抗を検出する地絡抵抗検出手段とを備え、コンデンサとしてセラミックコンデンサが使用され、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されているので、小型のセラミックコンデンサの使用により絶縁検出装置が小型化できる。また、セラミックコンデンサを使用しても、そのDCバイアス特性の影響を受けずに精度良く絶縁検出を行うことができる。また、セラミックコンデンサを使用するので、従来のフィルムコンデンサよりも耐湿性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、第1および第2の充電抵抗の抵抗値とセラミックコンデンサの容量値が、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように選択されているので、セラミックコンデンサを使用しても、しきい値付近で地絡抵抗の検出精度は、セラミックコンデンサのDCバイアス特性の影響を受けることがなくなり、精度の良い絶縁検出ができる。
請求項4記載の発明によれば、接地電位から絶縁された直流電源の両極から接地電位から絶縁された状態のセラミックコンデンサに第1の充電抵抗を介して第1の充電時間の間充電され、直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して接地電位に接続された状態のセラミックコンデンサに第1の充電時間より長い第2の充電時間の間充電されることにより、第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合にセラミックコンデンサに直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されているので、セラミックコンデンサを使用しても、しきい値付近で地絡抵抗の検出精度は、セラミックコンデンサのDCバイアス特性の影響を受けることがなくなり、精度の良い絶縁検出ができる。
請求項5記載の発明によれば、絶縁検出装置は、地絡抵抗検出手段によりしきい値以下の地絡抵抗が検出された場合に警報を発する警報手段をさらに備えているので、地絡抵抗の低下による感電の危険を報知することができる。
請求項6記載の発明によれば、しきい値以下または以上の地絡抵抗の検出時の検出精度のずれを補正する補正手段をさらに備えているので、地絡抵抗の検出精度のずれをなくして精度をさらに向上させることができる。
以下、本発明の絶縁検出装置について図面を参照して説明する。
図2は、本発明に係る絶縁検出装置の一実施の形態を示す回路図である。図中、VはN個のバッテリが直列接続された高圧電源(=直流電源)であり、この高圧電源Vは、後述するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)10など低圧系の接地電位Gとは絶縁されている。マイコン10は、請求項における電圧計測手段、地絡抵抗検出手段、制御手段および補正手段として働く。
同図に示すように絶縁検出装置は、両極性のコンデンサCと、接地電位Gとは絶縁された高圧電源Vの正極をコンデンサCの一端に接続するための第1スイッチSW1と、高圧電源Vの負極をコンデンサCの他端に接続するための第2スイッチSW2とを備えている。第1スイッチSW1および第2スイッチSW2は、それぞれ、請求項における第1スイッチ手段および第2スイッチ手段として働く。
マイコン10は、入力ポートA/D(=入力端子)に供給された電圧をA/D変換して計測する電圧計測機能を有する。また、絶縁検出装置は、コンデンサCの一端を入力ポートA/Dに接続するための第3スイッチSW3と、コンデンサCの他端を接地電位Gに接続するための第4スイッチSW4とを備えている。第3スイッチSW3および第4スイッチSW4は、それぞれ、請求項における第3スイッチ手段および第4スイッチ手段として働く。
また、絶縁検出装置は、第3スイッチSW3の入力ポートA/D側−第4スイッチSW4の接地電位G側間に設けられた第1抵抗R1と、第1抵抗R1の接地電位G側−第4スイッチSW4の接地電位G側間に設けられた第2抵抗R2とを備えている。
