JP2007150649A - 動画像階層符号化方法、動画像階層符号化装置、動画像階層復号方法、動画像階層復号装置、動画像階層符号化プログラム及び動画像階層復号プログラム - Google Patents

動画像階層符号化方法、動画像階層符号化装置、動画像階層復号方法、動画像階層復号装置、動画像階層符号化プログラム及び動画像階層復号プログラム Download PDF

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徹 熊倉
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智 坂爪
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Motoharu Ueda
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Abstract

【課題】従来装置では、縮小ノンインターレース走査画像を時間的に間引いて、下位層画像として符号化すると、間引かれたフレームと同位相の上位層画像では階層間予測をすることができないため、インターレース走査画像の符号化効率が低下してしまう。
【解決手段】上位層符号化器111は、入力動画像信号101と下位層符号化器113からの局所復号画像信号とを入力として受け、局所復号画像信号はフィールド補間して入力動画像信号101を符号化し、上位層符号化系列を得て、その上位層符号化系列を多重化器105に送る。画像間引き器112は、画像縮小器103よりノンインターレース画像信号が入力され、そのノンインターレース画像信号を時間的に間引いてノンインターレース画像信号を得、下位層符号化器113により符号化して下位層符号化系列と局所復号画像信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は動画像階層符号化方法、動画像階層符号化装置、動画像階層復号方法、動画像階層復号装置、動画像階層符号化プログラム及び動画像階層復号プログラムに係り、特に飛び越し走査の動画像と順次走査の動画像を階層的に符号化する動画像階層符号化方法、動画像階層符号化装置、階層的に符号化した動画像を階層的に復号する階層復号方法、階層復号装置、飛び越し走査の動画像と順次走査の動画像を階層的に符号化し復号するための動画像の動画像階層符号化プログラム及び動画像階層復号プログラムに関する。
動画像の符号化には、単純な1階層のみの符号化に対し、多重の符号化構成を有する階層符号化がある。階層符号化は、下位層の符号化系列のみで復号が可能であり、上位層の符号化系列を復号し、下位層の符号化結果と合成することで、より高画質な再生画像を得ることができるものである。このような階層符号化において飛び越し走査の画像(以下、インターレース画像ともいう)を効率的に符号化する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
空問方向の階層化を行う場合、入力画像を縮小した低解像度画像を作成し、低解像度画像を下位層で符号化し、入力画像を上位層で符号化し、各階層の出力符号化系列を多重化して出力符号化系列を作成する。
図10は従来の動画像階層符号化装置の一例の構成図である。同図に示すように、動画像階層符号化装置は、上位層符号化器102、画像縮小器103、下位層符号化器104、及び多重化器105により構成される。画像縮小器103は、入力端子を介して入力される入力動画像信号101に対して、所定の空間的縮小処理を行い、また、空間的縮小処理により得られた下位層符号化画像信号を下位層符号化器104に送る機能を有する。
入力動画像信号101がインターレース走査画像信号である場合の画像縮小器103の縮小動作を図11に示す。図11(a)は画像縮小器103への入力動画像信号101の画素を示す。入力動画像信号は毎秒60フィールド(fps)のインターレース走査画像信号である。図11(b)は図11(a)を垂直方向に半分のサイズにした毎秒60フレームのノンインターレース画像信号(以下、順次走査画像信号ともいう)である。図11(b)が下位層符号化画像信号となる。
下位層符号化器104は、下位層符号化画像信号を入力として受け、その入力した下位層符号化画像信号を符号化して下位層符号化系列と局所復号画像信号を生成し、下位層符号化系列を多重化器105に送り、局所復号画像信号を上位層符号化器102に送る。具体的な符号化方法は、MPEG等に代表される画像間予測符号化のほかにフィールド内符号化もあり得る。
上位層符号化器102は、入力動画像信号101と、下位層符号化器104からの局所復号画像信号とを入力として受け、入力動画像信号101を符号化して上位層符号化系列を得ると共に、下位層符号化系列を多重化器105に送る。具体的な上位層符号化器102の動作は後述する。多重化器105は、下位層符号化系列と上位層符号化系列とを入力として受け、それら下位層符号化系列と上位層符号化系列とを多重化して、出力符号化系列を生成して端子106へ出力する。
次に、図10の動画像階層符号化装置の動作手順を図12のフローチャートを用いて説明する。まず、画像縮小器103により入力動画像信号101が縮小され、下位層符号化画像信号が作成される(ステップS11)。続いて、下位層符号化器104において、下位層符号化画像信号の符号化が行われる(ステップS12)。次に、上位層符号化器102において、上位層画像信号の符号化が行われる(ステップS13)。上位層符号化器102の動作の詳細については後述する。その後、多重化器105において、下位層符号化系列と上位層符号化系列の符号化系列多重化が行われる(ステップS14)。
