JP2007166836A - 落氷雪防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送電電流の少ない電線あるいは架空地線の氷雪の付着を防止して落氷雪を防止する落氷雪防止装置を提供することである。
【解決手段】 電線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の一方端に各相の電線毎に融氷雪トランス15を設置し、各相の電線12に流れる電流を融氷雪トランス15の1次巻線18を経由して流し、融氷雪トランス15の2次巻線19の電流を1次巻線18を経由した電流に合流させる。落氷雪防止区間内で各相毎に電線の一部を短絡導体16で短絡して2次巻線19の電流を循環させるための閉回路を形成し、落氷雪防止区間に融雪電流を循環させる。これにより、落氷雪防止区間の氷雪を融解させて電線12に付着する氷雪の落下を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送電線の電線や架空地線に付着した氷雪の落下による被害を防止する落氷雪防止装置に関する。
寒冷地においては送電線の電線や架空地線に氷雪が付着する。そして、付着した氷雪が所定以上の重量となったときあるいは気温が上昇したとき、その付着した氷雪が電線や架空地線下に落下する。この氷雪の落下により、家屋、車両、ビニールハウスなどに損傷を与えることがある。
このような送電線からの落氷雪を防止するために、電線にプラスチックのリングを数10センチメートル間隔に取付け、柔らかい雪を分断して落とす装置(難着雪リング)や、電線に流れる電流によって発熱する物体を電線に巻付け氷雪を溶かす装置(低キュリースパイラル)があり、さらには、電線にネット状のものを装着することにより付着した氷雪を溶けるまで落下させない装置(落氷雪防止ネット)などがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−333523号公報
しかし、これらの従来のものは、湿った雪が電線に付着する場合や電線にある程度以上の電流が流れている場合には有効であるが、電流がほとんど流れない架空地線あるいは送電電流の少ない電線では、落氷雪を防止することは難しい状況にある。
本発明の目的は、送電電流の少ない電線あるいは架空地線の氷雪の付着を防止して落氷雪を防止する落氷雪防止装置を提供することである。
請求項1の発明に係わる落氷雪防止装置は、多導体送電線の電線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の一方端に各相の電線毎に設置され前記多導体送電線の各相の電線に流れる電流を1次巻線を経由して流し2次巻線の電流を前記1次巻線を経由した電流に合流させる融氷雪トランスと、前記落氷雪防止区間内で各相毎に多導体の一部を短絡し前記融氷雪トランスの2次巻線の電流を循環させるための閉回路を形成する短絡導体とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係わる落氷雪防止装置は、並行2回線以上の送電線の電線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の一方端に設置され前記並行2回線のうちの一方の送電線の電線に流れる電流を1次巻線を経由して流し2次巻線の電流を前記1次巻線を経由した電流に合流させる融氷雪トランスと、前記落氷雪防止区間内で並行2回線の電線の同じ相同士を短絡して閉回路を形成し前記融氷雪トランスの2次巻線の電流を循環させる短絡導体とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明に係わる落氷雪防止装置は、請求項1または2記載の発明において、前記閉回路を流れる電流が所定値以上となったとき、前記融氷雪トランスの1次側巻線に流れる電流を抑制する電流制御装置を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明に係わる落氷雪防止装置は、請求項1ないし3のいずれか一の発明において、前記閉回路を流れる電流を直流に変換する直流変換部を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明に