JP2007165781A - プリント基板の支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント基板の支持装置につき、プリント基板のサイズ変更に伴う段替え作業時間の短縮が可能であり、また、簡単な構造である、新規な構成を提案する。
【解決手段】両端部がそれぞれプリント基板10の搬送方向Fの上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材2・2・・・を、平面視において前記搬送方向Fと直交する方向であって、かつ、水平方向である、奥行方向Dに並設し、前記各長尺部材2・2・・・の上部にある支持部(本実施例では、上側端面)にて、前記プリント基板10の下面を支える構造とする。
【選択図】図1
【解決手段】両端部がそれぞれプリント基板10の搬送方向Fの上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材2・2・・・を、平面視において前記搬送方向Fと直交する方向であって、かつ、水平方向である、奥行方向Dに並設し、前記各長尺部材2・2・・・の上部にある支持部(本実施例では、上側端面)にて、前記プリント基板10の下面を支える構造とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリント基板の製造装置に関連し、より詳しくは、プリント基板の一側表面を支えるための支持装置に関するものである。
従来のプリント基板の製造システムにおいて、支持装置(通称、「バックアップ装置」と称される)にてプリント基板を位置決め支持し、その基板に対してはんだ印刷する装置や、部品を実装する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記支持装置は、プリント基板を下側から支えるものであり、図7(a)に示されるようなバックアッププレートと呼ばれるプレート状の支持体51aを具備する構成とするもの、図7(b)に示されるようなバックアップピン52・52・・・を具備する構成とするものが知られている。尚、図7(a)、及び、図7(b)は、平面視における略図であり、紙面左側から右側へ向って(搬送方向F)、プリント基板が搬送されるものとする。
また、サイズの異なるプリント基板をライン上に搬送し、多品種のプリント基板を製造する製造システムにおいては、前記プリント基板のサイズ(幅)に応じて搬送レール幅(コンベア幅)を変更することで、サイズの異なる基板を製造することとしている。
そして、前記支持装置においても、サイズの異なる基板に対応すべく、前記バックアッププレートの段替え作業等が行われることとしている。
そして、前記支持装置においても、サイズの異なる基板に対応すべく、前記バックアッププレートの段替え作業等が行われることとしている。
図7(a)に示す構成では、例えば、搬送レール54a・54bの幅Waが広くなった場合に、幅の広いバックアッププレート(支持体51b)に交換され、幅の広いプリント基板を支持できるようにしている。
図7(b)に示す構成では、例えば、搬送レール54a・54bの幅Waが広くなった場合に、バックアップピン52・52・・・の設置本数を増やすこと等によって、幅の広いプリント基板を支持できるようにしている。
図7(b)に示す構成では、例えば、搬送レール54a・54bの幅Waが広くなった場合に、バックアップピン52・52・・・の設置本数を増やすこと等によって、幅の広いプリント基板を支持できるようにしている。
ここで、上述した搬送レール54a・54bの幅Waの変更に伴って発生する支持装置についての段替え作業は、製造システムの稼働率の低下等の原因となる。
まず、図7(a)の場合では、バックアッププレート(支持体51a・51b)全体の交換作業が必要となり、交換時間、手間が大きく、稼働率を低下させる大きな原因となる。
また、図7(b)の場合では、バックアップピン52・52・・・の取付/取外作業のために、稼働率が低下することになる。また、このバックアップピンを圧力制御(油圧駆動)によって自動高さ調整することにより、プリント基板を支持するバックアップピンの本数を変更する構成も知られているが、装置構成が複雑であることや、高コストであるという問題もある。
特開2004−265887号公報
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、前記プリント基板の支持装置につき、プリント基板のサイズ変更に伴う段替え作業時間の短縮が可能であり、また、簡単な構造である、新規な構成を提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
