JP2007147680A - 位置制御装置およびそれを用いた光学機器 - Google Patents

位置制御装置およびそれを用いた光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007147680A
JP2007147680A JP2005338134A JP2005338134A JP2007147680A JP 2007147680 A JP2007147680 A JP 2007147680A JP 2005338134 A JP2005338134 A JP 2005338134A JP 2005338134 A JP2005338134 A JP 2005338134A JP 2007147680 A JP2007147680 A JP 2007147680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference position
speed
movement
detecting
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005338134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007147680A5 (ja
JP4989063B2 (ja
Inventor
Tomoaki Yamanaka
智明 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005338134A priority Critical patent/JP4989063B2/ja
Publication of JP2007147680A publication Critical patent/JP2007147680A/ja
Publication of JP2007147680A5 publication Critical patent/JP2007147680A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4989063B2 publication Critical patent/JP4989063B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】 光学機器の高画質化に伴い、基準位置検出を高精度に行う必要がある。また、リニアアクチュエータでは潤滑動作を行うことが望ましく、これらのイニシャル動作を短時間かつ高精度に実行する必要がある。
【解決手段】 対象物104を移動させるためのリニアアクチュエータ110と、前記対象物の位置を検出する位置検出手段108と、前記位置検出手段の出力である位置情報の基準となる基準位置を検出する基準位置検出手段107、114を有し、前記基準位置検出手段は、前記リニアアクチュエータを用いて、前記対象物を第1の速度で可動範囲内を移動させて前記基準位置を検出し、第2の速度で前記基準位置まで再移動させて前記基準位置を再検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物を駆動してその位置を制御する位置制御装置、および前記対象物としての光学素子の位置を制御する光学機器に関するものである。
従来、例えば光学レンズを光軸方向に移動させる際、ステッピングモータを用い、駆動パルス数から位置を把握していた。しかし近年、光学機器の高画質化に伴い、光学レンズの位置を高精度に制御する要求が高まっている。そこで、高分解能の位置検出器とリニアアクチュエータを用いた光学レンズの位置サーボ制御が主流となりつつある。一般的にリニアアクチュエータには可動部と固定部の接する部分に摺動油が塗布されており、塗布むらや経時劣化、異物の付着により制御性が劣化してしまう問題がある。
また、光学レンズの位置制御では、ステッピングモータを用いた場合でも、リニアアクチュエータを用いた場合でも、位置情報を絶対値化するために基準となる位置(以下、基準位置)を検出する必要がある。
ステッピングモータを用いて高精度に基準位置を検出する方法として、対象物に位置検出手段を設け、閉ループ制御系を構成して基準位置を検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
リニアアクチュエータを用いた基準位置を検出する方法としては、可動部材をメカニカルストッパに当接させ、当接した位置を基準位置としているものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−110045号公報 特開平06−102936号公報
リニアアクチュエータの制御性を改善する方法として、駆動前に潤滑動作を行い、摺動油のむらを軽減したり、異物を除去したりすることが挙げられる。また、対象物の絶対位置を求める場合には、基準位置を精度良く検出する必要がある。一般的には、リセット用のセンサの出力を監視し、センサ出力が変化した時点での位置データを、基準位置を示すデータとしている。
従来、アクチュエータの制御性を改善しつつ、高精度に基準位置を検出する手法の提案はなかった。
そこで、本発明の課題は、基準位置の検出精度を向上しつつ、かつアクチュエータの潤滑動作も短時間で効率よく行うことができる光学機器を提供することにある。
上記の課題を解決するための位置制御装置は、対象物を移動させるためのアクチュエータと、前記対象物の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力である位置情報の基準となる基準位置を検出する基準位置検出手段とを有する。そして、本発明では、前記基準位置検出手段が、前記アクチュエータを用いて、前記対象物を第1の速度で可動範囲内を移動させて前記基準位置を検出し、第2の速度で前記基準位置まで再移動させて前記基準位置を再検出することを特徴とする。