次に、上位層符号化器102の構成について説明する。図13は上位層符号化器102の一例のブロック図を示す。同図に示すように、上位層符号化器102は、符号化制御器302、DCT部303、量子化器304、局所復号器305、動き補償器306、動き検出器(ME)307、可変長符号化器308、画像拡大器310、差分画像作成器312と二つのスイッチ311、313により構成される。
符号化制御器302は、二つのスイッチ311、313を制御する機能を有する。スイッチの制御方法については所定の方法を用いる。DCT部303は、スイッチ311より信号を入力し、所定のDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)処理を行い、DCT係数を得て、そのDCT係数を量子化器304へ送る。DCT部303は、スイッチ311が端子A側に接続されている場合は入力動画像信号が入力され、端子B側に接続されている場合は差分画像作成器312からの差分画像信号が入力される。
量子化器304は、DCT部303より入力されたDCT係数に対して、所定の量子化を行って量子化されたDCT係数を得て、その量子化されたDCT係数を局所復号器305と可変長符号化器308に送る。局所復号器305は、量子化器304より量子化されたDCT係数を入力として受け、量子化されたDCT係数に対し逆量子化を行った後、逆DCTを行うことにより、符号化した入力画像信号を復号し、局所復号画像信号を得て、その局所復号画像信号を動き補償器306に送る。
動き補償器306は、局所復号画像信号を入力として受け、少なくとも一枚の局所復号画像を蓄えると共に、動き検出器(ME)307に局所復号画像信号を送る機能を有すると共に、動き検出器307より入力される動きベクトルを用いて入力動画像信号の動き補償画像信号を得て、その動き補償画像信号をスイッチ313の端子Bへ送る機能を有する。
動き検出器307は、入力画像信号301と動き補償器306より送られる局所復号画像信号とを基に画像の動き検出を行い、動きベクトルを得ると共に、その動きベクトルを動き補償器306と可変長符号化器308に送る機能を有する。
可変長符号化器308は、量子化器304から出力された量子化されたDCT係数と、動き検出器307より出力された動きベクトルとを入力として受け、量子化されたDCT係数と動きベクトルに対し可変長符号化を行い、多重化し、上位層符号化系列を得、出力する。画像拡大器310は、端子309より下位層局所復号画像信号を入力として受け、その下位層局所復号画像信号を空間方向に拡大して階層間予測画像信号を得た後、その階層間予測画像信号をスイッチ313の端子Aに送る。
次に、図14を用いて画像拡大器310の動作を更に説明する。図14(a)は画像拡大器310に入力される下位層局所復号画像信号の画素を示す。この下位層局所復号画像は、毎秒60フレームのノンインターレース走査画像(順次走査画像)である。図14(b)は画像拡大器310の出力となる階層間予測画像信号の画素を示す。下位層局所復号画像信号はトップフィールド(奇数フィールド)の位相に合わせて作成されているため、画像拡大器310は、ボトムフィールド(偶数フィールド)の各画素を同フィールド内のフィルタリング処理により画素位置の修正を行って、図14(b)に黒丸で示すボトムフィールドの各画素を生成する。
再び図13に戻って説明するに、スイッチ311は、符号化制御器302により制御される。スイッチ311がA側端子に接続されている場合、入力画像信号をDCT部303へ送り、B側端子に接続されている場合は、差分画像作成器312より入力された差分画像信号をDCT部303へ送る。差分画像作成器312は、入力画像信号301と、スイッチ313よりの予測画像信号とから差分画像信号を生成して、その差分画像信号をスイッチ311のB側端子に送る。
スイッチ313は、符号化制御器302によりスイッチング制御される。スイッチ313がA側端子に接続されている場合、画像拡大器310より入力された階層間予測画像信号を差分画像作成器312へ送り、B側端子に接続された場合は、動き補償器306より入力された動き補償画像信号を差分画像作成器312へ送る。
次に、図15のフローチャートを用いて図13の上位層符号化器102の動作を説明する。まず、符号化制御器302において符号化モードの判定を行う(ステップS21)。符号化制御器302は、イントラモードと判定した場合は、スイッチ311を端子A側に接続して、ステップS24へ進む。また、符号化制御器302は、フレーム間予測モードと判定した場合は、スイッチ311を端子B側に接続し、かつ、スイッチ313を端子B側に接続して、ステップS22へ進む。また、符号化制御器302は、階層間予測モードと判定した場合は、スイッチ311を端子B側に接続し、かつ、スイッチ313を端子A側に接続し、ステップS23へ進む。
ステップS22は、フレーム間予測を行うステップであり、入力画像信号と動き補償器306からの動き補償画像信号とが差分画像作成器312に送られて差分画像信号を作成する処理を示す。ステップS23は、階層間予測を行うステップであり、入力画像信号と画像拡大器310からの階層間予測画像信号とが差分画像作成器312に送られて差分画像を作成する処理を示す。
ステップS22によるフレーム間予測が行われた後、又はステップS23による階層間予測が行われた後、又はステップS21でイントラモードと判定されたときには、ステップS24に進み、DCT部303によるDCT処理、量子化器304による量子化処理、及び可変長符号化器308による可変長符号化が行われ、その結果、上位層の符号化系列が生成されて出力端子314へ出力されて、処理を終える。
