JP2007158540A - コンテンツ転送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信側のユーザの希望や環境に応じたコンテンツ送信が可能なコンテンツ転送装置及びコンテンツ転送方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るコンテンツ転送装置は、1つのコンテンツデータについて、所定の位置毎にチャプタ位置を設定し、各チャプタの属性を維持しつつ、チャプタ毎にデータを分割する。また、各チャプタに優先順位を決定し、優先順位の高いチャプタのみを転送先端末に対して送信することができる。分割されたチャプタを受信した場合、その属性に基づいて各チャプタを結合して1のデータとすることができる。
【選択図】図5
【解決手段】本発明に係るコンテンツ転送装置は、1つのコンテンツデータについて、所定の位置毎にチャプタ位置を設定し、各チャプタの属性を維持しつつ、チャプタ毎にデータを分割する。また、各チャプタに優先順位を決定し、優先順位の高いチャプタのみを転送先端末に対して送信することができる。分割されたチャプタを受信した場合、その属性に基づいて各チャプタを結合して1のデータとすることができる。
【選択図】図5
Description
本発明はコンテンツ転送装置に関し、特に受信側のユーザの希望や環境に応じたコンテンツ送信が可能なコンテンツ転送装置に関する。
家庭用コンピュータ等のネットワーク化、ビデオ等のデジタル化が進み、ネットワークを介したコンテンツデータの送受信が容易となり、コンテンツデータの共有化が可能となっている。
インターネット等における通信速度や、コンテンツ格納装置の記憶容量は、近年飛躍的に向上したが、送受信されるコンテンツデータのデータ量も飛躍的に増大している。そのため、1つのコンテンツデータの送受信に対する時間は長時間を要し、また、コンテンツデータを格納する格納装置のデータ空き容量を充分に確保する必要がある。
そのため、更なる通信速度の向上、データ格納装置の容量の増大、及び効率の良いデータ送受信方法等の開発が、なおも進められている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−196200号公報
特許文献1の発明は、通信端末の性能に応じたデータの送受信を可能としたものであり、受信側端末の記憶容量に応じたデータの送受信を可能としたものである。
しかし、特許文献1の発明では、受信側端末の記憶容量に応じてデータを分割するのみであり、その他の条件を考慮するものではない。
従って、本発明の目的は、受信側のユーザの希望や環境に応じたコンテンツ送信が可能なコンテンツ転送装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部と、前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを解析して所定の条件で区切り位置を設定するコンテンツ解析部と、前記コンテンツ解析部によって設定された区切り位置に基づいて前記コンテンツデータを各区間毎に分割するコンテンツデータ分割部と、前記コンテンツデータ分割部によって各区間毎に分割されたコンテンツデータの各区間の一部又は全てを外部端末に送信するコンテンツデータ送信部とを備えるコンテンツ転送装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部と、前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを解析して所定の条件で区切り位置を設定し、前記区切り位置を設けた前記コンテンツデータの各区間毎に順位付けを行うコンテンツ区間順位決定部を含むコンテンツ解析部と、前記コンテンツ解析部によって設定された区切り位置に基づいて前記コンテンツデータを各区間毎に分割するコンテンツデータ分割部と、前記コンテンツデータ分割部によって分割されたコンテンツデータの各区間の一部又は全てを外部端末に送信するコンテンツデータ送信部とを備えるコンテンツ転送装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部と、前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを解析して所定の条件で区切り位置を設定し、前記区切り位置を設けた前記コンテンツデータの各区間毎に順位付けを行うコンテンツ区間順位決定部を含むコンテンツ解析部と、前記コンテンツ解析部によって設定された区切り位置に基づいて前記コンテンツデータを各区間毎に分割し、前記順位付けに基づいて分割された前記コンテンツデータの並べ替えを行うコンテンツ区間並べ替え部を含むコンテンツデータ分割部と、前記コンテンツデータ分割部によって分割され、前記順位付けに基づいて並べ替えられたコンテンツデータの各区間の一部又は全てを外部端末に送信するコンテンツデータ送信部とを備えるコンテンツ転送装置を提供する。
