JP2007165470A - 光増幅装置、光伝送装置、光増幅器、及び励起光生成器 - Google Patents
光増幅装置、光伝送装置、光増幅器、及び励起光生成器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】信号チャネル数の変動に柔軟に対応でき、且つ信号チャネル数に応じた規模に構成できる光増幅装置を提供する。また、この光増幅装置を備える光伝送装置、並びにこの光増幅装置に好適に備えられる光増幅器及び励起光生成器を提供する。
【解決手段】光伝送装置1aは、互いに共通する形状をなす複数の電気的なスロット23を有する本体部2と、複数のスロット23に含まれる一つのスロット23に対して挿抜可能な筐体30を有する光増幅器3a〜3cとを備える。光増幅器3a〜3cは、筐体30と、光入力端子32aに光結合されており光信号Lを増幅するEDF31とを有する。本体部2は、EDF31における利得を指示するための利得指示信号をスロット23へ提供する利得指示手段としての中央処理回路21を有する。EDF31は、利得指示信号に応じた利得で光信号Lを増幅する。
【選択図】 図1
【解決手段】光伝送装置1aは、互いに共通する形状をなす複数の電気的なスロット23を有する本体部2と、複数のスロット23に含まれる一つのスロット23に対して挿抜可能な筐体30を有する光増幅器3a〜3cとを備える。光増幅器3a〜3cは、筐体30と、光入力端子32aに光結合されており光信号Lを増幅するEDF31とを有する。本体部2は、EDF31における利得を指示するための利得指示信号をスロット23へ提供する利得指示手段としての中央処理回路21を有する。EDF31は、利得指示信号に応じた利得で光信号Lを増幅する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光通信に用いられる光増幅装置、光伝送装置、光増幅器、及び励起光生成器に関するものである。
従来の光増幅装置の構成例を図7に示す。この光増幅装置100は、エルビウム添加光ファイバ(EDF:Erbium-Doped Fiber)101と、エルビウム添加光ファイバ101の両端それぞれに光結合された入力用光コネクタ102及び出力用光コネクタ103と、エルビウム添加光ファイバ101及び入力用光コネクタ102の間に配置された合波器104と、合波器104を介してエルビウム添加光ファイバ101へ励起光を供給する励起用レーザダイオード105と、エルビウム添加光ファイバ101及び出力用光コネクタ103の間に配置された分波器106と、分波器106によって分離された光の強度を検出するフォトダイオード107と、エルビウム添加光ファイバ101における利得が所定の値に近づくように、フォトダイオード107からの検出信号に基づいて励起用レーザダイオード105の発光強度を制御する制御部108と、を備えている。そして、これらの要素は、一つの筐体109に収容されている。
このような構成を備える光増幅装置100は、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)通信システムなどにおいて、互いに波長が異なる複数の信号チャネルからの光信号を一度に増幅できる利点を有する。なお、上記構成を備える光増幅装置の例としては、例えば非特許文献1に開示された光増幅器がある。
鈴木ほか7名,「高速AGC機能付、及びアナログ伝送用小型光増幅器」,古河電工時報,第113号,p.18−21
近年、通信容量の増大要求に応え、WDM通信システムの利用が積極的に進められてきている。また、WDM通信システムには、ネットワークの信頼性及び効率性の向上のため、該ネットワークを伝搬するWDM信号光の一部を分岐あるいは挿入するOADM(Optical Add-Drop Multiplexer)などが導入されつつある。
このようなWDM通信システムは、ネットワーク上における信号チャネル数の変動に柔軟に対応しなければならない。そのため、WDM通信システムに用いられる光増幅装置にも信号チャネル数の変動に対する柔軟性が要求される。図7に示したような従来の光増幅装置では、例えば16チャネル以上といった多チャネルの光信号を一度に十分な利得で増幅する能力を有するEDF101や励起用レーザダイオード105を備えることにより、信号チャネル数の変動に対応している。
しかしながら、このように大きな増幅能力を有するEDF101や励起用レーザダイオード105を備えた場合、付随する回路も大規模かつ複雑になり、結果的に光増幅装置自体が大型化し消費電力も増大することとなる。さらに、信号チャネル数が少ない場合でも過剰な増幅能力を持つこととなり、コスト増に繋がる。また、信号チャネル数に応じた規模の増幅能力を有する光増幅装置を選択したとしても、将来、信号チャネル数が増加するとより大きな増幅能力を有する光増幅装置と交換しなければならず、現在の光増幅装置が無駄になるおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、信号チャネル数の変動に柔軟に対応でき、且つ信号チャネル数に応じた規模に構成できる光増幅装置を提供することを目的とする。また、この光増幅装置を備える光伝送装置、並びにこの光増幅装置に好適に備えられる光増幅器及び励起光生成器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の光増幅装置は、光信号を増幅するための光増幅装置であって、互いに共通する形状をなす複数の電気的接続用のスロットを有する本体部と、複数のスロットに含まれる少なくとも一つのスロットに対して挿抜可能な筐体を有する少なくとも1つの光増幅部とを備え、光増幅部が、スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する筐体と、光信号を入力する光入力端子と、筐体内において光入力端子に光結合されており光信号を増幅する光増幅媒体と、光増幅媒体に光結合されており増幅後の光信号を出力する光出力端子とを有し、本体部が、光増幅媒体における利得を伝達する利得指示信号をスロットへ入力することを特徴とする。