上記の課題を解決するための光学機器は、光軸方向に移動可能なレンズ群と、前記レンズ群を前記光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、前記レンズ群の位置を検出する位置検出手段とを有する。さらに、前記位置検出手段の出力である位置情報の基準となる基準位置を検出する基準位置検出手段を有する。そして、本発明では、前記基準位置検出手段が、前記アクチュエータを用いて、前記対象物を第1の速度で可動範囲内を移動させて前記基準位置を検出し、第2の速度で前記基準位置まで再移動させて前記基準位置を再検出することを特徴とする。
本発明によれば、第1の速度での基準位置検出中にアクチュエータの摺動部の潤滑動作を兼ねることができる。さらに第2の速度での基準位置再検出により、高精度に基準位置を検出することが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記可動範囲のどちらか一方の端位置から前記基準位置までの前記対象物またはレンズ群の移動量を測定する。そして、前記移動量が所定範囲外であった場合には、前記基準位置検出手段に、再度、基準位置検出動作を行わせたり、警告を行ったりする。前記移動量は、前記第1の速度で前記対象物またはレンズ群を移動する際に測定するとよい。
また、前記基準位置検出手段は、前記対象物を前記第1の速度で前記可動範囲内を移動させる際、前記可動範囲の一方の端位置から他方の端位置までを移動させる。これにより、可動範囲の全体にわたって、潤滑することができる。その後、前記第2の速度にて基準位置の再検出を行う。
また、前記第1の速度は前記第2の速度より早く、かつ摺動油の潤滑に適した速度である。前記第2の速度を前記第1の速度より遅い速度とすることにより、第2の速度での基準位置再検出をより高精度に行うことができる。前記第1の速度で他方の端位置まで移動させる場合、基準位置近傍、例えば手前の近傍までは第1の速度で移動させ、その後、前記第2の速度にて基準位置の再検出を行うようにすれば、再検出時間を短縮することができる。
また、基準位置検出時に第1の速度で可動範囲をどのように移動するかにかかわらず、第2の速度での移動範囲は第1の速度での移動範囲よりも狭くすることが好ましい。これにより、基準位置を再検出する際に、検出精度をより高くするために第2の速度を遅くした場合でも基準位置検出に時間がかかりすぎてしまうことを防止または緩和することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例に係る撮影装置(光学機器)について説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の一実施例に係る撮影装置のブロック図である。100、101、103、104は撮影レンズ群であり、100は固定の前玉レンズ群、101はズームレンズ群、103は固定のレンズ群、104はフォーカスレンズ群を示している。ズームレンズ群101は光軸方向に移動可能であり、これにより変倍を行う。102は光量調整を行う絞り(IRIS)である。フォーカスレンズ群104もズームレンズ群101と同様に光軸方向に移動可能となっている。105はCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子である。撮像素子105で検出された映像信号は信号処理回路106に送られる。信号処理回路106では撮像素子105の出力に対して、所定の増幅やガンマ補正などを施し、VTR出力として、機器の外部あるいは表示部118へ出力する。表示部118は液晶ファインダなどの表示機器である。
本実施例では、フォーカスレンズ群104を駆動するためにリニアアクチュエータを用いた場合について詳細を説明する。フォーカスレンズ群104はリニアアクチュエータ110に接続されており、位置検出器108によって位置を検出する。位置検出器としては、例えばフォーカスレンズ群の移動部に取り付けられた光学式スケールに対して、固定鏡筒側に配置された発光部と受光部により、光学式スケールに刻まれたパターンを光学的に検出する位置センサがある。また、所定ピッチで着磁された磁気パターンを磁気抵抗素子の変化を検出することで位置を検出するセンサ等もある。
107は基準位置となる信号を検出するためのリセットセンサである。リセットセンサとしてはフォトインタラプタなどが挙げられる。具体的には、光学レンズと一体となって移動する移動部材に遮光部を設け、鏡筒等の固定部にフォトインタラプタのようなセンサを配置する。この構成では、移動部材の移動に応じて遮光部がフォトインタラプタの光路を遮ることで、センサ出力がHighからLowまたはLowからHighに変化する。このため、センサ出力が変化した時点での位置検出を行い、検出された位置を基準位置とすることができる。
カメラ/レンズ制御CPU112はカメラの撮影処理やレンズの駆動処理に関わる制御を行うための制御装置である。ここでは、フォーカスレンズ群104の駆動に絞って説明をする。113はフォーカスレンズ群104の駆動速度を設定する速度設定部である。114はリセットセンサ107の出力信号を検出する基準位置検出/再検出部である。115はフォーカスレンズ群104の目標位置を設定する目標位置設定部であり、カメラ/レンズ制御CPU112は設定された目標位置になるように駆動回路111を介してリニアアクチュエータを制御する。基準位置設定部116はリセットセンサ107からの信号が基準位置検出/再検出部114で検出されたとき、位置検出器108の位置情報を記憶する。そして、記憶した位置情報に基づき、位置の絶対値化を行う。基準位置の検出やリニアアクチュエータの潤滑動作などのイニシャル動作は、撮影装置への電源投入直後に行われることが一般的である。イニシャル処理エラー検出部117ではイニシャル動作にエラーが生じた際、これを検出する。イニシャル処理エラー時の動作については後述する。
