JP2007136455A - 遠心機カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】混合物3を固体ケーク4及び液相5に分離する遠心機2の遠心機カートリッジ1を提供すること。
【解決手段】遠心機カートリッジ1は、設置状態で遠心機2の回転軸6を中心に回転自在に支持される。遠心機カートリッジ1は遠心機2内に、特に遠心機2の遠心機ドラム21内に着脱式に設置される。
【選択図】図1a

Description

本発明は遠心機カートリッジに、特に請求項1及び13の前文による遠心機カートリッジを有する遠心機に関する。
非常に様々な実施例の遠心機が普及し、湿潤な物質又は湿潤な物質の混合物を除湿するために非常に様々な分野で使用されている。したがって例えばスクレーパ遠心機などの不連続的に作動する遠心機は、非常に純粋な薬品の除湿に使用することが好ましく、連続的に作動するプッシャ遠心機は、特に大量の固体と液体の混合物を連続的に分離すべき場合に使用することが有利である。また、非常に様々な実施例の市場にあり、非常に様々な目的に使用されるいわゆる傾瀉遠心機が、商業的に非常に重要である。例えばWerner H.Stahl教授による小論「Industriezentrifugen」[産業用遠心機](DrM Press、2004)は、産業用遠心機の分野で先行技術に関する優れた概観を提供している。
すべての遠心機は、例えば懸濁液又は湿潤塩又は塩混合物などの固体と液体の混合物を、例えば入口管を通し、混合物分配器を介して、例えば液相は能動的遠心力によりフィルタ・スクリーンを通して分離され、固体ケークはドラム壁の内部に沈殿するようにフィルタ・スクリーンとして設計することができる高速回転ドラムへと供給するという共通の特徴を共有する。
別の重要な基本的原理は、既に言及した傾瀉遠心機で実現され、これは単純に「傾瀉器」と呼ばれることが多い。傾瀉遠心機の回転体は、円筒形部分及び円錐形部分がある完全ジャケット・ドラム、及びその中に支持されたウォーム要素で構成される。両方とも高い回転速度で回転し、ウォームがドラムに対して比較的低い回転差を有する。この回転差は、沈殿した固体を完全ジャケット・ドラムから移送する働きをする。固体は、密度が高い方の固体と密度が低い方の液体との密度差により、ドラムの内壁に沈殿する。清澄な懸濁液が、ウォーム羽根によって形成された通路内でこの上を、ドラムの最後にある傾瀉堰とも呼ばれる溢れ堰の方向に螺旋状に流れ、周囲の液体ハウジング内へと傾瀉する。
「分離器」の用語に含まれるタイプの遠心機である管状遠心機は、概して垂直に吊り下げられ、実質的に直径が小さいドラムで構成される。直径が小さくても、比較的大きい固体のボリューム及び大きい同等の清澄区域を獲得するために、管状ドラムの軸方向の範囲は概して、その直径の倍数になる。つまり、これらのドラムは大きい細長比を有する。遠心機の液体、つまり分離すべき混合物は通常、下から自由噴流でドラムに入る。邪魔板が液体噴流を中断し、半径方向に立つ板が噴流生成物をドラムの角速度にする。分離された液体は、表面流動でドラムの上端へと流れ、ここで溢れ堰を介して出る。最大量の固体ケークがドラムに沈殿したら、管状遠心機を停止し、固体ケークを取り出す。
使用されるタイプに応じて、最大毎分2,000回転、最大毎分10,000回転、又は最大毎分20,000回転まで、及びそれ以上さえも、ドラムの直径、遠心分離すべき物質などに応じて達成することは、現代のヘビーデューティの遠心機では問題がない。概して、このプロセスではドラムの直径が大きい方が、発生する強力な遠心力により、ドラムの最大回転数を小さくする。ドラムの回転数、単位時間毎に供給される混合物の量、又はドラム直径及び/又は使用される遠心機のタイプなどの動作パラメータは、除湿すべき物質自体、液体の内容などにも当然依存する。したがって、固体放出の手順は一般的に、非常に様々な理由でこのタイプの遠心機では満足いかないことが明白である。
どのタイプの遠心機も非常に固有の利点及び欠点を有し、どのタイプの遠心機も非常に固有の作業に合わせて最適化され、他の作業にはそれほど適切ではないという事実とは別に、すべてのタイプの遠心機に、特に非常に純粋な薬剤、化粧品又は化学製品の処理のように特に敏感な物質の処理には、必要とされる衛生基準を遵守するために、遠心機による除湿プロセスの終了後に複雑且つ費用がかかる方法で遠心機を繰り返し洗浄しなければならないという一般的問題がよくあり、これは非常に複雑である、つまり特に時間もかかり、したがって費用がかかる。
これは特に、様々な物質、特に非常に純粋で高度に敏感な物質を順番に遠心分離して、除湿し、順番に遠心分離した物質の汚染、又は混合さえ生じることができないようにする場合に問題になる。
さらなる問題は、多少顕著に研磨性の懸濁液、又は例えば物理的及び/又は化学的に刺激性の懸濁液の処理の結果生じることがある。遠心機ドラムは概して、このタイプの刺激性懸濁液によって攻撃を受け、損傷することがある非常に高品質の材料から作製される。この結果、一般的に高品質の遠心機ドラムで複雑且つ費用がかかる修理作業をすることになり、最悪の場合には完全に交換しなければならないことさえある。
本質的にまだ解決されていない別の問題は、いわゆる「牽引」であり、これは特に管状遠心機及び傾瀉器などの分離器で知られているが、それだけではない。これは、分離すべき混合物の供給速度が変化しない状態で、遠心機のドラム内壁における固体ケークの体積厚さが増加する動作状態では、既に沈殿した固体ケーク上で分離すべき混合物の流速が、ますます速くなるように理解される。その結果、傾瀉遠心機でそれ自体知られている方法でドラムの端部にある例えば傾瀉堰を介して遠心機のドラムから排出される液体の流れが、沈殿すべき材料をますます多く伴い、したがってこれが固体ケークとして沈殿できる前にドラムから排出してしまう。このような前述した「牽引」の効果の結果、遠心機のスイッチを実際にはわずか約60%という遠心機ドラムの充填率で早めに切らねばならない。混合物の沈降の効率が法外なレベルまで低下しているからである。この状態には、特定の場合で60%未満の充填率で既に到達することもあり、60%は例えば生物工学的生成物にとって特徴的な値である。
したがって、先行技術から知られているこれらの欠点をほぼ克服した装置を提供することが、本発明の目的である。
これらの目的を満足する本発明の主題は、独立請求項1及び13の特徴によって特徴付けられる。
独立従属項は特に本発明の有利な実施例に関する。