両端部がそれぞれプリント基板の搬送方向の上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材を、平面視において前記搬送方向と直交する方向であって、かつ、水平方向である奥行方向に並設し、前記各長尺部材の上部にある支持部にて、前記プリント基板の下面を支える構造とする、プリント基板の支持装置とするものである。
両端部がそれぞれプリント基板の搬送方向の上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材を、平面視において前記搬送方向と直交する方向であって、かつ、水平方向である奥行方向に並設し、前記各長尺部材の上部にある支持部にて、前記プリント基板の下面を支える構造とする、プリント基板の支持装置とするものである。
また、請求項2に記載のごとく、
前記支持部は、前記各長尺部材の上側端面である、プリント基板の支持装置とするものである。
前記支持部は、前記各長尺部材の上側端面である、プリント基板の支持装置とするものである。
また、請求項3に記載のごとく、
隣接する前記長尺部材の端部同士は、互いに回動自在に連結され、前記複数の長尺部材により、前記奥行方向に伸縮する蛇腹構造が構成されることとするものである。
隣接する前記長尺部材の端部同士は、互いに回動自在に連結され、前記複数の長尺部材により、前記奥行方向に伸縮する蛇腹構造が構成されることとするものである。
また、請求項4に記載のごとく、
前記各長尺部材は、その上面が、前記各長尺部材の下面と摺接すべく構成される、板状の長尺部材支持手段によって支持される構成としている。
前記各長尺部材は、その上面が、前記各長尺部材の下面と摺接すべく構成される、板状の長尺部材支持手段によって支持される構成としている。
また、請求項5に記載のごとく、
前記各長尺部材の間に、前記各長尺部材の間の前記奥行方向の最大幅を規制するための規制手段が設けられる、構成としている。
前記各長尺部材の間に、前記各長尺部材の間の前記奥行方向の最大幅を規制するための規制手段が設けられる、構成としている。
また、請求項6に記載のごとく、
前記蛇腹構造を構成する前記各長尺部材のうち、
一側端部に配置される長尺部材は、可動部と係合され、
他側端部に配置される長尺部材は、固定部と係合されており、
前記可動部の前記奥行方向の移動に追従して、前記蛇腹構造の伸縮が行われる構成としている。
前記蛇腹構造を構成する前記各長尺部材のうち、
一側端部に配置される長尺部材は、可動部と係合され、
他側端部に配置される長尺部材は、固定部と係合されており、
前記可動部の前記奥行方向の移動に追従して、前記蛇腹構造の伸縮が行われる構成としている。
本発明によれば、従来の支持装置と比較して、プリント基板のサイズ変更に伴う段替え作業時間の短縮が可能であり、また、簡単な構造を実現できる。
図1は、本発明の実施例であるプリント基板の支持装置1をはんだ印刷機20に設けた構成について示す平面図、図2は、図1におけるA−A線断面略図である。
このプリント基板の支持装置1は、両端部がそれぞれプリント基板10の搬送方向Fの上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材2・2・・・を、平面視において前記搬送方向Fと直交する方向であって、かつ、水平方向である、奥行方向Dに並設し、前記各長尺部材2・2・・・の上部にある支持部(本実施例では、上側端面)にて、前記プリント基板10の下面を支える構造とするものである。
このプリント基板の支持装置1は、両端部がそれぞれプリント基板10の搬送方向Fの上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材2・2・・・を、平面視において前記搬送方向Fと直交する方向であって、かつ、水平方向である、奥行方向Dに並設し、前記各長尺部材2・2・・・の上部にある支持部(本実施例では、上側端面)にて、前記プリント基板10の下面を支える構造とするものである。
また、隣接する前記長尺部材2・2・・・の端部同士は、互いに回動自在に連結され、前記複数の長尺部材2・2・・・により、前記奥行方向Dに伸縮する蛇腹構造が構成されることとしている。
以上の構成とする支持装置1によれば、前記各長尺部材2・2・・・の前記奥行方向Dの位置をずらす、即ち、各長尺部材2・2・・・の間の間隔を変更する(連結部3・3・・・の角度を変更する)ことで、当該奥行方向Dの寸法の異なるプリント基板10、つまりは、サイズの異なるプリント基板10を支持することが可能となる。
