JP2007146544A - 指紋認識型暗証番号照合装置 - Google Patents

指紋認識型暗証番号照合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】悪意の第三者からの脅迫、利用許可者自身の悪意に対して、セキュリティ性を高める。
【解決手段】利用許可者A,Bの各指の指紋を数字と対応づけて登録する。利用許可者A,Bの部分暗証番号を登録する。順番に入力される操作者(利用許可者A)の指紋と記憶されている指紋とを照合し一致する指紋と対応する数字の並びを第1の部分暗証番号として認識する。順番に入力される操作者(利用許可者B)の指紋と記憶されている指紋とを照合し一致する指紋と対応する数字の並びを第2の部分暗証番号として認識する。認識した第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号との組合せと登録されている完全暗証番号とを照合し、一致すれば、電気錠を解錠する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、銀行などの貸し金庫、法律事務所や公認会計事務所内の共用金庫などに用いて好適な指紋認識型暗証番号照合装置に関するものである。
銀行の貸し金庫などでは、取り扱う対象物が高額の現金や有価証券であったり、貴重な貴金属や芸術品であったりするために、その取り扱いに際しては厳重な機密性が要求される。また、法律事務所や公認会計事務所内の共用金庫などでも同様に、厳重な機密性が要求される。そこで、従来より、生体認証装置を用い、操作者の指紋や虹彩などの生体情報の照合を行うことによって、貸し金庫や共用金庫などを解錠するセキュリティシステムが考えられている。
例えば、特許文献1では、利用許可者の複数の指の指紋を数字や文字などの記号情報と対応づけて登録しておき、順番に入力される操作者の指紋と登録されている指紋とを照合し、一致する指紋と対応する記号情報の並びを暗証番号として認識し、この認識した暗証番号と登録されている暗証番号とを照合するようにしている。この特許文献1の技術を用いれば、生体認証と暗証番号による認証とを組み合わせ、貸金庫や共用金庫に対するセキュリティをより厳しくすることができる。
特開2001−143077号公報
しかしながら、特許文献1に示された技術では、鍵やカードのように置き忘れたり、盗まれたり、暗証番号を覚えられたりするなど、悪意の第三者に使用される虞れはないものの、利用許可者が悪意の第三者に脅迫されたり、利用許可者自身が悪意を持って操作すると被害を免れない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、悪意の第三者からの脅迫、利用許可者自身の悪意に対して、セキュリティ性を高めることができる指紋認識型暗証番号照合装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、指紋を読み取る指紋読取手段と、第1の利用許可者の複数の指の指紋とその指に対応づけて登録された記号情報とを記憶する第1の指紋記憶手段と、第2の利用許可者の複数の指の指紋とその指に対応づけて登録された記号情報とを記憶する第2の指紋記憶手段と、指紋読取手段を介して順番に入力される第1の操作者の指紋と記憶されている指紋とを照合し一致した指紋と対応する記号情報の並びを第1の部分暗証番号として認識する第1の部分暗証番号認識手段と、指紋読取手段を介して順番に入力される第2の操作者の指紋と記憶されている指紋とを照合し一致した指紋と対応する記号情報の並びを第2の部分暗証番号として認識する第2の部分暗証番号認識手段と、第1の部分暗証番号認識手段によって認識された第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号認識手段によって認識された第2の部分暗証番号との組合せと予め登録されている完全暗証番号とを照合する完全暗証番号照合手段とを設けたものである。
この発明によれば、例えば第1の操作者が「右手親指」,「右手人差し指」,「右手中指」の順で指紋を入力すると、入力された指紋と記憶(登録)されている指紋とが照合される。この場合、第1の操作者が第1の利用許可者であれば、「右手親指」,「右手人差し指」,「右手中指」の順にその指紋と対応して登録されている記号情報の並び(例えば、「1」,「2」,「3」)が第1の部分暗証番号として認識される。
同様にして、例えば第2の操作者が「右手親指」,「右手人差し」,「右手中指」の順で指紋を入力すると、入力された指紋と記憶(登録)されている指紋とが照合される。この場合、第2の操作者が第2の利用許可者であれば、「右手親指」,「右手人差し指」,「右手中指」の順にその指紋と対応して登録されている記号情報の並び(例えば、「4」,「5」,「6」)が第2の部分暗証番号として認識される。
そして、この第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号との組合せと予め登録されている完全暗証番号とが照合される。例えば、完全暗証番号が「123456」として登録されており、第1の部分暗証番号が「123」と認識され、第2の部分暗証番号「456」と認識されれば、第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号との組合せと完全暗証番号とが一致することになる。この場合、完全暗証番号は、「123456」の1つとしてもよいが、「123456」と「456123」の2つとすれば、第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号との組合せは正逆どちらでもよいことになる。
この発明では、指紋の入力順序と指紋照合の一致によって各自の部分暗証番号が入力され、入力された第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号との組合せが完全暗証番号と照合される。この場合、指紋が一致しなければ、部分暗証番号は入力されない。また、第1の部分暗証番号(第2の部分暗証番号)が入力されても、第2の部分暗証番号(第1の部分暗証番号)が入力されなければ、完全暗証番号と一致することはない。したがって、1人の利用許可者が第三者に脅迫されても、電気錠を解錠することはできない。また、利用許可者の1人が悪意を持ったとしても、電気錠を解錠することはできない。
本発明において、記号情報とは数字やアルファベットなどの文字であり、この記号情報を指紋と対応づけて登録する。この場合、記号情報は数字だけとしたり、文字だけとしたりしてもよいし、両者を組み合わせてもよい。また、本発明では、最小構成単位として、利用許可者を第1の利用許可者と第2の利用許可者の2人としたが、さらに多くの利用許可者がいる場合にも同様にして適用することが可能である。利用許可者が3人以上である場合、各利用許可者の複数の指の指紋とその指に対応づけて登録された記号情報とを記憶しておくことにより、利用許可者が2人である場合と同様にして、部分暗証番号の組合せと完全暗証番号との照合を行うようにする。
本発明によれば、指紋の入力順序と指紋照合の一致によって各自の部分暗証番号を入力するようにし、入力された第1の部分暗証番号と第2の部分暗証番号との組合せと予め登録されている完全暗証番号とを照合するようにしたので、第1の利用許可者と第2の利用許可者が常に揃わなければならず、悪意の第三者からの脅迫、利用許可者自身の悪意に対して、セキュリティ性を高めることができるようになる。
また、本発明によれば、利用許可者はそれぞれが自分の部分暗証番号を知るのみであり、他の利用許可者の部分暗証番号を知ることはできず、全員に対して完全暗証番号が秘匿される。また、他の利用許可者の指がどの記号情報と対応しているかを知ることは困難であり、完全暗証番号が漏洩したとしても、簡単には電気錠を解錠することはできない。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る指紋認識型暗証番号照合装置の一実施の形態の概略を示す正面図である。本実施の形態の指紋認識型暗証番号照合装置(以下、単に暗証番号照合装置と呼ぶ)1は、装置表面(正面)に、選択キー1−1と、確定キー1−2と、表示部(LCD)1−3とを備えている。
