JP2007150506A - ネットワークグループ形成システムおよびネットワークグループ形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークグループを形成する各グループ参加端末間の通信量の軽減と、ネットワークグループ形成の維持を容易にすることができる、ネットワークグループ形成システムを提供する。
【解決手段】各グループ参加端末それぞれの信頼端末への遷移を可能にすることで、あるグループ参加端末が信頼端末に遷移している状態で障害が発生しても、他のグループ参加端末が信頼端末に移行して、ネットワークグループの維持を行なう。また従来技術のように、ネットワークグループを構成する各端末が他の端末の属性情報を頻繁に取得せず、メンバリストに不備がある場合などに信頼端末よりメンバリストを取得して更新することで、ネットワークグループを形成する為に必要な情報の送受信の頻度を下げ、ネットワーク負荷を軽減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の端末が接続されている通信ネットワーク内における端末のうちのグループ参加端末それぞれが、他のグループ参加端末と情報通信できるネットワークグループを形成するための、ネットワークグループ形成システムおよびネットワークグループ形成方法に関する。
従来より、通信ネットワーク内における各端末のうちのグループ参加端末それぞれが、他のグループ参加端末と情報通信できるネットワークグループを形成する技術が存在する。この技術を利用したネットワークグループの仕組みとして、グループ参加端末それぞれが、ピアツーピアで情報交換を行なうNapster(登録商標)やGnuteraなどがよく知られている。そしてこれらのネットワークグループにおいては、他のグループ参加端末の情報を取得するために、お互いが情報を交換し合い、ネットワークグループを形成している。このような、ネットワークグループ内の各参加端末がお互いの情報を交換する際の技術として、特許文献1、特許文献2が公開されている。
特開2004−260279号公報 特開2004−187034号公報
上述の特許文献1の技術では、グループ参加端末(ピア)の属性情報の変更時に、ピア間で順次情報を通知を行なってお互いの属性情報を取得し、また、分断検出ピアが一定周期で照合を行うことで、各ピアの保持する属性情報の不一致を解消する処理を行なっている。また、特許文献2の技術においては、ドメインサーバが他のピアのリソース情報を取得し、各ピアがドメインサーバに問い合わせて、他のピアのリソース情報を検索している。
しかしながら、特許文献1のような技術では、ピア間で各ピアの属性情報を順次通知する処理や、一定周期で属性情報の不一致を解消するための通信処理を行なうので、その分通信量が多くなり、ネットワーク負荷が増大してしまう。また特許文献2のように特定のサーバが、一括してネットワークグループ内のピアのリソース情報を取得するような技術では、そのサーバに障害が発生した場合に、各ピアがリソース情報の問い合わせをできなくなるので、各ピアが他のピアのリソース情報を正確に把握することができなくなりネットワークグループを維持することが難しくなるという安全上の問題が発生する。
そこでこの発明は、ネットワークグループを形成する各グループ参加端末間の通信量の軽減と、ネットワークグループ形成の維持を容易にすることができる、ネットワークグループ形成システムおよびネットワークグループ形成方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、通信ネットワーク内に接続されている複数の端末のうちのグループ参加端末それぞれが、他のグループ参加端末とネットワークグループを形成するネットワークグループ形成システムであって、前記グループ参加端末が、少なくとも前記グループ参加端末のうち信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報と、その他の前記グループ参加端末それぞれの識別情報と、を格納したリスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として自端末の識別情報を記憶する信頼端末と、前記リスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として他のグループ参加端末の識別情報を記憶する通常端末と、の何れかであり、前記通常端末は、前記リスト情報が不備であると判定した場合にのみ、前記信頼端末を自端末へと遷移させるための新規登録依頼を前記グループ参加端末の全てに送信し、前記新規登録依頼を受け付けたグループ参加端末それぞれは、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を、前記新規登録依頼を送信した通常端末の識別情報へと書き換えて保持すると共に、自端末の識別情報を前記新規登録依頼を送信した通常端末へ返信し、前記新規登録依頼を送信した通常端末は、前記新規登録依頼に応じて返信された前記グループ参加端末の識別情報を、前記リスト情報に書き込むと共に、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として、自端末の識別情報を書き込むことにより前記信頼端末へと遷移し、
前記通常端末または前記信頼端末それぞれは、自端末の保持するリスト情報を参照して、当該リスト情報に含まれるグループ参加端末の識別情報を用いて通信処理を行なうことを特徴とするネットワークグループ形成システムである。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持していない場合、前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持している場合、当該リスト情報に格納されている信頼端末の識別情報を用いてリスト送信依頼情報を前記信頼できる1つのグループ参加端末へ送信し、前記リスト送信依頼情報を受信した信頼できる1つのグループ参加端末は、前記識別情報として自端末の識別情報が登録されているか否かにより自端末が信頼端末か否かを判定し、自端末が信頼端末でない場合には、自端末で記憶するリスト情報に記録されている、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を前記通常端末へ送信し、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、リスト送信依頼情報の送信に応じて受信した、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を用いて、リスト送信依頼情報を再送し、そのリスト送信依頼情報の再送に応じて、リスト情報を受信できない場合には、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報の受信に応じて、当該識別情報を用いて前記リスト送信依頼情報の再送を、所定の回繰り返し、当該所定の回数繰り返しても前記リスト情報を受信できない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信に応じた応答がない場合には、リスト情報に記録されている他の通常端末の何れかの識別情報を用いて、当該通常端末へ、前記リスト送信依頼情報を再送することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記他の通常端末への前記リスト送信依頼情報の再送に対して応答がない場合には、所定の回数、異なる他の通常端末それぞれに前記リスト送信依頼情報の再送を繰り返し、当該所定の回数繰り返しても応答がない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信や再送に応じて、リスト情報を受信した場合には、当該リスト情報を、新たなリスト情報として記憶することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記信頼端末は、前記ネットワークグループからの脱退時に、前記通常端末に対して脱退情報を送信せずに、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断を行なうことを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記通常端末は、前記ネットワークグループからの脱退時に、自端末のリスト情報に記載の信頼端末の識別情報を用いて脱退要求を送信し、前記脱退要求を受信した信頼端末は、当該脱退要求を送信した通常端末の識別情報を自端末のリスト情報から削除し、その通常端末に脱退許可の情報を送信し、前記脱退要求を送信した通常端末は、前記脱退許可の情報を受信したか否かによらず、リスト情報を記憶した状態で、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断を行なうことを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記通常端末は、自端末のリスト情報に登録されている、他の通常端末の識別情報を用いて、当該他の通常端末に接続要求を行なった後、応答がない場合には、自端末のリスト情報から信頼端末の識別情報を読み取って、その識別情報を用いて前記信頼端末へ識別情報通知要求を送信し、前記信頼端末は、前記識別情報通知要求の受信に基づいて、リスト情報に格納されている信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として自端末の識別情報が登録されているか否かにより、自端末が信頼端末か否かを判定し、自端末が信頼端末である場合には、自端末で記憶する通常端末の識別情報のうち、前記識別情報通知要求に格納されている通常端末の識別情報を、当該識別情報通知要求を送信した通常端末へ送信し、前記識別情報通知要求を送信した通常端末は、識別情報通知要求の送信に応じて受信した他の通常端末の識別情報を用いて、当該他の通常端末に接続要求を行なうことを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記通常端末は、識別情報通知要求の送信に応じて受信した他の通常端末の識別情報を用いて、当該他の通常端末に接続要求を行なっても応答がない場合には、アラーム情報を出力することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成システムにおいて、前記識別情報は、少なくともネットワークアドレスまたは端末名の、何れか一方または両方であることを特徴とする。