そして、従来の支持装置と比較して、容易に、搬送されるプリント基板のサイズ変更に対応することが可能となり、これにより、製造システムの稼働率の向上を図ることができる。
そして、従来の支持装置と比較して、容易に、搬送されるプリント基板のサイズ変更に対応することが可能となり、これにより、製造システムの稼働率の向上を図ることができる。
以下詳細について説明する。
図1は本実施例のプリント基板の支持装置1の平面図、図2は図1のA−A線断面略図、図3は図1のB−B線断面略図である。
図1は本実施例のプリント基板の支持装置1の平面図、図2は図1のA−A線断面略図、図3は図1のB−B線断面略図である。
図1に示すごとく、支持装置1は、はんだ印刷機20に設けられ、該はんだ印刷機20が設置される基板搬送ラインを流れるプリント基板10(図2参照)の下面を下側から支えるものである。
また、この支持装置1は、平面視において、複数の長尺部材2・2・・・をジグザグに連ねて構成されて、蛇腹形状をなすこととしている。
尚、図1における紙面左側から紙面右側へ向ってプリント基板10(図2参照)が搬送されるようになっており、この方向をプリント基板10の搬送方向Fとしている。
また、この支持装置1は、平面視において、複数の長尺部材2・2・・・をジグザグに連ねて構成されて、蛇腹形状をなすこととしている。
尚、図1における紙面左側から紙面右側へ向ってプリント基板10(図2参照)が搬送されるようになっており、この方向をプリント基板10の搬送方向Fとしている。
また、図2に示すごとく、このはんだ印刷機20においては、搬送ベルト21・22によって支持装置1の上方にプリント基板10が搬送されてくるようになっており、前記支持装置1を全体的に下側から上側へ移動させることで、前記プリント基板10が持ち上げられるようになっている。
そして、この支持装置1にてプリント基板10の下面が支持された状態において、プリント基板10の上面にはんだ印刷が行われるようになっている。
そして、この支持装置1にてプリント基板10の下面が支持された状態において、プリント基板10の上面にはんだ印刷が行われるようになっている。
また、図1に示すごとく、平面視において前記搬送方向Fと直交する、はんだ印刷機20の奥行方向Dに、可動レール11、及び、固定レール12が並設される。換言すれば、前記奥行方向Dにおいて間隔を空けて、前記搬送方向Fと平行となるように、可動レール11、及び、固定レール12が設けられている。
また、図1及び図2に示すごとく、前記可動レール11、及び、前記固定レール12の内側に沿うようにして、それぞれ、前記搬送ベルト21・22が配置されている。
この搬送ベルト21・22は、それぞれ、その上側の表面で前記プリント基板10を支えるものであり、はんだ印刷機20の上流、又は、下流にある駆動プーリーによって駆動されるようになっている。
この搬送ベルト21・22は、それぞれ、その上側の表面で前記プリント基板10を支えるものであり、はんだ印刷機20の上流、又は、下流にある駆動プーリーによって駆動されるようになっている。
また、図1及び図2に示すごとく、前記搬送ベルト21・22の間の寸法Wは、搬送されるプリント基板10の幅(前記奥行方向Dの寸法)に応じて変更されるようになっており、この寸法Wの変更は、前記可動レール11側に配置される搬送ベルト21を移動させることによって行われるようになっている。
また、図1及び図2に示すごとく、搬送するプリント基板10の幅に対応すべく、前記搬送ベルト21・22の寸法Wが変更される際には、前記可動レール11が前記搬送ベルト21と同一方向に移動されるようになっている。
ここで、図1に示すごとく、前記可動レール11は、前記搬送方向Fにおける上流側及び下流側に設けられるステー31a・31bによって支持されている。このステー31a・31bは、それぞれリニアガイド31b・32bによって、前記奥行方向Dに設けられたガイドレール33・34の上を移動自在に構成されている。また、前記可動レール11は、その上方に設けられるアクチュエータ35と連結され、また、該アクチュエータ35は、前記可動レール11の上方であって、前記奥行方向Dに設けられたガイドレール36に沿って移動されるようになっている。
以上の構成で、前記アクチュエータ35がガイドレール36に対して移動されると、前記可動レール11が前記奥行方向Dに移動されるようになっている。
ここで、図1に示すごとく、前記可動レール11は、前記搬送方向Fにおける上流側及び下流側に設けられるステー31a・31bによって支持されている。このステー31a・31bは、それぞれリニアガイド31b・32bによって、前記奥行方向Dに設けられたガイドレール33・34の上を移動自在に構成されている。また、前記可動レール11は、その上方に設けられるアクチュエータ35と連結され、また、該アクチュエータ35は、前記可動レール11の上方であって、前記奥行方向Dに設けられたガイドレール36に沿って移動されるようになっている。
以上の構成で、前記アクチュエータ35がガイドレール36に対して移動されると、前記可動レール11が前記奥行方向Dに移動されるようになっている。
また、図2及び図3に示すごとく、前記ガイドレール33・34は、基台30に設置されている。また、該基台30上には、ロッド24a・24bを上下方向に進退させる構成の昇降手段24・25が設置されている。
また、これらの昇降手段24・25は、それぞれ、前記ガイドレール33・34に沿って複数並設されており、図2に示すごとく、前記ガイドレール33に沿って並設される昇降手段24・24においては、前記奥行方向Dを長手方向とする板状のベース部材26が略水平に支持されている。また、図3に示すごとく、前記ガイドレール34に沿って並設される昇降手段25についても、同様にして、板状のベース部材27が略水平に支持されるようになっている。
以上の構成で、図2に示すごとく、前記昇降手段24・24によって上下方向に移動されるベース部材26が設けられることとなっている。また、図3に示すごとく、ベース部材27についても同様に前記昇降手段25によって上下方向に移動されるようになっている。
また、これらの昇降手段24・25は、それぞれ、前記ガイドレール33・34に沿って複数並設されており、図2に示すごとく、前記ガイドレール33に沿って並設される昇降手段24・24においては、前記奥行方向Dを長手方向とする板状のベース部材26が略水平に支持されている。また、図3に示すごとく、前記ガイドレール34に沿って並設される昇降手段25についても、同様にして、板状のベース部材27が略水平に支持されるようになっている。
以上の構成で、図2に示すごとく、前記昇降手段24・24によって上下方向に移動されるベース部材26が設けられることとなっている。また、図3に示すごとく、ベース部材27についても同様に前記昇降手段25によって上下方向に移動されるようになっている。
また、図1乃至図3に示すごとく、前記各ベース部材26・27の上面には、それぞれ、板状の長尺部材支持手段36・37が敷設されている。
また、図1及び図2に示すごとく、前記固定レール12側における前記ベース部材26・27間には、板状の長尺部材支持手段38が架設されている。
そして、これらの板状の長尺部材支持手段36・37・38によって、平面視において枠状の支持体が構成されるようになっている。
また、図1及び図2に示すごとく、前記固定レール12側における前記ベース部材26・27間には、板状の長尺部材支持手段38が架設されている。
そして、これらの板状の長尺部材支持手段36・37・38によって、平面視において枠状の支持体が構成されるようになっている。
また、図1及び図2に示すごとく、前記可動レール11と、前記固定レール12の間において、前記奥行方向Dに、両端部がそれぞれプリント基板10の搬送方向Fの上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材2・2・・・が並べられ、各長尺部材2・2・・・の下面が、前記長尺部材支持手段36・37・38の上面にて支えられるようになっている。
また、図3に示すごとく、前記各長尺部材2・2・・・は、上下方向を短手とし、前記搬送方向Fを長手とする板状部材に構成される。
また、前記各長尺部材2・2・・・の上面(上側端面)は、前記プリント基板10の下面を支える支持部として機能するようになっている(図2参照)。
また、前記各長尺部材2・2・・・の材質には、例えばアルミニウムといったような一般的に軽量といわれる金属を用いることが好適であるが、特に限定されるものではない。
また、前記各長尺部材2・2・・・に肉盗み部2a・2aを設けることにより、軽量化を図ることが可能となり、これにより、後述する前記長尺部材支持手段36・37・38の上面の摺動が円滑に行われるようにしている。
また、前記各長尺部材2・2・・・の上面(上側端面)は、前記プリント基板10の下面を支える支持部として機能するようになっている(図2参照)。