係わる落氷雪防止装置は、送電線に併設された2本の架空地線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の両端において1本の架空地線と鉄塔との間を絶縁する絶縁部と、前記落氷雪防止区間の一方端に設置され1次巻線は配電線に2次巻線は2本の架空地線間に接続され前記架空地線に電流を流す融氷雪トランスと、前記落氷雪防止区間の他方端で2本の架空地線を短絡して前記融氷雪トランスの2次巻線の電流を前記落氷雪防止区間内で循環させる閉回路を形成する短絡導体とを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明に係わる落氷雪防止装置は、請求項5の発明において、架空地線が送電線に併設された1本の架空地線である場合には、鉄塔との間を絶縁しない架空地線に代えて、地上に帰り線を付設しその帰り線を用いることを特徴とする。
請求項7の発明に係わる落氷雪防止装置は、請求項5または6の発明において、1本の架空地線と鉄塔との間を絶縁する前記絶縁部の箇所に架空地線への雷撃電圧を放電させるためのギャップを設けたことを特徴とする。
請求項8の発明に係わる落氷雪防止装置は、請求項5または6の発明において、前記架空地線への雷撃時あるいは送電線と架空地線との間の放電時に、前記架空地線から高電圧や大電流が配電線に流入することを抑制する配電線保護装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電線からの落氷雪を防止する落氷雪防止区間で、電線付着氷雪を溶かせる容量のトランスを電線上に設置して、電線に流れる電流をこの融氷雪トランスの1次巻線を経由して流れるように配線し、また、融氷雪トランスの2次巻線の電流を落氷雪防止範囲の電線に循環させて電線の温度を高めるので、同範囲の電線付着氷雪を溶かして落氷雪を防止する。
また、架空地線からの落氷雪を防止する箇所で、落氷雪防止区間の架空地線の付着氷雪を溶かせる容量の融氷雪トランスを鉄塔に設置して、この融氷雪トランスの1次巻線には、当該鉄塔近くの配電線から電流を供給し、融氷雪トランスの2次巻線の電流を落氷雪防止区間の架空地線に循環させて電線の温度を高めるので、落氷雪防止区間の架空地線に付着する氷雪を溶かして落氷雪を防止することができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の構成図、図2は本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合の外観構成図、図3は本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合に各部に流れる電流の説明図である。この第1の実施の形態は、送電線のうち電流が流れている多導体の電線に付着する氷雪を防止するようにしたものである。
図2に示すように、送電線は鉄塔11a、11bで支持され、電線12および架空地線13から構成されている。図2では並行2回線の送電線を示しており、鉄塔11a、11b間においては1回線分の送電線の図示を省略している。送電線は1回線に対して3相の電線12と1本の架空地線13とを有するので、並行2回線の場合は鉄塔11a、11bは6相分の電線12と2本の架空地線とを支持することになる。
本発明の第1の実施の形態では、このような送電線に対し、電線12に付着した氷雪の落下により、家屋、車両、ビニールハウスなどに損傷を与えるおそれのある区間を落氷雪防止区間として定め、この落氷雪防止区間の電線12に送電電流とは別に電線12への付着氷雪を解かすための電流を流し、その電流による電線12の発熱により、電線12に付着する氷雪を防止する。これは、送電電流だけでは電線付着氷雪を溶かすだけの発熱が得られないからである。
この送電線の落氷雪防止区間の電線12の付着氷雪を溶かすだけの電流(融雪電流)を流すために、各電線12上(ジャンパー装置14上)に融氷雪トランス15を設置するとともに、融氷雪トランス15の2次巻線の電流を落氷雪防止区間内で循環させる閉回路を形成するための短絡導体16を設置する。これにより、融氷雪トランス15の1次巻線を経由して送電線の電線12に流れる電流を流すとともに、融氷雪トランス15の2次巻線の電流を1次巻線を経由した電流に合流させる。