したがって、本発明は混合物を固体ケークと液相に分離するための遠心機の遠心機カートリッジに関し、遠心機カートリッジは、設置した状態で遠心機の回転軸を中心に回転自在に支持される。遠心機カートリッジは、遠心機に、特に遠心機の遠心機ドラムに着脱式に設置することができる。
まず、遠心機に着脱式に接続することができる、つまり例えばそれ自体知られている遠心機の遠心機ドラムに着脱式に設置することができる遠心機カートリッジを提供することが、本発明の本質的な特徴である。つまり、遠心機カートリッジは、遠心機の回転体又はドラムにしっかり接続されず、着脱式である独立した構成要素である。本発明による遠心機カートリッジは、遠心機の回転体及び/又は遠心機ドラムに着脱式に接続可能であるので、遠心機カートリッジは一般的に、事実上知られているすべてのタイプの遠心機に設置するのに適切である。つまり、分離器、特に管状遠心機ばかりでなく、スクレーパ遠心機、傾瀉遠心機、滑動遠心機又は振動遠心機など、垂直又は水平に支持された遠心機か、連続的又は不連続的に動作する遠心機かに関係なく、本発明による遠心機カートリッジを設置できるので有利である。プッシャ遠心機でさえ、例えばプッシャ・ベース又は他の押し装置の停止又は取り外し後に、本発明の遠心機カートリッジを、特定の場合に非常に特定の用途に使用できるので有益である。
概して、遠心機のタイプに応じて、遠心機カートリッジを設置する前に様々な改造又は変換を実行しなければならないことが理解される。したがって例えば、スクレーパ遠心機では、スクレーパ遠心機を本発明による遠心機カートリッジで確実に操作できるように、このスクレーパの機構を外すか、作動しないようにするか、少なくとも遠心機カートリッジに合わせなければならない。前述したタイプの遠心機の大部分には同様の方法で多少同じことが当てはまり、対応する遠心機又はその回転体又はドラムに必要な改造又は変換作業は、当然異なる。
本発明の遠心機カートリッジは、管状遠心機に設置できることが特に有利である。というのは、この場合は必要な変換作業又は改造が、スクレーパ遠心機のような他の遠心機と比較して、最も複雑でなく、費用がかからないからである。
しかし、遠心機カートリッジは、別の理由で管状遠心機以外にも使用可能であるので、特に有利である。
そのために、本発明による遠心機カートリッジのさらなる極めて重要な利点を、すべてのタイプの遠心機の代表として管状遠心機の例示により、以下で示す。以前には満足がいかない程度でしか解決されていない問題、特に管状遠心機の問題であるが、それだけではないのは、固体の抽出である。いわゆる「カー遠心機」は、特定の制限内で自動的な固体の抽出を明らかに可能にするが、ここでは、前述の衛生基準を遵守するために、特に高度な衛生的要求を受ける非常に純粋な薬剤、化粧品又は化学製品のように、特に敏感な物質を処理すべき場合には、遠心機の生成物の除湿プロセス終了時に、時間及び費用がかかる方法で遠心機を常に再び洗浄しなければならないこともあり、これは非常に複雑である、つまり時間もかかり、したがって極めて費用がかかる。また、遠心機の区間に供給した保存容器を関連付けることも、明らかに可能ではない(キーワードは「バッチ識別」)。
これらの問題はすべて、本発明による遠心機カートリッジの使用によって解消される。というのは、例えば完了した作業ステップの後、つまり遠心機カートリッジ内に配置された混合物が所定の除湿程度に到達したら、カートリッジ全体を厚くなった固体ケークとともに単に外し、次の混合物装填材料を除湿するための以降の生産ステップのために、このような遠心分離器を複雑な方法で洗浄したり、何らかの方法で準備したりする必要なく、別の遠心機カートリッジを使用することによって即座に生産プロセスを継続することができる。
したがって、順番に遠心分離した物質の汚染を恐れる必要なく、実際に遠心機又はドラム又は回転体をしばらく洗浄する必要なく、1つの同じ遠心機で完全に異なる物質でさえも、また非常に純粋で高度に敏感な物質も順番に遠心分離し、除湿することができる。
本発明による遠心機カートリッジを使用するので、多少高度に研磨性の懸濁液、又は例えば物理的及び/又は化学的に刺激性の懸濁液を処理する結果生じる問題も、優雅に単純且つ高度に効率的な方法で解決される。既に言及したように概して非常に高品質の材料で作製される遠心機ドラムは、もはやこのような刺激性懸濁液に直接接触せず、したがってもはやこれに攻撃されず、損傷を受けない。つまり、本発明による遠心機カートリッジは、「磨耗保護カートリッジ」として特に有利に使用することもできる。したがって、高品質の遠心機ドラムの時間及び費用がかかる修理作業が不必要である。本発明による遠心機カートリッジはそれ自体が、例えば質の劣る材料で作製することができ、したがって損傷した遠心機カートリッジの交換が経済面で効率的且つ正当化可能でもある。
この状況で、本発明による遠心機カートリッジの使用は、特定タイプの遠心機に限定されず、これは特に既存の遠心機パークの融通性及び経済的側面を大幅に増大させることを、ここで再び明示的に強調しておかねばならない。
本発明による遠心機カートリッジの着脱可能な設置は、遠心機カートリッジの単純な設置及び取り外しを可能にする任意の適切な方法で提供することができる。したがって、例えば遠心機に、特に遠心機ドラムに支持ボルトを設けることが可能であり、これは、本発明による遠心機カートリッジを、締結するためにさらなる締結手段を設ける必要なく、正確な嵌め合いでドラム内に位置決めし、支持ボルトで支持できるように設計され、配置構成される。代替的又は追加的に、遠心機カートリッジを遠心機内に確実且つ着脱可能な方法で設置するために、ねじ又はナットのような単純に着脱可能な固定手段、例えばちょうねじ又はちょうナット又は他の容易に着脱可能なねじ及び/又はナットも設けることができる。必須ではないが前述した支持ボルトと接続されていることが好ましい、例えば偏心リフタ、差込み結合具又はねじ接続具である着脱可能な結合器具を有する、スナップ留め締結具のような容易に着脱可能な急速締結具で、遠心機カートリッジを、遠心機又は遠心機ドラム内に設置可能にすることも可能である。前述した手段の全部又はいくつか、又は名前を挙げていないさらなる適切な手段を、遠心機自体及び遠心機カートリッジの両方に適切な方法で設けることができることが理解される。
カートリッジの交換は手動及び/又は半自動及び/又は完全自動で実行することができる。すべてのカートリッジを一緒に交換するか、個々のカートリッジを別個に交換することもできる。