また、前記各長尺部材2・2・・・の材質には、例えばアルミニウムといったような一般的に軽量といわれる金属を用いることが好適であるが、特に限定されるものではない。
また、前記各長尺部材2・2・・・に肉盗み部2a・2aを設けることにより、軽量化を図ることが可能となり、これにより、後述する前記長尺部材支持手段36・37・38の上面の摺動が円滑に行われるようにしている。
また、図2に示すごとく、前記各長尺部材2・2・・・は、その上面が、前記各長尺部材2・2・・・の下面と摺接すべく構成される、板状の長尺部材支持手段36・37・38によって支持される構成としている。
これにより、前記各長尺部材2・2・・・は、前記長尺部材支持手段36・37・38の上面を滑るようにして移動することとしている。
尚、前記長尺部材支持手段36・37・38は、その上面を前記各長尺部材2・2・・・が摺動するものであるから、例えば、耐久性の観点からSUS等の金属が好適であり、また、滑らかに前記各長尺部材2・2・・・を摺動させる観点から、前記SUS等の金属の表面につき、硬質クロムメッキ(5μm〜10μm程度)、及び、バフ仕上げを施すことが好適である。
これにより、前記各長尺部材2・2・・・は、前記長尺部材支持手段36・37・38の上面を滑るようにして移動することとしている。
尚、前記長尺部材支持手段36・37・38は、その上面を前記各長尺部材2・2・・・が摺動するものであるから、例えば、耐久性の観点からSUS等の金属が好適であり、また、滑らかに前記各長尺部材2・2・・・を摺動させる観点から、前記SUS等の金属の表面につき、硬質クロムメッキ(5μm〜10μm程度)、及び、バフ仕上げを施すことが好適である。
また、図1乃至図3に示すごとく、隣接する前記長尺部材2・2・・・の端部同士は、蝶番機構にて構成される連結手段3a・3a・・・によって、互いに回動自在に連結され、前記複数の長尺部材2・2・・・により、前記奥行方向Dに伸縮する蛇腹構造が構成される。
尚、前記可動レール11に最も近い位置に配置される長尺部材2Aは、前記搬送方向Fにおける下流側の端部のみが、隣接する長尺部材2と連結される。また、前記固定レール12に最も近い位置に配置される長尺部材2Bは、前記搬送方向Fにおける上流側の端部のみが、隣接する長尺部材2と連結されることとしている。
また、前記各長尺部材2・2・・・(2A・2Bも含む)の端部同士を連結する連結手段3a・3aにつき、蝶番機構の他、紐や布等で連結し、これにより、各長尺部材2・2・・・(2A・2Bも含む)の間の間隔が規制される構成としてもよい。
また、前記各長尺部材2・2・・・(2A・2Bも含む)の端部同士を連結する連結手段3a・3aにつき、蝶番機構の他、紐や布等で連結し、これにより、各長尺部材2・2・・・(2A・2Bも含む)の間の間隔が規制される構成としてもよい。
また、図1及び図2に示すごとく、前記可動レール11に最も近い位置に配置される長尺部材2Aは、前記可動レール11に対して係合され、前記可動レール11とともに、奥行方向Dに移動すべく構成されている。
より詳しくは、図1、図2、図4、及び、図5に示すごとく、前記可動レール11の内側(前記固定レール12に対向する側)であって、前記搬送方向Fの上流側、及び、下流側の二箇所にステー13・13を設け、前記各ステー13・13に、それぞれ、上下方向の係合溝14a(図4、図5参照)を有する被係合手段14・14が設けられる。
また、前記長尺部材2Aには、前記各被係合手段14・14の係合溝14aと係合するための係合部15aを有する係合手段15・15が設けられる。
また、前記係合部15aは、前記係合溝14aに対し、上下方向に摺動する構成としている。
より詳しくは、図1、図2、図4、及び、図5に示すごとく、前記可動レール11の内側(前記固定レール12に対向する側)であって、前記搬送方向Fの上流側、及び、下流側の二箇所にステー13・13を設け、前記各ステー13・13に、それぞれ、上下方向の係合溝14a(図4、図5参照)を有する被係合手段14・14が設けられる。
また、前記長尺部材2Aには、前記各被係合手段14・14の係合溝14aと係合するための係合部15aを有する係合手段15・15が設けられる。
また、前記係合部15aは、前記係合溝14aに対し、上下方向に摺動する構成としている。
以上の構成で、図2に示すごとく、前記長尺部材2Aが前記可動レール11と係合し、前記可動レール11の前記奥行方向Dの移動に伴って、前記長尺部材2Aが奥行方向Dへと移動する。