選択キー1−1は、表示部1−3に表示される情報の選択キーと表示部1−3への情報の表示開始キー(スタートキー)とを兼ねており、確定キー1−2は、選択キー1−1によって選択された情報を有効情報として確定する確定キーと指紋の入力部とを兼ねている。
図2にこの暗証番号照合装置1を用いたセキュリティシステムの一例を示す。同図において、2は銀行の貸金庫、3は貸金庫2の扉、4は扉3に付設された電気錠、5は電気錠4の解錠/施錠を制御する電気錠コントローラである。暗証番号照合装置1は、扉3の前面に取り付けられ、電気錠コントローラ5と接続されている。
図3にこの暗証番号照合装置1のハード構成の概略を示す。暗証番号照合装置1は、選択キー(スタートキー兼情報選択キー)1−1と、確定キー(指紋入力部兼情報確定キー)1−2と、表示部1−3と、CPU1−4と、RAM1−5と、フラッシュメモリ1−6と、赤色のLED1−7と、インタフェース1−8〜1−11とを備えている。
CPU1−4はフラッシュメモリ1−6に格納されているプログラムに従って動作する。LED1−7は指紋入力部を兼ねる確定キー1−2の指紋採取面を照明する。フラッシュメモリ1−6には、貸金庫2の利用許可者(借りている本人(利用許可者A)、銀行の支店長(利用許可者B))を認証するための登録指紋(利用許可者Aの両手の各指の指紋、利用許可者Bの両手の各指の指紋)および暗証番号(利用許可者Aの部分暗証番号、利用許可者Bの部分暗証番号、完全暗証番号)が、所定の操作により格納されている。また、利用許可者A,Bの各指の指紋に対しては、利用許可者A,B自身によって所望の数字が記号情報として登録されている。
以下、図4〜7を用いて、この暗証番号照合装置1における登録操作(指紋の登録操作、部分暗証番号の登録操作)について説明する。なお、この登録操作に入る前の状態として、暗証番号照合装置1の表示部1−3は「無表示」の状態とされているものとする(図4(a),図7(a)参照)。また、この登録操作の処理は、フラッシュメモリ1−6に格納されているプログラムに従ってCPU1−4が実行する。
〔登録操作:未登録の場合〕
先に、利用許可者Aが登録操作を行うものとする。この場合、利用許可者Aは、暗証番号照合装置1の選択キー1−1をタッチする(図4(b))。すると、表示部1−3の画面上に、操作メニューMが表示される(図4(c))。この例では、操作メニューMとして、「指紋照合」,「暗証照合」,「戻る」などのメニューがスクロール可能に表示される。また、操作メニューMに対して、現在のメニューの選択位置を示す矢印マークYが表示される。
利用許可者Aは、操作メニューMより、「登録&設定モード」を選択する。この場合、矢印マークYが「指紋照合」の位置にあるので、選択キー1−1を3回タッチし(図4(d))、矢印マークYを移動させて、「登録&設定モード」の位置に合わせる(図4(e))。
そして、矢印マークYを「登録&設定モード」の位置に合わせた状態で、確定キー1−2をタッチする(図4(f))。すると、操作メニューMにおける「登録&設定モード」が有効情報として確定され、表示部1−3に「登録&設定モード」のメニュー画面M1が表示される(図4(g))。
利用許可者Aは、この「登録&設定モード」のメニュー画面M1において、「登録/上書き」を選択する。この場合、矢印マークYはすでに「登録/上書き」の位置にあるので、選択操作は不要である。そして、矢印マークYを「登録/上書き」の位置に合わせた状態で、確定キー1−2をタッチする(図4(h))。
すると、メニュー画面M1における「登録/上書き」が有効情報として確定され、表示部1−3に1人目か2人目かの選択画面M2が表示される(図4(i))。この場合、利用許可者Aは1人目であるので、矢印マークYを「1人目」の位置に合わせた状態で、確定キー1−2をタッチする(図4(j))。
〔指紋の登録操作〕
