JP2007165438A - 太陽電池モジュールの評価方法、及び太陽電池モジュールの評価装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)太陽電池モジュール10の位置P1と位置P2との間の第1静電容量を計測するステップと、(b)太陽電池モジュール10を高湿度環境に曝すステップと、(c)高湿度環境暴露後に、太陽電池モジュール10の位置P1と位置P2との間の第2静電容量を計測するステップと、(d)第1静電容量と第2静電容量とに基づいて、太陽電池モジュール10の浸水状態を評価するステップとを具備する。太陽電池モジュール10は、基板1、基板1の第1辺1aから離れた発電セル6、基板1と発電セル6とを覆う保護層2を備える。位置P2は、第1辺1a近傍の保護層2上である。位置P1は、発電セル6と反対側の基板1上であって発電セル6の第1辺1a側の第1端部E1から第1距離L1離れている。
【選択図】図7
Description
本発明において、高湿度環境暴露により太陽電池モジュール(10)の発電セル(6)と基板(1)の端部との間に水が浸入すると、その部分の誘電率が浸入した水により変動する。そこで、水が浸入する領域を含む領域の両端(第1位置(P1)及び第2位置(P2))にそれぞれ電極を接続し、高湿度環境暴露の前後で両電極間の静電容量(第1静電容量及び第2静電容量)を計測し、その静電容量の変化を算出することにより、その水の浸入状態(例示:浸水しているか否か、浸水している場合にはその浸水量や浸水位置、浸水範囲)を見積もることが出来る。それにより、非破壊で太陽電池モジュールへの水の浸入し易さを評価することが出来る。
本発明において、適当な寸法(第1距離(L1)、幅(W1))を満たすように第1電極(B1)を設けることで、第1静電容量及び第2静電容量の値と第3静電容量の値とを概ね等しくすることができる。それにより、第1静電容量及び第2静電容量とに基づいて、第3静電容量、すなわち、劣化の原因となる閉じた電気回路の形成に重要な第2端部(E2)と第1端部(E1)との間の水の浸入程度を見積もることが出来る。
本発明において、第1距離(L1)及び幅(W1)をこのように設定することで、第1静電容量及び第2静電容量の値と第3静電容量の値とを概ね等しくすることができる。
本発明において、適当な寸法(第1距離(L1)、幅(W1))を満たすように第1電極(B1)を設けることで、第1静電容量及び第2静電容量の値と第3静電容量の値とを概ね等しくすることができる。それにより、第1静電容量及び第2静電容量とに基づいて、第3静電容量、すなわち、劣化の原因となる閉じた電気回路の形成に重要な第1辺(1a)と第1端部(E1)との間の水の浸入程度を見積もることが出来る。
本発明において、実験やシミュレーション等により予め設けられた浸水量テーブルを用いることで、容易に浸水量を推定することができる。
本発明において、高湿度環境暴露の前後での第3静電容量の変化を見積もることで、太陽電池モジュール(10)への水の浸入の程度を見積もることが出来る。そして、その水の浸入の程度に基づいて、太陽電池モジュール(10)の寿命を評価することが出来る。
本発明において、実験やシミュレーション等により予め設けられた寿命テーブルを用いることで、容易に浸水量を推定することができる。
本発明において、太陽電池モジュール(10)に対して様々な環境変化サイクルを適用することで、良品か否かや耐候性や寿命をより正確に見積もることが出来る。
本発明において、太陽電池モジュール(10)様々な環境に暴露することで、良品か否かや耐候性や寿命をより正確に見積もることが出来る。
交流特性計測器41は、第1端子D1と第2端子D2とを備え、第1端子D1に接続される第1電極B1と第2端子D2に接続される第2電極B2との間の静電容量を測定する。ここで、第1電極B1及び第2電極B2は、測定時に、それぞれ評価対象である太陽電池モジュール10の第1位置P1及び第2位置P2に接触される。
例えば、静電容量C2を見積もる。記憶部53は、見積もられた静電容量を記憶する。また、静電容量算出部51及び寿命評価部52の実行に必要なデータ(テーブル)を格納している。寿命評価部52は、見積もられた静電容量に基づいて、測定対象部位の浸水状態を評価する。例えば、端部E2と端部E1との間(静電容量C2の位置)における基板1と保護層2との間の浸水状況を評価する。寿命評価部52は、更に、評価された浸水状態に基づいて、太陽電池モジュール10の寿命を推定する。
図7に示すように、第1電極B1と第2電極B2との間の等価回路は、静電容量C3、抵抗R1、静電容量C2、静電容量C1、及び静電容量C4で構成される。静電容量C3は、発電セル6の透明導電層11と第1電極B1とで形成され、基板1が誘電体である。抵抗R1は、透明導電層11で形成される。静電容量C2は、発電セル6の透明導電層11と端部発電セル6aの透明導電層11とで形成され、水31及び保護膜2が誘電体である。静電容量C1は、端部発電セル6aの透明導電層11と第2電極B2とで形成され、保護膜2が主な誘電体である。静電容量C4は、端部発電セル6aの透明導電層11と第1電極B1とで形成され、基板1が誘電体である。