上記した光増幅装置においては、本体部のスロットに挿入される光増幅部の個数を適宜増減し、隣り合う光増幅部同士の光入力端子と光出力端子とを光ファイバ等によって結合するとともに、各光増幅部における利得を本体部で統合的に制御することにより、信号チャネル数の変動に応じて光信号に対する増幅能力を容易に増減させることができる。従って、上記した光増幅装置によれば、信号チャネル数の変動に柔軟に対応できる。また、信号チャネル数が比較的少ない場合には光増幅部も少数で済むので、光増幅装置を信号チャネル数に応じた規模に構成できる。
また、光増幅装置は、光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、光増幅部が、光増幅媒体へ所定波長の励起光を供給する励起光源と、光増幅媒体から出力された光信号の一部を分離する分波器とを筐体内に更に有し、光増幅部が、分波器により分離された光の強度情報によって励起光強度を制御することを特徴としてもよい。これにより、利得指示信号に応じた利得でもって光増幅媒体が光信号を好適に増幅できる。
また、光増幅装置は、光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、光増幅部が、スロットに挿抜可能な複数の筐体を有し、少なくとも一つの筐体に、光増幅媒体から出力された光信号の一部を分離する分波器と、分波器により分離された光の強度情報を生成する情報生成手段とを有し、分波器を含む筐体とは別の少なくとも1つの筐体に励起光生成部を有し、励起光生成部が、光増幅媒体へ所定波長の励起光を供給する励起光源を有し、スロットを介して分波器により分離された光の強度情報を入力されて、励起光の強度を制御することを特徴としてもよい。これにより、利得指示信号に応じた利得でもって光増幅媒体が光信号を好適に増幅できる。
また、光増幅装置は、光増幅部の光出力端子が、該光出力端子に接続される光コネクタが該光出力端子から外された際に光信号の出力を遮るシャッタ機構を有することを特徴としてもよい。これにより、レーザ光である光信号が光出力端子から光増幅装置の周囲へ照射されることを防止し、光増幅装置の安全性を高めることができる。
また、本発明の光伝送装置は、電気信号を光信号に変換する送信機能、及び光信号を電気信号に変換する光受信機能のうち少なくとも一方の機能を具備する光伝送装置であって、互いに共通する形状をなす複数の電気的接続用のスロットを有する本体部と、複数のスロットに含まれる少なくとも一つのスロットに対して挿抜可能な筐体を有する少なくとも1つの光増幅部と、複数のスロットに含まれる一つのスロットに対して挿抜可能な筐体を有し、光信号の送信、受信、または送信及び受信の双方を行う光通信部とを備え、光増幅部が、スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する筐体と、光信号を入力する光入力端子と、筐体内において光入力端子に光結合されており光信号を増幅する光増幅媒体と、光増幅媒体に光結合されており増幅後の光信号を出力する光出力端子とを有し、本体部が、光増幅媒体における利得を伝達する利得指示信号をスロットへ入力することを特徴とする。これにより、光信号の送信(または受信)機能及び光増幅機能の双方を有するとともに、信号チャネル数の変動に柔軟に対応でき且つ信号チャネル数に応じた規模に構成できる光伝送装置を提供できる。
また、本発明の光増幅器は、互いに共通する形状をなす複数の電気的接続用のスロットを有する本体部の複数のスロットのうち少なくとも一つのスロットに差し込まれて用いられる光増幅器であって、スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する筐体と、光信号を入力する光入力端子と、筐体内において光入力端子に光結合されており、本体部から提供される利得指示信号に応じた利得で光信号を増幅する光増幅媒体と、光増幅媒体に光結合されており増幅後の光信号を出力する光出力端子とを備えることを特徴とする。
また、光増幅器は、光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、光増幅媒体へ所定波長の励起光を供給する励起光源と、光増幅媒体から出力された光信号の一部を分離する分波器とを筐体内に更に備え、分波器により分離された光の強度情報によって励起光強度を制御することを特徴としてもよい。
また、光増幅器は、光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、光増幅媒体から出力された光信号の一部を分離する分波器と、分波器により分離された光の強度情報を生成する情報生成手段とを筐体内に更に備えることを特徴としてもよい。