結局、本発明による遠心機カートリッジを遠心機に設置する特定のタイプは、重要性が副次的なものである。遠心機カートリッジを遠心機又は遠心機ドラムに単純且つ着脱可能な方法で接続できることを確認するだけでよい。これを明確に自然に実行する方法も、本発明による遠心機カートリッジを設置すべき遠心機の特定のタイプによって決定され、当然、遠心機カートリッジでの遠心機の確実な動作が確保されるように実行しなければならない。別の点では、当業者は、特定のケースにて確実で信頼性が高く着脱可能な方法で、遠心機カートリッジを特定の遠心機内にどのように設置すべきかを知っている。
実践にとって重要な実施例では、遠心機カートリッジはサブカートリッジである。つまり、例えば管状遠心機などのそれ自体知られている遠心機の回転体又はドラム内に、少なくとも2つのサブカートリッジを設け、これは設計が同じ、又は異なってよく、その内部空間は相互に連絡するか、遠心分離プロセス中に一方のサブカートリッジから他方へと材料が移動できないように、相互から遮断されていてもよい。
当然、本発明による遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジは、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジの入れ子状構成が存在するように、この場合も1つ又は複数のサブカートリッジを含むことも可能である。
要求に応じて、一方又は他方の変形が有利なことがある。
したがって、既に最初に言及した「牽引」が、管状又は傾瀉遠心機で知られている唯一の問題ではない。これは、当業者が十分に気づいているように、分離すべき混合物の供給速度が変化しない状態で、遠心機のドラム内壁における固体ケークの体積厚さが増加する動作状態では、既に沈殿した固体ケーク上で分離すべき混合物の流速が、ますます速くなるように理解される。その結果、管状遠心機でそれ自体知られている方法でドラムの端部にある例えば傾瀉堰を介して遠心機のドラムから排出される液体の流れが、沈殿すべき材料をますます多く伴い、したがってこれが固体ケークとして沈殿できる前にドラムから排出してしまう。特定の場合、既に沈殿し、既に沈降物の表面上に沈積している固体も、高い流速によって再び引き離されることがある。
このような前述した「牽引」の効果の結果、遠心機のスイッチを実際にはわずか約60%という遠心機ドラムの充填率で早めに切らねばならない。混合物の沈降の効率が法外なレベルまで低下しているからである。この状態には、特定の場合で60%未満の充填率で既に到達することもあり、60%は例えば生物工学的生成物にとって特徴的な値である。
ここで驚くべきことに、専門家の社会では「牽引効果」とも呼ばれることが多いこの牽引の効果が、例えば1つ又は複数の傾瀉板を、図3aの実施例に関して以下でさらに詳細に説明するように、特定の間隔で回転体軸線の方向に順番に回転体又はドラムの中に配置した場合に、大幅に減少できることが判明した。
回転体の方向に順番に配置構成されたサブカートリッジを使用することは、例えば各サブカートリッジの一端又は両端面が傾瀉堰によって形成され、したがって相互に隣接して配置された2つのサブカートリッジの内部空間が、隣接する傾瀉堰の開口を介して連絡するなど、特殊な方法でこの問題に対応するのに適切である。
一方で、前述した牽引効果はこれによってほぼ完全に抑制することができ、他方で、例えば異なる粒分布などの固体ケークを2つの異なるサブカートリッジに沈殿させることができる。つまり、分離を実行できるか、異なる除湿程度又は異なるコンシステンシの固体ケークを2つの異なるサブカートリッジ内で分離できる、或いはその両方であり、したがってサブカートリッジは、遠心分離プロセスの終了後に遠心機の回転体から個々に取り出すことができ、したがって異なるコンシステンシが存在する固体ケークが、さらなる処理ステップでの必要に応じて個々のサブカートリッジ内で自動的に分離される。このプロセスで、固体ケークのコンシステンシ、特にその様々な粒分布及び/又は異なる除湿程度は、サブカートリッジの幾何学的形状及び/又は傾瀉堰として作製された端面の幾何学的形状及び/又は分離すべき混合物の供給速度及び/又は他のパラメータのような様々なパラメータを選択することによって直接設定することができる。
別の用途では、これに対して一方のサブカートリッジから別のカートリッジへと材料が移動できないように、2つの異なるサブカートリッジの内部空間を、例えば端面を閉じた端面として設計して互いから隔離することが有利であるか、必要になることさえある。これは、例えば混合してはならない異なる物質を1つの同じカートリッジ内で、1つの同じ遠心分離プロセスにて同時に処理すべき場合に、特に有利である。
したがって、既存の遠心機システムの性能範囲及び性能容量は、本発明によるサブカートリッジを使用することによって大幅に拡張し、改善することができる。
本発明による遠心機カートリッジの特定の実施例では、回転軸に対して軸方向に順番に配置構成された少なくとも2つの沈降室を遠心機カートリッジ内に設ける。少なくとも2つの沈降室は、例えば前述した実施例と同様の傾瀉堰の形態で作製することができ、したがって2つの異なる沈降室の内部空間が相互に連絡する。別の実施例では、沈降室も例えば分離板のような分離手段によって相互から分離することができ、したがって材料は遠心機カートリッジの一方の沈降室から同じ遠心機カートリッジの別の沈降室へと移動することができない。
2つ以上の接続された沈降室及び1つ又は複数の閉じた沈降室を両方とも、1つの同じ遠心機カートリッジ内に同時に設けることが可能であることが理解される。同様に、特定の用途では、沈降室及び/又は遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジが一方の端面で閉鎖され、第2の端面では、例えば第2端面に傾瀉堰を設けることから開放されてもよいことが明白である。また、サブカートリッジが2つ以上の沈降室も有してよいことが明白である。
閉鎖及び/又は開放した沈降室の利点及び機能を、このような開放、半分開放又は閉鎖した遠心機カートリッジ又は開放及び/又は半分開放及び/又は閉鎖したサブカートリッジの組合せの実施例について既に以上でさらに詳細に検討してきた。当業者は、この点に関して述べてきたことを、少なくとも2つの沈降室を有する遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジに容易に変形させることができる。