図1において、いま、送電線は多導体送電線であり、1相分の電線12は4導体で形成されているとする。1相分の電線12は4本の導体17a〜17dで形成され、導体17a〜17dにはそれぞれ送電電流Iが流れているとする。
送電線の落氷雪防止区間の一方端には融氷雪トランス15が設置され、融氷雪トランス15の1次巻線18には4本の導体17a〜17dを流れる電流の合計値4Iが流し込まれるように接続されている。そして、融氷雪トランス15の2次巻線19の電流2Iは、融氷雪トランス15の1次巻線18を経由した電流4Iに合流させて、落氷雪防止区間の送電線に送出される。
落氷雪防止区間の送電線は、その落氷雪防止区間内で融氷雪トランス15の2次巻線の電流を循環させるための閉回路を形成するにあたり、4本の導体17a’〜17d’のうちの2本の導体17a’、17c’を「送り線」に用い、残りの2本の導体17b’、17d’を「帰り線」として用いる。すなわち、落氷雪防止区間の他方端で送り線の導体17a’と帰り線の導体17b’とを短絡導体16aで短絡し、同様に、送り線の導体17c’と帰り線の導体17d’とを短絡導体16aで短絡する。そして、帰り線の2本の導体17b’と17d’の端部は融氷雪トランス15の2次巻線出口部20で絶縁する。このように、落氷雪防止区間内で各相毎に多導体の一部を短絡導体16a、16bで短絡し、融氷雪トランス15の2次巻線19の電流を循環させるための閉回路を形成する。
これにより、送り線の導体17a’、17c’には、I+Iの電流が図1の矢印方向に流れ、帰り線の導体17b’、17d’には、−I+Iの電流が図1の矢印方向に流れる。また、落氷雪防止区間の4本の導体17a’〜17d’からは、それぞれ送電電流Iが流出することになる。従って、落氷雪防止区間の帰り線の通電電流(−I+I)が電線付着氷雪の所要融雪電流に達するように融氷雪トランス15の容量を定め、1次巻線および2次巻線の巻数比を決定することになる。
図3は第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合に各部に流れる電流の説明図である。送電線の電線は4本の導体17a〜17bの多導体で形成されており、各々の導体17a〜17dには、図3の右側から左側にそれぞれ送電電流Iが流れているとする。
融氷雪トランス15の1次巻線18には、4本の導体17a〜17dが纏められて接続されているので、4本の導体17a〜17dを流れる電流の合計値4Iが流れ込む。この融氷雪トランス15の1次巻線18を流れる電流4Iにより、融氷雪トランス15の2次巻線19に電流2Iが誘起される。
この電流2Iは、融氷雪トランス15の2次巻線19と短絡導体16a、16bとで形成される閉回路を循環する。この閉回路は2つの回路が並列接続された回路となっており、それぞれの回路に電流2Iが分流して電流Iが流れる。
第1の閉回路は、融氷雪トランス15の2次巻線19から、2次巻線19の一方端と送り線の2本の導体17a’、17c’の共通線21との接続点A1、送り線である2本の導体17a’、17c’の分岐点A2、導体17a’と短絡導体16aとの接続点A3、短絡導体16aと導体17b’との接続点A4、導体17b’と接続線22との接続点A5、接続線22と融氷雪トランス15の2次巻線19の他方端との接続点A6、融氷雪トランス15の2次巻線19を経路として形成される。
同様に、第2の閉回路は、融氷雪トランス15の2次巻線19から、その一方端の接続点A1、送り線である2本の導体17a’、17c’の分岐点A2、導体17c’と短絡導体16bとの接続点A7、短絡導体16bと導体17d’との接続点A8、導体17d’と融氷雪トランス15の2次巻線19の他方端との接続点A6、融氷雪トランス15の2次巻線19を経路として形成される。
次に、融氷雪トランス15の1次巻線18を流れた電流4Iは、融氷雪トランス15の2次巻線19の接続点A1において、送り線の2本の導体17a’、17c’側と2次巻線19側とに分岐して流れる。送り線の2本の導体17a’、17c’の共通線21には、融氷雪トランス15の1次巻線18を流れた電流4Iの分岐電流(2I)と融氷雪トランス15の2次巻線19の誘起電流2Iとの合計電流(2I+2I)が流れる。
