JP2007144560A - ボールねじ装置の組立装置およびその組立方法 - Google Patents

ボールねじ装置の組立装置およびその組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナットの軸方向に沿った連結路を有するボールねじ装置においても、ボールの損傷を防止し、玉詰まりが生ずることのないボールねじ装置の組立装置を提供する。
【解決手段】ボールねじ装置1の組立装置15が、サポートブロック43と、ナット4を縦方向に設置し、ナット4をサポートブロック23に対して昇降自在に支持するナット受台40と、ナット受台40に設置されたナット4の内径側に挿入され、サポートブロック43に回転自在に支持された仮軸16と、仮軸16の先端部に形成され、投入された循環路に装填する数の鋼球7をナット軌道溝5に導く傾斜面31と、仮軸16の中心側に配置された円環状弾性体22と、この円環状弾性体22の半径方向の弾性により仮軸16の外周面から突出する先端がナット軌道溝5に送り込まれた鋼球7を押圧する円柱体23とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、工作機械や精密機械等の機械装置の移動体の送り機構等に用いられるボールねじ装置の組立装置およびその組立方法に関する。
従来のボールねじ装置の組立装置は、ねじ軸の外周面に形成された螺旋状の軸軌道溝と、円筒状のナットの内周面に形成された軸軌道溝に対向するナット軌道溝と、コマ部に形成されたナット軌道溝を連結するS字状の連結路とで構成された複数の循環路に複数のボールを装填して循環させるボールねじ装置のナットに予めコマ部を固着しておき、縦方向に設置したナットの内側に、循環路と同数のボール供給穴を設けたボール挿入治具をナットと位相を整合させ、ボール供給穴の出口を該当する循環路を形成するナット軌道溝の一番高い位置に設置し、各ボール供給穴に所定数のボールを整列させて連続的に供給し、自重で循環路に装填した後に入りきらなかったボールを挿入ロッドにより押込んで循環路に装填している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2530401号公報(第2頁段落0006−段落00014、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、ボール供給穴に所定数のボールを整列させて一度に供給し、入りきらなかったボールを挿入ロッドにより押込んで循環路にボールを装填しているため、こま式のボールねじ装置の場合はナット軌道溝のリードが小さくなればなる程、玉詰まりが生じやすくなり、装填できなかったボールを挿入ロッドで押込まなければならず、ボールに損傷を与えてしまう虞があるという問題がある。
また、エンドキャップ式やデフレクタ式のようにナットの軸方向に沿った連結路を有するボールねじ装置の場合は、縦方向に設置したナットの連結路にボールを送りこむためには、ボールを挿入ロッドで押込まなければならず、ボールに損傷を与えてしまう虞があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、ナットの軸方向に沿った連結路を有するボールねじ装置においても、ボールの損傷を防止し、玉詰まりが生ずることのないボールねじ装置の組立装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、外周面に螺旋状の軸軌道溝を形成したねじ軸と、内周面に前記軸軌道溝に対向するナット軌道溝を形成した円筒状のナットと、前記ナット軌道溝を連結する連結路と、前記軸軌道溝とナット軌道溝と連結路とで構成される循環路を循環する複数のボールとを備えたボールねじ装置の組立装置において、サポートブロックと、前記ナットを縦方向に設置し、該ナットを前記サポートブロックに対して昇降自在に支持するナット受台と、該ナット受台に設置されたナットの内径側に挿入され、前記サポートブロックに回転自在に支持された仮軸と、該仮軸の先端部に形成され、投入された前記循環路に装填する数のボールを前記ナット軌道溝に導く傾斜面と、前記仮軸の半径方向に弾性を有し、前記仮軸の外周面から突出する先端が、前記ナット軌道溝に送り込まれたボールを押圧する押圧機構とを備えたことを特徴とするボールねじ装置。