既に言及したように、沈降室は傾瀉堰によって、特に液相を排出するために流出開口及び/又は流出切り欠きを有する傾瀉堰によって形成することができる。傾瀉堰そのもの及びその特定の実施例は当業者によく知られており、したがってこの時点でさらに詳細に説明する必要はない。傾瀉堰の可能な特定の実施例の変形に関する検討については、特に図4aから図4cの説明を参照する。
本発明による遠心機カートリッジの別の特定の実施例では、沈降室自体をさらに少なくとも2つの分割室に分割することができ、沈降室は特にハニカム構造の形態で作製することができる。分割室によって遠心分離中に予め決定可能な量で固体ケークの自動的分割が可能であり、これはさらなる処理を大幅に容易にし、その結果、効率が大幅に上昇する。
特に、適切なプロセス管理及び/又は上述した特定の幾何学的形状の適切な組合せによって、つまり開放、半分開放及び閉鎖した遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジの組合せ及び/又は傾瀉堰の適切な使用によって、固体ケークを予め決定可能な量で自動的に分割することが可能であり、以前に挙げた組合せを適切に使用することによって、形成された部分は、様々な除湿程度及び/又は予め決定可能なコンシステンシ及び/又は様々な粒分布を有することができる。
沈降室及び/又は分割室は、異なる方法で形成することもできることが理解され、これは例えば1つ又は複数の傾瀉器ウォーム、特に適切に入れ子にするか、入れ子にしない傾瀉器ウォームにより形成するが、それに制限されない。
遠心機カートリッジの沈降室及び/又は分割室は、例えば異なるコンシステンシ及び/又は異なる除湿程度の部分を1つの同じ遠心機内で、1つの同じ作業ステップにて同時に作製し、分割できるように、等しいサイズ又は異なるサイズでよいことが明白である。したがって例えば、第1沈降室が第2沈降室より大きいか、第1分割室が第2分割室より大きい、或いはその両方でよい。
遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジの沈降室又は内部空間のサイズは、軸方向の範囲、つまり軸方向の長さの変動によって影響を受けるばかりでなく、直径又は半径、特に内径によっても当然決定されることが理解される。したがって、第1沈降室及び/又は第1サブカートリッジの第1半径が、第2沈降室及び/又は第2サブカートリッジの第2半径より大きいことが可能である。このような配置構成は、当業者に知られているように混合物の分離、つまり混合物を例えば沈殿した粒子のサイズ及び/又は重量などが異なる様々な固体ケークに分離することに特に適切である。この分離効果は特に、異なる沈降領域又は異なる沈降室の直径が異なり、遠心機の回転速度が同じであるせいで、異なる遠心加速度が適用されるという点で達成され、この効果はそれ自体よく知られており、既に遠心機の工学で詳細に検証且つ検討されてもいる。
実践にとって重要な実施例では、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジは、液相を排出するために、それ自体知られている方法で、半径方向の周囲の表面にフィルタ・スクリーンを含む。
遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジは、金属及び/又はプラスチックで、特に射出成形したプラスチック及び/又は複合材料で製造することができる。
特に、敏感な物質が例えば金属と接触してはならない場合、又は非常に高い純度要求が課された、又は最高の衛生基準を満足しなければならない物質を処理しなければならない場合は、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジ及び/又は遠心機ドラム自体の内壁を裏打ちすることができ、特にプラスチック、特に衛生的なプラスチックで裏打ちすることができる。
このプロセスで、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジのカートリッジ開口に密封手段を設けるか、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジを密封可能な容器として作製する、或いはその両方を実行することができる。密封手段は、例えば適切な材料のカバー、プラスチック箔又は別の適切な密封手段でよい。生成物と適合性がある液体も、沈降プロセスの終了後に沈殿した固体ケークに適用され、例えば密封膜の形態で硬化する密封手段として想定可能である。液体密封手段は、例えば、好ましくはまだ遠心機の運転中に、沈殿した固体ケークに、つまり生成物に適用され、したがって遠心機カートリッジ又はサブカートリッジは、遠心機が停止する時に既に気密密封されている。
密封は、中心の栓を介して、又は同様の器具によって実現することもでき、例えば次にその助けによりカートリッジを外すことができる。したがって、これらの器具は、個々のカートリッジばかりでなく複数のカートリッジも一緒に密封することができ、同様に個々に、又は一緒に除去且つ/又は設置することができる。他の解決法に加えて、特定の実施例としてスナップ留め又はクリック・システムのある設計が可能である。
密封した遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジは、遠心機内に形成された固体ケークが極端な純度基準に従う場合、又は非常に厳格な衛生状態が必要とされている場合に、特に有利である。
遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジがこのように密封した容器として設計される場合、密封されたカートリッジは、除湿を実行した後に、つまり混合物の圧縮又は遠心分離を実行した後に、カートリッジを開く必要なく、固体ケークを有害な環境の影響に曝露することなく遠心機から外すことができる。次に、遠心機からの取り外し時に、又は例えば輸送中に固体ケークの汚染が不可能な状態で、密封した遠心機カートリッジを、さらなる生産ステップに供給するか、密封した容器内にて遠心機で直接混合物を除湿するように注文した顧客に戻すことができる。
遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジの密封は、除湿すべき混合物を充填した直後に実行することができ、例えば充填開口として働く端面を、例えばカバー又は箔で密封し、その後でのみ除湿のために遠心機に入れ、当業者にそれ自体知られている適切な手段を設けて残りの液体を排出する。この手順は、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジが液相を排出するために自身のフィルタ・スクリーンを有する場合、特に適切である。
別の場合では、遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジは、遠心機内で除湿プロセスが終了した後でのみ適切に密封できることも理解される。
本発明はさらに、詳細に前述されているような遠心機カートリッジ及び/又はサブカートリッジを有する遠心機に関し、特に垂直に支持又は水平に支持された遠心機、特に不連続的に動作する遠心機、特に分離器、好ましくは管状遠心機、スクレーパ遠心機及び/又は連続的に動作する遠心機、特に傾瀉遠心機、滑動遠心機、プッシャ遠心機又は振動遠心機に関する。
本発明による遠心機カートリッジの前述した実施例は、例示としてのみ理解されるべきであり、特に、それらだけではないが、本明細書で説明した実施例のすべての適切な組合せが本発明に含まれることが理解される。
本発明を、図面に関して以下でさらに詳細に説明する。これは略図で図示されている。
図1aは、以下では参照番号1で指定された本発明による遠心機カートリッジがある遠心機を略断面図で示す。遠心機2は、それ自体知られている方法で遠心機ドラム21を含み、これは回転軸6の周囲で回転ドライブ2000によって駆動され、ハウジング200内で回転自在に支持され、分離すべき混合物3を入口管213を介して遠心機ドラム21内に導入することができる。本発明による遠心機カートリッジ1は、この例では液相5を排出するためにスクリーン211を有する遠心機ドラム21内に着脱自在に設置される。
動作状態では、分離すべき混合物3をそれ自体知られている方法で高速回転にて入口管213を介して遠心機ドラム21に導入し、固体ケーク4は遠心機ドラム21の高速回転によって加えられる高い遠心力により、遠心機ドラム21の内壁に付着し、液相5はフィルタ・スクリーン211を介して遠心機2のハウジング200内に排出され、排出管214を介して遠心機ハウジング200から除去される。
遠心機2の確実な動作を確保するために、遠心機カートリッジ1は、この場合には支持ボルト212として設計された支持手段212を介して遠心機ドラム21内に着脱自在且つ信頼性の高い方法で支持される。回転ドライブ2000に面する遠心機ドラム21の後方側に設けられた支持ボルト212が、遠心機ドラム21の対応する切り欠きに挿入され、したがって遠心機ドラム21の回転運動は、信頼性の高い方法で振動せずに遠心機カートリッジ1に伝達することができる。図によると遠心機ドラム21の頂部及び底部に設けられた支持ボルト212は、遠心機ドラム21の半径方向に遠心機カートリッジ1を支持し、したがって一方では全体的に遠心機ドラム21内で遠心機カートリッジ1の絶対的に確実な保持が確保され、他方では遠心機カートリッジ1を容易に信頼できる方法で組み付けるか、取り外すことができる。
図1aの実施例では、安定した自立式のドラム・ジャケット101を含む遠心機カートリッジ1が概略的な方法で図示されている。遠心機カートリッジ1、特にサブカートリッジ100も、多少自立的ではないドラム・ジャケット101を有することができ、これは当然、その周囲表面にて複数の支持ボルト212を介して支持されるか、ドラム・ジャケット101の表面全体にわたって遠心機ドラム21内で支持されることさえできることが理解される。この場合は、半径方向の支持ボルト212を場合によっては省略することができる。
図1bでは、ドラム・ジャケット101がない遠心機カートリッジ1の特定の実施例が図示されている。図1bの遠心機カートリッジ1は、基本的にカートリッジ軸111を含み、これは例えば遠心機2の回転軸6と一致し、ここに1つ又は複数の傾瀉堰8が配置構成され、したがって設置した状態で、遠心機ドラム21内に沈降室7が形成され、固体ケーク4が遠心機2の動作状態でここに沈殿することができる。ドラム・ジャケット101がない遠心機カートリッジ1は、遠心機ドラム21内に後者とともに回転するように配置構成される。遠心機カートリッジ1を遠心機ドラム21に回転状態で固定結合するために、対応する係留手段を設けることができる(図1bには図示せず)。
本発明による遠心機カートリッジ1のこの特に単純な実施例は、特に簡単に遠心機ドラム21に設置するか、そこから外すことができ、特に遠心分離手順の終了後に遠心機カートリッジ1を非常に簡単に空にすることができる。というのは、図1bの二重矢印で示すように、遠心機カートリッジ1を、カートリッジの軸に沿って遠心機ドラム21から簡単に引き出すことができ、同時に、沈殿した固体ケーク4を傾瀉堰8によって遠心機ドラム21から運び出す。
図1bによるドラム・ジャケット101がない遠心機カートリッジ1は当然、サブカートリッジ100でもよい、つまりドラム・ジャケット101がない遠心機カートリッジ1は遠心機ドラム21に直接配置構成するばかりではなく、当然、別の遠心機カートリッジ1内に、又はサブカートリッジ100内にさえ設けることが可能であることが理解される。
図1cは、図1bによるさらなる実施例である。基本的な違いは、図1bによる実施例では、沈降室7が傾瀉堰8ではなくウォーム80によって形成され、これはカートリッジ軸111に回転状態で固定接続され、動作状態では遠心機ドラム21とともに、又は既に上述した実施例に応じて、遠心機カートリッジ1とともに、又はウォーム80が内部に配置構成されたサブカートリッジ100とともに回転することである。
別の点では、すべての図面は単なる略図であり、特定の表示は実際の設置位置に関して特定の表示は提供しないことが理解される。つまり、明らかに水平位置に図示された遠心機ドラムは絶対的に現実では垂直構造でも動作することができ、その逆でもある。
図1aによる別の実施例が図2aに図示され、2つのサブカートリッジ100が回転軸6に対して軸方向で順番に遠心機2内に配置構成される。明快さのために、回転ドライブ200の入口管213の表示、支持手段212及びそれ自体知られている遠心機2のさらなる構成要素の表示は、図2aでは省略されている。
