JP2007166866A - 流体動圧軸受モータ - Google Patents

流体動圧軸受モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2007166866A
JP2007166866A JP2005363463A JP2005363463A JP2007166866A JP 2007166866 A JP2007166866 A JP 2007166866A JP 2005363463 A JP2005363463 A JP 2005363463A JP 2005363463 A JP2005363463 A JP 2005363463A JP 2007166866 A JP2007166866 A JP 2007166866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamic pressure
fluid dynamic
pressure bearing
inner peripheral
thrust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005363463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4688666B2 (ja
Inventor
Mitsuo Kodama
光生 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2005363463A priority Critical patent/JP4688666B2/ja
Publication of JP2007166866A publication Critical patent/JP2007166866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4688666B2 publication Critical patent/JP4688666B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】第1,第2ラジアル流体動圧軸受部と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部とを精度良く設ける。
【解決手段】段付きシャフト13の軸部13bの外周面と、ハブ22の円筒状凹部22aの内周面との間に設けられた第1ラジアル流体動圧軸受部31と、ハウジング12の中心孔部12c2の内周面と、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの外周面との間に設けられた第2ラジアル流体動圧軸受部32と、段付きシャフト13の円形状鍔部13aの上面と、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの下面との間に設けられた第1スラスト流体動圧軸受部41と、ハウジング12の円形状鍔部12bの下面と、この下面と対向してリング状凹部内に取り付けられたスラストリング24の上面との間に設けられた第2スラスト流体動圧軸受部42と、を備えたことを特徴とする流体動圧軸受モータ10を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハードディスクとかポリゴンミラーなどを搭載して高速に回転駆動するモータであり、ラジアル流体動圧軸受部と、スラスト流体動圧軸受部とを備えた流体動圧軸受モータに関するものである。
一般的に、ハードディスクとかポリゴンミラーなどを搭載して高速に回転駆動するモータでは、軸受としてオイルなどの潤滑剤により動圧を発生させる流体動圧軸受が適用されている。
この種の流体動圧軸受モータは、シャフト(軸)側を固定してスリーブ側(又はハブ側)を回転させる構造形態と、スリーブ側(又はハブ側)を固定してシャフト(軸)側を回転させる構造形態とがあるが、いずれの構造形態においても固定側に対して回転側を高速に回転させた時に、ラジアル流体動圧軸受部とスラスト流体動圧軸受部とにヘリングボーン形状などを用いて形成した各動圧溝によりオイルなどの潤滑剤に動圧を発生させ、この潤滑剤により固定側に対して回転側を非接触で浮上させることにより高速に精度良く回転できるように構成されている。
また、この種の流体動圧軸受モータは、各種の構造形態があるが、シャフト(軸)側を固定してスリーブ側を回転させる構造形態において、固定シャフトと、この固定シャフトを中心にして回転する回転スリーブとの間に、第1,第2ラジアル動圧発生部と、第1,第2スラスト動圧発生部とを備えたスピンドルモータが下記の特許文献1に開示されている。
特開2005−188644号公報(第8−10頁、図6)
図6は従来のスピンドルモータの一例を示した縦断面図である。
図6に示した従来のスピンドルモータ100は、上記した特許文献1(特開2005−188644号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図6に示した従来のスピンドルモータ100は、固定側のステータ部Sと、回転側のロータ部Rとから構成されている。
まず、ステータ部S側について説明すると、底壁101上に固定シャフト102が垂直に立設されている。この際、固定シャフト102は、下端部が底壁101上にこの裏面からネジ103aにより固着され、且つ、上端部がトップカバー104にこの表面からネジ103bにより固着されている。
また、底壁101上で固定シャフト102の外周側には、外輪部材105が固定シャフト102と同心的に固着されている。この外輪部材105は、環状のベース部105aと、ベース部105aの外周からトップカバー104側に向かって延出した筒状部105bとからなり、且つ、後述するように筒状部105bの上端にこの内部に収納されるロータ部R側の回転スリーブ111に対して抜け防止を図るための抜け止め板106が固着されている。
更に、底壁101上には、ロータ部R側の回転スリーブ111の下部外周に固着させた環状のマグネット113に対向してステータコイル107が取り付けられている。
次に、ロータ部R側について説明すると、ステータ部S側の固定シャフト102により回転自在に支持された回転スリーブ111と、回転スリーブ111の上部に一体的に固着されたハブ112と、前述したようにハブ112の下部外周に固着された環状のマグネット113と、ハブ112の上部外周に固着された磁気ディスク114とから構成されている。
そして、上記構成によるスピンドルモータ100では、固定シャフト102の外周面にヘリングボーン溝からなる第1ラジアル発生溝102aが形成され、且つ、固定シャフト102の外周面と回転スリーブ111の内周面との間に形成された隙間に動圧発生流体120が充填されて第1ラジアル動圧発生部121が設けられている。
また、回転スリーブ111の外周面にヘリングボーン溝からなる第2ラジアル発生溝111aが形成され、且つ、回転スリーブ111の外周面と外輪部材105の筒状部105bの内周面との間に形成された隙間に動圧発生流体120が充填されて第2ラジアル動圧発生部122が設けられている。
また、外輪部材105に形成された環状のベース部105aの上面にスパイラル溝からなる第1スラスト動圧発生溝105a1が形成され、且つ、外輪部材105に形成された環状のベース部105aの上面と回転スリーブ111の下面との間に形成された隙間に動圧発生流体120が充填されて第1スラスト動圧発生部123が設けられている。
更に、回転スリーブ111の中間部上面にスパイラル溝からなる第2スラスト動圧発生溝111bが形成され、且つ、回転スリーブ111の中間部上面と抜け止め板106の下面との間に形成された隙間に動圧発生流体120が充填されて第2スラスト動圧発生部124が設けられている。
以上のように構成されたスピンドルモータ100によれば、ステータ部S側で底壁101上に取り付けたステータコイル107の各相に通電すると、このステータコイル107とロータ部R側で回転スリーブ111に取り付けたマグネット113との間で電磁作用が働き、固定シャフト102を中心にして回転スリーブ111と一体にハブ112が回転した時に、第1,第2ラジアル動圧発生部121,122により回転スリーブ111に対してラジアル方向の負荷が支持される。同時に、第1,第2スラスト動圧発生部123,124により回転スリーブ111に対してスラスト方向の負荷が支持される。これにより、回転スリーブ111は、ガタつきを生じることなく円滑にかつ安定して高速で回転することができ、この回転スリーブ111と一体に回転するハブ112に取り付けた磁気ディスク114も同様に、ガタつきなく安定して高速回転することができる旨が開示されている。
ところで、上記した従来のスピンドルモータ100において、回転スリーブ111の内周側と外周側とに第1,第2ラジアル動圧発生部121,122を設け、且つ、回転スリーブ111の下面側と中間部上面側とに第1,第2スラスト動圧発生部123,124を設けているものの、これらの第1,第2ラジアル動圧発生部121,122及び第1,第2スラスト動圧発生部123,124に対して以下の問題点が考えられる。
まず、第1,第2ラジアル動圧発生部121,122は、固定シャフト102の外周面に形成した第1ラジアル発生溝102aの軸方向中心位置と、回転スリーブ111の外周面に形成した第2ラジアル発生溝111aの軸方向中心位置とが一致してなく、図示したように両者の間で軸方向中心位置が寸法hだけずれてしまっているので、何等かの要因で回転スリーブ111に対して傾ける力が加わった場合にモーメントが働くので不利となってしまう。
また、第1,第2スラスト動圧発生部123,124は、回転スリーブ111の下面側と中間部上面側とに設けられているために、同一部材による回転スリーブ11の両側を同時に平行度出ししなければならないため、加工精度を必要とすると共に、スピンドルモータ100の組立てが難しくなる。
そこで、何等かの要因でロータに対して傾ける力が加わった場合でもロータ側に不利なモーメントが働くことがなく、且つ、第1,第2ラジアル流体動圧軸受部と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部とを精度良く組み立てることができる流体動圧軸受モータが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、ロータ部がステータ部にラジアル流体動圧軸受及びスラスト流体動圧軸受を介して回転自在に支持されて成る流体動圧軸受モータにおいて、
前記ロータ部は、