これにより、本発明は、仮軸を回転させてナット軌道溝に送り込まれた鋼球を押圧機構の突出した先端により押しながら移動させることができ、縦配置にされたナットの連結路に下方から鋼球を円滑に送りこむことが可能になり、玉詰まりを防止することができると共に、押圧機構の突出した先端が弾性により仮軸の外周面から半径方向に出没可能に構成されているので、ナット軌道溝に停止している鋼球を押圧機構の先端が容易に乗り越えることができ、鋼球への損傷を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるボールねじ装置の組立装置の実施例について説明する。
図1は実施例1のボールねじ装置の断面を示す説明図、図2は実施例1のエンドデフレクタの取付状態を示す説明図、図3は実施例1のエンドデフレクタのA方向矢視図、図4は実施例1のボールねじ装置の組立装置を示す断面図、図5は実施例1の仮軸の断面を示す説明図、図6は図5のB−B断面を示す説明図、図7は実施例1のボール挿入冶具の側面を示す説明図、図8は実施例1のボール挿入冶具の下面を示す説明図である。
なお、図3は図2に示した矢印A方向から見たエンドデフレクタの矢視図である。
図1において、1はボールねじ装置である。本実施例ではデフレクタ式のボールねじ装置である。
2はボールねじ装置1のねじ軸であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、その外周面には略半円弧形状の軸軌道溝3が所定のリードで螺旋状に形成されている。
本実施例のねじ軸2には、1条の軸軌道溝3が形成されている。
4はボールねじ装置1のナットであり、合金鋼等の鋼材で製作された円筒状部材であって、その内周面には軸軌道溝3と対向する略半円弧形状のナット軌道溝5が軸軌道溝3と同じリードで形成されている。
また、ナット4の外周部の一方の端部にはフランジ部6が設けられ、フランジ部6に設けたボルト穴6aにより図示しない機械装置の移動台にボルト等で固定される。
7はボールとしての鋼球であり、合金鋼等の鋼材等で製作された球体であって、対向配置された軸軌道溝3とナット軌道溝5とにより形成される負荷路に複数装填されてねじ軸2とナット4を螺合させる。
8は戻り路であり、ナット4の側壁の厚肉部4aに形成された鋼球7を循環させるための鋼球7の直径より大きい直径を有し、ナット4の厚肉部4aを軸方向に貫通する貫通穴であって、ナット4に形成されたナット軌道溝5の条数(本実施例では1条)に対応して設けられている。
10はエンドデフレクタであり、金属材料や樹脂材料等で製作され、ナット4の厚肉部4aに形成された戻り路8の軸方向の両方の端部に形成された嵌着穴11に嵌め込まれて取付けられ、そのナット4側には対向配置されたナット軌道溝5と軸軌道溝3とにより形成される負荷路とナット4の戻り路8とをそれぞれ接続する湾曲した通路である方向転換路12が形成されている。
図2、図3において、13はタング部であり、エンドデフレクタ10のねじ軸2側に形成された軸軌道溝3の捩れ方向に沿って遊嵌する円弧状断面を有する突起であって、そこに位置する方向転換路12の端部12aが、軸軌道溝3から鋼球7を掬上げる掬上げ面として機能する。
上記の負荷路の両端部はエンドデフレクタ10の方向転換路12とナット4の戻り路8とにより形成される連結路により連結されて循環路が形成され、この循環路には複数の鋼球7と所定の量のグリースが封入され、負荷路を転動した鋼球7がタング部13により連結路に掬上げられながら循環路を循環し、ねじ軸2を回転させることによって鋼球7が循環路を循環しながらナット4を軸方向に移動させる。
図4において、15は上記のボールねじ装置1の組立装置であり、循環路に鋼球7を装填するための組立装置である。
16は仮軸であり、ナット4への鋼球7の装填時にねじ軸2の替わりにナット4の内径側に挿入する棒状部材であって、段付軸として形成された基軸17の大径軸17aの端部に形成された嵌合穴18をシャフト19の端部の突起軸部20に嵌合させ、そこに設けられた切欠き部をセットビスにより押圧して固定される。
図5、図6において、21は外筒であり、その軸芯に沿って段付穴が形成された円筒状部材であって、その小径穴21bが基軸17の小径軸17bにシャフト19側の端部で嵌合し、組立対象となるナット4のBCD(Ball Center Diameter)より鋼球7の直径分小さい内周円、つまりナット軌道溝5に装填された鋼球7の内接円の直径から所定の隙間代、例えば0.03〜0.05mmを減じた外径を有している。
22は円環状弾性体であり、天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で形成された円環状部材であって、その内周面は基軸17の小径軸17bに嵌合し、突出部材としての円柱体23の中心側に配置されている。