また、入力ポートA/Dには、保護回路11を介して電圧が供給される。この保護回路11は、第1抵抗R1の第3スイッチSW3側−入力ポートA/D側間に設けられた保護抵抗Rp1と、この保護抵抗Rp1の入力ポートA/D側−接地電位G間に設けられたクランプダイオードDcとから構成される。
保護抵抗Rp1は、電流制限抵抗として働き、マイコン10の入力ポートA/Dに過電流が流れることを防ぐ。また、クランプダイオードDcによって、マイコン10の入力ポートA/Dにマイコン10に損傷を与えるような過剰な正電位や負電位が印加されるのを防ぐことができる。
また、絶縁検出装置は、第1スイッチSW1および第3スイッチSW3の接続ライン−コンデンサC間に設けられた抵抗切替回路12を備えている。抵抗切替回路12は、第1スイッチSW1および第3スイッチSW3の接続ラインからコンデンサCに向かって順方向となるように接続された第1ダイオードD1および第1切替抵抗Rc1から構成される直列回路と、第1ダイオードD1とは逆方向となるように接続された第2ダイオードD2および第2切替抵抗Rc2から構成される直列回路とが、並列に接続されて構成されている。
つまり、第1および第2ダイオードD1およびD2は、選択手段として働き、第1および第2切替抵抗Rc1およびRc2のうちコンデンサCの極性方向に対応する一つを選択し、選択した一つを第1スイッチSW1および第3スイッチSW3の接続ライン−コンデンサC間に電気的に接続させる。また、上述した第1〜第4スイッチSW1〜SW4は例えば光MOSFETが用いられ、高圧電源Vと絶縁しつつマイコン10によって制御できるようになっている。
次に、上述した構成の絶縁検出装置の動作について以下説明する。まず、マイコン10は、全てのスイッチが開いている初期状態から第1スイッチSW1および第2スイッチSW2を第1充電時間Tc1の間閉制御する。なお、第1充電時間Tc1は、コンデンサCをフル充電するのに必要な時間よりも短い時間に設定されている。それにより、高圧電源V、第1スイッチSW1、第1ダイオードD1、第1切替抵抗Rc1、コンデンサCおよび第2スイッチSW2により閉回路が形成され、高圧電源Vの電圧がコンデンサCに充電される。このとき、コンデンサCは、接地電位Gから浮いた状態で充電される。
次に、第1および第2のスイッチSW1,SW2を開制御した後、第3および第4スイッチSW3、SW4を閉制御する。それにより、コンデンサC、第2ダイオードD2、第2切替抵抗Rc2、第3スイッチSW3、第1抵抗R1、第2抵抗R2および第4スイッチSW4により閉回路が形成され、コンデンサCの両端電圧に応じた値がマイコン10の入力ポートA/Dに供給される。このとき、コンデンサCの両端電圧V0 、すなわち高圧電源Vの両端電圧は、第2切替抵抗Rc2、補正第1抵抗R1、第2抵抗R2で決定される分圧比で分圧されて、マイコン10の入力ポートA/Dに供給される。それにより、供給された分圧電圧(∵Vc・R1/(Rc2+R1+R2))は、A/D(アナログ/デジタル)変換してデジタル値とされ、その値が、高圧電源Vの電圧としてマイコン10で読み込まれる。
次に、マイコン10は、リセットスイッチSWrを閉制御してコンデンサCに充電された電圧を充分に放電させる。次に、マイコン10は、リセットスイッチSWrおよび第3スイッチSW3を開制御した後、第1スイッチおよび第4スイッチSW1、SW4を第2充電時間Tc2の間閉制御する。なお、第2充電時間Tc1は、コンデンサCをフル充電するのに必要な時間よりも短い時間に設定されている。それにより、高圧電源V、第1スイッチSW1、第1ダイオードD1、第1切替抵抗Rc1、コンデンサC、第4スイッチSW4、第2抵抗R2、接地電位Gおよび高圧電源Vの負極側地絡抵抗RL−により閉回路が形成され、負極側地絡抵抗RL−の値に応じた電圧VRL- がコンデンサCに充電される。
次に、マイコン10は、第1のスイッチSW1を開制御した後、第3および第4スイッチ手段SW3、SW4を閉制御する。それにより、コンデンサCの両端電圧VRL- 、すなわち負極側地絡抵抗RL−の値に応じた電圧は、第2切替抵抗Rc2、第1抵抗R1、第2抵抗R2で決定される分圧比で分圧されて、マイコン10の入力ポートA/Dに供給される。それにより、供給された分圧電圧は、A/D変換してデジタル値とされ、その値が、負極側地絡抵抗RL−の値に応じた電圧としてマイコン10で読み込まれる。