図2は、本発明の実施例に係るリニアアクチュエータを搭載したフォーカスレンズ群の断面図である。図1におけるリニアアクチュエータ110、フォーカスレンズ群104、リセットセンサ107および位置センサ108を含む部分として用いることができる。
固定鏡筒209に取り付けられたリセットセンサ200は、発光素子および受光素子を有するフォトインタラプタで構成されている。レンズ203を保持するレンズホルダ202には遮光部210が形成されており、この遮光部210はレンズホルダ202の移動に応じてリセットセンサ200内(発光素子および受光素子の間)を通過する。
そして、遮光部210が発光素子から受光素子に向かう光を遮ったり、発光素子の光を受光素子に到達させたりすることで、リセットセンサ200の出力に変化(HighからLow又はLowからHighへの変化)が生じる。この出力エッジを基準位置検出/再検出部114が検出する。
そして、リセットセンサ200の出力が変化した時点での位置情報を検出する。この位置情報は基準位置を示す情報となり、絶対位置を求めるために利用される。
ここでは、レンズホルダ202(あるいはレンズ203)の位置を検出するために光学式の位置センサを用いた場合について説明する。204はレンズホルダ202に固定された光学式スケールであり、発光素子および受光素子を有する位置センサ205を用いて、レンズ203の位置を検出している。
位置センサ205は、光学式スケール204に対する位置の変化に応じて、パルス信号や正弦波、余弦波信号などの位置情報を出力する。
レンズホルダ202は、光軸方向に延びるバー201に係合しており、光軸方向に移動可能となっている。レンズホルダ202とバー201の接する部分には摺動性を得るためにグリスが塗布されている。レンズホルダ202の駆動は、ボイスコイルモータの駆動によって行われる。ここで、ボイスコイルモータは、図2に示すようにヨーク206、マグネット207およびコイル208を有しており、コイル208への通電によってレンズホルダ202を光軸方向に移動させることができる。コイル208には前述した駆動回路111を介して、カメラ/レンズ制御CPU112からの駆動信号に従って通電される。
次に、図3のフローチャートを用いて、図1の撮影装置におけるイニシャル処理を説明する。以下において、#を付した番号はステップ番号を示す。
イニシャル処理は、例えば撮影装置への電源投入により開始される。
(#301)
まず、カメラ/レンズ制御CPU112は第1の速度を速度設定部113に設定し、設定された速度でリニアアクチュエータが移動できるように準備をする。第1の速度とは後述する第2の速度より早く、かつ摺動油の潤滑に適した速度である。もし、速度設定が速過ぎると潤滑作用が十分得られない。また、遅過ぎると、イニシャル処理に時間がかかってしまい、撮影者に不快感を与えてしまう。具体的には、対象物であるフォーカスレンズ群104を含むリニアアクチュエータ110の駆動系のランプ応答を測定し、目標位置信号から実際に検出される位置信号の遅れ時間が数msec以下となる速度が望ましい。
(#302)
カメラ/レンズ制御CPU112は駆動回路111を介してコイルへの通電を行い、レンズの駆動を開始する。駆動する方向はリセットセンサ107の立ち上がり、または立下りエッジを出力する方向である。このとき設定される目標位置は駆動方向とリセットセンサ107の出力エッジが確実に検出されればよいため、現在位置からの相対的なものでよい。
(#303)
リセットセンサ107からの出力エッジの検出を行う。出力エッジが検出されるまでは、本ステップの検出動作を繰り返し行い、出力エッジが検出されたときには次のステップに進む。なお、この検出動作は、リニアアクチュエータ110の潤滑動作を兼ねている。
(#304)
#303でエッジが検出されたならば、カメラ/レンズ制御CPU112は駆動回路111を介してコイルへの通電を切る、あるいは停止波形を駆動回路からコイル印加する等の処理を行い、レンズ駆動を停止し#305に進む。
(#305)
カメラ/レンズ制御CPU112は第2の速度を速度設定部113に設定し、設定された速度でリニアアクチュエータ110が移動できるように準備をする。第2の速度とは前述した第1の速度よりも十分遅く、設定可能な最低速度とすることが望ましい。すでに#302にて大まかな基準位置への移動は完了しているため、第2の速度が遅くてもエッジ検出に時間がかかりすぎてしまうことはない。むしろ十分遅い速度で出力エッジの検出を行うことで、精度の高い基準位置検出を行う必要がある。
(#306)
リセットセンサ107の出力エッジの方向へ再駆動する。#302と同様にカメラ/レンズ制御CPU112は駆動回路111を介してコイルへの通電を行う。
(#307)
リセットセンサ107からの出力エッジの再検出を行う。出力エッジが再検出されるまでは、本ステップの検出動作を繰り返し行い、出力エッジが再検出されたときには#308に進む。
(#308)
レンズ駆動を停止し、次のステップに進む。
(#309)
基準位置の設定を行い、処理を終了する。カメラ/レンズ制御CPU112は、レンズ103が停止した時点、すなわちリセットセンサ107の出力エッジの変化点での位置検出器108の出力結果に基づいて、レンズ103の位置情報を生成する。ここで得られた位置情報は、絶対位置を求めるために用いられる基準位置を示すデータとなる。
[第2の実施例]
図4は本発明の第2の実施例に係るフローチャートである。図4を用いて、イニシャル処理エラーの検出動作も踏まえた動作フローを説明する。
(#401)
カメラ/レンズ制御CPU112は第1の速度を速度設定部113に設定し、設定された速度でリニアアクチュエータが移動できるように準備をする。
(#402)
カメラ/レンズ制御CPU112は駆動回路111を介してコイルへの通電を行い、レンズ駆動を開始する。駆動する方向は可動範囲のどちらか一方の端位置方向である。このとき設定される目標位置は、確実に端位置に到達するように設定しなければならない。
(#403)
端位置まで移動したか、判断を行う。判断方法としては、駆動開始からの時間を測定し、明らかに端位置まで到達する時間となったときに移動完了とする手段がある。また、端位置にリセットセンサとは別の端検出センサを設け、検出センサの出力結果から端位置への移動が完了したことを判断する方法が考えられる。端位置に移動するまで本ステップを繰り返し行い、移動したと判断したときには次のステップに進む。この端位置検出動作は、リニアアクチュエータの潤滑動作を兼ねている。
(#404)
カメラ/レンズ制御CPU112は駆動回路111を介してコイルへの通電を行い、リセットセンサ107の方向へレンズ104を駆動させる。
(#405)
リセットセンサ107からの出力エッジの検出を行う。出力エッジが検出されるまでは、本ステップの検出動作を繰り返し行い、出力エッジが検出されたときには次のステップに進む。なお、この検出動作は、リニアアクチュエータの潤滑動作を兼ねている。
(#406)
#405でエッジが検出されたならば、CPU112はレンズ駆動を停止し#407に進む。
(#407)
カメラ/レンズ制御CPU112は端位置からリセットセンサの出力エッジが検出された位置(基準位置)までの位置情報を位置検出器108の出力から計測する。この位置情報を端位置からエッジまでの移動量とする。
(#408)
#407で求めた移動量が適正な量であるかの判断を行う。所定範囲内の適正量であった場合には次のステップに進む。所定範囲外であった場合には、#402からイニシャル処理を再スタートする。
(#409)
カメラ/レンズ制御CPU112は第2の速度を速度設定部113に設定し、設定された速度でリニアアクチュエータ110が移動できるように準備をする。
(#410)
リセットセンサ107の出力エッジの方向へ再駆動する。
(#411)
リセットセンサ107からの出力エッジの再検出を行う。出力エッジが再検出されるまでは、本ステップの検出動作を繰り返し行い、出力エッジが再検出されたときには#412に進む。
(#412)
レンズ駆動を停止し、次のステップに進む。
(#413)
基準位置の設定を行い、処理を終了する。カメラ/レンズ制御CPU112は、レンズ103が停止した時点での位置検出器108の出力結果に基づいて、レンズ103の位置情報を生成する。ここで得られた位置情報は、絶対位置を求めるために用いられる基準位置を示すデータとなる。
[第3の実施例]
図5は本発明の第3の実施例に係るフローチャートであり、イニシャル処理エラー時に警告表示を行う場合のフローチャートを示している。
(#501〜#507)
#501〜#507の動作は、図4の#401〜#407の動作と全く同じである。
(#508)
#507で求めた移動量が適正な量であるかの判断を行う。所定範囲内の適正量であった場合には#509に進む。所定範囲外であった場合には、#510に進む。
(#509、#511〜#514)
#509および#511〜#514の動作は、図4の#410〜#413の動作と全く同じである。
(#510)
カメラ/レンズ制御CPU112は警告表示をして処理を終了する。警告表示は表示部118を用いる場合や警告ランプを用いる場合が考えられる。
[他の実施例]
図4および図5に示す実施例では、第1の速度による基準位置検出時に、どちらか一方の端位置へのみ、移動した場合を説明した。しかし、第1の速度による可動範囲の一方の端位置から他方の端位置へ向かっての移動中に基準位置を検出してもそのまま可動範囲の他方の端位置まで移動し、その後に第2の速度による基準位置再検出動作を行ってもよい。この場合、可動範囲の全域の潤滑を行うことができるため、駆動特性をより効果的に維持・改善することが可能である。また、第1の速度で他方の端位置まで移動した場合は、次に、第1の速度で検出した基準位置の近傍まで第1の速度で移動し、その後第2の速度による基準位置再検出動作を行うようにすれば、処理時間の短縮に役立つ。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
例えば、上述の実施例ではフォーカスレンズをリニアアクチュエータを用いて駆動する場合について述べてきた。しかし、ズームレンズやIRISなどをリニアアクチュエータを用いて駆動する場合についても本発明は適用可能である。また、潤滑効果については、リニアアクチュエータ程の期待はできないものの、本発明は、対象物を回動させるモータなど、リニアでないアクチュエータを用いる場合にも適用できるものである。
また、位置制御装置を撮影装置に搭載した場合について説明したが、工作機器等の位置決めを行う場合に本発明の位置制御装置を用いることができる。
本発明の第1の実施例に係る撮影装置の要部構成を示す図である。 図1の撮影装置に使用可能なフォーカスレンズ群部分の断面図である。 図1の撮影装置に用いられた位置制御装置の基準位置検出動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る位置制御装置の基準位置検出動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例に係る位置制御装置の基準位置検出動作を示すフローチャートである。