円柱体23は、樹脂材料や金属材料等の円環状弾性体22より硬い材料で形成され、図6に示すように外筒21の大径穴21aの側壁に軸方向に沿って複数穿孔された挿入穴24に挿入され、その外周面の一の部位が円環状弾性体22の外周面により押圧されたときに、その押圧部の直径方向の反対側が外筒21の外周面から突出するように形成されている。
外筒21の挿入穴24の直径は、外筒21の大径穴21aの側壁の厚さより大きい直径に形成され、外筒21の外周面へのスリット状の開口(外周面開口部25という。)と大径穴21aの円周面へのスリット状の開口が形成される位置に穿孔される。本実施例では挿入穴24は、外筒21の円周方向に4箇所等配に形成されている。
また、外周面開口部25の図6に示す幅Wは、円柱体23の外周面が接触したときに円柱体23の外周面の外筒21の外周面からの突出部の先端の突出量Sがナット軌道溝5に装填された鋼球7の内接円の半径方向の外側に所定の押圧代が得られる幅に設定される。
上記の円柱体23の外径は、円柱体23が前記の突出量Sで突出したときに、少なくとの大径穴21aの円周面に接する直径に形成され、その軸方向の長さは、ナット軌道溝5の1リード分の長さより長く、戻り路8の両端部に取付けられたエンドデフレクタ10のタング部13の中心間距離から鋼球7の直径を減じた長さより短く、かつ挿入穴24の深さより短く形成される。
上記の円環状弾性体22の外周面は、挿入穴24に挿入された円柱体23の外周面を外筒21の外周面の直径に内接させたときに、自由状態において大径穴21a側に突出した円柱体23の外周面に接する直径に形成されている。
本実施例の押圧機構は、挿入穴24に仮軸16の半径方向に移動可能に保持された円柱体23と、円柱体23を弾性により押圧して挿入穴24の外周面開口部25から半径方向に出没可能に支持する円環状弾性体22とにより形成される。
27は調整間座であり、金属材料等で形成された円環上部材であって、その内周面は基軸17の小径軸17bに嵌合し、その外周面は外筒21の大径穴21aの直径より小さい直径に形成されている。
また、調整間座27は、円環状弾性体22を一つずつ挟むように配置され、複数の調整間座27の間に自由状態の円環状弾性体22を挟んで積み重ねたときに、これらの全長が外筒21の小径穴21bから突出する基軸17の小径軸17bの軸方向の長さより長くなるように調整間座27の厚さを選定して組合される。
30は蓋体であり、シャフト19側に向かって拡大する仮軸16の傾斜面としての円錐面31を有し、外径が外筒21の外径と同等の直径に形成された鍔部32と、円錐面31の小径側に形成された円柱状のボス部33と、ボス部33の軸芯に沿って形成されたボルト34を挿通する貫通穴であるボルト穴35と、鍔部32の円錐面31の反対側の軸直交方向の平面である締付面36と、締付面36の中心部に形成された基軸17の小径軸17bの端部のガイド穴37に遊嵌するガイド突起38等が形成されている。
なお、鍔部32設ける傾斜面は前記に限らず、複数の傾斜面を多角的に形成した傾斜面であってもよく、円錐面と多角的な傾斜面の組合せであってもよい。
本実施例の仮軸16は、上記の基軸17、外筒21、円環状弾性体22、円柱体23、調整間座27、蓋体30等で構成された組立体として形成される。
図4において、40はナット受台であり、合金鋼等の鋼材で製作され、組立対象となるナット4を縦方向に設置してその外周面を嵌合する設置穴40aが設けられた円筒状部材であって、設置穴40aの反対側の端部に形成された嵌合穴40bをスライダ41の端部の取付部41aに嵌合させて取付けられる。
また、ナット受台40の設置穴40aには、その内周面に半径方向に突出するボールプランジャ42が設けられており、その先端がナット4の外周面を押圧してナット4とナット受台40とを固定する。
43はサポートブロックであり、合金鋼等の鋼材で製作された円筒状部材であって、その外周面が、スライダ41の内周面と遊嵌してスライダ41をシャフト19に対して軸方向に往復移動可能に支持している。
スライダ41は、ナット受台40の取付部41aの反対側の端部に図示しない軸方向の位置決め機構が設けられており、ナット受台40をサポートブロック43に対して昇降自在に支持している。
44は玉軸受等の転がり軸受であり、内輪がシャフト19に嵌合し、外輪がサポートブロック43の内周面に嵌合して固定されており、シャフト19をサポートブロック43に対して回転自在に支持している。
45はシール体であり、天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で製作された円環状部材であって、その外周面がサポートブロック43に嵌合して固定され、その内周面に設けられたリップ部がシャフト19の外周面に摺接して接触式シールとして機能する。