すると、選択画面M2における「1人目」が有効情報として確定され、表示部1−3の画面上に「0」キーの登録を開始する旨のメッセージが表示される(図5(a))。このメッセージを受けて、選択キー1−1をタッチすると(図5(b))、表示部1−3の画面上に指紋の入力を促すメッセージが表示される(図5(c))。このメッセージに促されて、利用許可者Aは、指紋入力部を兼ねる確定キー1−2に数字の「0」に対応づけたい指を置く(図5(d))。
すると、CPU1−4は、この確定キー1−2に置かれた指の指紋を読み取り、この読み取った指の指紋と数字の「0」とを対応づけてフラッシュメモリ1−6に格納し、利用許可者Aの「0」キーとして登録する。そして、表示部1−3の画面上に、「0」キーの登録が完了した旨のメッセージを表示する(図5(e))。
続いて、選択キー1−1をタッチすると(図5(f))、表示部1−3の画面上に「1」キーの登録を開始する旨のメッセージが表示される(図5(g))。このメッセージを受けて、選択キー1−1をタッチすると(図5(h))、表示部1−3の画面上に指紋の入力を促すメッセージが表示される(図5(i))。このメッセージに促されて、利用許可者Aは、指紋入力部を兼ねる確定キー1−2に数字の「1」に対応づけたい指を置く(図5(j))。
すると、CPU1−4は、この確定キー1−2に置かれた指の指紋を読み取り、この読み取った指の指紋と数字の「1」とを対応づけてフラッシュメモリ1−6に格納し、利用許可者Aの「1」キーとして登録する。そして、表示部1−3の画面上に、「1」キーの登録が完了した旨のメッセージを表示する(図5(k))。以下、同様にして、利用許可者Aの10本の指について、各指の指紋を数字と対応づけて登録して行く(図5(l)〜(q))。
〔部分暗証番号の登録操作〕
操作許可者Aは、「9」キーの登録完了後、選択キー1−1をタッチする(図5(r))。すると、表示部1−3の画面上に暗証番号(部分暗証番号)の登録を開始する旨のメッセージが表示される(図6(a))。このメッセージを受けて、選択キー1−1をタッチすると(図6(b))、表示部1−3の画面上に暗証番号の入力窓W1が現れる(図6(c))。この入力窓W1には、「0」〜「9」の数字の何れか1つが現在値として表示され、選択キー1−1をタッチすることにより次の数字へ進めることができる。
例えば、本実施の形態において、部分暗証番号を6桁の数字とし、利用許可者Aが自己の部分暗証番号を「156798」として定めるものとする。この場合、利用許可者Aは、選択キー1−1をタッチし、入力窓W1における数字を「1」とし、確定キー1−2をタッチする(図6(d))。これにより、部分暗証番号の1桁目が「1」として入力される(図6(e))。以下、同様にして、選択キー1−1によって数字を選択し、選択した数字を確定キー1−2によって確定して行くことにより、部分暗証番号の全桁(6桁)を入力する(図6(f))。
そして、部分暗証番号の全桁の入力後、選択キー1−1をタッチすると(図6(g))、その部分暗証番号がフラッシュメモリ1−6に利用許可者Aの部分暗証番号(第1の部分暗証番号)として格納されると共に、表示部1−3の画面上に1人目(利用許可者A)の登録操作が終了した旨のメッセージが表示される(図6(h))。このメッセージを受けて、選択キー1−1をタッチすると(図6(i))、表示部1−3に1人目か2人目かの選択画面M2が表示される(図6(j))。
次に、利用許可者Aに代わり、利用許可者Bの登録操作に入る。利用許可者Bは、矢印マークYを「2人目」の位置に合わせた状態で(図6(j))、確定キー1−2をタッチする(図6(k))。すると、選択画面M2における「2人目」が有効情報として確定され、表示部1−3の画面上に「0」キーの登録を開始する旨のメッセージが表示される(図5(a))。
以下、利用許可者Aと同様にして、利用許可者Bの各指の指紋を所望の数字と対応づけて登録して行く。また、利用許可者Aと同様にして、利用許可者Bの6桁の部分暗証番号(第2の部分暗証番号)を登録する。