また、図2に示すごとく、前記昇降手段24(25)によって、前記長尺部材2Aが上下方向に移動し、前記係合部15aが上下方向に移動する際にも、前記係合部15aの前記係合溝14aに対する係合状態が維持されるようになっている。
このように、前記長尺部材2Aは、前記可動レール11に対し、上下方向において相対移動可能とされつつ、係合されることとしている。
また、図2に示すごとく、前記昇降手段24(25)によって、前記長尺部材2Aが上下方向に移動し、前記係合部15aが上下方向に移動する際にも、前記係合部15aの前記係合溝14aに対する係合状態が維持されるようになっている。
このように、前記長尺部材2Aは、前記可動レール11に対し、上下方向において相対移動可能とされつつ、係合されることとしている。
また、図1及び図2に示すごとく、前記固定レール12に最も近い位置に配置される長尺部材2Bは、前記長尺部材支持手段38に対し、固定手段としての固定ピン39・39を介して複数箇所で係合されている。また、前記長尺部材2Bは、前記固定レール12と略平行に設けられることとしている。
そして、以上の構成により、図1乃至図3に示すごとく、前記可動レール11を奥行方向Dに移動させると、前記長尺部材2Aの奥行方向Dの動作に追従して各長尺部材2・2・・・が移動する。
また、前記長尺部材2Bが固定されているため、前記可動レール11を奥行方向Dに移動させると、前記各長尺部材2・2・・・の間の連結部3・3・・・の開き角度Ra・Rb・・・が変更されながら、蛇腹構造の伸縮が行われることになる。
即ち、前記蛇腹構造を構成する前記各長尺部材2・2・・・のうち、一側端部に配置される長尺部材2Aは、可動部となる可動レール11と係合され、他側端部に配置される長尺部材2Bは、固定部となる長尺部材支持手段38と係合されており、前記可動部の前記奥行方向Dの移動に追従して、前記蛇腹構造の伸縮が行われるようになっている。
また、前記長尺部材2Bが固定されているため、前記可動レール11を奥行方向Dに移動させると、前記各長尺部材2・2・・・の間の連結部3・3・・・の開き角度Ra・Rb・・・が変更されながら、蛇腹構造の伸縮が行われることになる。
即ち、前記蛇腹構造を構成する前記各長尺部材2・2・・・のうち、一側端部に配置される長尺部材2Aは、可動部となる可動レール11と係合され、他側端部に配置される長尺部材2Bは、固定部となる長尺部材支持手段38と係合されており、前記可動部の前記奥行方向Dの移動に追従して、前記蛇腹構造の伸縮が行われるようになっている。
また、図2及び図3に示すごとく、前記アクチュエータ35、及び、前記昇降手段24・25は、図示せぬ制御装置によって、その駆動が制御されるようになっている。
より具体的には、前記プリント基板10の奥行方向Dの幅(搬送ベルト21・22の間の寸法W)の変更に伴って、前記アクチュエータ35は前記制御装置によって自動的に駆動され、これにより、前記可動レール11が奥行方向Dに移動し、前記各長尺部材2・2・・・によって構成される蛇腹構造の伸縮が行われることとなる。
より具体的には、前記プリント基板10の奥行方向Dの幅(搬送ベルト21・22の間の寸法W)の変更に伴って、前記アクチュエータ35は前記制御装置によって自動的に駆動され、これにより、前記可動レール11が奥行方向Dに移動し、前記各長尺部材2・2・・・によって構成される蛇腹構造の伸縮が行われることとなる。
また、前記プリント基板10がはんだ印刷機20のある箇所まで搬送されてくると、前記昇降手段24・25は前記制御装置によって自動的に駆動され、前記ロッド24a・24bが伸長されて、前記各長尺部材2・2・・・を上方へ押し上げられ、前記各長尺部材2・2・・・によってプリント基板10が支持される(図4参照)。この場合、前記搬送ベルト21・22からプリント基板10が浮いた状態となる。
そして、このようにプリント基板10を支持した状態で、プリント基板10の上面に、はんだ印刷が行われる。
そして、はんだ印刷終了後は、前記ロッド24a・24bが収縮され、これにより、再び、前記搬送ベルト21・22でプリント基板10が支持され、プリント基板10が次の工程へと搬送されることになる。
そして、このようにプリント基板10を支持した状態で、プリント基板10の上面に、はんだ印刷が行われる。
そして、はんだ印刷終了後は、前記ロッド24a・24bが収縮され、これにより、再び、前記搬送ベルト21・22でプリント基板10が支持され、プリント基板10が次の工程へと搬送されることになる。