次に、マイコン10は、リセットスイッチSWrを閉制御してコンデンサCに充電された電圧を充分に放電させる。次に、マイコン10は、リセットスイッチSWrおよび第4スイッチSW4を開制御した後、第2スイッチおよび第3スイッチSW2、SW3を第2充電時間Tc2の間閉制御する。それにより、高圧電源V、正極側地絡抵抗RL+、接地電位G、第1抵抗R1、第3スイッチSW3、第1ダイオードD1、第1切替抵抗Rc1、コンデンサCおよび第2スイッチSW2により閉回路が形成され、正極側地絡抵抗RL+の値に応じた電圧VRL+ がコンデンサCに充電される。
次に、マイコン10は、第2スイッチSW2を開制御した後、第3および第4スイッチ手段SW3、SW4を閉制御する。それにより、コンデンサCの両端電圧VRL+ 、すなわち正極側地絡抵抗RL+の値に応じた電圧は、第2切替抵抗Rc2、第1抵抗R1、第2抵抗R2で決定される分圧比で分圧されて、マイコン10の入力ポートA/Dに供給される。それにより、供給された分圧電圧は、A/D変換してデジタル値とされ、その値が、正極側地絡抵抗RL+の値に応じた電圧としてマイコン10で読み込まれる。
なお、上述した第1抵抗R1、第2抵抗R2とは同じ値に設定される(R1=R2)。これにより、第1および第4スイッチSW1およびSW4を閉制御して、負極側地絡抵抗RL−に応じた電圧でコンデンサCを充電するときの充電抵抗(Rc1+R2)と、第2および第3スイッチSW2およびSW3を閉制御して、正極側地絡抵抗RL+に応じた電圧でコンデンサCを充電するときの充電抵抗(Rc1+R1)とが等しくなる。つまり、負極側地絡抵抗RL−と正極側地絡抵抗RL+とが同じ値であれば、コンデンサCを充電する負極側地絡抵抗RL−に応じた電圧と正極側地絡抵抗RL+に応じた電圧とが等しくなる。
そして、マイコン10は、負極側地絡抵抗RL−に応じた計測電圧VRL- と正極側地絡抵抗RL+に応じた計測電圧VRL+ の和を高圧電源Vの両端電圧に応じた計測電圧V0 で除する演算を行い(VRL- +VRL+ /V0 )、その演算値により、予め内部メモリに記憶されている演算値対地絡抵抗の参照テーブルを参照して高圧電源Vの地絡抵抗を算出する。
最後に、マイコン10は、算出した地絡抵抗の値を、予め内部メモリに記憶されているしきい値と比較判定し、算出した地絡抵抗値がしきい値より小さくなっていれば、警報部20より絶縁不良が生じていることを警報する。
以上のような構成および動作を有する絶縁検出装置において、本発明では、コンデンサCとしてチップ型のセラミックコンデンサを使用している。セラミックコンデンサは、図2に示すように、印加電圧が低いうちは一定の容量値を示すが、印加電圧が高くなると、それに比例して容量値が減少するというDCバイアス特性を持っており、印加される直流電圧により容量値が変動する。
そこで本発明では、以下に説明するように設定することによって、この容量値の変動の影響を受けずに精度良く絶縁検出を行うことができるようにしている。以下、コンデンサCをセラミックコンデンサCと言い換えて説明する。
(1)まず、セラミックコンデンサCの耐圧(定格電圧)に対してできるだけ低い電圧印加(充電量)でDCバイアスによる容量変動の少ない特性領域で使用するために、図1に示すように、セラミックコンデンサCに充電される最高電圧V0 が、セラミックコンデンサCの耐圧に対して十分に低い電圧になるように周辺回路の定数を設定する。このセラミックコンデンサCに充電される最高電圧V0 は、上述の絶縁検出動作において、第1スイッチおよび第2スイッチSW1、SW2を閉制御して、接地電位Gから浮いた状態のセラミックコンデンサCに高圧電源Vの電圧が充電された場合の電圧である。
(2)次に、セラミックコンデンサCに充電される最高電圧V0 と、しきい値と等しい値の負極側地絡抵抗RL−の場合にセラミックコンデンサCに充電される電圧VRL- およびしきい値と等しい値の正極側地絡抵抗RL+の場合にセラミックコンデンサCに充電される電圧VRL+ が、それぞれ等しくなる(V0 =VRL-=VRL+ )ように周辺回路の定数を設定する。
