JP2007158339A - 集積回路メモリ装置のゲート構造物、ゲート構造物の製造方法、及びメモリセル - Google Patents

集積回路メモリ装置のゲート構造物、ゲート構造物の製造方法、及びメモリセル Download PDF

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Sam-Jong Choi
三 宗 崔
Yong-Kwon Kim
勇 權 金
Kyoo-Chul Cho
圭 徹 曹
Kyung-Soo Kim
庚 洙 金
Jae-Ryong Jung
載 龍 鄭
Tae-Soo Kang
泰 洙 姜
Sang-Sik Kim
相 植 金
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Abstract

【課題】集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法を提供する。
【解決手段】集積回路基板上に7以下の誘電率を有する第1の誘電膜を形成する段階と、周期律表の第4族に属し、第1の誘電膜内で0.5cm/s未満の熱拡散率を有する所定の元素のイオンを第1の誘電膜に注入して電荷保存領域を、当該電荷保存領域下部のトンネル誘電膜とともに形成する段階と、第1の誘電膜上に、金属酸化物を含む第2の誘電膜を形成する段階と、第1の誘電膜及び第2の誘電膜を含む基板を熱処理して、電荷保存領域内に離散的な複数の電荷保存ナノクリスタルを形成する段階と、第2の誘電膜上にゲート電極膜を形成する段階と、を含む。
【選択図】図16

Description

本発明は、集積回路メモリ装置のゲート構造物、ゲート構造物の製造方法、及びメモリセルに関する。
近年増加している携帯用電子機器及びそれを含むシステムは超高速にプログラムされるため、低電力、高集積度の不揮発性メモリの必要性が増大している。近年、開発されているメモリの一つは、フラッシュEEPROM(Flash Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。フラッシュEEPROMは、多数の携帯用電子機器、例えば、パソコン、携帯電話機、携帯用コンピュータ、音声録音機のような電子機器だけではなく、より大きな電子システム、例えば、自動車、飛行機、産業制御システムのような分野でも使用されている。
フラッシュEEPROM装置は、通常、半導体基板のような集積回路基板上に形成される。一般に、基板表面の一部にドーピングされたソース領域とドレーン領域との間にチャネル領域が形成される。トンネルシリコン酸化誘電膜はチャネル領域とソース及びドレーン領域との間である基板表面上に形成される。フローティングゲート膜、誘電膜、及びコントロールゲート膜を備えるトランジスタである積層されたゲート構造物が、チャネル領域上のトンネルシリコン酸化誘電膜上に形成される。一般に、ソース及びドレーン領域は、積層されたゲート構造物の一側周縁とオーバーラップされてそれぞれ形成される。このような装置は、例えば、図1に示すように、熱電子注入によってプログラムされ、FN(Fowler−Nordheim)トンネリングによって消去されることができる。
シリコン(Si)ナノクリスタルフラッシュEEPROM装置は、シリコンナノクリスタル内に電子を直接的にトンネリングして蓄積するので、低電力で高速(数百ナノ秒)にプログラムできるものとして提案されている。ナノクリスタル電荷保存サイトを用いることによって、電気的に絶縁(分離)されて、例えば、図14に示すように、ゲート酸化膜内の局部的な欠陥(ディテクト)による電荷漏洩が減少されることができる。これは、図2に示されている連続的なフローティングゲート漏洩経路と対比されることができる。
また、ゲルマニウム(Ge)ナノクリスタルフラッシュEEPROM装置は、低電力で高速にプログラムできるものとして提案されている。このような装置は、ゲルマニウム原子をシリコン基板内に注入させることによって製造できる。しかしながら、ゲルマニウム注入工程は、ゲルマニウムがシリコントンネル酸化膜界面領域に位置され、トラップサイトを形成することによって装置の性能を低下させる。このようなトラップサイトの存在は、結果的にトンネル酸化膜の厚さの低限界点を決定する。なぜならば、欠陥で誘導された漏洩電流は、非常に薄いトンネル酸化膜内でデータ情報性能を劣化させることがあるからである。
また、トンネル酸化膜/Geがドーピングされた酸化膜/キャッピング膜構造物を備えるナノクリスタル電荷トラップ三重膜構造物が提案されている。このような構造物は、キャパシタンス−電圧(CV)カーブのメモリヒステリシス特性が劣り、製造工程の複雑性、漏洩電流、及びイオンが外部へ拡散されるなどの多くの問題がある。このような工程の複雑性は、電子トラップを形成する点において難点を含み、過度に薄いトンネル酸化膜をもたらす。
特開2005−203441号公報
本発明が解決しようとする技術的課題は、信頼性が向上した集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法を提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、信頼性が向上した集積回路メモリ装置のゲート構造物及びメモリセルを提供することである。
なお、本発明の技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されないさらに他の技術的課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されることができる。
上記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法は、集積回路基板上に7以下の誘電率を有する第1の誘電膜を形成する段階と、周期律表の第4族に属し、前記第1の誘電膜内で0.5cm/s未満の熱拡散率を有する所定の元素のイオンを前記第1の誘電膜に注入して、電荷保存領域を、当該電荷保存領域下部のトンネル誘電膜とともに形成する段階と、第1の誘電膜上に、金属酸化物を含む第2の誘電膜を形成する段階と、前記第1の誘電膜及び前記第2の誘電膜を含む前記基板を熱処理して、前記電荷保存領域内に離散的な複数の電荷保存ナノクリスタルを形成する段階と、前記第2の誘電膜上にゲート電極層を形成する段階と、を含む。
上記技術的課題を達成するための本発明の他の実施形態による集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法は、集積回路基板上にシリコン酸化膜を形成する段階と、7000eVよりも大きいイオン注入エネルギーで、かつ1×1014ions/cm〜2×1016ions/cmのイオン投射ドーズ量で前記第1の誘電膜にゲルマニウムイオンを注入して第1の誘電膜内に電荷保存領域を形成するとともに、当該電荷保存領域の下部に6nm以下のトンネル誘電膜を形成し、前記電荷保存領域の上部にキャッピング誘電膜を形成する段階と、前記第1の誘電膜上に、金属酸化物を含む第2の誘電膜を10nm未満の厚さに形成する段階と、前記第1の誘電膜及び前記第2の誘電膜を含む前記基板を、700℃〜900℃で5分間〜30分間急速熱的アニーリングして、前記電荷保存領域内に複数の離散的な電荷保存ナノクリスタルを形成する段階と、前記第2の誘電膜上にゲート電極膜を形成する段階と、を含む。
上記他の技術的課題を達成するための本発明の一実施形態による集積回路装置のゲート構造物は、集積回路基板と、前記基板上に形成され、7以下の誘電率を有し、前記基板上のトンネル誘電膜と、周期律表の第4族に属し、0.5cm/s未満の熱拡散率を有する所定の元素からなる離散的な複数のナノクリスタルを含む前記トンネル誘電膜上の電荷保存膜と、を含む第1の誘電膜と、前記第1の誘電膜上に金属酸化物より形成され、10nm未満の厚さを有する第2の誘電膜と、前記第2の誘電膜上に形成されるゲート電極膜と、を含む。