異なるサブカートリッジ100は、特定の場合に自身に関連する異なる機能を有することができる。したがって、例えば第1サブカートリッジ100では、沈殿した固体ケーク4を洗浄するか、水に流すことができ、第2ではできない、及びその逆である。したがって、複数のサブカートリッジ100を1つの同じ遠心機ドラム21及び/又は遠心機カートリッジ1及び/又はサブカートリッジ100に設けることが極めて一般的に可能であり、そこで異なるプロセス・ステップを実行するか、遠心分離の異なる機能を満足することができる。
図2aのサブカートリッジ100は、両端が開放したサブカートリッジ100として作製され、したがって混合物を例えば図の右側にあるサブカートリッジから左側にあるサブカートリッジへと移送することができる。既に上記でさらに詳細に説明した牽引効果は、傾瀉堰8の形態でその端面が作製された2つのサブカートリッジを有する図2aによる構造によって特に最小限に抑えられ、遠心分離プロセス毎の固体ケークの歩留まり又は遠心分離の効率は、2つのサブカートリッジ100によって室を形成することによって、大幅に向上する。このプラスの効果は特に、図3bの略図グラフに関して以下でさらに詳細に説明する。サブカートリッジ100及び遠心機カートリッジ1は両方とも、完全ジャケット・カートリッジ1、100及び/又は濾過カートリッジ1、100及び/又は相互濾過カートリッジ1、100又は異なるカートリッジとして、それ自体知られている方法で設計することができる。カートリッジ1、100の端面は当然、同様に濾過カートリッジとして、つまり既に言及したように相互濾過カートリッジ1、100としても作製することができる。
特定の実施例では、図2cで概略的に示すように排出路Dを閉鎖機構Vによって密封することができ、したがって第1方法ステップで相互濾過が停止される。これにより、2つのプロセス・ステップ、つまり濾過及び沈殿/圧縮を、図2cによる配置構成内のカートリッジ1、100内で順番に実行することができる。
図2aによる第2の実施例の区間が、図2bに概略的に図示されている。2対のサブカートリッジ100は、それぞれが混合物3を1対のサブカートリッジ1の一方から同じ対の隣接サブカートリッジ100へと交換又は移送するために相互に連絡し、遠心機ドラム21内に配置構成され、これは遠心機カートリッジ1又はサブカートリッジ100でもよい。図3の概略的実施例とまったく同様に、2つの個々のサブカートリッジ100の対を形成できるばかりでなく、3つ以上のサブカートリッジ100のカスケードも形成できることが理解される。
図2bの配置構成の特定の利点は、2つの混合物31、32又は固体ケーク41、42が沈殿し、相互に接触するようなことがなく、少なくとも2つの異なる、又は同様の混合物31、32を1つの同じ遠心機2内で除湿できることに存する。
少なくとも2つの異なる混合物31、32は、入口管213を通って遠心機2に導入され、入口管213は、混合物31、32が入口管内で相互に接触しないように設計される。これは、例えば図2bで概略的に示すように、入口管に少なくとも二重の壁を作製するか、複数の別個の部分管2131、2132を設けることで確保することができる。遠心機2への導入時に、異なる、又は同様の混合物31、32が相互に接触しないように、処理すべき混合物31、32と同数の部分管2131、2132を設けることが好ましい。
図2bで示す実施例では、混合物31、32が部分管2131及び2132を介して、図によると左側にある1対のサブカートリッジ100の個々のサブカートリッジ100に導入される。遠心分離中に、個々の混合物31、32の一部が、1対のサブカートリッジ100の個々の左手にあるサブカートリッジ100内で固体ケーク41、42として沈殿し、個々の混合物31、32の別の部分は、図によると右側にある1対のサブカートリッジ100の個々のサブカートリッジ100にさらに移送される。次に、混合物31、32の固体成分のさらに残りの部分は、個々の右手側サブカートリッジ100内に固体ケーク41、42として沈殿し、残りの液相5は、個々の右手サブカートリッジ100の端面にあるフィルタ・スクリーンを介して外側に排出される。
図3aでは、本発明による遠心機カートリッジ1又はサブカートリッジ100の実施例が傾瀉堰8とともに図示され、したがって遠心機カートリッジ1又はサブカートリッジ100の内部空間が、図3aの特定の例では3つの分離室7に分割される。この実施例は、既に上記でさらに言及し、図3bによりさらに詳細に説明するように、一方では有害な牽引を最小限に抑えるのに特に適切である。というのは、まだ沈殿していない粒子の制御されていない牽引が、遠心機カートリッジ1、100の内部空間にある追加の傾瀉堰8によって防止されるからである。他方で、異なる除湿程度及び/又は異なるコンシステンシ及び/又は異なる組成の固体ケーク4、例えば異なる粒子サイズの固体ケークが、適切な幾何学的形状を選択するか、適切なプロセス・パラメータを選択することで異なる沈降室8内で沈殿する。
図3bの図は、特に印象的な方法で牽引の抑制、及びそれによって大幅に向上した固体ケーク4の沈降効率、さらに図3による遠心機カートリッジによる固体ケーク4の明らかに改善した歩留まりを実証する。
固体ケークの歩留まりAを垂直の縦軸に入れ、遠心分離プロセスの時間tを水平の横軸に入れる。したがって、図3bのグラフは、遠心分離プロセスが実行される時間tに依存する沈殿固体ケーク4の総量を略図で示す。
曲線1000は、時間tに依存した固体ケーク4の歩留まりAを表し、これは一体で作製、つまり別個の沈降室7を有さないか、言い換えると単一の沈降室7のみで構成される遠心機カートリッジ1、100で達成される。曲線700は、同様の方法で固体ケーク4の歩留まりAを示し、これは図3aによる遠心機カートリッジ1、100で、つまり複数の沈降室7を有する遠心機カートリッジ1、100で達成することができる。
図3bから、一方で曲線700はほぼ開始から曲線1000よりはるかに急に増加することが明白に分かる。つまり、沈降プロセスは、複数の沈降室7がある遠心機カートリッジ1、100では、複数の沈降室7に分割されていない遠心機カートリッジ1、100より開始からはるかに速く実行される。つまり、複数の沈降室7がある遠心機カートリッジ1、100では、固体ケークの沈降がはるかに効率的に実行される。さらに、図3bから、固体ケーク4の合計歩留まりAも、複数の沈降室7がある遠心機カートリッジ1、100では1つの室のみで構成された遠心機カートリッジ1、100よりはるかに高いことも明白に認識することができる。これは、曲線700が常に曲線1000より上にあることから非常に明白に見ることができる。