すなわち、図3に示すように、第1充電時間Tc1の間第1スイッチおよび第2スイッチSW1、SW2が閉制御されたとき、セラミックコンデンサCに充電される電圧が、充電開始から第1切替抵抗Rc1の抵抗値とセラミックコンデンサCの容量値で決まる時定数で上昇して、上述の第1充電時間Tc1の経過時に上述の最高電圧V0 に達するように、抵抗Rc1の抵抗値およびセラミックコンデンサCの容量値が設定される。なお、第1充電時間Tc1は、コンデンサCをフル充電するのに必要な時間よりも短い時間に設定されているので、上述の最高電圧V0 に達した時点では、セラミックコンデンサCはまだフル充電になっていない。
また、第2充電時間Tc2の間第1スイッチおよび第4スイッチSW1、SW4が閉制御されたとき、上述のしきい値と等しい値の負極側地絡抵抗RL−の場合にセラミックコンデンサCに充電される電圧VRL- が、充電開始から第1切替抵抗Rc1、第2抵抗R2および負極側地絡抵抗RL−の各抵抗値とセラミックコンデンサCの容量値で決まる時定数で上昇して、上述の第2充電時間Tc2の経過時に最高電圧V0 と等しい値に達するように、第1切替抵抗Rc1および第2抵抗R2の各抵抗値およびセラミックコンデンサCの容量値が設定される。なお、第2充電時間Tc2は、コンデンサCをフル充電するのに必要な時間よりも短い時間に設定されているので、上述の最高電圧V0 に達した時点では、セラミックコンデンサCはまだフル充電になっていない。
電圧VRL- の充電波形B1は、最高電圧V0 の充電波形Aよりも時定数が大きいため、第2充電時間Tc2は、第1充電時間Tc1より長くなる。したがって、上述の設定条件は、第1スイッチおよび第4スイッチSW1、SW4が閉制御されたとき、上述のしきい値と等しい値の負極側地絡抵抗RL−の場合にセラミックコンデンサCに充電される電圧VRL- が、最高電圧V0 と等しくなるように、第1充電時間Tc1と第2充電時間Tc2が設定される、と言い換えても良い。
また、第2充電時間Tc2の間第2スイッチおよび第3スイッチSW2、SW3が閉制御されたとき、上述のしきい値と等しい値の正極側地絡抵抗RL+の場合にセラミックコンデンサCに充電される電圧VRL+ が、充電開始から第1切替抵抗Rc1、第1抵抗R1および正極側地絡抵抗RL+の各抵抗値とセラミックコンデンサCの容量値で決る時定数で上昇して、上述の第2充電時間Tc2の経過時に最高電圧V0 と等しい値に達するように、第1切替抵抗Rc1および第1抵抗R1の各抵抗値およびセラミックコンデンサCの容量値が設定される。
電圧VRL+ の充電波形B1は、最高電圧V0 の充電波形Aよりも時定数が大きいため、第2充電時間Tc2は、第1充電時間Tc1より長くなる。したがって、上述の設定条件は、第2スイッチおよび第3スイッチSW2、SW3が閉制御されたとき、上述のしきい値と等しい値の正極側地絡抵抗RL+の場合にセラミックコンデンサCに充電される電圧VRL+ が、最高電圧V0 と等しくなるように、第1充電時間Tc1と第2充電時間Tc2が設定される、と言い換えても良い。
以上のように設定されることにより、絶縁検出は、計測され演算された(VRL- +VRL+ /V0 )の演算値により、地絡抵抗を算出することにより行うため、演算値が大きくなると地絡抵抗は小さくなり、演算値が小さくなると、地絡抵抗は大きくなる。
その結果、上記(2)の設定により、セラミックコンデンサCのDCバイアス特性の影響で、地絡抵抗がしきい値と等しい場合および異なる場合について、検出精度特性は下記のようになる。
(I)地絡抵抗がしきい値と等しい場合・・・V0 計測電圧=VRL- (またはVRL+
計測電圧となり、V0 計測値におけるセラミックコンデンサCの容量低下は、VRL- (またはVRL+ )計測時のセラミックコンデンサCの容量低下と等しくなる。したがって、地絡抵抗の算出値に変動は無く、セラミックコンデンサCを使用してもDCバイアス特性における容量変動の影響を受けず、絶縁状態を精度良く検出することができる。
(II)地絡抵抗がしきい値より低い場合・・・図3に示すように、電圧VRL- (または
RL+ )の充電波形B2は、充電波形B1よりも時定数が小さくなり、(I)の場合より