50はボール挿入冶具であり、ナット4の内周面の直径から所定の隙間代を減じた外径を有する挿入部51が形成されており、挿入部51の端面には仮軸16の先端部の蓋体30に形成された円錐面31に対向し、円錐面31と同様の円錐面を有する円錐状凹部51aが形成されると共に、ボール挿入冶具50を軸方向に貫通してその上面50aから円錐状凹部51aに達するボール導入穴52が形成されている。
ボール挿入冶具50の挿入部51には、仮軸16の蓋体30のボス部33を避けるための逃げ穴53が形成され、その外周面には、図7、図8に示すように、エンドデフレクタ10のナット4の内周面からの突起部であるタング部13に嵌合してボール導入穴52とナット4に取付けられたエンドデフレクタ10との角度位置を決定するための位置決め溝54が形成されており、そのボール導入穴52側の円弧部がナット4に装填されエンドデフレクタ10の方向転換路12からナット軌道溝5に戻ろうとする鋼球7を係止する係止部55として機能する。
また、ボール挿入冶具50の挿入部51のボール導入穴52の開口部には、位置決め溝54の円周方向の反対側に、ボール導入穴52に投入された鋼球7をナット軌道溝5に導く斜面である案内面56が形成されている。
上記の各部品を組込んでボールねじ装置1の組立装置15とするときは、基軸17の小径軸17bに外筒21の小径穴21bを差込んで取付け、小径軸17bに内周面を嵌合させた調整間座27および円環状弾性体22を交互に差込んで積み重ね、外筒21の挿入穴24にそれぞれ円柱体23を挿入し、基軸17の小径軸17bのガイド穴37に蓋体30のガイド突起38を遊嵌させ、ボルト34により蓋体30を基軸17に締結して仮軸16を組立てる。
このとき、蓋体30の締付面36が、予め設定された長さに積み重ねられた調整間座27と円環状弾性体22の長さが小径軸17bの軸方向長さより長くなっている最上位の調整間座27を押込み、調整間座27の間に配置されている円環状弾性体22を軸方向に押圧し、円環状弾性体22がその弾性により半径方向に膨らんで円柱体23を半径方向に押出し、仮軸16の外筒21の外周面から円柱体23の外周面を突出させる。
次いで、サポートブロック43の内周面に転がり軸受44とシール体45とを嵌合させて組付け、シャフト19をシール体45に挿通させ、転がり軸受44の内輪にシャフト19を嵌合させて組付け、サポートブロック43の外周面にスライダ41の内周面を遊嵌させ、図示しない位置決め機構に支持させる。
そして、仮軸16の嵌合穴18にシャフト19の突起軸部20を挿入してセットビスにより締付けて固定し、ナット受台40の貫通穴16bに仮軸16を挿通させ、ナット受台40の嵌合穴40bをスライダ41の取付部41aに挿入して組立装置15を組立てる。
このようにして組立てたボールねじ装置1の組立装置15のナット受台40の設置穴40aに、組立対象となるナット4の内径側を仮軸16に挿通しながらナット4を縦方向にして挿入し、設置穴40aのボールプランジャ42の先端で押圧して設置し、スライダ41を図示しない位置決め機構により昇降して仮軸16の蓋体30の円錐面31と鍔部32の外周面との角部(肩部39という。)を、ナット4の縦方向に設置されている戻り路8の上方の端部に嵌着されているエンドデフレクタ10の方向転換路12のナット軌道溝5への開口部の下部付近に位置させる。
そして、ボール挿入冶具50の挿入部51をナット4の内径側に、その位置決め溝54をエンドデフレクタ10のタング部13に嵌合させながら挿入し、円錐状凹部51aを仮軸16の円錐面31上に載置し、ボール挿入冶具50のボール導入穴52に一つの循環路に装填する所定数の鋼球7を計数皿等を用いて投入する。
ボール導入穴52に投入された鋼球7は、ボール導入穴52の開口から仮軸16の円錐面31上に投入され、図9に示すようにボール挿入冶具50の案内面56に案内されて円錐面31を転がって仮軸16の肩部39に達し、転がり軸受44に支持されたシャフト19により仮軸16を図10に示す矢印C方向に回転させると、鋼球7が自重により仮軸16の外筒21の外周面とナット4のナット軌道溝5との間に送り込まれる。
ナット軌道溝5に送り込まれた鋼球7は、図10に示すように外筒21の外周面から突出した円柱体23の円環状弾性体22の弾性による押圧力により押圧されながらナット軌道溝5移動し、下方のエンドデフレクタ10のタング部13で掬上げられ、方向転換路12から戻り路8へ送りこまれる。
このとき、円柱体23の押圧による摩擦力で下方のエンドデフレクタ10の近傍のナット軌道溝5を移動する鋼球7が押されながら移動するので、縦配置となっている戻り路8の鋼球7が下方から押し上げられて上方の方向転換路12に達し、図9に示すように先頭の鋼球7がボール挿入冶具50の位置決め溝54の係止部55に当接して停止する。
