JP2007144653A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動レジストレーション調整では紙面上の所定位置でパターン印字と測定を行っているが、通常は、実行に要する時間を節約するためにHPの近傍位置にパターンを描画してそれを測定している。しかし、エンコーダそのものの精度にばらつきがあるために、特に大サイズの紙面上に画像形成を行う大判画像記録装置においては、用紙上の位置によってはレジ調整値がズレてしまっている。
【解決手段】 記録用紙の横サイズにあわせて自動レジ調整パターンの印字位置(記録用紙上にパターン印字される位置)を用紙上の左端、中央、右端の3点で測定し、通常の印刷ではその平均値をレジ調整値として採用する。通常の印字では平均値をレジ調整値として採用するが、プリンタドライバから「中央に印字」という印刷指定が行われた場合には、「中央」で測定された値をレジ調整値として採用して紙面中央への印字を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の記録ヘッドを搭載したキャリッジを被記録媒体に対して相対的に走査させて被記録媒体上にインク滴を吐出することによって画像記録を行う、インクジェット記録方式を用いた画像形成方法及びその装置に関する。より詳しくは、インクジェット記録装置のキャリッジに搭載されている複数ヘッドについて、その位置合わせを行う装置および方法に関する。
近年、オフィスのOA化が急速に進む中で、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置の普及に伴い、その出力装置としてインクジェット方式の記録へッドを用いたプリンタが広く利用されている。この種のディジタル画像を出力するプリンタにおいては、記録時間の短縮化や出力画像の高画質化を図るために、複数のインク吐出口を高密度に集積配列した記録へッド(以下、マルチへッドという)を用いることが主流となっている。また、記録画像のカラー化に対応させるため、多色インクに対応してマルチへッドを複数備えたものが一般的になっている。
しかしながら、このような多色インクを用いたカラー画像出力が一般化している中で、モノクロのみで印字した場合の画質の評価に加えて、発色性、再現性、階調性、一様性などといった要素も画像品位に関わる重要な要素となっている。
特に、画像記録の一様性に関しては、マルチへッドの作製工程において生じるノズル単位の製造上の僅かなバラツキにより、各ノズルの印字精度に影響して印字時のインク吐出量の不均一や吐出方向のズレなどが生じる。そして、この作製工程におけるノズル単位の製造上などのバラツキが、最終的に出力画像の濃度ムラとなり、画像品位を劣化させる原因となっている。
画像形成は、キャリッジに搭載された記録ヘッド(以下、単にヘッドともいう)を主走査方向(X)に移動させながら用紙上に1カラムずつの印字を行い、多数のカラムを連続して印字することによって1バンドの印字を行う。次いで、用紙を副走査方向(Y)に送って1バンド目に隣接する2バンド目の印字を行う。フルカラーの画像を形成するためには、異なった色のインクを吐出する複数の記録ヘッド(例えば、シアンC,マゼンタM,イエローY,黒K)を使用し、記録用紙の上で各色を重ねることで画像形成を行う。
しかしながら、フルカラー画像を形成する場合に前述の如く異なった色の記録ヘッドを組み合せて印字を行うために、次のような不都合があった。即ち、複数のヘッド間には横方向(主走査方向)の取り付けズレが生じうる。このようなヘッド間の取り付けズレは、印字画像に縦方向の縞模様を生じさせる原因となり印字画像にムラが生じる場合があった。
また、ヘッド主走査方向の個々の位置に対応した正確な位置でインク吐出をするためには、ドット毎に規則的なスリットが入っているリニアスケールと、このリニアスケールに沿って移動し各移動位置でのスリットの有無を検出するリニアセンサとを用いてインク吐出の同期をとることで画像形成が行われている。このような構成の画像形成装置においては、主走査方向に沿ったヘッドの往路と復路の両方で印字を行う往復印字を行ったときに、往路ではスリットの検出から実際にインク吐出をするまでには遅延d1が生じ、復路では同様に遅延d2が生じるので、往復の遅延合計は(d1+d2)となる。この遅延合計(d1+d2)により、紙面上の同じ位置に対してドットを印字しようとしても往路と復路とではインク滴の吐出位置がズレて画像ムラとなる場合があった。そして、この画像ムラは線画の場合に、特に目立っていた。