もVRL- (またはVRL+ )計測電圧の値が大きくなる。したがって、V0 計測電圧<VRL- (またはVRL+ )計測電圧となり、V0 計測値におけるセラミックコンデンサCの容量低下より、VRL- (またはVRL+ )計測時のセラミックコンデンサCの容量低下が大きくなる。よって、地絡抵抗の算出値は(I)の場合よりも大きくなり、地絡抵抗がより小さ
くなる方向に検出精度がずれる。このように、地絡抵抗がしきい値より小さい場合は、地絡抵抗が小さめに検出され誤警報がなくなる方向のため、検出精度がずれても安全に絶縁状態を検出できる。
(III)地絡抵抗がしきい値より高い場合・・・図3に示すように、電圧VRL- (またはVRL+ )の充電波形B3は、充電波形B1よりも時定数が大きくなり、(I)の場合よりもVRL- (またはVRL+ )計測電圧の値が小さくなる。したがって、V0 計測電圧>VRL- (またはVL+ )計測電圧となり、V0 計測値におけるセラミックコンデンサCの容量低下より、VRL- (またはVRL+ )計測時のセラミックコンデンサCの容量低下が小さくなる。よって、地絡抵抗の算出値は(I)の場合よりも小さくなり、地絡抵抗がより大きくなる方向に検出精度がずれる。
図4は、上述の検出精度特性をグラフで表した図である。検出された地絡抵抗値がしきい値と一致している場合は、地絡検出精度のずれは0%であり、検出された地絡抵抗値が小さくなるとマイナス方向に検出精度がずれ、大きくなるとプラス方向に検出精度がずれる。
この検出精度特性は、しきい値付近はセラミックコンデンサCのDCバイアス特性の影響を受けないので検出精度が良く、地絡抵抗がしきい値より低い場合(感電の危険が大きい場合)は、検出抵抗値が実際の抵抗値より低い方向にずれるという特性となるため、必ず警報部20より警報が発せられることになり、この検出精度のずれは、実使用上問題とならない方向となる。また、地絡抵抗がしきい値より高い場合(感電の危険が小さい)は、検出抵抗値が実際の抵抗値より高い方向にずれるが、元々警報部20より警報を発することのない領域なので問題はない。
以上述べたように、本発明によれば、直流電源の電圧を充電するコンデンサとしてセラミックコンデンサを使用しているので、装置の小型化が図れる。また、セラミックコンデンサのDCバイアス特性の影響を受けずに精度良く絶縁検出を行うことができる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、他の実施例として、マイコン10は、図4に示す検出精度特性における検出精度のずれを補正して地絡抵抗の算出するようにしても良い。この場合、図4の検出精度特性は、矢印のように、検出される地絡抵抗値が常に検出精度のずれが0%となるように補正される。
セラミックコンデンサのDCバイアス特性を示す図である。 本発明の絶縁検出装置の一実施の形態を示す回路図である。 セラミックコンデンサの充電波形を示す図である。 絶縁検出装置の検出精度特性を示す図である。
符号の説明
C セラミックコンデンサ(コンデンサ)
D1 第1ダイオード(選択手段)
D2 第2ダイオード(選択手段)
G 接地電位
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
Rc1 第1切替抵抗
Rc2 第2切替抵抗
SW1 第1スイッチ(第1スイッチ手段)
SW2 第2スイッチ(第2スイッチ手段)
SW3 第3スイッチ(第3スイッチ手段)
SW4 第4スイッチ(第4スイッチ手段)
V 高圧電源(直流電源)
A/D 入力ポート(入力端子)
10 マイコン(電圧計測手段、制御手段、地絡抵抗検出手段、補正手段)

Claims (6)

  1. 接地電位から絶縁された直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態のコンデンサに第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、前記直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して前記接地電位に接続された状態の前記コンデンサに充電される第2の充電電圧とを電圧計測手段で計測し、前記第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて前記直流電源の地絡抵抗を地絡抵抗検出手段で検出する絶縁検出装置であって、
