JP2007170468A - 流量制御弁およびこれを用いた流体圧駆動機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型であり、簡素な構造で、2個の流体圧駆動機器の作動のタイミングを制御する為の流量制御弁の提供と、この流量制御弁を組み込んだ流体圧駆動機器を提供すること。
【解決手段】本体内に各流体機器側接続部への流体経路を隔てる為のボールを、ニードルの軸方向に往復動自在に封入しているニードルを挿入してあり、流体源側接続部から流体が供給された場合には、まずニードル内部のボールが第2の流体機器側接続部への流体通路を塞ぎ、別の流体通路を通り第1の流体機器側接続部へ流れ、第1の流体機器側接続部に接続された流体圧駆動機器に流体が満たされると、本体とニードル先端による絞り部を通り、第2の流体機器側接続部へ流れ、2個の流体機器側接続部の作動のタイミングをずらすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2個の流体機器への流体の流れを制御する流量制御弁およびこれを用いた流体圧駆動機器に関するものである。
通常、流体圧駆動機器の制御を行う場合、流体圧駆動機器1個に対し、電磁弁等の方向制御弁を1個使用するのが一般的であり、複数の流体圧駆動機器を1個の方向制御弁で制御しようとすると各流体圧駆動機器はほぼ同時に駆動する為、同一の動作をする流体圧駆動機器を同一のタイミングで駆動することはできるが、個々の流体圧駆動機器の駆動のタイミングを調整する事は出来ない。
ただ、2個の流体圧駆動機器を1個の方向制御弁で制御する際に、図8に示すように一方の流体圧駆動機器S1のみに速度制御弁SCをメーターイン接続すると、流体を供給した場合に速度制御弁SCを取付けていない流体圧駆動機器S2のみが作動し、当該流体圧駆動機器S2が停止した後に、他方速度制御弁SCを取付けた流体圧駆動機器S1が作動するという事は知られている。尚、図8中、符号Aは流体源、Vは方向制御弁である。
しかし本来、速度制御弁はその名の通り流体圧駆動機器の作動速度を制御する事を目的としている為、流体の供給口・吐出口は一対であり、前記のような作動のタイミングをずらす為には別途配管を分岐させる必要があった。
特開平8−4910号公報 特開平8−189503号公報
また、シリンダボディに並列配置した二つのシリンダにおけるピストンロッドを圧力流体の給排によって交互に作動させ、しかも、一方のピストンロッドが作動してストロークエンドの近くに達したときに他方のピストンロッドを復帰させるようにしたエスケープメントシリンダは、従来から知られている(例えば、実用新案登録第2514783号公報参照)。この既知のエスケープメントシリンダにおいては、第1のピストンロッドが作動してストロークエンドの近くに達したときに、両シリンダ間に設けた連通路により、その第1のピストンロッドを作動させている圧力流体を、他方のシリンダにおけるピストンロッドを復帰させる側の圧力室に導入し、その圧力流体によって該ピストンロッドを復帰させるようにしている。
このような構成のエスケープメントシリンダにおいては、連通路による圧力流体の適切な導入により、上述したように、一方のピストンロッドが作動してストロークエンドの近くに達したときに他方のピストンロッドを復帰させる、という所期の動作を行わせることができるが、一方のピストンロッドがストロークエンドの近くに達したときに、そのピストンロッドを駆動している圧力流体の一部を他方のシリンダに導入するので、その時点で一時的にピストンロッドを作動させる流体圧力が低下して、ピストンロッドの推力が低下するという問題がある。また、一方のピストンロッドを駆動している間は、他方のシリンダのピストンロッドに流体圧力が作用せず、そのピストンロッドに外力が作用したときには、その外力でピストンが動いてしまうという問題がある。
これらの問題を解決するために、例えば、特開平11−82420号公報や特開平2001−116013号公報に開示されているように、上記一方のピストンロッドが駆動され、あるいは復帰動作を行っている間は、他方のピストンロッドを機械的にロックできるようにしているが、ピストンロッドのロック機構部を搭載することによりシリンダボディが大きくなり、小型化が望まれる。
また、ケーシングから前方へ突出した状態で、開閉動する一対のフィンガーとケース内に装着され、それぞれのフィンガーに連結され、フィンガーのの開閉方向と同一方向へ往復摺動する一対の異径ピストンを備えるシリンダを配置した。流体圧駆動開閉チャックに於いて、ピストンに流体圧を供給し、フィンガーを開閉動作させる時、一対のシリンダの大径ピストン側のストロークを決定することにより、フィンガーの開又は閉の停止位置を決めることができる流体圧駆動用開閉チャックは従来から知られている(例えば、特開平9−295293号公報参照)。この既知の流体圧駆動用開閉チャックは、フィンガーが連結片を介して直接ピストンの動作と連動しており一対のピストンの直径を変えることで大径ピストンの動作によりフィンガー閉位置(又は開位置)を決定する事ができる。大径ピストンと連結した片側のフィンガーは物品の大きさに関わらず一定閉位置(又は開位置)に停止し、物品の位置を一定にそろえることができる。又、ボトムキャップにネジや位置決め用エアーシリンダを大径ピストン側シリンダ端に装着することにより、大径ピストンに係るフィンガーの停止位置を自由に調整できる。なおかつ、チャック自身に備えるネジ又は位置決め用シリンダにより物品の把む時の位置を調整することができる。
しかし、このような構成の流体圧駆動開閉チャックは、大径ピストンに係るフィンガーの停止位置を調整することができるが、小径ピストンに係るフィンガーと大径ピストンに係るフィンガーの動作を、制御することはできない。たとえば大径ピストンの動作によりフィンガー閉位置を調整する流体圧駆動開閉チャックに於いて、閉作動を行う場合に、図11に表されるように小径ピストンが大径ピストンよりも早く動き出すと、(2)把持される物品は小径ピストンに係るフィンガーによって、小径ピストンのストローク端まで押され、その後(3)推力の差により大径ピストンに係るフィンガーによって大径ピストンに係るフィンガーの停止位置まで押し戻される。これにより把持される物品に必要以上の衝撃が掛かり、破損するなどの問題があった。
なお、小径ピストンと大径ピストンが全く同時に動き出したとしても、物品を把持した状態のフィンガーの停止位置までの各フィンガーの移動距離によっては、前記の状況が起こるため、閉動作時には大径ピストンが停止位置まで移動した後に小径ピストンが動き出すような構造が望まれている。
また、開作動を行う場合には、大径ピストンが小径ピストンよりも早く動き出すと、(4)把持されている物品は小径ピストンに係るフィンガーによって、小径ピストンのストローク端まで押されることになり、大径ピストンに係るフィンガーの停止位置によって物品の位置が決定しても無意味になってしまうため、開作動時においては小径ピストンが停止位置まで移動した後に大径ピストンが動き出すような構造が望まれている。
また、これら2個の流体圧シリンダ等を有する流体圧駆動機器において前記のような動作をさせる最も確実な方法は、各流体圧シリンダ等それぞれを方向制御弁で制御することであるが、方向制御弁が余計に必要になり、配管等も余計に必要になる。また、各流体圧シリンダ等を前記のように速度制御弁を用いて作動のタイミングをずらして制御すれば方向制御弁は1個で済むが、各流体圧シリンダ等それぞれに流体の供給口を設ける必要があり、流体圧駆動機器として流体の供給口を共通にすることが難しく、流体圧駆動機器と速度制御弁を一体に配設すると速度制御弁の構造が複雑になった。
小型であり、簡素な構造で、2個の流体圧駆動機器の作動のタイミングを制御する為の流量制御弁の提供と、この流量制御弁を組み込んだ流体圧駆動機器を提供することを課題とする。
ブロック状の本体に1個の流体源側接続部と2個の流体機器側接続部が設けてあり、前記本体内に、流体源側・流体機器側接続部全てを連通する流体経路を有し、各流体機器側接続部への流体経路を隔てる為のボールをニードルの軸方向に往復動自在に封入しているニードルを挿入してある。
また、本発明の流体圧駆動機器は、前記した本発明の流量制御弁と流体圧駆動機器を一体構造としたものである。
流体源側接続部から流体が供給された場合には、まずニードル内部のボールが第2の流体機器側接続部への流体通路を塞ぎ、別の流体通路を通り第1の流体機器側接続部へ流れ、第1の流体機器側接続部に接続された流体圧駆動機器に流体が満たされると、本体とニードル先端による絞り部を通り、第2の流体機器側接続部へ流れ、第1及び第2の流体機器側接続部から流体が供給された場合には、ニードル内部のボールは流体通路を塞ぐことなく、流体源側接続部に流れることにより、流体源側接続部から流体が供給された場合にのみその流量を制御し、2個の流体機器側接続部の作動のタイミングをずらすことができる。
また、2個の流体圧シリンダ等を有する流体圧駆動機器の流体源側接続部を前記流体制御弁と同様の形状に成形すれば、前記ニードルをそのまま搭載し一体構造とすることができ、2個の流体圧シリンダ等の作動のタイミングをずらすことができる。
図1〜図3により、本発明の実施の形態第1について説明する。ブロック状の本体1に1個の流体源側接続部8aと2個の流体機器側接続部8b、8cが設けてあり、本体1に、流体源側・流体機器側接続部全てを連通する流体経路9a、9b、9c、9dを有し、各流体機器側接続部を隔てる為のボール4をニードル2の軸方向に往復動自在なようにケース3を用いて封入しているニードル2を螺入している。流体源側接続部8aから流体が供給された場合には、図1に示すように、流体はシール部材6で確保された経路を経て流体経路9aを通り、ニードル2内部のボール4をケース3に押付ける。これにより流体機器側接続部8cへの流体通路9dを塞ぐ為、流体は流体通路9bを通り流体機器側接続部8bへ流れる。この時、本体1とニードル2の先端のケース3の間には隙間10が存在する為、この隙間10を通り流体機器側接続部8cへ流体が流れるようにも思われるが、隙間10が流体機器側接続部8cの流路より一定上に狭い場合、流体はより流れやすい方に優先的に流れる性質がある為、流体は隙間10を通らず流体機器側接続部8bに流れる。
ここで、より確実に流体通路9dを塞ぐためにはボール4の材質はゴムを使用する事が望ましいが、金属や樹脂等の材質を使用しても用を成すことができる。
隙間10の面積はニードル2の本体1へのねじ込み量により調整可能となっており、調整後のニードル2はナット5で締結する。
流体機器側接続部8bに接続された流体圧駆動機器に流体が満たされると、図2に示すように、流体は隙間10を通り、流体機器側接続部8bへ流れる。このようにして流体機器側接続部8b、8cに接続された流体圧駆動機器の作動のタイミングをずらすことが出来る。図9は実施例の流体回路図であり、方向制御弁Vが切り替ることで流体源Aからの流体が本発明の流量制御弁FCの流体源側接続部8aから供給されると、流体機器側接続部8bから流体圧シリンダS1に供給され、流体圧シリンダS1のロッドが前進し、前進端に到達した時点で流体機器側接続部8cから流体圧シリンダS2に供給され、流体圧シリンダS2のロッドが前進する。
尚、図10に示すように流体機器側接続部8bに流体圧駆動機器S1では無く流体圧タンクTを接続した場合も流体は同様の流れ方をし、流体圧タンクTに流体が満たされる間の時間流体機器側接続部8cの作動開始が遅延する為、流体源と流体機器側接続部8cに接続した流体圧駆動機器間のオンディレイタイマ−として使用することが出来る。
流体機器側接続部8b、8cから流体が供給された場合には、図3に示すように、流体機器側接続部8bから供給された流体は流体経路9b→9aの順に通り、流体機器側接続部8cから供給された流体はボール4をニードル2側へ押付けることにより流体通路9dを確保し、流体経路9d→9c→9b→9aの順に通り、共に流体源側接続部8aへ流れる。
図4により、本発明の実施の形態第2について説明する。実施の形態第2において、実施の形態第1と同じ構成の部材には実施の形態第1と同一の符号を用い、その説明は簡略にする。実施の形態第2は、実施の形態第1と同じく本体11に流体機器側接続部8b、8cを備えているが、流体源側接続部8aはニードル12の後端部に備えている。また、実施の形態第1では流体源側接続部8aと流体経路9aの間の経路を確保していたシール部材6が不要になり、これらにより本体の形状を小型・軽量にすることができる。
図5により、本発明の実施の形態第3について説明する。実施の形態第3は、実施の形態第1又は実施の形態第2のニードル内部にスプリング13を配設したものであり、図5は実施の形態第2にスプリング13を配設した状態を示しており、実施の形態第2と同じ構成の部材には実施の形態第2と同一の符号を用い、その説明は簡略にする。実施の形態第1又は実施の形態第2に於いて、流体源側接続部、流体機器側接続部の何れからも流体が供給されていない状態では、ボール4はニードル12内部で摺動自在に存在し、流体源側接続部から流体が供給されるとケース3側に押されて流体経路9dを塞ぐが、この時若干の流体が流体経路9dに漏れる恐れがある。これを防止する為にスプリング13にてボール4をケース3に押し付ける事で、流体源側接続部、流体機器側接続部の何れからも流体が供給されていない状態でも流体経路9dを塞ぎ、漏れを防止することができる。
図6により、本発明の実施の形態第4について説明する。エスケープメントシリンダのシリンダボディ31の流体圧シリンダへの流体の供給口部に、前記の本発明の実施の形態第1、第2と同様の流体経路32a、32b、32c、32dを配設しており、図1〜図5に記載の流体機器側接続部8bと流体経路32a、32d、流体機器側接続部8cと流体経路32b、32cがそれぞれ相当する。また、ニードル12、ケース3、ボール4、ナット5、シール部材7を組み合わせたタイミングニードルTN1及びタイミングニードルTN2をシリンダボディ31の各供給口に装着している。
ここで、タイミングニードルTN1の流体源側接続部から流体を供給すると流体は、まず流体経路32aを通りシリンダ室33aに溜まり、ピストン34aを押し出す。その後ピストン34aがエンドカバー35aに当り停止すると次に、流体経路32bを通りシリンダ室33dに溜まり、ピストン34bを引き込む。この時シリンダ室33b、33cにあった流体はそれぞれ流体経路32c、32dを通り、タイミングニードルTN2の流体源側接続部から放出される。
その後、流体の供給をタイミングニードルTN1からタイミングニードルTN2に切り替えると流体経路32dを通りシリンダ室33cに溜まり、ピストン34bを押し出し、ピストン34bがエンドカバー35bに当り停止した後、流体経路32cを通りシリンダ室33bに溜まり、ピストン34aを引き込む。そのため、ピストン34a、34bはそれぞれ交互に作動し、しかも、一方のピストンロッドが作動してストロークエンドの近くに達したときに他方のピストンロッドを復帰させるようにしたエスケープメントシリンダを構成することができる。
図7により、本発明の実施の形態第5について説明する。流体圧駆動開閉チャックのケーシング41に装着している、流体の供給口部付きのエンドカバー46a、46bに、前記の本発明の実施の形態第1、第2と同様の流体経路42a、42b、42c、42dを配設しており、図1〜図5に記載の流体機器側接続部8bと流体経路42a、42d、流体機器側接続部8cと流体経路42b、42cがそれぞれ相当する。また、ニードル12、ケース3、ボール4、ナット5、シール部材7を組み合わせたタイミングニードルTN1及びタイミングニードルTN2をケーシング41の各供給口に装着している。ケーシング41内部に配設している一対のシリンダは径が異なり、ピストン44aの配設されているシリンダが小径側、ピストン44bの配設されているシリンダが大径側になり、調整ネジ47によってピストン44bの、停止位置を調整することができ、各ピストンは特開平9−295293号公報の図1に示す状態のようにケーシングから前方へ突出した状態で、開閉動する一対のフィンガーと連結されており、かつ、調整ネジ47によってフィンガー閉位置を調整できるように連結されている。
ここで、タイミングニードルTN1の流体源側接続部から流体を供給すると流体は、まず流体経路42bを通りシリンダ室43cに溜まり、大径ピストン44bを左方向に移動させる。その後大径ピストン44bがエンドカバー45bに取付けられた調整ネジ47に当り停止すると次に、流体経路42aを通り小径ピストン44aの内部の流体経路42eを通りシリンダ室43bに溜まり、小径ピストン44aを右方向に移動させる。この動作により、大径ピストン44bに係るフィンガーが停止位置まで移動した後に小径ピストン44aに係るフィンガーが移動し、物品を把持する。
その後、流体の供給をタイミングニードルTN1からタイミングニードルTN2に切り替えると流体経路42cを通りシリンダ室43aに溜まり、小径ピストン44aを左方向に移動させ、小径ピストン44aがエンドカバー45aに当り停止した後、流体経路42d、42fを通りシリンダ室43dに溜まり、大径ピストン44bを右方向に移動させる。この動作により、小径ピストン44aに係るフィンガーが物品から離れ、停止位置まで移動した後に大径ピストン44bに係るフィンガーが移動する。
これら一連のピストンの動きに基づく、レバーと物品の動作を図12で説明する。全開状態(1)から、(2)大径側レバーが移動し調整位置で停止する。その後(3)小径側レバーが移動し、物品を把持する。レバー開時には、まず(4)小径側レバーが開き、(5)大径側レバーが開く為、物品に必要以上の衝撃が掛かることも無く、物品の把持位置が最初の工程からずれることもない。
本発明に係る流体制御弁の実施の形態第1の内部構造であり、流体現側接続部から流体を供給したときの状態その1を示す図である 本発明に係る流体制御弁の実施の形態第1の内部構造であり、流体現側接続部から流体を供給したときの状態その2を示す図である 本発明に係る流体制御弁の実施の形態第1の内部構造であり、流体機器側接続部から流体を供給したときの状態を示す図である 本発明に係る流体制御弁の実施の形態第2の内部構造を示す図である 本発明に係る流体制御弁の実施の形態第3の内部構造を示す図である 本発明に係る流体制御弁を用いた流体圧駆動機器の実施の形態第4の内部構造を示す図である 本発明に係る流体制御弁を用いた流体圧駆動機器の実施の形態第5の内部構造を示す図である 従来の速度制御弁による流体圧駆動機器の制御を示す流体回路図である 本発明に係る流体制御弁を用いた2個の流体圧駆動機器の制御を示す流体回路図である 本発明に係る流体制御弁を用いた流体圧駆動機器のオンディレイタイマー制御を示す流体回路図である (1)〜(5)は従来の流体圧駆動開閉チャックによる物品の把持の順序を示す図である (1)〜(5)は本発明に係る流体制御弁を用いた流体圧駆動開閉チャックによる物品の把持の順序を示す図である
符号の説明
1、11 本体
2、12 ニードル
3 ケース
4 ボール
5 ナット
6、7 シール部材
8a 流体現側接続部
8b、8c 流体機器側接続部
9a、9b、9c、9d 流体経路
10 隙間
13 スプリング
31 ボディ
32a、32b、32c、32d 流体経路
33a、33b、33c、33d シリンダ室
34a、34b ピストン
35a、35b エンドカバー
41 ケーシング
42a、42b、42c、42d、42e、42f 流体経路
43a、43b、43c、43d シリンダ室
44a 小径ピストン
44b 大径ピストン

45a、45b、46a、46b エンドカバー
47 調整ボルト

Claims (5)

  1. ブロック状の本体に1個の流体源側接続部と2個の流体機器側接続部が設けてあり、前記本体内に、流体源側・流体機器側接続部全てを連通する流体経路を有し、各流体機器側接続部を隔てる為のボールを封入しているニードルを挿入し、流体源側接続部から流体が供給された場合には、まずニードル内部のボールが第2の流体機器側接続部への流体通路を塞ぎ、別の流体通路を通り第1の流体機器側接続部へ流れ、第1の流体機器側接続部に接続された流体圧駆動機器に流体が満たされると、本体とニードル先端による絞り部を通り、第2の流体機器側接続部へ流れ、第1及び第2の流体機器側接続部から流体が供給された場合には、ニードル内部のボールは流体通路を塞ぐことなく、流体源側接続部に流れるようにしてあることを特徴とする流量制御弁。
  2. 請求項1の流量制御弁において、流体源側接続部をニードルの先端に設け、シール部材を省略すると共に本体の小型化を図ることを特徴とする流量制御弁。
  3. 請求項1または2に記載の流量制御弁において、ニードル内部にスプリングを配設し、ボールをニードル先端のケース側に押し付けていることを特徴とする流量制御弁。
  4. 請求項1から3に記載のいずれかの流量制御弁をシリンダボディに配設することにより、シリンダボディに並列配置した二つのシリンダにおけるピストンロッドを圧力流体の給排によって交互に作動させ、しかも、一方のピストンロッドが作動してストロークエンドの近くに達したときに他方のピストンロッドを復帰させるようにしたエスケープメントシリンダ。
  5. 請求項1から3に記載のいずれかの流量制御弁をケーシングに配設することにより、ケーシングから前方へ突出した状態で、開閉動する一対のフィンガーとケース内に装着され、それぞれのフィンガーに連結され、フィンガーの開閉方向と同一方向へ往復摺動する一対の異径ピストンを備えるシリンダを配置した流体圧駆動開閉チャックに於いて、ピストンに流体圧を供給し、フィンガーを開閉動作させる時に各フィンガーの始動のタイミングをずらすことを特徴とする流体圧駆動開閉チャック。
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