上記さらに他の技術的課題を達成するための本発明の一実施形態によるメモリセルは、上記ゲート構造物と、前記基板上のゲート誘電膜上に形成されるコモンゲートと、を含むメモリセルであって、前記第1の誘電膜は、コモンゲートの側壁及び当該コモンゲートの各側壁に隣接した前記基板のチャネル領域の一部上に沿って拡張されており、前記メモリセルは、前記コモンゲートの各側壁に隣接して前記チャネル領域の一部上に拡張されている前記第2の誘電膜の上部に形成される側壁ゲートをさらに含む。
上記さらに他の技術的課題を達成するための本発明の他の実施形態によるメモリセルは、上記ゲート構造物と、前記基板内のソース及びドレーン領域との間に拡張され、リセス領域及び当該リセス領域に隣接する段差領域を含むチャネル領域と、を含み、前記第1の誘電膜は、前記リセス領域及び前記段差領域を含む前記チャネル領域に沿って拡張している。
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の集積回路メモリ装置のゲート構造物及びその製造方法、ならびにメモリセルによれば、以下に示す効果が得られる。
第1に、2回の誘電膜形成工程、1回のイオン注入工程、及び1回のアニーリング工程によって、トンネル誘電膜、ナノクリスタル、ブロッキング及びカップリング膜を同時に形成することができるため工程が単純である。
第2に、ブロッキング及びカップリングキャッピング膜の一部をなし、電荷保存ナノクリスタル形成用イオンが注入された誘電膜より膜質が密なキャッピング膜をアニーリング前に形成した後、アニーリングを実施することによって注入されたイオンの外部拡散を効果的に遮断して、安定的なナノクリスタルを形成すると同時に、イオンが注入された誘電膜の損傷を効果的に回復させることができる。
第3に、ナノクリスタルを電荷保存サイトとして使用することにより、電荷の漏洩を顕著に減少させることができる。
第4に、ナノクリスタルで実現されることによって、低電力かつ高速動作が可能な集積回路メモリ装置を実現することができる。
本発明の利点及び特徴、ならびにそれらを達成する方法は、添付する図面と共に詳細に後述している実施形態を参照すれば明確になる。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、相異なる多様な形態で具現されるものであり、本実施形態は、本発明の開示が完全となり、当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて決められなければならない。なお、明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を示すものとする。
素子又は層が他の素子又は層“上(on)”、“接続された(connected to”又は“カップリングされた(coupled to)”と称されることは、他の素子の真上に、他の素子と直接連結又はカップリングされた場合、又は中間に他の層又は他の素子を介在した場合を全て含む。反面、素子が“直上(directly on)”又は“直接接続された(directly connected to)”又は“直接カップリングされた(directly coupled to)”と称されることは、中間に他の素子又は層を介在しないことを示す。“及び/又は”は、言及されたアイテムのそれぞれ及び一つ以上の全ての組合せを含む。
第1、第2などが多様な素子、構成要素、領域、配線、層、及び/又はセクションを叙述するために使用されるが、これら素子、構成要素、領域、配線、層、及び/又はセクションはこれら用語によって制限されないものは勿論である。これら用語は単に一つの素子、構成要素、領域、配線、層、又はセクションを他の素子、構成要素、領域、配線、層、又はセクションと区別するために使用するものである。従って、以下で言及される第1の素子、第1の構成要素、第1の領域、第1の配線、第1の層、又は第1のセクションは本発明の技術的思想内で、第2の素子、第2の構成要素、第2の領域、第2の配線、第2の層、又は第2のセクションであってもよいものは勿論である。
空間的に相対的な用語である“下(below)”、“下方(beneath)”、“下部(lower)”、“上(above)”、“上部(upper)”などは図面に示すように一つの素子又は構成要素と他の素子又は構成要素との相関関係を容易に記述するため使用できる。空間的に相対的な用語は、図面に示す方向に加えて使用時又は動作時素子の互いに異なる方向を含む用語で理解されなければならない。例えば、図面に示す素子を覆す場合、他の素子の“下(below)又は下方(beneath)”に記述された素子は他の素子の“上(above)”に置かれることができる。従って、例示的な用語である“下(below)又は下方(beneath)”は下と上の方向を全て含むことができる。素子は、他の方向にも配向でき、これにより空間的に相対的な用語は配向によって解釈できる。
本明細書で使用された用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文句で特別に言及しない限り、複数型も含む。明細書で使用される“含む(comprises、comprising)”は、言及された構成要素、段階、動作、及び/又は素子は、一つ以上の他の構成要素、段階、動作、及び/又は素子の存在又は追加を排除しない。
本明細書で記述する実施形態は、本発明の理想的な概略図である断面図を参照して説明されるものである。従って、製造技術及び/又は許容誤差などによって例示図の形態が変形できる。従って、本発明の実施形態は示されている特定形態で制限されるものではなく、製造工程によって生成される形態の変化も含むものである。例えば、直角に示されているエッチング領域はラウンドされるか、或いは所定曲率を有する形態でありうる。従って、図面で例示された領域は概略的な属性を有し、図面で例示された領域の様子は素子の領域の特定形態を例示するものであり、発明の範疇を制限するためのものではない。
他の定義がなければ、本発明で使用される全ての用語(技術及び科学的用語を含む。)は当業者に共通に理解できる意味として使用できるものである。また一般に使用される辞書に定義されている用語は明白に特別に定義されていない限り理想的に又は過度に解釈されない。
図3A〜図3Dは、本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置のゲート構造物の製造方法を説明するための図面である。
図3A〜図3Dを参照すれば、本発明の一実施形態のゲート構造物は、基板内にチャネル領域を画定するソース及びドレーン領域を有するフラッシュメモリ装置に利用されるように提供される。チャネル領域上に第1の誘電膜110が形成され、チャネル領域及び第1の誘電膜110上に第2の誘電膜120が形成される。第2の誘電膜120は、5eV以上のエネルギーバンドギャップを備え、第1の誘電膜110よりもさらに薄い厚さを有する。複数の電荷保存ナノクリスタルが第1の誘電膜110内に埋設され(embedded)、コントロールゲートが第2の誘電膜120上に形成されて、フローティングゲート構造物を提供する。電荷保存ナノクリスタルが埋設された後のナノクリスタルの下部に対応する第1の誘電膜110の下部はトンネル誘電膜をなすことができる。一方、ナノクリスタル上部の第1の誘電膜110の一部(キャッピング誘電膜)及び第2の誘電膜120は、離散的な(discrete)複数の電荷保存ナノクリスタルを含む電荷保存膜をキャッピング及びカップリングするブロッキング膜をなすことができる。なお、第1及び第2の誘電膜110,120のエネルギーバンドギャップが5eVを超過してこそ、後述するプログラム動作時にトンネル誘電膜を通過した電子がコントロールゲート側にトンネルされることを効果的に遮蔽(ブロッキング)することができる。