回転中心を中心にカップ状に形成された内周側カップ部と、この内周側カップ部より大径で外周側に同心に形成された外周側カップ部とからなる2重カップ構造を前記ステータ部側に向かって有するハブと、
前記外周側カップ部の内周面に固定されたスラストリングと、を備え、
前記ステータ部は、
前記内周側カップ部の内周面に嵌合する軸部と、前記内周側カップ部の端面と対向するように前記軸部の一端部側に連接させた鍔部とを有する段付きシャフトと、
前記内周側カップ部の外周面が嵌合する中心孔を有する環状壁部と、前記スラストリングを挟んで該スラストリングと対向するように前記環状壁部に連接させた鍔部と、よりなり、前記内周側カップ部と前記外周側カップ部との間に配置された略環状のハウジングと、を備え、
前記ラジアル流体動圧軸受は、
前記内周側カップ部の内周面と前記段付きシャフトの軸部の外周面とを含んで構成される第1のラジアル流体動圧軸受部と、前記内周側カップ部の外周面と前記ハウジングの中心孔の内周面とを含んで構成される第2のラジアル流体動圧軸受部とより成り、
前記スラスト流体動圧軸受は、
前記内周側カップ部の端面とこれに対向する前記段付きシャフトの鍔部の対向面とを含んで構成される第1のスラスト流体動圧軸受部と、前記スラストリングと前記ハウジングの鍔部の互いの対向面とを含んで構成される第2のスラスト流体動圧軸受部とより成ることを特徴とする流体動圧軸受モータである。
また、請求項2記載の発明は、前記第1のラジアル流体動圧軸受部の軸方向の圧力中心位置と前記第2のラジアル流体動圧軸受部の軸方向の圧力中心位置とが略一致して成ることを特徴とする請求項1記載の流体動圧軸受モータである。
請求項1記載の流体動圧軸受モータによれば、とくに、内周側カップ部の内周面と段付きシャフトの軸部の外周面とを含んで構成される第1のラジアル流体動圧軸受部と、内周側カップ部の外周面とハウジングの中心孔の内周面とを含んで構成される第2のラジアル流体動圧軸受部と、内周側カップ部の端面とこれに対向する段付きシャフトの鍔部の対向面とを含んで構成される第1のスラスト流体動圧軸受部と、スラストリングとハウジングの鍔部の互いの対向面とを含んで構成される第2のスラスト流体動圧軸受部と、を備えているために、従来例とは異なって、第1スラスト流体動圧軸受部と、第2スラスト流体動圧軸受部とが異なる部材に設けられており、第1,第2スラスト流体動圧軸受部に対して別々に平行出しを精度良く行うことができるので、流体動圧軸受モータの組立てを容易に行うことができる。また、流体動圧軸受モータを薄型小型化しても軸ロスを大きくすることもなく、軸受剛性を高めることができ、且つ、流体動圧軸受モータを上下反対にした状態や振動状態でも動作できる。また、流体動圧軸受モータは、軸受剛性を高めることができるので、アラジアル方向の振れが安定し、NRRO(非繰り返し性振れ)を大きくすることなく低騒音化する効果も得ることができる。
また、請求項2記載の流体動圧軸受モータによれば、とくに、従来例と異なって、第1のラジアル流体動圧軸受部の軸方向の圧力中心位置と第2のラジアル流体動圧軸受部の軸方向の圧力中心位置とが略一致しているため、何等かの要因でハブに対して傾ける力が加わった場合でもロータ部R側にモーメントが働かないので有利である。
以下に本発明に係る流体動圧軸受モータの一実施例を、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
本発明に係る流体動圧軸受モータは、ハードディスクとかポリゴンミラーなどを搭載して高速に回転駆動できるように構成されているが、以下では、本発明に係る流体動圧軸受モータにハードディスクを取り付けて、不図示の磁気ディスク駆動装置(HDD:Hard Disc Drive)内でハードディスクを高速に精度良く回転駆動させるモータの例について説明する。
以下に実施例として説明する流体動圧軸受モータでは、シャフト(軸)側を固定してハブ側を回転させる構造形態を採用しているが、ハブ側を固定してシャフト(軸)側を回転させる構造形態を採用することも可能であるがここでの図示を省略する。
図1は本発明の実施例に係る流体動圧軸受モータを示した縦断面図、
図2は本発明の実施例に係る流体動圧軸受モータにおいて、実施例の要部となる第1,第2ラジアル流体動圧軸受部と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部とを説明するために、段付きシャトとこの段付きシャトに回転可能に支持されたハブとを拡大して示した縦断面図、
図3は図1に示したステータコアを拡大して示した平面図、
図4は図2に示した第1スラスト動圧軸受部の第1スラスト動圧溝を拡大して示した平面図、
図5は図2に示した第2スラスト動圧軸受部の第2スラスト動圧溝を拡大して示した平面図である。
図1に示した如く、本発明の実施例に係る流体動圧軸受モータ10は、固定側のステータ部Sと、回転側のロータ部Rとから構成されている。
まず、ステータ部S側について説明すると、ステータ部S側の基台となるモータベース11は、アルミダイキャスト材を用いて円形凹カップ状に切削加工されるか、又は、アルミ板を用いて円形凹カップ状にプレス加工されている。
また、モータベース11の略中心部位には、丸孔11aが上方に向かってリング状に形成された内周側リング状壁部11bの内周に沿って貫通して形成され、また、内周側リング状壁部11bとこれよりも外周側で上方に向かってリング状に形成された外周側リング状壁部11dとの間に円形凹部11cが円形凹カップ状に形成されている。