1/C=1/C1+1/C2+1/C3 …(1)
したがって、C1及びC3がC2に比較して十分に大きい(103オーダー以上)ならば、
1/C=1/C2 …(2)
とみなすことができる。一般に、C=εS/dが成り立つことから、C1及びC3のS/dをC2のS/dよりも十分に大きく(103オーダー以上)すればよい。
試験条件:湿度90%、温度80℃、時間2時間;差Δ:10pF;寿命:20年、
試験条件:湿度90%、温度80℃、時間2時間;差Δ:30pF;寿命:15年、
試験条件:湿度90%、温度80℃、時間2時間;差Δ:50pF;寿命:10年、
などである。次に、浸水試験前後のC2を測定して差Δを求め、その試験条件とその差Δと上記テーブルとに基づいて、寿命を算出する。データの中間の値は外挿(内挿)で求める。
図7を参照して、水による影響を受けていない太陽電池モジュール10を準備し、第1電極B1を第1位置P1に、第2電極B2を第2位置P2にそれぞれ取り付ける。第1位置P1は、発電セル6と反対側の基板1上であって、発電セル6の第1辺1a側の第1端部E1から第1距離L離れた位置である。第2位置P2は、第1辺1a近傍の保護層2上の位置である。距離L1は、測定対象C2におけるY方向の幅L2の1000倍以上である。第1電極B1におけるY方向の幅W1は、測定対象C2の幅L2の1000倍以上である。第2電極B2の幅は、その一辺を約100mm程度とする。このようにすることで図7に示した等価回路のうち、C1、C3、C4を無視することができ、上記(2)式を用いることができる。
交流特性計測器41は、第1端子D1と第2端子D2とを介して第1位置P1と第2位置P2との間の静電容量を計測し、情報処理装置42へ出力する。情報処理装置42の静電容量算出部51は、計測された静電容量と(2)式に基づいて、C2として第1静電容量を算出する。記憶部53は、この第1静電容量の値を格納する。ただし、計測された静電容量は(2)式のCに代入される。この第1静電容量は、水の影響を受けていない場合の値であるC2(0)となる。なお、静電容量算出部51は、この部分の動作をステップS03において行っても良い。
(2)ステップS02:
太陽電池モジュール10に浸水試験(高湿度環境試験)を実施する。
第1静電容量を計測し各電極を取り外した後、太陽電池モジュール10に浸水試験を実施する。浸水試験(高湿度環境試験)は、太陽電池モジュール10を高湿度環境に曝露する試験である。浸水試験の条件(高湿度環境)は、例えば、湿度90%、温度80℃、暴露時間2時間である。ただし、浸水試験の条件(高湿度環境)は、この例に限定されるものではなく、例えば、JIS C 8938「アモルファス太陽電池モジュールの環境試験方法及び耐久性試験方法」に記載された試験に用いられる耐水性に関わる試験(例示:温湿度サイクル試験、塩水噴霧試験、防水試験、耐湿性試験)の条件を用いることができる。更に、化学物質(例示:劣化の原因となりうるような酸性物質(酸性雨等を想定)及びアルカリ性物質(鳥の糞を想定))中への浸漬等を行っても良い。
(3)ステップS03
浸水試験後に、太陽電池モジュール10の第1位置P1と第2位置P2との間の第2静電容量を計測する。
ステップS01と同様に、図7を参照して、浸水試験後の太陽電池モジュール10について、第1電極B1を第1位置P1に、第2電極B2を第2位置P2にそれぞれ取り付ける。第1位置P1、第2位置P2、距離L1、幅W1及び第2電極B2の幅は、ステップS01の同じであり、上記(2)式を用いることができる。
交流特性計測器41は、第1端子D1と第2端子D2とを介して第1位置P1と第2位置P2との間の電容量を再度計測し、情報処理装置42へ出力する。情報処理装置42の静電容量算出部51は、計測された静電容量と(2)式に基づいて、C2として第2静電容量を算出する。記憶部53は、この第2静電容量の値を格納する。ただし、計測された静電容量は(2)式のCに代入される。太陽電池モジュール10は、高湿度環境に暴露されたこと(ステップS02)に伴い水の影響を受けている。したがって、太陽電池モジュール10は、保護膜2が水を吸収していたり、図7に示したように水31や水32が存在している可能性がある。すなわち、この第2静電容量は、水の影響を受けた場合の値であるC2(1)やC2(2)やC2(3)のような値となる。
(4)ステップS04
第1静電容量と第2静電容量とに基づいて、太陽電池モジュール10の浸水状態を評価する(屋外暴露後の変質を見積もる)。
情報処理装置42の寿命評価部52は、第1静電容量と第2静電容量とに基づいて、浸水試験前後の静電容量C2の差Δ(第1静電容量−第2静電容量)を見積もる。そして、記憶部53に格納された良品及び不良品と差Δとの関係に基づいて、太陽電池モジュール10を良品と不良品とに分けることが出来る。又は、記憶部53に格納されたレベルと差Δとの関係に基づいて、太陽電池モジュール10をレベル分けすることが出来る。
また、情報処理装置42の寿命評価部52は、見積もられた差Δと、記憶部53に格納された浸水量と浸水試験後の差Δの大きさとを関連付けたテーブルとに基づいて、保護膜2と基板1との間に浸入した水分量を見積もる。
