JP2007151859A - 貯金箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外観がフィギア形状をなす中空状本体1と、この中空状本体1の下部内周に形成され、ペットボトルPの飲み口部周囲の雄ねじ部に対応する雌ねじ部と、この雌ねじ部よりも上方において中空状本体1の周囲に形成されたコイン投入口11と、を備える。従って、コイン投入口11を有するフィギアがペットボトルP上に一体化された貯金箱となる。また、コイン投入口11の両側に、投入されるコインCに接触して動く腕部材12を備え、中空状本体1の上部には、コイン投入口11へのコインCの投入に連動する可動部材13を備える。コインCを投入すると、コイン投入口11の両側の腕部材12が動き、フィギアの上部の可動部材13も動くので、見て楽しめる。
【選択図】図3
Description
そして、貯金箱としてペットボトルキャップの上部平面にコイン投入口を設ける関係から、その上に取り付けるマスコットフィギアは小さなものとならざるを得ず、外観デザイン上、ペットボトルキャップが表れることと併せ、ペットボトルとマスコットフィギアとの一体感に乏しいものである。
また、特許文献1のペットボトル用キャップは、単独では貯金箱として使用できないものである。
なお、従来のペットボトルは飲み口部の内径が約20mmと小さいものであり、1円玉しか貯金できなかった。
また、底体を装着すれば、フィギア単独でも貯金箱として使用できる。
さらに、コイン投入時において、コイン投入口の両側で腕部材が動いたり、フィギアの上部で可動部材が動いたりするようにすれば、見て楽しめるものとなる。
(実施形態1)
図1及び図2は本発明を適用した実施形態1の構成を示すもので、1は外観がフィギア形状をなす中空状本体、1aは本体下部材、1bは本体上部材、10は脚部、11はコイン投入口、12は腕部材、13は耳部材(可動部材)、14は雌ねじ部、15はピン部、16はレバー部材、17は中枠部材、18は駒部材、2は底体、3は底蓋である。
すなわち、本体下部材1aは、犬の胴体部を構成する略円柱状のもので下部に左右の脚部(後脚部)10を一体に備えている。この本体下部材1aの上部には、本体上部材1bとの合体部分に沿って形成した、犬の口に相当するコイン投入口11が開口し、このコイン投入口11の両側に位置する腕部材(あるいは前脚部材)12が組み付けられている。
そして、本体上部材1bは、犬の口から上の顔部及び頭部を構成する略半球状のもので、この本体上部材1bの上部には、可動部材として、左右一対の耳部材13が組み付けられている。
また、本体下部材1aの内部には、ペットボトルP(図3参照)の飲み口部(図示では内径が約30mmの広口タイプ)周囲の雄ねじ部(図略)に対応する雌ねじ部14(図4参照)が形成されている。
腕部材12は、前部左右に手(あるいは前足)12aを有する一体円弧形状で若干の弾性変形が可能な合成樹脂製のものであり、本体下部材1aの後部中央上に形成したピン部15が貫通して、本体上部材1bとの合体部分に沿って装着されている。この腕部材12は、コイン投入口11の両側に位置する左右の前端部12bにコイン(1円玉から5百円玉までのコイン)Cが接触することで、弾性変形して外側に若干開くように動く。なお、実施形態において、手12aは腕部材12とは別の色に着色されている。
すなわち、本体下部材1aの上面部に形成された開口部に、前面を平坦部16aに形成して上面をカム部16bに形成したレバー部材16が配設されている。レバー部材16は合成樹脂製で、平坦部16a及びカム部16bが交差する角部の左右に突設した支軸部16cを、本体下部材1aの上面部に形成された軸受部に載せて支持されている。
このレバー部材16は、コイン投入口11の中央部に位置する平坦部16aにコインCが接触して押されることで回動し、カム部16bが後述する駒部材18を徐々に押し上げていく。
すなわち、中枠部材17は、合成樹脂製の前板及び後板を中央上部でビスB1により合体したもので、前板及び後板間に略直角三角形状をなす左右一対の駒部材18を支軸部17aにより支持している。左右一対の駒部材18は合成樹脂製で、図3(a)に示すように、互いの直角部を下にして当接し合っている。
中枠部材17は、本体上部材1b内に形成した左右の合体用ボス部間に沿って組み込まれている。そして、中枠部材17は、その上部の左右に形成した前後対をなす軸受部17bが、本体上部材1bの上部左右に形成された開口から上方に突出する。
耳部材13は合成樹脂製で、本体上部材1bの内方に突出して駒部材18の斜面に当接する延出片13bを有している。
以上の各部材を組み付けた本体上部材1bの下部内に本体下部材1aの上部を嵌め合わせて、左右の合体用ボス部にビスB2を締め付けることで、図示例では、外観が犬のフィギア形状をなす中空状本体1が構成される。
すなわち、底体2は合成樹脂製で、図2に示しように、その筒状部の外周上部に、雌ねじ部14に対応する突条部21が形成されて、内周下部には、下端の突条部22とその上方に離間した突条部23が形成されている。これら突条部21・22・23はそれぞれ直径方向に対応して一対ずつ設けられている。
さらに、底体2内周の突条部22・23間に底蓋3が組み付けられている。底蓋3は合成樹脂製で、その外周に突条部22・23間に位置する突片31が形成されている。この突片31は直径方向に対応して一対設けられている。
同時に、コイン投入口11内の中央に位置するレバー部材16の平坦部16aにコインCが接触して、レバー部材16が支軸部16cを支点に回動し、カム部16bが上方に移動して、カム部16bが接触する左右一対の駒部材18が支軸部17aを支点に持ち上げられるように回動する。これにより、駒部材18に延出片13bが接触する左右の耳部材13が支軸部13aを支点に回動し、フィギアの頭部において、コインCの投入に連動して左右の耳部材13も横から上に広がるように動くので、見て楽しめる。