また、モータベース11の略中心部位に形成した丸孔11a内には、略環状に形成したハウジング12の軸方向一端部(下端部)側の環状壁部12aの外周面が不図示の接着剤を用いて固着されている。このハウジング12は、C3602などの銅系合金又はアルミ材を用いて形成されており、軸方向一端部(下端部)とは反対側の軸方向他端部(上端部)に円形鍔部12bが環状壁部12aの外周径よりも一回り大径に形成され、且つ、中心部に環状壁部12aの外周径よりも小径な段付き中心孔12cが軸方向に沿って貫通して形成されている。
この際、ハウジング12の段付き中心孔12cは、下部に高さ方向の寸法が短く且つ大径な凹状丸孔部12c1が形成され、この上部に軸方向の寸法が長く且つ凹状丸孔部12c1よりも小径な中心孔部12c2が凹状丸孔部12c1と同心的に形成されている。
また、ハウジング12の段付き中心孔12cの下部に形成した凹状丸孔部12c1内には、ハウジング12の凹状丸孔部12c1及び中心孔部12c2と同心的に形成した段付きシャフト13の円形状鍔部13aの外周面が不図示の接着剤を用いて固着さていると共に、この段付きシャフト13の円形状鍔部13aと同心的に上方に向かって連接した軸部13bがハウジング12の段付き中心孔12cの上部に形成した中心孔部12c2の孔径よりも小径に形成されて中心孔部12c2内に垂直に挿入されている。
従って、段付きシャフト13の円形状鍔部13a側は、ハウジング12を介してモータベース11側に固着されていることになる。
この際、段付きシャフト13は、通常マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系のステンレス材を用いているが、耐磨耗性の向上を目的として軸部13bの外周面に無電解ニッケルメッキなどの表面コーティングが3〜50μm程度の厚さで膜付けされている。
また、モータベース11の円形凹部11c上で外周側リング状壁部11dの内周側には、珪素鋼板を用いたステータコア14が複数積層して固着されていると共に、このステータコア14に電着塗装や粉体塗装などにより絶縁コーティングを施した上でステータコイル15が例えば3相で巻回されている。
この際、ステータコア14は、3相駆動であるために、図3に拡大して示した如く、9極の突極14aを備えている。
そして、ステータコイル15の巻き線端末15aは、モータベース11の円形凹部11cに穿設した貫通孔11c1を通して、モータベース11の裏面に取り付けたフレキシブルプリント配線基板16に半田付けされて図示しない磁気ディスク駆動装置の駆動回路に接続されている。
次に、ロータ部R側について説明すると、例えば1インチのハードディスク21を上部に取り付けて回転可能なハブ22は、通常マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系の有磁性ステンレス材を用いて一体的に切削加工されているが、耐磨耗性の向上を目的として無電解ニッケルメッキなどの表面コーティングが施されている。
上記したハブ22は、中心部に円筒状凹部22aがモータベース11側に開口して凹状に形成され、且つ、円筒状凹部22aの内周面に沿って内周側リング状カップ部22bがリング状に形成され、且つ、内周側リング状カップ部22bとこれよりも外周側にリング状に形成した外周側リング状カップ部22dとの間にリング状凹部22cがモータベース11側に開口して凹状に形成されていると共に、外周側リング状カップ部22dより外周側の上部にハードディスク21を取り付けるためのフランジ部22eが形成されている。
ここで、上記したハブ22の構造形態を言い換えると、ハブ22は、円筒状凹部22aと内周側リング状カップ部22とを合わせて回転中心を中心にカップ状に形成した内周側カップ部と、リング状凹部22cと外周側リング状カップ部22dとを合わせて内周側カップ部より大径で外周側に同心的に連接してカップ状に形成した外内周側カップ部とからなる2重カップ構造をステータ部S側に向かって有している。
そして、ハブ22の円形凹部22aは段付きシャフト13の軸部13bの径よりも僅かに太径に形成されてこの段付きシャフト13の軸部13bに嵌合し、且つ、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの外周面がハウジング12の段付き中心孔12cの上部に形成した中心孔部12c2の内周面の径よりも僅かに細径に形成されてハウジング12の中心孔部12c2の内周面に嵌合することで、ハブ22が段付きシャフト13に回転可能に支持されている。
また、ハブ22のリング状凹部22c内には、ハウジング12の円形状鍔部12b側が挿入されている。
また、ハブ22のフランジ部22eの下面側で外周側リング状カップ部22dの外周面に沿って環状のマグネット23が12極に着磁されて電着塗装を施された上で不図示の接着剤を用いて固着されており、このマグネット23はモータベース11の円形凹部11c上に取り付けたステータコア14及びステータコイル15と間隔を離して対向している。