また、ヘッドの構成としては、ヘッドとインクタンクとが一体に構成された一体型と、ヘッドとインクタンクとが別々に分離された別体型とがある。
一体型の記録ヘッドは消耗品として取り扱われていて、インクタンクが空になるとユーザが任意に交換可能である。したがって、ヘッドの交換の度に取り付けズレを確認し、該ズレがあった場合にはそのズレを補正しなければならない。
一方、別体型の記録ヘッドは、インクが消費されるとユーザはインクタンクのみを交換することが可能で、この場合には、記録ヘッドがそのままの固定位置に維持される。したがって、原則的には、前述の記録ヘッドの取り付けズレの補正は製品を工場から出荷するときに行うだけで良い。しかし、ヘッドの故障等により、ユーザサイドでヘッドを交換する必要が生じる場合もある。このような場合には、やはりヘッドの取り付けズレが生じる可能性があり、ユーザサイドでその補正が行えることが望まれる。
ところで、一体型、分離型とも、ページ記録に際して新しい用紙が設定された場合には、その用紙が給紙されることで記録ヘッドと記録用紙との間の距離がこれまでの設定から変動することになるので、ヘッドそのものの交換作業が発生していなかったとしても位置合わせの制御を行う必要が出てくる。
ヘッドの取り付けズレ補正のためにはヘッドの取り付けズレを正確に検出する必要がある。ヘッドの取り付けズレの検出は次のように行う。ヘッドが交換される度に、すべてのヘッドを用いて予め定められた印字パターン(テストパターン)を用紙に印字する。印字パターンの各領域の検出は、キャリッジ上でヘッド近傍に取り付けられたセンサにより該パターンを光学的に読み取り、そのセンサ出力に基づいて各ヘッドのズレ量を算出することによって行っていた。以下、記録ヘッドの製造過程で生じる誤差やヘッドの取り付けズレを含めて、レジストレーション誤差ともいう。
このレジストレーション誤差を検出し調整するためのパターン印刷と位置合わせ調整値の測定の両方を自動で実現する方法として、レジストレーション誤差を調整する画像記録方法が提案されている(特許文献1および特許文献2参照)。また、レジストレーションパターンの1例として、図4のようなものが特許文献3に紹介されている。ここで、図4は、レジストレーション調整パターンの1例である。これは、特許文献3に添付されている図5と同一のものを上下二つの描画ブロックに画像形成したパターンである。図4においては、調整パターンが上下二つの領域に分かれているが、画像形成の際に記録ヘッドを高速で走査させる際に描画するパターンと、低速で走査させる際のパターンとで同一のものを使用している例である。
これらの提案によれば、記録紙面上に図4のようなレジストレーション調整パターンの印刷を行い、その後、主走査キャリッジに装着された読み取りセンサでパターンを読み取ることによってレジストレーション誤差を調整する方法が示されている。
しかしながら、インクジェット記録装置は、記録媒体としてOHPシートや布、プラスチック・シート等のその厚みの異なる様々な記録媒体への対応が望まれている。更に、記録媒体の大きさについても、イベント展示用や宣伝広告用のポスタや衣類等の織布への記録に求められるような大サイズの記録媒体への記録を可能とすることも要求されてきている。このようなインクジェット記録装置は、優れた記録手段として幅広い産業分野で需要が高まっており、より一層高品位な画像の提供が求められている。
そして、近年におけるこの分野での装置の大型化・高性能化は大変に著しく、さらに最近では、例えば業務用等において構成されるプリントシステムとしては、A0あるいはB0サイズといった大型の記録用紙に対して記録を行なうことができるようなプリントシステムが構成され、大型のインクジェットプリンタが使用されるようになって来ている。
特開平5−238004号公報 特登録03313119号公報 特開2002−292855号公報