また、本発明の励起光生成器は、互いに共通する形状をなす複数の電気的なスロットを有する本体部の複数のスロットのうち一つのスロットに差し込まれて用いられ、請求項8に記載の光増幅器へ所定波長の励起光を提供する励起光生成器であって、スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する筐体と、光増幅器の光入力端子または光出力端子に光結合されており、光増幅媒体へ励起光を供給する励起光源とを筐体内に具備し、スロットを介して分波器により分離された光の強度情報及び利得指示信号を入力されて、励起光の強度を制御することを特徴とする。
本発明によれば、信号チャネル数の変動に柔軟に対応でき、且つ信号チャネル数に応じた規模に構成できる光増幅装置を提供できる。また、本発明によれば、この光増幅装置を備える光伝送装置、並びにこの光増幅装置に好適に備えられる光増幅器及び励起光生成器を提供できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る光増幅装置、光伝送装置、光増幅器、及び励起光生成器の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る光増幅装置を備えた光伝送装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の光伝送装置1aは、WDM通信システムにおけるn個の信号チャネルから送信されたチャネル成分L(λ1)〜L(λn)を含む光信号Lを受信するための光受信装置である。図1を参照すると、光伝送装置1aは、本体部2、複数の光増幅器3a〜3c、及び複数の光受信器RX1〜RXnを備えている。これらの構成要素のうち、複数の光増幅器3a〜3cは、本実施形態における光増幅部であり、本体部2とともに本実施形態における光増幅装置を構成している。また、光受信器RX1〜RXnは、本実施形態における光通信部である。
図1は、本発明に係る光増幅装置を備えた光伝送装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の光伝送装置1aは、WDM通信システムにおけるn個の信号チャネルから送信されたチャネル成分L(λ1)〜L(λn)を含む光信号Lを受信するための光受信装置である。図1を参照すると、光伝送装置1aは、本体部2、複数の光増幅器3a〜3c、及び複数の光受信器RX1〜RXnを備えている。これらの構成要素のうち、複数の光増幅器3a〜3cは、本実施形態における光増幅部であり、本体部2とともに本実施形態における光増幅装置を構成している。また、光受信器RX1〜RXnは、本実施形態における光通信部である。
本体部2は、中央処理回路21と、互いに共通する形状をなす複数の電気的なスロット23とを有する。光増幅器3a〜3cは、本体部2の複数のスロット23に対して挿抜可能な構造を有しており、複数のスロット23のうち一部のスロット23にそれぞれ差し込まれ、固定されている。光増幅器3a〜3cは、互いに同じ構成を有しており、例えば光送受信器の分野における一般的な規格であるSFPやXFPに定められた寸法及び形状を有する。
光受信器RX1〜RXnは、光信号Lに含まれる各チャネル成分L(λ1)〜L(λn)それぞれを受信するための光受信部である。光受信器RX1〜RXnは、複数のスロット23に対して挿抜可能(プラガブル)な構造を有しており、複数のスロット23のうち光増幅器3a〜3cが差し込まれたスロット23とは異なるスロット23に差し込まれ、固定されている。光受信器RX1〜RXnは、互いに同じ構成を有しており、SFPやXFPに定められた寸法及び形状を有する。
光増幅器3a〜3cは、それぞれ光ファイバ6a〜6cによって直列に光結合されている。具体的には、光ファイバ6aの一端は光増幅器3aの光入力端子に結合されており、光ファイバ6bの一端は光増幅器3aの光出力端子に結合されており、光ファイバ6bの他端は光増幅器3bの光入力端子に結合されており、光ファイバ6cの一端は光増幅器3bの光出力端子に結合されており、光ファイバ6cの他端は光増幅器3cの光入力端子に結合されている。
本実施形態においては、光増幅器3cの光出力端子は、光ファイバ6dを介して分波器5に光結合されている。分波器5は、複数のチャネル成分L(λ1)〜L(λn)を含む光信号Lから各チャネル成分L(λ1)〜L(λn)を取り出すための光学要素である。分波器5は、光ファイバ6e1〜6enを介して光受信器RX1〜RXnと光結合されており、各光受信器RX1〜RXnへ各チャネル成分L(λ1)〜L(λn)を提供する。
本体部2の中央処理回路21は、例えばCPUやメモリ等によって構成される演算手段である。本実施形態の中央処理回路21は、各光増幅器3a〜3cにおいて光信号Lを増幅する際の利得を各光増幅器3a〜3cに指示する利得指示手段としての機能を備える。中央処理回路21は、各光増幅器3a〜3cが差し込まれたスロット23と通信バス22を介して電気的に接続されており、各光増幅器3a〜3cにおける利得を示す利得指示信号を、通信バス22を介して各スロット23へ(すなわち、各光増幅器3a〜3cへ)伝達する。また、中央処理回路21は、各光受信器RX1〜RXnによって受信された各チャネル成分L(λ1)〜L(λn)に含まれるデータを、スロット23及び通信バス22を介して取り込むことができる。
ここで、図2は、本実施形態の光増幅器3aの内部構成を示すブロック図である。なお、光増幅器3b及び3cの内部構成は、図2に示す光増幅器3aの内部構成と同様である。
図2を参照すると、光増幅器3aは、筐体30、エルビウム添加光ファイバ(EDF)31、光入力端子32a、光出力端子32b、光アイソレータ33a及び33b、合波器34、励起用レーザダイオード35、分波器36、モニタ用フォトダイオード37、利得制御回路38、並びにコネクタ39を有する。
筐体30は、本体部2の複数のスロット23(図1)に含まれる一つのスロット23に対して挿抜可能(プラガブル)に構成されたパッケージであり、本体部2と比較して小型に構成されている。筐体30は、EDF31、光アイソレータ33a及び33b、合波器34、励起用レーザダイオード35、分波器36、モニタ用フォトダイオード37、並びに利得制御回路38を収容している。筐体30は、上述したようにSFPやXFPに定められた寸法及び形状を有する。
EDF31は、光増幅器3aにおける光増幅媒体であり、希土類元素としてエルビウム(Er)がドープされた光ファイバによって構成されている。EDF31は、エルビウムが所定波長の励起光によって励起されることにより、内部を通過する光信号Lを増幅する。EDF31の一端は光入力端子32aに光結合されており、EDF31の他端は光出力端子32bに光結合されている。
光入力端子32aは、光増幅器3aに光信号Lを入力するための光端子である。光入力端子32aは、光ファイバ6aの端部に取り付けられた光コネクタ61aと挿抜可能に接続され、EDF31の一端と光ファイバ6aとを光結合する。また、光出力端子32bは、増幅後の光信号Lを出力するための光端子である。光出力端子32bは、光ファイバ6bの端部に取り付けられた光コネクタ61bと挿抜可能に接続され、EDF31の他端と光ファイバ6bとを光結合する。光出力端子32bは、光コネクタ61bが該光出力端子32bから外された際に光信号Lの出力を遮るためのシャッタ機構(物理スイッチ)を有することが好ましい。このシャッタ機構により、レーザ光である光信号Lが光出力端子32bから光伝送装置1aの周囲へ照射されることを防止し、光伝送装置1aの安全性を高めることができる。
光アイソレータ33aは、光入力端子32aとEDF31との間に結合されている。また、光アイソレータ33bは、EDF31と光入力端子32aとの間に結合されている。光アイソレータ33aは、光入力端子32aを通過した光信号LをEDF31へ向かって通過させる一方、EDF31からの光(戻り光)を遮断するように機能する。光アイソレータ33bは、EDF31において増幅された光信号Lを光出力端子32bへ向かって通過させる一方、光出力端子32bからの光(戻り光)を遮断するように機能する。
励起用レーザダイオード35は、EDF31へ所定波長の励起光Leを供給するための本実施形態における励起光源である。また、合波器34は、光アイソレータ33aとEDF31との間に結合された光学要素であり、励起用レーザダイオード35によって生成された励起光Leを光信号Lに合波する。こうして、励起用レーザダイオード35は、励起光LeをEDF31へ供給する。
分波器36は、EDF31から出力された(増幅後の)光信号Lの一部を分離するための光学要素である。また、モニタ用フォトダイオード37は、分波器36によって分離された光の強度を検出し、該強度を電気信号(強度情報)に変換するための情報生成手段である。モニタ用フォトダイオード37は、利得制御回路38と電気的に接続されており、分波器36によって分離された光の強度情報を利得制御回路38へ提供する。
利得制御回路38は、モニタ用フォトダイオード37から提供された強度情報を利用して励起光Leの強度を制御することにより、EDF31における利得制御を行うための利得制御手段である。また、コネクタ39は、利得制御回路38とスロット23(図1)とを電気的に接続するための構成要素である。利得制御回路38は、コネクタ39、スロット23、及び通信バス22(図1)を介して本体部2の中央処理回路21と電気的に接続される。そして、利得制御回路38は、中央処理回路21から利得指示信号を受け、該利得指示信号に応じた利得でEDF31が光信号Lを増幅するように、EDF31の利得制御を行う。具体的には、利得制御回路38は、励起用レーザダイオード35へ供給される駆動電流量を利得指示信号に応じて増減することにより、励起光Leの強度を制御する。
図3は、図2に示した構成を有する光増幅器3aの具体的な構成例の概略を示す平面図である。図3に示すように、合波器34及び分波器36は、例えばハーフミラー34a及び36aを有する光デバイスによって実現される。また、励起用レーザダイオード35、モニタ用フォトダイオード37、利得制御回路38、及びコネクタ39は、筐体30の小型化のため、例えば図3に示すように一体的に構成された光学ブロックとしてコンパクトにまとめられることが好ましい。
以上の構成を備える本実施形態による光伝送装置1aの動作の概要は、次のとおりである。まず、本体部2の中央処理回路21から各光増幅器3a〜3cへ利得指示信号が送られる。この利得指示信号は、光伝送装置1aへ入力される光信号Lに含まれるチャネル成分の数nに応じて決定される。そして、光信号Lが光ファイバ6aを介して光増幅器3aに入力されると、光信号Lは、EDF31において、利得指示信号に応じた利得でもって増幅される。続いて、増幅後の光信号Lは光ファイバ6bを介して光増幅器3bに入力される。このようにして、光増幅器3b及び3cにおいても上記と同様にして光信号Lが増幅される。
光増幅器3a〜3cによって増幅された光信号Lは、分波器5によって各信号チャネル毎のチャネル成分L(λ1)〜L(λn)に分離される。チャネル成分L(λ1)〜L(λn)は、それぞれ光ファイバ6e1〜6enを介して光受信器RX1〜RXnへ送られる。光受信器RX1〜RXnは、それぞれチャネル成分L(λ1)〜L(λn)を検出することにより、各信号チャネルからのデータを取り込む。
本実施形態の光増幅装置を備える光伝送装置1aによって得られる効果について説明する。本実施形態の光伝送装置1a(または増幅装置)においては、本体部2のスロット23に挿入される光増幅器(本実施形態では、3個の光増幅器3a〜3c)の個数を適宜増減し、隣り合う光増幅器同士の光入力端子と光出力端子とを光ファイバ等によって結合するとともに、各光増幅器3a〜3cにおける利得を本体部2の中央処理回路21(利得指示手段)によって統合的に制御することができる。これにより、光信号Lに含まれるチャネル成分L(λ1)〜L(λn)の数nの変動に応じて光信号Lに対する増幅能力を容易に増減させることができる。
例えば、各チャネル成分L(λ1)〜L(λn)に要求される利得が20dBであり、チャネル数nが5程度であれば一つの光増幅器で20dBの利得を実現できるとする。この場合、チャネル数nが5〜10程度であれば、光増幅器を2つ(たとえば光増幅器3a及び3bを)、直列に結合するとよい。また、チャネル数nが20程度に増えた場合には、光増幅器を4つ程度に増設すればよい。このように、本実施形態の光伝送装置1a(または光増幅装置)によれば、信号チャネル数の変動に柔軟に対応できる。また、必要な利得を一つの光増幅器で実現する構成と比較して、各光増幅器3a〜3cの増幅能力を抑えることができるので、電力の消費を分散でき、総消費電力の点でも有利である。
また、信号チャネル数が比較的少ない場合には光増幅器も少数で済む。例えば、本実施形態において信号チャネル数が約2/3に減った場合、光増幅器3cを取り外し、光増幅器3bの光出力端子を分波器5と結合するとよい。従って、本実施形態の光伝送装置1a(または光増幅装置)によれば、過剰な増幅能力を有することなく、信号チャネル数に応じた規模に構成できる。
また、本実施形態のように、光増幅器3a〜3cの筐体30は、光送受信器の分野における一般的な規格であるSFPやXFPに定められた寸法及び形状を有するとよい。これにより、本体部2における複数のスロット23に空きが生じた場合でも、そのスロット23を受信器や送信器等に割り当て、有効に利用できる。
なお、本実施形態では光増幅器3a〜3c及び光受信器RX1〜RXnを備える光伝送装置1aを例示したが、光受信器RX1〜RXnに代えて、光信号Lの送信を行う光送信器を備えてもよく、或いは送信及び受信の双方を行う光送受信器を備えてもよい。または、光受信器や光送信器を備えず、本体部2及び光増幅器3a〜3cを備える光増幅装置としても好適に用いられる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明に係る光増幅装置を備えた光伝送装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の光伝送装置1bにおける第1実施形態の光伝送装置1aとの主な相違点は、光信号Lに含まれるチャネル成分L(λ1)〜L(λn)のうち一部のチャネル成分L(λ1)を、他のチャネル成分L(λ2)〜L(λn)とは異なる利得で増幅できるようにした点である。
図4は、本発明に係る光増幅装置を備えた光伝送装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の光伝送装置1bにおける第1実施形態の光伝送装置1aとの主な相違点は、光信号Lに含まれるチャネル成分L(λ1)〜L(λn)のうち一部のチャネル成分L(λ1)を、他のチャネル成分L(λ2)〜L(λn)とは異なる利得で増幅できるようにした点である。
すなわち、本実施形態の光伝送装置1bは、第1実施形態の光伝送装置1aの構成に加え、更に合波器7を備えている。光増幅器3bの光出力端子は光ファイバ6hを介して合波器7に光結合されており、光増幅器3cの光入力端子は光ファイバ6jを介して合波器7に光結合されている。また、合波器7には光ファイバ6iが光結合されており、光ファイバ6iを介して或る信号チャネルからの光信号L(λ1)が合波器7へ提供される。合波器7は、この光信号L(λ1)と、光増幅器3bから出力された光信号L(λ2〜λn)とを合波する。そして、合波器7は、合波された光信号L(λ1〜λn)を光ファイバ6jを介して光増幅器3cへ提供する。
WDM通信システムにおいては、別々の信号チャネルから送られてくる光信号に対して異なる利得で増幅することが要求される場合がある。このような場合、従来の光増幅装置では、各チャネルの光信号それぞれに光増幅装置を配置する必要があるので、WDM通信システムが大規模となってしまう。本実施形態の光伝送装置1b(または光増幅装置)によれば、光増幅部同士を繋ぐ光ファイバの途中から任意のチャネル成分L(λ1)を合波することにより、装置規模にほとんど影響を与えずに、別々の信号チャネルから送られてくるチャネル成分L(λ1)〜L(λn)の一部に対して他と異なる利得で増幅できる。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明に係る光増幅器(光増幅部)の第3実施形態の構成の概略を示す平面図である。上記第1、第2実施形態の光伝送装置1a、1b(または光増幅装置)は、光増幅器3a〜3cに代えて本実施形態の光増幅器8を複数備えてもよい。
図5は、本発明に係る光増幅器(光増幅部)の第3実施形態の構成の概略を示す平面図である。上記第1、第2実施形態の光伝送装置1a、1b(または光増幅装置)は、光増幅器3a〜3cに代えて本実施形態の光増幅器8を複数備えてもよい。
光増幅器8は、筐体80、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)81、光入力端子82a、光出力端子82b、分波器86、モニタ用フォトダイオード87、利得制御回路88、及びコネクタ89を有する。なお、これらのうち、光入力端子82a及び光出力端子82bについては、第1実施形態の光入力端子32a及び光出力端子32bと同様の構成を有するので詳細な説明を省略する。
筐体80は、第1実施形態の筐体30と同様の寸法形状を有するパッケージである。筐体80は、SOA81、分波器86、モニタ用フォトダイオード87、及び利得制御回路88を収容している。
SOA81は、光増幅器8における光増幅媒体であり、p型半導体及びn型半導体に挟まれた活性層において光信号Lを増幅する。SOA81の一端は光入力端子82aに光結合されており、SOA81の他端はミラー81aを介して分波器86に光結合されている。なお、光増幅媒体としては、SOAに限らず、例えば光導波路にエルビウムなどの希土類元素がドープされた構成の導波路型光アンプ(EDWA:Erbium-Doped Waveguide Amplifier)といった他の光増幅デバイスを用いても良い。
分波器86は、SOA81から出力された(増幅後の)光信号Lの一部を分離するための光学要素である。また、モニタ用フォトダイオード87は、分波器86によって分離された光の強度を検出し、該強度を電気信号(強度情報)に変換するための情報生成手段である。分波器86は、ミラー86aを介して取り込んだ光信号Lの一部を、ハーフミラー86bによってモニタ用フォトダイオード87へ向けて分離する。モニタ用フォトダイオード87は、利得制御回路88と電気的に接続されており、分波器86によって分離された光の強度情報を利得制御回路88へ提供する。なお、分波器86のハーフミラー86bを透過した光信号Lは、光出力端子82bへ出力される。
利得制御回路88は、モニタ用フォトダイオード87から提供された強度情報を利用してSOA81への駆動電流量を制御することにより、SOA81における利得制御を行うための利得制御手段である。また、コネクタ89は、利得制御回路88とスロット23(図1)とを電気的に接続するための構成要素である。利得制御回路88は、コネクタ89、スロット23、及び通信バス22(図1)を介して本体部2の中央処理回路21と電気的に接続される。そして、利得制御回路88は、中央処理回路21から利得指示信号を受け、該利得指示信号に応じた利得でSOA81が光信号Lを増幅するように、SOA81の利得制御を行う。
本発明による光増幅器(光増幅部)は、第1、第2実施形態の光増幅器3aのような構成に限らず、本実施形態の光増幅器8のような構成を有してもよい。これにより、第1、第2実施形態と同様の効果を好適に得ることができる。
(第4の実施の形態)
図6は、本発明に係る光増幅装置の第4実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態と上記第1、第2実施形態との相違点は、光増幅媒体(EDF)を励起するための励起光源を、光増幅媒体とは別のパッケージ(励起光生成部)に収めた点である。すなわち、本実施形態の光増幅装置1cは、励起光生成器9aといった励起光生成部と、光増幅器9bといった光増幅部とを備えている。
図6は、本発明に係る光増幅装置の第4実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態と上記第1、第2実施形態との相違点は、光増幅媒体(EDF)を励起するための励起光源を、光増幅媒体とは別のパッケージ(励起光生成部)に収めた点である。すなわち、本実施形態の光増幅装置1cは、励起光生成器9aといった励起光生成部と、光増幅器9bといった光増幅部とを備えている。
図6を参照すると、励起光生成器9aは、筐体90a、光入力端子92a、光出力端子92b、光アイソレータ93a、合波器94、励起用レーザダイオード95、利得制御回路98a、及びコネクタ99aを有する。筐体90aは、第1実施形態の筐体30と同様の寸法形状を有するパッケージである。筐体90aは、光アイソレータ93a、合波器94、励起用レーザダイオード95、及び利得制御回路98aを収容している。
光入力端子92aは、励起光生成器9aに光信号Lを入力するための光端子である。光入力端子92aは、外部から光信号Lを伝搬する光ファイバ6kの光コネクタ61kと挿抜可能に接続され、合波器94の一端と光ファイバ6kとを光結合する。励起用レーザダイオード95は、後述するEDF91へ所定波長の励起光Leを供給するための励起光源である。合波器94は、励起用レーザダイオード95によって生成された励起光Leを光信号Lに合波するための光学要素である。
光出力端子92bは、光信号L及び励起光Leを出力するための光端子である。光出力端子92bは、光ファイバ6mの光コネクタ61mと挿抜可能に接続され、合波器94の他端と光ファイバ6mとを光結合する。光アイソレータ93aは、光入力端子92aと合波器94との間に結合されており、光入力端子92aを通過した光信号Lを合波器94へ向かって通過させる一方、合波器94からの光(戻り光)を遮断するように機能する。
利得制御回路98aは、本実施形態における利得制御手段である。利得制御回路98aには、後述する光増幅器9bから増幅後の光の強度情報が提供される。そして、利得制御回路98aは、この強度情報を利用して励起光Leの強度を制御することにより、後述するEDF91における利得制御を行う。また、コネクタ99aは、利得制御回路98aと本体部2のスロット23(図1参照)とを電気的に接続するための構成要素である。利得制御回路98aは、コネクタ99a、スロット23、及び通信バス22を介して本体部2の中央処理回路21と電気的に接続される。利得制御回路98aは、中央処理回路21から利得指示信号を受け、該利得指示信号に応じた利得でEDF91(後述)が光信号Lを増幅するように、EDF91の利得制御を行う。
光増幅器9bは、筐体90b、EDF91、光入力端子92c、光出力端子92d、光アイソレータ93b及び93c、分波器96、モニタ用フォトダイオード97、制御回路98b、及びコネクタ99bを有する。筐体90bは、励起光生成器9aの筐体90aと同様の寸法形状を有するパッケージである。筐体90bは、EDF91、光アイソレータ93b及び93c、分波器96、モニタ用フォトダイオード97、及び制御回路98bを収容している。
EDF91は、光増幅器9bにおける光増幅媒体であり、第1実施形態のEDF31と同様の構成を有する。EDF91の一端は光入力端子92cに光結合されており、EDF91の他端は光出力端子92dに光結合されている。光入力端子92cは、光増幅器9bに光信号L及び励起光Leを入力するための光端子である。光入力端子92cは、励起光生成器9aから光信号L及び励起光Leを伝搬する光ファイバ6mの光コネクタ62mと挿抜可能に接続され、EDF91の一端と光ファイバ6mとを光結合する。光出力端子92dは、増幅された光信号Lを出力するための光端子である。光出力端子92dは、光ファイバ6nの光コネクタ61nと挿抜可能に接続され、EDF91の他端と光ファイバ6nとを光結合する。
分波器96は、EDF91から出力された(増幅後の)光信号Lの一部を分離するための光学要素である。また、モニタ用フォトダイオード97は、分波器96によって分離された光の強度を検出し、該強度に応じた電気信号(強度情報)を生成するための情報生成手段である。モニタ用フォトダイオード97は、制御回路98bを介してコネクタ99bと電気的に接続されている。強度情報は、制御回路98b及びコネクタ99bを介して本体部2へ送られ、更に本体部2の通信バス22を介して励起光生成器9aへ提供される。
光アイソレータ93bは、光入力端子92cとEDF91との間に結合されており、光入力端子92cを通過した光信号L及び励起光LeをEDF91へ向かって通過させる一方、EDF91からの光(戻り光)を遮断するように機能する。また、光アイソレータ93cは、分波器96と光出力端子92dとの間に結合されており、分波器96を通過した光信号Lを光出力端子92dへ向かって通過させる一方、光出力端子92dからの光(戻り光)を遮断するように機能する。
本発明による光増幅装置は、本実施形態の光増幅装置1cのような構成によっても、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、本実施形態のように励起光源(励起用レーザダイオード95)と光増幅媒体(EDF91)とを別々のパッケージに収容することにより、一つのパッケージ当たりの消費電力を更に小さくできる。
なお、本実施形態では励起光生成器9a及び光増幅器9bを備える光増幅装置1cを示したが、例えば、本体部2のスロット23に対して挿抜可能な筐体を有し、光信号Lの送信、受信、または送信及び受信の双方を行う光通信部を更に備えることにより、光伝送装置を構成することができる。また、本実施形態ではEDF91の前方から励起光Leを供給する前方励起型の構成を示しているが、EDF91の後方から励起光を供給する後方励起型の構成としてもよい。
1a,1b…光伝送装置、1c…光増幅装置、2…本体部、3a〜3c,8,9b…光増幅器、5…分波器、6a〜6n,6e1〜6en…光ファイバ、7…合波器、9a…励起光生成器、21…中央処理回路、22…通信バス、23…スロット、30…筐体、32a…光入力端子、32b…光出力端子、33a,33b…光アイソレータ、34…合波器、35…励起用レーザダイオード、36…分波器、37…モニタ用フォトダイオード、38…利得制御回路、39…コネクタ、L…光信号、Le…励起光、RX1〜RXn…光受信器。
Claims (9)
- 光信号を増幅するための光増幅装置であって、
互いに共通する形状をなす複数の電気的接続用のスロットを有する本体部と、
前記複数のスロットに含まれる少なくとも一つの前記スロットに対して挿抜可能な筐体を有する少なくとも1つの光増幅部と
を備え、
前記光増幅部が、
前記スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する前記筐体と、
前記光信号を入力する光入力端子と、
前記筐体内において前記光入力端子に光結合されており前記光信号を増幅する光増幅媒体と、
前記光増幅媒体に光結合されており増幅後の前記光信号を出力する光出力端子と
を有し、
前記本体部が、前記光増幅媒体における利得を伝達する利得指示信号を前記スロットへ入力することを特徴とする、光増幅装置。 - 前記光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、
前記光増幅部が、
前記光増幅媒体へ所定波長の励起光を供給する励起光源と、前記光増幅媒体から出力された前記光信号の一部を分離する分波器とを前記筐体内に更に有し、
前記光増幅部が、前記分波器により分離された光の強度情報によって前記励起光強度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の光増幅装置。 - 前記光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、
前記光増幅部が、前記スロットに挿抜可能な複数の前記筐体を有し、少なくとも一つの前記筐体に、
前記光増幅媒体から出力された前記光信号の一部を分離する分波器と、
前記分波器により分離された光の強度情報を生成する情報生成手段と
を有し、
前記分波器を含む前記筐体とは別の少なくとも1つの前記筐体に励起光生成部を有し、
前記励起光生成部が、
前記光増幅媒体へ所定波長の励起光を供給する励起光源を有し、前記スロットを介して前記分波器により分離された光の前記強度情報を入力されて、前記励起光の強度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の光増幅装置。 - 前記光増幅部の前記光出力端子が、該光出力端子に接続される光コネクタが該光出力端子から外された際に前記光信号の出力を遮るシャッタ機構を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光増幅装置。
- 電気信号を光信号に変換する送信機能、及び光信号を電気信号に変換する光受信機能のうち少なくとも一方の機能を具備する光伝送装置であって、
互いに共通する形状をなす複数の電気的接続用のスロットを有する本体部と、
前記複数のスロットに含まれる少なくとも一つの前記スロットに対して挿抜可能な筐体を有する少なくとも1つの光増幅部と、
前記複数のスロットに含まれる一つの前記スロットに対して挿抜可能な筐体を有し、前記光信号の送信、受信、または送信及び受信の双方を行う光通信部と
を備え、
前記光増幅部が、
前記スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する前記筐体と、
前記光信号を入力する光入力端子と、
前記筐体内において前記光入力端子に光結合されており前記光信号を増幅する光増幅媒体と、
前記光増幅媒体に光結合されており増幅後の前記光信号を出力する光出力端子と
を有し、
前記本体部が、前記光増幅媒体における利得を伝達する利得指示信号を前記スロットへ入力することを特徴とする、光伝送装置。 - 互いに共通する形状をなす複数の電気的接続用のスロットを有する本体部の前記複数のスロットのうち少なくとも一つの前記スロットに差し込まれて用いられる光増幅器であって、
前記スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する筐体と、
前記光信号を入力する光入力端子と、
前記筐体内において前記光入力端子に光結合されており、前記本体部から提供される利得指示信号に応じた利得で前記光信号を増幅する光増幅媒体と、
前記光増幅媒体に光結合されており増幅後の前記光信号を出力する光出力端子と
を備えることを特徴とする、光増幅器。 - 前記光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、
前記光増幅媒体へ所定波長の励起光を供給する励起光源と、前記光増幅媒体から出力された前記光信号の一部を分離する分波器とを前記筐体内に更に備え、
前記分波器により分離された光の強度情報によって前記励起光強度を制御することを特徴とする、請求項6に記載の光増幅器。 - 前記光増幅媒体が希土類元素を含む光導波路であり、
前記光増幅媒体から出力された前記光信号の一部を分離する分波器と、
前記分波器により分離された光の強度情報を生成する情報生成手段と
を前記筐体内に更に備えることを特徴とする、請求項6に記載の光増幅器。 - 互いに共通する形状をなす複数の電気的なスロットを有する本体部の前記複数のスロットのうち一つの前記スロットに差し込まれて用いられ、請求項8に記載の光増幅器へ所定波長の励起光を提供する励起光生成器であって、
前記スロットに対して挿抜可能な電気的接続用コネクタを有する筐体と、前記光増幅器の光入力端子または光出力端子に光結合されており、前記光増幅媒体へ前記励起光を供給する励起光源とを前記筐体内に具備し、前記スロットを介して前記分波器により分離された光の前記強度情報及び前記利得指示信号を入力されて、前記励起光の強度を制御することを特徴とする、励起光生成器。
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