これらの極めてプラスの効果は、特に沈降室7によって、懸念される牽引がほぼ完全に抑制可能であり、したがって固体ケーク4の沈降が、より速く、より効率的に実行され、合計歩留まりAを顕著に増大できるせいである。
図4aから図4bでは、それ自体知られている傾瀉堰8の3つの異なる実施例が、遠心機カートリッジ1、100で有利に使用することができる実施例で図示されている。図4aから図4bの傾瀉堰8は、例えば図3aで概略的に示すように、本発明による遠心機カートリッジ1、100内で遠心機2の回転軸6に対して順番に配置構成することができる。これで、傾瀉堰8は、遠心機カートリッジ内で軸6を中心に回転自在に配置構成され、したがって排出すべき液相5は、遠心機2の動作状態で傾瀉堰8の縁部83を越えて傾瀉することができる。
要求に応じて、液相5の排出及び/又は分離すべき混合物3の一部の一方の沈降室7から隣接する沈降室7への移送のために、所望の結果の意味でこれらのプロセスを最適化する特定の手段を設けることができる。これは、例えば様々な沈降室7内で固体ケーク4の所望のコンシステンシを設定し、維持するために、最適な沈降効率及び/又は沈降速度を達成することである。
これを達成可能にするために、図4aで示すような開口81を傾瀉堰8に設けるか、図4b及び図4cで概略的に示すように、切り欠き82を設けることができ、これは図4cで示すように、例えば歯で実現することもできる。
例えば図3aで示すように、遠心機カートリッジ1、100の軸方向に複数の傾瀉堰8を順番に配置構成した場合、軸方向に見ると開口81及び/又は切り欠き82の断面表面が重なるよう、2つの異なる傾瀉堰8の切り欠き82又は開口81を相互に対して配置構成するように、傾瀉堰8を順番に配置構成できるので有利であり、したがって開口及び/又は切り欠き82によって軸方向にあるタイプの貫通「通路」が生成される。別の実施例では、対照的に開口81及び/又は切り欠き82の重なった断面表面によって「通路」だけが形成されないように、第2傾瀉堰8によって第1傾瀉堰8の開口81及び/又は切り欠き82が覆われるように、傾瀉堰8を相互に対して配置構成するとさらに有利である。
さらに、羽根800又はリブ800のような器具800、又は液体を表面から外側へと半径方向に移送する他の措置800も傾瀉堰8に、又は傾瀉堰8に加えて設けることができる。このような器具800又は浸漬堰800のような措置800はそれ自体知られている。2つのサブカートリッジ100がある対応する配置構成が、図4dで概略的に図示されその機能を示す。混合物3は、さらに詳細に図示されていない器具を介して、表示によると左側でサブカートリッジ100内に導入され、懸濁した固体の混合物3の一部が、左手のサブカートリッジ100内に固体ケーク4として沈殿する。次に、混合物3の別の部分が、左手及び/又は右手のサブカートリッジ100の端面を介して、表示によると右手にあるサブカートリッジ100に入る。右手のサブカートリッジ100に入る混合物3は、最初に溢れリブ800を通してそれ自体知られている方法で遠心機2がより高い周速度になる方向で半径方向外側に押しやられ、これにより右手側サブカートリッジ100の沈降プロセスが明白に改善され、牽引の効果が大幅に低下する。
このように傾瀉堰8又は溢れリブ800に関する詳細な説明は当然、単に実施例として理解されたい。当業者には傾瀉堰8及び溢れリブ800の、及び遠心機の回転体室内におけるその配置構成の複数のさらなる実施例が十分に認識され、これは当然すべて、全部が適切な組合せで本発明による遠心機カートリッジ1、100内で有利に使用することができる。
図5a及び図5bでは、遠心機カートリッジ1又はサブカートリッジ100の2つの実施例が概略的に図示され、これは分割室9を含む。つまり、例えば分割室7がさらに分割室9に分割され、これは図5aで示すように、例えば長方形の幾何学的形状を有するか、特にハニカム構造の形態で作製するか、図5bで示すように異なる幾何学的形状を有することもできる。
分割室9は、図5bの実施例の着脱式管として設計することが好ましいが、そうである必要はない。つまり、分割室9が遠心機カートリッジ1、100内に解放自在に設置される。これにより、遠心分離中に、分割管として設計された分割室9内で予め決定可能な量の固体ケークの自動分割が可能であり、前記分割室は、既に予め決定した量で自動的に分割した状態で、個々に快適に取り外して、さらなる処理ステップへと供給するか、すぐに分割できる状態で顧客に入手可能にすることができる。
図6aは最終的に、この場合は個々に分解可能なサブカートリッジ100で実現される分離用配置構成を示す。図6aでは、例示によって3つのサブカートリッジ100が図示され、これは異なる内径R1、R2及びR3を有し、したがって分離すべき混合物3は、図6aの配置構成を使用して、それ自体知られている方法で分離可能である。つまり、異なる内径R1、R2、R3により、相応に異なったように顕著な遠心力も動作状態で異なるサブカートリッジ100に加えられ、したがって例えば異なるサイズの固体粒子が異なるサブカートリッジ100内に固体ケークとして沈殿し、それによって相互から分離される。つまり、異なるサイズの固体粒子が自動的に異なるサブカートリッジ100内に沈殿し、これは個々に、図6aの本発明による配置構成により個々に分解することができ、これは当然、固体ケークのさらなる処理を大幅に単純化するか、特定の場合にのみこれを可能にする。
最後に、様々な外径D1、D2、D3の分離用サブカートリッジ100が、図6bにさらなる変形として概略的に図示されている。サブカートリッジ100の様々な外径D1、D2、D3は、この実施例では、半径方向で外側に死空間101を個々に設け、これが回転軸6の方向に固体ケーク4の沈殿する沈降表面102を有することで実現される。分離すべき混合物3は、この方法で形成された様々な外径D1、D2、D3によって、図6bの配置構成を使用してそれ自体知られている方法で分離することができる。その理由は、様々な外径D1、D2、D3により、相応に異なったように強力な遠心力が、様々なサブカートリッジ100の動作状態で有効であり、したがって例えば様々なサブカートリッジ100内に、例えば異なる除湿程度を有する固体ケーク4及び/又は混合物3が一方のサブカートリッジから次のサブカートリッジへと移動可能な場合は、例えば異なる粒子サイズを有する固体ケーク4が沈殿し、それによって相互から分離することができる。つまり、異なる除湿程度の固体ケーク4及び/又は異なるサイズの固体粒子を有する固体ケーク4が、自動的に異なるサブカートリッジ100内に沈殿し、これはそれぞれ、図6bの本発明による配置構成により個々に分解可能であり、これは当然、固体ケークのさらなる処理を大幅に単純化するか、特定の場合にのみこれを可能にする。同様の、又は異なる外径を有する4つ以上のサブカートリッジ100を当然、設けることができるので有利であることが明白である。