このようにして、鋼球7が順に戻り路8とその両端部の方向転換路12からなる連結路に装填され、鋼球7がナット4のナット軌道溝5に整列し、ボール導入穴52に投入された所定数の鋼球7が循環路に装填される。
この場合に、鋼球7が連結路の全てに装填され、ナット軌道溝5に停止している鋼球7を押圧機構の円柱体23の先端が押圧したとしても、円柱体23は円環状弾性体22の弾性により外筒21の外周面から半径方向に出没可能に構成されているので、鋼球7に損傷を与えることはなく円柱体23を乗り越えさせることができる他、仮軸16のC方向への回転に支障が生ずることもない。
このようにして、ナット4の循環路に鋼球7が装填されると、ボール挿入冶具50を取外し、図示しないスリーブを仮軸16の円錐面31に嵌合させ、スリーブを押込みながらナット4を引き上げてナット4をスリーブに移し、スリーブに替えて所定のねじ軸2を螺合させてボールねじ装置1を組立てる。
このように、本実施例では、ナット軌道溝5に送り込まれた鋼球7を押圧機構の円柱体23の突出した先端により押しながら円滑に移動させるので、玉詰まりが生ずることはなく、縦配置にされたナット4の下方から縦配置の連結路に鋼球7を容易に送りこむことができる。
また、ボール挿入冶具50の案内面56と仮軸16の円錐面31に案内されて仮軸16の肩部39に達した鋼球7を、仮軸16を回転させてナット軌道溝5に送り込むので、鋼球7をナット軌道溝5に円滑に送り込むことができる。
更に、ボール挿入冶具50の挿入部51に係止部55を有する位置決め溝54を設けてあるので、ナット4とボール導入穴52の位置合せを容易に行うことができると共に、係止部55により連結路に装填された鋼球7を上方で停止させるので、一旦連結路に装填された鋼球7が再びナット軌道溝5に混入することはない。
更に、ナット受台40に設置したナット4のタング部13に位置決め溝54を嵌合させ、ボール導入穴52に所定数の鋼球7を投入して仮軸16を回転させるだけで、ナット4の軸方向に沿った連結路を有するナット4に鋼球7を容易に装填することができ、鋼球装填の作業時間の短縮を図ることができる。
以上説明したように、本実施例では、ボールねじ装置の組立装置のサポートブロックに昇降自在に支持されたナット受台に、ナットを縦方向に設置し、ナットの内径側にサポートブロックに回転自在に支持された仮軸を挿入し、仮軸の先端部に形成された円錐面に投入された所定数のボールを肩部からナット軌道溝に送り込み、押圧機構の円環状弾性体の弾性により仮軸の外周面から半径方向に突出する円柱体の先端でナット軌道溝に送り込まれた鋼球を押圧するようにしたことによって、仮軸を回転させてナット軌道溝に送り込まれた鋼球を押圧機構の突出した円柱体の先端により押しながら移動させることができ、縦配置にされたナットの連結路に下方から鋼球を円滑に送りこむことが可能になり、玉詰まりを防止することができると共に、突出した円柱体の先端が円環状弾性体の弾性により仮軸の外周面から半径方向に出没可能に構成されているので、ナット軌道溝に停止している鋼球を突出した円柱体の先端が容易に乗り越えることができ、鋼球への損傷を防止することができる。
なお、本実施例においては、仮軸を組立てるときに、積み重ねられた調整間座と円環状弾性体の長さを予め設定されたの長さにして蓋体の締付面により最上位の調整間座を押込んで円環状弾性体の弾性により円柱体を半径方向に突出させるとして説明したが、上記の要領で予め仮軸を仮組立しておき、組立対象のナットに仮に鋼球を装填してシャフトの回転トルクの軽重等により、最上位の調整間座の厚さを変更して円柱体の押圧力を調整するようにしてもよい。
また、挿入穴は、外筒の円周方向に4箇所等配に形成するとして説明したが、挿入穴の数は前記に限らず、2箇所以上であればいくつであってもよい。
図11は実施例2のボールねじ装置の組立装置を示す断面図、図12は実施例2の仮軸の部分断面を示す説明図である。
なお、上記各実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例のボールねじ装置1は、実施例1と同様のデフレクタ式のボールねじ装置であるが、ナット4の内周面の直径が比較的小さく、そのボールとしての鋼球7の直径も比較的小さく形成されている。
図11において、61は上記のボールねじ装置1の組立装置であり、比較的小さいナット4の循環路に鋼球7を装填するための組立装置である。
62は仮軸であり、合金鋼等の鋼材で製作されたナット4への鋼球7の装填時にねじ軸2の替わりにナット4の内径側に挿入する棒状部材であって、実施例1の外筒21と同様に組立対象となるナット4のBCDより鋼球7の直径分小さい内周円の直径から所定の隙間代を減じた外径を有している。