次に、従来の動画像階層復号装置について説明する。図16は従来の動画像階層復号装置の一例のブロック図を示す。図16に示すように、動画像階層復号装置は、多重化分離器202、下位層復号器203、画像拡大器204、上位層復号器205、出力画像選択部206により構成される。多重化分離器202は、入力符号化系列201が入力され、その入力符号化系列201を下位層符号化系列と上位層符号化系列に分離し、下位層符号化系列は下位層復号器203へ、上位層符号化系列は上位層復号器205へ、それぞれ供給する。
下位層復号器203は、多重化分離器202より供給された下位層符号化系列を復号し、下位層復号画像信号を得た後、その下位層復号画像信号を画像拡大器204と出力画像選択器206へ供給する。画像拡大器204は、入力された下位層復号画像信号に対し空間的拡大処理を行い、階層間予測画像信号を生成し、その階層間予測画像信号を上位層復号器205に供給する。画像拡大器204の動作は、符号化器の画像拡大器310と同様の手順をとる。
上位層復号器205は、下位層符号化系列と下位層復号画像信号とを入力として受け、これらから上位層符号化系列を復号することにより、上位層復号画像信号を得て、その上位層復号画像信号を出力画像選択器206へ供給する。出力画像選択器206は、下位層復号画像信号と上位層復号画像信号とが入力され、どちらかを出力画像として選択出力する。出力画像の選択については、外部からの出力画像選択信号に基づいて選択してもよいし、上位層復号画像信号が出力選択器206に送られたときは常に上位層復号画像信号を選択してもよい。
次に、図17のフローチャートを用いて図16の復号装置の動作を説明する。復号装置は入力符号化系列を多重化分離器202にて上位層符号化系列と下位層符号化系列に分離し(ステップS31)、下位層符号化系列は下位層復号器203で復号して下位層復号画像を得(ステップS32)、その下位層復号画像を画像拡大器204にて空間的に拡大し(ステップS33)、上位層復号の予測画像信号を得る。また、分離した上位層符号化系列は、上位層復号の予測画像信号と共に上位層復号器205に供給されて復号され、上位層復号画像が得られる(ステップS34)。
特許第3545000号公報
上記のように、従来の動画像階層符号化装置は、毎秒60フィールドの入力インターレース走査画像信号に対し、毎秒60フレームの縮小ノンインターレース走査画像信号を下位層画像信号として符号化する。そのため、再生者が下位層画像として毎秒30フレーム画像で十分であるとした場合にも、本来符号化に必要でない毎秒60フレームのノンインターレース画像を下位層画像として符号化してしまうため、符号化系列全体の符号化効率が低下してしまうという問題がある。
また、階層間予測には同位相のフレームを使用するため、単純に毎秒60フレームの縮小ノンインターレース走査画像を時間的に間引いて毎秒30フレームのノンインターレース画像を作成し、下位層画像として符号化した場合、間引かれたフレームと同位相の上位層画像では階層間予測をすることができない。そのため、この場合も符号化効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、入力インターレース走査画像を、フレームレートを下げたノンインターレース走査画像に変換して下位層画像として符号化し、位相の異なる下位層画像から階層間予測画像を作成し上位層の符号化を行うことにより、インターレース走査画像の符号化効率を高め得る階層符号化方法、階層符号化装置、階層復号方法、階層復号装置、階層符号化プログラム及び階層復号プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の第1の符号化系列を生成すると共に、入力インターレース走査画像信号を符号化して上位層の第2の符号化系列を生成する動画像階層符号化方法において、
入力インターレース走査画像信号を、空間的に縮小した第1のノンインターレース走査画像信号に変換する第1のステップと、第1のノンインターレース走査画像信号を時間的に間引き、第1のノンインターレース走査画像信号よりも低フレームレートの第2のノンインターレース走査画像信号を得る第2のステップと、第2のノンインターレース走査画像信号を符号化して、第1の符号化系列を得る第3のステップと、第1の符号化系列を局所復号して得た局所復号画像信号を拡大し、インターレース走査画像信号と比較して同サイズで低フレームレートの拡大局所画像信号を得る第4のステップと、拡大局所画像信号からインターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る第5のステップと、階層間予測画像信号を参照画像信号として入力インターレース走査画像信号を符号化し、第2の符号化系列を得る第6のステップと、第1の符号化系列と第2の符号化系列とを多重化する第7のステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の第1の符号化系列を生成すると共に、入力インターレース走査画像信号を符号化して上位層の第2の符号化系列を生成する動画像階層符号化装置において、
入力インターレース走査画像信号を、空間的に縮小した第1のノンインターレース走査画像信号に変換する画像縮小手段と、第1のノンインターレース走査画像信号を時間的に間引き、第1のノンインターレース走査画像信号よりも低フレームレートの第2のノンインターレース走査画像信号を得る画像間引き手段と、第2のノンインターレース走査画像信号を符号化して、第1の符号化系列を得る第1の符号化手段と、第1の符号化系列を局所復号して得た局所復号画像信号を拡大し、インターレース走査画像信号と比較して同サイズで低フレームレートの拡大局所画像信号を得る画像拡大手段と、拡大局所画像信号からインターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る階層間予測画像作成手段と、階層間予測画像信号を参照画像信号として入力インターレース走査画像信号を符号化し、第2の符号化系列を得る第2の符号化手段と、第1の符号化系列と第2の符号化系列とを多重化する多重化手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の第1の符号化系列を生成すると共に、入力インターレース走査画像信号を符号化して上位層の第2の符号化系列を生成する動画像階層符号化を、コンピュータにより実行させる動画像階層符号化プログラムであって、第1の発明の第1乃至第7のステップを、コンピュータにより実行させることを特徴とする。
上記の第1乃至第3の発明では、入力インターレース走査画像信号を、空間的に縮小し、かつ、時間的に間引いて得た、第1のノンインターレース走査画像信号よりも低フレームレートの第2のノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の低フレームレートの第1の符号化系列として生成することができる。
また、上記の第1乃至第3の発明では、下位層の第1の符号化系列を局所復号して得た局所復号画像信号を拡大し、その拡大局所画像信号から生成したインターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を参照画像信号として入力インターレース走査画像信号を符号化し、上位層の第2の符号化系列を得るようにしたため、第2の符号化系列を生成するに際しては、入力インターレース走査画像信号と同じフィールドの画像信号階層間予測画像信号として用いることができる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と、入力インターレース走査画像信号を符号化して得られた上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を入力として受け、第1及び第2の符号化系列をそれぞれ復号する動画像階層復号方法であって、
入力された多重符号化系列から第1及び第2の符号化系列をそれぞれ分離する第1のステップと、第1の符号化系列を復号し、ノンインターレース走査画像信号の復号信号を得る第2のステップと、ノンインターレース走査画像信号の復号信号を空間的に拡大し、拡大復号画像信号を生成する第3のステップと、拡大復号画像信号を時間軸的に補間するフィールド補間を行い、インターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る第4のステップと、階層間予測画像信号を参照画像として第2の符号化系列を復号し、インターレース走査画像信号の復号信号を得る第5のステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明は動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と、入力インターレース走査画像信号を符号化して得られた上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を入力として受け、第1及び第2の符号化系列をそれぞれ復号する動画像階層復号装置であって、
入力された多重符号化系列から第1及び第2の符号化系列をそれぞれ分離する多重化分離手段と、第1の符号化系列を復号し、ノンインターレース走査画像信号の復号信号を得る第1の復号手段と、ノンインターレース走査画像信号の復号信号を空間的に拡大し、拡大復号画像信号を生成する画像拡大手段と、拡大復号画像信号を時間軸的に補間するフィールド補間を行い、インターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る階層間予測画像作成手段と、階層間予測画像信号を参照画像として第2の符号化系列を復号し、インターレース走査画像信号の復号信号を得る第2の復号手段とを有することを特徴とする。
更に、上記の目的を達成するため、第6の発明は、動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と、入力インターレース走査画像信号を符号化して得られた上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を入力として受け、第1及び第2の符号化系列をそれぞれ復号する動画像階層復号動作を、コンピュータにより実行させる動画像階層復号プログラムであって、第4の発明の第1乃至第5のステップを、コンピュータにより実行させることを特徴とする。
上記の第4乃至第6の発明では、第1乃至第3の発明のうちいずれか一の発明で符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を復号することができる。
本発明によれば、入力インターレース走査画像信号を、空間的に縮小し、かつ、時間的に間引いて得た、第1のノンインターレース走査画像信号よりも低フレームレートの第2のノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の低フレームレートの第1の符号化系列として生成するようにしたため、符号化に必要でないノンインターレース走査画像を下位層画像として符号化を行う従来装置に比べて、符号化系列全体の符号化効率を向上できる。
