JP2007148921A - 電子帳票管理装置及び電子帳票のセキュリティレベル設定方法 - Google Patents

電子帳票管理装置及び電子帳票のセキュリティレベル設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007148921A
JP2007148921A JP2005344255A JP2005344255A JP2007148921A JP 2007148921 A JP2007148921 A JP 2007148921A JP 2005344255 A JP2005344255 A JP 2005344255A JP 2005344255 A JP2005344255 A JP 2005344255A JP 2007148921 A JP2007148921 A JP 2007148921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic form
security level
security
symbol
keyword
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005344255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4683420B2 (ja
JP2007148921A5 (ja
Inventor
Akihiko Sano
彰彦 佐野
Takeshi Yamazaki
剛 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Marketing Japan Inc
Original Assignee
Canon Marketing Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Marketing Japan Inc filed Critical Canon Marketing Japan Inc
Priority to JP2005344255A priority Critical patent/JP4683420B2/ja
Publication of JP2007148921A publication Critical patent/JP2007148921A/ja
Publication of JP2007148921A5 publication Critical patent/JP2007148921A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4683420B2 publication Critical patent/JP4683420B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】電子帳票に応じて、人為的負担を軽減して電子帳票のセキュリティレベルを設定することを目的とする。
【解決手段】電子帳票のセキュリティに係る少なくとも1種類以上の記号を定義するセキュリティ記号定義データを記憶するセキュリティ記号定義データ記憶手段と、電子帳票に、少なくとも1種類以上の記号が含まれるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって、少なくとも1種類以上の記号が、電子帳票に含まれていると判定された場合、記号に対応するセキュリティレベルを、電子帳票に設定する設定手段と、を有することによって上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子帳票管理装置及び電子帳票のセキュリティレベル設定方法に関する。
企業内で各部門に配布する帳票類を削減するための電子帳票システムが広く普及してきている。この電子帳票システムは、多数の帳票をパソコンなどの端末画面上に表示して見えるようにすることにより、帳票の印刷コスト・配布コストの削減を図るものである。
電子帳票システムは、帳票サーバとエンドユーザが操作するパソコンからなる。帳票サーバは、ホストコンピュータから帳票データを受信し、電子帳票化し、保存する。一方、エンドユーザは、パソコンから帳票サーバにアクセスして、例えば、目的の電子帳票を参照する。このとき、現在、帳票サーバは、電子帳票のセキュリティレベルと、エンドユーザのセキュリティレベルとを比較し、このエンドユーザが参照可能な電子帳票であれば、参照を許可している。
電子帳票のセキュリティレベルと、エンドユーザのセキュリティレベルとは、管理者がそれぞれ設定する必要がある。
しかし、管理者が、電子帳票の詳細な内容を確認し、各電子帳票単位で電子帳票のセキュリティレベルを設定することは、非常に労力がかかる作業であった。ユーザによっては、電子帳票のセキュリティの設定等を含む電子帳票システムの管理業務を外部に委託している運用形態があるが、このような運用形態の場合、電子帳票のセキュリティを設定するために、外部の人(管理者)等が電子帳票を参照することになる。電子帳票に含まれる個人情報や機密情報等を外部の人が参照できてしまうことは、情報漏えいの観点から問題であった。
そのため、管理者が、帳票に含まれる内容を確認することなくセキュリティレベルを容易に設定することができる仕組みが求められていた。
例えば、特許文献1には、保管書類の一部または全部を公開しないあるいは公開できない書類のマスキング処理に関する技術が開示されている。
特開2003−317075号公報
しかしながら、特許文献1は、非表示とする単語を登録するために帳票を確認する必要が生じる。また、非表示とする単語をすべて登録する必要があるため帳票のページが多ければ多いほど、確認して登録する管理者の負担が増大してしまう。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたもので、帳票に含まれる内容を確認することなくセキュリティレベルを容易に設定することができる技術を提供することを目的とする。
そこで、上記問題を解決するため、本発明は、ユーザのセキュリティレベルを管理し、ユーザからの要求に応じて、前記ユーザのセキュリティレベルと、電子帳票のセキュリティレベルと、に応じて、電子帳票に対する操作を許可する電子帳票管理装置であって、電子帳票のセキュリティに係る少なくとも1種類以上の記号を定義するセキュリティ記号定義データを記憶するセキュリティ記号定義データ記憶手段と、電子帳票に、少なくとも1種類以上の前記記号が含まれるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、少なくとも1種類以上の前記記号が、前記電子帳票に含まれていると判定された場合、前記記号に対応するセキュリティレベルを、前記電子帳票に設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
かかる構成とすることにより、例えば、電子帳票に、セキュリティに係る記号が含まれていた場合、セキュリティに係る記号に応じて、電子帳票のセキュリティレベルを設定することができるので、電子帳票に応じて、人為的負担を軽減して電子帳票のセキュリティレベルを設定することができる。
なお、電子帳票管理装置とは、例えば、後述する帳票サーバ1等に対応する。また、記号とは、例えば、後述するキーワード等に対応する。
また、上記問題を解決するため、本発明は、電子帳票のセキュリティレベル設定方法、プログラム及び記憶媒体としてもよい。
本発明によれば、電子帳票に応じて、人為的負担を軽減して電子帳票のセキュリティレベルを設定することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、電子帳票システムの一例を示すシステム構成図である。図1に示されるように、電子帳票システムは、帳票サーバ1と、ホストコンピュータ(ホスト)2と、クライアントPC3と、がネットワーク4を介して接続されている。