また、仮軸62の先端部には、実施例1と同様に傾斜面として円錐面31とボス部33が設けられ、その反対側の固定端63がシャフト19の端部の嵌合穴64に嵌合し、固定端63に設けられた切欠き部をセットビスにより押圧して固定される。
66は板状弾性体であり、天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で形成された板状部材であって、その厚さに所定の締め代を減じた幅を有し、仮軸62を直径方向に貫通するスリット67に板状弾性体66の弾性により嵌合している。
板状弾性体66の仮軸62の直径方向の長さは、図12に示すようにその両側の先端の突出量Sがナット軌道溝5に装填された鋼球7の内接円の半径方向の外側に所定の押圧代が得られる長さに設定され、その軸方向の長さは、ナット軌道溝5の1リード分の長さより長く、戻り路8の両端部に取付けられたエンドデフレクタ10のタング部13の中心間距離から鋼球7の直径を減じた長さより短く形成され、かつスリット67の軸方向の長さより短く形成される。
本実施例の押圧機構は、弾性によりスリット67に仮軸62の半径方向に移動可能に保持されると共に、仮軸62の外周面から突出した両側の先端が弾性によりスリット67の開口から半径方向に出没可能に構成された板状弾性体66により形成される。
69はナット受台であり、合金鋼等の鋼材で製作され、組立対象となるナット4を縦方向に設置してその外周面を嵌合する設置穴69aが設けられた円環状部材であって、設置穴69aの反対側の端部に形成された嵌合部69bをスライダ70の端部の取付穴70aに遊嵌させて取付けられる。
また、スライダ70の端部の取付穴70aの内周面には、その半径方向に突出するボールプランジャ42が設けられており、その先端がナット受台69の嵌合部69bの外周面を押圧してスライダ70とナット受台69とを固定する。
更に、ナット受台69の設置穴69aにもその内周面に半径方向に突出するボールプランジャ42が設けられており、その先端がナット4の外周面を押圧してナット4とナット受台69とを固定する。
スライダ70は、その内周面がサポートブロック43の外周面に遊嵌してシャフト19に対して軸方向に往復移動可能に支持されており、ナット受台69の取付穴70aの反対側の端部に設けられた図示しない軸方向の位置決め機構によりナット受台69をサポートブロック43に対して昇降自在に支持している。
また、シャフト19は、実施例1と同様に転がり軸受44によりサポートブロック43に対して回転自在に支持されている。
本実施例のボール挿入冶具50、実施例1ボール挿入冶具と同様の構成を有しているが、小型のナット4の内周面の直径に適合するように全体が小型化されている。
上記の各部品を組込んでボールねじ装置1の組立装置61とするときは、サポートブロック43の内周面に転がり軸受44とシール体45とを嵌合させて組付け、シャフト19をシール体45に挿通させ、転がり軸受44の内輪にシャフト19を嵌合させ組付け、サポートブロック43の外周面にスライダ70の内周面を遊嵌させ、図示しない位置決め機構に支持させる。
そして、仮軸62の固定端63をシャフト19の嵌合穴64に挿入してセットビスにより締付けて固定し、ナット受台69の内径側に仮軸62を挿通させ、ナット受台69の嵌合部69bをスライダ70の取付穴70aに挿入し、そのボールプランジャ42の先端でナット受台69の嵌合部69bの外周面を押圧して組立装置61を組立てる。
このようにして組立てたボールねじ装置1の組立装置61のナット受台69の設置穴69aに、組立対象となるナット4の内径側を仮軸62に挿通しながらナット4を縦方向にして挿入し、設置穴69aのボールプランジャ42の先端で押圧して設置し、スライダ70を図示しない位置決め機構により昇降して仮軸62の円錐面31の肩部39を、ナット4の縦方向に設置されている戻り路8の上方の端部に嵌着されているエンドデフレクタ10の方向転換路12のナット軌道溝5への開口部の下部付近に位置させる。
そして、ボール挿入冶具50の挿入部51をナット4の内径側に、その位置決め溝54をエンドデフレクタ10のタング部13に嵌合させながら挿入し、円錐状凹部51aを仮軸16の円錐面31上に載置し、ボール挿入冶具50のボール導入穴52に一つの循環路に装填する所定数の鋼球7を計数皿等を用いて投入する。
ボール導入穴52に投入された鋼球7は、実施例1と同様に、ボール導入穴52の開口から仮軸62の円錐面31を転がって肩部39に達し、シャフト19により仮軸62をC方向に回転させると、鋼球7が自重により仮軸62の外周面とナット4のナット軌道溝5との間に送り込まれる。
ナット軌道溝5に送り込まれた鋼球7は、仮軸62の外周面から突出した板状弾性体66の両側の先端の弾性による押圧力により押圧されながらナット軌道溝5移動し、下方のエンドデフレクタ10のタング部13で掬上げられ、方向転換路12から戻り路8へ送りこまれる。
このとき、板状弾性体66の突出した先端の押圧による摩擦力で下方のエンドデフレクタ10の近傍のナット軌道溝5を移動する鋼球7が押されながら移動するので、実施例1と同様に縦配置の戻り路8の下方から押し上げられて上方の方向転換路12に達した先頭の鋼球7がボール挿入冶具50の位置決め溝54の係止部55に当接して停止する。
このようにして、鋼球7が順に戻り路8とその両端部の方向転換路12からなる連結路に装填され、鋼球7がナット4のナット軌道溝5に整列し、ボール導入穴52に投入された所定数の鋼球7が循環路に装填される。
この場合に、鋼球7が連結路の全てに装填され、ナット軌道溝5に停止している鋼球7を押圧機構の板状弾性体66の先端が押圧したとしても、その突出した先端が板状弾性体66の弾性により仮軸62の外周面から半径方向に出没可能に構成されているので、鋼球7に損傷を与えることはなく板状弾性体66の先端を乗り越えさせることができる他、仮軸62の回転に支障が生ずることもない。
このようにして、ナット4の循環路に鋼球7が装填されると、ボール挿入冶具50を取外し、図示しないスリーブを仮軸62の円錐面31に嵌合させ、スリーブを押込みながらナット4を引き上げてナット4をスリーブに移し、スリーブに替えて所定のねじ軸2を螺合させてボールねじ装置1を組立てる。
このように、本実施例では、ナット軌道溝5に送り込まれた鋼球7を押圧機構の板状弾性体66の突出した先端により押しながら円滑に移動させるので、玉詰まりが生ずることはなく、縦配置にされたナット4の下方から縦配置の連結路に鋼球7を容易に送りこむことができる。
その他のボール挿入冶具50の案内面56や位置決め溝54等の作用は、上記実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
以上説明したように、本実施例では、ボールねじ装置の組立装置のサポートブロックに昇降自在に支持されたナット受台に、ナットを縦方向に設置し、ナットの内径側にサポートブロックに回転自在に支持された仮軸を挿入し、仮軸の先端部に形成された円錐面に投入された所定数のボールを肩部からナット軌道溝に送り込み、板状弾性体の弾性により仮軸の外周面から半径方向に突出する押圧機構の板状弾性体の先端でナット軌道溝に送り込まれた鋼球を押圧するようにしたことによっても、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施例の組立装置においては、鋼球の自重により鋼球をナット軌道溝に送りこむとして説明したが、仮軸の円錐面の肩部からボールをナット軌道溝に送りこむときに、円錐面の肩部とナットの内周面との間の隙間に負圧を供給するようにしてもよい。この場合にスライダの側壁に吸引口を開口し、そのスライダの内周面およびナット受台、仮軸、シャフト、サポートブロック、シール体で仕切られた空間を負圧室として機能させるとよい。
このようにすれば、負圧により吸引されたボールが、仮軸の回転に伴う肩部との摩擦力により円滑にナット軌道溝に送り込まれ、循環路に装填する鋼球が小径であってその自重が軽い場合であっても玉詰まりを防止することができる。
また、上記各実施例においては、縦配置の連結路を有するボールねじ装置はデフレクタ式であるとして説明したが、縦配置の連結路を有するボールねじ装置は前記に限らず、エンドキャップ式のボールねじ装置であってもよい。この場合においても縦配置の連結路に鋼球を円滑に送りこむことができ、上記各実施例と同様の効果を得ることができる。
更に、コマ式の連結路を有するボールねじ装置に、本発明を適用すれば、押圧機構の突出した先端により押しながら鋼球を移動させることができるので、ナット軌道溝のリードが小さい場合においても循環路にボールを円滑に装填することができる。
更に、上記各実施例においては、ナット軌道溝は1条のであるとして説明したが、多条のナット軌道溝の場合も同様である。この場合にボール挿入冶具のボール導入穴をその条数に合せて複数設けるようにするとよい。このようにすれば多条のナット軌道溝を有するナットへの鋼球の装填を同時に行うことが可能になり、多条のナットへの鋼球装填の作業時間の短縮を図ることができる。
更に、上記各実施例においては、ボールは鋼球であるとして説明したが、ボールは前記に限らず、セラミック材料や樹脂材料で形成したボールであってもよい。