以上のように、制御装置によって、前記アクチュエータ35、及び、前記昇降手段24・25が自動制御され、プリント基板10のサイズ変更への対応や、はんだ印刷工程におけるプリント基板10の昇降が自動的に行われるようになっている。
また、図1及び図6に示すごとく、前記支持装置1において、前記各長尺部材2・2・・・の間に、前記各長尺部材2・2・・・の間の前記奥行方向Dの最大幅Lを規制するための規制手段4・4・・・(図6参照)が設けられる構成としている。
本実施例では、図6に示すごとく、前記各長尺部材2・2・・・の端部に、前記連結部3・3・・・の開角度Ra・Rb・・・が拡大した際に、互いに当接し合う突起部材2d・2dを設けることにより、前記規制手段4が構成されている。
即ち、突起部材2d・2dが互いに当接した際に、長尺部材2・2の間の奥行方向Dの幅が、最大幅Lとなって、この最大幅L以上に広がることが規制されるものである。
本実施例では、図6に示すごとく、前記各長尺部材2・2・・・の端部に、前記連結部3・3・・・の開角度Ra・Rb・・・が拡大した際に、互いに当接し合う突起部材2d・2dを設けることにより、前記規制手段4が構成されている。
即ち、突起部材2d・2dが互いに当接した際に、長尺部材2・2の間の奥行方向Dの幅が、最大幅Lとなって、この最大幅L以上に広がることが規制されるものである。
以上のような規制手段4・4・・・を設けることにより、各長尺部材2・2・・・の間の幅が、最大幅L以内に規制され、これにより、前記各長尺部材2・2・・・の幅が広くなりすぎて、プリント基板10を十分に支持できなくなるといった不具合発生を防止することができる。
尚、前記突起部材2d・2dの他、前記各長尺部材2・2・・・の端部同士を、前記最大幅Lの長さの紐や布で結ぶ等して、前記各長尺部材2・2・・・の間の距離を、最大幅L以内に規制することも考えられるものであり、このように、前記規制手段4・4・・・は、簡単な構造により実現できるものである。
また、以上のように構成する本実施例のプリント基板の支持装置1は、はんだ印刷機20に適用する場合、特に、プリント基板の第一実装面にはんだ印刷をする工程に採用することが想定される。
即ち、プリント基板の第一実装面にはんだ印刷をする場合、その裏面、即ち、第二実装面は、はんだ印刷されておらず、この裏面を支持装置1にて直接的に支持することによっても、はんだ印刷面を傷つけることがないためである。
即ち、プリント基板の第一実装面にはんだ印刷をする場合、その裏面、即ち、第二実装面は、はんだ印刷されておらず、この裏面を支持装置1にて直接的に支持することによっても、はんだ印刷面を傷つけることがないためである。
また、以上のように構成する本実施例のプリント基板の支持装置1によれば、図2に示すごとく、前記各長尺部材2・2・・・の前記奥行方向Dの位置をずらす、即ち、各長尺部材2・2・・・の間の間隔を変更する(連結部3・3・・・の角度を変更する)ことで、当該奥行方向Dの寸法の異なるプリント基板10、つまりは、サイズの異なるプリント基板10を支持することが可能となる。
そして、これによれば、従来の支持装置と比較して、プリント基板のサイズ変更に伴う段替え作業時間の短縮が可能であり、また、簡単な構造を実現できる。また、これにより、製造システムの稼働率の向上が可能となる。
この段替え作業時間の短縮は、特に、段替え作業が多く発生する多品種少量生産や、少ロット生産において、稼働率の向上について大きな効果を得ることができることとなる。
そして、これによれば、従来の支持装置と比較して、プリント基板のサイズ変更に伴う段替え作業時間の短縮が可能であり、また、簡単な構造を実現できる。また、これにより、製造システムの稼働率の向上が可能となる。
この段替え作業時間の短縮は、特に、段替え作業が多く発生する多品種少量生産や、少ロット生産において、稼働率の向上について大きな効果を得ることができることとなる。
また、前記各長尺部材2・2・・・によって構成される蛇腹構造の伸縮の範囲、即ち、図1に示すところの前記プリント基板10の奥行方向Dの幅(搬送ベルト21・22の間の寸法W)の変更の範囲は、前記長尺部材2・2・・・の枚数や、厚み等の設計により、最も縮んだ場合と、最も広がった場合とで、例えば、200%の幅変更、つまり、最も縮んだときの幅を100として、最も広がったときの幅を200とすることを可能とすることや、さらには、200%以上(例えば、300%)の幅変更を可能とする構成も考えられる。このように、本実施例では、前記プリント基板10の広範囲なサイズ変更に対応可能なものとなる。