図16のフローチャート及び図3Aを参照すれば、図3Aに示される第1の誘電膜110が集積回路基板100上に形成される処理は、図16のブロック1600に示す低誘電膜製造処理で説明される。第1の誘電膜110は、約5eV以上のエネルギーバンドギャップを備えるシリコン酸化膜でありうる。第1の誘電膜110の厚さは、17nm未満であることができるが、他の実施形態では、第1の誘電膜110内に単一層のナノクリスタル膜を形成するために、約15nm未満でありうる。また、本実施の形態における第1の誘電膜110は、7以下の誘電率を有する。
本発明の一実施形態において、図3Bに示されている第1の誘電膜110にイオンを注入する処理は、図16のブロック1610で説明される。図3Bに示すように、周期律表の第4族の元素であり、注入時の熱拡散率が0.5cm/s(0.5cm/秒)未満である所定のイオン112を第1の誘電膜110に注入して電荷保存領域を形成する。電荷保存領域の下部には、トンネル誘電膜が形成される。例えば、図3Bに示すように、第4族元素のイオン112は、ゲルマニウム(Ge)でありうる。
表1には、多様な実施形態についての誘電膜に注入するゲルマニウム及びシリコンイオンの間の多様な特性が示されている。表1を参照すれば、ゲルマニウムの誘電率(k)はシリコンの誘電率よりも大きく、ゲルマニウムのエネルギーバンドギャップはシリコンのエネルギーバンドギャップよりも小さいので、電荷保存膜及びこのような膜を含むゲートを低電力で駆動することを可能にする。表1をさらに詳細に参照すれば、ゲルマニウムイオンのナノクリスタル形成温度が相対的に低く、熱拡散率も小さいため、低い拡散変動性でナノクリスタルを所望の深さ位置に容易に形成することができる。また、ゲルマニウムをアニーリングする急速熱処理工程(RTP)を低温で進行することができ、イオン注入後熱処理としてナノクリスタル単一層を容易に形成することができる。その結果、ナノクリスタル構造は、垂直又は水平方向に拡散されることがほとんどなく、容易に埋設されることができる。熱処理工程において、ゲルマニウムはシリコンよりもイオンが外部に拡散されることを容易に防止されることができる。結果として、隣接したナノクリスタル間の反応が殆ど起こらない、単一層でのナノクリスタル粒子の大きさがより均一に形成されることができる。さらに、ゲルマニウムの移動度はシリコンの移動度よりも大きいので、上述したように、ゲルマニウムイオンで注入されたゲート構造物を含む装置は、シリコンで注入された装置よりも高速に動作することができる。
図16のブロック1610におけるイオン注入条件は、所定の平均注入深さ及びイオン注入膜のデルタ投射範囲(delta projection range)によって決定される。さらに詳細には、所定のイオン注入エネルギー及びイオン注入ドーズ量は、例えば、TRIM(Transport of Ions In Matter)シミュレーションコードを使用して決定できる。
本発明の一実施形態において、7nm以下のデルタ投射範囲が所定の平均注入深さに対して提供される。7nm以下のデルタイオン投射範囲が要求される理由は、最終構造物から第1の絶縁膜110内に埋設されているナノクリスタル下部のトラップ誘電膜135の厚さを可能な限り6nm以下に薄くするためである。より具体的には、デルタイオン投射範囲を7nm以下にすれば、離散的なナノクリスタル膜(135_NC)下部のトンネル誘電膜(図5参照)の厚さを6nm以下にできる。本発明の他の実施形態では、所定の平均注入深さで、かつ約80Å〜120Å(8nm〜12nm)のデルタ投射範囲でイオンが注入される(ブロック1610)。なお、後述する急速熱的アニーリング時にナノクリスタル形成用イオンが一部拡散されるため、電荷保存ナノクリスタル(130_NC)は、基板100の表面から約6nm以下の距離だけ離隔されて埋設される。言い換えれば、トンネル絶縁膜135の厚さは6nm以下となる。
本発明の一実施形態で、第1の誘電膜110の厚さは、17nm未満である。図16のブロック1610において、イオン注入処理は、イオン注入エネルギーが7000eVよりも大きく、30000eV以下であり、イオン投射ドーズ量が約1×1014ions/cm〜2×1016ions/cmで実施される。なお、上述したとおり、第1の誘電膜110の厚さは可能な限り薄く、例えば、17nm以下、好ましくは、15nm未満に形成することがナノクリスタル単一層を形成するのにより有利である。
図16及び図3Cを参照すれば、第2の誘電膜(キャッピング膜)120が、第1の誘電膜110上に形成される(ブロック1620)。さらに詳細に説明すれば、本実施形態における第2の誘電膜120は金属酸化膜である。特に、本実施形態で、第2の誘電膜120は、アルミニウム、ハフニウム、チタニウム、ジルコニウム、スカンジウム、イットリウム、及び/又はランタンからなる酸化膜及び/又は酸窒化膜でありうる。第1の誘電膜110は基板100上を熱酸化することによって形成でき、第2の誘電膜120は原子層蒸着法(ALD)及び/又はPECVD(Plasma Enhance Chemical Vapor Deposition)で形成できる。
第2の誘電膜120の金属酸化膜は、エネルギーバンドギャップが5eV以上であることができ、第1の誘電膜110よりも薄い膜及び/又は密な膜でありうる。このような第2の誘電膜120は、プログラミング動作時に電子が第1の誘電膜110を通過して第2の誘電膜120上に形成されたコントロールゲートにトンネリングすることを制限又はブロッキングすることができる。本発明の一実施形態では、第2の誘電膜120を含むゲートのキャパシタンスを増加させて高速動作を容易にするために、第2の誘電膜120の厚さは約10nm未満でありうる。また、第2の誘電膜120は、種々の材料で形成することができる。例えば、第2の誘電膜120は、誘電率が9であり、エネルギーバンドギャップが8.7eVであるアルミニウム酸化膜(Al)、誘電率が25であり、エネルギーバンドギャップが5.7eVであるハフニウム酸化膜(HfO)、又は誘電率が25であり、エネルギーバンドギャップが7.8eVであるジルコニウム酸化膜(ZrO)で形成することができる。
次に、図16のブロック1630を参照すれば、第1の誘電膜110及び第2の誘電膜120を含む基板を熱処理して、第1の誘電膜110の電荷保存領域内に複数の離散的な電荷保存ナノクリスタルを形成する。以下、これと関連して図3D及び図4A〜図4Bを参照して説明する。図3Dを参照すれば、本実施形態における急速熱的アニーリング(Rapid Thermal Annealing;RTA)122は、熱処理工程で第1の誘電膜110を急速熱的アニールする。急速熱的アニーリングは、例えば、Nガス雰囲気下で行うことができる。
図4A及び図4Bを参照すれば、1ステップ(図4A)又は2ステップ(図4B)のアニーリング工程が使用されることができる(図16のブロック1630)。1ステップアニーリングは、約700℃〜900℃で約5分間〜30分間行うことができる。特に、本発明の一実施形態で、1ステップアニーリングは10分間行う。図4Bを参照すれば、2ステップアニーリングは、第1次のアニーリングを前述した図4Aにおける温度条件下で行い、第1の誘電膜110の電荷保存領域内に離散的なナノクリスタルを形成することができる。本発明の一実施形態において、ナノクリスタルの直径は、約1nm〜7nmであることができ、ナノクリスタル間の間隔(離隔距離)は、約1nm〜7nmでありうる。本発明の一実施形態では、ナノクリスタルを第1の誘電膜110内に実質的に単一層として形成する。また、他の実施形態では、ナノクリスタルの直径の範囲は、3nm〜7nmでありうる。なお、電荷保存ナノクリスタル(130_NC)は、直径が1nm〜15nm、好ましくは、3nm〜7nmの大きさのドット(dod)形態に形成されたナノクリスタルを包括して使用することができる。また、ナノクリスタル(130_NC)間の間隔は、電荷の側面拡散(lateral diffusion)現象を防止するために、3nm〜7nmとなるようにすることが好ましいが、これに制限されるものではない。
引き続き図4Bを参照すれば、2ステップアニーリングは、ナノクリスタル形成後に第2次のアニーリングを行うことにより、第1の誘電膜110の稠密度(compactness)を増加させ、さらには、イオン注入工程の間に損傷された第1の誘電膜110を回復させたり修正したりすることができる。本発明の一実施形態で、第2次のアニーリングは、約900℃〜1050℃の温度範囲内で約5分間〜30分間行うことができる。第2次のアニーリングは相対的にさらに高い温度範囲で行うことによって、第1の誘電膜110の損傷を効果的に回復させることができる。
次に、本発明の一実施形態による集積回路メモリ装置ゲート構造物を、図5を参照して説明する。図5に示されるとおり、電荷トラップ二重膜150は、アニーリングされた第1の誘電膜110及びアニーリングされた第2の誘電膜120を含む。複数の電荷保存ナノクリスタル(130_NC)がアニーリングされた第1の誘電膜内に埋設されている。ナノクリスタル(130_NC)下部の第1の誘電膜領域(110a)、すなわちナノクリスタル(130_NC)を含む電荷保存領域の下部に、トンネル誘電膜又はトンネル酸化膜135が形成される。ナノクリスタル(130_NC)の上部の第1の誘電膜領域(110b)及び第2の誘電膜120は、カップリング及びブロッキング酸化膜140を形成する。
本発明の一実施形態において、トンネル誘電膜135の厚さは、約6nm以下である。第2の誘電膜120の厚さは、約10nm未満である。第1の誘電膜110は、シリコン酸化膜であることができ、第2の誘電膜120は高誘電膜であることができる。
第1の誘電膜110がシリコン酸化膜であり、第2の誘電膜がアルミニウム酸化膜、ハフニウム酸化膜、又はジルコニウム酸化膜のような金属酸化膜であるとき、アニーリングされた第2の誘電膜120は、アニーリング工程の間に第1の誘電膜110から拡散されたシリコン(Si)を含むことができる。第2の誘電膜120内でのシリコン原子含量は第1の誘電膜110と第2の誘電膜120との間の界面から第2の誘電膜120の表面に向かって減少する濃度傾斜を有することができる。同様に、第2の誘電膜120は、第1の誘電膜110から注入されたイオン、すなわち拡散されたゲルマニウムイオンを含むことができる。そして、第2の誘電膜120内のゲルマニウムイオン原子含量は、第1の誘電膜110と第2の誘電膜120との間の界面から第2の誘電膜120の表面に向かって減少する濃度傾斜を有することができる。このような拡散はまた、両方向であることができ、アニーリング工程の間、第2の誘電膜120から拡散されたアルミニウム、ハフニウム、ジルコニウム、又は他の金属イオンがシリコン酸化膜である第1の誘電膜110内に含まれることができる。このような場合にも同様に、第1の誘電膜110内の金属原子含量は、第1の誘電膜110と第2の誘電膜120との間の界面から基板100に向かって減少する濃度傾斜を有することができる。
図5に示すように、本発明の一実施形態で第2の誘電膜120の厚さは、第1の誘電膜110の厚さよりも薄い。例えば、第1の誘電膜110の厚さが17nm未満である場合、第2の誘電膜120の厚さは約10nmでありうる。
図5に示すように、本発明の一実施形態において、第1の誘電膜110の電荷保存領域内の複数の離散的なナノクリスタル(130_NC)は、単一の平均注入深さを有する離散的なナノクリスタル(130_NC)の単一層として理解できるものである。他の実施形態では、所定の元素のイオンを第1のイオン注入エネルギーで注入して、トンネル誘電膜135上に第1の電荷保存膜を形成し、所定の元素のイオンを第1のイオン注入エネルギー未満の第2のイオン注入エネルギーで注入して第1の電荷保存膜と互いに異なる深さの第2の電荷保存膜を形成するとともに、注入されたイオンが実質的に存在しない領域を第1電荷保存膜と第2の電荷保存膜との間に形成する多層構造物を提供できる。ここで、多層構造物は、実質的に注入されたイオンがない領域を含むので、イオン注入工程の所定の平均注入深さ及びデルタ投射範囲の特性に応じてイオンを注入することを可能にする。
図6は、本発明の一実施形態によるゲート構造物を含むフラッシュメモリ装置を示す断面図である。図6を参照すれば、フラッシュメモリ装置は、ソース(170S)及びドレーン領域(170D)と、ソース及びドレーン領域(170S,170D)の間に拡張されて形成されたチャネル領域180と、を備える基板100を含む。
チャネル領域180上には、電荷トラップ二重膜150が形成されている。電荷トラップ二重膜150は、第1の誘電膜110の下部領域(110a)によって画定されるトンネル誘電膜(トンネル酸化膜)135を含む。本発明の一実施形態におけるトンネル誘電膜135の厚さは、6nm以下であることができ、好ましくは、約4.5nm〜5.5nmでありうる。トンネル誘電膜135の厚さは、プログラム電圧がフラッシュメモリ装置に印加されるときに電子のトンネリングを提供できる程度に十分に薄い厚さであればよい。
多様な実施形態での離散的な電荷保存ナノクリスタル(130_NC)は、約1nm〜15nmの直径を有し、一実施形態での直径は、約3nm〜7nmでありうる。ナノクリスタル(130_NC)はドットタイプであり、ナノクリスタル(130_NC)間の間隔は、約3nm〜7nmである。離散的なナノクリスタル(130_NC)間の距離は、電荷の側面拡散を防止するか、或いは制限できる範囲で選択できる。示されている電荷トラップ二重膜150は、第1の誘電膜110の上部領域(110b)及び第2の誘電膜120を含むカップリング及びブロッキング酸化膜140をさらに含む。
基板100上に形成されたゲート電極層は、第2の誘電膜120上にコントロールゲート160を画定することができる。コントロールゲート160は、金属膜及び/又は不純物がドーピングされたポリシリコン膜などで形成することができる。図6では、コントロールゲート160が単層構造物で例示されたが、多層構造物であることもできる。
また、図6に示すフラッシュメモリ装置には、側壁スペーサ165及びキャッピング膜162がさらに形成されることができる。側壁スペーサ165は、シリコン酸化膜ライナーなどでコントロールゲート160の各側壁に形成できる。
なお、図6を参照して、フラッシュメモリ装置として例示したが、多様な実施形態では、本発明のゲート構造物を含む不揮発性メモリ装置及び/又はDRAMを例に挙げることができる。しかしながら、ここで例示された実施形態は、フラッシュメモリ装置に設けられるフローティングゲート構造物と関連して説明する。
次に、本発明の一実施形態である図6に示すメモリ装置の動作を、図7A〜図7Cのエネルギーバンドダイアグラムを参照してさらに詳細に説明する。
図7Aは、初期のエネルギーバンドダイアグラムを示す。特に、図7Aに示す本発明の一実施形態における第1の誘電膜110は、エネルギーバンドギャップが9eVであり、シリコン酸化膜である。第2の誘電膜120のエネルギーバンドギャップは8.7eVであり、アルミニウム酸化膜である。ゲルマニウムナノクリスタル(130_NC)である離散的なナノクリスタルのエネルギーバンドギャップは0.66eVであり、コントロールゲート160はアルミニウム膜である。
図7Aに示すトンネル誘電膜135はシリコン酸化膜であることができ、約6nm以下の厚さを備える。ゲルマニウムナノクリスタル(130_NC)の平均直径は4nmであることができ、ナノクリスタル(130_NC)は単一層で形成できる。図7Aに示すカップリング及びブロッキング膜140は約7nmの厚さの第1の誘電膜(110b)及び約10nmの厚さの第2の誘電膜120で形成されたものである。
図7B及び図7Cは、それぞれ図7Aでのプログラム及び消去動作に対するエネルギーバンドダイアグラムを示す。