更に、上記各実施例においては、ナットに鋼球を介してねじ軸を螺合させるときに、一旦ナットをスリーブに移した後に、ナットをねじ軸に螺合させるとして説明したが、ねじ軸の軸端形状に合わせて仮軸の円錐状突起やC面取を形成してナット回転させながらねじ軸に直接螺合させるようにしてもよい。これによりボールねじ装置の組立効率を向上させることができる。
更に、上記各実施例においては、ボールねじ装置のねじ軸を回転させてナットを軸方向に移動させるとして説明したが、ナットを回転させてねじ軸を軸方向に移動させる形式のボールねじ装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
実施例1のボールねじ装置の断面を示す説明図 実施例1のエンドデフレクタの取付状態を示す説明図 実施例1のエンドデフレクタのA方向矢視図 実施例1のボールねじ装置の組立装置を示す断面図 実施例1の仮軸の断面を示す説明図 図5のB−B断面を示す説明図 実施例1のボール挿入冶具の側面を示す説明図 実施例1のボール挿入冶具の下面を示す説明図 実施例1の鋼球の送り込み状態を示す説明図 実施例1の押圧機構の作動を示す説明図 実施例2のボールねじ装置の組立装置を示す断面図 実施例2の仮軸の部分断面を示す説明図
符号の説明
1 ボールねじ装置
2 ねじ軸
3 軸軌道溝
4 ナット
4a 厚肉部
5 ナット軌道溝
6 フランジ部
6a、35 ボルト穴
7 鋼球
8 戻り路
10 エンドデフレクタ
11 嵌着穴
12 方向転換路
12a 端部
13 タング部
15、61 組立装置
16、62 仮軸
17 基軸
17a 大径軸
17b 小径軸
18、40b、64 嵌合穴
19 シャフト
20 突起軸部
21 外筒
21a 大径穴
21b 小径穴
22 円環状弾性体
23 円柱体
24 挿入穴
25 外周面開口部
27 調整間座
30 蓋体
31 円錐面
32 鍔部
33 ボス部
34 ボルト
36 締付面
37 ガイド穴
38 ガイド突起
39 肩部
40、69 ナット受台
40a、69a 設置穴
41、70 スライダ
41a 取付部
42 ボールプランジャ
43 サポートブロック
44 転がり軸受
45 シール体
50 ボール挿入冶具
50a 上面
51 挿入部
51a 円錐状凹部
52 ボール導入穴
54 位置決め溝
55 係止部
56 案内面
63 固定端
66 板状弾性体
67 スリット
69b 嵌合部
70a 取付穴

Claims (5)

  1. 外周面に螺旋状の軸軌道溝を形成したねじ軸と、内周面に前記軸軌道溝に対向するナット軌道溝を形成した円筒状のナットと、前記ナット軌道溝を連結する連結路と、前記軸軌道溝とナット軌道溝と連結路とで構成される循環路を循環する複数のボールとを備えたボールねじ装置の組立装置において、
    サポートブロックと、前記ナットを縦方向に設置し、該ナットを前記サポートブロックに対して昇降自在に支持するナット受台と、該ナット受台に設置されたナットの内径側に挿入され、前記サポートブロックに回転自在に支持された仮軸と、該仮軸の先端部に形成され、投入された前記循環路に装填する数のボールを前記ナット軌道溝に導く傾斜面と、前記仮軸の半径方向に弾性を有し、前記仮軸の外周面から突出する先端が、前記ナット軌道溝に送り込まれたボールを押圧する押圧機構とを備えたことを特徴とするボールねじ装置。
  2. 請求項1において、
    前記押圧機構が、前記仮軸の外周面から突出する突出部材と、該突出部材を押圧し、前記仮軸の中心側に配置された円環状弾性体とで形成されていることを特徴とするボールねじ装置の組立装置。
  3. 請求項1において、
    前記押圧機構が、前記仮軸を直径方向に貫通するスリットに嵌合し、両端が該仮軸の外周面から突出する板状弾性体で形成されていることを特徴とするボールねじ装置の組立装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記ナットが、該ナットの軸方向に沿った連結路を有することを特徴とするボールねじ装置の組立装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のボールねじ装置の組立装置を用い、
    前記仮軸の傾斜面に投入された前記循環路に装填する所定の数のボールを、前記仮軸を回転させて、記押圧機構と前記ナット軌道溝に送りこまれたボールとの摩擦力により、前記連結路に送り込むことを特徴とするボールねじ装置の組立方法。
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