また本発明は、通信ネットワーク内に接続されている複数の端末のうちのグループ参加端末それぞれが、他のグループ参加端末とネットワークグループを形成するネットワークグループ形成システムにおけるネットワークグループ形成方法であって、前記グループ参加端末が、少なくとも前記グループ参加端末のうち信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報と、その他の前記グループ参加端末それぞれの識別情報と、を格納したリスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として自端末の識別情報を記憶する信頼端末と、前記リスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として他のグループ参加端末の識別情報を記憶する通常端末と、の何れかであり、前記通常端末は、前記リスト情報が不備であると判定した場合にのみ、前記信頼端末を自端末へと遷移させるための新規登録依頼を前記グループ参加端末の全てに送信し、前記新規登録依頼を受け付けたグループ参加端末それぞれは、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を、前記新規登録依頼を送信した通常端末の識別情報へと書き換えて保持すると共に、自端末の識別情報を前記新規登録依頼を送信した通常端末へ返信し、前記新規登録依頼を送信した通常端末は、前記新規登録依頼に応じて返信された前記グループ参加端末の識別情報を、前記リスト情報に書き込むと共に、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として、自端末の識別情報を書き込むことにより前記信頼端末へと遷移し、前記通常端末または前記信頼端末それぞれは、自端末の保持するリスト情報を参照して、当該リスト情報に含まれるグループ参加端末の識別情報を用いて通信処理を行なうことを特徴とするネットワークグループ形成方法である。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成方法において、前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持していない場合、前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成方法において、前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持している場合、当該リスト情報に格納されている信頼端末の識別情報を用いてリスト送信依頼情報を前記信頼できる1つのグループ参加端末へ送信し、前記リスト送信依頼情報を受信した信頼できる1つのグループ参加端末は、前記識別情報として自端末の識別情報が登録されているか否かにより自端末が信頼端末か否かを判定し、自端末が信頼端末でない場合には、自端末で記憶するリスト情報に記録されている、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を前記通常端末へ送信し、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、リスト送信依頼情報の送信に応じて受信した、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を用いて、リスト送信依頼情報を再送し、そのリスト送信依頼情報の再送に応じて、リスト情報を受信できない場合には、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成方法において、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報の受信に応じて、当該識別情報を用いて前記リスト送信依頼情報の再送を、所定の回繰り返し、当該所定の回数繰り返しても前記リスト情報を受信できない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成方法において、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信に応じた応答がない場合には、リスト情報に記録されている他の通常端末の何れかの識別情報を用いて、当該通常端末へ、前記リスト送信依頼情報を再送することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成方法において、前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記他の通常端末への前記リスト送信依頼情報の再送に対して応答がない場合には、所定の回数、異なる他の通常端末それぞれに前記リスト送信依頼情報の再送を繰り返し、当該所定の回数繰り返しても応答がない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信することを特徴とする。
また本発明は、上述のネットワークグループ形成方法において、前記通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信や再送に応じて、リスト情報を受信した場合には、当該リスト情報を、新たなリスト情報として記憶することを特徴とする。
本発明によれば、各グループ参加端末それぞれの信頼端末への遷移を可能にすることで、あるグループ参加端末が信頼端末に遷移している状態で障害が発生しても、他のグループ参加端末が信頼端末に移行して、ネットワークグループの維持を行なう。また従来技術のように、ネットワークグループを構成する各端末が他の端末のIPアドレスや端末名称などの属性情報を頻繁に取得せず、メンバリストに不備がある場合や、通信接続ができない場合などにのみ、信頼端末よりメンバリストを取得して更新することで、ネットワークグループを形成する為に必要な情報の送受信の頻度を下げ、ネットワーク負荷を軽減する。
以下、本発明の一実施形態によるネットワークグループ形成システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態によるネットワークグループ形成システムの構成を示すブロック図である。この図では通信ネットワークに接続され、ネットワークグループを形成しているグループ参加端末A〜Eを示している。そしてグループ参加端末A〜Eそれぞれは、ネットワークグループを形成する他のグループ参加端末のメンバリストを保持している。ここでグループ参加端末は信頼端末と通常端末とに区別される。信頼端末は、メンバリスト内に格納されている信頼端末の識別情報として自端末の情報を格納しているメンバリストを保持する端末であり、当該信頼端末はネットワークグループにおいて1つ存在し、各端末のいずれも信頼端末に遷移することができる。また通常端末は信頼端末以外の端末であり、メンバリスト内に格納されている信頼端末の識別情報として自端末以外のグループ参加端末の情報を格納しているメンバリストを保持する端末である。またメンバリスト内に格納されている信頼端末と通常端末のそれぞれの識別情報は、例えばIPアドレス、端末名称、端末IDなどである。また図1においては、A〜Dが通常端末、Eが信頼端末である様子を示している。
図2はグループ参加端末の機能ブロック図である。
この図が示すように、グループ参加端末は、他のグループ参加端末と情報の送受信を行なう通信処理部11と、端末内の各処理部を制御する制御部12と、メンバリストの不備の有無を判定するリスト不備判定部13と、ネットワークグループへの新規登録(自端末を信頼端末へと遷移させるための処理)を行なう新規登録処理部14と、メンバリストの情報を更新するリスト情報更新部15と、グループ参加端末間の通信の連携処理(例えば、どの端末へ通信を行なうかの判定や、通信する端末の識別情報を検出する処理や、通信不可能な端末の検出処理)を行なう端末間通信連携部16と、ネットワークグループからの脱退、つまり他のグループ参加端末から送信された情報の切断を行なう切断部17と、メンバリストなどの各種情報を記憶するデータベース18と、を備えている。
そして、本実施形態によるネットワークグループ形成システムは、各グループ参加端末それぞれの信頼端末への遷移を可能にすることで、あるグループ参加端末が信頼端末に遷移している状態で障害が発生しても、他のグループ参加端末が信頼端末に移行して、ネットワークグループの維持を行なう。また従来技術のように、ネットワークグループを構成する各端末が他の端末の属性情報を頻繁に取得せず、メンバリストに不備がある場合などに信頼端末よりメンバリストを取得して更新することで、ネットワークグループを形成する為に必要な情報の送受信の頻度を下げ、ネットワーク負荷を軽減する。以下、ネットワークグループ形成システムの処理について順次説明する。なおネットワークグループを形成するとは、特定のアプリケーション処理により、情報を他のグループ参加端末と送受信する際の、その送信可能な端末のグループを決定することである。
以下の処理においては、説明の便宜上、ネットワークグループを形成しているグループ参加端末が4端末である場合の例を示している。