図2は、帳票サーバの一例のハードウェア構成図である。後述するフローチャートにおけるサーバ側の処理を実行するソフトウェアは、プログラムがハードディスク等の外部補助記憶装置16より記憶装置(RAM)13にロードされ、中央処理装置(CPU)302によって実行されることにより実現される。また、プログラムと共に、後述するキーワードテーブル20や、組み合わせ式テーブル50、ユーザ毎のセキュリティレベルを保持するユーザセキュリティレベルテーブル等も外部補助記憶装置16に格納されている。
I/Oインタフェース装置17は、帳票サーバ1を、ネットワーク4やプリンタ等の外部装置に接続するインタフェース装置である。I/Oバス14は、上述した各ユニット間を接続するバス(アドレスバス、又はデータバス、又は制御バス)である。
なお、以下では説明の簡略のため、ソフトウェアではなく、帳票サーバ1が処理を行うものとして説明を行う。
また、クライアントPC3のハードウェア構成は、図2に示した帳票サーバ1のハードウェア構成に、キーボードやポインティングデバイス(マウス)等の入力装置及び、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等の表示装置を加えた構成である。
つまり、後述するフローチャートにおけるクライアント側の処理を実行するソフトウェアは、プログラムがクライアントPC3の外部補助記憶装置よりクライアントPC3の記憶装置にロードされ、クライアントPC3の中央処理装置によって実行されることにより実現される。
図3は、電子帳票システムにおける全体処理の概略図である。
(1):始めに、管理者による操作指示に応じて、管理者のクライアントPC32が、キーワード設定要求、及び組み合わせ式の設定要求を帳票サーバ1に対して送信する。帳票サーバ1は、これらの要求を受け取ると、キーワードをキーワードテーブル20に、組み合わせ式を組み合わせ式テーブル30に設定する。なお、キーワードテーブル20の一例は、後述する図4に、組み合わせ式テーブル30の一例は、後述する図5に示す。
(2):一方、帳票サーバ1は、ホスト2より帳票データを受け取る。
(3):すると、帳票サーバ1は、受け取った帳票データを、電子帳票(帳票実績ファイル)化し、キーワードテーブル20を基に、キーワードが電子帳票の項目文字列に含まれているか否かを判断する。なお、項目文字列とは、フォーム情報に含まれる文字列をいう。フォーム情報の詳細は後述する。
(4):キーワードが電子帳票の項目文字列に含まれていた場合、帳票サーバ1は、電子帳票に含まれていたキーワードに基づいて、組み合わせ式テーブル30より、電子帳票のセキュリティレベルを取得し、帳票実績テーブル50に保存する。なお、帳票実績テーブル50及び帳票実績ファイル40は、帳票サーバ1の外部補助記憶装置16等に保存される。
(5):次に、エンドユーザによる操作指示に応じて、エンドユーザのクライアントPC31が、電子帳票の参照要求を帳票サーバ1に対して送信する。
(6):帳票サーバ1は、電子帳票の参照要求を受け取ると、上述したユーザセキュリティレベルテーブルより、このエンドユーザに対応するセキュリティレベルを取得する。また、帳票サーバ1は、帳票実績テーブル50より、参照要求の対象となっている電子帳票のセキュリティレベルを取得する。そして、帳票サーバ1は、この2つのセキュリティレベルに基づいて、参照可能か否かを判定する。
(7):帳票サーバ1は、このエンドユーザが、参照要求の対象の電子帳票を参照可能であると判定すると、この電子帳票をエンドユーザのクライアントPC31に対して表示する。
なお、図3では、参照(表示)を例に説明を行ったが、電子帳票の印刷や、電子帳票の書き出しも同様である。
図4は、キーワードテーブルの一例を示す図である。図4に示されるように、キーワードテーブル20は、キーワードと、キーワードIDと、類似語と、を情報(データ)として含む。なお、電子帳票システムにおいて、管理者が複数存在する場合、帳票サーバ1は、管理者毎にキーワードテーブルを保持するようにしてもよい。
例えば、グループ会社毎に電子帳票システムの管理者が存在する場合、帳票サーバ1は、この管理者毎にキーワードテーブルを保持するようにしてもよい。帳票サーバ1は、帳票データと共に、例えば、どのグループ会社に関する帳票データかを識別する識別情報をホスト2から受信すると、この識別情報で識別されるキーワードテーブルを用いて、電子帳票にキーワードが含まれているか否を判定し、電子帳票のセキュリティレベルを設定することができる。
図5は、組み合わせ式テーブルの一例を示す図である。図5に示されるように、組み合わせ式テーブル30は、キーワードIDから成る組み合わせ式と、組み合わせ式IDと、セキュリティレベル(電子帳票のセキュリティレベル)と、を情報(データ)として含む。また、本実施形態では、セキュリティレベルは、その値が大きくなるほどセキュリティが高いものとして説明を行う。
なお、帳票サーバ1は、例えば、複数のキーワードテーブルを保持する場合、キーワードテーブルに応じて、複数の組み合わせ式テーブルを保持するようにしてもよい。また、本実施形態では、特に言及しない限り組み合わせ式は、AND条件(+)で組み合わされているものとして説明を行う。なお、本実施形態において、OR条件は(*)で表す。
図6は、電子帳票システムにおける全体処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS10において、帳票サーバ1は、管理者のクライアントPC32等からの要求に応じて、キーワードや、キーワードの類似語を、キーワードテーブル20に設定する。なお、キーワードテーブル設定処理の詳細は、後述する図7に示す。
ステップS11において、帳票サーバ1は、管理者のクライアントPC32からの要求に応じて、組み合わせ式等を、組み合わせ式テーブル30に設定する。なお、組み合わせ式設定処理の詳細は、後述する図11に示す。
ステップS12において、帳票サーバ1は、ホスト2より受信した帳票データを電子帳票化し、電子帳票に含まれるキーワードに応じた電子帳票のセキュリティレベルを、帳票実績テーブル50に保存したり、帳票実績ファイルを保存したりする。なお、登録処理の詳細は、後述する図14に示す。
ステップS13において、帳票サーバ1は、エンドユーザのクライアントPC31からの要求に応じて、該当するユーザのセキュリティレベルと、電子帳票のセキュリティレベルとを比較して、比較結果に応じて、電子帳票の参照や、電子帳票の印刷等を許可し、実行する。
図7は、キーワードテーブル設定処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下において、クライアント側処理は、クライアントPC3が処理を行い、サーバ側処理は、帳票サーバ1が処理を行うものとして説明を行う。
ステップS20において、クライアントPC3は、管理者からの操作指示に応じて、管理者画面を、表示装置に表示する。ここで、管理者画面の一例を、図8に示す。図8は、管理者画面の一例を示す図である。
再び図7の説明に戻り、ステップS21において、図8に示されるような管理者画面を用いて、管理者がキーワード設定メニューを選択すると、クライアントPC3は、キーワード設定メニューが選択されたことを示す情報を、帳票サーバ1に送信する。
ステップS22において、キーワード設定メニューが選択されたことを示す情報を受け取った帳票サーバ1は、キーワードテーブル20より、既に設定されているキーワードの一覧(キーワード一覧)を取得し、クライアントPC3に送信する。