共通線21の電流(2I+2I)は、接続点A2において送り線の2本の導体17a’、17c’にそれぞれ分岐して流れる。つまり、送り線の導体17a’には電流(I+I)が流れ、同様に、送り線の導体17c’には電流(I+I)が流れる。
送り線の導体17a’の電流(I+I)は短絡導体16aの接続点A3において、送電電流Iと循環電流Iとに分岐し、導体17a’から落氷雪防止区間外へは送電電流Iが流出する。また、短絡導体16aと導体17b’との接続点A4においても、導体17b’から落氷雪防止区間外に送電電流Iが流出することから、接続点A4から接続点A6に向けて電流(−I+I)が流れる。
一方、接続点A2において分岐し送り線の導体17c’に流れる電流(I+I)は、短絡導体16bの接続点A7において、送電電流Iと循環電流Iとに分岐し、導体17c’から落氷雪防止区間外へは送電電流Iが流出する。また、短絡導体16bと導体17d’との接続点A8においても、導体17d’から落氷雪防止区間外に送電電流Iが流出することから、接続点A8から接続点A6に向けて電流(−I+I)が流れる。そして、接続点A6から融氷雪トランス15の2次巻線19の他方端までの共通線23には、その向きに電流(−2I+2I)が流れる。
ここで、電線12の発熱量は、電線の単位長さあたりの抵抗をr、通電電流をIとしたとき、電線の単位長さあたりの発熱量QはIrに比例する。従って、導体の単位長さあたりの抵抗rは定数であるので、電線の導体を流れる電流値を大きくし、電線付着氷雪の所要融雪電流に達するようにする。図3では落氷雪防止区間において、流れる電流が最も小さいのは帰り線である導体17b’、17d’に流れる電流(−I+I)であるので、前述したように、この電流(−I+I)が電線付着氷雪の所要融雪電流に達するように融氷雪トランス15の容量を定め、1次巻線および2次巻線の巻数比を決定する。
以上の説明では、1台の融氷雪トランス15を設けた場合について説明したが、融氷雪トランス15の2次巻線19と短絡導体16a、16bとで形成される閉回路が第1閉回路と第2閉回路との2つの閉回路を有するので、各々の閉回路にそれぞれ融氷雪トランス15を設けるようにしてもよい。
ここで、多導体送電線の場合、多導体が相互に接触しないようにスペーサーと称する導体間隔保持器が数十メートル間隔で電線に取付けられている。このスペーサーは金属であるため、各スペーサーで4導体17a〜17dは短絡状態となっている。本発明の実施の形態では、落氷雪防止区間において閉回路を形成する関係から2導体分は絶縁しなければならないので、落氷雪防止区間において各スペーサーで4導体17a’〜17d’が短絡しないように、スペーサーの導体把持部のうち2導体分は絶縁物を介して導体を把持するなどの絶縁対策を講ずる。
また、以上の説明では送電線の電線が多導体である場合について説明したが、送電線の電線が単導体である場合には並行2回線である場合に適用できる。図4は、送電線の電線が単導体である並行2回線に適用した落氷雪防止装置の構成図である。
図4において、並行2回線の一方の回線の電線12aと、他方の回線の同じ相の電線12bとの落氷雪防止区間の一方端に融氷雪トランス15を設置する。また、落氷雪防止区間の他方端を短絡導体16で短絡する。
融氷雪トランス15の1次巻線18には、並行2回線のうちの一方の送電線12aを接続する。そして、その一方の送電線12aの電線に流れる電流Iを融氷雪トランス15の1次巻線18を経由して流し、融氷雪トランス15の2次巻線19の電流Iを融氷雪トランス15の1次巻線18を経由した電流Iに合流させる。また、短絡導体16により、落氷雪防止区間内で並行2回線の同じ相同士の電線12a、12bを短絡して閉回路を形成して、融氷雪トランス15の2次巻線19の電流Iを循環させる。
前述したように、電線12の発熱量は、電線の単位長さあたりの抵抗をr、通電電流をIとしたとき、電線の単位長さあたりの発熱量QはIrに比例する。図4では落氷雪防止区間において、流れる電流が最も小さいのは一方の電線12aに流れる電流(−I+I)であるので、この電流(−I+I)が電線付着氷雪の所要融雪電流に達するように融氷雪トランス15の容量を定め、1次巻線および2次巻線の巻数比を決定することになる。このように、電線が単導体である場合であっても並行2回線である場合には、本発明の第1の実施の形態における落氷雪防止装置を適用することができる。また、並行2回線だけでなく、並行2回線以上の回線にも適用できる。例えば並行4回線や並行8回線の場合にも適用できる。
第1の実施の形態によれば、電線付着氷雪を溶かせる容量の融氷雪トランスを電線上に設置し、融氷雪トランスの2次巻線の電流を落氷雪防止範囲の電線に循環させて電線の温度を高めるので、氷雪の電線への付着を防止でき氷雪の落下を防止できる。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、融氷雪トランス15の1次側巻線18に流れる電流を抑制する電流制御装置24および閉回路を流れる電流を直流に変換する直流変換部25を追加して設けたものである。図1と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
電流制御装置24は、融氷雪トランスの2次側巻線19と短絡導体16a、16bとで形成される閉回路を流れる電流2Iが所定値以上となったときは、融氷雪トランス15の1次側巻線に流れる電流を抑制するものである。例えば、落氷雪防止区間の途中で導体17a’〜17b’相互間が短絡し、融氷雪トランス15の2次巻線に過大な電流が流れる場合には、融氷雪トランス15の1次側巻線を短絡し、融氷雪トランス15の1次側巻線に流れる電流を零とする。
また、融氷雪トランス15の1次巻線にタップ切換器を設け、送電電流4Iが大きくなって融氷雪トランス15の2次巻線に大きな電流が流れるようになった場合に、タップ切換器を切り換えて融氷雪トランス15の2次巻線電流を抑制する。
すなわち、電流制御装置24は融氷雪トランス15の2次巻線電流の値を検出し、融氷雪トランス15の2次巻線電流値が所定値を超えたとき、融氷雪トランス15の1次巻線のタップを切り換えたり、1次巻線間を短絡したりして、1次側巻線18に流れる電流を抑制する。
一方、直流変換部25は融氷雪トランスの2次側巻線19と短絡導体16a、16bとで形成される閉回路を流れる融氷雪トランス15の2次側巻線電流を直流に変換するものである。
一般に電線12の導体17a’〜17b’間を短絡した場合のインピーダンスは、発熱に寄与する直流抵抗に比べ、導体のインダクタンスに係わるリアクタンスが5〜10倍と大きい。従って、融氷雪トランス15の2次巻線19の電流が交流のままだと直流に比べて融氷雪トランス15の容量が5〜10倍となる。
このため、融氷雪トランス15のコンパクト化のため、必要に応じて融氷雪トランス15の2次側巻線電流を直流に変換する。なお、直流変換装置25はダイオードあるいはサイリスタにより構成する。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、電線に付着する氷雪を融解するに必要な電流が過大とならないように電流制御装置で制御できるので、落氷雪防止区間の電線が過剰に過熱することを防止できる。また、必要に応じて直流変換装置25を設けて融氷雪トランス15の2次側巻線電流を直流に変換する場合には、融氷雪トランス15をコンパクト化できる。
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の構成図、図7は本発明の第3の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合の外観構成図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は正面図である。この第3の実施の形態は、送電線のうち通常時にはほとんど電流が流れない架空地線に付着する氷雪を防止するようにしたものである。
図7(a)、(b)に示すように、送電線は鉄塔11a、11bで支持される。図7では並行2回線の送電線を示しており、2回線の送電線のうちの2回線の各相の電線の図示を省略し2本の架空地線13a、13bのみを示している。架空地線13a、13bは電線への雷撃を防ぐために鉄塔11a、11bの頂部に張られた避雷線であり、通常、大型の送電線の場合には2本の架空地線13a、13bが設けられる。
これら2本の架空地線13a、13bへの氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の両端において、2本の架空地線13a、13bのうちの1本の架空地線13bと鉄塔11a、11bとの間を絶縁部26で絶縁する。そして、この絶縁部26の箇所に架空地線13bへの雷撃電圧を放電させるためのギャップ27を設け、架空地線13bへの雷撃電圧を放電させるようにしている。
また、融氷雪トランス15は落氷雪防止区間の一方端に設置され、融氷雪トランス15の1次巻線は、地上トランス28および受電トランス29を介して配電線30に接続されている。融氷雪トランス15の2次巻線は2本の架空地線間13a、13bに接続され、配電線30から受電トランス29および地上トランス28を介して供給される電流を架空地線13a、13bに流す。一方、落氷雪防止区間の他方端で2本の架空地線13a、13bが短絡導体16で短絡され、融氷雪トランス15の2次巻線からの電流が落氷雪防止区間内で循環する閉回路が形成される。
図6において、第3の実施の形態における落氷雪防止装置は、基本的には、図1に示した第1の実施の形態と同様であるが、架空地線13a、13bには、ほとんど電流が流れないので、鉄塔の頂部に設置した融氷雪トランス15の1次巻線18には配電線30から電流を供給することになる。そのため、鉄塔近くの配電線30に受電用トランス29を設置し、受電用トランス29から供給線31および地上トランス28を介して融氷雪トランス15の1次巻線18に電流を供給する。
供給線31には配電線保護装置32が設けられている。融氷雪トランス15の2次巻線19は架空地線13a、13bに接続されていることから、架空地線13a、13bへの雷撃時あるいは送電線と架空地線13a、13bとの間の放電時には、架空地線13a、13bからの高電圧や大電流が融氷雪トランス15を介して配電線30に流入することがある。気中放電ギャップ33は、融氷雪トランス15を介して配電線30に流入する高電圧や大電流から配電線を保護するものである。配電線保護装置32としては、例えば、供給線31の電流が所定値以上となったときに動作する過電流保護リレー装置や、過電流保護リレー装置により電流を遮断した所定の時限経過後に再通電する再閉路装置等である。
地上トランス28は、融氷雪トランス15が設置された鉄塔11aの地上部分に設置され、鉄塔11aの塔頂からの雷撃や送電線の電圧・電流が配電線まで流入しないよう両者を絶縁する。
地上トランス28と受電トランス29との間の供給線31には、小柱などに設けた放電ギャップDにより、雷撃によって生じた鉄塔11aの周辺地盤の電位上昇を放電させ緩和する。
鉄塔11aの塔頂には、架空地線13a、13bへの雷撃時あるいは送電線と架空地線13a、13bとの間の放電時に、融氷雪トランス15の2次巻線を短絡させるように気中放電ギャップ33を設ける。気中放電ギャップ33のギャップ間隙は、融氷雪トランス15の2次巻線19の絶縁耐力以下で放電するように調節するとともに、送電線からの地絡電流流入に対して溶損しない材質・熱容量とする。
ここで、融氷雪トランス15の2次巻線19は架空地線13a、13bに接続されるので、架空地線13a、13bは、鉄塔11a、11bと電気的に接続されることになる。このため、鉄塔11a、11bで架空地線13a、13bが短絡しないように、前述したように、絶縁部26で片方の架空地線13bを鉄塔11bから絶縁している。
そして、その架空地線13a、13bの絶縁部26には、架空地線13a、13bの雷撃電圧を放電させるためギャップ27を設ける。また、落氷雪防止区間を挟んだ隣の鉄塔11bで架空地線13a、13bを短絡導体16で短絡するとともに、この鉄塔11bでも片方の架空地線13bを絶縁し、この鉄塔11a、11b間の架空地線13a、13bに融雪電流を循環させる。
以上の説明では、並行2回線の送電線で2本の架空地線13a、13bがある場合について説明したが、1本の架空地線である場合には、地上に帰り線を設けて、1本の架空地線と帰り線との間で閉回路を形成して、その閉回路に融雪電流を流すことになる。
第3の実施の形態によれば、送電線の架空地線に付着した氷雪を溶かすために架空地線に所定の電流を流すための融氷雪トランスを設け、融氷雪トランスを電源とする架空地線を含む閉回路を形成して、その閉回路に融雪電流を流すので、架空地線に付着する氷雪も融解することができ架空地線に付着する氷雪の落下を防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の構成図。 本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合の外観構成図。 本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合に各部に流れる電流の説明図。 本発明の第1の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の他の一例を示す構成図。 本発明の第2の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の構成図。 本発明の第3の実施の形態に係わる落氷雪防止装置の構成図。 本発明の第3の実施の形態に係わる落氷雪防止装置を送電線に設置した場合の外観構成図。
符号の説明
11…鉄塔、12…電線、13…架空地線、14…ジャンパー装置、15…融氷雪トランス、16…短絡導体、17…導体、18…1次巻線、19…2次巻線、20…2次巻線出口部、21…共通線、22…接続線、23…共通線、24…電流制御装置、25…直流変換部、26…絶縁部、27…ギャップ、28…地上トランス、29…受電トランス、30…配電線、31…供給線、32…配電線保護装置、33…気中放電ギャップ

Claims (8)

  1. 多導体送電線の電線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の一方端に各相の電線毎に設置され前記多導体送電線の各相の電線に流れる電流を1次巻線を経由して流し2次巻線の電流を前記1次巻線を経由した電流に合流させる融氷雪トランスと、
    前記落氷雪防止区間内で各相毎に多導体の一部を短絡し前記融氷雪トランスの2次巻線の電流を循環させるための閉回路を形成する短絡導体とを備えたことを特徴とする落氷雪防止装置。
  2. 並行2回線以上の送電線の電線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の一方端に設置され前記並行2回線のうちの一方の送電線の電線に流れる電流を1次巻線を経由して流し2次巻線の電流を前記1次巻線を経由した電流に合流させる融氷雪トランスと、
    前記落氷雪防止区間内で並行2回線の電線の同じ相同士を短絡して閉回路を形成し前記融氷雪トランスの2次巻線の電流を循環させる短絡導体とを備えたことを特徴とする落氷雪防止装置。
  3. 前記閉回路を流れる電流が所定値以上となったとき、前記融氷雪トランスの1次側巻線に流れる電流を抑制する電流制御装置を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の落氷雪防止装置。
  4. 前記閉回路を流れる電流を直流に変換する直流変換部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の落氷雪防止装置。
  5. 送電線に併設された2本の架空地線への氷雪の付着を防止する落氷雪防止区間の両端において1本の架空地線と鉄塔との間を絶縁する絶縁部と、前記落氷雪防止区間の一方端に設置され1次巻線は配電線に2次巻線は2本の架空地線間に接続され前記架空地線に電流を流す融氷雪トランスと、前記落氷雪防止区間の他方端で2本の架空地線を短絡して前記融氷雪トランスの2次巻線の電流を前記落氷雪防止区間内で循環させる閉回路を形成する短絡導体とを備えたことを特徴とする落氷雪防止装置。
  6. 架空地線が送電線に併設された1本の架空地線である場合には、鉄塔との間を絶縁しない架空地線に代えて、地上に帰り線を付設しその帰り線を用いることを特徴とする請求項5記載の落氷雪防止装置。
  7. 1本の架空地線と鉄塔との間を絶縁する前記絶縁部の箇所に架空地線への雷撃電圧を放電させるためのギャップを設けたことを特徴とする請求項5または6記載の落氷雪防止装置。
  8. 前記架空地線への雷撃時あるいは送電線と架空地線との間の放電時に、前記架空地線から高電圧や大電流が配電線に流入することを抑制する配電線保護装置を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の落氷雪防止装置。
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