この際、ハブ22は有磁性ステンレス材を用いて、このハブ22に取り付けたマグネット23と、モータベース11の円形凹部11c上に固着させたステータコア14との間で磁気回路を形成しており、且つ、マグネット23の上面内周側はハブ22のフランジ部22eの下面に接触しているものの、マグネット23の上面外周側はハブ22のフランジ部22eの下面に対して僅かな隙間tを隔てているために接触していない。これにより、マグネット23の上面外周側はハブ22に対して磁気回路が短絡せず、このマグネット23の外周側からの磁界がこれと対向するステータコア14に良好に作用するようになっている。
また、スラストリング24は、ハブ22のリング状凹部22c内に挿入されたハウジング12の円形状鍔部12bを挟んだ下方のリング状凹部22c内でこの外周面に沿って不図示の接着剤を用いて固着されており、このスラストリング24の上面はハウジング12の円形状鍔部12bの下面に対して僅かな隙間を隔てて対向している。
この際、スラストリング24の取り付け方法は、ハブ22のリング状凹部22c内にハウジング12の円形状鍔部12b側を挿入して、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの外周面をハウジング12の段付き中心孔12cの上部に形成した中心孔部12c2内に嵌合させた後、ハブ22のリング状凹部22c内にスラストリング24を挿入して、このスラストリング24をハウジング12の円形状鍔部12bの下面に対向させながらリング状凹部22cの外周面(=外周側リング状カップ部22dの内周面)に沿って接着している。この後、ハウジング12の環状壁部12aをモータベース11の中心部位に形成した丸孔11a内に接着している。
更に、ハブ22と一体に回転するハードディスク21上には、このモータが搭載された磁気ディスク駆動装置(図示せず)内の磁気ヘッド25がハードディスク21の径方向に移動自在に摺接している。
そして、ステータ部S側に設けたステータコア14及びステータコイル15と、ロータ部R側に設けたマグネット23とが、流体動圧軸受モータ10を回転駆動させるための電磁駆動手段となっている。
ここで、上記のように構成した本発明の実施例に係る流体動圧軸受モータ10において、この実施例の要部となる第1,第2ラジアル流体動圧軸受部と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部とについて図2を用いて説明する。尚、図2中に示したハブ22は、中心線の左側に内周側リング状カップ部22bの外周面を図示し、且つ、中心線の右側に円筒状凹部22aを図示している。
図2に拡大して示した如く、まず、第1ラジアル流体動圧軸受部31は、段付きシャフト13の軸部13bの外周面と、ハブ22の円筒状凹部22aの内周面との間に設けられて、この間にオイルなどの潤滑剤が充填されている。この実施例では、段付きシャフト13の軸部13bの外周面に沿って斜線で示したようにラジアル方向に動圧を発生させるためのヘリングボーン、又は、レイリーステップ(図示せず)等による第1ラジアル流体動圧溝r1が形成されているが、これに限らず、ハブ22の円筒状凹部22aの内周面に沿って第1ラジアル流体動圧溝(図示せず)を形成しても良い。
次に、第2ラジアル流体動圧軸受部32は、ハウジング12の段付き中心孔12cの上部に形成した中心孔部12c2の内周面と、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの外周面との間に設けられて、この間にオイルなどの潤滑剤が充填されている。この実施例では、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの外周面に沿って斜線で示したようにラジアル方向に動圧を発生させるためのヘリングボーン、又は、レイリーステップ(図示せず)等による第2ラジアル流体動圧溝r2が形成されているが、これに限らず、ハウジング12の中心孔部12c2の内周面に沿って第2ラジアル流体動圧溝(図示せず)を形成しても良い。
この際、従来例と異なって、第1ラジアル流体動圧軸受部31の軸方向中心位置と、第2ラジアル流体動圧軸受部32の軸方向中心位置とを略一致させているので、何等かの要因でハブ22に対して傾ける力が加わった場合でもロータ部R側にモーメントが働かないので有利である。
ここで、第1,第2ラジアル流体動圧軸受部31,32の軸方向中心位置が一致することについて詳しく説明すると、
図2で示したような、第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2が形成されている各軸方向の範囲が第1のラジアル動圧流体軸受31と第2のラジアル動圧流体軸受32とで一致し、且つ、第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2により発生する各動圧が最大となる各軸方向位置(各ヘリングボーンの頂点の位置)が一致するものに限るものではない。
ここでいう中心位置とは、第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2により発生する各圧力の中心位置という意味であり、第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2が形成されている各軸方向範囲や、最大圧力となる各軸方向位置が両者で一致するものだけを意味するものではない。