この結果、コイン投入口11を有するフィギア(中空状本体1)がペットボトルP上に一体化されたものとなり、外観デザイン上、従来のようなペットボトル用キャップが存在せず、ペットボトルPとフィギアとの一体感に優れた貯金箱を提供できるものとなる。
しかも、飲み口部が内径約30mmと広口タイプのペットボトルPに対応したフィギア貯金箱なので、1円玉から5百円玉まで貯金できる。
また、コイン投入口11を有するフィギア(中空状本体1)に底体2及び底蓋3を装着すれば、フィギア単独でも貯金箱として使用できるものとなる。
図6は本発明を適用した実施形態2の構成を示すもので、4は外観がフィギア形状をなす中空状本体、4aは本体下部材、4bは本体上部材、41はコイン投入口、42は腕部材、43は帽子部材(可動部材)、44は雌ねじ部、45はピン部、46はレバー部材、49は支軸部である。
この実施形態2において、可動部材として帽子部材43を被ったフィギア貯金箱である。
本体下部材4aは、フィギア上体部を構成する略円柱状のもので、上部には、本体上部材4bとの合体部分に沿って形成したコイン投入口41が開口し、このコイン投入口41の両側に位置する腕部材42が組み付けられている。
そして、本体上部材4bは、図7に示すように、顔部及び頭部を構成する略半球状のもので、この本体上部材4bには、可動部材として、帽子部材43が組み付けられている。
また、本体下部材4aの内部には、前述した実施形態1と同様の雌ねじ部44が形成されている。
帽子部材43は合成樹脂製で、鍔部43aを有するキャップタイプのものであり、本体上部材4bの後部中央に形成した開口部内において、支軸部49を支点として鍔部43a側が上下動するよう組み付けられている。
この帽子部材43には、本体上部材4bの後部中央の開口部から下方に突出する垂下片43bが一体に形成されている。
すなわち、本体下部材4aの上面部に形成された開口部に、前面を平坦部46aに形成して上面をカム部46bに形成したレバー部材46が配設されている。レバー部材46は合成樹脂製で、平坦部46a及びカム部46bが交差する角部の左右に突設した支軸部46cを、本体下部材4aの上面部に形成された軸受部に載せて支持されている。
このレバー部材46は、コイン投入口41の中央部に位置する平坦部46aにコインCが接触して押されることで回動し、カム部46bが帽子部材43の垂下片43bを徐々に押し上げていく。
そして、中空状本体4には、実施形態1と同様、その雌ねじ部44内に底体2及び底蓋3が組み付けられる。
同時に、コイン投入口41内の中央に位置するレバー部材46の平坦部46aにコインCが接触して、レバー部材46が支軸部46cを支点に回動し、カム部46bが上方に移動して、カム部46bが接触する垂下片43bが帽子部材43の後側の支軸部49を支点に回動する。すなわち、フィギア上体部の上において、コインCの投入に連動して垂下片43bを一体に有する帽子部材43も前側の鍔部43aが持ち上げられるように動いて、略半球状の本体上部材4bによる顔が現れるので、見て楽しめる。
しかも、飲み口部が内径約30mmと広口タイプのペットボトルPに対応したフィギア貯金箱なので、1円玉から5百円玉まで貯金できる。
また、コイン投入口41を有するフィギア(中空状本体4)に、実施形態1と同様に、底体2及び底蓋3を装着すれば、フィギア単独でも貯金箱として使用できるものとなる。
図8は本発明を適用した実施形態3の構成を示すもので、前述した実施形態2と同様の外観がフィギア形状をなす中空状本体4、本体下部材4a、本体上部材4b、コイン投入口41、腕部材42、帽子部材(可動部材)43であって、5は蛇腹部材、6は台座部材である。
この実施形態3において、実施形態2のフィギア貯金箱を蛇腹部材5と組み合わせたものである。
なお、蛇腹部材5及び台座部材6は、実施形態1のフィギア(中空状本体1)と組み合わせることも可能である。
また、腕部材や可動部材の形状や、コイン投入に連動する可動部材の連動機構の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1a 本体下部材
1b 本体上部材
10 脚部
11 コイン投入口
12 腕部材
12a 手
13 耳部材(可動部材)
14 雌ねじ部
15 ピン部
16 レバー部材
16a 平坦部
16b カム部
17 中枠部材
18 駒部材
2 底体
3 底蓋
4 外観がフィギア形状をなす中空状本体
4a 本体下部材
4b 本体上部材
41 コイン投入口
42 腕部材
42a 手
43 帽子部材(可動部材)
43a 鍔部
43b 垂下片
44 雌ねじ部
45 ピン部
46 レバー部材
46a 平坦部
46b カム部
49 支軸部
5 蛇腹部材
6 台座部材
B1・B2 ビス
C コイン
P ペットボトル
Claims (4)
- 外観がフィギア形状をなす中空状本体と、
この中空状本体の下部内周に形成され、ペットボトルの飲み口部周囲の雄ねじ部に対応する雌ねじ部と、
この雌ねじ部よりも上方において中空状本体の周囲に形成されたコイン投入口と、
を備えることを特徴とする貯金箱。 - 前記雌ねじ部に着脱可能な底体を備えることを特徴とする請求項1に記載の貯金箱。
- 前記コイン投入口の両側に、投入されるコインに接触して動く腕部材を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の貯金箱。
- 前記中空状本体の上部には、前記コイン投入口へのコインの投入に連動する可動部材を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の貯金箱。
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JPH03108551U (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-07 |
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