また、本発明によれば、下位層の第1の符号化系列を局所復号して得た局所復号画像信号を拡大し、その拡大局所画像信号から生成したインターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を参照画像信号として入力インターレース走査画像信号を符号化し、上位層の第2の符号化系列を得ることにより、第2の符号化系列を生成するに際しては、入力インターレース走査画像信号と同じフィールドの画像信号階層間予測画像信号として用いるようにしたため、入力インターレース走査画像を、フレームレートを下げたノンインターレース走査画像に変換して下位層画像として符号化する場合にも、位相の異なる下位層画像から階層間予測画像を作成し上位層の符号化に用いることができ、インターレース走査画像の符号化効率を高めることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる動画像階層符号化装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符号を付してある。本実施の形態の動画像階層符号化装置は、上位層符号化器111、画像縮小器103、多重化器105、画像間引き器112、下位層符号化器113により構成される。
上位層符号化器111は、入力動画像信号101と下位層符号化器113からの局所復号画像信号とを入力として受け、入力動画像信号101を符号化し、上位層符号化系列を得て、その上位層符号化系列を多重化器105に送る。具体的な上位層符号化器111の動作は後述する。画像間引き器112は、画像縮小器103より毎秒60フレームのノンインターレース走査画像信号が入力され、その毎秒60フレームのノンインターレース画像信号を時間的に間引いて毎秒30フレームのノンインターレース走査画像信号を得、下位層符号化器113に送る。
下位層符号化器113は、毎秒30フレームのノンインターレース走査画像信号を入力として受け、その入力したノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層符号化系列と局所復号画像信号を生成し、下位層符号化系列を多重化器105に送り、局所復号画像信号を上位層符号化器111に送る。
次に、図1の本発明の動画像階層符号化装置の一実施の形態の動作手順を図2のフローチャートを用いて説明する。すなわち、図2は本発明の動画像階層符号化方法の一実施の形態のフローチャートでもある。まず、入力動画像信号101が画像縮小器103において縮小され(ステップS101)、続いて、縮小された入力動画像信号を時間的に間引く処理が画像間引き器112において行われる(ステップS102)。ここで、符号化装置に入力される毎秒60フィールドのインターレース走査画像を図3(a)に示すと、画像間引き器112により間引かれた画像信号は、その画素が、図3(b)に示すように表される、毎秒30フレームのノンインターレース画像(順次走査画像)信号である。
次に、画像間引き器112から出力された毎秒30フレームのノンインターレース画像に対して、下位層符号化器113において下位層符号化が行われ、下位層符号化系列と局所復号画像信号が生成される(ステップS103)。続いて、上位層符号化器111において、入力動画像信号101と下位層符号化器113からの局所復号画像信号とに対して、上位層符号化が行われ、上位層符号化系列が生成される(ステップS104)。具体的な上位層符号化器111の動作は後述する。そして、下位層符号化器113で生成された下位符号化系列と、上位層符号化器111で生成された上位符号化系列との多重化が、多重化器105において行われ、符号化系列114が出力される(ステップS105)。
次に、図1中の上位層符号化器111の詳細な構成について説明する。図4は上位層符号化器111の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図13と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図4において、上位層符号化器111は、画像拡大器401、画像合成器402、符号化制御器404、DCT部303、量子化器304、局所復号器305、動き補償器306、動き検出器307、可変長符号化器308、差分画像作成器312と三つのスイッチ311、313及び403により構成される。
画像拡大器401は、端子309を介して下位層局所復号画像信号が入力され、その入力下位層局所復号画像を空間方向に拡大し、トップフィールドの階層間予測画像信号を得て、そのトップフィールドの階層間予測画像信号をスイッチ403の端子Aと画像合成器402に供給する。ここで、画像拡大器401の入力下位層局所復号画像は図5(a)に示すような毎秒60フレームのノンインターレース走査画像であり、画像拡大により、図5(b)に白丸で示された画素の集合であるトップフィールドの階層間予測画像信号を生成する。
符号化制御器404は、三つのスイッチ311、313及び403を制御する機能を有し、スイッチ311、313の制御方法については従来例と同様の処理を行い、スイッチ403については以下の制御方法で制御する。上位層入力画像信号がトップフィールドの場合はスイッチ403を端子A側に、ボトムフィールドの場合はスイッチ403を端子B側に切替接続する。
画像合成器402は、画像拡大器401からトップフィールドの階層間予測画像信号を入力されると共に、少なくとも二枚のトップフィールドの階層間予測画像信号を蓄える機能を有する。また、画像合成器402は、隣接した二枚のトップフィールドの階層間予測画像信号を基にボトムフィールドの階層間予測画像を得て、ボトムフィールドの階層間予測画像信号をスイッチ403の端子Bに供給する。すなわち、画像合成器402は、図5(b)に白丸で示された二枚の画素の集合であるトップフィールドの階層間予測画像信号に基づいて、同図(b)に黒丸で示す画素の集合であるボトムフィールドの下位層間予測画像信号を生成して出力する。
スイッチ403は、符号化制御器404により制御される。スイッチ403が端子A側に接続されている場合は、画像拡大器401からのトップフィールド階層間予測画像信号を選択してスイッチ313を経由して差分画像作成器312へ供給する。また、スイッチ403が端子B側に接続されている場合は、画像合成器402からのボトムフィールド階層間予測画像信号を選択してスイッチ313を経由して差分画像作成器312へ供給する。
次に、図6のフローチャートを用いて図4の上位層符号化器111の動作を説明する。まず、上位層符号化器111は、符号化制御器404において符号化モードの判定を行う(ステップS201)。符号化制御器404はイントラモードと判定した場合、スイッチ311を端子Aに接続し、ステップS206へ進む。
また、符号化制御器404はフレーム間予測モードと判定した場合は、スイッチ311を端子Bに接続し、かつ、スイッチ313を端子Bに接続し、ステップS202へ進んでフレーム間予測を行う。フレーム間予測では、端子Bに接続されているスイッチ313を介して動き補償器306からの動き補償画像信号が差分画像作成器312に供給され、ここで入力画像信号301との差分画像信号が生成される。
また、符号化制御器404は階層間予測モードと判定した場合は、スイッチ311を端子Bに接続し、かつ、スイッチ313を端子Aに接続して、符号化制御器404においてフィールドタイプの判定を行う(ステップS203)。このフィールドタイプの判定では、符号化画像信号がトップフィールドの場合は、スイッチ403を端子Aに接続し、ステップS204へ進んでトップフィールドの階層間予測を行う。符号化画像がボトムフィールドの場合は、スイッチ403を端子Bに接続し、ステップS205へ進んでボトムフィールドの階層間予測を行う。
ステップS204のトップフィールドの階層間予測では、端子Aに接続されたスイッチ403と、端子Aに接続されたスイッチ313とをそれぞれ介して画像拡大器401からのトップフィールド階層間予測画像信号が差分画像作成器312に供給され、ここで入力画像信号301との差分がとられて差分画像信号が生成される。また、ステップS205のボトムフィールドの階層間予測では、端子Bに接続されたスイッチ403と、端子Aに接続されたスイッチ313とをそれぞれ介して画像合成器402からのボトムフィールド階層間予測画像信号が差分画像作成器312に供給され、ここで入力画像信号301との差分がとられて差分画像信号が生成される。
ステップS202によるフレーム間予測が行われた後、又はステップS204によるトップフィールド階層間予測が行われた後、又はステップS205によるボトムフィールド階層間予測が行われた後、又はステップS201でイントラモードと判定されたときには、ステップS206に進み、DCT部303によるDCT処理、量子化器304による量子化処理、及び可変長符号化器308による可変長符号化が行われ、その結果、上位層の符号化系列が生成されて出力端子314へ出力されて、処理を終える。
このように、上記の本実施の形態の動画像階層符号化装置及び符号化方法によれば、毎秒60フィールドの入力インターレース走査画像信号から生成した下位層画像信号を符号化する場合、再生者が下位層画像として毎秒30フィールド画像で十分であるとした場合には、従来のように本来符号化に必要でない毎秒60フレームのノンインターレース画像を下位層画像として符号化することなく、フレーム間予測モードにより毎秒30フレームのノンインターレース走査画像信号を下位層画像信号として符号化するようにしたため、従来に比べて符号化系列全体の符号化効率を向上できる。
また、階層間予測モードでは、画像拡大器401からのトップフィールドの下位層間予測画像信号と、画像合成器402からのボトムフィールドの下位層間予測画像信号とを、入力インターレース走査画像信号のフィールドタイプに同期して差分画像作成器312に交互に供給し、ここで入力画像信号301との差分がとられて上位層の符号化のための差分画像信号を生成するようにしたため、階層間予測には同位相のフィールドを使用して階層間予測をすることができ、インターレース走査画像の符号化効率を高めることができる。
次に、本発明の動画像階層復号装置について説明する。図7は本発明になる動画像階層復号装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図16の従来装置と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示すように、本実施の形態の動画像階層復号装置は、フィールド補間器211、多重化分離器202、下位層復号器203、画像拡大器204、上位層復号器205、出力画像選択部206により構成される。本実施の形態は、図16に示した従来の動画像階層復号装置と比較すると、画像拡大器204と上位層復号器205との間に、フィールド補間器211を設けた点に特徴がある。
フィールド補間器211は、画像拡大器204で拡大した下位層の復号画像信号をトップフィールドの階層間予測画像信号として入力し、その入力したトップフィールドの階層間予測画像信号からフィールド補間処理を行ってボトムフィールドの階層間予測画像信号を生成し、生成したボトムフィールドの階層間予測画像信号と、入力されたトップフィールドの階層間予測画像信号とを上位層復号器205へそれぞれ供給する。ボトムフィールドの階層間予測画像信号を得る手順は、図4の画像合成器402の手順と同様である。
次に、図8のフローチャートを用いて図7の動画像階層復号装置の動作を説明する。すなわち、図8は本発明の動画像階層復号方法の一実施の形態のフローチャートである。まず、図7の多重化分離器202において、端子201から入力された入力符号化系列を上位層符号化系列と下位層符号化系列に分離する(ステップS301)。続いて、下位層復号器203において、多重化分離器202で分離された下位層符号化系列が復号されて、下位層復号画像信号が得られる(ステップS302)。