符号の説明
104 フォーカスレンズ群
107 リセットセンサ
108 位置検出器
110 リニアアクチュエータ
112 CPU
113 速度設定部
114 基準位置検出/再検出部
115 目標位置設定部
116 基準位置設定部
117 イニシャル処理エラー検出部
118 表示部

Claims (10)

  1. 対象物を移動させるためのアクチュエータと、前記対象物の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力である位置情報の基準となる基準位置を検出する基準位置検出手段とを有する位置制御装置において、
    前記基準位置検出手段は、前記アクチュエータを用いて、前記対象物を第1の速度で可動範囲内を移動させて前記基準位置を検出し、第2の速度で前記基準位置まで再移動させて前記基準位置を再検出することを特徴とする位置制御装置。
  2. 前記可動範囲のどちらか一方の端位置から前記基準位置までの前記対象物の移動量を測定し、該移動量が所定範囲外であった場合には、前記基準位置検出手段に、再度、基準位置検出動作を行わせる再イニシャル制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の位置制御装置。
  3. 前記可動範囲のどちらか一方の端位置から前記基準位置までの前記対象物の移動量を測定し、該移動量が所定範囲外であった場合には警告を行う警告手段を有することを特徴とする請求項1に記載の位置制御装置。
  4. 前記基準位置検出手段は、前記対象物を前記第1の速度で前記可動範囲内を移動させる際、前記可動範囲の一方の端位置から他方の端位置までを移動させ、その後、前記第2の速度にて基準位置の再検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の位置制御装置。
  5. 前記基準位置検出手段により基準位置を検出する際、前記第2の速度での移動範囲は前記第1の速度での移動範囲よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  6. 光軸方向に移動可能なレンズ群と、前記レンズ群を前記光軸方向に移動させるためのアクチュエータと、前記レンズ群の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力である位置情報の基準となる基準位置を検出する基準位置検出手段とを有する光学機器において、
    前記基準位置検出手段は、前記アクチュエータを用いて、前記対象物を第1の速度で可動範囲内を移動させて前記基準位置を検出し、第2の速度で前記基準位置まで再移動させて前記基準位置を再検出することを特徴とする光学機器。
  7. 前記可動範囲のどちらか一方の端位置から基準位置までの移動量を測定し、前記移動量が所定範囲外であった場合には、前記基準位置検出手段に、再度、基準位置検出動作を行う再イニシャル制御手段を有することを特徴とする請求項6に記載の光学機器。
  8. 前記可動範囲のどちらか一方の端位置から基準位置までの移動量を測定し、前記移動量が所定範囲外であった場合には警告を行う警告手段を有することを特徴とする請求項6に記載の光学機器。
  9. 前記基準位置検出手段は、前記対象物を前記第1の速度で前記可動範囲内を移動させる際、前記可動範囲の一方の端位置から他方の端位置までを移動させ、その後、前記第2の速度にて基準位置の再検出を行うことを特徴とする請求項6に記載の光学機器。
  10. 前記基準位置検出手段により基準位置を検出する際、前記第2の速度での移動範囲は前記第1の速度での移動範囲よりも狭いことを特徴とする請求項6に記載の光学機器。
JP2005338134A 2005-11-24 2005-11-24 位置制御装置およびそれを用いた光学機器 Expired - Fee Related JP4989063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005338134A JP4989063B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 位置制御装置およびそれを用いた光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005338134A JP4989063B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 位置制御装置およびそれを用いた光学機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007147680A true JP2007147680A (ja) 2007-06-14
JP2007147680A5 JP2007147680A5 (ja) 2009-01-15
JP4989063B2 JP4989063B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=38209197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005338134A Expired - Fee Related JP4989063B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 位置制御装置およびそれを用いた光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4989063B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8319829B2 (en) 2008-05-16 2012-11-27 Ffei Limited Method and system for controlling the position of a microscope lens
