JP2007157951A - Member mounting tool - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は例えば基板にハーネス等の部材を取付けるための部材取付け具に関するものである。 The present invention relates to a member fixture for attaching a member such as a harness to a substrate, for example.
従来、基板にハーネス等を取付けるには、基板にワイヤをハンダ付けし、該ワイヤによってハーネスを緊縛する構成が採用されていたが、ハンダには有害物質が含まれており、その使用が規制される傾向にある。
上記ハンダ固定に代えて最近ではクリップを固定手段とする構成が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。該クリップは基台から立設された左右一対の弾性係止片からなる。
Conventionally, in order to attach a harness or the like to a substrate, a configuration has been adopted in which a wire is soldered to the substrate and the harness is tightly bound by the wire, but the solder contains harmful substances and its use is restricted. Tend to.
Recently, a configuration using a clip as a fixing means instead of the solder fixing has been proposed (see, for example,
上記従来のクリップは基板に取付けた状態で左右一対の弾性係止片が変形し易く、基板のクリップ取付け孔からはずれ易いと云う問題点があった。 The conventional clip has a problem in that the pair of left and right elastic locking pieces are easily deformed when attached to the substrate, and is easily disengaged from the clip attachment hole of the substrate.
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、ワイヤ貫通孔6を設け底面から基板20のクリップ取付け孔21に嵌着される嵌着部5を設けた台座2と、該台座2から立設されている左右一対の弾性係止片3,3とからなるクリップ1と、該クリップ1に取付けられるワイヤ16とからなり、該クリップ1の係止片3,3の内側中間部と外側中間部には係止段部13,13,11,11が形成され、該クリップ1に取付けられるワイヤ16の先端には拡径部17が形成されており、該ワイヤ16の拡径部17の径は該クリップ1の左右一対の係止片3,3の内側係止段部13,13間の間隙よりも大きく設定され、かつ左右一対の係止片3,3の内側係止段部13,13より下側部分間の間隙と略等しく設定されており、該左右一対の係止片3,3の外側係止段部11,11の外巾は該基板20のクリップ取付け孔21の内巾よりも若干大きく設定されており、該クリップ1の台座2のワイヤ貫通孔6からワイヤ16を左右一対の係止片3,3間に挿通し、該ワイヤ16の先端拡径部17を該左右一対の係止片3,3の内側係止段部13,13の下側に到達せしめることによって該クリップ1の左右一対の係止片3,3の内側への変形を阻止した部材取付け具を提供する。
該クリップ1の台座2は弾性部材から構成され、該台座2のワイヤ貫通孔6には該台座2外周から該ワイヤ貫通孔6の径よりも若干小さい巾の切欠き部7が連通していることが望ましく、また該ワイヤ16と該クリップ1との相互回転および/または該クリップ1と基板20のクリップ取付孔21との相互回転を阻止する手段18が設けられていることが望ましい。更に該ワイヤ16には樹脂被覆19が施されていることが望ましい。
As means for solving the above-described conventional problems, the present invention provides a
The
〔作用〕
ワイヤ16を該クリップ1の台座2のワイヤ貫通孔6から該クリップ1に挿通し、該ワイヤ16の先端拡径部17を該クリップ1の左右一対の係止片3,3の内側係止段部13,13より上側に位置せしめることによって、該クリップ1に該ワイヤ16を取付けておき、該クリップ1を基板20の所定位置に設けられているクリップ取付け孔21に嵌着する。この状態で該クリップ1の左右一対の係止片3,3の外側係止段部11,11が該基板20のクリップ取付け孔21の下側周縁部に係止する。
この状態で更にワイヤ16を該クリップ1に押込み、該ワイヤ16の先端拡径部17を該クリップ1の左右一対の係止片3,3の内側係止段部13,13の下側に達せしめる。そうすると該クリップ1の左右一対の係止片3,3が相互相寄る方向へ変形(縮巾変形)しようとしても、該ワイヤ16の先端拡径部17が該係止片3,3の内面に当接して該変形を阻止する。また該ワイヤ16の先端拡径部17が該クリップ1の左右一対の係止片3,3の内側係止段部13,13に係止され、該ワイヤ16が該クリップ1から抜け出ることが阻止される。
[Action]
The
In this state, the
該クリップ1の台座2は弾性部材から構成され、該台座2のワイヤ貫通孔6には該台座2外周から該ワイヤ貫通孔6の径よりも若干小さい巾の切欠き部7が連通していると、該ワイヤ16を該クリップ1の台座2の切欠き部7から該ワイヤ貫通孔6に容易に嵌め込んで挿通せしめることが出来る。
The
該ワイヤ16と該クリップ1との相互回転および/または該クリップ1と基板20のクリップ取付孔21との相互回転を阻止する手段が設けられていると、該ワイヤ16がずれることなく該ワイヤ16によって部材を基板20にしっかり緊縛することが出来る。
When means for preventing mutual rotation of the
該ワイヤ16には樹脂被覆19が施されていると、該ワイヤ16によって該部材が傷付くことなく、更に該樹脂被覆19の弾性によって該部材を強く緊縛することが出来る。
When the
〔効果〕
したがって、本発明では、基板に部材を確実に強固にかつ簡単に取付けることが出来る。
〔effect〕
Therefore, in the present invention, the member can be securely and easily attached to the substrate.