上記の下位層復号画像信号は、図7の画像拡大器204にて空間的に拡大され、上位層復号のトップフィールドの階層間予測画像信号が得られる(ステップS303)。続いて、フィールド補間器211において、画像拡大器204から入力されたトップフィールドの階層間予測画像信号からフィールド補間処理によりボトムフィールドの階層間予測画像信号が生成される(ステップS304)。その後、上位層復号器205は、トップフィールドの階層間予測画像信号とボトムフィールドの階層間予測画像信号とを上位層復号の予測画像信号として供給されると共に、多重化分離器202にて分離した上位層符号化系列が供給され、これらを復号して上位層復号画像信号を得る(ステップS305)。
なお、本発明は、上記の図1、図7に示した階層符号化装置、復号装置の機能を図9に示すコンピュータである中央処理制御装置503に実現させるためのプログラムを含むものである。図9において、情報処理装置500は、入力装置501、出力装置502、中央処理制御装置503、外部記憶装置504、一時記憶装置505及び通信装置506から構成されており、中央処理制御装置503が取り込んだプログラム507に従って動作することにより、図1の動画像階層符号化装置、あるいは図7の動画像階層復号装置を実現する。上記のプログラム507は、記録媒体から読み取られて中央処理制御装置503に取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送され通信装置506を介して中央処理制御装置503に取り込まれてもよい。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、入力動画像信号や下位層の動画像信号のフレーム周波数は実施の形態のものに限定されるものではない。
本発明の動画像階層符号化装置の一実施の形態のブロック図である。 本発明の動画像階層符号化方法の一実施の形態のフローチャートである。 本発明装置内の画像間引き器により間引かれた画像を説明するための図である。 図1中の上位層符号化器の一実施の形態のブロック図である。 図4中の画像拡大器の入力下位層局所復号画像と出力されるトップフィールドの階層間予測画像を説明する図である。 図4の上位層符号化器の動作説明用フローチャートである。 本発明の動画像階層復号装置の一実施の形態のブロック図である。 図7の動作説明用フローチャートである。 本発明の階層符号化プログラム又は階層復号プログラムを実行する情報処理装置を表す機能ブロック図である。 従来の動画像階層符号化装置の一例のブロック図である。 図10中の画像縮小器の動作説明図である。 従来の動画像階層符号化方法の一例のフローチャートである。 図10中の上位層符号化器の一例のブロック図である。 図13中の画像拡大器の動作を説明するための図である。 図13の上位層符号化器の動作説明用フローチャートである。 従来の動画像階層復号装置の一例のブロック図である。 図16の動作説明用フローチャートである。
符号の説明
101 入力動画像信号
103 画像縮小器
105 多重化器
112 画像間引き器
113 下位層符号化器
114 出力符号化系列
201 入力符号化系列
202 多重化分離器
203 下位層復号器
204 画像拡大器
205 上位層復号器
206 出力画像選択部
207 出力画像信号
211 フィールド補間器
303 DCT部
304 量子化器
305 局所復号器
306 動き補償器
307 動き検出器(ME)
308 可変長符号化器
311、313、403 スイッチ
312 画像差分作成器
401 画像拡大器
402 画像合成器
404 符号化制御器
500 情報処理装置
503 中央演算処理装置
507 プログラム



Claims (6)

  1. 動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した該入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の第1の符号化系列を生成すると共に、前記入力インターレース走査画像信号を符号化して上位層の第2の符号化系列を生成する動画像階層符号化方法において、
    前記入力インターレース走査画像信号を、空間的に縮小した第1のノンインターレース走査画像信号に変換する第1のステップと、
    前記第1のノンインターレース走査画像信号を時間的に間引き、該第1のノンインターレース走査画像信号よりも低フレームレートの第2のノンインターレース走査画像信号を得る第2のステップと、
    前記第2のノンインターレース走査画像信号を符号化して、前記第1の符号化系列を得る第3のステップと、
    前記第1の符号化系列を局所復号して得た局所復号画像信号を拡大し、前記インターレース走査画像信号と比較して同サイズで低フレームレートの拡大局所画像信号を得る第4のステップと、
    前記拡大局所画像信号から前記インターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る第5のステップと、
    前記階層間予測画像信号を参照画像信号として入力インターレース走査画像信号を符号化し、前記第2の符号化系列を得る第6のステップと、
    前記第1の符号化系列と前記第2の符号化系列とを多重化する第7のステップと
    を含むことを特徴とする動画像階層符号化方法。