すなわち、圧力中心とは、第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2でそれぞれ発生する各動圧の軸方向の圧力分布を考えたときのその圧力分布の面積を2分する位置であり、これは、軸方向に分散して発生する圧力を合成して一つの力で置き換えた場合のその力の作用点として設定される位置である。
この考え方によれば、たとえば第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2が非対称のヘリングボーン状であったときには、各圧力中心はヘリングボーン状の頂点となる位置とは異なる位置に設定される。
また、第1,第2ラジアル流体動圧溝r1,r2がそれぞれ複数形成された場合は、各動圧溝の圧力中心をさらに合成した合力の位置を各圧力中心の位置として設定することになる。
次に、第1スラスト流体動圧軸受部41は、段付きシャフト13の円形状鍔部13aの上面と、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの下面との間に設けられて、この間にオイルなどの潤滑剤が充填されている。この実施例では、ハブ22の内周側リング状カップ部22bの下面に図4に示したようにスラスト方向に動圧を発生させるためのヘリングボーン、又は、レイリーステップ(図示せず)等による第1スラスト流体動圧溝s1がエッチング又はスタンピングなどによって形成されている。
次に、第2スラスト流体動圧軸受部42は、ハブ22のリング状凹部22c内に挿入されたハウジング12の円形状鍔部12bの下面と、環状のスラストリング24の上面との間に設けられて、この間にオイルなどの潤滑剤が充填されている。この実施例では、環状のスラストリング24の上面に図5に示したようにスラスト方向に動圧を発生させるためのスパイラル溝等による第2スラスト流体動圧溝s2がエッチング又はスタンピングなどによって形成されている。
この際、従来例とは異なって、第1スラスト流体動圧軸受部41と、第2スラスト流体動圧軸受部42とが異なる部材に設けられており、第1,第2スラスト流体動圧軸受部41,42に対して別々に平行出しを精度良く行うことができるので、流体動圧軸受モータ10の組立てを容易に行うことができる。
また、第2スラスト流体動圧軸受部42の位置は、高さ方向に対して設計上の都合から第2ラジアル流体動圧軸受部32が設けられている範囲で上方側に設定されているが、第2ラジアル流体動圧軸受部32の軸方向中心位に近づけた方が望ましい。
ここで、上記した第1,第2ラジアル流体動圧軸受部31,32と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部41,42とによるオイルなどの潤滑剤の循環経路について説明する。
図2に拡大して示した如く、ハブ22のリング状凹部22cと、このリング状凹部22c内に進入しているハウジング12の円形状鍔部12bとの間に潤滑剤を循環させる連通路Lが形成されている。
また、ハウジング12は、この円形状鍔部12bの下面内側から軸方向下方に向かって徐々に細径になるようにテーパ部12dが形成されて環状壁部12aの下方の外周面に接続されており、このテーパ部12dとスラストリング24の内周面の上部との間で間隔が狭まるので毛細管現象により潤滑剤が下方に漏れ出ないようになっている。
そして、上記のようにして流体動圧軸受モータ10を組み立てた後に、ステータ部S側でモータベース11上に取り付けたステータコイル15(図1)の各相に通電すると、このステータコイル15とロータ部R側でハブ22に取り付けたマグネット23との間で電磁作用が働き、ハブ22に取り付けたハードディスク22が第1,第2ラジアル流体動圧軸受部31,32と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部41,42とにより高速に精度良く回転駆動される。この時の回転数は例えば7200/minである。
この際、第2スラスト動圧流体軸受42の第2スラスト動圧流体動圧溝s2(図5)は、前述したようにスパイラル溝であり、連通路Lに対してポップインとなるように形成されているために、潤滑剤のオイルは連通路Lを通って第2ラジアル動圧流体軸受32の第2ラジアル動圧流体動圧溝r2を上方から下方に向かって流動し、第1スラスト動圧流体軸受41の第1スラスト動圧流体動圧溝s1(図4)を経由して第1ラジアル動圧流体軸受31の第1ラジアル動圧流体動圧溝r1を下方から上方に向かって流動する。
この結果、流体動圧軸受モータ10を薄型小型化しても軸ロスを大きくすることもなく、軸受剛性を高めることができ、且つ、流体動圧軸受モータ10を上下反対にした状態や振動状態でも動作できる。また、流体動圧軸受モータ10は、軸受剛性を高めることができるので、アラジアル方向の振れが安定し、NRRO(非繰り返し性振れ)を大きくすることなく低騒音化する効果も得ることができる。
本発明の実施例に係る流体動圧軸受モータを示した縦断面図である。 本発明の実施例に係る流体動圧軸受モータにおいて、実施例の要部となる第1,第2ラジアル流体動圧軸受部と、第1,第2スラスト流体動圧軸受部とを説明するために、段付きシャトとこの段付きシャトに回転可能に支持されたハブとを拡大して示した縦断面図である。 図1に示したステータコアを拡大して示した平面図である。 図2に示した第1スラスト動圧軸受部の第1スラスト動圧溝を拡大して示した平面図である。 図2に示した第2スラスト動圧軸受部の第2スラスト動圧溝を拡大して示した平面図である。 従来のスピンドルモータの一例を示した縦断面図である。