CN104142600A (zh) * 2013-05-08 2014-11-12 奥普蒂斯有限公司 摄像模块

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004219814A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Minolta Co Ltd 撮像装置における撮影光学系の駆動方法及び撮像装置
JP2004317997A (ja) * 2003-04-21 2004-11-11 Nidec Copal Corp カメラ用ズームレンズ鏡胴の駆動制御装置及び駆動制御方法
JP2005242020A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Canon Inc 撮像装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004219814A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Minolta Co Ltd 撮像装置における撮影光学系の駆動方法及び撮像装置
JP2004317997A (ja) * 2003-04-21 2004-11-11 Nidec Copal Corp カメラ用ズームレンズ鏡胴の駆動制御装置及び駆動制御方法
JP2005242020A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Canon Inc 撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8319829B2 (en) 2008-05-16 2012-11-27 Ffei Limited Method and system for controlling the position of a microscope lens
CN104142600A (zh) * 2013-05-08 2014-11-12 奥普蒂斯有限公司 摄像模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP4989063B2 (ja) 2012-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008203294A (ja) 撮像装置
JP5032775B2 (ja) レンズ装置
JP2004264832A5 (ja)
JP5371417B2 (ja) レンズ駆動装置、光学機器及びレンズ駆動装置の制御方法
JP5868109B2 (ja) 光学機器、レンズ鏡筒および自動焦点調節方法
US8135269B2 (en) Image pickup apparatus
JP2010107866A (ja) デジタルカメラ及び光学機器
EP2637054A1 (en) Image pickup lens, image pickup apparatus, and lens controlling method
JP4989063B2 (ja) 位置制御装置およびそれを用いた光学機器
JP4040406B2 (ja) カメラシステム、カメラおよびレンズ装置
JP2008158028A (ja) 電子スチルカメラ
JP5241396B2 (ja) 光学部材制御装置および制御方法、レンズ鏡筒、撮像装置および制御方法
JP2005106866A (ja) レーザーマーキング装置のフォーカス調整装置
US11454788B2 (en) Optical apparatus, control method, and storage medium
JP5930979B2 (ja) 撮像装置
JP4887889B2 (ja) オートフォーカス装置およびカメラ
JPH01307710A (ja) 光学機器
JP2007219059A (ja) 撮像装置
JP2007298708A (ja) ズームレンズ制御装置、ズームレンズ制御方法、およびズームレンズ制御プログラム
JP2007219060A (ja) 撮像装置
JP6700698B2 (ja) 光学機器、表示制御方法および表示制御プログラム
JP2008216535A5 (ja)
JP4284902B2 (ja) 撮像装置及びその自動焦点調整方法
JP2006078660A (ja) 撮影光学系、カメラ及びカメラシステム
JP2007178821A (ja) オートフォーカス結像光学系

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081121

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090406

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120427

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4989063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees