JP2007166571A - シンボル同期捕捉回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 OFDM変調技術においてFFTなどの処理開始位置を知るためのシンボル同期捕捉がある.従来の同期捕捉では,プリアンブル信号をマッチドフィルタに通し,その出力の相関特性から得るピーク値を閾値判定して同期点を検出する.しかし,マルチパスの影響による受信振幅の変化に伴い,閾値設定が容易でなくなる.そこでIIRフィルタを用いた閾値設定が不要な同期捕捉法(特許文献1)があるが,1OFDMシンボル中のサブキャリアが多数の場合,多大なIIRフィルタの乗算器と比較器が必要となる.
【解決手段】 上記の問題を解決するために、1OFDMシンボル周期のレジスタと1つの乗算器を持つIIRフィルタを使い、1OFDMシンボル毎のピーク値の加算平均を得る。この出力の最大値変更時点をカウントし、既知のOFDMシンボル数に至る時点で同期点を得る。
【選択図】図5
【解決手段】 上記の問題を解決するために、1OFDMシンボル周期のレジスタと1つの乗算器を持つIIRフィルタを使い、1OFDMシンボル毎のピーク値の加算平均を得る。この出力の最大値変更時点をカウントし、既知のOFDMシンボル数に至る時点で同期点を得る。
【選択図】図5
Description
本発明は、OFDM変調技術のシンボル同期捕捉回路に関する。
本発明は、小規模のIIRフィルタ乗算器と比較器で構成されるシンボル同期捕捉回路に関する。
OFDM変調技術においてFFTなどの処理開始位置を知るためのシンボル同期捕捉がある。通常、送受信装置間で既知である同期捕捉用プリアンブル信号を用いることで同期捕捉を行う。通常同期捕捉用プリアンブル信号
Cj(j=0,1…,m−1)は、図1に示すように、シンボル数m個で構成される1OFDMシンボルが複数個(n個)あり、その後にチャネル推定用プリアンブル信号と送信データ系列が続く。図1の例えばOFDM変調技術を応用したマルチバンドOFDM UWBシステムの同期捕捉用プリアンブル信号は、1OFDMシン
リアンブル信号はn=3OFDMシンボルで構成される(非特許文献1)。
Cj(j=0,1…,m−1)は、図1に示すように、シンボル数m個で構成される1OFDMシンボルが複数個(n個)あり、その後にチャネル推定用プリアンブル信号と送信データ系列が続く。図1の例えばOFDM変調技術を応用したマルチバンドOFDM UWBシステムの同期捕捉用プリアンブル信号は、1OFDMシン
リアンブル信号はn=3OFDMシンボルで構成される(非特許文献1)。
受信器装置において、図2で示すような同期補足用プリアンブル信号の1OF
F)に、受信した同期補足用プリアンブル信号を通す。ここでタップ内の‘*’は複素共役を示す。このMF処理により、同期捕捉用プリアンブル信号の自己相関特性をとる操作が行われるため、mシンボル毎にピーク値が現れ、それ以外の区間では現れない(図3参照)。従来の同期捕捉回路では、ピーク値が予め設定された閾値を超えたか否かで判定して同期点を検出していた。
F)に、受信した同期補足用プリアンブル信号を通す。ここでタップ内の‘*’は複素共役を示す。このMF処理により、同期捕捉用プリアンブル信号の自己相関特性をとる操作が行われるため、mシンボル毎にピーク値が現れ、それ以外の区間では現れない(図3参照)。従来の同期捕捉回路では、ピーク値が予め設定された閾値を超えたか否かで判定して同期点を検出していた。
しかし、マルチパスフェージングの影響下において、受信信号の振幅変化が生じた場合、MF出力の相関特性より得られるピーク値も変化し、その変化に応じた閾値設定が必要となる。そのため、固定である閾値設定が誤った同期点検出を行うという問題点があった。
前述の[0005]の問題点を改善した同期捕捉回路として、図4で示すように、mシンボルに合わせたIIRフィルタで構成されるが、閾値設定が不要な同期捕捉を行う(特許文献1)。
A.Batra et al,″Multi−band OFDM Physical Layer Proposal for IEEE 802.15 Task Group 3a″,IEEE P802.15−03/268r3,March,2004.