符号の説明
10…流体動圧軸受モータ、
11…モータベース、11a…丸孔、11b…内周側リング状壁部、
11c…円形凹部、11d…外周側リング状壁部、
12…ハウジング、12a…環状壁部、12b…円形状鍔部、
12c…段付き中心孔、12c1…凹状丸孔部、12c2…中心孔部、
12d…テーパ部、
13…段付きシャフト、13a…円形状鍔部、13b…軸部、
14…ステータコア、15…ステータコイル、16…フレキシブルプリント配線基板、
21…ハードディスク、
22…ハブ、22a…円筒状凹部、22b…内周側リング状カップ部、
22c…リング状凹部、22d…外周側リング状カップ部、22e…フランジ部、
23…マグネット、24…スラストリング、
31,32…第1,第2ラジアル流体動圧軸受部、
41,42…第1,第2スラスト流体動圧軸受部、
r1,r2…第1,第2ラジアル流体動溝、
s1,s2…第1,第2スラスト流体動圧溝、
L…連通路、R…ロータ部、S…ステータ部。

Claims (2)

  1. ロータ部がステータ部にラジアル流体動圧軸受及びスラスト流体動圧軸受を介して回転自在に支持されて成る流体動圧軸受モータにおいて、
    前記ロータ部は、
    回転中心を中心にカップ状に形成された内周側カップ部と、この内周側カップ部より大径で外周側に同心に形成された外周側カップ部とからなる2重カップ構造を前記ステータ部側に向かって有するハブと、
    前記外周側カップ部の内周面に固定されたスラストリングと、を備え、
    前記ステータ部は、
    前記内周側カップ部の内周面に嵌合する軸部と、前記内周側カップ部の端面と対向するように前記軸部の一端部側に連接させた鍔部とを有する段付きシャフトと、
    前記内周側カップ部の外周面が嵌合する中心孔を有する環状壁部と、前記スラストリングを挟んで該スラストリングと対向するように前記環状壁部に連接させた鍔部と、よりなり、前記内周側カップ部と前記外周側カップ部との間に配置された略環状のハウジングと、を備え、
    前記ラジアル流体動圧軸受は、
    前記内周側カップ部の内周面と前記段付きシャフトの軸部の外周面とを含んで構成される第1のラジアル流体動圧軸受部と、前記内周側カップ部の外周面と前記ハウジングの中心孔の内周面とを含んで構成される第2のラジアル流体動圧軸受部とより成り、
    前記スラスト流体動圧軸受は、
    前記内周側カップ部の端面とこれに対向する前記段付きシャフトの鍔部の対向面とを含んで構成される第1のスラスト流体動圧軸受部と、前記スラストリングと前記ハウジングの鍔部の互いの対向面とを含んで構成される第2のスラスト流体動圧軸受部とより成ることを特徴とする流体動圧軸受モータ。
  2. 前記第1のラジアル流体動圧軸受部の軸方向の圧力中心位置と前記第2のラジアル流体動圧軸受部の軸方向の圧力中心位置とが略一致して成ることを特徴とする請求項1記載の流体動圧軸受モータ。
JP2005363463A 2005-12-16 2005-12-16 流体動圧軸受モータ Expired - Fee Related JP4688666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363463A JP4688666B2 (ja) 2005-12-16 2005-12-16 流体動圧軸受モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363463A JP4688666B2 (ja) 2005-12-16 2005-12-16 流体動圧軸受モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007166866A true JP2007166866A (ja) 2007-06-28
JP4688666B2 JP4688666B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=38249132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005363463A Expired - Fee Related JP4688666B2 (ja) 2005-12-16 2005-12-16 流体動圧軸受モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4688666B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036915A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Alphana Technology Co Ltd 流体動圧軸受用回転体および流体動圧軸受用回転体の製造方法
CN112469969A (zh) * 2018-07-27 2021-03-09 航空电机工程有限公司 推力产生分离式飞轮回转仪方法和设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005188644A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Toshiba Corp スピンドルモータおよびこれを備えたディスク装置