ステップS23において、クライアントPC3は、受信したキーワード一覧に基づいて、キーワード設定画面を作成し、表示装置に表示する。ここで、キーワード設定画面の一例を、図9に示す。図9は、キーワード設定画面の一例を示す図である。図9に示されるように、管理者は、キーワード設定画面を用いて、複数のキーワードを同時に設定することもできる。この場合、後述する類似語設定は、複数設定されたキーワード分、繰り返し行われる。
再び図7の説明に戻り、ステップS24において、図9に示されるようなキーワード設定画面を用いて、管理者がキーワードを設定すると、クライアントPC3は、管理者が設定したキーワードを、帳票サーバ1に送信する。
ステップS25において、管理者が設定したキーワードを受け取った帳票サーバ1は、前記キーワードと、ステップS22において取得したキーワード一覧と、を比較する。
ステップS26において、帳票サーバ1は、前記キーワードが、ステップS22において取得したキーワード一覧に含まれていると判定すると(ステップS26においてNO)、重複していることを示す情報をクライアントPC3に送信する。また、帳票サーバ1は、前記キーワードが、ステップS22において取得したキーワード一覧に含まれていないと判定すると(ステップS26においてYES)、ステップS28に進む。
ステップS27において、クライアントPC3は、重複していることを示す情報を、帳票サーバ1より受信すると、既に登録されているキーワードである旨の警告画面を作成し、表示装置に表示する。すると、管理者は、例えば、ステップS24の処理に戻り、図9に示されるようなキーワード設定画面を用いて、新たなキーワードを設定する。
一方、ステップS28において、帳票サーバ1は、クライアントPC3より受け取ったキーワードを、キーワードテーブル20に設定し、キーワードの設定が終了したことを示す情報を、クライアントPC3に送信する。
ステップS29において、クライアントPC3は、キーワードの設定が終了したことを示す情報を、帳票サーバ1より受信すると、類似語登録画面を作成し、表示装置に表示する。ここで、類似語登録画面の一例を、図10に示す。図10は、類似語登録画面の一例を示す図である。
再び図7の説明に戻り、ステップS30において、クライアントPC3は、図10に示されるような類似語登録画面を用いて、管理者が類似語を設定したか否かを判定する。クライアントPC3は、管理者が、図10に示されるような類似語登録画面を用いて類似語を設定して、「登録」ボタンを押下したと判定すると(ステップS30においてYES)、管理者が設定した類似語を帳票サーバ1に送信する。
一方、クライアントPC3は、管理者が、例えば図10に示されるような類似語登録画面において「キャンセル」ボタンを押下したと判定すると(ステップS30においてNO)、類似語を設定しないとして、図7に示される処理を終了する。
ステップS31において、帳票サーバ1は、クライアントPC3より受け取った類似語を、キーワードテーブル20の該当するレコードに設定し、図7に示される処理を終了する。
なお、クライアントPC3は、例えば、図8に示されるような管理者画面において、管理者が、類似語設定メニューを選択すると、対象キーワードを管理者に選択させるべく、帳票サーバ1より、キーワード一覧を取得するようにしてもよい。そして、クライアントPC3は、管理者がキーワード一覧の中から選択したキーワードを、対象キーワードとして、このキーワードに関して既に設定されている類似語を帳票サーバ1より取得する。クライアントPC3は、帳票サーバ1より取得した、このキーワードに関して既に設定されている類似語等に応じて、図10に示されるような類似語登録画面を作成し、表示装置に表示する。管理者は、図10に示されるような類似語登録画面を用いて、対象キーワードに対して、更に類似語を登録する。
なお、図7では、キーワードや、類似語の設定を例に説明を行ったが、変更、削除も同様である。
このように、管理者は、セキュリティレベルの設定に際して、キーワード登録するだけでよく、帳票の中身を詳細に確認する必要がない。また、類似語を登録することが可能であるため様々な種類の帳票に対応することができる。
図11は、組み合わせ式設定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS40において、クライアントPC3は、管理者からの操作指示に応じて、図8に示したような管理者画面を、表示装置に表示する。
ステップS41において、図8に示されるような管理者画面を用いて、管理者が、組み合わせ式設定メニューを選択すると、クライアントPC3は、組み合わせ式設定メニューが選択されたことを示す情報を、帳票サーバ1に送信する。
ステップS42において、組み合わせ式設定メニューが選択されたことを示す情報を受け取った帳票サーバ1は、キーワードテーブル20より、キーワードの一覧(キーワード一覧)を取得し、クライアントPC3に送信する。
ステップS43において、クライアントPC3は、受信したキーワード一覧に基づいて、組み合わせキーワード選択画面を作成し、表示装置に表示する。ここで、組み合わせキーワード選択画面の一例を、図12に示す。図12は、組み合わせキーワード選択画面の一例を示す図である。
再び図11の説明に戻り、ステップS44において、図12に示されるような組み合わせキーワード選択画面を用いて、管理者が組み合わせ候補を選択する。
ステップS46において、クライアントPC3は、管理者が選択した組み合わせ候補の組み合わせ条件及びセキュリティレベルの選択画面を作成し、表示装置に表示する。ここで、組み合わせ条件及びセキュリティレベル選択画面の一例を、図13に示す。図13は、組み合わせ条件及びセキュリティレベル選択画面の一例を示す図である。
再び図11の説明に戻り、ステップS47において、図13に示されるような組み合わせ条件及びセキュリティレベル選択画面を用いて、管理者が、組み合わせ条件(ANDや、OR)及びセキュリティレベルを選択すると、クライアントPC3は、選択された、組み合わせ条件及び組み合わせ候補(つまり、組み合わせ式)と、セキュリティレベルとを、帳票サーバ1に送信する。
組み合わせ式と、セキュリティレベルとを受け取った帳票サーバ1は、受け取った組み合わせ式と、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式と比較する。
ステップS48において、帳票サーバ1は、比較の結果に基づいて、受け取った組み合わせ式と、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式の少なくとも一つとが、完全に重複するか否かを判定する。
帳票サーバ1は、受け取った組み合わせ式と、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式の少なくとも一つとが、完全に重複すると判定すると(ステップS48においてYES)、受け取った組み合わせ式をクライアントPC3に送信する。例えば、受け取った組み合わせ式が(1+2+4)だった場合、帳票サーバ1は、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式ID2の組み合わせ式(1+2+4)と、完全に重複すると判定する。
一方、帳票サーバ1は、完全重複していないと判定すると(ステップS48においてNO)、ステップS49に進む。
ステップS49において、帳票サーバ1は、前記比較の結果に基づいて、受け取った組み合わせ式と、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式の少なくとも一つとが、一部重複しているか否かを判定する。
帳票サーバ1は、受け取った組み合わせ式と、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式の少なくとも一つとが、一部重複していると判定すると(ステップS49においてYES)、ステップS50に進む。例えば、受け取った組み合わせ式が(1+2+5)だった場合、帳票サーバ1は、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式ID1の組み合わせ式(1+2)と、一部重複すると判定する。
なお、受け取った組み合わせ式が(2+4+9)だった場合、帳票サーバ1は、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式ID2の組み合わせ式(1+2+4)とは、一部重複するとは判定しない。
また、受け取った組み合わせ式が(1*(2+4))だった場合、帳票サーバ1は、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式ID2の組み合わせ式(1+2+4)とは、一部重複していると判定する。ここで、上述したように、(*)は、OR条件を表している。
一方、帳票サーバ1は、一部重複していないと判定すると(ステップS49においてNO)、ステップS51に進む。
ステップS50において、帳票サーバ1は、受け取った組み合わせ式に含まれるキーワードの数が、完全に重複している又は一部重複している、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式に含まれるキーワード数より多い場合に、セキュリティレベルが高くなっているか否かを判定する。
帳票サーバ1は、受け取った組み合わせ式に含まれるキーワードの数が、完全に重複している又は一部重複している、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式に含まれるキーワード数より多いのにセキュリティレベルが低くなっていると判定すると(ステップS50においてNO)、受け取った組み合わせ式をクライアントPC3に送信する。
一方、帳票サーバ1は、受け取った組み合わせ式に含まれるキーワードの数が、完全に重複している又は一部重複している、組み合わせ式テーブル30に設定されている組み合わせ式に含まれるキーワード数より多く、セキュリティレベルも高くなっていると判定すると(ステップS50においてYES)、ステップS51に進む。
なお、帳票サーバ1は、組み合わせ式に含まれるキーワードの数を、AND条件で結ばれているものだけでカウントするものとする。つまり、組み合わせ式が(1*(2+4))の場合、帳票サーバ1は、組み合わせ式に含まれるキーワードの数を、2と判断する。
ステップS51では、帳票サーバ1が、受け取った組み合わせ式及びセキュリティレベルを、組み合わせ式テーブル30に設定(登録)し、図11に示される処理を終了する。
また、ステップS52では、クライアントPC3は、帳票サーバ1より組み合わせ式を受信すると、既に登録されている組み合わせ式である旨の警告画面を作成し、表示装置に表示する。すると、管理者は、例えば、ステップS47の処理に戻り、図13に示されるような組み合わせ条件及びセキュリティレベル選択画面を用いて、組み合わせ条件(ANDや、OR)及びセキュリティレベルを選択する。
なお、図11では、組み合わせ条件及びセキュリティレベルの設定を例に説明を行ったが、変更、削除も同様である。
このように、管理者は、組み合わせ条件の設定を行うことができるため、帳票の性質に応じて様々なセキュリティレベルの設定が可能となる。また、S50のような判定が行われるため、セキュリティレベルの設定の矛盾を防ぐことができる。
図14は、登録処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS60において、帳票サーバ1は、ホスト2より受信した帳票データを電子帳票化し、帳票データを電子帳票化した帳票実績ファイル40を外部補助記憶装置16等に保存する。
ステップS61において、帳票サーバ1は、キーワードテーブル20より、キーワードの一覧(キーワード一覧)を取得する。続いて、ステップS62において、帳票サーバ1は、有効なキーワード一覧を取得できたか否か、つまり、キーワードテーブル20に、キーワードが登録されていたか否かを判定する。
帳票サーバ1は、キーワードテーブル20に、キーワードが登録されていたと判定すると(ステップS62においてYES)、ステップS63に進み、キーワードが登録されていなかったと判定すると(ステップS62においてNO)、図14に示される処理を終了する。
ステップS63において、帳票サーバ1は、ステップS60において外部補助記憶装置16等に保存した帳票実績ファイル(電子帳票)から、フォーム情報を取り出す。なお、フォーム情報とは、電子帳票のフォーム(型)に関する情報のことである。ここで、電子帳票の一例を、図15に示す。図15は、電子帳票の一例を示す図である。また、電子帳票のフォームの一例を、図16に示す。図16は、電子帳票のフォームの一例を示す概念図である。
ステップS64において、帳票サーバ1は、ステップS63において取り出したフォーム情報から文字列を抽出する。なお、図16の場合、「ID」「名前」「TEL」がフォーム情報に含まれる文字列である。また、文字列抽出処理の詳細は、後述する図18に示す。
ステップS65において、帳票サーバ1は、ステップS64において抽出した文字列に、キーワードテーブル20に登録されているキーワード及び/又はキーワードの類似語が含まれているか否かを判定し、キーワード及び/又はキーワードの類似語が含まれている場合は、該当するキーワードIDを取得する。なお、キーワード検索処理の詳細は、後述する図19に示す。
ステップS66において、帳票サーバ1は、フォーム情報にキーワードテーブル20に登録されているキーワード及び/又はキーワードの類似語が含まれていたか否かを、判定する。
帳票サーバ1は、フォーム情報に、キーワードテーブル20に登録されているキーワード及び/又はキーワードの類似語が含まれていたと判定すると(ステップS66においてYES)、ステップS67に進む。一方、帳票サーバ1は、フォーム情報に、キーワードテーブル20に登録されているキーワード及び/又はキーワードの類似語が含まれていなかったと判定すると(ステップS66においてNO)、図14に示される処理を終了する。
ステップS67において、帳票サーバ1は、組み合わせ式テーブル30より組み合わせ式の一覧(組み合わせ式一覧)を取得する。続いて、ステップS68において、帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードIDと、ステップS67において取得した組み合わせ式一覧とを対応させ、成り立つ組み合わせ式が存在するか否か判定する。帳票サーバ1は、成り立つ組み合わせが存在する場合、記憶装置13等の一時保管領域に、例えばこの組み合わせ式を保管する。なお、組み合わせ式検索処理の詳細は、後述する図20に示す。
ステップS69において、帳票サーバ1は、一時保管領域に、組み合わせ式が存在するか否か判定する。帳票サーバ1は、一時保管領域に、組み合わせ式が存在すると判定すると(ステップS69においてYES)、ステップS70に進み、組み合わせ式が存在しないと判定すると(ステップS69においてNO)、ステップS71に進む。
ステップS70において、帳票サーバ1は、一時保管領域に存在する組み合わせ式に対応するセキュリティレベルを、電子帳票のセキュリティレベルに決定する。
一方、ステップS71において、帳票サーバ1は、キーワード数テーブル60より、対象キーワードID一覧を取得する。ここで、キーワード数テーブル60の一例を、図17に示す。図17は、キーワード数テーブルの一例を示す図である。ここで、キーワード数テーブル60の設定処理の詳細は、後述する図21に示す。