本発明を図1〜図8に示す一実施例によって以下に詳細に説明する。図に示すクリップ1は台座2と、該台座2から立設されている左右一対の係止片3,3とからなり、該クリップ1は熱可塑性樹脂の射出成形によって一体的に成形される。該クリップ1の材料としての熱可塑性樹脂は、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、フッ素樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリフェニレンオキサイド(PPOまたはPPE)、ポリアミド、ポリカーボネート等の硬質ではあるが弾性を有する樹脂が用いられる。
The present invention will be described in detail below with reference to an embodiment shown in FIGS. The
該台座2は平面形状丸角四角形であり、該台座2の本体の底面からは顎部4を介して縮径された平面形状四角形の嵌着部5が設けられている。該嵌着部5は、後記する基板20のクリップ取付け孔21に嵌着される。
該台座2の中央部には丸孔であるワイヤ貫通孔6が設けられており、該台座2外周から該ワイヤ貫通孔6には該ワイヤ貫通孔6の径d5 よりも若干小さい巾d6 の切欠き部7(d5 >d6 )が連通しており(図8参照)、更に該ワイヤ貫通孔6には縦方向に一対のキー溝8,8が設けられている。
The
A wire through
該台座2から立設されている左右一対の係止片3,3は上段部9,9と下段部10,10とからなり、該上段部9,9の外面9A,9Aは該台座2の嵌着部5の側面から内側に向かって若干傾斜しており、下縁は外側に膨出して外側係止段部11,11を形成しており、該外側係止段部11,11の上面12,12は外側に向かって低く傾斜している。そして該左右一対の係止片3,3の外側係止段部11,11の外巾d2 は該台座2の嵌着部5の巾d1 よりも若干大きく設定(d2 >d1 )されている(図1参照)。
The pair of left and right
該上段部9,9の内面下縁には内側係止段部13,13が突設されており、該内側係止段部13,13の上面14,14は内側に低く傾斜してくさび面を形成している。
Inner
該左右一対の係止片3,3の下段部10,10は側面L形状をしており、外面15,15は下方に向かって内側に傾斜してくさび面を形成している。
The
上記クリップ1に取付けられるワイヤ16の先端には塑性加工によって平面形状円形の拡径部17が形成されており、更にワイヤ16の先端より奥側には塑性加工により左右一対のキー18,18が形成されている。そして該ワイヤ16には樹脂被覆19が施されている。該樹脂被覆19はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等の樹脂を材料とする。該ワイヤ16の径d5 は該クリップ1の台座2のワイヤ貫通孔6の径と略等しく、拡径部17の径d4 は該クリップ1の係止片3,3の内側係止段部13,13間の間隙巾d7 よりも大きくかつ下段部10,10の間隙d3 と略等しく設定されている。
A flat-shaped circular enlarged
上記クリップ1にワイヤ16を取付けるには、図5に示すようにクリップ1の台座2のワイヤ貫通孔6に該ワイヤ16を挿通する。この際、該ワイヤ16は該クリップ1の台座2の切欠き部7から該ワイヤ貫通孔6に挿通するが、該ワイヤ16を該台座2の切欠き部7に通す時、前記したようにd5 >d6 であるから、該台座2は該切欠き部7の巾が拡がる方向(拡巾方向)に変形する。
In order to attach the
このようにして該クリップ1に該ワイヤ16を取付けた状態で基板20のクリップ取付け孔21に該クリップ1の左右一対の係止片3,3を通した上で台座2の嵌着部5を嵌着する。該基板20のクリップ取付け孔21は該台座2の嵌着部5の平面形状四角形と略同寸法(d1 )の平面形状四角形とされている(図6参照)。該クリップ取付け孔21に該左右一対の係止片3,3を通す時は該係止片3,3の下段部10,10のくさび面である外面15,15が該基板20のクリップ取付け孔21の左右周壁に押されて該係止片3,3はそれぞれ相寄る方向に弾性変形(縮巾変形)し、完全に嵌め込んだ状態では該係止片3,3は元の状態に弾性復元し、該クリップ1は台座2の顎部4と該係止片3,3の外側係止段部11,11の上面12,12との間で該基板20のクリップ取付け孔21の周縁上下を挟持して該取付け孔21に固定される。
In this manner, with the
該クリップ1を該基板20のクリップ取付け孔21に嵌着固定したら、該ワイヤ16を更に奥側に挿込み該ワイヤ16の先端拡径部17を該クリップ1の左右一対の係止片3,3の下段部10,10の間に達せしめる。この時該ワイヤ16の拡径部17は係止片3,3の内側係止段部13,13のくさび面である上面14,14を押し広げて該係止片3,3を拡巾変形させつゝ該内側係止段部13,13の下側、即ち該係止片3,3の下段部10,10間に達する(d4 >d7 )。該ワイヤ16の拡径部17が該係止片3,3の内側係止段部13,13の下側、即ち下段部10,10間に達すると、該係止片3,3の拡巾変形は弾性的に復元する。
When the
このようにしてワイヤ16を取付けたクリップ1が基板20のクリップ取付け孔21に取付けられるが、該クリップ1の係止片3,3の内側係止段部13,13より下側、即ち下段部10,10間に該ワイヤ16の拡径部17が介在しており、d4 ≒d7 であるから、該クリップ1の左右一対の係止片3,3の相互相寄る方向(図7矢印イ)への変形、即ち縮巾変形は該ワイヤ16の拡径部17によって阻止され、かくして該クリップ1は該基板20の取付け孔21にはずれることなく確実に取付けられる。また前記したようにd4 >d7 であり、したがって該ワイヤ16に引抜き方向の力が及ぼされても、該ワイヤ16の拡径部17が該係止片3,3の内側係止段部13,13の下面に引掛かり、該ワイヤ16が該クリップ1から抜けることが阻止される。
In this way, the
更に該クリップ1の台座2の嵌着部5は前記したように該基板20のクリップ取付け孔21の平面形状四角形と略同寸法(d1 )の平面形状四角形であるから(図6参照)、該嵌着部5を該取付け孔21に嵌着した状態では該クリップ1が該基板20の取付け孔21に対してがたついたり回転することを阻止され、更に該ワイヤ16の左右一対のキー18,18が該クリップ1の台座2の貫通孔6のキー溝8,8に係合し(図8参照)、該ワイヤ16が該クリップ1に対して回転することを阻止される。なお該ワイヤ16のキー18,18は樹脂被覆19がそれより先端側に滑動しないよう阻止する役目も果たしている。
Further, as described above, the
このようにして基板20のクリップ取付け孔21にクリップ1を取付けた後、該クリップ1に取付けたワイヤ16によってハーネス等の部材を緊縛して基板20上に固定する。
After the
上記実施例以外、該係止片の内側係止段部は上面をくさび面とする代りに側断面弧状形状にされてもよく、また台座2の嵌着部5は平面形状六角形、楕円形等にされてもよく、それに対応して基板の取付け孔も六角形状、楕円形状等にされてもよい。該嵌着部5の平面形状を円形にしてもよいが、その場合には該台座2の取付け孔に対する回転阻止は出来ない。更に図9に示すようにワイヤ16の拡径部17Aを平面形状四角形としてクリップ1の係止片3,3の下段部10,10の内面に該拡径部17Aの左右辺を沿わせれば、キーとキー溝とを設けることなく、ワイヤがクリップに対して回転することが阻止される。また図10に示すように、ワイヤ16を平面形状四角形とし、更にワイヤ貫通孔6を平面形状四角形として、ワイヤ貫通孔6の内面に、ワイヤ16の各面を沿わせれば、キーとキー溝とを設けることなく、ワイヤがクリップ1に対して回転することが阻止される。
Other than the above embodiment, the inner locking step portion of the locking piece may be formed in an arc-shaped side section instead of the wedge surface on the upper surface, and the
本発明は基板上に部材を簡単かつしっかり取付けることが出来るので、産業上の利用可能である。 The present invention can be used industrially because a member can be easily and firmly mounted on a substrate.
図1〜図8は本発明の一実施例を示すものである。
1 クリップ
2 台座
3 係止片
5 嵌着部
6 ワイヤ貫通孔
7 切欠き部
8 キー溝
9 上段部
10 下段部
11 外側係止段部
12 上面
13 内側係止段部
14 上面
16 ワイヤ
17,17A 拡径部
18 キー(相互回転阻止手段)
19 樹脂被覆
20 基板
21 クリップ取付け孔
DESCRIPTION OF
19
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005350076A JP2007157951A (en) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | Member mounting tool |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005350076A JP2007157951A (en) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | Member mounting tool |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007157951A true JP2007157951A (en) | 2007-06-21 |
Family
ID=38241930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005350076A Withdrawn JP2007157951A (en) | 2005-12-05 | 2005-12-05 | Member mounting tool |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007157951A (en) |
-
2005
- 2005-12-05 JP JP2005350076A patent/JP2007157951A/en not_active Withdrawn
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Legal Events
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