WO2005078295A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Seiko Instruments Inc. 流体動圧軸受、モータおよび記録媒体駆動装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005188644A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Toshiba Corp スピンドルモータおよびこれを備えたディスク装置
WO2005078295A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Seiko Instruments Inc. 流体動圧軸受、モータおよび記録媒体駆動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036915A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Alphana Technology Co Ltd 流体動圧軸受用回転体および流体動圧軸受用回転体の製造方法
CN112469969A (zh) * 2018-07-27 2021-03-09 航空电机工程有限公司 推力产生分离式飞轮回转仪方法和设备
CN112469969B (zh) * 2018-07-27 2024-01-02 航空电机工程有限公司 推力产生分离式飞轮回转仪方法和设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4688666B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4571593B2 (ja) モータ
JP5233854B2 (ja) 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置
US7293917B2 (en) Spindle motor having hydrodynamic pressure bearing
JP4567476B2 (ja) モータ
US8729757B2 (en) Spindle motor
JP4499615B2 (ja) スピンドルモータ
US20130127273A1 (en) Hydrodynamic bearing assembly and motor including the same
JP3939987B2 (ja) スピンドルモータ
JP2014060909A (ja) スピンドルモータ及びこれを含むハードディスクドライブ
JP4688666B2 (ja) 流体動圧軸受モータ
JP2013253688A (ja) 流体動圧軸受アセンブリ及びそれを含むスピンドルモータ
US20120113790A1 (en) Motor and recording disk drive device having the same
US9739312B2 (en) Bearing mechanism, spindle motor including the bearing mechanism and electronic equipment including the spindle motor
JP2003274602A (ja) スピンドルモータ
US8908322B1 (en) Spindle motor having base member with fitting protrusions and hard disk drive including the same
US20140084724A1 (en) Hydrodynamic bearing assembly and spindle motor including the same
JP2009024771A (ja) 軸受ユニット、およびこの軸受ユニットを搭載したモータ並びにディスク駆動装置
KR20130134611A (ko) 스핀들 모터
KR100568311B1 (ko) 유체동압베어링 스핀들모터
JP2023151336A (ja) スピンドルモータ及びハードディスク装置
KR20140003710A (ko) 스핀들 모터
JP2013130293A (ja) スピンドルモータ
KR20130069013A (ko) 스핀들 모터
KR101124106B1 (ko) 유체 동압 베어링 조립체 및 이를 포함하는 모터 장치
US20130058601A1 (en) Hydrodynamic bearing assembly and spindle motor including the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080401

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080428

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees