JP2007145032A - 液体収容体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクを収容するための内部空間S1を有し、袋状に形成された熱可塑性を有する袋部と、内部空間S1と連通し、内部空間S1への流体の流れを遮断する第1の弁装置44を備える導出部37と、内部空間S1へのインクの流れを許容する導入部83とを備え、導出部37と導入部83とが、袋部の縁に挟み込まれた状態で封止されることで形成されるインクパック形成用部材81にインクを注入することでインクパックは製造される。そして、このインクパックの製造方法は、袋部に、導入部83を介してインクを内部空間S1及び導入部83内に注入する注入段階と、導入部83をインクが存在する部分において封止することで、内部空間S1を非連通状態とする封止段階とを備える。
【選択図】図9
Description
これによれば、第2の流路形成部材が、熱溶着によって封止されているので、第2の流路形成部材を確実に封止することができる。そして、第2の流路形成部材を介して液体が外部に漏れ出すことをより確実に防ぐことができる。
これによれば、液体収容体形成用部材へと液体を注入する前に、液体収容体形成用部材の内部空間の流体を排出するようになるので、液体収容体形成用部材内のクリーン度及び脱気度を高めることができる。その結果、液体収容体形成用部材に、液体を注入させたとき、液体収容体形成用部材内に注入された液体の純度を高めることができる。
これによれば、第1の流路形成部材を介して液体収容体形成用部材の内部空間の流体が排出されるので、第1の流路形成部材内における流体も外部に排出することができる。その結果、液体収容体形成用部材内のクリーン度及び脱気度をより高めることが可能となる。従って、液体収容体形成用部材に液体を注入させたとき、液体収容体形成用部材内に注入された液体の純度をより高めることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるインクジェット式記録装置としてのプリンタ11は、上側が開口する略直方体形状のフレーム12を備え、そのフレーム12に紙送り部材13が架設されており、図示しない紙送り機構により、この紙送り部材13上を紙が給送されるようになっている。そして、フレーム12には前記紙送り部材13に平行にガイド部材14が架設されており、このガイド部材14には、前記キャリッジ15がガイド部材14の軸線方向に移動可能に挿通支持されている。また、このキャリッジ15は、タイミングベルト16を介してキャリッジモータ17に接続されており、キャリッジモータ17の駆動によってガイド部材14に沿って往復移動されるようになっている。
図2及び図3に示すように、本実施形態におけるインクパック25は、第1の流路形成部材としての導出部37、栓体としての導入部38、袋部41を備える。導出部37は、インクパック25内のインクを外部に流出させるためのものとなっており、図4に示すように、上流側管体42、下流側管体43、第1の弁装置44、第2の弁装置45を備える。
袋部41は、本実施形態では、同じ大きさの2枚の長方形形状を有するラミネートフィルム41a,41bによって構成されている。そして、このラミネートフィルム41a,41bは、例えば、ガスバリア性を有するポリエチレンフィルムにアルミニウムを蒸着することにより形成されている。そして、袋部41は、前記2枚のラミネートフィルム41a,41bを重ね合わせて、それぞれの4辺の縁を熱溶着することにより袋状に形成され、図4に示すように、内部空間S1を形成する。そして、この内部空間S1には、インクが収容されている。なお、袋部41の4辺のうちの1つである辺75については、前記導出部37と導入部38とが挟まれた状態で熱溶着されている。
図10に示すように、インク注入装置85は、インクタンク86、気液分離ユニット87、計量管88、廃タンク89、熱圧着具90を備える。インクタンク86は、インクを貯留している。気液分離ユニット87は、真空ポンプ87aと、図示しない中空糸束を備え、インクの脱気を行うためのユニットとなっている。そして、前記インクタンク86と気液分離ユニット87とは、第1のインク流路91を介して接続されており、第1のインク流路91上には、インク圧送用ポンプ92が設けられている。
まず、図10に示すように、インクパック形成用部材81を用意し、インクパック形成用部材81の導入部83と、第3のインク流路95の接続部材95aとを接続する。また、インクパック形成用部材81の導出部37に、第4のインク流路97の他端に設けられている中空針を挿入する。なお、本実施形態においては、このインクパック形成用部材81は、導入部83が、重力方向に最も上部に位置するようにして接続部材95a及び中空針に接続されているものとする。
(1)上記第1の実施形態では、インクパック形成用部材81に、インク流路83cを有する導入部83を設けるようにし、インクパック形成用部材81の内部空間S1が、このインク流路83cを介して外部と連通された状態となるようにした。従って、注入段階において、インクパック形成用部材81に、このインク流路83cを介してインクを注入することが可能となる。そして、その結果、インクパック形成用部材81の内部空間S1のみを減圧させてから、インク流路83cを介してインクパック形成用部材81の内部にインクを注入することで、クリーンでかつ脱気された状態のインクをインクパック形成用部材81の内部に注入させることができる。
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図11に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態におけるインクパック形成用部材81の構成を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、以上のように構成されたインクパック形成用部材100を使用して、インクパック25を製造する方法について説明する。なお、本第2の実施形態は、第1の実施形態におけるインクパック形成用部材81の構成を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