記録装置の大型化に伴って、現在では、記録装置本体に装着されるリニアエンコーダのサイズも大型化されてきており、精密部品であるにもかかわらず大きなエンコーダが装着されるようになってきた。そして、大サイズに出力された記録用紙の左端位置と右端位置とではエンコーダの精度の問題から記録ヘッドのレジストレーション調整がうまくできなくなってきたという新たな問題点が出てきた。
本発名のインクジェット記録装置によれば、複数の記録ヘッドを用いて記録媒体上に画像形成を行うインクジェット記録装置において、
前記複数の記録ヘッドを用いて記録媒体上に予め定められたテストパターンを印字するテストパターン印字手段と、該テストパターン印字手段により印字されたテストパターンを光学的に走査することにより読みとる読み取り手段と、該読み取り手段の読み取り結果に基づいて、前記複数の記録ヘッドの1つである基準の記録ヘッドに対する他の記録ヘッドの取り付け位置誤差を検出する取り付け位置誤差検出手段とを備える。
そして、前記テストパターンは、記録媒体上の左端、中央、右端という3箇所に画像形成をおこない前期読み取り手段によってこれを測定することによって複数のレジストレーション測定値を取得しその平均の値をレジストレーション調整値として通常の画像形成に採用することを特徴とする。
本発明によれば、特に大サイズの記録媒体に画像形成を行う記録装置において、記録媒体の全体を広く使ってレジストレーション調整を行ってその平均値をレジストレーション調整値として採用するので、出力サイズの右端位置と左端位置とでレジストレーション調整がうまくあっていないという問題を解決させることが可能になった。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図2は、本発明の画像形成装置の概要を説明するための斜視図で、図中符号201は、ホームポジションで、202はキャリッジである。印字開始前にホームポジション201の位置にあるキャリッジ(図ではホームポジションの反対側に位置している)で、このキャリッジ202は、印字開始命令がくると、主走査方向(X方向)に往復運動することによって、マルチへツド206上のn個のマルチノズルを被記録媒体204上において分割された印字領域上で往復されるように構成されている。つまり、キャリッジ202は、往運動による被記録媒体204へのインク吐出が終了してキャリッジ202が反転位置まで達すると、キャリッジ202はホームポジション201へ向かつて復運動を開始し、ホームポジション側のキャリッジ反転位置(図示された位置)に達すると、再び往運動を開始するように構成されている。207はリニアスケールで、キャリッジ202の記録スキャンに同期して出力される信号によって複数回のスキャンによる画像形成位置の同期を取っている。キャリッジ202の往復運動による1回目の走査(スキャン)が終了してから2回目の走査が始まる前までに、搬送ローラ203と排紙ローラ205が回転することによって被記録媒体204が搬送される。この送り量は、分割された記録領域の幅だけ主走査方向(Y方向)に送り出されるように制御される。このようにして、キャリッジ1の1回目の走査毎にマルチへッド206による印字と被記録媒体204の搬送が繰り返されることによって画像形成が完成される。
図3は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す構成図である。図3において、符号301はCPUで、CPU301の内部バスには、ROM302とRAM303とEEPROM304が接続されている。CPU301はROM302からプログラムを読み出し、RAM303に対するリードライトを繰り返すことでプログラムを実行するものである。EEPROM304は、レジストレーション調整値等電源オフ時でも記憶が必要なデータを保存する。符号305は、各種キーを備え画像形成に必要な情報の入力や画像形成の動作状態や様々な情報を表示する操作・表示パネルであり、CPU301に接続されている。306は、記録ヘッド206を電気的に制御しインクを吐出させるヘッド制御回路で、307は各種モータやアクチュエータおよび各種センサを制御管理するメカ制御回路、308はインクと吐出する記録ヘッド206を記録媒体上でスキャンさせる主走査モータ、309は記録媒体を搬送する副走査モータ、310は光源とCCDで構成させるレジストレーション読み取り回路であり、読み込んだレジストレーション調整値はRAM302に保存される。