図7Cは、図6に示す装置の消去動作の状態を示す。特に、コントロールゲート160に接地電圧(GND)が印加され、基板100には負の消去電圧が印加される。この時、離散的な電荷保存ナノクリスタル(130_NC)上に保存されていた電荷がFNトンネリング及び/又は熱電子注入によって図7Cの矢印で示すように、基板100方向に放出される。
図7Bは、図6に示す装置のプログラム動作の状態を示す。図7Bに示すコントロールゲート160に正のプログラム電圧(Vpgm)を印加し、基板100に接地電圧(GND)を印加する。この時、チャネル領域180から移動した電子が、FNトンネリングによってトンネル誘電膜135を通過した後、離散的な電荷保存ゲルマニウムナノクリスタル(130_NC)を含む電荷保存領域内にトラップされる。又は、正のプログラム電圧(Vpgm)がコントロールゲート160に印加され、このようなプログラム電圧と類似した高電圧がソース領域(170S)に印加され、ドレーン領域(170D)に接地電圧(GND)が印加されれば、ソース領域(170S)に隣接したところで熱電子注入が発生して、図7Bの矢印で示すようにトンネル誘電膜135を通過した後、ナノクリスタル(130_NC)に注入されたりトラップされたりすることができる。
コントロールゲート160のカップリング比が高ければ、ナノクリスタル(130_NC)に伝達される電圧がより高められる。これは、FNトンネリング及び/又は熱電子注入フローの効果的な注入を誘導できる。すなわち、金属酸化物のような高誘電率物質で第2の誘電膜120を形成することによって、不揮発性メモリ装置が高速に動作することを可能にする。
本発明の一実施形態における第1の誘電膜領域(110b)のエネルギーバンドギャップは約8eV〜9eVとして、仮に第2の誘電膜120のエネルギーバンドギャップが5eV(図7Bでの点線)以下であれば、ナノクリスタル(130_NC)内のトラップされた電荷は、コントロールゲート160方向にさらに遠くトンネリングされることができる。従って、本発明の一実施形態の第2の誘電膜120は、5eV以上のエネルギーバンドギャップを備えて、ナノクリスタル(130_NC)からコントロールゲート160方向に電子がトンネリングされることをブロッキングすることができる。
次に、図8〜図11の断面図を参照して、本発明の一実施形態における集積回路メモリ装置を説明する。まず、図8を参照して、電荷トラップ二重膜150がチャネル領域180上に部分的に形成されている場合を示す。第2の誘電膜120は、チャネル領域180の一部上にゲート誘電膜で形成される。コントロールゲート160は、第2の誘電膜120上に形成される。すなわち、図8に示す実施形態の電荷トラップ二重膜150は、図6の実施形態のようにチャネル領域180全体に沿って拡張しない。図8に示す実施形態の集積回路メモリ装置によれば、プログラミング及び消去効率が増大され、プログラミング及び消去動作時メモリ装置の電流消費を減少させることができる。
図8に示すゲート構造物は、実質的に前述したように形成できる。特に、基板100上に第1の誘電膜110を所定の大きさで形成した後、離散的な電荷保存ナノクリスタル形成用イオンを第1の誘電膜110内に注入する。第2の誘電膜120を基板100上及び第1の誘電膜110を覆うように形成する。それから、前述したようにナノクリスタル(130_NC)が急速熱的アニーリングのような熱処理工程によって、第1の誘電膜110内に形成される。
図9は、本発明の他の実施形態によるフラッシュメモリ装置を示す。図9に示す断面図は、電荷トラップ二重膜150が側壁ゲート167とチャネル領域180との間に形成されていることを示す。また、電荷トラップ二重膜150は、側壁ゲート167とメインコントロールゲート160との間に拡張される。ゲート誘電膜(ゲート酸化膜)105が、コントロールゲート160とチャネル領域180内の基板100との間に介在される。ゲート誘電膜105及びコントロールゲート160を形成した後、結果構造物である基板100面上に電荷トラップ二重膜150を形成する。続いて、側壁ゲート用導電膜を形成する。形成された導電膜から、例えば、エッチバック工程を用いて、側壁ゲート167が形成されることができる。したがって、図9に示す構造物は、多重ビットメモリセルのフローティングゲートを提供することができる。
図9に示す実施形態は、図6及び図8で示される実施形態と比較して、コモンゲート160が第1の誘電膜110形成前にゲート誘電膜105及び基板100上に形成される点で異なる。イオン注入処理と第1の誘電膜110及び第2の誘電膜120の熱処理とに関連する操作をコモンゲート(コモンゲート電極)160の側壁上及びコモンゲート160の各側壁に隣接する基板100のチャネル領域180の一部に行うことも異なる。側壁ゲート167は、コモンゲート160の各側壁に隣接してチャネル領域180の一部上に拡張される第2の誘電膜120上に形成される。
図10は、さらに他の実施形態によるメモリセルの構造を示す。図10に示す実施形態で、チャネル領域180は基板100内のソース領域(170S)及びドレーン領域(170D)の間に拡張されたリセス領域(180_RC)及びリセス領域(180_RC)に隣接した段差領域(180_SC)を含む。電荷トラップ二重膜150は、リセス領域(180_RC)及び段差領域(180_SC)を含むチャネル領域180上に形成される。また、図10に示す実施形態のように、側壁スペーサ165及びキャッピング膜162をさらに含むことができる。
図11に示す実施形態のメモリセル構造は、図10と類似する。図11の実施形態が図10と異なる点は、リセス領域(180_RC)がラウンドされた(丸みを帯びた)円形部を含むということである。図10及び図11に示す実施形態は、図9に示す実施形態と同様に、メモリ装置の多重ビット保存セルのゲートとして使用できる。
次に、本発明の実施形態についての動作説明は、図12A〜図12Cのキャパシタンス−電圧(CV)ヒステリシスカーブを参照してさらに詳細に説明される。
図12Aは、第1の誘電膜110内に注入用イオンとして周期律表第4族の元素ゲルマニウムを注入した場合の動作特性である。さらに詳細に説明すれば、図12Aでのシミュレーション結果はゲルマニウムイオンをイオン注入エネルギー約30keVで、かつ約2×1016ions/cmのイオン投射ドーズ量で17nmの厚さを備えるシリコン酸化膜である第1の誘電膜110内に注入した結果である。第1の誘電膜110は、p型基板100上に熱酸化工程で成長させることができる。酸化アルミニウムの第2の誘電膜120は、約10nmの厚さに形成される。離散電荷保存ナノクリスタル(130_NC)は、N雰囲気下で、約800℃で約10分間急速熱的アニーリング(RTA)を行うことによって形成される。
図12Aに示すように、本発明の一実施形態である電荷トラップ二重膜150を使用すれば、負の印加電圧から正の印加電圧に変化させて行けば、キャパシタンスが81方向に移動する。逆に、正の印加電圧から負の印加電圧に変化させて行けば、キャパシタンスが82方向に移動する。すなわち、図12Aに示すように、好適な反時計方向のヒステリシスカーブを示す。81方向にキャパシタンスが変化することはシリコン酸化膜110とp型基板100との間の界面が、電子の蓄積状態を経て反転状態に変化されることを示す。p型基板100の表面は反転状態に到達すれば、電子は第1の誘電膜110の電荷保存領域のゲルマニウムナノクリスタル(130_NC)内にトラップできる。反対に、82方向にキャパシタンスカーブが変わることは離散電荷保存ナノクリスタル(130_NC)内に電子がトラップされることによる正フラットバンド電圧シフトを示す。
図12AのCVカーブによれば、印加された電圧の範囲が広いほど、正フラットバンド電圧シフトの増加によるヒステリシス幅が増加する。従って、印加された電圧が増加するほどゲルマニウムナノクリスタル(130_NC)内にトラップされる電子の数が増加してさらに多い電荷を蓄積できる。すなわち、さらに多い電荷トラップはプログラミング時の装置の動作及び性能を向上させることができる。従って、図12Aに示すように、本発明の実施形態は、好適な反時計方向のヒステリシス特性及びヒステリシス幅を提供して、メモリ装置動作を向上させることができる。