(8)上記第2の実施形態では、インクパック形成用部材100は、袋部41に短冊部101を延設するようにし、その内部空間S1が、延設空間S2及び導入部82を介して外部と連通された状態となるようにした。そして、封止段階において、インクパック形成用部材100の袋部41を、二点鎖線Cと二点鎖線Dとの間の範囲において熱溶着することによって、導入部83のインク流路83cを封止するようにした。また、二点鎖線Dの位置において切断することにより、導入部83は、インクパック形成用部材100から切り離されるようにした。
・上記第1の実施形態では、封止段階において、インクパック形成用部材81の導入部83のうち、二点鎖線Aと二点鎖線Bとによって囲まれた範囲、すなわち、袋部41と重なっていない部分を、熱溶着するようにした。これを、図9に示すように、インクパック形成用部材81の導入部83のうち、二点鎖線Eと二点鎖線Fとによって囲まれた範囲、すなわち、袋部41と重なっている部分を、熱溶着するようにしてもよい。そして、二点鎖線Fの位置において切断するようにしてもよい。
Claims (8)
- 液体を収容するための内部空間を有し、袋状に形成された熱可塑性を有する袋部と、
前記内部空間と連通し、前記内部空間への流体の流れを遮断する逆止弁を備える第1の流路形成部材と、
前記内部空間への前記液体の流れを許容する第2の流路形成部材と
を備え、
前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とが、前記袋部の縁に挟み込まれた状態で封止されることで形成される液体収容体形成用部材に前記液体を注入して製造する液体収容体の製造方法であって、
前記袋部に、前記第2の流路形成部材を介して前記液体を前記内部空間及び前記第2の流路形成部材内に注入する注入段階と、
前記第2の流路形成部材を前記液体が存在する部分において封止することで、前記内部空間を非連通状態とする封止段階と
を備えたことを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 液体を収容するための内部空間を有し、袋状に形成された熱可塑性を有する袋部と、
前記内部空間と連通し、前記内部空間への流体の流れを遮断する逆止弁を備える第1の流路形成部材と、前記内部空間への前記液体の流れを許容する第2の流路形成部材とを一体として備えた第3の流路形成部材と
を備え、
前記第3の流路形成部材が、前記袋部の縁に挟み込まれた状態で封止されることで形成される液体収容体形成用部材に前記液体を注入して製造する液体収容体の製造方法であって、
前記袋部に、前記第2の流路形成部材を介して前記液体を前記内部空間及び前記第2の流路形成部材内に注入する注入段階と、
前記第2の流路形成部材を前記液体が存在する部分において封止することで、前記内部空間を非連通状態とする封止段階と
を備えたことを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 液体を収容するための内部空間を有し、袋状に形成された熱可塑性を有する袋部と、
前記内部空間と連通し、前記内部空間への流体の流れを遮断する逆止弁を備える第1の流路形成部材と、
前記内部空間への前記液体の流れを許容する第2の流路形成部材と
を備え、
前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とが、前記袋部の縁に挟み込まれた状態で封止されることで形成される液体収容体形成用部材に前記液体を注入して製造する液体収容体の製造方法であって、
前記袋部に、前記第2の流路形成部材を介して前記液体を前記内部空間及び前記第2の流路形成部材内に注入する注入段階と、
前記第2の流路形成部材を前記袋部と重なっている部分において封止することで、前記内部空間を非連通状態とする封止段階と
を備えたことを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体収容体の製造方法において、
前記封止段階では、熱溶着により前記第2の流路形成部材の封止が行われることを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体収容体の製造方法において、
前記注入段階の前に、前記内部空間の流体を前記内部空間から排出する排出段階を備えたことを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 請求項5に記載の液体収容体の製造方法において、
前記排出段階は、前記第1の流路形成部材を介して前記流体を前記内部空間から排出する段階であることを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 請求項5または請求項6に記載の液体収容体の製造方法において、
前記注入段階の前であり、かつ、前記排出段階の後に、
前記第2の流路形成部材を介して、前記袋部に少量の前記液体を注入する少量液体注入段階と、
前記少量液体注入段階で注入した前記液体を前記内部空間から排出する少量液体排出段階と
を備えたことを特徴とする液体収容体の製造方法。 - 請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の液体収容体の製造方法において、
前記封止段階は、前記第2の流路形成部材を、前記液体収容体の重力方向の上部に位置させた状態で、前記第2の流路形成部材を封止する段階であることを特徴とする液体収容体の製造方法。
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