ここで、図1を使って、本発明で描画するレジストレーション調整パターンを説明する。図1は、本発明で描画するレジストレーション調整パターンである。このパターンは、従来例として説明した前記図4の調整パターンを被記録材上での左端、右端、中央という3箇所の位置の描画したものである。これら3箇所のパターンをキャリッジ202上に装着された図示しないセンサで読み取ることによってレジストレーション調整値を取得することができる。
以下、図5を用いて、本発明のインクジェット記録装置の動作について、詳細に説明する。図5は、CPU301の制御による本発明のレジストレーション調整の動作を説明するための動作フロー図である。本発明は、自動でレジストレーションを行う例であり、入力パネル205から操作メニューが選択されると以下の動作を行う。
操作パネル305からレジストレーションの操作メニューが選択されると、まず、CPU301はメカ制御回路307に用紙搬送の指示を出し、メカ制御回路307は接続されている副走査モータ309を駆動させることで記録用紙204を描画位置まで給紙搬送する(ステップ101)。
次に、CPU301はメカ制御回路307に用紙幅測定のためにキャリッジ走査の指示を出しレジ読み取り回路306には用紙幅の測定を指示する。すると、メカ制御回路307は、接続されている主走査モータ308を駆動させて用紙の左端から右端までの走査を行う。また、CPU301は、レジ読み取り回路306で用紙の両端をセンサで検出してその長さを測定し、測定によって取得できた用紙幅値をRAM303に保存する(ステップ102)。
そして、CPU301は、RAM303から前記用紙幅値を読み出しレジストレーションパターンを描画する左端、中央、右端のリニアエンコーダ位置を決定してRAM303に保存する(ステップ103)。
そして、CPU301は、レジ読み取り回路のセンサ感度を調整するためのパターン印字を行い、続いてそれを読み取ることによって測定のための検出回路のゲイン調整を行う(ステップ104)。
次に、CPU301は、レジストレーション調整のためにROM302内に内蔵している測定パターンを読み出してこれをヘッド制御回路308に転送することによって紙面上に描画し、これを測定する。これは、CPU301が、印字走査のスピードや走査方向についての実行条件を変化させながら、レジストレーション調整パターンの印刷とレジストレーション測定を交互に行うことで実現し、レジストレーション調整値の左端値、右端値、および中央値について測定した値をRAM303の中に格納する(ステップ105)。
それから、CPU301は、測定したレジストレーション値の平均値を算出し(ステップ106)、ページ記録の際には調整値として使用する値として、前記平均値をRAM303に保存する(ステップ107)。
最後に、CPU301は、記録用紙を排出してキャリッジ202をホームポジション201に戻して全てのレジストレーション測定の動作を終了する(ステップ108)。
ここで、図6を用いて、前記ステップ105のパターン印刷とレジストレーション測定について、より詳細に説明する。図6は、パターン印刷とレジストレーション測定の各ステップについて説明する動作フロー図である。レジストレーション値として測定が必要なのは、まず、往路方向に印字スキャンするときのレジストレーション値である。次に、反対に復路方向に印字スキャンする時のレジストレーション値、および、往路方向と復路方向を合わせた時のレジストレーション値である。これらの値について、キャリッジ202を高速でスキャンさせた時の調整値と低速でスキャンさせた時の調整値である。前記ステップ105は、これらについて、パターン印刷とレジストレーション測定を順に実行して、記録パターンをレジ読み取り回路310によって計測することによって取得できた測定値をRAM303に格納する。
まず、CPU301は、ROM302内からレジストレーション測定パターンを読み出し、これをヘッド制御回路306に転送して、これを主走査モータ308に設定する駆動スピードを高速値にすることによって往路方向の高速記録スキャンによってレジストレーションパターンを用紙上に描画する。また、このパターン描画の紙面上の位置は、前記ステップ102おいて計測した用紙幅から算出される用紙上の左端、中央、右端に各色ごとに描画する(ステップ201)。