本発明によれば、受信側のユーザの希望や環境に応じて、コンテンツデータのうちの一部のみを送受信することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(システムの構成)
図1は、本発明に係るコンテンツ転送装置を含むコンテンツ転送システムの構成を示す図である。このシステムにより本発明に係るコンテンツ転送方法は実現される。
図1は、本発明に係るコンテンツ転送装置を含むコンテンツ転送システムの構成を示す図である。このシステムにより本発明に係るコンテンツ転送方法は実現される。
図1に示すコンテンツ転送システムは、コンテンツ転送装置1と、コンテンツ受信装置2とがネットワーク3で接続されている。コンテンツ転送装置1は、本発明に係るコンテンツ転送方法を用いて、ネットワーク3を介してコンテンツ受信装置2へコンテンツデータが伝送される。
コンテンツ転送装置1は、図に示すように、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)内蔵DVDレコーダなどであって、ネットワーク接続が可能なものである。但し、HDD内蔵DVDレコーダに限られるものではなく、デジタルコンテンツデータの格納部、ネットワーク接続部、後述するチャプタ分割の制御部等が備わっているものであれば、録画機能つきデジタルテレビや、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。
コンテンツ転送装置1がコンテンツ受信装置2に対して送信するコンテンツは、コンテンツ転送装置1に格納されたものであるが、そのコンテンツは、例えば、アンテナ4を介して受信したテレビ番組等、DVDディスク5に記録されたコンテンツ、デジタルビデオカメラ等の外部端末6により転送された映像などであり、これらのコンテンツがコンテンツ転送装置1に予め格納された上で、コンテンツ受信装置2に対して送信されることになる。
また、コンテンツ受信装置2も、図に示すように、例えばHDD内蔵DVDレコーダなどであって、ネットワーク接続が可能なものである。コンテンツ転送装置1と同様に、HDD内蔵DVDレコーダに限られるものではなく、デジタルコンテンツデータの格納部、ネットワーク接続部、チャプタ分割されたデータ統合を行う制御部等が備わっているものであれば、録画機能つきデジタルテレビやPC等であってもよい。
ネットワーク3は、例えば、インターネットやLANなどであり、図1においては有線接続がなされているが、有線無線を問わない。
(コンテンツ転送装置の内部構成)
図2は、本発明に係るコンテンツ転送装置1の構成を示すブロック図である。尚、図1においては、コンテンツ転送装置1及びコンテンツ受信装置2を区別して説明したが、以下の説明においては転送も受信も可能なものとして説明するものであり、両者を区別することなく、コンテンツ転送装置1で統一したものとして説明する。
図2は、本発明に係るコンテンツ転送装置1の構成を示すブロック図である。尚、図1においては、コンテンツ転送装置1及びコンテンツ受信装置2を区別して説明したが、以下の説明においては転送も受信も可能なものとして説明するものであり、両者を区別することなく、コンテンツ転送装置1で統一したものとして説明する。
図2において、コンテンツ転送装置1は、制御部11と、ROM12と、RAM13と、コンテンツデータ格納部14と、構造解析部15と、データ分割/結合部16と、チューナ部17と、DVD読取部18と、外部端末用インターフェイス(I/F)19と、操作部20と、ネットワークI/F21と、出力部22と、メイン内部バス23とからなる。
制御部11は、コンテンツ転送装置1の制御を司るものであり、具体的にはCPU(中央演算装置)等が用いられる。
ROM12は、コンテンツ転送装置1を駆動させるために制御部11において実行されるプログラム等を格納するものであり、RAM13は、コンテンツ転送装置1を駆動させる際に制御部11が必要とするパラメータ等を一時的に格納するものである。
コンテンツデータ格納部14は、コンテンツ転送装置1で受信したテレビ画像や、後述するDVD読取部18で読取ったDVD5に記録されたコンテンツデータや、後述する外部端末用I/F19を介して外部端末6より転送されたコンテンツデータ、ネットワーク3及び後述するネットワーク用I/F21を介して他のコンテンツ転送装置から受信したコンテンツデータ等を格納するものである。主としてHDDが用いられる。但し、内蔵されるものであればHDDに限定されることはなく、半導体メモリなどであってもよい。
構造解析部15は、コンテンツデータの構造を分析し、チャプタ分割すべき位置の検出を行うとともに分割するコンテンツデータについて順位付けを行う図示しない順位決定部を含む。コンテンツデータの分析する内容については後述する。
データ分割/結合部16は、構造解析部15において検出された、或いはユーザの指定したチャプタ位置におけるデータの分割と、チャプタ分割された複数のデータの結合を行う。また、分割されたコンテンツデータを構造解析部15の順位付けに基づいて並べ替える図示しない並べ替え部を含む。
チューナ部17は、コンテンツ転送装置1の外部に構成されたアンテナ4を介して、テレビ放送電波を受信するものである。
DVD読取部18は、コンテンツ転送装置1のDVDドライブに挿入されたDVD5に記録されたコンテンツデータを読取るものである。
外部端末用I/F19は、外部端末6と接続し、外部端末6に格納されたコンテンツデータの呼び出し、或いはコンテンツデータ格納部14に格納されたコンテンツデータを外部端末6へ転送する。外部端末6とは、主にUSBやIEEE1394で接続することによりデータ送受信が可能となる。
操作部20は、コンテンツ転送装置1の起動/停止や、受信チャンネルの切替、コンテンツデータの送受信などの操作を行うためのものであり、コンテンツ送受信装置1本体に直接設けられているものであっても、コンテンツ送受信装置1とは分離したリモコンと、リモコンからの信号を受信する受信部とからなるものであってもよい。
ネットワーク用I/F21は、コンテンツ送受信装置1の外部に構成されたネットワーク3と接続し、コンテンツデータの送受信を行う。
出力部22は、アンテナ4より受信したコンテンツデータや、コンテンツデータ格納部14に格納されたコンテンツデータを再生し、モニタ7に画像を表示し、スピーカ8より音声を発生させる。上記モニタやスピーカは、コンテンツ転送装置1の外部に接続されたデジタルテレビ等であり、あるいは、コンテンツ転送装置1自体に内蔵されるものであってもよい。
メイン内部バス24は、コンテンツ送受信装置1の各構成部を電気的に接続し、制御部11の他の構成部へのアクセスや、各構成部間でのデータの移動に使用される。具体的には、PCIやPCI express等である。
コンテンツ転送装置1は、チューナ部17が受信したテレビ番組や、DVD読取部18が読取ったDVDデータ、外部端末用I/F18を介して受信したコンテンツデータを、コンテンツデータ格納部14に格納する。
次に、コンテンツデータ格納部14に格納されたコンテンツデータのデータ構造を、構造解析部15において解析し、チャプタ設定する位置を決定する。チャプタ設定の方法については後述する。
続いて、データ分割/結合部16において、構造解析部15において決定されたチャプタ位置におけるチャプタ分割を行い、分割後のコンテンツデータを再びコンテンツデータ格納部14に格納する。
そして、ネットワーク用I/F21を介して、コンテンツ受信装置2に対して、チャプタ分割されたコンテンツデータの一部または全部のチャプタを送信する。
上記チャプタを受信したコンテンツ受信装置2においては、データ分割/結合部16において、分割されたチャプタの結合を行うことができる。
(コンテンツデータに対するチャプタ分割)
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置において行われるチャプタ分割の方法について説明する。
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置において行われるチャプタ分割の方法について説明する。
図3は、チャプタ分割の方法を示す図である。