図3はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第1の図である。
まず、グループ参加端末Bがネットワークグループに参加する際に、予めグループ参加端末A、C、Dがネットワークグループを形成している。この時、グループ参加端末Dが信頼端末、グループ参加端末AおよびCが通常端末であるとする。このような状況において、グループ参加端末Bはユーザからネットワークグループの参加指示の入力を受け付けると、リスト不備判定部13がデータベース18でメンバリストを記憶しているか否かを判定する(ステップS301)。
グループ参加端末Bのリスト不備判定部13はこの判定において、データベース18にメンバリストが記憶されていないと判定した場合には、リスト不備、つまりメンバリストの情報が不完全であると判定し(ステップS302)、グループ参加端末Bの新規登録処理部14に新規登録処理の開始を指示する。するとグループ参加端末Bの新規登録処理部14は、信頼端末のフラグに対応付けて自端末の識別情報を登録したメンバリストを新たに作成し、データベース18に格納する。そして、マルチキャストやブロードキャストといった通信方法を用いて、新規登録通知情報を通信ネットワーク上へ送信する(ステップS303)。これにより新規登録通知情報は、既にネットワークグループを形成しているグループ参加端末A、C、Dに送信される。新規登録通知情報にはグループ参加端末Bの識別情報としてIPアドレス、端末名称、端末IDなどが格納されている。
グループ参加端末A、C、Dにおいては、新規登録通知情報を受信すると(ステップS304)、それぞれのリスト情報更新部15は、新規登録通知情報に格納されているグループ参加端末Bの識別情報を読み取って、データベース18で記憶しているメンバリストの信頼端末のフラグに対応付けて登録する。つまり、信頼端末のフラグに対応付けられて登録されていたグループ参加端末Dの識別情報をグループ参加端末Bの識別情報に更新する(ステップS305)。これによりグループ参加端末A、C、Dの各リスト情報更新部15は、メンバリストの更新完了を、新規登録処理部14に通知する。
するとグループ参加端末A、C、Dの各新規登録処理部14は、自端末の識別情報を格納したメンバリスト登録要求をグループ参加端末Bに返信する(ステップS306)。グループ参加端末Bの新規登録処理部14は、各グループ参加端末A、C、Dそれぞれから受信したメンバリスト登録要求に格納されている識別情報を読み取って、データベース18で保持するメンバリストに通常端末のフラグに対応付けて登録する(ステップS307)。以上の処理により、信頼端末をグループ参加端末Bとしたネットワークグループが形成される。各グループ参加端末A〜Dは、他のグループ参加端末との情報送受信を指示された場合には、自端末のメンバリストを不備と判定するまで、自端末で記憶するメンバリストに基づいて、他のグループ参加端末と、ピアツーピア接続などの情報送受信の処理を行なう。
図4はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第2の図である。
この処理は、既にネットワークグループに参加しているグループ参加端末A、C、Dのうち信頼端末がグループ参加端末Dであるような状況において、新たにグループ参加端末Bがネットワークグループに参加する際の処理であって、グループ参加端末Bが前回ネットワークグループから脱退した際に最後に保持していたメンバリストの内容の変更がない場合の例である。
まず、グループ参加端末Bは、ユーザからネットワークグループの参加指示の入力を受け付けると、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13がデータベース18にメンバリストが記憶されているか否かを判定する(ステップS401)。そしてメンバリストがある場合には、リスト情報更新部15が、当該メンバリストに記録されている信頼端末の識別情報のうちIPアドレスを読み取って、当該IPアドレス宛にメンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS402)。このメンバリスト送信依頼情報には、グループ参加端末Bの識別情報として、IPアドレスや端末名称や端末IDなどが保持される。
グループ参加端末Dではメンバリスト送信依頼情報を受信すると(ステップS403)、リスト情報更新部15が自端末のデータベース18で記憶しているメンバリストから信頼端末の識別情報を読み取り、自端末の識別情報(IPアドレスなどはメモリなどで保持されている)と一致するか否かを判定する(ステップS404)。これにより、識別情報が一致し、自端末が信頼端末であると判定できると、リスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報に格納されているグループ参加端末Bの識別情報を読み取って、当該識別情報を、通常端末のフラグに対応付けてメンバリストに登録する(ステップS405)。そしてグループ参加端末Dのリスト情報更新部15は、メンバリストのデータをデータベース18から読み取って、メンバリスト送信依頼情報を送信したグループ参加端末Bへ送信する処理を行なう(ステップS406)。
グループ参加端末Bでは、メンバリストのデータを受信すると(ステップS407)、リスト情報更新部15がデータベースに格納されているメンバリストを、受信したメンバリストに更新する(ステップS408)。以上の処理により、新たにネットワークグループに参加する端末が、古い情報を保持したメンバリストであっても、その情報を最新の情報に更新することができる。
図5はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第3の図である。
この処理は、既にネットワークグループに参加しているグループ参加端末A、C、Dのうち信頼端末がグループ参加端末Aであるような状況において、新たにグループ参加端末Bがネットワークグループに参加する際の処理であって、グループ参加端末Bが前回ネットワークグループからの脱退時に保持していたメンバリストの信頼端末の情報の変更がある場合の例である。
まず、グループ参加端末Bは、ユーザからネットワークグループの参加指示の入力を受け付けると、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13がデータベース18でメンバリストを記憶しているか否かを判定する(ステップS501)。そしてメンバリストがある場合には、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15が、当該メンバリストに記録されている信頼端末(グループ参加端末D)の識別情報からIPアドレスを読み取って、当該IPアドレス宛にメンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS502)。このメンバリスト送信依頼情報には、グループ参加端末Bの識別情報として、IPアドレスや端末名称や端末IDなどが保持される。
グループ参加端末Dではメンバリスト送信依頼情報を受信すると(ステップS503)、リスト情報更新部15が自端末のデータベース18で記憶しているメンバリストから信頼端末の識別情報を読み取り、自端末の識別情報(IPアドレスなどはメモリなどで保持されている)と一致するか否かを判定する(ステップS504)。これにより、識別情報が一致せず、自端末が信頼端末でないと判定、つまり、新たにネットワークグループに参加するクループ参加端末Bのメンバリストに登録されている信頼端末の識別情報が間違いである場合には、グループ参加端末Dのリスト情報更新部15は、自端末のメンバリストに登録されている信頼端末(グループ参加端末Aとする)の識別情報のうちIPアドレスを読み取って、グループ参加端末Bへ送信処理する(ステップS505)。
次に、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報の送信に対する応答として、IPアドレスを受信すると(ステップS506)、当該IPアドレス宛に再度メンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS507)。グループ参加端末Bの受信したIPアドレスはグループ参加端末AのIPアドレスであるので、グループ参加端末Aがメンバリスト送信依頼情報を受信する(ステップS508)。すると、グループ参加端末Aのリスト情報更新部15が自端末のデータベース18で記憶しているメンバリストから信頼端末の識別情報を読み取り、自端末の識別情報(IPアドレスなどはメモリなどで保持されている)と一致するか否かを判定する(ステップS509)。これにより、識別情報が一致し、自端末が信頼端末であると判定できると、グループ参加端末Aのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報に格納されているグループ参加端末Bの識別情報を読み取って、通常端末のフラグに対応付けてメンバリストに登録する(ステップS510)。そしてグループ参加端末Aのリスト情報更新部15は、メンバリストのデータをデータベース18から読み取って、メンバリスト送信依頼情報を送信したグループ参加端末Bへ送信する処理を行なう(ステップS511)。
グループ参加端末Bでは、メンバリストのデータを受信すると(ステップS512)、リスト情報更新部15がデータベースに格納されているメンバリストを、受信したメンバリストに更新する(ステップS513)。以上の処理により、新たにネットワークグループに参加する端末の保持しているメンバリストに登録されている通常端末の情報が古い場合でも、その情報を最新の情報に更新することができる。
図6はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第4の図である。