また、情報処理装置42の寿命評価部52は、見積もられた差Δと、浸水試験条件と、記憶部53に格納された浸水試験の条件と浸水試験後の差Δの大きさと残りの寿命とを関連付けたテーブルとに基づいて、太陽電池モジュール10の寿命を見積もる。
図12に示すように、第1電極B1と第2電極B2との間の等価回路は、静電容量C3、抵抗R1、静電容量C2、及び静電容量C7で構成される。静電容量C3は、発電セル6の透明導電層11と第1電極B1とで形成され、基板1が誘電体である。抵抗R1は、透明導電層11で形成される。静電容量C2は、発電セル6の透明導電層11と第2電極B2とで形成され、水33が主な誘電体である。静電容量C7は、第2電極B2と第1電極B1とで形成され、基板1が主な誘電体である。
1/C=1/C2+1/C3 …(1)
したがって、C3がC2に比較して十分に大きい(103オーダー以上)ならば、
1/C=1/C2 …(2)
とみなすことができる。一般に、C=εS/dが成り立つことから、C3のS/dをC2のS/dよりも十分に大きく(103オーダー以上)すればよい。
1a 第1辺
1b 第2辺
1c 第3辺
1d 第4辺
2 保護膜
3 防水シート
11 透明導電層
12 光電変換層
13 裏面電極層
14 周囲領域
15、15a、15b X方向絶縁溝
17、18、19 溝
6 発電セル
6a、6b 端部発電セル
7 単セル
10 太陽電池モジュール
31、32、33 水
40 太陽電池モジュール評価装置
41 交流特性計測器
42 情報処理装置
51 静電容量算出部
52 寿命評価部
53 記憶部
101 基板
101a 界面
102 保護膜
103 防水シート
104 金属枠
105 水
106 発電セル
107 水
108 インバータ
109a、109b、109d ケーブル
109c 接地間(大地)
110 太陽電池モジュール
114 周囲領域
115 電源
116 電流計
117 参照電極
Claims (18)
- (a)太陽電池モジュールの第1位置と第2位置との間の第1静電容量を計測するステップと、
(b)前記太陽電池モジュールを高湿度環境に曝すステップと、
(c)前記高湿度環境暴露後に、前記太陽電池モジュールの前記第1位置と前記第2位置との間の第2静電容量を計測するステップと、
(d)前記第1静電容量と前記第2静電容量とに基づいて、前記太陽電池モジュールの浸水状態を評価するステップと
を具備し、
前記太陽電池モジュールは、
基板と、
前記基板の第1辺から離れて設けられ、前記基板上に透明導電層と光電変換層と裏面電極層とをこの順で含む発電セルと、
前記基板と前記発電セルとを覆う保護層と
を備え、
前記第2位置は、前記第1辺近傍の前記保護層上の位置であり、
前記第1位置は、前記発電セルと反対側の前記基板上であって、前記発電セルの前記第1辺側の第1端部から第1距離離れた位置である
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項1に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記太陽電池モジュールは、
前記第1辺と前記発電セルとの間に、溝により前記発電セルから分離された端部発電セルを更に備え、
前記(a)ステップは、
(a1)第1電極を前記第1位置に、第2電極を前記第2位置にそれぞれ取り付けるステップを備え、
前記(d)ステップは、
(d1)前記第1静電容量と前記第2静電容量とに基づいて、前記端部発電セルにおける前記発電セル側の第2端部と前記第1端部との間の第3静電容量を見積もるステップと、
(d2)前記第3静電容量に基づいて、前記第2端部と前記第1端部との間における前記基板と前記保護層との間の浸水状態を評価するステップと
を備え、
前記第1静電容量及び前記第2静電容量は、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量であり、
前記第1距離は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記発電セルの前記透明導電層と前記第1電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定され、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記端部発電セルの前記透明導電層と前記第1電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定される
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項2に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記第1距離は、前記発電セルと前記端部発電セルとの間としての第1方向の第1幅の1000倍以上であり、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第1幅の1000倍以上である
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項1に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記(a)ステップは、
(a1)第1電極を前記第1位置に、第2電極を前記第2位置にそれぞれ取り付けるステップを備え、
前記(d)ステップは、
(d1)前記第1静電容量と前記第2静電容量とに基づいて、前記第1辺と前記第1端部との間の第3静電容量を見積もるステップと、
(d2)前記第3静電容量に基づいて、前記第1辺と前記第1端部との間における前記基板と前記保護層との間の浸水状態を評価するステップと
を備え、
前記第1静電容量及び前記第2静電容量は、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量であり、
前記第1距離は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記発電セルの前記透明導電層と前記第1電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定され、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定される
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項4に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記第1距離は、前記第2電極と前記発電セルとの間としての第1方向の第2幅の1000倍以上であり、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第2幅の1000倍以上である
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項2乃至5のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記(d2)ステップは、
(d21)前記第3静電容量に基づいて、静電容量と水の浸水量との関係を示す浸水量テーブルを参照して、前記太陽電池モジュールの浸水量を推定するステップを含む
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項2乃至6のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記(d)ステップは、
(d3)前記浸水状態に基づいて、前記太陽電池モジュールの寿命を推定するステップを更に備える
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項7に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記(d3)ステップは、
(d31)前記第3静電容量と前記高湿度環境とに基づいて、静電容量と高湿度環境と寿命との関係を示す寿命テーブルを参照して、前記太陽電池モジュールの寿命を推定するステップを含む
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記(b)ステップは、
(b1)前記太陽電池モジュールを、前記高湿度環境を含む環境変化サイクルに置くステップを備える
太陽電池モジュールの評価方法。 - 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの評価方法において、
前記高湿度環境は、所定の温度を有する水または化学物質、及び所定の温度及び湿度を有する高温高湿室内のいずれか一方を含む
太陽電池モジュールの評価方法。 - 第1端子と第2端子とを備え、前記第1端子に接続される第1電極と前記第2端子に接続される第2電極との間の静電容量を測定する計測器と、
前記計測器に通信可能に接続された情報処理装置と
を具備し、
前記第1電極及び前記第2電極は、それぞれ評価対象である太陽電池モジュールの第1位置及び第2位置に接触され、
前記計測器は、
前記第1位置と前記第2位置との間の第1静電容量を計測し、
前記太陽電池モジュールを高湿度環境に置いた後に、前記第1位置と前記第2位置との間の第2静電容量を計測し、
前記情報処理装置は、
前記第1静電容量と前記第2静電容量とに基づいて、前記太陽電池モジュールの浸水状態を評価し、
前記太陽電池モジュールは、
基板と、
前記基板の第1辺から離れて設けられ、前記基板上に透明導電層と光電変換層と裏面電極層とをこの順で含む発電セルと、
前記基板と前記発電セルとを覆う保護層と
を備え、
前記第2位置は、前記第1辺近傍の前記保護層上の位置であり、
前記第1位置は、前記発電セルと反対側の前記基板上であって、前記発電セルの前記第1辺側の第1端部から第1距離離れた位置である
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項11に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記情報処理装置は、