CPU1−4は、利用許可者Aの部分暗証番号と利用許可者Bの部分暗証番号が登録されると、この利用許可者Aの部分暗証番号と利用許可者Bの部分暗証番号とを組み合わせた暗証番号を完全暗証番号としてフラッシュメモリ1−6に格納する。この例では、「利用許可者Aの部分暗証番号(上位6桁)+利用許可者Bの部分暗証番号(下位6桁)」と、「利用許可者Bの部分暗証番号(上位6桁)+利用許可者Aの部分暗証番号(下位6桁)」の2つを完全暗証番号としてフラッシュメモリ1−6に格納する。
〔登録操作:登録済みの場合〕
上述した登録操作は、利用許可者A,Bの指紋や部分暗証番号が登録されていない未登録の場合について説明したが、利用許可者A,Bの指紋や部分暗証番号が登録されている場合にはその操作内容が一部異なる。この場合、図4(f)(=図7(f))において確定キー1−2をタッチすると、図7(g)に示すように、表示部1−3の画面上に指紋の入力を促すメッセージが表示される。このメッセージに促されて、利用許可者Aは、指紋入力部を兼ねる確定キー1−2に登録済みの部分暗証番号の1桁目に対応する指を置く(図7(h))。
CPU1−4は、確定キー1−2を介して読み取った指紋とフラッシュメモリ1−6に格納されている指紋とを照合し、一致する指紋に対応する数字を利用許可者Aの部分暗証番号の1桁目として認識する(図7(i))。以下同様にして、利用許可者Aは、登録済みの部分暗証番号の各桁に対応する指の指紋を入力して行く(図7(j),(k),(l))。
CPU1−4は、利用許可者Aの部分暗証番号の全桁(6桁)の入力が完了すると、その入力された部分暗証番号と登録されている部分暗証番号を照合し、両者が一致した場合、表示部1−3に「登録&設定モード」のメニュー画面M1を表示する(図4(g))。このようにして、CPU1−4は、利用許可者Aの登録済みの部分暗証番号を確認したうえ、図4(g)以降の登録操作を許可する。利用許可者Bについても同様である。
〔照合操作〕
次に、照合操作について説明する。照合操作では、操作者が利用許可者Aや利用許可者Bではない場合もあるが、ここでは操作者を利用許可者A,Bの2人とし、先に利用許可者Aが第1の操作者(1人目の操作者)として照合操作を行うものとする。
照合操作を開始するにあたって、操作者Aは、暗証番号照合装置1の選択キー1−1をタッチする(図8(b))。すると、表示部1−3の画面上に、操作メニューMが表示される(図8(c))。
操作者Aは、操作メニューMより「暗証照合」を選択する。この場合、矢印マークYが「指紋照合」の位置にあるので、選択キー1−1を1回タッチし(図8(d))、矢印マークYを移動させて、「暗証照合」の位置に合わせる(図8(e))。
そして、矢印マークYを「暗証照合」の位置に合わせた状態で、確定キー1−2をタッチする(図8(f))。すると、操作メニューMにおける「暗証照合」が有効情報として確定され、表示部2−3の画面上に1人目の指紋の入力を促すメッセージが表示される(図8(g))。このメッセージに促されて、操作者Aは、指紋入力部を兼ねる確定キー1−2に登録されている自己の部分暗証番号の1桁目に対応する指を置く(図8(h))。
すると、CPU1−4は、この確定キー1−2に置かれた指の指紋を読み取り、この読み取った指紋とフラッシュメモリ1−6に格納されている指紋とを照合し、一致する指紋に対応する数字を操作者Aからの部分暗証番号の1桁目として認識する(図8(i))。以下同様にして、操作者Aは、登録されている自己の部分暗証番号の各桁に対応する指の指紋を入力して行く(図8(j),(k),(l))。
CPU1−4は、操作者Aからの部分暗証番号の全桁(6桁)の入力が完了すると(図8(l))、すなわち入力された順にその指紋と対応する数字の並びを操作者Aからの部分暗証番号として認識すると、表示部2−3の画面上に2人目の指紋の入力を促すメッセージを表示する(図9(a))。
このメッセージに促されて、操作者Bは、指紋入力部を兼ねる確定キー1−2に登録されている自己の部分暗証番号の1桁目に対応する指を置く(図9(b))。すると、CPU1−4は、この確定キー1−2に置かれた指の指紋を読み取り、この読み取った指紋とフラッシュメモリ1−6に格納されている指紋とを照合し、一致する指紋に対応する数字を操作者Bからの部分暗証番号の1桁目として認識する(図9(c))。以下同様にして、操作者Bは、登録されている自己の部分暗証番号の各桁に対応する指の指紋を入力して行く。
CPU1−4は、操作者Bからの部分暗証番号の全桁の入力が完了すると(図9(d))、すなわち入力された順にその指紋と対応する数字の並びを操作者Bからの部分暗証番号として認識すると、この認識した操作者Bの部分暗証番号と先に認識した操作者Aの部分暗証番号とを組合せる。例えば、最初に入力した操作者Aからの部分暗証番号を上位6桁とし、次に入力した操作者Bからの部分暗証番号を下位6桁として組み合わせる。そして、この組み合わせた暗証番号(12桁)とフラッシュメモリ1−6に格納(登録)されている完全暗証番号との照合を行う(図9(e))。
ここで、CPU1−4は、操作者Aからの部分暗証番号と操作者Bからの部分暗証番号との組合せと登録されている完全暗証番号とが一致すれば、表示部2−3に「照合OK」の表示を行う((図9(f))。また、電気錠コントローラ5に指令を送り、電気錠4を解錠する(図9(g))。
この実施の形態において、完全暗証番号は、「利用許可者Aの部分暗証番号(上位6桁)+利用許可者Bの部分暗証番号(下位6桁)」と、「利用許可者Bの部分暗証番号(上位6桁)+利用許可者Aの部分暗証番号(下位6桁)」の2つとされている。したがって、操作者B,Aの順で部分暗証番号が入力され、操作者Bからの部分暗証番号が上位6桁、操作者Aからの部分暗証番号が下位6桁とされても、操作者Aと操作者Bの部分暗証番号の組合せは完全暗証番号と一致することになる。勿論、完全暗証番号は、1つとしても構わない。
なお、解錠後、何の操作も行われず、所定時間が経過すれば(タイムアウト)、表示部1−3は「無表示」の状態に戻る(9図(i))。また、所定時間が経過する前に、選択キー1−1がタッチされれば(図9(h))、表示部1−3は直ちに「無表示」の状態に戻る(図9(i))。
上述した実施の形態では、照合操作を行う操作者を利用許可者A,Bとしたが、操作者が利用許可者A,B以外である場合には、指紋が一致しないので、部分暗証番号は入力されない。また、利用許可者A(B)の部分暗証番号が入力されても、利用許可者B(A)の部分暗証番号が入力されなければ、完全暗証番号と一致することはない。したがって、利用許可者A(B)が第三者に脅迫されても、電気錠4を解錠することはできない。また、利用許可者A(B)が悪意を持ったとしても、電気錠4を解錠することはできない。これにより、セキュリティ性が高くなる。
また、本実施の形態によれば、利用許可者はそれぞれ自分の部分暗証番号を知るのみで、他の利用許可者の部分暗証番号は知ることができず、全員に対して完全暗証番号が秘匿される。また、他の利用許可者の指がどの数字と対応しているかを知ることは困難であり、完全暗証番号が漏洩したとしても、簡単には電気錠を解錠することはできない。
なお、本実施の形態では、指紋と対応づけて登録する記号情報を数字としたが数字に限られるものではなく、アルファベットなどの文字としてもよい。また、数字と文字を組み合わせるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、銀行の貸金庫に設置するものとしたが、法律事務所や公認会計事務所内の共用金庫などに設置するようにしてもよい。法律事務所や公認会計事務所では、パートナーシップタイプである場合が多く、3人以上の人が共用金庫を利用することが考えられる。利用許可者が3人以上である場合、各利用許可者の複数の指の指紋とその指に対応づけて登録された記号情報とを記憶しておくことにより、利用許可者が2人である場合と同様にして、部分暗証番号の組み合わせと完全暗証番号とを照合し、電気錠を解錠するようにすることができる。
また、上述した説明では、部分暗証番号を6桁としたが、部分暗証番号は6桁に限られるものではない。本実施の形態では、図4(g)に示した「登録&設定モード」のメニュー画面M1から「暗証番号の桁数設定」という項目を選ぶことにより、部分暗証番号の桁数を変更できるようにしている。
また、本実施の形態において、暗証番号照合装置1は、選択キー(スタートキー兼情報選択キー)1−1と、確定キー(指紋入力部兼情報確定キー)1−2と、表示部1−3とを装置表面に設けた小型・コンパクトなユーザインタフェースとしているが、他のタイプのユーザインタフェースとしてもよい。
また、本実施の形態において、暗証番号照合装置1における部分暗証番号の組合せと完全暗証番号との照合結果は、電気錠の解錠以外にも利用することが可能である。また、図4〜図9に示した画面遷移はあくまでも一例であり、これに限られるものではない。
本発明に係る指紋認識型暗証番号照合装置の一実施の形態の概略を示す正面図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置を用いたセキュリティシステムの一例を示す図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置のハード構成の概略を示す図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置における登録操作(未登録の場合)の操作過程を説明する図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置における登録操作(未登録の場合)の操作過程を説明する図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置における登録操作(未登録の場合)の操作過程を説明する図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置における登録操作(登録済みの場合)の操作過程を説明する図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置における照合操作の操作過程を説明する図である。 この指紋認識型暗証番号照合装置における照合操作の操作過程を説明する図である。
符号の説明
1…指紋認識型暗証番号照合装置、1−1…選択キー(スタートキー兼情報選択キー)、1−2…確定キー(指紋入力部兼情報確定キー)、1−3…表示部、1−4…CPU、1−5…RAM、1−6…フラッシュメモリ、1−7…LED、1−8〜1−11…インタフェース、M1,M2…管理メニュー、M2…メニュー画面、Y…矢印マーク、W1…入力窓、2…貸金庫、3…扉、4…電気錠、5…電気錠コントローラ。

Claims (2)

  1. 指紋を読み取る指紋読取手段と、
    第1の利用許可者の複数の指の指紋とその指に対応づけて登録された記号情報とを記憶する第1の指紋記憶手段と、
    第2の利用許可者の複数の指の指紋とその指に対応づけて登録された記号情報とを記憶する第2の指紋記憶手段と、
    前記指紋読取手段を介して順番に入力される第1の操作者の指紋と前記記憶されている指紋とを照合し一致した指紋と対応する記号情報の並びを第1の部分暗証番号として認識する第1の部分暗証番号認識手段と、
    前記指紋読取手段を介して順番に入力される第2の操作者の指紋と前記記憶されている指紋とを照合し一致した指紋と対応する記号情報の並びを第2の部分暗証番号として認識する第2の部分暗証番号認識手段と、
    前記第1の部分暗証番号認識手段によって認識された第1の部分暗証番号と前記第2の部分暗証番号認識手段によって認識された第2の部分暗証番号との組合せと予め登録されている完全暗証番号とを照合する完全暗証番号照合手段と
    を備えたことを特徴とする指紋認識型暗証番号照合装置。
  2. 請求項1に記載された指紋認識型暗証番号照合装置において、
    前記完全暗証番号照合手段は、前記第1の部分暗証番号と前記第2の部分暗証番号との組合せと前記完全暗証番号とが一致した場合、電気錠を解錠する
    ことを特徴とする指紋認識型暗証番号照合装置。
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