この図は、図5のステップS508でグループ参加端末Aが、自端末は信頼端末でないと判定した場合の処理について説明する。上記ステップS508までは図5と同一の処理である。そして、グループ参加端末Aのリスト情報更新部15は、自端末が信頼端末か否かの判定において、識別情報が一致せず、自端末が信頼端末でないと判定した場合には、自端末のメンバリストに登録されている信頼端末の識別情報のうちIPアドレスを読み取って、グループ参加端末Bへ送信処理する(ステップS601)。
グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、グループ参加端末Aから他の信頼端末の識別情報を再度受信する(ステップS602)。ここでグループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて信頼端末のIPアドレスを受信した回数をカウンタなどに記録している。そしてグループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、そのカウンタで示される回数が規定回数以上か否かを判定する。本実施形態においてはこの規定回数を2回とし、規定回数は予めデータベース18のテーブル等に記憶しているものとする。グループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて他の信頼端末の識別情報を受信した回数が2回であると検出すると、ネットワークグループ内の各グループ参加端末の保持しているメンバリストに整合性がなく、メンバリストが不備であると判定する(ステップS603)。
そして、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13がリスト不備と判定すると、新規登録処理部14に新規登録処理の開始を指示する(ステップS604)。新規登録処理部14は、信頼端末のフラグに対応付けられてメンバリストに登録されている識別情報を、自端末の識別情報に書き換える。そして、マルチキャストやブロードキャストといった通信方法を用いて、新規登録通知情報を送信する。これにより新規登録通知情報は、既にネットワークグループを形成しているグループ参加端末A、C、Dに送信される。以降の処理は、図3におけるステップS304〜ステップS307の処理と同様である。これにより、グループ参加端末が再度ネットワークグループに参加した際に、自端末で保持するメンバリストの情報が正確でなく、他のグループ参加端末それぞれの保持するメンバリストの情報も整合しない場合には、自ら新規登録を行うことにより、ネットワークグループ内の各グループ参加端末のメンバリストが更新されて正常となるので、ネットワークグループの形成を正常に維持することができる。
ここで、上述の図5、図6の処理においては、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて、メンバリストのデータが受信できず、自端末のメンバリストで保持している信頼端末のIPアドレスとは異なる、他の信頼端末のIPアドレスが返信されてきた場合の処理として共通している。メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて他の信頼端末のIPアドレスを受信した回数が上記規定回数未満となる場合が、図5で示した処理であり、規定回数を以上となる場合が図6で示した処理となる。従って上記規定回数を減らすことにより、図5の処理において、初回のメンバリスト送信依頼情報の送信に応じて、メンバリストのデータが受信できなかった場合に、新規登録処理をすることも可能である。なお、メンバリスト送信依頼情報の再送の回数に応じて発生するグループ参加端末間の通信量と、新規登録の際のグループ参加端末間の通信量とを比較して、新規登録の際のグループ参加端末間の通信量よりも通信量が少なくなるような規定回数を設定すれば、よりネットワークグループにおける通信量の軽減、つまり通信ネットワークの負荷を軽減することが期待できる。
図7はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第5の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、C、Dが参加している状況において、新たにグループ参加端末Bがネットワークグループに参加する際の処理であって、当該グループ参加端末Bが前回ネットワークグループから脱退した際に保持していたメンバリストの、信頼端末の情報に変更がある場合の例である。
まず、グループ参加端末Bにおいて入出力部などを介し、ネットワークグループへの参加指示の入力を受け付けると、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13が、データベース18でメンバリストを記憶しているか否かを判定する(ステプS701)。そしてメンバリストがある場合には、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15が、当該メンバリストに記録されている信頼端末の識別情報のうちIPアドレスを読み取って、当該IPドレス宛てにメンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS702)。このメンバリスト送信依頼情報には、グループ参加端末Bの識別情報として、IPアドレスや端末名称や端末IDなどが保持される。
ここでグループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報の送信時刻からその応答を受信するまでの時間を計測し、所定の設定時間経過するか否かを判定する(ステップS703)。そして所定の設定時間経過した場合、つまり、メンバリスト送信依頼情報の送信に対する応答がない場合には、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、メンバリストに記録されている通常端末の識別情報のうちランダムに(または決められた処理に応じて)1つの識別情報を特定し、当該識別情報のうちのIPアドレスを読み取る(ステップS704)。そして当該通常端末のIPアドレス宛にメンバリスト送信依頼情報を再送信する(ステップS705)。ここでメンバリスト送信依頼情報の送信先の通常端末をグループ参加端末Aとする。
グループ参加端末Aではメンバリスト送信依頼情報を受信すると(ステップS706)、リスト情報更新部15が自端末のデータベース18で記憶しているメンバリストから信頼端末の識別情報を読み取り、自端末の識別情報(IPアドレスなどはメモリなどで保持されている)と一致するか否かを判定する(ステップS707)。これにより、識別情報が一致し、自端末が信頼端末であると判定できると、グループ参加端末Aのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報に格納されているグループ参加端末Bの識別情報を読み取って、通常端末のフラグに対応付けてメンバリストに登録する(ステップS708)。そしてグループ参加端末Aのリスト情報更新部15は、メンバリストのデータをデータベース18から読み取って、グループ参加端末Bへ送信する処理を行なう(ステップS709)。グループ参加端末Bのリスト情報更新部15はメンバリストのデータを受信すると(ステップS710)、データベース18で記憶するメンバリストを受信したメンバリストに更新する(ステップS711)。
また上述のステップS707において、識別情報が一致せず、グループ参加端末Aのリスト情報更新部15が、自端末が信頼端末でないと判定した場合には、自端末のメンバリストに登録されている他の信頼端末の識別情報からIPアドレスを読み取って、当該IPアドレスをメンバリスト送信依頼情報に対する応答としてグループ参加端末Bへ送信する(ステップS712)。
グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、グループ参加端末Aから他の信頼端末のIPアドレスを受信すると(ステップS713)、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて他の信頼端末のIPアドレスを受信した回数をカウンタなどに記録する。そしてグループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、そのカウンタで示される回数が規定回数以上か否かを判定する。ここでこの規定回数を2回とし、規定回数は予めデータベース18のテーブル等に記憶しているものとする。グループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて他の信頼端末のIPアドレスを受信した回数が1回であると検出すると、規定回数に達していないので、グループ参加端末Aより受信した他のIPアドレス宛にメンバリスト送信依頼情報を再送する(ステップS714)。ここで他の信頼端末のIPアドレスがグループ参加端末CのIPアドレスであるとする。
グループ参加端末Cではメンバリスト送信依頼情報を受信すると(ステップS715)、リスト情報更新部15が自端末のデータベース18で記憶しているメンバリストから信頼端末の識別情報を読み取り、自端末の識別情報(IPアドレスなどはメモリなどで保持されている)と一致するか否かを判定する(ステップS716)。これにより、識別情報が一致し、自端末が信頼端末であると判定できると、グループ参加端末Cのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報に格納されているグループ参加端末Bの識別情報を読み取って、通常端末のフラグに対応付けてメンバリストに登録する(ステップS717)。そしてグループ参加端末Cのリスト情報更新部15は、メンバリストのデータをデータベース18から読み取って、メンバリスト送信依頼情報を送信したグループ参加端末Bへ送信する処理を行なう(ステップS718)。そしてグループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、ステップS710、711と同様にメンバリストのデータを受信し、データベース18で記憶するメンバリストを受信したメンバリストに更新する。