再び図14の説明に戻り、ステップS72において、帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードIDが、ステップS71において取得した対象キーワードID一覧に含まれているか否かを判定する。そして、帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードIDが、ステップS71において取得した対象キーワードID一覧に含まれている場合は、キーワードIDの数、つまりキーワード数に応じて、キーワード数テーブル60より、セキュリティレベルを取得し、電子帳票のセキュリティレベルに決定する。なお、キーワード数によるセキュリティレベル決定処理の詳細は、後述する図24に示す。
ステップS74において、帳票サーバ1は、ステップS70又はステップS72において決定した電子帳票のセキュリティレベルを帳票実績ファイル40に対応させて、帳票実績テーブル50に格納する。
図18は、文字列抽出処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS80では、帳票サーバ1は、図14のステップS63において取り出したフォーム情報のベクタ命令が終了するまで、ステップS80からステップS85までのループ処理を行う。ここで、フォーム情報は、ベクタ形式の情報であり、ベクタ命令(描画命令)の集まりである。
ステップS81において、帳票サーバ1は、ベクタ命令を1レコード読み取る。続いてステップS82において、帳票サーバ1は、ステップS81において読み取ったベクタ命令が、文字出力命令か否かを判定する。帳票サーバ1は、文字出力命令であると判定すると(ステップS82においてYES)、ステップS83に進み、文字出力命令でないと判定すると(ステップS82においてNO)、ステップS80に戻る。
ステップS83において、帳票サーバ1は、文字出力命令に応じて文字を取得し、文字のフォント、位置情報等から文字列を判断する。ステップS84において、帳票サーバ1は、文字列を一時保管領域に保管し、ステップS80に戻る。
図19は、キーワード検索処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS90では、帳票サーバ1は、図14のステップS64において抽出した全ての文字列に対する処理が終了するまで、ステップS90からステップS94までのループ処理を行う。
ステップS91において、帳票サーバ1は、文字列の一つをキーに、キーワードテーブル20を検索する。ステップS92において、帳票サーバ1は、ステップS91における検索の結果、文字列の中に、キーワード又は類似語が存在したか否かを判定する。帳票サーバ1は、文字列の中に、キーワード又は類似語が存在したと判定すると(ステップS92においてYES)、ステップS93に進み、キーワード又は類似語が存在しなかったと判定すると(ステップS93においてNO)、ステップS90に戻る。
ステップS93において、帳票サーバ1は、検索にヒットしたキーワード又は類似語を識別するキーワードIDを、一時保管領域に保管し、ステップS90に戻る。
図20は、組み合わせ式検索処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS100では、帳票サーバ1は、図14のステップS65において取得した電子帳票に存在する全てのキーワード及び/又は類似語に対応するキーワードIDの組み合わせと、図14のステップS67において取得した組み合わせ式一覧とを対応させる処理が終了するまで、ステップS100からステップS103までのループ処理を行う。
ステップS101において、帳票サーバ1は、前記キーワードIDの組み合わせの一つと、組み合わせ式一覧とを対応させて、組み合わせ式が成り立つか否かを判定する。帳票サーバ1は、組み合わせ式が成り立つと判定すると(ステップS101においてYES)、ステップS102に進み、組み合わせ式が成り立たないと判定すると(ステップS101においてNO)、ステップS100に戻る。
ステップS102において、帳票サーバ1は、成り立つ組み合わせ式を一時保管領域に保管して、処理対象から外し、ステップS100に戻る。
帳票サーバ1は、図14のステップS65において取得した電子帳票に存在する全てのキーワード及び/又は類似語に対応するキーワードIDの組み合わせと、図14のステップS67において取得した組み合わせ式一覧とを対応させる処理を全て行うと、ステップS104に進む。
ステップS104において、帳票サーバ1は、一時保管領域に成り立つ組み合わせ式が存在するか否かを判定する。帳票サーバ1は、一時保管領域に成り立つ組み合わせ式が存在すると判定すると(ステップS104においてYES)、ステップS105に進む。一方、帳票サーバ1は、一時保管領域に成り立つ組み合わせ式が一つも存在しないと判定すると(ステップS104においてNO)、図20に示す処理を終了する。
ステップS105において、帳票サーバ1は、一時保管領域に存在する成り立つ組み合わせ式が複数か否かを判定する。帳票サーバ1は、一時保管領域に存在する成り立つ組み合わせ式が複数であると判定すると(ステップS105においてYES)、ステップS107に進み、一時保管領域に存在する成り立つ組み合わせ式が一つであると判定すると(ステップS105においてNO)、ステップS106に進む。
ステップS106において、帳票サーバ1は、一時保管領域より成り立つ組み合わせ式を取得し、電子帳票に適用する組み合わせ式とする。一方、ステップS107において、帳票サーバ1は、一時保管領域に保管されている複数の組み合わせ式の中で一番セキュリティレベルの値の高いものを、電子帳票に適用する組み合わせ式とする。
ステップS108において、帳票サーバ1は、適用する組み合わせ式を一時保管領域に保管する。
図21は、キーワード数テーブル設定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS110において、クライアントPC3は、管理者からの操作指示に応じて、図8に示したような管理者画面を、表示装置に表示する。
ステップS111において、図8に示されるような管理者画面を用いて、管理者がキーワード数によるセキュリティ設定メニューを選択すると、クライアントPC3は、キーワード数によるセキュリティ設定メニューが選択されたことを示す情報を、帳票サーバ1に送信する。
ステップS112において、キーワード数によるセキュリティ設定メニューが選択されたことを示す情報を受け取った帳票サーバ1は、キーワードテーブル20より、既に設定されているキーワードの一覧(キーワード一覧)を取得し、クライアントPC3に送信する。
ステップS113において、クライアントPC3は、受信したキーワード一覧に基づいて、対象キーワード選択画面を作成し、表示装置に表示する。ここで、対象キーワード選択画面の一例を、図22に示す。図22は、対象キーワード選択画面の一例を示す図である。
再び図21の説明に戻り、ステップS114において、管理者は、対象キーワード選択画面を用いて、キーワード数によるセキュリティ設定の対象とするキーワードを選択する。なお、クライアントPC3は、管理者がキーワード一覧からキーワードを選択しない場合は、キーワード一覧に含まれる全てのキーワードを、キーワード数によるセキュリティ設定の対象としてもよい。
ステップS116において、クライアントPC3は、キーワード数によるセキュリティ設定画面を作成し、表示装置に表示する。ここで、キーワード数によるセキュリティ設定画面の一例を、図23に示す。図23は、キーワード数によるセキュリティ設定画面の一例を示す図である。
再び図21の説明に戻り、ステップS117において、図23に示されるようなキーワード数によるセキュリティ設定画面を用いて、管理者が、セキュリティ対象とするキーワード数と、キーワード数によるセキュリティレベルとを設定すると、クライアントPC3は、選択されたキーワード数によるセキュリティ設定の対象とするキーワードのIDの一覧(対象キーワードID一覧)と、セキュリティ対象とするキーワード数と、セキュリティレベルとを、帳票サーバ1に送信する。