図3(a)は、従来の装置におけるチャプタ設定の様子を示す図である。この場合、1つのコンテンツデータについて、複数のチャプタに分けるとする。このとき、決してチャプタ毎にデータ自体が分割されるのではなく、チャプタの切り替え位置に対応する区切り情報が付与され、コンテンツデータ全体のヘッダ情報に蓄積される。そして、ヘッダ情報を読取ることにより、コンテンツデータ内の各部分がどのチャプタに属するかが認識されることになる。
一方、図3(b)は、本発明に係るコンテンツ転送装置において行われるチャプタ分割の様子を示す図である。この場合、チャプタの切り替え位置に対応する区切り情報が付与されるのではなく、現実にデータが分割され、チャプタ毎に個別のデータとなる。
チャプタ分割位置が設定されると、設定位置毎にファイルデータが分割される。但し、分割後のデータはそれぞれ別個独立したデータとなるのではなく、便宜的にデータを分割したものであり、分割された複数のデータ全体で1つのデータを構成するという属性を失わせることはできない。そこで、分割後のデータの各々にヘッダ情報が付けられるとともに、オリジナルのデータにおけるヘッダ情報も存続し、それぞれをリンク付けることにより、各チャプタのデータが、オリジナルのコンテンツデータのどのチャプタに相当するかが把握可能となる。また、このリンク付けは、後述のデータ結合時にも有効となる。
以上の様に、コンテンツデータを、チャプタ毎に分割することにより、分割された複数のデータ全体で1つのデータを構成するという属性を維持しつつも、送信先の事情に応じて必要なチャプタのみの送信が可能となる。
例えば、全てのデータを送信せずに一部のチャプタのみを送信し、受信側のユーザがそのコンテンツを再生する。その上で、全体のデータを欲しいと感じた際に残りのデータを送信することで、当該コンテンツデータ全体を送信することができる。
チャプタ毎に異なるタイミングで送信されることになるが、各チャプタの属性が維持されているので、送信先で1つのコンテンツデータとして再構成することが容易となる。
また、コンテンツ受信装置2側のコンテンツデータ格納部14の空き容量が少なく、一度に全てのコンテンツデータを送信することができない際に、一部のデータのみを送信しておき、その一部を視聴したユーザが残りの転送を希望し、且つコンテンツデータ格納部14の空き容量に余裕ができた際に、残りのデータを送信することで、当該コンテンツデータ全体を送信することができる。
(チャプタ分割位置の決定方法)
図4は、チャプタ分割の設定位置の決定方法を示す図である。チャプタ分割位置の決定方法としては、ユーザの判断に基づき手動で行う方法と、コンテンツ転送装置1において所定の基準に基づいて自動で行う方法が考えられる。以下においては、コンテンツ転送装置1が自動でチャプタ分割を行う際の分割位置の決定方法に関する所定の基準について、例を挙げて説明する。
図4は、チャプタ分割の設定位置の決定方法を示す図である。チャプタ分割位置の決定方法としては、ユーザの判断に基づき手動で行う方法と、コンテンツ転送装置1において所定の基準に基づいて自動で行う方法が考えられる。以下においては、コンテンツ転送装置1が自動でチャプタ分割を行う際の分割位置の決定方法に関する所定の基準について、例を挙げて説明する。
図4(a)は、一定時間毎にチャプタを分割する方法である。この場合、内容の如何に関わらず、予め指定された時間(図4(a)においては10分)が経過する毎に、自動的にチャプタが分割されることになる。
図4(b)は、テレビ番組を録画したコンテンツにおいて、CMの位置毎にチャプタを分割する方法である。構造解析部15においてコンテンツデータの構造を解析し、番組の合間にCMが挿入されている部分を検出し、その位置毎にチャプタ分割を行う。分割位置は、CMが始まる前、CMが終了して番組が再開される前、その両方、等が考えられる。
図4(c)は、コンテンツの音声が無音声となる部分毎にチャプタを分割する方法である。例えば、シーンが切り換わるところ、CMに切り換わるところなどにおいては、一時的に音声が無音となるので、その箇所を構造解析部15において検出することにより、その箇所毎にチャプタを分割することができる。
図4(d)は、コンテンツの画像中に特有のテロップが表示される毎に、チャプタ分割を行う方法である。例えば、サッカーの試合の映像コンテンツなどの場合、ゴールシーンにおいては「GOAL!」「1−0」等のテロップが表示される。このようなシーンを構造解析部15において検出し、その前後の所定のタイミングで、チャプタ分割を行うことができる。
図4(e)は、コンテンツの映像中の歓声が大きくなる場所毎に、チャプタ分割を行う方法である。スポーツ中継や、観客の入ったバラエティ番組などにおいては、盛上った場合には歓声が大きくなる。そこで、そのような場面を構造解析部15において検出し、その前後の所定のタイミングで、チャプタ分割を行うことができる。
尚、ここに挙げた分割方法は本発明の一例にすぎず、これらに限られたものではない。また、上述した分割方法を組み合わせたものであってもよい。
以上のような方法でチャプタ分割を行うことで、ユーザのニーズに対応したチャプタ分割が可能となる。
(チャプタ分割後のファイルの転送方法)
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置におけるチャプタ分割後のファイルを転送する方法について説明する。
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置におけるチャプタ分割後のファイルを転送する方法について説明する。
図5は、分割したチャプタの優先度に応じて順位をつけ、その優先順位の順序で送信する方法を示す図である。
図5(a)において、分割されたチャプタのそれぞれに順位を付与する。順序の決定方法は、ユーザの指定により手動でなされてもよく、コンテンツ伝送装置1において自動でなされてもよい。自動で順位付けする場合の決定方法の一例としては、構造解析部15の順位決定部において、例えば、大きい歓声が含まれているものほど優先順位を高くする、ゴールシーンの含まれたチャプタは含まれていないチャプタより順位を高くする、等の判断を音声レベルの閾値に基づいて行う。
その後、その優先順位の順序に従い、各チャプタのデータを、コンテンツ転送装置1からコンテンツ受信装置2へ送信する。
この場合、図5(b)に示すように、全てのチャプタをコンテンツ受信装置2に送信してもよく、また、受信側ユーザが全てのチャプタの受信を望まない場合には、図5(c)に示すように、優先順位の高いチャプタのみを送信し、優先順位の低いチャプタを送信しないこともできる。このとき、データ分割/結合部16は、構造解析部15の順位決定部で付与された優先順位に基づいてチャプタのデータ並べ替えを行う。
以上の様に、チャプタ毎に分割したコンテンツデータを優先順位に応じて並べ替えることにより、コンテンツデータの一部だけを送信する際に、重要度の高い部分を優先的に送信することができる。
例えば、全てのデータを送信せずに一部のチャプタのみを送信し、受信側のユーザがそのコンテンツを再生して、残りのデータを送信するか否かを決定する場合に、ハイライトシーンを送信することができるので、受信側のユーザが判断しやすくなる。
また、コンテンツ受信装置2側のコンテンツデータ格納部14の空き容量が少なく、一度に全てのコンテンツデータを送信することができない際にも、重要なシーンを優先して送信することができるので、全てのデータを送信できない場合であっても、送信側ユーザが最低限観たいと思うシーンだけでも送信することができる。
(分割されたチャプタの結合)
次に、チャプタ分割されたデータの結合方法について説明する。上述のように、本発明に係るコンテンツ転送装置1は、チャプタ分割を行った場合に、分割された各チャプタには元のコンテンツデータに対する属性が維持されている。そこで、その属性に従い分割された各チャプタを結合することで、元のコンテンツデータが復元されることになる。
次に、チャプタ分割されたデータの結合方法について説明する。上述のように、本発明に係るコンテンツ転送装置1は、チャプタ分割を行った場合に、分割された各チャプタには元のコンテンツデータに対する属性が維持されている。そこで、その属性に従い分割された各チャプタを結合することで、元のコンテンツデータが復元されることになる。
図6は、本発明に係るコンテンツ転送装置においてチャプタ分割されたコンテンツデータの復元を示す図である。
図6(a)に示すように、チャプタ分割されたデータの全てを、コンテンツ受信装置2が受信したとする。このとき、各チャプタは元のコンテンツデータのどの位置のチャプタであるかの属性データを保有しており、また、ヘッダ情報にも同様のデータが保管されている。従って、両データをリンクさせることにより各チャプタの前後関係が確定し、その順序でデータを結合させることにより、元の1つのコンテンツデータに復元することができる。
なお、復元された際に、チャプタ位置に関するデータを残しておくことも、チャプタ位置データも消去することも可能である。
このように、チャプタ分割されたコンテンツデータを1つのデータに復元することにより、転送先においても当該コンテンツデータを分割がなかった場合と同じように扱うことができる。
また、図6(b)に示すように、分割されたチャプタの順序を入れ替えたままの状態で、1つのデータとすることもできる。この場合、データの結合は行わずにその順序のみを固定することも、データの固定も行い、元のコンテンツデータとは異なる、新たなコンテンツデータとして復元させることもできる。
例えば、ハイライトシーンの含まれたチャプタを先頭に固めて配置した場合に、その順序で固定しても構わない場合には、1つのデータに復元することができ、順序の固定は一時的なもので、本来の順序に変更することも想定される場合には、順序のみを固定し、チャプタは分割されたままにすることもできる。
(チャプタ分割の動作)
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置におけるコンテンツの分割の動作について、フローチャートを参照しつつ説明する。
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置におけるコンテンツの分割の動作について、フローチャートを参照しつつ説明する。
図7は、コンテンツ転送装置1においてチャプタ分割がされ、データ転送を行う際の動作を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する動作は、特に記載のない限り、コンテンツ転送装置1に内蔵される制御部11が行うものとする。
最初に、コンテンツデータの選択がなされる(ステップS101)。ユーザからの選択に応じて、制御部11は、対応するコンテンツデータをコンテンツデータ格納部から呼び出す。
次に、構造解析部15において選択されたコンテンツデータの構造解析を行わせ(ステップS102)、所定の位置をチャプタ位置と決定する(ステップS103)。所定の位置とは、上述した図4に示すような位置であり、どのような基準で決定するかは予め定められる。
次に、データ分割/結合部16においてチャプタ分割を行わせ(ステップS104)、分割後の各チャプタについて、優先順位を決定する(ステップS105)。
続いて、ステップS105において決定された優先順位に基づいて、分割されたチャプタを並べ替えるか否かを判断する(ステップS106)。この判断はユーザの指示に従い行うものであっても、予め定められたものとすることもできる。
チャプタの並べ替えを行うと判別した場合には(S106:Yes)、優先順位に応じたチャプタの並べ替えを行うが(ステップS107)、チャプタの並べ替えを行わないと判別した場合には(S106:No)、そのまま次の処理に向かう。
次に、分割された全てのチャプタを送信するか否かを判断する(ステップS108)。全てのチャプタを送信すると判別した場合には(S108:Yes)、全てのチャプタを送信し(ステップS109)、一部のチャプタのみを送信すると判別した場合には(S108:No)、必要な数だけのチャプタを送信する(ステップS110)。そしてこの処理を終了させる。
(チャプタ結合の動作)
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置において分割されたチャプタを結合する動作について、フローチャートを参照しつつ説明する。
次に、本発明に係るコンテンツ転送装置において分割されたチャプタを結合する動作について、フローチャートを参照しつつ説明する。
図8は、コンテンツ転送装置1においてチャプタ分割されたデータの結合動作を示すフローチャートである。
最初に、ネットワーク用I/F21において各チャプタの受信が行われる(ステップS111)。そして、ユーザの指示に基づき各チャプタを結合させるか否かを判断する(ステップS112)。結合させないと判別した場合には(S112:No)、このまま処理を終了し、結合させると判別した場合には(S112:Yes)、結合させる際のチャプタの順序は今のままで良いか否かを判断する(ステップS113)。チャプタの順序は今のままで良い、或いは元々順序が変更されていないと判別した場合には(S113:No)、ステップS115へ処理を移すが、チャプタに順序を戻すと判別した場合には(S113:Yes)、チャプタを並べ替えて元々の順序に戻す(ステップS114)。そしてデータ分割/結合部16において、チャプタの結合を行い1つのコンテンツデータとして復元させる(ステップS115)。そしてこの処理を終了させる。
以上の様にチャプタの分割、及び結合を可能とすることにより、受信側のユーザの希望や環境に応じたコンテンツ送信が可能になる。
1、コンテンツ転送装置 2、コンテンツ受信装置 3、ネットワーク 4、アンテナ
5、DVD 6、外部端末 7、モニタ 8、スピーカ 11、制御部 12、ROM
13、RAM 14、コンテンツデータ格納部 15、構造解析部
16、データ分割/結合部 17、チューナ部 18、DVD読取部
19、外部端末用I/F 20、操作部 21、ネットワーク用I/F 22、出力部
23、メイン内部バス
5、DVD 6、外部端末 7、モニタ 8、スピーカ 11、制御部 12、ROM
13、RAM 14、コンテンツデータ格納部 15、構造解析部
16、データ分割/結合部 17、チューナ部 18、DVD読取部
19、外部端末用I/F 20、操作部 21、ネットワーク用I/F 22、出力部
23、メイン内部バス
Claims (5)
- コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部と、
前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを解析して所定の条件で区切り位置を設定するコンテンツ解析部と、
前記コンテンツ解析部によって設定された区切り位置に基づいて前記コンテンツデータを各区間毎に分割するコンテンツデータ分割部と、
前記コンテンツデータ分割部によって各区間毎に分割されたコンテンツデータの各区間の一部又は全てを外部端末に送信するコンテンツデータ送信部とを備えることを特徴とするコンテンツ転送装置。 - コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部と、
前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを解析して所定の条件で区切り位置を設定し、前記区切り位置を設けた前記コンテンツデータの各区間毎に順位付けを行うコンテンツ区間順位決定部を含むコンテンツ解析部と、
前記コンテンツ解析部によって設定された区切り位置に基づいて前記コンテンツデータを各区間毎に分割するコンテンツデータ分割部と、
前記コンテンツデータ分割部によって分割されたコンテンツデータの各区間の一部又は全てを外部端末に送信するコンテンツデータ送信部とを備えることを特徴とするコンテンツ転送装置。 - コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部と、
前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを解析して所定の条件で区切り位置を設定し、前記区切り位置を設けた前記コンテンツデータの各区間毎に順位付けを行うコンテンツ区間順位決定部を含むコンテンツ解析部と、
前記コンテンツ解析部によって設定された区切り位置に基づいて前記コンテンツデータを各区間毎に分割し、前記順位付けに基づいて分割された前記コンテンツデータの並べ替えを行うコンテンツ区間並べ替え部を含むコンテンツデータ分割部と、
前記コンテンツデータ分割部によって分割され、前記順位付けに基づいて並べ替えられたコンテンツデータの各区間の一部又は全てを外部端末に送信するコンテンツデータ送信部とを備えることを特徴とするコンテンツ転送装置。 - 前記コンテンツ解析部は、前記所定の条件として前記コンテンツの音声レベルが閾値以上となる場所を前記区切り位置に設定する請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ転送装置。
- 前記コンテンツ解析部は、前記所定の条件として前記コンテンツにテロップが含まれる場所を前記区切り位置に設定する請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ転送装置。
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2005
- 2005-12-01 JP JP2005348285A patent/JP2007158540A/ja active Pending
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