また上述のステップS716において、グループ参加端末Cのリスト情報更新部15が、自端末が信頼端末か否かの判定において、識別情報が一致せず、自端末が信頼端末でないと判定した場合には、自端末のメンバリストに登録されている信頼端末の識別情報からIPアドレスを読み取って、グループ参加端末Bへ送信処理する(ステップS719)。
グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、グループ参加端末Cから他の信頼端末のIPアドレスを再度受信すると(ステップS720)、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて他の信頼端末のIPアドレスを受信した回数をカウンタなどに記録する。そしてグループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、そのカウンタで示される回数が規定回数以上か否かを判定する。グループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、メンバリスト送信依頼情報の送信に応じて他の信頼端末のIPアドレスを受信した回数が2回であると検出すると、ネットワークグループ内の各グループ参加端末の保持しているメンバリストに整合性がないと判断し、これにより、メンバリストが不備であると判定する(ステップS721)。
そして、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13がリスト不備と判定すると、新規登録処理部14に新規登録処理の開始を指示する(ステップS722)。グループ参加端末Bの新規登録処理部14は、信頼端末のフラグに対応付けられてメンバリストに登録されている識別情報を、自端末の識別情報に書き換える。そして、マルチキャストやブロードキャストといった通信方法を用いて、新規登録通知情報を送信する。これにより新規登録通知情報は、既にネットワークグループを形成しているグループ参加端末A、C、Dに送信される。以下の処理は、図3におけるステップS304〜ステップS307の処理と同様である。これにより、グループ参加端末が再度ネットワークグループに参加した際に、自端末で保持するメンバリストの情報が正確でなく、他のグループ参加端末それぞれの保持するメンバリストの情報が整合しない場合には、自ら新規登録を行うことにより、ネットワークグループ内の各グループ参加端末のメンバリストが更新されて正常となるので、ネットワークグループの形成を正常に維持することができる。
図8はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第6の図である。
この処理は、図7で説明した処理のステップS714における、メンバリスト送信依頼情報の送信対するグループ参加端末Cからの応答がない場合の処理フローを示している。上述のステップS714において、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15がメンバリスト送信依頼情報をグループ参加端末Cに送信処理を行なった後、当該グループ参加端末Bのリスト不備判定部13は時刻を計測し、所定の時間以上経過するか否かを判定する(ステップS801)。そして所定の時間以以上経過しても応答がない場合には、ネットワークグループ内の各グループ参加端末の保持しているメンバリストに整合性がないと判断する(ステップS802)。つまりこれにより、メンバリストが不備であると判定する。
そして、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13がリスト不備と判定すると、新規登録処理部14に新規登録処理の開始を指示する(ステップS803)。グループ参加端末Bの新規登録処理部14は、信頼端末のフラグに対応付けられてメンバリストに登録されている識別情報を、自端末の識別情報に書き換える。そして、マルチキャストやブロードキャストといった通信方法を用いて、新規登録通知情報を送信する。これにより新規登録通知情報は、既にネットワークグループを形成しているグループ参加端末A、C、Dに送信される。以下の処理は、図3におけるステップS304〜ステップS307の処理と同様である。これにより、グループ参加端末が再度ネットワークグループに参加した際に、自端末で保持するメンバリストの情報が正確でなく、他のグループ参加端末それぞれの保持するメンバリストの情報も整合しない場合には、自ら新規登録を行うことにより、ネットワークグループ内の各グループ参加端末のメンバリストが更新されて正常となるので、ネットワークグループの形成を正常に維持することができる。
図9はグループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第7の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、C、Dが参加している状況において、新たにグループ参加端末Bがネットワークグループに参加する際の処理であって、グループ参加端末B前回ネットワークグループから脱退した際に保持していたメンバリストの、信頼端末に変更がある場合の例である。
まず、グループ参加端末Bは、入出力部などを介してネットワークグループの参加指示の入力を受け付けると、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13が、データベース18でメンバリストを記憶しているか否かを判定する(ステップS901)。そしてメンバリストがある場合には、リスト情報更新部15が、当該メンバリストに記録されている信頼端末(グループ参加端末D)の識別情報のうちIPアドレスを読み取って、当該IPアドレス宛にメンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS902)。このメンバリスト送信依頼情報には、グループ参加端末Bの識別情報として、IPアドレスや端末名称や端末IDなどが保持される。
ここで、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15はメンバリスト送信依頼情報の送信からの時刻を計測し、所定の時間以上経過するか否かを判定する(ステップS903)。そして所定の時間以以上経過してもグループ参加端末Dから応答がない場合には、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、メンバリストに記録されている通常端末の識別情報のうちランダムに(または決められた処理に応じて)1つの識別情報を読み取って、当該通常端末の識別情報からIPアドレスを読み取り、そのIPアドレス宛に2回目のメンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS904)。2回目のメンバリスト送信依頼情報の送信先の通常端末をグループ参加端末Aとする。
そしてグループ参加端末Bのリスト情報更新部15は2回目のメンバリスト送信依頼情報の送信からの時刻を計測し、所定の時間以上経過するか否かを判定する(ステップS905)。所定の設定時間経過しても2回目のメンバリスト送信依頼情報の送信先であるグループ参加端末Aからメンバリスト送信依頼情報に対する応答がない場合、グループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、再度、メンバリストに記録されている通常端末の識別情報のうちランダムに(または決められた処理に応じて)1つの識別情報を読み取って、当該通常端末の識別情報からIPアドレスを読み取り、当該IPアドレス宛に3回目のメンバリスト送信依頼情報を送信する(ステップS906)。3回目のメンバリスト送信依頼情報の送信先の通常端末をグループ参加端末Cとする。
上述のメンバリスト送信依頼情報の送信処理それぞれにおいてグループ参加端末Bのリスト情報更新部15は、メンバリスト送信依頼情報の送信に対して応答がなかった回数をカウンタなどに記録している。そしてグループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、そのカウンタで示される回数が規定回数以上か否かを判定する。ここでこの規定回数を3回とし、規定回数は予めデータベース18のテーブル等に記憶しているものとする。
グループ参加端末Bのリスト情報更新部15はステップS906において3回目のメンバリスト送信依頼情報を送信すると、ステップS905同様に所定の時間以上経過するか否かを判定する(ステップS907)。そして所定の設定時間経過しても3回目のメンバリスト送信依頼情報の送信先であるグループ参加端末Cからメンバリスト送信依頼情報に対する応答がない場合、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13は、データベースから規定回数を読み取って、メンバリスト送信依頼情報の送信に対して応答がなかった回数が規定回数に達したか否かを判定する(ステップS908)。なおこのステップS908の処理は、実際にはステップS903、S905の後にも行なっているが、便宜上その説明を省略している。そして、ステップS908の処理において、応答が無かった回数が規定回数に達した場合、ネットワークグループ内の各グループ参加端末の保持しているメンバリストに整合性がないと判断し、これにより、メンバリストが不備であると判定する(ステップS909)。