続いて、前記ステップ201で描画されたパターンを用紙送りしないでレジ読み取り回路310に取り付けられたセンサで測定しながらスキャンすることによって、左端、中央、右端位置でのレジストレーション値を各色ごとに測定し、測定値をRAM303に格納する(ステップ202)。
次に、CPU301はまず用紙送りを行い、ROM302内からレジストレーション測定パターンを再び読み出し、これをヘッド制御回路306に転送して、これを主走査モータ308に設定する駆動スピードを高速値に設定し、今回は復路方向の高速記録スキャンによってレジストレーションパターンを用紙上に描画する。また、このパターン描画の紙面上の位置は、前記ステップ102おいて計測した用紙幅から算出される用紙上の右端、中央、左端に各色ごとに描画する(ステップ203)。
続いて、前記ステップ203で描画されたパターンを用紙送りしないでレジ読み取り回路310に取り付けられたセンサで測定しながらスキャンすることによって、左端、中央、右端位置でのレジストレーション値を各色ごとに測定し、測定値をRAM303に格納する(ステップ204)。
ここで再び用紙送りして、今度は、ROM302内からレジストレーション測定パターンを再び読み出し、これをヘッド制御回路306に転送して、これを主走査モータ308に設定する駆動スピードを高速値に設定し、今回は往復スキャンの高速記録スキャンによってレジストレーションパターンを用紙上に描画する。また、このパターン描画の紙面上の位置は、前記ステップ102おいて計測した用紙幅から算出される用紙上の左端、中央、右端にBk色でのみ描画する(ステップ205)。ここで、ステップ205の往復印字でのレジストレーション調整の値を取得するのがBk色のみでよいのは、この値が各色の間でズレのない共通して使用できる値だからである。
そして、前記ステップ205で描画されたパターンを用紙送りしないでレジ読み取り回路310に取り付けられたセンサで測定しながらスキャンすることによって、左端、中央、右端位置でのレジストレーション値を測定し、高速印字用往復調整値として測定値をRAM303に格納する(ステップ206)。
ここからは、低速印字用のレジストレーション調整値を取得するためのパターン印刷と測定を行う。まず、CPU301は、ROM302内からレジストレーション測定パターンを読み出し、これをヘッド制御回路306に転送して、これを主走査モータ308に設定する駆動スピードを低速値にすることによって往路方向の低速記録スキャンによってレジストレーションパターンを用紙上に描画する。また、このパターン描画の紙面上の位置は、前記ステップ102おいて計測した用紙幅から算出される用紙上の左端、中央、右端に各色ごとに描画する(ステップ207)。
続いて、前記ステップ201で描画されたパターンを用紙送りしないでレジ読み取り回路310に取り付けられたセンサで測定しながらスキャンすることによって、左端、中央、右端位置でのレジストレーション値を各色ごとに測定し、測定値をRAM303に格納する(ステップ208)。
次に、CPU301はまず用紙送りを行い、ROM302内からレジストレーション測定パターンを再び読み出し、これをヘッド制御回路306に転送して、これを主走査モータ308に設定する駆動スピードを低速値に設定し、今回は復路方向の低速記録スキャンによってレジストレーションパターンを用紙上に描画する。また、このパターン描画の紙面上の位置は、前記ステップ102おいて計測した用紙幅から算出される用紙上の右端、中央、左端に各色ごとに描画する(ステップ209)。
続いて、前記ステップ203で描画されたパターンを用紙送りしないでレジ読み取り回路310に取り付けられたセンサで測定しながらスキャンすることによって、左端、中央、右端位置でのレジストレーション値を各色ごとに測定し、測定値をRAM303に格納する(ステップ210)。
ここで再び用紙送りして、今度は、ROM302内からレジストレーション測定パターンを再び読み出し、これをヘッド制御回路306に転送して、これを主走査モータ308に設定する駆動スピードを低速値に設定し、今回は往復スキャンの低速記録スキャンによってレジストレーションパターンを用紙上に描画する。また、このパターン描画の紙面上の位置は、前記ステップ102おいて計測した用紙幅から算出される用紙上の左端、中央、右端にBk色でのみ描画する(ステップ211)。ここで、往復印字でのレジストレーション調整の値を取得するのがBk色のみでよいのは、前記ステップ205と同じである。