前述の[0005]で示した問題点は、従来のシンボル同期捕捉回路の問題点として、閾値設定を用いる点である。
前述の[0006]で示した同期捕捉回路の問題点は、1OFDMシンボル当たりのシンボル数mが多数の場合、例えばUWBシステムにおいてm=165と、多数のIIRフィルタの乗算器と比較器が必要となり、回路規模が大きいという点である。
前述の課題[009]、[0010]を解決するために、本発明の同期捕捉回路構成を図5に示す。1OFDMシンボル周期のレジスタ(遅延子)と1つの乗算器を持つIIRフィルタを使い、1OFDMシンボル毎のピーク値の加算平均し、IIRフィルタ出力の電力計算を行う。次にこの出力と最大値を第1比較器にて比較し、2つの出力を行う。第1比較器の1つ目の出力信号として、第1比較器にて比較した結果、最大値よりIIRフィルタ出力電力が大きい場合、IIRフィルタ出力電力を最大値として更新し出力する。そして1シンボル後のIIRフィルタ出力電力と比較を行う。第1比較器の2つ目の出力信号として、最大値が更新された際のフラグとして1を出力し、更新が無い場合(IIRフィルタ出力電力が最大値より小さい場合)は、0を出力する。次にフラグ値をカウンタにてカウントする。そしてこのカウント値と既知であるプリアンブル信号のOFDMシンボル数を第2比較器で比較し、カウント値がOFDMシンボル数に至る時点でイネーブル信号を出力し、同期点を決定する。
前述の解決手段[0011]において、本発明の同期捕捉回路(図5参照)と特許文献1の同期捕捉回路(図4参照)を比較する。図4の回路ではIIRフィルタの乗算器とIIRフィルタ出力後の比較器の数がそれぞれm個必要な所が、図5の回路では乗算器の数が1つ、そして比較器の数が2つだけで構成でき、回路規模が縮小される。また、図6で示すように、BERが3×10−2近傍で、本発明の同期捕捉の場合の方が、従来の同期捕捉回路の場合より、約8dBの性能改善が見られる。故に本発明の同期捕捉回路は、従来の同期捕捉回路の閾値設定が不要で、マルチパスフェージング環境下でも高精度な同期捕捉が可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳しく説明する。
図5に本発明の同期捕捉回路を示す。前述の[0011]で説明した、IIRフィルタ部501、電力計算部502、第1比較器503、カウンタ部504、第2比較器505より構成される。
本発明の同期捕捉回路における、IIRフィルタ部501はシンボル数mに合わせて、1OFDMシンボル長Ts分のレジスタと、係数r(0<r<1)の乗算器で構成される。
第1比較器503では、IIRフィルタ出力電力と、最大値を保持するレジスタからの入力max_updateを比較し、IIRフィルタ出力電力が大きい場合はそれを最大値として更新し、max_updateとして出力する。また、最大値更新の有無を検出するフラグ信号flagの値を以下のように出力する。最大値max_updateが更新された場合は1を、更新が無い場合は0を出力する。
カウンタ部504では、flagを入力とし、カウントされた値を出力する。
第2比較器505では、カウンタ部の出力と、既知である同期捕捉用プリアンブル信号のOFDMシンボル数nを比較し、出力ではシンボル同期点検出用イネーブル信号を出力する。カウンタ部の出力がnに至る時点でシンボル同期点検出用イネーブル信号をON、至らない場合はOFFとする。以上説明した操作によりシンボル同期捕捉が可能となる。
MF出力、IIRフィルタ部501、第1比較器503、カウンタ部504の出力信号の関係を図7に示す。図7(a)で示すように、MF出力がmシンボル間隔でピーク値が出現されるため、IIRフィルタ部501の出力は図7(b)のようにピーク値の部分だけ大きく増加される。
図7(c)で示すように、ピーク値のIIRフィルタ出力電力が第1比較器に入力される度に、最大値が更新される。そのため、図7(d)で示すように、最大値更新用フラグ値は1を出力する。
図7(e)で示すように、カウンタ部504にてフラグ値をカウントする。特にピーク値時点では、mシンボル間隔で最大値更新されるため、それに合わせてカウント値cもmシンボル間隔でアップする。
カウント値cと既知である同期補足用プリアンブル信号のOFDMシンボル数nを第2比較器505にて比較し、nに至るとシンボル同期捕捉用イネーブル信号をONとする。
501 IIRフィルタ部
502 電力計算部
503 第1比較器
504 カウンタ部
505 第2比較器
502 電力計算部
503 第1比較器
504 カウンタ部
505 第2比較器
Claims (6)
- 無線通信システムにおけるOFDM変調技術用のシンボル同期捕捉回路において、マッチドフィルタ部1つ、IIRフィルタ部1つ、電力計算部1つ、比較器2つ、カウンタ部1つで構成され、閾値設定を要することなく同期捕捉が可能という特徴を持つシンボル同期捕捉回路。
- 前述のマッチドフィルタ部は、同期補足用プリアンブル信号の自己相関特性を検出するためのFIR型フィルタで構成されることを特徴とする請求項1記載のシンボル同期捕捉回路。
- 前述のIIRフィルタ部は、プリアンブル信号の1OFDMシンボル長のレジスタと1つの乗算器で構成され、マッチドフィルタ出力の相関特性の加算平均を検出する特徴を持つ請求項1記載のシンボル同期捕捉回路。
- 前述の2つの比較器は、IIRフィルタ部出力電力と過去の最大値を比較し、最大値と最大値更新フラグを出力する第1比較器、そして最大値更新回数とプリアンブル信号のOFDMシンボル数を比較し、イネーブル信号を出力する第2比較器で構成されることを特徴とする請求項1記載のシンボル同期捕捉。
- 前述のカウンタ部は、プリアンブル信号の1OFDMシンボル長のレジスタで構成され、最大値更新フラグをカウントする特徴を持つ請求項1記載のシンボル同期捕捉回路。
- 前述の請求項1記載のシンボル同期捕捉回路は、特許文献1にて考案された閾値不要の同期捕捉回路と比較して、IIRフィルタの乗算器の個数と、比較器の個数の面で削減でき、より小規模な回路で同期捕捉が可能という特徴を持つシンボル同期捕捉回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005381028A JP2007166571A (ja) | 2005-12-14 | 2005-12-14 | シンボル同期捕捉回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007166571A true JP2007166571A (ja) | 2007-06-28 |
Family
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012095136A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Sony Corp | 信号処理装置、信号処理方法、及び、プログラム |
JP2013090239A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Mega Chips Corp | 通信装置および通信システム |
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2005
- 2005-12-14 JP JP2005381028A patent/JP2007166571A/ja active Pending
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US9548844B2 (en) | 2011-10-20 | 2017-01-17 | Megachips Corporation | Communication device and communication system |
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