そして、グループ参加端末Bのリスト不備判定部13がリスト不備と判定すると、新規登録処理部14に新規登録処理の開始を指示する(ステップS910)。グループ参加端末Bの新規登録処理部14は、信頼端末のフラグに対応付けられてメンバリストに登録されている識別情報を、自端末の識別情報に書き換える。そして、マルチキャストやブロードキャストといった通信方法を用いて、新規登録通知情報を送信する。これにより新規登録通知情報は、既にネットワークグループを形成しているグループ参加端末A、C、Dに送信される。以下の処理は、図3におけるステップS304〜ステップS307の処理と同様である。これにより、グループ参加端末が再度ネットワークグループに参加した際に、自端末で保持するメンバリストの情報が正確でなく、他のグループ参加端末それぞれの保持するメンバリストの情報も整合しない場合には、自ら新規登録を行うことにより、ネットワークグループ内の各グループ参加端末のメンバリストが更新されて正常となるので、ネットワークグループの形成を正常に維持することができる。
図10はグループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第1の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、B、C、Dが参加している状況において、信頼端末であるグループ参加端末Dと、通常端末であるグループ参加端末Aの間のピアツーピア接続の処理フローである。
グループ参加端末Dは入出力部などを介してユーザからグループ参加端末Aとのピアツーピア接続の指示を受け付けると(ステップS1001)、グループ参加端末Dの端末間通信連携部16はメンバリストからグループ参加端末AのIPアドレスを読み取り、当該IPアドレス宛にピアツーピア接続のための情報を送信する(ステップS1002)。するとグループ参加端末Aの端末間通信連携部16が情報を受信する(ステップS1003)。またその返信として、グループ参加端末Aの端末間通信連携部16が情報をグループ参加端末Dへ送信し(ステップS1004)、グループ参加端末Dの端末間通信連携部16がグループ参加端末Aから送信された情報を受信する(ステップS1005)。
図11はグループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第2の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、B、C、Dが参加している状況において、通常端末であるグループ参加端末Bと、通常端末であるグループ参加端末Aの間のピアツーピア接続の処理フローである。
グループ参加端末Bはユーザから入出力部などを介してグループ参加端末Aとのピアツーピア接続の指示を受け付けると(ステップS1101)、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16はメンバリストからグループ参加端末AのIPアドレスを読み取り、当該IPアドレス宛てにピアツーピア接続のための情報を送信する(ステップS1102)。するとグループ参加端末Aの端末間通信連携部16が情報を受信する(ステップS1103)。またその返信として、グループ参加端末Aの端末間通信連携部16が情報をグループ参加端末Bへ送信し(ステップS1104)、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16がグループ参加端末Aから送信された情報を受信する(ステップS1105)。
図12はグループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第3の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、B、C、Dが参加している状況において、通常端末であるグループ参加端末Bとグループ参加端末Aがピアツーピア接続を行なう際の処理フローである。なお信頼端末はグループ参加端末Dとする。
グループ参加端末Bは入出力部などを介してユーザからグループ参加端末Aとのピアツーピア接続の指示を受け付けると(ステップS1201)、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16はメンバリストからグループ参加端末Aの識別情報のうちIPアドレスを読み取って、当該IPアドレス宛にピアツーピア接続で送受信する情報を送信する(ステップS1202)。
ここで、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16はステップS1202における情報送信時からの時刻を計測し、所定の時間以上経過したか否かを判定する(ステップS1203)。そして所定の時間以以上経過してもステップS1202の情報送信に対する応答がない場合、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16は、メンバリストに記録されている信頼端末(グループ参加端末D)の識別情報のうちIPドレスを読み取って(ステップS1204)、当該IPアドレス宛に識別情報通知要求を送信する(ステップS1205)。この識別情報通知要求にはピアツーピア接続先のグループ参加端末Aの端末名称や端末IDが格納されている。
次に識別情報通知要求を受けたグループ参加端末Dのリスト情報更新部15は、自端末が信頼端末か否かを上記他の処理フローと同様の処理により判定する(ステップS1206)。そして自端末が信頼端末である場合には、識別情報通知要求に格納されているグループ参加端末Aの端末名称や端末IDを読み取り、それらの情報に対応付けられてメンバリストにIPアドレスが登録されているか否かを判定する(ステップS1207)。そしてグループ参加端末Dのリスト情報更新部15は、グループ参加端末Aの端末名称や端末IDに対応付けられてメンバリストにIPアドレスが記録されている場合には、当該IPアドレスを読み取り、そのグループ参加端末AのIPアドレスを識別情報通知要求に対する応答としてグループ参加端末Bへ返信する(ステップS1208)。
次に、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16は、識別情報通知要求に応じてIPアドレスを受信した場合には(ステップS1209)、当該受信したIPアドレス宛(グループ参加端末A)にピアツーピア接続で送受信する情報を再度送信する(ステップS1210)。そして、グループ参加端末Aの端末間通信連携部16が情報を受信する(ステップS1211)。またその返信として、グループ参加端末Aの端末間通信連携部16が情報をグループ参加端末Aへ送信し(ステップS1212)、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16がグループ参加端末Aから送信された情報を受信する(ステップS1213)。以上の処理によりグループ参加端末Bとグループ参加端末Aの間のピアツーピア接続が行なわれる。
またステップS1207において、グループ参加端末Aの端末名称や端末IDに対応付けられてメンバリストにIPアドレスが記録されていない場合には、グループ参加端末Dのリスト情報更新部15は、IPアドレス登録無しを示す情報をグループ参加端末Bへ返信する(ステップS1214)。そして、識別情報通知要求に応じて受信した情報が、IPアドレス無しを示す情報である場合には、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16は、ネットワークグループからグループ参加端末Aは、既にネットワークグループから切断したと判断し、ピアツーピア接続の通信処理を終了する(ステップS1215)。以上の処理では、基本的にグループ参加端末は自端末に記憶するメンバリストに基づいてピアツーピア接続の通信処理を開始する。そして、ピアツーピア接続先の端末からの応答がない場合には、その端末の識別情報のみを信頼端末から受信することにより、メンバリスト全てを受信する場合に比べて、通信量の軽減を図っている。
図13はグループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第4の図である。
この処理は、図12で説明した処理のステップS1210において、識別情報通知要求に応じて受信したIPアドレスの端末へ再度、ピアツーピア接続で送受信する情報を送信したが、応答がなかった場合の処理である。
上述のステップS1210において、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16は、識別情報通知要求に応じて受信した情報がIPアドレスであれば、当該受信したIPアドレス宛に、ピアツーピア接続で送受信する情報を再度送信する。するとグループ参加端末Bの端末間通信連携部16はステップS1210における情報の送信からの時刻を計測し、所定の時間以上経過したか否かを判定する(ステップS1301)。そして所定の時間以以上経過してもステップS1210の情報送信に対する応答がない場合、グループ参加端末Bの端末間通信連携部16は、運用者に対するアラーム情報を生成し、出力(例えば画面への出力や所定のメールアドレスへの送信など)する(ステップS1302)。
図14はグループ参加端末がネットワークグループから脱退する際の処理フローを示す第1の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、B、C、Dが参加している状況において、信頼端末がグループ参加端末Dである場合であり、当該信頼端末であるグループ参加端末Dがネットワークグループから脱退する処理について説明する。
グループ参加端末Dの切断部17は、ネットワークグループからの脱退の指示を入手力部を介して受け付けると(ステップS1401)、グループ参加端末A、B、Cの各通常端末に対して脱退通知を送信せずに、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断処理を行なう(ステップS1402)。これにより、余分な通信量の増加による通信ネットワークの負荷を軽減することができる。
図15はグループ参加端末がネットワークグループから脱退する際の処理フローを示す第2の図である。
この処理は、既にネットワークグループにグループ参加端末A、B、C、Dが参加している状況において、信頼端末がグループ参加端末Dである場合に、通常端末であるグループ参加端末Bがネットワークグループから脱退する処理について説明する。
グループ参加端末Bの切断部17は、ネットワークグループからの脱退の指示を入手力部を介して受け付けると(ステップS1501)、データベース18に格納されているメンバリストから信頼端末の識別情報のうちIPアドレスを読み取る(ステップS1502)。そして、そのIPアドレス宛(信頼端末であるグループ参加端末D)に、脱退要求を送信する(ステップS1503)。この脱退要求にはグループ参加端末Bの識別情報が格納される。
グループ参加端末Dは脱退要求を受信すると(ステップS1504)、まず、自端末が信頼端末か否かをグループ参加端末Dの切断部17が判定する(ステップS1505)。この信頼端末か否かの判定処理は、上述の他の処理フローと同様である。そして、自端末が信頼端末であると判定すると、グループ参加端末Dのリスト情報更新部15は、脱退要求に格納されている識別情報を読み取って、当該識別情報と一致する情報を、自端末のデータベース18に格納されているメンバリストにおいて特定し削除する(ステップS1506)。そしてグループ参加端末Dの切断部17は、脱退要求を送信したグループ参加端末B宛てに、脱退許可の情報を送信する(ステップS1507)。グループ参加端末Bの切断部はグループ参加端末Dから脱退許可を受信すると(ステップS1508)、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断処理を行ない(ステップS1509)、脱退する。この時グループ参加端末Bはメンバリストをデータベース18に格納したままである。以上の処理により、通常端末が脱退する場合には、信頼端末との間でのみ脱退要求と脱退許可の情報の送受信が行なわれ、他の通常端末への脱退の通知は行なわない。これにより、余分な通信量の増加による通信ネットワークの負荷を軽減することができる。また格納したままのメンバリストは、次回ネットワークグループに参加した際に利用される。
図16はグループ参加端末がネットワークグループから脱退する際の処理フローを示す第3の図である。
この処理は図15のステップS1503において送信した脱退要求に対する応答がない場合の処理である。
ステップS1503において、グループ参加端末Bの切断部17が信頼端末であるグループ参加端末Dに脱退要求を送信すると、切断部17はその送信開始からの時刻をカウントする。するとグループ参加端末Bの切断部17はステップS1503における脱退要求の送信からの時刻を計測し、所定の時間以上経過したか否かを判定する(ステップS1601)。そして所定の時間経過しても、脱退要求に対する応答がない場合には、他の通常端末などに脱退の通知を行なわず、メンバリストをデータベース18に格納したまま、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断処理を行ない(ステップS1602)、脱退する。格納したままのメンバリストは、次回ネットワークグループに参加した際に利用される。以上の処理により、通常端末が脱退する場合であって、信頼端末から脱退許可の応答がない場合には、特に他の通常端末への脱退の通知は行なわずに脱退処理を行なう。これにより、余分な通信量の増加による通信ネットワークの負荷を軽減することができる。また格納したままのメンバリストは、次回ネットワークグループに参加した際に利用される。
なお上述のグループ参加端末は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
ネットワークグループ形成システムの構成を示すブロック図である。 グループ参加端末の機能ブロック図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第1の図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第2の図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第3の図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第4の図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第5の図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第6の図である。 グループ参加端末がネットワークグループに参加する処理フローを示す第7の図である。 グループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第1の図である。 グループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第2の図である。 グループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第3の図である。 グループ参加端末間におけるピアツーピア接続の処理フローを示す第4の図である。 グループ参加端末がネットワークグループから脱退する際の処理フローを示す第1の図である。 グループ参加端末がネットワークグループから脱退する際の処理フローを示す第2の図である。 グループ参加端末がネットワークグループから脱退する際の処理フローを示す第3の図である。
符号の説明
11・・・通信処理部
12・・・制御部
13・・・リスト不備判定部
14・・・新規登録処理部
15・・・リスト情報更新部
16・・・端末間通信連携部
17・・・切断部
18・・・データベース

Claims (19)

  1. 通信ネットワーク内に接続されている複数の端末のうちのグループ参加端末それぞれが、他のグループ参加端末とネットワークグループを形成するネットワークグループ形成システムであって、
    前記グループ参加端末が、
    少なくとも前記グループ参加端末のうち信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報と、その他の前記グループ参加端末それぞれの識別情報と、を格納したリスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として自端末の識別情報を記憶する信頼端末と、
    前記リスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として他のグループ参加端末の識別情報を記憶する通常端末と、
    の何れかであり、
    前記通常端末は、前記リスト情報が不備であると判定した場合にのみ、前記信頼端末を自端末へと遷移させるための新規登録依頼を前記グループ参加端末の全てに送信し、
    前記新規登録依頼を受け付けたグループ参加端末それぞれは、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を、前記新規登録依頼を送信した通常端末の識別情報へと書き換えて保持すると共に、自端末の識別情報を前記新規登録依頼を送信した通常端末へ返信し、
    前記新規登録依頼を送信した通常端末は、前記新規登録依頼に応じて返信された前記グループ参加端末の識別情報を、前記リスト情報に書き込むと共に、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として、自端末の識別情報を書き込むことにより前記信頼端末へと遷移し、
    前記通常端末または前記信頼端末それぞれは、自端末の保持するリスト情報を参照して、当該リスト情報に含まれるグループ参加端末の識別情報を用いて通信処理を行なう
    ことを特徴とするネットワークグループ形成システム。
  2. 前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持していない場合、前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークグループ形成システム。
  3. 前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持している場合、当該リスト情報に格納されている信頼端末の識別情報を用いてリスト送信依頼情報を前記信頼できる1つのグループ参加端末へ送信し、
    前記リスト送信依頼情報を受信した信頼できる1つのグループ参加端末は、前記識別情報として自端末の識別情報が登録されているか否かにより自端末が信頼端末か否かを判定し、自端末が信頼端末でない場合には、自端末で記憶するリスト情報に記録されている、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を前記通常端末へ送信し、
    前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、リスト送信依頼情報の送信に応じて受信した、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を用いて、リスト送信依頼情報を再送し、そのリスト送信依頼情報の再送に応じて、リスト情報を受信できない場合には、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワークグループ形成システム。
  4. 前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報の受信に応じて、当該識別情報を用いて前記リスト送信依頼情報の再送を、所定の回繰り返し、当該所定の回数繰り返しても前記リスト情報を受信できない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載のネットワークグループ形成システム。
  5. 前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信に応じた応答がない場合には、リスト情報に記録されている他の通常端末の何れかの識別情報を用いて、当該通常端末へ、前記リスト送信依頼情報を再送する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のネットワークグループ形成システム。
  6. 前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記他の通常端末への前記リスト送信依頼情報の再送に対して応答がない場合には、所定の回数、異なる他の通常端末それぞれに前記リスト送信依頼情報の再送を繰り返し、当該所定の回数繰り返しても応答がない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のネットワークグループ形成システム。
  7. 前記通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信や再送に応じて、リスト情報を受信した場合には、当該リスト情報を、新たなリスト情報として記憶する
    ことを特徴とする請求項3から請求項6に記載のネットワークグループ形成システム。
  8. 前記信頼端末は、前記ネットワークグループからの脱退時に、前記通常端末に対して脱退情報を送信せずに、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断を行なう
    ことを特徴とする請求項1から請求項7に記載のネットワークグループ形成システム。
  9. 前記通常端末は、前記ネットワークグループからの脱退時に、自端末のリスト情報に記載の信頼端末の識別情報を用いて脱退要求を送信し、
    前記脱退要求を受信した信頼端末は、当該脱退要求を送信した通常端末の識別情報を自端末のリスト情報から削除し、その通常端末に脱退許可の情報を送信し、
    前記脱退要求を送信した通常端末は、前記脱退許可の情報を受信したか否かによらず、リスト情報を記憶した状態で、当該ネットワークグループに参加している通常端末からの情報の切断を行なう
    ことを特徴とする請求項1から請求項8に記載のネットワークグループ形成システム。
  10. 前記通常端末は、自端末のリスト情報に登録されている、他の通常端末の識別情報を用いて、当該他の通常端末に接続要求を行なった後、応答がない場合には、自端末のリスト情報から信頼端末の識別情報を読み取って、その識別情報を用いて前記信頼端末へ識別情報通知要求を送信し、
    前記信頼端末は、前記識別情報通知要求の受信に基づいて、リスト情報に格納されている信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として自端末の識別情報が登録されているか否かにより、自端末が信頼端末か否かを判定し、自端末が信頼端末である場合には、自端末で記憶する通常端末の識別情報のうち、前記識別情報通知要求に格納されている通常端末の識別情報を、当該識別情報通知要求を送信した通常端末へ送信し、
    前記識別情報通知要求を送信した通常端末は、識別情報通知要求の送信に応じて受信した他の通常端末の識別情報を用いて、当該他の通常端末に接続要求を行なう
    ことを特徴とする請求項3から請求項9に記載のネットワークグループ形成システム。
  11. 前記通常端末は、識別情報通知要求の送信に応じて受信した他の通常端末の識別情報を用いて、当該他の通常端末に接続要求を行なっても応答がない場合には、アラーム情報を出力する
    ことを特徴とする請求項3から請求項10に記載のネットワークグループ形成システム。
  12. 前記識別情報は、少なくともネットワークアドレスまたは端末名の、何れか一方または両方である
    ことを特徴とする請求項1から請求項11に記載のネットワークグループ形成システム。
  13. 通信ネットワーク内に接続されている複数の端末のうちのグループ参加端末それぞれが、他のグループ参加端末とネットワークグループを形成するネットワークグループ形成システムにおけるネットワークグループ形成方法であって、
    前記グループ参加端末が、
    少なくとも前記グループ参加端末のうち信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報と、その他の前記グループ参加端末それぞれの識別情報と、を格納したリスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として自端末の識別情報を記憶する信頼端末と、
    前記リスト情報を記憶し、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として他のグループ参加端末の識別情報を記憶する通常端末と、
    の何れかであり、
    前記通常端末は、前記リスト情報が不備であると判定した場合にのみ、前記信頼端末を自端末へと遷移させるための新規登録依頼を前記グループ参加端末の全てに送信し、
    前記新規登録依頼を受け付けたグループ参加端末それぞれは、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を、前記新規登録依頼を送信した通常端末の識別情報へと書き換えて保持すると共に、自端末の識別情報を前記新規登録依頼を送信した通常端末へ返信し、
    前記新規登録依頼を送信した通常端末は、前記新規登録依頼に応じて返信された前記グループ参加端末の識別情報を、前記リスト情報に書き込むと共に、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報として、自端末の識別情報を書き込むことにより前記信頼端末へと遷移し、
    前記通常端末または前記信頼端末それぞれは、自端末の保持するリスト情報を参照して、当該リスト情報に含まれるグループ参加端末の識別情報を用いて通信処理を行なう
    ことを特徴とするネットワークグループ形成方法。
  14. 前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持していない場合、前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項13に記載のネットワークグループ形成方法。
  15. 前記通常端末は、ネットワーク参加指示を受け付けた際に、自端末に前記リスト情報を保持している場合、当該リスト情報に格納されている信頼端末の識別情報を用いてリスト送信依頼情報を前記信頼できる1つのグループ参加端末へ送信し、
    前記リスト送信依頼情報を受信した信頼できる1つのグループ参加端末は、前記識別情報として自端末の識別情報が登録されているか否かにより自端末が信頼端末か否かを判定し、自端末が信頼端末でない場合には、自端末で記憶するリスト情報に記録されている、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を前記通常端末へ送信し、
    前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、リスト送信依頼情報の送信に応じて受信した、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報を用いて、リスト送信依頼情報を再送し、そのリスト送信依頼情報の再送に応じて、リスト情報を受信できない場合には、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載のネットワークグループ形成方法。
  16. 前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記信頼できる1つのグループ参加端末の識別情報の受信に応じて、当該識別情報を用いて前記リスト送信依頼情報の再送を、所定の回繰り返し、当該所定の回数繰り返しても前記リスト情報を受信できない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項15に記載のネットワークグループ形成方法。
  17. 前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信に応じた応答がない場合には、リスト情報に記録されている他の通常端末の何れかの識別情報を用いて、当該通常端末へ、前記リスト送信依頼情報を再送する
    ことを特徴とする請求項15または請求項16に記載のネットワークグループ形成方法。
  18. 前記リスト送信依頼情報を送信した通常端末は、前記他の通常端末への前記リスト送信依頼情報の再送に対して応答がない場合には、所定の回数、異なる他の通常端末それぞれに前記リスト送信依頼情報の再送を繰り返し、当該所定の回数繰り返しても応答がない場合に、ネットワークグループ内の各端末で保持する前記リスト情報が不備であると判定し、前記新規登録依頼を、前記グループ参加端末のそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項17に記載のネットワークグループ形成方法。
  19. 前記通常端末は、前記リスト送信依頼情報の送信や再送に応じて、リスト情報を受信した場合には、当該リスト情報を、新たなリスト情報として記憶する
    ことを特徴とする請求項15から請求項18に記載のネットワークグループ形成方法。

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