    前記コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用すると共に、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されていることを特徴とする絶縁検出装置。
  2. コンデンサと、接地電位とは絶縁された直流電源の正極を前記コンデンサの一端に接続するための第1スイッチ手段と、前記直流電源の負極を前記コンデンサの他端に接続するための第2スイッチ手段と、電圧計測手段と、前記コンデンサの一端を前記電圧計測手段の入力端子に接続するための第3スイッチ手段と、前記コンデンサの他端を前記接地電位に接続するための第4スイッチ手段と、前記第3スイッチ手段の前記電圧計測手段側−前記接地電位間に設けられた第1抵抗と、前記第4スイッチ手段の前記接地電位側−前記接地電位間に設けられた第2抵抗と、前記第1スイッチ手段および前記第3スイッチ手段の接続ライン−前記コンデンサ間に設けられた第1および第2切替抵抗と、該第1および第2切替抵抗のうち前記コンデンサの極性方向に対応する一つを選択し、当該選択した一つを前記第1スイッチ手段および前記第3スイッチ手段の接続ライン−前記コンデンサ間に電気的に接続させる選択手段と、前記第1〜第4スイッチ手段を選択的に閉制御する制御手段と、前記制御手段による前記第1〜第4スイッチ手段の選択的な閉制御により、接地電位から絶縁された直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態のコンデンサに前記第1切替抵抗からなる第1の充電抵抗を介して充電される第1の充電電圧と、前記直流電源の両極から、前記第1切替抵抗および前記第1抵抗または第2抵抗からなる第2の充電抵抗を介して前記接地電位に接続された状態の前記コンデンサに充電される第2の充電電圧とを計測する電圧計測手段と、前記第1および第2の充電電圧の両計測値に基づいて前記直流電源の地絡抵抗を検出する地絡抵抗検出手段とを備えた絶縁検出装置であって、
    前記コンデンサとしてセラミックコンデンサを使用すると共に、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されていることを特徴とする絶縁検出装置。
  3. 請求項1または2記載の絶縁検出装置において、
    前記第1および第2の充電抵抗の抵抗値と前記セラミックコンデンサの容量値が、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように選択されていることを特徴とする絶縁検出装置。
  4. 請求項1または2記載の絶縁検出装置において、
    前記接地電位から絶縁された前記直流電源の両極から前記接地電位から絶縁された状態の前記セラミックコンデンサに第1の充電抵抗を介して第1の充電時間の間充電され、前記直流電源の両極から、第2の充電抵抗を介して前記接地電位に接続された状態の前記セラミックコンデンサに前記第1の充電時間より長い第2の充電時間の間充電されることにより、前記第1の充電電圧と、地絡抵抗が予め設定されたしきい値と等しい場合に前記セラミックコンデンサに前記直流電源の両極から充電される第2の充電電圧とが等しくなるように設定されていることを特徴とする絶縁検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の絶縁検出装置において、
    地絡抵抗検出手段により前記しきい値以下の地絡抵抗が検出された場合に警報を発する警報手段をさらに備えたことを特徴とする絶縁検出装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の絶縁検出装置において、
    前記しきい値以下または以上の地絡抵抗の検出時の検出精度のずれを補正する補正手段をさらに備えたことを特徴とする絶縁検出装置。
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