尚、本実施例では、前記各長尺部材2・2・・・の上側の端面、即ち、上面にて、プリント基板10の下面を支える構成としたが、前記長尺部材2・2・・・の上部に別体の支持部を設け、該支持部にて、前記プリント基板10の下面を支える構造としてもよく、特に、限定されるものではない。
また、本実施例では、蛇腹構造としたが、各長尺部材2・2・・・をジグザク状に連結するのではなく、単に並設し、各長尺部材2・2・・・を紐や布等の連結具によって連結し、各長尺部材2・2・・・が引っ張り合って伸びる、又は、押し合さって縮む、といった構成も考えられる。
また、本実施例の他、前記各長尺部材2・2・・・について、前記奥行方向Dと長手方向とし、釣り竿の伸縮機構と同様に、各長尺部材2・2・・・を複数の部材で構成するとともに、各部材同士がスライドされて全長が伸縮され、前記各長尺部材2・2・・・の前記奥行方向Dの寸法が変更される、といった構成も考えられる。
1 支持装置
2 長尺部材
3 連結部
4 規制手段
D 奥行方向
F 搬送方向
2 長尺部材
3 連結部
4 規制手段
D 奥行方向
F 搬送方向
Claims (6)
- 両端部がそれぞれプリント基板の搬送方向の上流側、及び、下流側に配置される複数の長尺部材を、平面視において前記搬送方向と直交する方向であって、かつ、水平方向である奥行方向に並設し、
前記各長尺部材の上部にある支持部にて、前記プリント基板の下面を支える構造とする、
プリント基板の支持装置。 - 前記支持部は、前記各長尺部材の上側端面である、
ことを特徴とする、請求項1に記載のプリント基板の支持装置。 - 隣接する前記長尺部材の端部同士は、互いに回動自在に連結され、前記複数の長尺部材により、前記奥行方向に伸縮する蛇腹構造が構成される、
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のプリント基板の支持装置。 - 前記各長尺部材は、その上面が、前記各長尺部材の下面と摺接すべく構成される、板状の長尺部材支持手段によって支持される、
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のプリント基板の支持装置。 - 前記各長尺部材の間に、前記各長尺部材の間の前記奥行方向の最大幅を規制するための規制手段が設けられる、
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のプリント基板の支持装置。 - 前記蛇腹構造を構成する前記各長尺部材のうち、
一側端部に配置される長尺部材は、可動部と係合され、
他側端部に配置される長尺部材は、固定部と係合されており、
前記可動部の前記奥行方向の移動に追従して、前記蛇腹構造の伸縮が行われる、
ことを特徴とする、請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載のプリント基板の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005363549A JP2007165781A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | プリント基板の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005363549A JP2007165781A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | プリント基板の支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007165781A true JP2007165781A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38248301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005363549A Pending JP2007165781A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | プリント基板の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007165781A (ja) |
-
2005
- 2005-12-16 JP JP2005363549A patent/JP2007165781A/ja active Pending
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