  2. 動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した該入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の第1の符号化系列を生成すると共に、前記入力インターレース走査画像信号を符号化して上位層の第2の符号化系列を生成する動画像階層符号化装置において、
    前記入力インターレース走査画像信号を、空間的に縮小した第1のノンインターレース走査画像信号に変換する画像縮小手段と、
    前記第1のノンインターレース走査画像信号を時間的に間引き、該第1のノンインターレース走査画像信号よりも低フレームレートの第2のノンインターレース走査画像信号を得る画像間引き手段と、
    前記第2のノンインターレース走査画像信号を符号化して、前記第1の符号化系列を得る第1の符号化手段と、
    前記第1の符号化系列を局所復号して得た局所復号画像信号を拡大し、前記インターレース走査画像信号と比較して同サイズで低フレームレートの拡大局所画像信号を得る画像拡大手段と、
    前記拡大局所画像信号から前記インターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る階層間予測画像作成手段と、
    前記階層間予測画像信号を参照画像信号として入力インターレース走査画像信号を符号化し、前記第2の符号化系列を得る第2の符号化手段と、
    前記第1の符号化系列と前記第2の符号化系列とを多重化する多重化手段と
    を有することを特徴とする動画像階層符号化装置。
  3. 動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した該入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して下位層の第1の符号化系列を生成すると共に、前記入力インターレース走査画像信号を符号化して上位層の第2の符号化系列を生成する動画像階層符号化を、コンピュータにより実行させる動画像階層符号化プログラムであって、請求項1記載の前記第1乃至第7のステップを、前記コンピュータにより実行させることを特徴とする動画像階層符号化プログラム。
  4. 動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した該入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と、前記入力インターレース走査画像信号を符号化して得られた上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を入力として受け、前記第1及び第2の符号化系列をそれぞれ復号する動画像階層復号方法であって、
    入力された前記多重符号化系列から前記第1及び第2の符号化系列をそれぞれ分離する第1のステップと、
    前記第1の符号化系列を復号し、前記ノンインターレース走査画像信号の復号信号を得る第2のステップと、
    前記ノンインターレース走査画像信号の復号信号を空間的に拡大し、拡大復号画像信号を生成する第3のステップと、
    前記拡大復号画像信号を時間軸的に補間するフィールド補間を行い、前記インターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る第4のステップと、
    前記階層間予測画像信号を参照画像として前記第2の符号化系列を復号し、前記インターレース走査画像信号の復号信号を得る第5のステップと
    を含むことを特徴とする動画像階層復号方法。
  5. 動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した該入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と、前記入力インターレース走査画像信号を符号化して得られた上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を入力として受け、前記第1及び第2の符号化系列をそれぞれ復号する動画像階層復号装置であって、
    入力された前記多重符号化系列から前記第1及び第2の符号化系列をそれぞれ分離する多重化分離手段と、
    前記第1の符号化系列を復号し、前記ノンインターレース走査画像信号の復号信号を得る第1の復号手段と、
    前記ノンインターレース走査画像信号の復号信号を空間的に拡大し、拡大復号画像信号を生成する画像拡大手段と、
    前記拡大復号画像信号を時間軸的に補間するフィールド補間を行い、前記インターレース走査画像信号と同一フレームレートの階層間予測画像信号を得る階層間予測画像作成手段と、
    前記階層間予測画像信号を参照画像として前記第2の符号化系列を復号し、前記インターレース走査画像信号の復号信号を得る第2の復号手段と
    を有することを特徴とする動画像階層復号装置。
  6. 動画像信号である入力インターレース走査画像信号から生成した該入力インターレース走査画像信号よりも低フレームレートのノンインターレース走査画像信号を符号化して得られた下位層の第1の符号化系列と、前記入力インターレース走査画像信号を符号化して得られた上位層の第2の符号化系列とが、それぞれ多重化されてなる多重符号化系列を入力として受け、前記第1及び第2の符号化系列をそれぞれ復号する動画像階層復号動作を、コンピュータにより実行させる動画像階層復号プログラムであって、請求項4記載の前記第1乃至第5のステップを、前記コンピュータにより実行させることを特徴とする動画像階層復号プログラム。
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