本発明による遠心機カートリッジがある遠心機の図である。 ドラム・ジャケットがない遠心機カートリッジの図である。 図1bによるさらなる実施例の図である。 サブカートリッジがある遠心機の図である。 図2aによる第2の実施例の図である。 密封可能な排出路がある図2aによる第3の実施例の図である。 溢れ堰がある遠心機カートリッジの図である。 図3による遠心機カートリッジによって牽引を抑制する図である。 溢れ堰の実施例の図である。 図4aによるさらなる実施例の図である。 図4aによる第3の実施例の図である。 溢れリブがあるサブカートリッジの図である。 分割室がある遠心機カートリッジの実施例の図である。 着脱自在に設置した分割室がある図5aによる実施例の図である。 様々な内径の分離用サブカートリッジの図である。 様々な外径の分離用サブカートリッジの図である。
符号の説明
1 遠心機カートリッジ
2 遠心機
3 混合物
4 固体ケーク
5 液相
6 回転軸
7 沈降室
8 傾瀉堰
9 分割室
10 フィルタ・スクリーン
21 遠心機ドラム
31 混合物
32 混合物
41 固体ケーク
42 固体ケーク
80 ウォーム
81 開口
82 切り欠き
100 サブカートリッジ
101 ドラム・ジャケット
111 カートリッジ軸
200 遠心機ハウジング
211 スクリーン
212 支持ボルト
213 入口管
700 曲線
800 器具
1000 曲線
2000 回転ドライブ
2131 部分管
2132 部分管

Claims (14)

  1. 混合物(3)を固体ケーク(4)と液相(5)に分離する遠心機(2)の遠心機カートリッジにおいて、遠心機カートリッジ(1)が設置状態で前記遠心機(2)の回転軸(6)を中心に回転自在に支持される遠心機カートリッジであって、前記遠心機カートリッジ(1)を前記遠心機(2)内に、特に前記遠心機(2)の遠心機ドラム(21)内に着脱式に設置可能であることを特徴とする遠心機カートリッジ。
  2. 前記遠心機カートリッジ(1)がドラム・ジャケット(101)、特に自立式ドラム・ジャケット及び/又は自立式ではないドラム・ジャケット(101)を含む、請求項1に記載の遠心機カートリッジ。
  3. 前記遠心機カートリッジ(1)がサブカートリッジ(100)である、請求項1から2までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  4. 少なくとも2つの沈降室(7)が前記遠心機カートリッジ(1)内に設けられ、前記回転軸(6)に対して軸方向に順番に配置構成される、請求項1から3までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  5. 前記沈降室(7)が傾瀉堰(8)によって、特に排出開口(81)及び/又は液相(5)を排出する排出切り欠き(82)がある傾瀉堰(8)によって形成される、請求項1から4までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  6. 前記沈降室(7)が少なくとも2つの分割室(9)に分割され、前記沈降室(7)が特に、ハニカム構造の形態で作製される、請求項1から5までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  7. 傾瀉ウォームが設けられて前記沈降室(7)及び/又は前記分割室(9)を形成する、請求項1から6までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  8. 第1沈降室(71)が第2沈降室(72)より大きいか、第1分割室(9)が第2分割室(9)より大きい、或いはその両方である、請求項1から7までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  9. 前記第1沈降室(71)の第1半径(R1)が、前記第2沈降室(72)の第2半径(R2)より大きい、請求項1から8までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  10. 前記遠心機カートリッジ(1)及び/又は前記サブカートリッジ(100)にフィルタ・スクリーン(10)が設けられる、請求項1から9までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  11. 前記遠心機カートリッジ(1)及び/又は前記サブカートリッジ(100)が、金属及び/又はプラスチックで、特に射出成形プラスチック及び/又は複合材料で製造される、請求項1から10までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  12. 前記遠心機カートリッジ(1)及び/又は前記サブカートリッジ及び/又は前記遠心機ドラム(21)の内壁が裏打ちされる、特にプラスチック、特に衛生的なプラスチックで裏打ちされる、請求項1から11までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  13. 前記遠心機カートリッジ(1)及び/又は前記サブカートリッジ(100)のカートリッジ開口(11)に密封手段(12)が設けられるか、前記遠心機カートリッジ(1)及び/又は前記サブカートリッジ(100)が密封可能な容器(1、100)として作製される、或いはその両方である、請求項1から12までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ。
  14. 請求項1から13までのいずれか一項に記載の遠心機カートリッジ(1)を有する遠心機、特に水平又は垂直に支持された遠心機(2)、連続的又は不連続的に動作する遠心機(2)、特に管状遠心機(2)、スクレーパ遠心機(2)、傾瀉遠心機(2)、滑動遠心機(2)、プッシャ遠心機(2)又は振動遠心機(2)。
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