図12BでのCVヒステリシスカーブを参照すれば、図12Aでの約10nm厚さの酸化アルミニウム膜とは違って、第2の誘電膜120が約30nm厚さのシリコン窒化膜である場合を示す。エネルギーバンドギャップが5eVであるシリコン窒化膜を第2の誘電膜120として使用する場合、図12Bのヒステリシスは、時計方向のヒステリシス特性を示す。
図12Cに示すCVヒステリシスカーブを調べれば、図12Aのアルミニウム酸化膜の代わりに、第2の誘電膜120で約100nm厚さのシリコン酸化膜を使用した場合を示す。図12Cでのヒステリシスカーブは、第2の誘電膜120でシリコン酸化膜を使用する場合に、正常なヒステリシス特性を得ることができないことを示す。
図13A〜図13Eは、第1の誘電膜110の電荷保存領域内で離散的な電荷保存ナノクリスタル(130_NC)を形成する処理において、多様なアニーリング温度に対するCVヒステリシスカーブを示す。図13A〜図13Eのカーブは全てp型基板100上に熱酸化工程で成長させた17nm厚さのシリコン酸化膜である第1の誘電膜110内にイオン注入エネルギー7keV、イオン投射ドーズ量2×1016ions/cmでゲルマニウムイオンを注入させた場合を示す。そして、約10nm厚さの酸化アルミニウム膜である第2の誘電膜120が第1の誘電膜110上に形成される。
窒素雰囲気下で急速熱的アニーリングを約10分間それぞれ互いに異なる温度で熱処理を行って離散的な電荷保存ナノクリスタル(130_NC)を形成する。さらに詳細に説明すれば、図13Aは600℃、図13Bは700℃、図13Cは800℃、図13Dは900℃、及び図13Eは約950℃に対応する。続いて、アルミニウムコントロールゲートをその結果構造物である電荷トラップ二重膜150上に形成する。
図13Aの600℃の温度でのCVヒステリシスカーブを見れば、正常のヒステリシス特性が提供できないことが分かる。図13Eは、950℃でアニーリングした場合の適しない時計方向のヒステリシス特性を示す。
図13B〜図13Dに示す700℃、800℃、900℃温度でアニーリングした場合、メモリ装置に好適な反時計方向ヒステリシス特性が示される。特に、図13Cの800℃でアニーリングした場合が、本発明の実施形態で形成されたメモリ装置に最も好適なメモリヒステリシス特性を提供することができる。
次の表2で、本発明の一実施形態によるヒステリシス特性の例を示す。特に、表2は、アルミニウム酸化物からなる第2の誘電膜120の厚さがそれぞれ10nm及び20nmに対するメモリ装置に、多様なゲルマニウムイオン注入エネルギーと多様なアニーリング温度に対するヒステリシス特性の例を提供する。表2で、時計方向のヒステリシス特性はC.Wで示し、反時計方向のヒステリシス特性はC.C.Wで示す。このようにして表2の例を調べれば、アルミニウム酸化膜の厚さが10nm以下であり、ゲルマニウムイオン注入エネルギーが7keV〜30keVであり、アニーリング温度が約700℃〜900℃で約10分以下行う場合に、好ましい装置特性が得られることが分かる。
本発明の一実施形態において、離散的な電荷保存ナノクリスタル(130_NC)が提供される。従って、図2を参照して説明されるフローティングゲート構造の連続的な漏洩特性と対比して、図14に示すようにトラップされた電荷電子の単一な漏洩経路が提供される。すなわち、第1の誘電膜110内の欠陥(ディテクト)などによって発生される漏洩経路が、離散的な電荷保存ナノクリスタル(130_NC)によって形成されたフローティングゲートの連続的な動作を許容する限られた量の電荷漏洩量を生じさせる。
また、本発明の多様な実施形態は、前述した方法によって簡単な工程で製造できる。また、第2の誘電膜120の微細なキャッピング膜構造によって、イオン拡散を制限することができたり、防止することができたりする。また、アニーリング及び安定したナノクリスタルの形成は、イオン注入工程の間の酸化膜に対する欠陥を回復させることできる。例えば、図4Bを参照すれば、2段階アニーリング工程は、特にイオン注入工程の間の酸化膜110に対する欠陥を効果的に回復させることができる。また、一実施形態で、電荷トラップ二重膜150が高誘電率を備えるカップリング及びブロッキング酸化膜140によって低電圧及び高速に動作するメモリ装置を獲得できる。CVヒステリシス特性カーブでヒステリシス特性が向上したカーブを得ることができる。
図15は、ゲルマニウムイオン注入シミュレーションの結果を示す。さらに詳細に説明すれば、図15は、ゲルマニウムイオンを500Åの厚さを備えたシリコン酸化ターゲット膜に7°の角度で、かつそれぞれ20keV、30keV、35keV、及び40keVのイオン注入エネルギーで注入した結果を示す。図15のシミュレーション結果は約80Å〜120Åデルタ投射範囲で、約350Å〜400Åの平均注入距離(Rp)を示す。それぞれのイオン注入エネルギーと関連された平均注入距離及びデルタ投射範囲は、次の表3に示す。
図16のフローチャートを再び参照すれば、集積回路メモリ装置のゲート構造物製造方法が簡単に説明される。本発明の集積回路メモリ装置のゲート構造物製造方法では、まず、低誘電膜で第1の誘電膜を集積回路基板上に形成する(ブロック1600)。
次に、ゲルマニウムのような周期律表第4族の所定の元素を、例えば、7000eVよりも大きいイオン注入エネルギーで、かつ約1×1014ions/cm〜2×1016ions/cmのイオン投射ドーズ量で第1の誘電膜内に注入して電荷保存領域を形成することにより、電荷保存領域下部には約6nm以下のトンネル誘電膜を形成し、電荷保存領域上部にはキャッピング誘電膜を形成する(ブロック1610)。
次に、第1の誘電膜の上部に金属酸化物の第2の誘電膜を、例えば、10nm未満の厚さに形成する(ブロック1620)。
次に、第1及び第2の誘電膜からなる基板を熱処理、例えば、700℃〜900℃の温度範囲内で5分間〜30分間急速熱的アニーリングして、複数の離散的な電荷保存ナノクリスタルを電荷保存領域内に形成する(ブロック1630)。
そして、ゲート電極膜を第2の誘電膜上に形成する(ブロック1640)。
以上、添付した図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施されうることを理解することができる。したがって、上述した好適な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではないと理解されるべきである。
本発明は集積回路に係り、さらに詳細には、ナノクリスタルを電荷保存サイトとして使用して電荷の漏洩を減少させ、低電力及び高速動作が可能にする集積回路メモリ装置及びその製造方法に適用されうる。
従来のフローティングゲートメモリセルの消去及びプログラム動作を示す断面図である。 従来のフローティングゲートメモリセルの漏洩経路を示す断面図である。 本発明の一実施形態による集積回路装置のゲート構造物の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態による集積回路装置のゲート構造物の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態による集積回路装置のゲート構造物の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態による集積回路装置のゲート構造物の製造方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態によって離散的な電荷保存ナノクリスタルを含む電荷保存領域を形成する熱処理を示すダイアグラムである。 本発明の一実施形態によって離散的な電荷保存ナノクリスタルを含む電荷保存領域を形成する熱処理を示すダイアグラムである。 本発明の一実施形態による電荷トラップ二重膜構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるゲート構造物を含むフラッシュメモリ装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置のエネルギーバンドダイアグラムを示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置のエネルギーバンドダイアグラムを示す図面である。 本発明の一実施形態によるフラッシュメモリ装置のエネルギーバンドダイアグラムを示す図面である。 本発明の他の実施形態によるゲート構造物を含むフラッシュメモリ装置を示す断面図である。 本発明の他の実施形態によるゲート構造物を含むフラッシュメモリ装置を示す断面図である。 本発明の他の実施形態によるゲート構造物を含むフラッシュメモリ装置を示す断面図である。 本発明の他の実施形態によるゲート構造物を含むフラッシュメモリ装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態によってフラッシュメモリ装置のキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 金属酸化キャッピング膜がないフラッシュメモリ装置のキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 金属酸化キャッピング膜がないフラッシュメモリ装置のキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 本発明の一実施形態による互いに異なる温度で熱処理したフラッシュメモリ装置に対するキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 本発明の一実施形態による互いに異なる温度で熱処理したフラッシュメモリ装置に対するキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 本発明の一実施形態による互いに異なる温度で熱処理したフラッシュメモリ装置に対するキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 本発明の一実施形態による互いに異なる温度で熱処理したフラッシュメモリ装置に対するキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 本発明の一実施形態による互いに異なる温度で熱処理したフラッシュメモリ装置に対するキャパシタンス−電圧ヒステリシスカーブを示す図面である。 離散的な電荷保存ナノクリスタルフローティングゲートの漏洩経路を示す断面図である。 本発明の一実施形態によって注入した結果をシミュレーションした図面である。 本発明の一実施形態による集積回路装置のゲート構造物を形成する方法を示したフローチャートである。
符号の説明
100 基板、
110 第1の誘電膜、
120 第2の誘電膜、
130_NC ナノクリスタル、
135 トンネル誘電膜、
140 カップリング及びブロッキング酸化膜、
160 ゲート、
180 チャネル領域。

Claims (34)

  1. 集積回路基板上に7以下の誘電率を有する第1の誘電膜を形成する段階と、
    周期律表の第4族に属し、前記第1の誘電膜内で0.5cm/s未満の熱拡散率を有する所定の元素のイオンを前記第1の誘電膜に注入して、前記第1の誘電膜内に電荷保存領域を当該電荷保存領域下部のトンネル誘電膜とともに形成する段階と、
    前記第1の誘電膜上に、金属酸化物を含む第2の誘電膜を形成する段階と、
    前記第1の誘電膜及び前記第2の誘電膜を含む前記基板を熱処理して、前記電荷保存領域内に複数の離散的な電荷保存ナノクリスタルを形成する段階と、
    前記第2の誘電膜上にゲート電極膜を形成する段階と、を含むことを特徴とする集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  2. 前記イオンを注入する段階は、注入されたイオンが実質的に存在しないキャッピング誘電膜を前記電荷保存領域上に提供するように前記イオンを注入する段階を含み、
    前記第2の誘電膜は、前記キャッピング誘電膜上に10nm未満の厚さに形成されることを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  3. 前記第2の誘電膜を形成する段階は、高誘電膜を形成する段階を含み、
    前記第1の誘電膜を形成する段階は、シリコン酸化膜を形成する段階を含み、
    前記所定の元素は、ゲルマニウムを含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  4. 前記イオンを注入する段階は、前記イオンを所定の平均注入深さで、かつ7nm以下のデルタ投射範囲で注入する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  5. 前記イオンを注入する段階は、前記イオンを所定の平均注入深さで、かつ8nm〜12nmのデルタ投射範囲で注入する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物製造方法。
  6. 前記第1及び第2の誘電膜は、少なくとも5eVのエネルギーバンドギャップを備え、前記第1の誘電膜は17nm未満の厚さを有し、前記第2の誘電膜の厚さは前記第1の誘電膜厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  7. 前記トンネル誘電膜は、6nm以下の厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  8. 前記イオンを注入する段階は、イオン注入エネルギーが7000eV以上で、かつイオン投射ドーズ量が1×1014ions/cm〜2×1016ions/cmで前記イオンを注入する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  9. 前記イオン注入エネルギーは、30000eV以下であることを特徴とする請求項8に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  10. 前記ナノクリスタルの直径は1nm〜7nmであり、ナノクリスタル間の間隔は1nm〜7nmであることを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  11. 前記熱処理する段階は、前記第1の誘電膜を700℃〜900℃の温度範囲内で5分間〜30分間急速熱的アニーリングする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  12. 前記熱処理する段階は、900℃〜1050℃の温度範囲内で5分間〜30分間2次的に急速熱的アニーリングする段階をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  13. 前記第2の誘電膜は、アルミニウム、ハフニウム、チタニウム、ジルコニウム、スカンジウム、イットリウム、及びランタンからなる群から選択される1種以上を含む酸化膜及び酸窒化膜のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  14. 前記第1の誘電膜を形成する段階は、前記基板を熱酸化する段階を含み、
    前記第2の誘電膜を形成する段階は、原子層蒸着法及びPECVDの少なくとも一方によって前記第2の誘電膜を形成する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  15. 前記イオンを注入する段階は、
    所定の元素のイオンを第1のイオン注入エネルギーで注入して、前記トンネル誘電膜上に第1の電荷保存膜を形成する段階と、
    所定の元素イオンを前記第1のイオン注入エネルギー未満の第2のイオン注入エネルギーで注入して、前記第1の電荷保存膜上に第2の電荷保存膜を形成するとともに、前記第1の電荷保存膜と前記第2の電荷保存膜との間に注入されたイオンが実質的に存在しない領域を形成する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  16. 前記イオンを注入する段階は、前記第1の誘電膜内に、前記基板に対して相対的に異なる複数の高さに前記イオンを注入する段階を含み、
    前記基板を熱処理する段階は、前記離散的な電荷保存ナノクリスタルと重畳する多層構造物を提供することを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  17. 前記第1の誘電膜を形成する段階の前に、前記基板上のゲート誘電膜上にコモンゲートを形成する段階をさらに含み、
    前記第1の誘電膜を形成する段階、前記イオンを注入する段階、前記熱処理する段階、及び前記第2の誘電膜を形成する段階は、前記コモンゲートの側壁上及び当該コモンゲートの各側壁に隣接した前記基板のチャネル領域の一部上に実施され、
    前記ゲート電極膜を形成する段階は、前記コモンゲートの各側壁に隣接して前記チャネル領域の一部上に拡張している前記第2の誘電膜上にゲート側壁を形成する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  18. 前記第1の誘電膜を形成する段階の前に、チャネル領域を形成する段階をさらに含み、
    前記チャネル領域を形成する段階は、前記基板内のソース領域とドレーン領域との間に拡張されたリセス領域及び当該リセス領域に隣接する段差領域を形成する段階を含み、
    前記第1の誘電膜を形成する段階、前記イオンを注入する段階、前記熱処理する段階、前記第2の誘電膜を形成する段階、及び前記ゲート電極膜を形成する段階は、前記リセス領域及び前記段差領域を含む前記チャネル領域上に実施されることを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  19. 前記リセス領域は、丸みを帯びた領域を備えることを特徴とする請求項18に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  20. 前記集積回路メモリ装置は、不揮発性メモリ装置又はDRAMを含むことを特徴とする請求項1に記載の集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  21. 集積回路基板上にシリコン酸化膜を形成する段階と、
    7000eVよりも大きいイオン注入エネルギーで、かつ1×1014ions/cm〜2×1016ions/cmのイオン投射ドーズ量で、前記第1の誘電膜にゲルマニウムイオンを注入して前記第1の誘電膜内に電荷保存領域を形成するとともに、当該電荷保存領域の下部に6nm以下のトンネル誘電膜を形成し、前記電荷保存領域の上部にキャッピング誘電膜を形成する段階と、
    前記第1の誘電膜上に、金属酸化物を含む第2の誘電膜を10nm未満の厚さに形成する段階と、
    前記第1の誘電膜及び前記第2の誘電膜を含む前記基板を、700℃〜900℃で5分間〜30分間急速熱的アニーリングして、前記電荷保存領域内に複数の離散的な電荷保存ナノクリスタルを形成する段階と、
    前記第2の誘電膜上にゲート電極膜を形成する段階と、を含むことを特徴とする集積回路メモリ装置のゲート構造物の製造方法。
  22. 集積回路基板と、
    前記基板上に形成され、7以下の誘電率を有し、前記基板上のトンネル誘電膜と、周期律表の第4族に属し、0.5cm/s未満の熱拡散率を有する所定の元素からなる離散的な複数の電荷保存ナノクリスタルを含む前記トンネル誘電膜上の電荷保存膜と、を含む第1の誘電膜と、
    前記第1の誘電膜上に金属酸化物より形成され、10nm未満の厚さを有する第2の誘電膜と、
    前記第2の誘電膜上に形成されるゲート電極膜と、を含むことを特徴とする集積回路装置のゲート構造物。
  23. 前記第1の誘電膜は、前記電荷保存膜上に実質的にナノクリスタルが存在しないキャッピング誘電膜をさらに含み、当該キャッピング誘電膜上に第2の誘電膜が形成されていることを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  24. 前記第2の誘電膜は高誘電膜を含み、前記第1の誘電膜はシリコン酸化膜を含み、前記所定の元素はゲルマニウムを含むことを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  25. 前記第1及び第2の誘電膜は、少なくとも5eVのエネルギーバンドギャップを備え、前記第1の誘電膜は17nm未満の厚さを有し、前記第2の誘電膜の厚さは前記第1の誘電膜の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  26. 前記トンネル誘電膜は、6nm以下の厚さを有することを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  27. 前記ナノクリスタルの直径は1nm〜7nmであり、ナノクリスタル間の間隔は1nm〜7nmであることを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  28. 前記第2の誘電膜は、アルミニウム、ハフニウム、チタニウム、ジルコニウム、スカンジウム、イットリウム、及びランタンからなる群から選択される1種以上を含む酸化膜及び酸窒化膜のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  29. 前記電荷保存膜は、前記離散的な電荷保存ナノクリスタルと重畳する多層構造物を含むことを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  30. 前記集積回路装置は、不揮発性メモリ装置又はDRAMを含むことを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  31. 前記集積回路装置は、フラッシュメモリ装置を含み、
    前記電荷保存膜は、フラッシュメモリ装置のフローティングゲートセルを含むことを特徴とする請求項22に記載の集積回路装置のゲート構造物。
  32. 請求項22に記載のゲート構造物と、
    前記基板上のゲート誘電膜上に形成されるコモンゲートと、を含むメモリセルであって、
    前記第1の誘電膜は、前記コモンゲートの側壁及び当該コモンゲートの各側壁に隣接した前記基板のチャネル領域の一部上に沿って拡張されており、
    前記メモリセルは、前記コモンゲートの各側壁に隣接して前記チャネル領域の一部上に拡張されている前記第2の誘電膜の上部に形成される側壁ゲートをさらに含むことを特徴とするメモリセル。
  33. 請求項22に記載のゲート構造物と、
    前記基板内のソース領域とドレーン領域との間に拡張され、リセス領域及び当該リセス領域に隣接する段差領域を含むチャネル領域と、を含み、
    前記第1の誘電膜は、前記リセス領域及び前記段差領域を含む前記チャネル領域に沿って拡張していることを特徴とするメモリセル。
  34. 前記リセス領域は、丸みを帯びた部分を備えることを特徴とする請求項33に記載のメモリセル。
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