そして、前記ステップ205で描画されたパターンを用紙送りしないでレジ読み取り回路310に取り付けられたセンサで測定しながらスキャンすることによって、左端、中央、右端位置でのレジストレーション値を測定し、今回は低速印字用往復調整値として測定値をRAM303に格納する(ステップ212)。
以上説明したように、図1に示すように、レジストレーション調整パターンが用紙の左端、中央、右端において記録されることになる。そして、これらをキャリッジ202に装着される図示しないセンサで読み取ることによって図7のようにRAM303内に格納される。ここで、図7は、レジストレーション調整のためにパターンを読み取ることで取得した測定値が格納されたメモリマップの1例である。そして、このように算出された平均値を画像記録の際には位置合わせのためのレジストレーション調整値として使用することで、記録用紙の片側のみにおいて測定されるレジストレーション測定値をレジストレーション調整値として採用する場合に比べると、ページ全体として色ごとのズレのない画像形成が実現されることになる。
ここで、図8を用いて電源オフされる際にEEPROM304内に格納されるレジストレーション調整値について説明する。図8は、操作・表示パネル305から本体電源オフされる際に格納されるレジストレーション調整値である。EEPROM304内にはRAM303内に格納されている調整値のうち平均値と中央で測定された値のみを保存する。前記平均値は、通常のページ記録の際にレジストレーション調整値として使用する値であり、前記中央血はページ記録に際してプリンタドライバから紙面の左右中央位置に描画する旨の指示コマンドを付加された際にレジストレーション調整値として使用する調整値である。本体電源がオフされる際にこれら平均値と中央で測定された値とをこのEEPROM304内に格納しておくことで、次回に本体電源がオンされて前回の同じ被記録材上で画像形成を開始する場合には、画像形成の際に設定するレジストレーション値をEEPROM304内から読み出すことによって直ちに取得することが可能である。
本発明で用いるレジストレーションパターン。 斜視図。 ブロック図。 レジストレーションパターンの従来例。 動作フロー図。 パターンの描画と調整値の測定動作の動作を説明する動作フロー図。 RAM302内に格納されているレジストレーション調整値。 EEPROM304内に格納されているレジストレーション調整値。
符号の説明
201 ホームポジション
202 主走査キャリッジ
203 排紙ローラ
204 記録媒体
205 搬送ローラ
206 記録ヘッド
207 リニアエンコーダ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 EEPROM
305 操作・表示パネル
306 ヘッド制御回路
307 メカ制御回路
308 主走査モータ
309 副走査モータ
310 レジストレーション読み取り回路

Claims (1)

  1. 複数の記録ヘッドを用いて記録媒体上に画像形成を行うインクジェット記録装置において、
    前記複数の記録ヘッドを用いて記録媒体上に予め定められたテストパターンを印字するテストパターン印字手段と、該テストパターン印字手段により印字されたテストパターンを光学的に走査することにより読みとる読み取り手段と、該読み取り手段の読み取り結果に基づいて、前記複数の記録ヘッドの1つである基準の記録ヘッドに対する他の記録ヘッドの取り付け位置誤差を検出する取り付け位置誤差検出手段とを備え、
    前記テストパターンは、記録媒体上の左端、中央、右端という3箇所に画像形成をおこない前期読み取り手段によってこれを測定することによって複数のレジストレーション測定値を取得しその平均の値をレジストレーション調整値として通常の画像形成に採用することを特徴とするインクジェット記録装置。
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