前記太陽電池モジュールは、前記第1辺と前記発電セルとの間に、溝により前記発電セルから分離された端部発電セルを更に備え、
前記情報処理装置は、
前記第1静電容量と前記第2静電容量とに基づいて、前記端部発電セルにおける前記発電セル側の第2端部と前記第1端部との間の第3静電容量を見積もる静電容量算出部と、
前記第3静電容量を格納する記憶部と、
第3静電容量に基づいて、前記第2端部と前記第1端部との間における前記基板と前記保護層との間の浸水状態を評価する評価部と
を備え、
前記第1静電容量及び前記第2静電容量は、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量であり、
前記第1距離は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記発電セルの前記透明導電層と前記第1電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定され、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記端部発電セルの前記透明導電層と前記第1電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定される
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項12に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記第1距離は、前記発電セルと前記端部発電セルとの間としての第1方向の第1幅の1000倍以上であり、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第1幅の1000倍以上である
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項11に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記第1静電容量と前記第2静電容量とに基づいて、前記第1辺と前記第1端部との間の第3静電容量を見積もる静電容量算出部と、
前記第3静電容量を格納する記憶部と、
前記第3静電容量に基づいて、前記第1辺と前記第1端部との間における前記基板と前記保護層との間の浸水状態を評価する評価部と
を備え、
前記第1静電容量及び前記第2静電容量は、前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量であり、
前記第1距離は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記発電セルの前記透明導電層と前記第1電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定され、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第1静電容量及び前記第2静電容量を測定するとき前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量を無視できる大きさに設定される
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項14に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記第1距離は、前記第2電極と前記発電セルとの間としての第1方向の第2幅の1000倍以上であり、
前記第1電極における前記第1方向の幅は、前記第2幅の1000倍以上である
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項12乃至15のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記記憶部は、静電容量と水の浸水量との関係を示す浸水量テーブルを格納し、
前記評価部は、前記第3静電容量に基づいて、前記浸水量テーブルを参照して、前記太陽電池モジュールの浸水量を推定する
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項12乃至16のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記評価部は、更に、前記浸水状態に基づいて、前記太陽電池モジュールの寿命を推定する
太陽電池モジュールの評価装置。 - 請求項17に記載の太陽電池モジュールの評価装置において、
前記記憶部は、静電容量と高湿度環境と寿命との関係を示す寿命テーブルを格納し、
前記評価部は、前記第3静電容量と前記高湿度環境とに基づいて、前記寿命テーブルを参照して、前記太陽電池モジュールの寿命を推定する
太陽電池モジュールの評価装置。
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