ステップS118において、対象キーワードID一覧と、セキュリティ対象とするキーワード数と、セキュリティレベルとを、受け取った帳票サーバ1は、受け取ったデータと、キーワード数テーブル60内のデータとを比較する。
ステップS119において、帳票サーバ1は、ステップS119における比較の結果、受け取ったデータと、キーワード数テーブル60内のデータとに矛盾がないか否かを判定する。ここで、矛盾とは、例えば、同じキーワードIDのキーワードに係り、キーワード数が少ないのに、セキュリティレベルが高くなっていたり、キーワード数が多いのに、セキュリティレベルが低くなっていたりすることである。
帳票サーバ1は、矛盾がないと判定すると(ステップS119においてYES)、ステップS120に進み、矛盾が有ると判定すると(ステップS119においてNO)、クライアントPC3より受け取ったデータを、クライアントPC3に送信する。
ステップS120において、帳票サーバ1は、受け取った対象キーワードID一覧と、セキュリティ対象とするキーワード数と、セキュリティレベルとを、図17に示したようなキーワード数テーブル60に設定し、図23に示される処理を終了する。
一方、ステップS121において、クライアントPC3は、既に登録されているデータと矛盾する旨の警告画面を作成し、表示装置に表示する。すると、管理者は、例えば、ステップS117の処理に戻り、図23に示されるようなキーワード数によるセキュリティ設定画面を用いて、キーワード数、セキュリティレベル等を設定する。
図24は、キーワード数によるセキュリティレベル決定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS130において、帳票サーバ1は、図14のステップS65において取得したキーワードIDと、ステップS71において取得し対象キーワードID一覧とを、比較する。
ステップS131において、帳票サーバ1は、ステップS130における比較の結果に基づいて、ステップS65において取得したキーワードIDが、ステップS71において取得し対象キーワードID一覧に含まれているか否かを判定する。帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードIDが、ステップS71において取得し対象キーワードID一覧に含まれていると判定すると(ステップS131においてYES)、ステップS132に進む。また、帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードIDが、ステップS71において取得し対象キーワードID一覧に含まれていなかったと判定すると(ステップS131においてNO)、図24に示す処理を終了する。
ステップS132において、帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードID及びその数に対応するセキュリティレベルが、キーワード数テーブル60に設定されているか否かを判定する。
帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードID及びその数に対応するセキュリティレベルが、キーワード数テーブル60に設定されていると判定すると(ステップS132においてYES)、ステップS133に進む。一方、帳票サーバ1は、ステップS65において取得したキーワードID及びその数に対応するセキュリティレベルが、キーワード数テーブル60に設定されていなかったと判定すると(ステップS132においてNO)、図24に示す処理を終了する。
ステップS133において、帳票サーバ1は、該当するセキュリティレベルを取得し、図24に示す処理を終了する。
このように、キーワード数によるセキュリティは、以下のような利点がある。
例えば、グループ会社毎に電子帳票システムの管理者Aがいる場合、上述したように、管理者Aは、自身のグループ会社のキーワードを決めて、電子帳票等のセキュリティを設定することができる。
しかし、これらのグループ会社全体を管理(統括する)するグループ会社のトップの会社にも電子帳票システムの管理者Bが存在し、管理者Bが、更に各グループ会社の電子帳票システムを管理する場合、各グループ会社の業務を把握して、図4に示したようなキーワードテーブル20を設定するのは困難である。
このような場合でも、管理者Bは、図17に示したようなキーワード数テーブル60を設定するのは、図4に示したようなキーワードテーブル20を設定するのに比べて容易である。管理者Bがキーワード数テーブル60を設定することによって、管理者Aの管理に漏れがあるような場合でも、最低限、データにセキュリティをかけて保護することができる。
上述したように、本実施形態によれば、電子帳票に応じて、人為的負担を軽減して電子帳票のセキュリティレベルを設定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、クライアントPC3が画面を作成するよう説明を行ったが、帳票サーバ1が画面を作成し、Webサーバの様に、クライアントPC3からの要求に応じて、作成した画面をクライアントPC3に送信するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、電子帳票(帳票実績ファイル)に含まれるフォーム情報に、キーワードが含まれているか否かを判定し、キーワードが含まれていた場合、このキーワード(又はキーワードの組み合わせ等)に応じて、電子帳票のセキュリティレベルを設定した。しかし、帳票サーバ1は、例えば、フォーム情報と共に、電子帳票に含まれる入力データに、キーワードが含まれているか否かを判定し、キーワードが含まれていた場合、このキーワード(又はキーワードの組み合わせ等)に応じて、電子帳票のセキュリティレベルを設定するようにしてもよい。ここで、入力データとは、フォームに入力されるデータ、例えば名前のフォームに対応するフィールドに入力される実際の名前(例えば、山田 花子等)、である。
電子帳票システムの一例を示すシステム構成図である。 帳票サーバの一例のハードウェア構成図である。 電子帳票システムにおける全体処理の概略図である。 キーワードテーブルの一例を示す図である。 組み合わせ式テーブルの一例を示す図である。 電子帳票システムにおける全体処理の一例を示すフローチャートである。 キーワードテーブル設定処理の一例を示すフローチャートである。 管理者画面の一例を示す図である。 キーワード設定画面の一例を示す図である。 類似語登録画面の一例を示す図である。 組み合わせ式設定処理の一例を示すフローチャートである。 組み合わせキーワード選択画面の一例を示す図である。 組み合わせ条件及びセキュリティレベル選択画面の一例を示す図である。 登録処理の一例を示すフローチャートである。 電子帳票の一例を示す図である。 電子帳票のフォームの一例を示す概念図である。 キーワード数テーブルの一例を示す図である。 文字列抽出処理の一例を示すフローチャートである。 キーワード検索処理の一例を示すフローチャートである。 組み合わせ式検索処理の一例を示すフローチャートである。 キーワード数テーブル設定処理の一例を示すフローチャートである。 対象キーワード選択画面の一例を示す図である。 キーワード数によるセキュリティ設定画面の一例を示す図である。 キーワード数によるセキュリティレベル決定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 帳票サーバ
2 ホスト
3 クライアントPC
4 ネットワーク
12 中央処理装置
13 記憶装置
14 I/Oバス
16 外部補助記憶装置
17 I/Oインタフェース装置

Claims (12)

  1. ユーザのセキュリティレベルを管理し、ユーザからの要求に応じて、前記ユーザのセキュリティレベルと、電子帳票のセキュリティレベルと、に応じて、電子帳票に対する操作を許可する電子帳票管理装置であって、
    電子帳票のセキュリティに係る少なくとも1種類以上の記号を定義するセキュリティ記号定義データを記憶するセキュリティ記号定義データ記憶手段と、
    電子帳票に、少なくとも1種類以上の前記記号が含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、少なくとも1種類以上の前記記号が、前記電子帳票に含まれていると判定された場合、前記記号に対応するセキュリティレベルを、前記電子帳票に設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする電子帳票管理装置。
  2. 複数種類の前記記号の組み合わせと、前記組み合わせに対応する、電子帳票に係るセキュリティレベルと、を含む組み合わせ定義データを記憶する組み合わせ定義データ記憶手段を更に有し、
    前記設定手段は、前記判定手段によって、複数種類の前記記号が、前記電子帳票に含まれていると判定された場合、前記組み合わせ定義データより、前記複数種類の前記記号の組み合わせに対応するセキュリティレベルを取得し、前記電子帳票に設定することを特徴とする請求項1に記載の電子帳票管理装置。
  3. 前記設定手段は、前記複数種類の前記記号の組み合わせに対応するセキュリティレベルを複数取得した場合、一のセキュリティレベルを選択して前記電子帳票に設定することを特徴とする請求項2に記載の電子帳票管理装置。
  4. 前記記号の種類数と、前記種類数に対応する、電子帳票に係るセキュリティレベルと、を含む種類数定義データを記憶する種類数定義データ記憶手段を更に有し、
    前記設定手段は、前記判定手段によって、複数種類の前記記号が、前記電子帳票に含まれていると判定された場合、前記種類数定義データより、前記記号の種類数に対応するセキュリティレベルを取得し、前記電子帳票に設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子帳票管理装置。
  5. 前記セキュリティ記号定義データは、セキュリティに係る記号と共に、前記記号に類似する類似記号を定義し、
    前記判定手段は、電子帳票に、前記記号又は前記類似記号が含まれているか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子帳票管理装置。
  6. 前記判定手段は、電子帳票に、前記記号又は前記類似記号が含まれているか否かの判定を、電子帳票のフォーム情報に含まれるか否かによって判定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電子帳票管理装置。
  7. 前記セキュリティ記号定義データに前記記号を設定するセキュリティ記号設定手段と、
    前記記号の重複登録を防止する重複登録防止手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電子帳票管理装置。
  8. 前記組み合わせ定義データに、複数種類の前記記号の組み合わせと、前記組み合わせに対応する、電子帳票に係るセキュリティレベルと、を設定する組み合わせ定義データ設定手段と、
    既に設定されている前記記号の組み合わせと、新たに設定される前記記号の組み合わせとの包含関係からセキュリティレベルの矛盾を検出する第一の検出手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の電子帳票管理装置。
  9. 前記種類数定義データに、前記記号の種類数と、前記種類数に対応する、電子帳票に係るセキュリティレベルと、を設定する種類数定義データ設定手段と、
    既に設定されている前記記号の種類数と、新たに設定される前記記号の種類数との比較からセキュリティの矛盾を検出する第二の検出手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項3乃至8の何れか1項に記載の電子帳票管理装置。
  10. ユーザのセキュリティレベルを管理し、ユーザからの要求に応じて、前記ユーザのセキュリティレベルと、電子帳票のセキュリティレベルと、に応じて、電子帳票に対する操作を許可する電子帳票管理装置における電子帳票のセキュリティレベル設定方法であって、
    電子帳票に、記憶手段に記憶されている、電子帳票のセキュリティに係る少なくとも1種類以上の記号が含まれるか否かを判定するセキュリティ記号判定ステップと、
    前記セキュリティ記号判定ステップによって、少なくとも1種類以上の前記記号が、前記電子帳票に含まれていると判定された場合、前記記号に対応するセキュリティレベルを、前記電子帳票に設定する設定ステップと、
    を有することを特徴とする電子帳票のセキュリティレベル設定方法。
  11. 請求項10に記載の電子帳票のセキュリティレベル設定方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2005344255A 2005-11-29 2005-11-29 帳票登録装置、帳票登録方法、プログラム及び記憶媒体 Expired - Fee Related JP4683420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344255A JP4683420B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 帳票登録装置、帳票登録方法、プログラム及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344255A JP4683420B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 帳票登録装置、帳票登録方法、プログラム及び記憶媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007148921A true JP2007148921A (ja) 2007-06-14
JP2007148921A5 JP2007148921A5 (ja) 2009-01-22
JP4683420B2 JP4683420B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=38210251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005344255A Expired - Fee Related JP4683420B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 帳票登録装置、帳票登録方法、プログラム及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4683420B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198157A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 文書の機密度判定を支援する方法、装置及びコンピュータプログラム
JP2013239159A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電子文書を分類する方法、コンピュータ・プログラムおよびコンピュータ・システム
JP2014013470A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fujitsu Ltd 電子帳票の管理方法及び電子帳票システム並びに電子帳票の管理プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325258A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Mitsubishi Electric Corp 書類管理システム
JP2002207739A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Ns Solutions Corp ドキュメント管理システム
JP2005141568A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Nec Corp 情報管理システムおよび情報管理プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325258A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Mitsubishi Electric Corp 書類管理システム
JP2002207739A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Ns Solutions Corp ドキュメント管理システム
JP2005141568A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Nec Corp 情報管理システムおよび情報管理プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198157A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 文書の機密度判定を支援する方法、装置及びコンピュータプログラム
US8307451B2 (en) 2009-02-24 2012-11-06 International Business Machines Corporation Method, apparatus and computer program for supporting determination on degree of confidentiality of document
US8769700B2 (en) 2009-02-24 2014-07-01 International Business Machines Corporation Method, apparatus and computer program for supporting determination on degree of confidentiality of document
JP2013239159A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電子文書を分類する方法、コンピュータ・プログラムおよびコンピュータ・システム
JP2014013470A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fujitsu Ltd 電子帳票の管理方法及び電子帳票システム並びに電子帳票の管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4683420B2 (ja) 2011-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7216292B1 (en) System and method for populating forms with previously used data values
US8780379B2 (en) Approach for implementing locked printing with unlock via a user input device
US8230481B2 (en) Methods, systems, and computer program products for reconfiguring an operational mode of an input interface based on a privacy level
JP2005259015A (ja) 文書開示装置、文書開示システム、プログラム及び記憶媒体
US20160085784A1 (en) Database data type creation and reuse
US20080212111A1 (en) Document discarding process system, discard document management device, document processing device, document discarding processing method and recording medium storing document discarding processing program
US8228558B2 (en) Printed matter managing system
JP2003196241A (ja) ユーザー認証情報設定装置およびクライアントコンピュータ
JP6781373B2 (ja) 検索プログラム、検索方法、および検索装置
JP4683420B2 (ja) 帳票登録装置、帳票登録方法、プログラム及び記憶媒体
US20050289358A1 (en) Method and system for sensitive information protection in structured documents
JP2011138335A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
JP5341695B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
JP2009093389A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2008226133A (ja) 個人情報管理システム
US20050033981A1 (en) Function restricting program, installer creation program and program storage medium
JP2009098779A (ja) 文書管理システム、文書管理装置および文書管理プログラム
JP2008027389A (ja) 文書データ移動追跡システム、文書データ移動追跡方法および文書データ移動追跡プログラム
US8554810B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, processing method thereof, and recording medium
US11144664B2 (en) Risk management support device
JP2009075666A (ja) サービス連携装置及びサービス連携システム
CN113377458A (zh) 插件管理方法、装置、电子设备和存储介质
JP2007299093A (ja) 文書管理システム
JP2000330983A (ja) かな漢字変換システム、かな漢字変換方法、および記録媒体
JP2008159001A (ja) 文書管理プログラムおよび文書管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees